仮面ライダースーパー1
テンプレート:Pathnav テンプレート:告知 テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVDrama テンプレート:Infobox animanga/Footer 『仮面ライダースーパー1』(かめんライダースーパーワン)は、1980年(昭和55年)10月17日から1981年(昭和56年)9月26日まで、TBS系列で放映された毎日放送、東映制作の特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。仮面ライダーシリーズ第7作目に当たる。
放映時間は当初毎週金曜19:00 - 19:30であったが、1981年4月11日放送分(第24話)からは毎週土曜17:00 - 17:30(大阪地区)、毎週土曜7:00 - 7:30(東京地区、いずれもJST)にそれぞれ変更された。
目次
あらすじ
アメリカの国際宇宙開発研究所で、惑星開発用プロジェクトが進められていた。日本人男性・沖一也(おき かずや)は、自ら志願して改造手術を受け、惑星開発用改造人間・スーパー1となった。
スーパー1の存在を知ったテラーマクロ率いる暗黒国家「ドグマ」は、スーパー1の引き渡しを要求してきた。プロジェクトの責任者・ヘンリー博士がこれを断ったため、研究所はドグマによって全滅させられてしまう。一也はスーパー1に変身して生還するが、彼はまだ自力で変身できなかった。
変身の極意を得るため、日本に帰国した一也は、幼少期から老師のもとで鍛えていた赤心寺に身を隠し、赤心少林拳の奥義を身につけるべく、心身を鍛え上げた。そして半年後、老師の指示で100人組手の地獄稽古によって、遂に変身の極意を会得した一也。スカイライダーとともにネオショッカーと戦った谷源次郎から仮面ライダースーパー1=スーパーライダーの名を贈られ、人類の未来のために戦う。
概要
企画の経緯
前作『仮面ライダー (スカイライダー)』は第1クールの視聴率が伸び悩んだため、さまざまな番組強化策の検討が行われた。そのうちの1つが、新ヒーロー「仮面ライダーV9」の登場である[1]。スカイライダーと交替して主役になる案、2号ライダーとしてスカイライダーを補佐する案、劇場版で登場する案などがあったが、毎日放送が難色を示したことと番組の視聴率が向上したことで実施は見送られた。なお、この時点ですでにV9が宇宙飛行士という設定はできていた[2]。
その後、仮面ライダーV9は新番組企画として再構成された。前作の改善点として「戦い方に特徴を設ける」ことが挙げられていたため、「誕生の積極性、カンフーアクション、特殊能力を持つ5つの手袋」という3つの新要素が設定された。1980年7月から制作準備が本格化。7月17日に行われた主役の最終オーディションで、陸上自衛隊のレンジャー部隊に所属していた経歴を持つ高杉俊价が選ばれ、前作以上にアクションを重視する方向性を決めた[2]。なお、高杉以外の候補者として、のちに『大戦隊ゴーグルファイブ』で青山三郎(ゴーグルブルー)を演じた石井茂樹[3]や、次作『仮面ライダーZX』で主人公・村雨良を演じた菅田俊[2]、『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』で仮面ライダーガオウを演じた渡辺裕之もいた[4]。
特徴
スポンサーであるポピー(現バンダイ)の要請もあり、スーパー1はスピード重視であるVジェットとアクション用バイクであるブルーバージョンのオンロード・オフロード両タイプの2台のマシンを所有するライダーとなり、バイクアクションも前作以上に重視されることになった。
初期では番組終了後には普通の次回予告が流されたが、第13話から第19話の予告フィルムは、高杉が視聴者に拳法の呼吸法を教えるコーナーに替えられ、次回の話のタイトルコールと一部の映像のみが流された。またその際にかかるBGMも、従来のようにオープニングテーマのインストゥルメンタルではなく、前期エンディングテーマ「火を噴けライダー拳」のインストゥルメンタル版が使用された。
前作より引き続いて谷源次郎が登場しているため、設定上は前作までと繋がってはいるが、歴代ライダーの客演は劇場版の8人ライダーのみである。メインライターの江連卓によれば、視聴率や商品売り上げのために他のライダーも出してくれという注文はあったのだが、「沖一也の成長を描く上で、歴代ライダーの客演は必要ない」と判断したとのことである[5]。
初代『仮面ライダー』以来シリーズに関わってきたプロデューサーの阿部征司と平山亨、ナレーションの中江真司、音楽の菊池俊輔、アクションの大野剣友会、脚本家の伊上勝、監督の山田稔といったメンバーでのテレビシリーズの制作は本作品が最後で、単発作品を含めても本作品以降は『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』のみである。
スーパー1と「赤心少林拳」
沖一也役に抜擢された高杉は空手の有段者だったが、彼がレンジャー部隊出身と知った脚本家の江連卓が撮影開始間際に「赤心少林拳」の設定を追加した[6]。高杉はスーパー1役の中屋敷鉄也とともに、当時都下で道場を開いていた台湾人拳法家の龍明広の下で、「北派少林拳」の指導を受けている。これは、江連が個人的に龍明広に師事していたことによるものである[6]。
擬闘の岡田勝によると「赤心少林拳」と設定されつつも、少林拳からは見栄えのよいところだけを取り入れて、実際は空手の型のほうが多かったそうである。ただ、拳法という言葉があるだけでもアクションの質は異なり、「『スーパー1』は自分の中でもベストの仕事であり、大野剣友会の殺陣の完成形だと思う」と岡田は語っている[7]。
ローカル枠移行
『仮面ライダースーパー1』の評価は、放映開始直後に翌年の劇場用映画制作が決定するほど高かった。子供たちからは「デザインとアクションがかっこいい」と賞賛され、キャラクターショーの集客成績はシリーズ最高の人気だった『仮面ライダーV3』に迫るほどだった[2]。平均視聴率も前作を上回った(関東13.3%、関西19.6%)。
しかし、キー局であるTBSの番組改編に合わせる形で、第24話から放送枠を移動することになり、関西圏では土曜午後5時、関東圏において土曜朝7時に振り分けられてしまった。それによって児童層の視聴者が離れることを懸念したスタッフは番組の方針を一部変更。玄海老師や弁慶を退場させ、ジュニアライダー隊の登場、敵四大幹部のコミカルなやりとりなど番組内容を児童の視聴者によりアピールするものにした[1]。視聴率は激減というほどには下がらなかったが[6]、それでも北海道等一部地域ではローカル枠降格と同時に打ち切られる等負の影響は避けようもなく、3年目のテレビ放映の討議もされないままに、仮面ライダー第2期テレビシリーズは終了した[2]。後年、主演の高杉俊价が地方でファンと話したところ、放映時間帯の変更・一部地域での途中打ち切りを知らないままに「ドグマ編で終了した」と思っている人が多かったという[6]。
登場人物
仮面ライダースーパー1と仲間たち
- 沖 一也(おき かずや) / 仮面ライダースーパー1
- 本作品の主人公。27歳。アメリカ国際宇宙開発研究所に勤務する科学者。早くに両親を失い、研究所の所長ヘンリー博士に育てられた。
- 惑星開発用改造人間の被験者に志願して、その第1号となり「スーパー1」のコードネームを与えられる。
- 赤心寺の関係者と谷源次郎は一也がスーパー1であることを承知しているが、谷モーターショップの仲間にはジンドグマとの最終決戦前まで正体を伏せていた。
- ドグマの襲撃で研究所が壊滅したために、本来外部のコンピューターからの変身コマンドでのみ変身可能だった一也はスーパー1になる術を失ってしまう。しかし、秘拳・赤心少林拳の修行を積み、そこから得た呼吸法を用いて、自らの意思で変身を遂げられるようになった。最初にドグマの怪人を倒した時に居合わせた谷源次郎から仮面ライダーの名を贈られる。
谷モーターショップの面々とジュニアライダー隊
- 谷 源次郎(たに げんじろう)
- かつてスカイライダーと共にネオショッカーと戦った人物。ネオショッカーとの戦いが終わってからは「谷モーターショップ」の店長として平和に過ごしていたが、知人のヘンリー博士から一也の世話を頼まれ、半年後の一也との出会いをきっかけにドグマ、ジンドグマと戦う。若い頃に一也の両親に世話になっており、一也を実の息子のように見守っている。
- 小塚 政夫(こづか まさお)
- 谷モーターショップの店員。通称チョロ。チョロリンとも呼ばれる。谷やハルミと共に一也をサポートするが、とにかくお調子者で口も軽く、敵に捕まることも多い。実は昔は裏の世界でも有名な大泥棒で、体の関節を自在に外して、狭い場所に入り込める。第44話では、この特技のためにジンドグマに洗脳され、ロケット燃料の強奪に利用されそうになった。なお一也を兄貴と呼んでおり、尊敬しているからという理由で勝手に一也の後をついていくのが、捕まる主な理由。
- 草波 ハルミ(くさなみ ハルミ)
- 谷モーターショップの店員。一也に思いを寄せており、彼に協力してドグマ、ジンドグマと戦う。第13話で成人式をむかえている。後にジュニアライダー隊の隊長となり、隊の指揮を執る。
- 草波 良(くさなみ りょう)
- ハルミの弟。正義感の強い少年。一也を尊敬しており、彼から拳法を習っている。第24話にて木谷教授をジンドグマがさらった際ハルミや大助らとともに尾行、救出の一助となり、その礼として、同行した友人の分も合わせて教授から自転車を贈られる。この時ジュニアライダー隊の結成を発案、隊の中心的存在となる。
- 水沼マサコ(みずぬま マサコ)
- 第24話から登場。ハルミの親友でボランティア活動をしていた。ジンドグマの起こした事件に巻き込まれてからは、ジュニアライダー隊の副隊長兼通信係として働いている。
- 秋田 大助(あきた だいすけ)
- 第24話から登場。良の友人で、彼が発案したジュニアライダー隊の一員になる。隊で一番の巨漢。ジュニアライダー隊の隊員は全員スーパー1の顔を模した銀色のヘルメットとペンダントを付けており、赤い自転車に乗って行動する。
- 松岡 シゲル(まつおか シゲル)
- 第24話から登場。ジュニアライダー隊の一員。やせ形で、通称は「やせ」。
- 村山 マモル(むらやま マモル)
- 第24話から登場。ジュニアライダー隊の一員。口数が少なく冷静。
- 田中 タケシ(たなか タケシ)
- 第24話から登場。ジュニアライダー隊の一員。気が弱く、お調子者。
- 石川 ミチル(いしかわ ミチル)
- 第24話から登場。ジュニアライダー隊の紅一点で、気の強い少女。女児用の黄色い自転車に乗っている。
- 石川 マサル(いしかわ マサル)
- 第24話から登場。ミチルの弟でジュニアライダー隊の最年少隊員(彼が乗っている自転車だけ補助輪が付いている)。良たちからは「チビ」と呼ばれている。子供らしくワガママな性格のトラブルメーカーだが、彼の行動が事件解決につながることもある。
赤心寺
- 玄海 老師(げんかいろうし)
- 赤心少林拳の最高師範にして、一也の拳法の師である禅僧。老年だが拳法の腕は一也を上回っており、劇場版ではその豪拳で怪人ストロングベアを倒した。第23話でカイザーグロウの攻撃を受けて死亡。だが、カイザーグロウの弱点を見抜き、一也に伝えた。
- 弁慶(べんけい)
- 玄海の一番弟子を務める巨漢。一也を弟のように思っているが、拳法家として心を鬼にして、彼を厳しく鍛える。第23話でテラーマクロ親衛隊が放った矢から一也を守るべく盾となり絶命。
国際宇宙開発研究所
- ヘンリー博士
- 第1話のみ登場。アメリカ国際宇宙開発研究所の所長で、一也の育ての親。一也と同じく宇宙開発を人類全体の夢だと考えているものの、改造人間になることを志願した一也に「改造人間となれば、二度と人間には戻れない」と一度は拒んだ。しかし、それでも一也は恐れずに「自分は父の意志を継ぎたい」と志願し、その一途で純粋な思いを受け入れ、彼をスーパー1に改造した。その後ドグマへ拉致され協力を迫られたが拒否、谷に連絡を取り一也を託す。最期は怪人ファイヤーコングに研究所ごと爆破されて死亡。
- 第47話 - 第48話(最終話)では、国際宇宙開発局は富士の樹海に再建されていた。
ドグマ(ドグマ王国)
ネオショッカー壊滅後にB26暗黒星雲から現れた帝王テラーマクロ率いる闇の王国。動物モチーフでありながら機械的な外観を持つ改造人間を擁する。組織の構成員は「ドグマ拳法」と呼ばれる独自の格闘術を習得し、拳法家や忍者、ボクサーといった武術家を改造した怪人も多い。劇場版の地獄谷五人衆は「地獄谷拳法」を使う。加えてデストロン怪人のような機器の能力を併せ持つ怪人(エレキバスやカセットゴウモル、ツタデンマ)や空想上の動物をモチーフにした怪人(鬼のオニメンゴと龍のヤッタラダマス)など、ネオショッカー怪人よりも多彩な顔ぶれが揃っている。
また、その組織形態は従来の組織と一線を画しており、独自の司法、行政機関を持ち、警察や裁判所も存在する小国家的な性格を持つ。その目的は、この世から弱い者を抹殺して、美しい者や優れた人間たちによるユートピア(ドグマ帝国)の建設。
人間態の首領が怪人(改造人間か否かは明確ではない)に変身することや、大幹部の上に首領直属の親衛隊が存在することなど、前作までの敵組織と比較して特徴的な点が多い。シンボルマークは「横顔のカラス」を模している。数々の作戦をスーパー1によって阻止されメガール将軍も失ったテラーマクロはカイザーグロウの像の血を浴び、不死身の身体を得たカイザーグロウとなってスーパー1に挑むが倒され、ついにドグマは壊滅する。しかしB26暗黒星雲からは新たな組織がすでに地球に迫っていた。
『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』でバダン総統はドグマを影で操っていたことを明かしている。
- 帝王テラーマクロ
- ドグマの支配者。右目に機械の義眼をつけた老人の容姿をしている。その正体はネオショッカー大首領と同じくB26暗黒星雲からやって来た宇宙生命体。
- 怒りの鈴と呼ばれる鈴の音とともに姿を現し、怪人たちに命令を下す(その鈴の音は部下を苦しめ罰を与えるのにも用いられる)。国内某所の霊山にある宮殿で親衛隊に守られながら玉座に座して戦況を見守っており、最終決戦の時までほとんどそこを動くことはなかった。しかし、玄海老師に匹敵する程の拳法の達人であり、地獄谷と呼ばれる場所に道場を持つ。
- 地上にドグマの理想郷を築くことが目的で、優秀であると認めない人間はその存在すら許さない。ドグマ内では絶大なカリスマを誇っており、怪人のほとんど(謀反を企んだムカデリヤは例外)は断末魔に「テラーマクロ!」と叫ぶほどである。
- 続くジンドグマも同じくB26暗黒星雲出身だが、特に関連性は語られなかった。
- 劇場版の準備稿では、赤心寺に伝わる火の車の秘密を印した粘土板を狙って玄海老師の師匠に弟子入りし、師匠を殺害して粘土板を奪ったことにより玄海老師はドグマと立ち向かうことになったという設定が語られる予定であった[8]。
- カイザーグロウ
- テラーマクロが、宮殿に乗り込んできたスーパー1と戦うために、ドグマの守護神カイザーグロウの像に流れる血を浴びて不死身の体を得て変身した怪人。玄海老師や弁慶など、赤心寺の面々を抹殺し、スーパー1も一度は敗退させた。しかし、血を浴びた際に右肩にカラスがとまっており、そこだけ不死身になっていなかったことを玄海老師に看破されてしまった。ドグマでは聖なる鳥とされていたそのカラスはジンドグマの悪魔元帥が送り込んだスパイだったのである。玄海老師や弁慶を殺され怒りに燃えるスーパー1との再戦では、スーパー1に右肩を集中攻撃され、弱った末にスーパーライダー月面キックを受けて、「ドグマは永遠なり!」と叫びながら爆死した。
- 親衛隊
- テラーマクロを護衛するテラーマクロ直属の近衛兵。常にテラーマクロの傍に控え、時には帝王の意思の代弁者となる。メガール将軍と対等もしくは上の地位にあるようで、メガール将軍を見下したり、作戦に難癖をつけたりすることもあり、両者の間には常に険悪な空気が流れている。比較的高い戦闘力を持ち、剣や槍、弓矢を使って武装し、沖一也とも互角に戦った。最終決戦の際にも弓矢で弁慶を射殺しているが、その直後に玄海老師によって全員倒された。
- メガール将軍
- ドグマの幹部。テラーマクロに忠誠を誓い、怪人たちを指揮している。テラーマクロが登場しない回では実質上の最高司令官的に描かれていた。自分の影武者を複数用意しており、怪紳士に変装して市井に潜り込むこともあった。愛馬バラガに乗り、剣を使った騎馬戦を行う。
- その正体は5年前に消息を絶った国際宇宙開発研究所の科学者・奥沢正人。一也以前に惑星開発用改造人間の被験者に志願したが、改造手術は失敗し醜い怪人となってしまう[9]。絶望のあまり自殺しようとしたところをテラーマクロに誘われ、人間たちに復讐するためドグマに加わった。その後はドグマの将軍として、様々な悪事に従事していたが、婚約者・池上妙子の写真の入ったロケットは持ち続けていた。親衛隊とは犬猿の仲で、彼らを嫌い対立していた(22話ではテラーマクロの前で「お前たちの指図は受けぬ!」と反論した)。
- 最後は自ら出陣し、怪人死神バッファローに変身してスーパー1に決戦を挑んだ。そこにかつての婚約者・妙子が現れてスーパー1とともに「今の技術なら元に戻れる」と説得される。しかし、彼の頭部に埋め込まれていた服従カプセルの影響で、完全に自我を奪われスーパー1に襲い掛かり、戦いを止めるために説得を試みようとした妙子を殺害してしまう。怒りに燃えたスーパー1のスーパーライダー閃光キックを受け「ドグマよ永遠なれ!」の断末魔を上げて爆死した。
- 死神バッファロー
- メガール将軍が変身した怪人。黒煙の中から姿を現す。その正体は未熟な技術のせいで醜い姿になった、言わば惑星開発用改造人間0号であり、頭部にはドグマの服従カプセルが埋め込まれている。30tの衝撃を誇るショルダーアタックと鉄球を武器として、ドグマの怪人墓場でスーパー1に決闘を挑んだ。
- 青鬼指揮官テンプレート:Refnest
- 3話に登場。怪人エレキバスと共に埋蔵金発掘の作戦を担う冷徹な性格の幹部。最期は剣でスーパー1に挑むも、スーパーライダー諸手頚動脈打ちを受けて倒された。
- ドクター・ガイガン
- 9話に登場した。ドグマ超科学研究所・怪人製造チームに属する科学者。怪人製造の天才で厳選した蟹から怪人ガニガンニーを製造したが、親衛隊の不手際でガニガンニーに脱走されてしまう。以後の去就は不明。
- ゾルゲベール
- 14話に登場した悪魔博士と呼ばれる元ナチスの科学者で、様々な兵器を作り、ユダヤ人を虐殺するなどした。30年前に処刑され、研究の為にイギリスの頭脳研究所に脳だけが保存されていたが、それを盗み出したドグマの手によって復活させられる。ナチスが使用していた毒ガス・Rガスを使用する作戦を展開した。怪人ムカデリヤを唆して共にドグマ乗っ取りを画策する。
ドグマの戦力
- 怪人
- これまでの組織の怪人と比べて外見がメカニカルになっており、頻繁に電子音を発する。なお、ほとんどの怪人はドグマ拳法を身に付けており、頭部には服従カプセルが埋め込まれているため、ドグマに忠誠を誓っている。死ぬ直前にテラーマクロの名前を絶叫するのも大きな特徴である。
- ドグマファイター
- 体の90パーセント以上を機械化しているドグマの戦闘員で、剣が武器。単にファイターと呼称されることもある。電子音のような鳴き声を発するが、人語を喋ることも可能。このほか劇中では嗅覚の鋭さおよびそれが仇となる描写も描かれた。オートバイ部隊や科学者タイプ、ドグマ警察に属する者など、様々なバリエーションが存在する。ドグマ壊滅後、生き残った者はジンドグマに回収され、ジンファイターに再改造された。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』第28話(ライダーシリーズ通算1000回記念話)では元ショッカー戦闘員・千堂院の欲望から生み出された戦闘員軍団に混じって登場している。正体はヤミー(『オーズ』の怪人)。
ジンドグマ
ドグマ壊滅後に現れた、悪魔元帥と配下の四幹部によって支配された新たなる組織。ドグマと同じくB26暗黒星雲からの侵略者で、器物・日用品をモチーフにした怪人を操る。怪人が改造人間か機械生命体かは不明。組織の三大原則として「暴力、略奪、破壊」を掲げ、「ジンドグマに逆らう者は直ちに殺せ。必要なものは略奪し、不要なものは全て破壊せよ」というジンドグマ憲法に基づき、地球征服を企む。ジンドグマのマークはアルファベットのJをモチーフにしている。なお、劇中では描写されなかったが、ジンドグマは元々ドグマに属していた者のうち、途中でドグマから分裂した勢力によって結成されたという裏設定が存在する。 最終決戦では宇宙船ジュピタースーパー1を乗っ取り宇宙から新型爆弾を投下し一気に地球を攻撃しようとするがスーパー1に阻止され失敗した。そして悪魔元帥が変身したサタンスネークはスーパー1に倒され組織は全滅した。
『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』でバダン総統はドグマ共々影で操っていたことを明かしている。
- 悪魔元帥
- ジンドグマの支配者で、テラーマクロと同じくB26暗黒星雲から送り込まれた宇宙生命体。性格は冷酷非情極まりなく、人間よりも機械を絶対的に信じており、自らの体も機械化している。四大幹部を率いて非情な暗躍を次々実行させるが、幹部連の子供じみた功名争いには呆れた表情を見せる時もある。その正体は多頭蛇の怪人サタンスネーク。最終話で富士の樹海に再建された国際宇宙開発局を急襲、魔女参謀と共に宇宙船ジュピタースーパー1号を強奪し、これを使って宇宙から地球を攻撃しようとする。スーパー1を空気のない密室に閉じ込めて窒息させようとしたが、スーパー1自体が元々宇宙用に作られていたのを知らなかったこともあって、通用しなかった。
- サタンスネーク
- 悪魔元帥が変身したジンドグマ最後の怪人。まばゆい光に包まれて変身する。多数の蛇が絡みついた姿をしている。伸縮自在の蛇の首で敵の体を捕らえ、蛇の両眼からスネークビームを打ち出して攻撃する。最終話で変身してスーパー1に決戦を挑むが、奪われた稲妻電光剣で全ての首を跳ね飛ばされた末に体を貫かれた。最後はスーパー1を道連れにしようとしたが失敗、爆死した。
- 魔女参謀
- その名のとおり魔女のような妖艶な姿をしており、口から下は黒いヴェールで隠している[注 1]。強力な妖魔術を使いこなす他、変装術にも長けており、自らスパイ活動も行なう。狡猾な作戦と強力な怪人を駆使してスーパー1を苦しめた。持っている杖はキセルや吹き矢としても使用できる。残忍な性格ながら他の幹部連に作戦を非難された時に「シャラップ(黙れ)」と感情的になるなど、どこかコミカルな面があり、他の演じるギャグシーンも女性的である。ジンドグマ幹部連にかき氷をおやつとして出すシーンなどもあり、食事の準備などは妖怪王女より所帯じみた一面も見せた。最終話で悪魔元帥と共に国際宇宙開発局を占拠、怪人マジョリンガに変身した。
- マジョリンガ
- 魔女参謀が変身した超A級怪人。変身時の描写はサタンスネークと同じ。巨大な蝶に変身するほか、超能力で岩石を飛ばす。悪魔元帥が貸し与えた稲妻電光剣でスーパー1を襲い苦しめたが、逆にその剣で首元を貫かれた。最後は元の姿に戻り、ジンドグマの栄光を叫びながら爆死した。
- 幽霊博士
- 怪人の製造を担当している老科学者だが、前線で指揮を取ることもある。怪異な容姿に反してその性格はかなり間抜けで、時間や数字に細かく食い意地が張っていたり意地汚く子供じみているが、鬼火司令と妖怪王女が倒された時には彼らの死を悼み敵討ちを誓うなど仲間思いの一面も見せる。全身が白く、左腕と右足を機械化しており、幽体を操る能力も持つ。47話で超A級怪人ゴールドゴーストに変身。
- ゴールドゴースト
- 幽霊博士の変身。スーパー1の前に最初からこの姿で現れ、変身の様子は描かれていない。機械的な外見を持ち、赤い左目は自身の幻影を映し出す装置になっている。武器は左腕から発射するロケット弾。宇宙産の金色の猛毒カビを都内に降らせて黄金病を蔓延させる一方、人々に黄金病に感染した一也こそが感染源だと吹き込み、人々に一也を抹殺させようと捕らえさせた。しかし、一也は谷たちによって救われ、スーパー1の反撃を受ける。最後はレーダーハンドのレーダーアイを撃ち込まれて致命傷を負った所をスーパーライダー天空連続キックを受けて元の姿に戻り、自らの死を認めない遺言を残して爆死した。
- 鬼火司令
- 人骨をモチーフにした服をまとっている。電磁エネルギーを火炎に変えて、杖から発射する。豪気、攻撃的かつ短気な性格だが、部下をその気にさせて上手に使い、眼鏡に適った人物には鷹揚な一面を見せるなど武人的な気質の人物である。指揮する怪人にもその性格が反映された物が多い。その正体はジンドグマの超A級怪人オニビビンバ。46話で暗殺部隊「夜光虫」を率いてスーパー1を急襲。この攻撃でスーパー1の視神経メカを損傷させた。その直情的な性格から、他の大幹部連に比べると作戦の密度が粗かった。
- オニビビンバ
- 鬼火司令の本来の姿のジンドグマ超A級怪人。ベルトのスイッチを押して火花に包まれつつ変身する。妖怪王女と共にスーパー1を抹殺しようとした。武器は大鎌と背中のオニビビンババズーカ砲、右腕を変形させた火炎放射器。サタンドールと共にスーパー1をおびき出して倒そうとするが、視力を取り戻したスーパー1のスーパーライダー水平線キックによって倒された。
- 妖怪王女
- 顔に蝶を象ったマスクをつけた女性幹部。気まぐれでイタズラ好きな性格をしており、作戦も遊び半分で行なっている。人間の美女に化けたが、それ以前の彼女自身の素の状態でもスタイルは抜群である。プライドがとても高く、自分を辱めた者に対しては一切容赦しない。悪魔元帥や他の3大幹部に比べると、ジンドグマが目指す恐怖政治などの俗な目標には、それほど興味が無いようで、むしろ人間が混乱する様子を愉しむ愉快犯的な面が目立った。46話で超A級怪人サタンドールの正体を現した。
- サタンドール
- 妖怪王女が変身した超A級怪人。変身の際は妖しい光を伴う。強大な念動力でスーパー1の肉体をも操り、瞬間移動能力で相手を翻弄する。フランス人形に変身して、谷モーターショップに潜入、谷たちにケガを負わせた。そしてジュニアライダー隊を人質に取り、オニビビンバと共に失明したスーパー1を倒そうとするが、スーパーライダー水平線キックで返り討ちにされた。軽い性格のように見えて、芯の強い部分があり、怪人体変身後も己の信念から、最後まで打倒スーパー1と自分の無念を晴らすことを捨てずに、それを遺言として残した。
- 怪人態は着ぐるみではなく、妖怪王女役の吉沢自身が演じている(声は別人が吹き替えている)。
ジンドグマの戦力
- 怪人
- 地球上の道具や機械をモチーフに作られた怪人たち。ユニークな外見をした者が多いが、その能力は極めて高く、スーパー1は何度も窮地に追い込まれた。知能はさほど高くないものの人間の言語を流暢に喋ることができる。
- ジンファイター
- ジンドグマの戦闘員。ドグマのファイターを再洗脳、強化したもので、新たに顔に銀色のマスクが着けられ、体には銀色の線が入った。人間に変身する能力を持つ。ドグマファイターとは異なり電子音のような鳴き声を発しない。鬼火指令配下の暗殺部隊・夜光虫や、悪魔元帥直属の親衛隊も存在しており、こちらは顔が金色に染められている(親衛隊は47話から登場)。
仮面ライダースーパー1
沖一也が変身する、惑星開発用に唯一平和目的で改造された仮面ライダー。基本カラーは銀色。 モチーフはハチであり、スーパー1の目「Sアイ」は「ハチの目」に擬されている[10]。
惑星開発用として両足の重力制御装置により、ジャンプ力は測定不能(重力制御装置を用いない場合は100m)。改造による機械部分は全身の7割である。変身に必要な風のエネルギーを取り込むために、ベルトの風車「サイクロード(サイクロイド)」が展開する。なお、主動力自体は体内の小型原子炉である[10]。
宇宙空間での活動を想定し、体内熱を逃がす伝導体が両腕・両足にある銀の凹凸ラインで循環しており、排熱に神経を使った設計となっている。また吐き出した息を再生利用する循環型酸素ボンベで1か月の連続宇宙活動が可能。
谷モーターショップのある町の地下に秘密基地を持っており、そこにあるチェックマシンでメンテナンスを行なう。チェックマシンは八角形の透視装置で一也の内部メカをチェックし、故障箇所があればレーザー光線で修理するが、ダメージを受けた箇所にはレーザーシャワーで施す。
スーパー1および怪人の造形や美術全般は造形会社「コスモプロダクション」が担当した。
専用ツール
- サイクロード[11][12][13](サイクロイド[14])
- スーパー1の変身ベルト。変身時にバックルカバーが展開し、風車が回転する。
- ファイブハンド
- 元々は惑星開発用ツールとして開発されたスーパー1の特殊装備。その名の通り5種類の腕(肘から下のグローブ部分)を換装し、武器として使用する。「チェンジ・●●ハンド!! 」の掛け声とベルトの腰にあるファイブハンドボックスに両手でスイッチに当てて瞬時に転換装着される。
必殺技
とどめのキック技に関しても拳法家の設定が活かされ、空中で赤心少林拳の型を決めながら“スーパーライダー”の名を冠した各種キック技を使う。
- スーパーライダー月面キック
- 空中で一定の型を決め、その後で空中を飛び回り一瞬の隙をついてキックを決める。最も多用された必殺技で、カイザーグロウ(帝王テラーマクロ)を倒した技でもある。
- スーパーライダー閃光キック
- 空中で一定の型を決め、その後超高速のキックを繰り出す。死神バッファロー(メガール将軍)を倒した技でもある。なお、バリエーションとして、閃光キックやスーパーライダー稲妻閃光キックも存在する。スーパー閃光キックと呼称されたこともある。
- スーパーライダー旋風キック
- スーパーライダー閃光キックと同じ要領であるが、相手にはスーパー1の姿がぶれて見えるらしい。一度だけ、旋風スーパーキックと呼称されたがそれは仮面ライダーを名乗る前の事である。
- スーパーライダー梅花二段蹴り
- 梅花の型を習得したスーパー1が、ギョストマと再戦した時に放った技。空中で一定の型を決め、その後で前方宙返りを数回してから二段蹴りを決める。
- スーパーライダー日輪キック
- 空中で一定の型を決めた後、頭部に三度蹴りこんで、更に背面ジャンプをしてからとどめのキックを決める。
- スーパーライダー月面宙返りキック
- 空中で一定の型を決め、月面宙返りをしてからキックを決める技
- スーパーライダー十字回転キック
- 空中で一定の型を決め、その後大の字になって、前方宙返りしてからキックを決める技。
- スーパーライダー旋風二段蹴り
- スーパーライダー稲妻旋風キック
- スーパーライダー旋風キックの強化バージョン。
- スーパーライダー反転三段キック
- 空中で一定の型を決め、その後で両足キック、さらに背面ジャンプで反転、三段蹴りを決める。
- スーパーライダー水平線キック
- 回転系の蹴りではなく真一文字に打ち抜くキック。
- スーパーライダー天空連続キック
- 赤心少林拳諸手打(せきしんしょうりんけんもろてうち)
- 敵の頭部を挟み込む様に両側頭部に手刀を浴びせる。劇場作品で使用。赤心少林拳は「梅の花」をベースとした拳法で変身ポーズの決め手に行われる型は「梅の花」を指している。
- 赤心少林拳合掌(せきしんしょうりんけんがっしょう)
- 合掌し精神統一により敵の幻術を破ったり、分身の術を使う相手の本体を見抜く技。機能的にはストロンガーの「カブトキャッチャー」と同等だが、内部機能ではなく沖一也(スーパー1)の精神が左右する。
専用マシン
- Vマシンテンプレート:Refnest / Vジェット
- 重量:450kg
- 最高時速:600km(Vマシン)、1340km(Vジェット)
- 最高出力:2000馬力
- 一也の愛用マシン。元々はヘンリー博士が開発した惑星開発用マシンで、原子力エンジン「マイクロ・ソーラー・システム」を動力源としており、10km先まで見えるヘッドライト・パワーサーチャー、無人走行を可能とする自動航行コンピューター、モニターやテンキーが配備されたインストルメントパネル、高性能レーダー、スーパー1と連動している脳波追跡装置などを装備している[15]。オンロードでの走行を得意としており、偵察や敵の追跡に使用される。高速で走行できる反面、悪路には弱く、戦闘には使用されなかった。
- スイッチを入れるとジェット推進装置や安定翼が展開して高速走行形態であるVジェットに変形する。マシンの製作に当たっては当初、エンジンを覆うように両側面にもカウリングがあったが、地面に足をつける妨げとなることや、重量が過大になることからオープニングや第1話だけで取り外された[15]。Vジェットの名称自体は当初から存在していたが、序盤の劇中ではどちらの形態もVマシーンと呼ばれていた[15]。変形後を区別するために『テレビランド』編集部発行のメール新聞「少年仮面ライダー隊ニュース」第15号で[16]Vジェットと表記したことがきっかけで、テレビ本編でも名称を使い分けるようになった[15]。
- 撮影用のマシンは2台用意された。1台は電動変形ギミックが仕込まれていたが、車両本体のバッテリーで変形のためのモーターも起動していたため、度々バッテリー上がりを起こし、また450kgを超える車体重量のため、運用性は高くなかったという。もう1台はVマシーン形態で固定されていたが、撮影にはほとんど使われなかった[15]。
- ブルーバージョン
- 全長:2850mm
- 重量:300kg
- 最高時速:500km(ブースター使用時:800km)
- 一也のもう一つの愛用マシン。Vジェットと同じく元々は惑星開発用に作られたもので、その名のとおり青い車体をしている。動力はVジェットと同じ原子力エンジン。普段は地下基地で待機しており、車体後部のアンテナでスーパー1の出す指令電波を受けて、どこへでも駆けつける。オフロード用のマシンでVジェットよりもスピードは落ちるが、悪路には強く、戦闘でも活躍する[15]。47話では体当たり技・スーパーライダーブレイクを使用。
- 撮影用車両はレース用のモトクロッサーを使用。走行性能が高く、エンディングに見られるように特にジャンプ力に優れ水平40m、高さはビルの2階程まで跳べたという。反面、「車高が高いので扱いにくい」という声が出された。そのため、第22話から前作『仮面ライダー』のスカイターボのベースと同じ市販オフロード車に変更された。スカイターボそのものを改良して作られたという説もあるが、バイクスタントの谷澤実によると同じ車種の別車両だったそうである[17]。2台目はフロントカウル内のメカが省略されており、フロントのVマークが赤である点、またスイングアームの形状やサスペンションの取り付け位置から別車両であることが判断できる。初代車両は、第47話のゴールドゴースト戦でのみ復帰した。
他作品での活躍
- 『仮面ライダーZX』
- TVスペシャル『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』に登場。本作同様、スーツアクターは中屋敷鉄也。本作の最終回(第48話)で宇宙に旅立ったが、悪の組織バダンが開発した時空破断システムのエネルギー源・バダンニウム84の輸送を阻止するため、地球に帰還。風見志郎(V3)や結城丈二(ライダーマン)と合流し、村雨良(ZX)と出会って仮面ライダーとしての境遇を語っていく。
- 『仮面ライダーBLACK RX』
- 第41話から第47話(最終回)に登場。声は岸野一彦。アメリカ大陸の東半分をクライシス帝国から守っていた[18]。クライシスの日本総攻撃を予期し、アリゾナを拠点にアメリカ大陸の西半分を守っていた1号ライダーのもとに集結。共同での特訓を経た後に帰国し、RXと共闘する。第44話ではRX救出の際に、目くらましのため冷熱ハンドで敵の足元を撃った。
- 『仮面ライダーディケイド』
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』と『仮面ライダーW』とのクロスオーバー作品『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』に登場。声は根本幸多。スーツアクターは渡辺淳や高田将司など。
- 劇場版では、冒頭のライダートーナメント決勝で、V3やBLACKと共に「昭和ライダー」チームの一員として登場。ディケイド、ディエンド、クウガと対戦し、劇中で「四段旋風蹴り」をディケイドとクウガに放つ。終盤では大ショッカーに苦戦するディケイドたちを助けるため再登場。ファイブハンドの使用はない。
- 『仮面ライダーW』とのクロスオーバー作品では、冒頭でディケイド激情態と戦うが「クロックアップ」で空中に飛ばされ「ディメンションキック」を受けて爆発。その後カブトと共にライダーカードに封印されてしまう。ファイブハンドの使用はないが、戦闘後にカブトのカブトホーンと共にスーパーハンドが残骸として残される。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』
- 『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品に登場。ショッカーに苦戦する1号、2号、電王、NEW電王、オーズを助けるため他のライダーと共に登場。ショッカー首領との決戦では、エレキハンドを装備していたが、使用することはなかった。
- 『仮面ライダーフォーゼ』
- テレビ本編第2話では、ドクマファイターと戦闘している場面の映像が動画投稿サイトに投稿されている。また、主役ライダーである仮面ライダーフォーゼは「宇宙」、メテオは「拳法」と、スーパー1の要素を分けて受け継いでいる。
- スーパーヒーロー大戦シリーズ
- 第1作『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では終盤に登場。第2作『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』では、中盤でスペースショッカーに苦戦する宇宙刑事ギャバン(typeG)を救うべく、ディケイド、フォーゼ、メテオ、超新星フラッシュマン、特捜戦隊デカレンジャーと共に参戦する。スーツアクターは横山一敏など。
- 映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
- 1回目はアマゾンライダーとともに仮面ライダーバロン(マンゴーアームズ)を倒し、2回目はエレキハンドを装備して仮面ライダーアギト(トリ二ティフォーム)と戦いライダーシュートとスーパーライダー閃光キックの衝撃で共にロックシードに変化してしまうが、終盤で復活し、バダン帝国と戦い、平成ライダーとの最終決戦では仮面ライダー龍騎や仮面ライダーカブト(ライダーフォーム)と戦った。声は神谷浩史が担当。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 沖一也 / 仮面ライダースーパー1 - 高杉俊价
- 小塚政夫(チョロ) - 佐藤輝昭
- 草波ハルミ - 田中由美子
- 草波良 - 早川勝也 (2 -)
- 玄海老師 - 幸田宗丸 (2, 10, 12, 13, 17, 23)
- 弁慶 - 西山健司 (2, 10, 12, 13, 17, 23)
- 水沼マサコ - 永塚りえこ (24 -)
- 秋田大助 - 田中和則 (24 -)
- 松岡シゲル - 渡辺忠臣 (24 -)
- 村山マモル - 岩城歩 (24 -)
- 田中タケシ - 萩原等司 (24 -)
- 石川ミチル - 中村和泉 (24 -)
- 石川マサル - 荻堂盛幸 (24 -)
- 帝王テラーマクロ - 汐路章 (1 - 23)
- メガール将軍 - 三木敏彦 (1 - 22)
- 悪魔元帥 - 加地健太郎 (23 -)
- 魔女参謀 - 藤堂陽子 (23 -)
- 幽霊博士 - 鈴木和夫 (23 - 47)
- 鬼火司令 - 河原崎洋夫 (23 - 46)
- 妖怪王女 - 吉沢由起 (23 - 46)
主なゲスト
括弧内の数字は出演回。
- ヘンリー博士 - 大月ウルフ (1)
- 坂田研究員 - 川島一平 (1)
- 研究員 - ウイリー・ドーシー (1)
- 研究員 - 森祐介 (1)
- 猿渡剛介(ファイヤーコング) - 石橋雅史 (1, 2)
- 柏木道場師範 - 荻原賢三 (2)
- 白鳥 - 森章二 (3)
- 白鳥さゆり - 内海和子 (3)
- 青鬼指揮官 - 新海丈夫 (3)
- イスマエル王子 - 石田信之 (4)
- 菅原恵子 - 里見和香 (4)
- 侍従 - 松尾文人 (4)
- 神父 - 岩城力也 (4)
- 茜 - 佐藤知多子 (5)
- 茜の兄(カメレキング) - 大橋一輝 (5)
- 山下博士 - 池田鴻 (7)
- 山下博士の妻 - 会田由来 (7)
- 山下健一 - 根岸智夫 (7)
- 海野広吉 - 坂口芳貞 (8)
- 海野の妻 - 中真千子 (8)
- 海野マサル - 萩原等司 (8)
- ドクター・ガイガン - 平松慎吾 (9)
- 学者 - 川部修詩 (10)
- ジョー鰐淵(ジョーズワニ) - 三井恒 (11)
- 佐野博士 - 松本朝夫 (11)
- X9を置引きする青年 - 吉宮慎一 (11)
- 大石秀人(ライギョン、ギョストマ) - 大西徹哉 (12, 13)
- 喰い逃げの男 - 星純夫 (12)
- ゾルベゲール博士 - 当銀俄喨 (14)
- 小針正(ライオンサンダー) - 宮川不二夫 (15)
- 尾谷健一郎 - 杉浦龍彦 (17)
- 大予言教教祖(ヤッタラダマス) - 田中和洋 (18)
- ミツル - 大栗清史 (19)
- 東山所長 - 小笠原弘 (20)
- 東山ヒロコ - 足立美江 (20)
- 作業員(ツタデンマ) - 三重街恒二 (20)
- 池上妙子 - 松香ふたみ (22)
- 黒田所長 - 依田英助 (22)
- 木谷教授 - 吉水慶 (24)
- 東西航空社長 - 入江正徳 (25)
- 東西航空社員 - 松尾文人、山本武 (25)
- 書店の主人 - 相馬剛三 (27)
- 山本博士 - 小倉雄三 (28)
- 雨男(アマガンサー) - 瀬下和久 (29)
- 黒ずくめの男(マッハローラー) - 宍戸久一郎 (30)
- スプレーに吸い込まれる少年 - 神谷政浩 (31)
- 古賀長官 - 柄沢英二 (32)
- 古賀慎一 - 横山玄一郎 (32)
- 大田 - 簗正昭 (35)
- ピエローヤ(ハサミンブラッド) - 篠田薫 (36)
- 岡田トモジ - 若松誠 (37)
- 今川ノリオ - 井浦秀智 (37)
- フォンダ博士 - ラセム・ワハブ (39)
- テリー - テリー・ベルグ (39)
- ジョー吉田(キーマンジョー) - ジャック吉田 (41)
- No.0044 - 北九州男 (42)
- パーティ出席者 - 二家元辰巳 (42)
- 尾崎理於奈 - 長沢大 (43)
- 栗田博士 - 川端真二 (44)
- 南原健(ショオカキング) - 坂本裕 (45)
スーツアクター
- 仮面ライダースーパー1[19] - 中屋敷鉄也
- 仮面ライダースーパー1(7,8話代役,劇場版の一部)[19]、怪人[19] - 河原崎洋夫
- 仮面ライダースーパー1(11 - 13, 30, 31話の一部、9, 10, 43 - 46話代役)[19] - 橋本春彦
- 仮面ライダースーパー1(代役)[20] - 岩井潤一
- 仮面ライダースーパー1(トランポリン)[19]、怪人[19] - 上田弘司
スタッフ
- 原作 - 石森章太郎(石ノ森章太郎)
- 連載 - テレビマガジン、おともだち、たのしい幼稚園、テレビランド、冒険王
- 資料担当 - 青柳誠
- プロデューサー - 平山亨、阿部征司
- 脚本 - 江連卓、土筆勉、鷺山京子、熊谷節、伊上勝、富田祐弘、吉田耕助
- 監督 - 山田稔、広田茂穂、佐伯孚治、小西通雄、田中秀夫、奥中惇夫、冨田義治
- 中国拳法指導 - 龍明広(北派少林拳)
- 空手指導 - 渡辺安章(第1 - 23話)
- 技斗 - 岡田勝
- 音楽 - 菊池俊輔
- 音楽協力 - あんだんて
- 撮影 - 小林武治、松村文雄、瀬尾脩、加藤弘章
- 照明 - 戸塚和夫、国本正義
- 美術 - 丸山裕司、宮国登
- 助監督 - 山田純生、伊藤一男
- 仕上製作 - 映広音響
- 録音 - 太田克己
- 編集 - 菅野順吉
- 効果 - 今野康之(スワラプロ)
- 選曲 - 茶畑三男
- 記録 - 栗原節子、安部伸子、森美禮
- 撮影助手 - 川合俊二、岩城利男
- 照明助手 - 諸星輝夫、三膳惣計、磯野雅宏
- トランポリン - 上田弘司
- 装置 - 内藤靖夫、中村文栄、江田豊
- 装飾 - 大晃商会
- 衣裳 - 東京衣裳
- 美粧 - 入江美粧
- 操車 - スリーチェイス
- キャラクター製作 - コスモプロダクション
- 合成 - チャンネル16
- 車輌制作 - 十和モータース
- 協力 - スズキ自動車
- 現像 - 東映化学
- (株)特撮研究所
- 進行主任 - 小迫進、橋本寛
- 制作事務 - 川原一哲、伊藤浩
- 制作担当 - 佐久間正光
- ナレーター - 中江真司
- 制作著作 - 毎日放送、東映
放映ネット局
後述の枠移動を受けて打ち切られた局もある。枠移動後の放送時間はここでは明記しない。
- 関西広域圏 MBS 毎日放送(制作・幹事局)
- 関東広域圏 TBS 東京放送(現:TBSテレビ)
- 北海道 HBC 北海道放送
- 青森県 ATV 青森テレビ
- 岩手県 IBC 岩手放送(現:IBC岩手放送)
- 宮城県 TBC 東北放送
- 秋田県 ABS 秋田放送
- 山形県 YBC 山形放送
- 福島県 FTV 福島テレビ
- 新潟県 BSN 新潟放送
- 山梨県 UTY テレビ山梨
- 富山県 KNB 北日本放送
- 石川県 MRO 北陸放送
- 福井県 FTB 福井テレビ
- 長野県 SBC 信越放送
- 静岡県 SBS 静岡放送
- 中京広域圏 CBC 中部日本放送(現:CBCテレビ)
- 鳥取県・島根県 BSS 山陰放送
- 岡山県・香川県 RSK 山陽放送 + RNC 西日本放送
- 広島県 RCC 中国放送
- 山口県 TYS(現:tys) テレビ山口
- 徳島県 JR→JRT 四国放送
- 愛媛県 RNB 南海放送
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県 RKB RKB毎日放送
- 長崎県 NBC 長崎放送[注 2]
- 熊本県 RKK 熊本放送
- 大分県 OBS 大分放送
- 宮崎県 MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 MBC 南日本放送[注 3]
- 沖縄県 RBC 琉球放送
音楽
主題歌
仮面ライダーシリーズは基本的にオープニング、エンディングの歌詞表示は無いが、本作品では前作『仮面ライダー (スカイライダー)』の後期に引き続き歌詞表示が行われた。ただ前作とは異なりカタカナ語もひらがなで表記されていた(「ジュニアライダー隊の歌」は除く)。
- オープニングテーマ「仮面ライダースーパー1」
- 作詞:石森章太郎 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:高杉俊价、こおろぎ'73
- エンディングテーマ
- 「火を噴けライダー拳」 (第1 - 23話)
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:高杉俊价、こおろぎ'73
- 「ジュニアライダー隊の歌」 (第24 - 48話)
- 作詞:赤井圭 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:水木一郎、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
挿入歌・イメージソング
作曲は全て菊池俊輔。前作に引き続き、武市昌久(「いちひさし」名義)が編曲で参加した。本作品の主題歌・挿入歌LPは『太陽戦隊サンバルカン』の主題歌・挿入歌LPと同時期に発売され、編曲者(いちひさし)、挿入歌の歌唱者(水木一郎)、バックコーラス陣(こおろぎ'73、ザ・チャープス、コロムビアゆりかご会)と、共通点が多い。なお、主演俳優が挿入歌を担当するのは本作品がシリーズ初である。
- 「無敵の勇者スーパー1」
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:高杉俊价、コロムビアゆりかご会
- 怪人との決戦シーンで頻繁に使用された。
- 「夢の流れ星」
- 作詞:石森章太郎 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:いちひさし / 歌:水木一郎
- 「秘伝赤心少林拳」
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:高杉俊价、コロムビアゆりかご会
- 「世界にひとり」
- 作詞:石森章太郎 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:いちひさし / 歌:水木一郎、こおろぎ'73、ザ・チャープス
- 「ファイブハンドロック」
- 作詞:赤井圭 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:いちひさし / 歌:高杉俊价、コロムビアゆりかご会
- 「行け!スーパーマシン」
- 作詞:八手三郎 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:いちひさし / 歌:高杉俊价、コロムビアゆりかご会
- 「九人ライダー永遠に」
- 作詞:赤井圭 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:水木一郎、こおろぎ'73
放映リスト
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1980年 10月17日 |
1 | 惑星用改造人間の大変身 | 江連卓 | 山田稔 | |
10月24日 | 2 | 闘いの時来たり! 技は赤心少林拳 | |||
10月31日 | 3 | 行け! 地の果て ドグマの黄金郷 |
|
広田茂穂 | |
11月7日 | 4 | 走れ一也! ドグマ死の結婚行進曲 |
|
土筆勉 | |
11月14日 | 5 | 跳べ一也! 悪魔のマシーンレース |
|
山田稔 | |
11月21日 | 6 | 助けて― くもの巣館の恋人たち |
|
江連卓 | |
11月28日 | 7 | ドグマ式生きているコンピューター | 鷺山京子 | 佐伯孚治 | |
12月5日 | 8 | 闘え一也! 死のドグマ裁判 |
|
土筆勉 | |
12月12日 | 9 | 見たぞ!! ドグマ怪人製造工場の秘密 |
|
江連卓 | 小西通雄 |
12月19日 | 10 | 危うし! 悪魔のクリスマスプレゼント |
|
土筆勉 | |
12月26日 | 11 | SOS! 一也よ、ドグマに協力せよ!! |
|
熊谷節 | 山田稔 |
1981年 1月9日 |
12 | 強敵あらわる! 赤心少林拳敗れたり |
|
江連卓 | |
1月16日 | 13 | 見つけたり! 必殺"梅花"の技 | |||
1月23日 | 14 | ドグマ全滅? 悪魔博士の笑いガス |
|
土筆勉 | 田中秀夫 |
1月30日 | 15 | 天才怪人対ライダーの知恵くらべ |
|
熊谷節 | |
2月6日 | 16 | 助けて! 一ツ目怪人が襲ってくるよ |
|
江連卓 | 佐伯孚治 |
2月13日 | 17 | 一也の血が欲しい! 不思議な剣が呼ぶ |
| ||
2月20日 | 18 | ファイブ・ハンド チェンジ不能!! |
|
土筆勉 | 奥中惇夫 |
2月27日 | 19 | 悪魔の学習塾!! 恐怖のラジカセ怪人 |
|
鷺山京子 | |
3月6日 | 20 | 君の家に! ドグマの電話が今夜鳴る |
|
伊上勝 | 山田稔 |
3月13日 | 21 | 緊急指令! ファイブ・ハンドを奪え!! |
|
江連卓 | |
3月20日 | 22 | 怪人墓場の決闘! メガール将軍の最期 |
|
小西通雄 | |
3月27日 | 23 | 不死身の帝王テラーマクロの正体は? |
| ||
4月11日 | 24 | レッツゴー!! ジュニア・ライダー隊 |
|
山田稔 | |
4月18日 | 25 | 飛行機も吸いよせる!! 強力磁石怪人 |
| ||
4月25日 | 26 | 時計にご用心? ジンドグマの罠!! |
|
伊上勝 | 佐伯孚治 |
5月2日 | 27 | 子供の味方! チャイルドXの正体は? |
|
土筆勉 | |
5月9日 | 28 | 人間を写しとる怪奇ビデオ怪人! |
|
伊上勝 | 山田稔 |
5月16日 | 29 | 雨あめ降れふれ! 怪奇傘男!! |
|
江連卓 | |
5月23日 | 30 | 悪の超特急! ローラースケート怪人 |
|
伊上勝 | 小西通雄 |
5月30日 | 31 | 人間を吸いこむ! スプレー怪人の恐怖 |
|
鷺山京子 | |
6月6日 | 32 | ライダーを餌にしろ! 釣り竿怪人出現 |
|
伊上勝 | 山田稔 |
6月13日 | 33 | みんなで闘おう! 恐怖のラジコン怪人 |
|
富田祐弘 | |
6月20日 | 34 | マサルがひろった魔法の赤ランプ |
|
江連卓 | |
6月27日 | 35 | 怪奇イス人間! 処刑の部屋! |
|
伊上勝 | 冨田義治 |
7月4日 | 36 | ハサミ怪人のチョキンチョキン作戦!! | 吉田耕助 | ||
7月11日 | 37 | 巨腕コマ怪人! 灯台の死闘!! |
|
伊上勝 | 山田稔 |
7月18日 | 38 | 危い! 冷蔵庫怪人の中に入るな!! |
|
江連卓 | |
7月25日 | 39 | 強力ライター怪人の弱点はどこだ!! |
|
伊上勝 | 佐伯孚治 |
8月1日 | 40 | あっ人間が溶ける! 石けん怪人出現 |
|
吉田耕助 | |
8月8日 | 41 | 動物園の一也・水中檻から脱出不能? |
|
江連卓 | 奥中惇夫 |
8月15日 | 42 | 悪魔元帥の大仮装パーティ |
|
伊上勝 | |
8月22日 | 43 | 世界が凍る!? 扇風機怪人の威力 |
|
富田祐弘 | 山田稔 |
8月29日 | 44 | ニョキ・ニョキのびるハシゴ怪人の魔手 |
|
鷺山京子 | |
9月5日 | 45 | 君の考えた最優秀怪人ショオカキング |
|
伊上勝 | 佐伯孚治 |
9月12日 | 46 | 悪魔元帥怒る! 変身せよ鬼火! 王女!! |
|
江連卓 | |
9月19日 | 47 | 黄金の雨! 幽霊博士最後のワナ!! |
|
山田稔 | |
9月26日 | 48 | 地球よさらば! 一也宇宙への旅立ち!! |
|
他媒体展開
映像ソフト化
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全12巻が東映ビデオよりリリースされている。
- 2004年7月21日から10月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全4巻の各2枚組で各巻12話収録。
- 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。
映画作品
- 『仮面ライダースーパー1』
- 監督:山田稔
- 脚本:江連卓
- 特撮監督:矢島信男
- 1981年3月14日、東映まんがまつりの一編として公開。仮面ライダーシリーズの映画でオリジナルストーリーながら副題がないのはこの映画のみである。『仮面ライダーBLACK』の最初の映画に関しても当初はなかったが2本目が制作され、ビデオ化の際に区別のために副題がつけられた。
- VHS:2000年9月21日に発売された[21]。
- DVD:2003年12月5日発売「仮面ライダーTHE MOVIE BOX」、2006年発売の「仮面ライダーTHE MOVIE VOl.4」に収録.
- BD:「仮面ライダー THE MOVIE Blu-ray BOX 1972-1988」(2011年5月21日発売)に収録。
- ストーリー
- マタギの里にある山彦村が、ドグマのメガール将軍率いる地獄谷五人衆の夜襲を受け、マタギの頭領・香坂健太郎(演 - 加地健太郎)は五人衆と戦うが敗れ去った。彼らの目的は、中国から山彦村に運ばれて来たとされる超兵器「空飛ぶ火の車」である。その力の前にスーパー1は危機に陥るが、山彦村から逃げ延びた5人の子供たちから空飛ぶ火の車の弱点を教えてもらい、逆襲を開始する。
- 劇場版のみの登場怪人
- 地獄谷五人衆
- 地獄谷道場においてテラーマクロが直々に鍛えた五人の精鋭。テレビ版の後期オープニングにも登場している。
- サタンホーク
- 鷹爪拳の使い手・鷹爪火見子(演 - マキ上田) が変身する。地獄谷五人衆のリーダー格で、他の五人衆とともに山彦村を襲撃し、古代中国の破壊兵器・火の車を奪った。鋭い爪が武器。ドグマ唯一の女性怪人である。
- ヘビンダー
- 蛇拳の使い手・蛇塚蛭夫(演 - 大西徹哉)が変身する。地獄谷五人衆の一人で、分身の術などを使う。武器は口から吐く蛇と伸びる蛇状の右腕。ドグマの襲撃から生き延びたマタギの子供たちをサタンホークとともに捜索した。
- クレイジータイガー
- 虎拳の使い手・大虎竜太郎(演 - 中屋敷鉄也)が変身する。地獄谷五人衆の一人。体の一部を長槍にして使用するが、スーパー1に奪われた。ストロングベア、ゾゾンガーとともにマタギの里山彦村を見張っていた。
- 劇中の大虎とスーパー1との戦闘シーンでは上田弘司がスーパー1を演じ、大虎がクレイジータイガーに変身後は従来通り中屋敷がスーパー1を演じている[22]。
- ストロングベア
- 熊拳の使い手・熊嵐大五郎(演 - 不知火艶)が変身する。地獄谷五人衆の一人であり、鉄球や三日月型のブーメランを武器として使用する。最後は玄海老師と戦うが、返り討ちにあう。『SPIRITS』などの外伝を除けば、人間に倒された珍しい例となっている。
- ゾゾンガー
- 象拳の使い手・象丸一心斎(演 - 宍戸久一郎)が変身する。地獄谷五人衆の一人であるが、戦闘時は、拳法技より武器のバズーカによる攻撃を多用する。サタンホークとともに火の車を操縦していた。
- ドグマ復讐兵団
- 再生されたネオショッカー怪人とドグマ怪人の混成部隊。メンバーはファイヤーコング、カマギリガン、カメレキング、スパイダーババン、アリギサンダー、スネークコブラン、ガニガンニー、ギョストマの8体と前作のネオショッカー怪人のクラゲロン、黄金ジャガー、ゾンビーダの3体(声 - 八代駿、沢りつお、山下啓介、朝戸鉄也)。このうち、クラゲロンとゾンビーダはベルトがドグマのものに変更されていたが、黄金ジャガーのみネオショッカーの物のままだった。これはドグマ側が幹部級怪人の黄金ジャガーを尊重したものと解釈する資料がある[23]。スーパー1に襲いかかるが、8人ライダーの手でドグマファイターともども全滅。
- 歴代の8人ライダー
- 本作以前の仮面ライダーシリーズに登場し、それぞれ日本を守った8人の仮面ライダー。前作『仮面ライダー (スカイライダー)』の最終回(第54話)でネオショッカー壊滅と同時に消息を絶っていたが、本作で再登場してドグマ復讐兵団を倒し、日本を離れた。スーツアクターの演技と声優のアフレコによる登場だったが、V3のみオリジナルキャストの宮内洋が声を担当した。公開当時の児童誌では、ネオショッカー大首領を宇宙で爆破させた後、テレパシーで連絡を取り合い、人工衛星を基地としてその部品を用いて各々の身体を修理し、地球への生還を果たしたと語られている[24]。本作では各々の専用バイクは未登場。
- ドグマ復讐兵団とともに当初は未登場の予定であり、クランクイン直前になって出演が決定されたため、一部書籍では「興行上の見せ場が必要となって登場させたのではないか」と記載されている[8]。
- 劇場版のみの登場マシン
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』 - 『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』と『仮面ライダー電王』の映画作品。仮面ライダースーパー1が登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 仮面ライダースーパー1とドグマファイターが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
- 仮面ライダースーパー1が登場。
他テレビシリーズ
- 『仮面ライダーBLACK RX』
- 仮面ライダースーパー1が登場。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』
- ドグマファイターが登場。
- 『仮面ライダーフォーゼ』
- 仮面ライダースーパー1とドグマファイターが登場。
テレビスペシャル
- 『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』
- 『仮面ライダーZX』のテレビスペシャル。沖一也/仮面ライダースーパー1が登場。
ネット配信
2013年7月から12月まで、Youtubeの「東映特撮 YouTube Official」にて全48話が配信された。
漫画作品
- すがやみつる版
- 詳しくは新・仮面ライダーを参照。
- 「テレビマガジン」1980年11月号から1981年11月号まで連載。
- 石川森彦版
- 「冒険王」1979年11月号から1980年12月号まで連載。
- 山田ゴロ版
- 「テレビランド」1979年11月号から1980年11月号まで連載。
- 後に連載された『仮面ライダーZX』の漫画作品に、仮面ライダースーパー1が登場。
- 村枝賢一版
- 詳しくは仮面ライダーSPIRITSを参照。
- 『仮面ライダーSPIRITS』第十五話・第十六話・第十七話「流星(ほし)の神話(前編・中編・後編)」がスーパー1の主役編となっている。
舞台
- 『MASKED RIDER LIVE&SHOW 〜十年祭〜』
- 仮面ライダースーパー1が登場。
関連項目
- オレたちひょうきん族
- 1984年2月4日放送のタケちゃんマン内で、松本竜介がスーツを着用して登場。
- 退場する際に、扉に激しくぶつかっている。
- ロボット8ちゃん
- 第28話「ねつれつ・もうれつ勉強大好き!」に仮面ライダースーパー1のパロディキャラクターが登場。
- クレヨンしんちゃん 宇宙DEアチョー!? 友情のおバカラテ!!
- ニンテンドー3DS用ソフト。「宇宙カラテ師範」の声を高杉俊介が演じ、野原しんのすけが師範から与えられた数種類の不思議な力を持つ手袋を使い分けて戦うなど、スーパー1へのオマージュが随所に見られる。
脚注
注釈
出典
参考文献
テンプレート:仮面ライダーシリーズ- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite book
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.9 仮面ライダースーパー1』講談社、2004年9月、pp.16 - 17。ISBN 4-06-367090-2
- ↑ 『京本政樹のHERO考証学』BANDAI、1992年、p.128
- ↑ 『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』パンフレット
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.5 仮面ライダーX』講談社、2004年11月、p.29。ISBN 4-06-367094-5
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.9 仮面ライダースーパー1』講談社、2004年9月、p.26。ISBN 4-06-367090-2
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.9 仮面ライダースーパー1』p.29
- ↑ 8.0 8.1 テンプレート:Cite book
- ↑ 研究所側も奥沢の手術の失敗と失踪の真実を隠していたため、一也も彼の存在を知らなかった。
- ↑ 10.0 10.1 『仮面ライダーオフィシャルデータファイル』19巻 p.3
- ↑ 『仮面ライダーアートコレクション ヒーロー編』メディアワークス、2003年7月、p.92。ISBN 4-8402-2373-4
- ↑ 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.9 仮面ライダースーパー1』p.9
- ↑ 『語れ!仮面ライダー』KKベストセラーズ〈ベストムックシリーズ〉、2013年4月、p.87。ISBN 978-4-584-20497-9
- ↑ 『仮面ライダーアートコレクション ヒーロー編』メディアワークス、2003年7月、p.92。ISBN 4-8402-2373-4
- ↑ 15.0 15.1 15.2 15.3 15.4 15.5 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.9 仮面ライダースーパー1』pp.10 - 11
- ↑ 『仮面ライダーアートコレクション ヒーロー編』p.93
- ↑ 『『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.3 仮面ライダーV3』講談社、2004年8月、p.29。ISBN 4-06-367088-0』
- ↑ 「仮面ライダー OFFCIAL DATA FILE」No.108より。
- ↑ 19.0 19.1 19.2 19.3 19.4 19.5 テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 『ザ・スーツアクター』(ソニー・マガジンズ・1999年) p.67
- ↑ 『テレビマガジン特別編集・仮面ライダー大全集』講談社、1986年、p.225
- ↑ 『テレビマガジン』1981年4月号、講談社、pp.114 - 115。
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