仮面ライダーアマゾン

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仮面ライダーシリーズ
第3作 仮面ライダーX 1974年2月
- 10月
第4作 仮面ライダーアマゾン 1974年10月
- 1975年3月
第5作 仮面ライダーストロンガー 1975年4月
- 12月

テンプレート:基礎情報 テレビ番組仮面ライダーアマゾン』(かめんライダーアマゾン)は、1974年昭和49年)10月19日から1975年(昭和50年)3月29日まで、毎日放送NET系列で毎週土曜19時30分から20時00分に放送された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。

概要

仮面ライダーシリーズ」第4作である。

企画の経緯

スマートで流麗だった前作『仮面ライダーX』の不振を受けて、ライダーシリーズ新番組の企画書には「『仮面ライダー』はその原点である『野獣性』に立ち戻り」と記された[1]。以降もシリーズ新作のたびに意識される「原点回帰」という概念が明言されたのは、このときが初めてである[2]。だがここで言う「原点」とは、第1作『仮面ライダー』の第1話をさらにさかのぼり[3]立川文庫や『少年倶楽部』のような戦前の児童向けマスコミが内包していた世界観を志向している[4]

石ノ森章太郎の初期デザイン画にはムカシトンボをモチーフとしたものがありテンプレート:Sfn、トンボを英語でドラゴンフライと呼ぶことから作品名も「ドラゴンライダー」とされていたが[5]、企画書が起こされた時点ではすでに「仮面ライダーアマゾン」という正式名称が確定している[6]

前半の敵組織ゲドンは1クールという短さで退場しているが、これは中途の変更ではなく、当初から予定されていたことである[1]

特徴

「噛みつき」や「引っ掻き」といった野性味あふれる攻撃、切り裂かれ血しぶきを上げながら散っていく怪人など、シリーズでは異色の存在。主役ライダーのメインの必殺技が、歴代ライダーで初めてキック技ではないのも特色である。

生後まもなく南米アマゾンの奥地で遭難し、野獣の中で育ったがゆえに言葉もわからず、文明も理解できないまま日本に一人で放り出され、周囲の誤解に遭いながらも、ゲドンと孤独な戦いを続ける主人公の「仮面ライダーアマゾン」こと野生児アマゾンの悲哀を描いたハードなドラマも魅力だった。

悪の組織ゲドンが尖兵とする獣人は、動物昆虫の特性を直截的に取り込んだ造形であり、人よりも獣の要素が色濃い。この理由は、擬闘の高橋一俊のアクションがマンネリ化したと懸念した東映生田撮影所初代所長・内田有作が、アクションの質を変えるため意図的に動きにくい着ぐるみを作成するよう指示を出したからである。話を聞かされた高橋はショックを受けたという[7]

ゲドンの獣人は食料となる人間を片っ端から誘拐してはその生き血を抜き取って殺していき、その人間の死体を食肉として保存する。しかし、その怪奇性とヒーローの孤独を中心に据えた作品展開が仇となって子供たちに敬遠されてしまい、当初は好調だった視聴率が徐々に低迷してきたため、 第6話でモグラ獣人がアマゾンの仲間になってから大きな方向転換を余儀なくされ、低年齢向けの作風へと変化して視聴率の回復が図られた。視聴率回復のための強化策は次の3点である。

  • アマゾンがキックやパンチといった、従来の仮面ライダー同様のアクションを多用するようになる。
  • 岡村まさひこ、岡村りつ子、立花藤兵衛といった仲間たちのサポートを受けて戦う。
  • 明朗な痛快活劇を基本とした平板な展開が中心となり、モグラ獣人を中心としたコミカルな要素も加わる。

低年齢向けを目指した路線変更は、第14話でガランダー帝国が登場してからさらに加速していくこととなる。古代インカ帝国の秘宝と、その秘密のカギであるギギの腕輪をアマゾンから奪うことを作戦の中心に据えたゲドンとは異なり、ガランダー帝国はインカの秘宝は自分たちの世界征服作戦には必要ないとし、ギギの腕輪を奪うことよりも世界征服作戦を優先させた。ガランダー帝国は、従来の悪の組織ではあまり例のない規模の都市破壊をはじめとする大掛かりな作戦を次々と行っていき、その大掛かりな作戦を阻止していくアマゾンの活躍を、ダイナミックかつ軽快に描いていった。

前作から引き続いて立花藤兵衛が登場しており、設定上は前3作品と繋がっているが、歴代ライダーが客演することはなかった。平山亨プロデューサーと内田有作の対談で「アマゾンは今までと違ってまったくのゼロからスタートした作品なので先代ライダーを登場させにくい」「なるべく次の展開までとっておくつもりだったので、スタートしてしばらくははまだ必要ないと思っていたら、打ち切りが決まったから」と語られた[8]。しかし、後楽園ゆうえんちのショーでは『危うし6人ライダー』のタイトルで歴代ライダーと共闘していた。

スタッフ・キャスト

本作品のメインスタッフは、1974年9月17日に放送終了した『イナズマンF』制作メンバーがほぼそのまま移行してきている。とりわけ主監督の塚田正熙と助監督の長石多可男の存在は大きく、『イナズマンF』の硬質な世界観を継承している感がある[9]

第1 - 4話の脚本を執筆した大門勲は、平山亨プロデューサーと長石多可男の共同ペンネームである[9]

アマゾンのスーツアクターは、のちにスーパー戦隊シリーズで長年にわたってレッド戦士として活躍する新堀和男が初の主役ヒーローを務めている。前3作品でナレーションを担当してきた中江真司は、『仮面ライダーX』最終回(第35話)での第1話予告のみの起用となり、本編および第2話以降の予告は納谷悟朗が担当した。

主人公・アマゾン役の岡崎徹は撮影にあたってのオートバイ訓練で「今までのライダー俳優の中でも抜群」と評されるほど運動に長けていたが[10]、初秋から冬にかけての撮影期間を半裸で過ごさなければならない設定には「寒かった」「背中にウブ毛は生えてきちゃうし、どうなるかと思った」と辟易気味だった[11]。平山亨は、半裸なのは「3、4話くらいまで」として途中からスーツを着せるという約束を岡崎としていたが、毎日放送映画部部長・庄野至が「そのまんまいきましょう」と半裸を推したため続行となり、岡崎は後の『仮面ライダーストロンガー』打ち上げ時に「私は平山プロデューサーにダマされました」と皮肉った[8]

ネットチェンジと番組の終了

毎日新聞社系列の毎日放送と朝日新聞社系列のNETは、「腸捻転」と呼ばれていた資本系列に対して捻れていたネットワーク体系の解消を目的として、制作局である毎日放送が1975年春(3月31日)からTBS系列に参入することとなり、それに伴って『仮面ライダーアマゾン』は全24話で終了した。2013年現在、仮面ライダーシリーズでは最短話数の作品となっている。

これは不人気による打ち切りではなく初めから決まっていたことであり、毎日放送側が用意した[12]第1話放映日の読売新聞記事でも「全二十四話」と告知されている[13]。だがこのことは現場スタッフには知らされていなかったらしく、平山亨と内田有作[12]、阿部征司[14]といった主要スタッフは口をそろえて「途中で番組終了を聞かされた」と述べている。

本作をもって1964年9月開始の『バッグス・バニー・ショー』(第3期)以来、10年半続いた土曜夜7時30分の毎日放送制作枠は撤廃となった。

評価

主人公・アマゾンのインパクトあふれるキャラクター性は大きな人気を集め、初回放送時の視聴率は前作『仮面ライダーX』終盤から回復したが、その後数字は低下を続けた[1]。2004年のインタビューで内田有作は「今ね、『アマゾン』は再評価されている感じはあるね。あの当時はそれこそクソミソや」と述懐している[15]

視聴率[16] 最高 最低 平均
関東 16.2% 15.2% 15.7%
関西 19.5% 15.9% 17.7%

あらすじ

23年前、飛行機墜落事故で生後まもなく両親を失った日本人・山本大介は、自分が日本人とは知らず、南米アマゾンのジャングルで野生児アマゾンとして育った。

ある日、古代インカ帝国の秘宝「ギギの腕輪」を狙う十面鬼ゴルゴス率いるゲドンが、反乱を起こした。古代インカ一族の長老・バゴーはギギの腕輪を守るため、アマゾンにギギの腕輪を古代インカ帝国に伝わる秘術によって移植し、仮面ライダーアマゾンに改造した。そして、彼に自己催眠をかけて日本に向かわせた。ゴルゴスもまた、アマゾンのギギの腕輪を狙って日本に向かう。ここに、アマゾンとギギの腕輪をねらうゲドンとの戦いが始まった。

しかし、アマゾンにとって日本は故郷といえども未知の異郷も同然である。そんな彼も、岡村まさひこ少年やその姉・りつ子、かつて仮面ライダーXまでの仮面ライダーとともに悪の組織と戦った立花藤兵衛、ゲドンを裏切ったモグラ獣人といった仲間に支えられていく。

登場人物

仮面ライダーアマゾンと仲間たち

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アマゾン / 仮面ライダーアマゾン
本作の主人公で、本名は山本大介(やまもと だいすけ)。生後まもなく、飛行機事故によって南米アマゾンで探検家の両親とともに遭難した、23歳の日本人。
長老バゴーの与えた催眠暗示に従い、亡き父の友人・高坂教授に会うために生まれ故郷の日本にやってきて、仮面ライダーアマゾン=アマゾンライダーとしてゲドンと戦う。
大自然の中で動物とともに育ったために当初はほとんど言葉を話すことができなかったが、ストーリーの進行とともに様々な言葉を覚えていくこととなる。素朴かつ素直、そして活発で感情表現も直接的で文明に慣れておらず、周囲の人間との誤解から一時はホームシックにかかり、ゲドンとの戦闘を放棄して南米に戻ろうとしたこともある。ジャングル育ちゆえ、薬草の知識が豊富であるため、草笛が得意。従来の仮面ライダーと違って変身前でも高い格闘能力を誇り、変身せずに獣人を敗走させたこともあり、腕力は中型オートバイを持ち上げて運ぶほどである。仲間が傷つくことを極度に嫌い、特にモグラ獣人を殺したキノコ獣人に対する攻撃は壮絶なものであった(第20話)。
高坂博士の知人であった立花藤兵衛、高坂博士の甥・まさひこや姪・りつ子からは「アマゾン」と呼ばれており、大介自身も自分の本名を知らなかったため、周囲からそう呼ばれるままに自身のことを「アマゾン」と称し、OPクレジットでも「アマゾン / 仮面ライダーアマゾン」となっていた。本名の山本大介が用いられていたのは、本作では第1・2話冒頭のナレーションと当時の幼年誌などの誌上のみである。初めて「仮面ライダーアマゾン / 山本大介」とクレジットされたのは、次作『仮面ライダーストロンガー』客演時であり、特番『全員集合!7人の仮面ライダー!!』も同様であったが、そう呼ばれることはなかった。『不滅の仮面ライダースペシャル』において立花藤兵衛、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』では風見志郎(仮面ライダーV3)は本名を知っていたが、素性が明らかになった経緯などは語られていない。
石森によるキャラクターデザインでは全身に傷があり、本郷猛と同様に改造手術の痕が浮かび上がるという設定であったテンプレート:Sfn
岡村まさひこ(おかむら まさひこ)
高坂教授の甥。来日したアマゾンと最初に友達になった、小学2年生の少年。
年齢の割に頭がよく、文明を知らないアマゾンに日本語や日本の風習を教えた。少し生意気なことを言う時もあるが、正義感は強く、獣人も恐れない勇気を持つ。
仮面ライダーSPIRITS』第3部において、成長したまさひこが「マサヒコ」の名前で登場。
岡村りつ子(おかむら りつこ)
まさひこの姉。当初は無茶をするまさひこを心配するあまり、戦いに巻き込むアマゾンのことを敵視し、第2話ではアマゾンを罵倒してアマゾンの心を傷つけている。しかし、アマゾンの人柄に触れ合ううちに少しずつ心を開き、第9話でカニ獣人の魔手から救われてからは完全に打ち解けるようになり、それまで腰蓑1枚しか身につけていなかったアマゾンに、「日本の冬は寒いから」と上着を贈った。
『仮面ライダー年代記』など、一部の仮面ライダー書籍の本作の登場人物紹介では割愛されることが多いが、りつ子がアマゾンに完全に心を開く第9話などは『東映ヒロインMAX』vol.2のヒロインベストエピソードにも掲載され、高く評価されている。
岡村姉弟の苗字は、過去の出版物では「高坂」と表記されることもあったがテンプレート:Sfn、これは漫画版の設定であり、TV版では第1話でまさひこが「岡村」と言っている。
『仮面ライダーSPIRITS』単行本15巻の裏表紙でまさひこやモグラ獣人とともに彼女の姿が描かれている。
長老バゴー
第1話に登場。南米アマゾンの大密林の奥深くに隠れ住んでいた、古代インカ一族の末裔の長老。インカ文明の秘密を狙う十面鬼によって一族は殺され、自身も瀕死の重傷を負う。しかし、死の直前に山本大介をアマゾンライダーに改造。ギギの腕輪を託し、高坂博士と会うように彼に暗示を与えて絶命した。
モグラ獣人
第5話から登場。鼻先が花のように開いている。「チュチュ〜ンテンプレート:Refnest」という鳴き声とともに地中から出現。
元はゲドンの獣人で、まさひこを誘拐してアマゾンをおびき出して倒そうとして失敗し、罰として処刑されそうになったところをアマゾンに救われ、以後は協力者となる。とはいえ積極的に戦おうとはせず、情報を提供したり、サポートに徹したりすることのほうが多かった。まさひことは仲が良く、「モグラ」と呼ばれて慕われている。ゲドン側からは「裏切り者」、ガランダー側からは「ゲドンの生き残り」と総称される。
アマゾンとの対決では残像を生みだすほどのスピードを見せたが、地中での活動範囲は地下10m程度である。カニ獣人、獣人ヤマアラシ、獣人ヘビトンボにも劣勢だった。
第20話でキノコ獣人の人食いカビの解毒剤を作成するため、カビを入手しようとしてキノコ獣人に接近するが、企みを見抜かれてキノコ獣人の猛毒カビを浴びせられてしまい、命を落とす(持ち帰ったカビから解毒剤が完成したことで東京は救われた)。墓標にはモグラ獣人の頭の形をした模型と、「勇気の士(ひと)モグラ獣人の墓」と刻まれたプレートが添えられていた。
アマゾンに味方する獣人は企画段階から存在していたが、それがモグラモチーフになったのは、『仮面ライダー』に登場した怪人モグラングがスタッフ間で印象深かったためである[17]

ゲドン

十面鬼ゴルゴス率いる秘密結社。アマゾンが所持する「ギギの腕輪」を狙って、南米から日本にやってきた。ゲドンとは古代インカの言語で「偉大な闇の帝国」を意味する。

従来の組織に比べて首領〜大幹部〜怪人〜戦闘員のヒエラルキーが明確でなく、十面鬼が絶対的な存在である以外は、獣人とジューシャは対等であるように描写されている。シンボルマークは「カラス」を模しているが、獣人には着用させていないため、劇中で登場することは少なかった。

動物や昆虫を強化して人間並みの知能を持たせた「獣人」(例外あり、後述)、戦闘員である「赤ジューシャ(従者)」を操り、アマゾンの持つギギの腕輪を狙う。獣人は改造手術によって生まれる個体と、十面鬼の呪文で誕生する個体が存在する。

数々の獣人を率いてアマゾンに挑むも、獣人たちはことごとく倒されていき、獣人ヘビトンボの裏切りとアマゾンの活躍によって十面鬼ゴルゴスが倒され、ゲドンは壊滅する。しかし、その裏でゲドンを遥かに凌ぐ組織が密かに動き出していた。

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獣人
ゲドンの作戦を行なう怪人たち。トゲアリ獣人のように、これまでの悪の組織同様に人間に改造手術を施したものもいるが、基本は改造した動物や昆虫に人間の知能を与えた、一種の生物兵器である。従来の怪人よりも動物のフォルムを忠実に受け継いでおり[18][注 1]、パワーも高い。従来の怪人のようなベルトは巻いていない。人間社会については、作戦遂行に必要な最低限の事柄のみを学習、または刷り込まれて誕生するらしい[注 2]。また、洗脳処置を施していないため、モグラ獣人や獣人ヘビトンボのように組織を裏切る者もいた。
赤ジューシャテンプレート:Refnest
ゲドンの戦闘員。全員が女性で、腕から多数の白い糸を垂らした赤い服を着ている。武器は細身の剣で、オートバイの腕も一流。戦闘よりも諜報活動を得意としており、アマゾンと直接戦うことは少なかったテンプレート:Refnest
獣人よりもジューシャのほうがゲドンでの地位も上であることも多く、獣人を監視するのも主要な任務である。
科学者
第11話に数名登場。白衣姿で全員が男性。凶悪犯・村田源次に改造手術を施し、トゲアリ獣人を誕生させた。

ガランダー帝国

ゲドン壊滅末期から暗躍していた謎の組織。幹部(表向きの首領)であるゼロ大帝のもと、「獣人」と戦闘員である「黒ジューシャ」を率いている。獣人ヘビトンボを利用してガガの腕輪を手に入れるが、ギギの腕輪に固執していたゲドンの方針を否定し、日本征服を第一の目的として作戦を行なう。全能の支配者はGOD総司令と声が同じで、またゲドン同様に大首領が背後に存在していた。シンボルマークはゼロ大帝の頭の「羽飾り」を模しており、彼が最高実権者であることを示していた。

最終作戦で新宿にヘリウム爆弾を仕掛けてゼロアワーを狙うも、アマゾンに阻止され、ゼロ大帝(真のゼロ大帝)はインカ帝国の超パワーを身につけたアマゾンによって倒され、組織は壊滅した。

ゼロ大帝
パルチア王朝の末裔を名乗る、ガランダー帝国の表向きの支配者。炎を模した飾りを付けた兜を被り、全身を鋼鉄の鎧で包んでいる。極めて冷酷な男で、手に持つ槍の先から出す「青い雷」と呼ばれる火花で失敗した獣人や黒ジューシャを処刑する。最終話で発した「青い雷」はアマゾンのギギの腕輪の波長を合わせ変身不能に追い込むも、ガガの腕輪を取り戻してパワーアップしたアマゾンに追い詰められて逃亡するが、大切断で腕を落とされた後、自分で仕掛けた落とし穴に落ち、仕込んであった槍に刺さって死亡するという皮肉な最期を迎えた。
真のゼロ大帝テンプレート:Refnest
ゲドンとガランダー帝国の真の支配者で、世界中の悪の団体を支配していた。白い服と覆面で正体を隠している。その正体は本物のゼロ大帝だった(服装は表ゼロ大帝と同じ)。
最終話に登場し、ギギとガガの腕輪の本来の能力を(表の)ゼロ大帝同様に知らなかったため、大切断で両腕を落とされた後、アマゾンのスーパー大切断を受けて倒された。台詞の中で多くの悪の軍団を操っていると発言をしている[注 3]
獣人
ゲドンの獣人を参考にして製造された獣人たち。パルチア王朝の技術で改良が加えられているため、知能と能力はゲドンの獣人を上回っている。ゲンゴロウ獣人のように人間に化ける獣人もいた。
黒ジューシャテンプレート:Refnest
ガランダー帝国の戦闘員で、人間の5倍の力を持つ。ゲドンの赤ジューシャ同様に腕から多数の白い糸を垂らしており、それを触手のように操って敵を締め上げる技を使うが、服は黒く全員男性である。科学者タイプも多数いたが、獣人とともにアマゾンと戦った点においても赤ジューシャと異なっている。リーダー格の黒ジューシャは、覆面の額部分に星のマークが付いている。

仮面ライダーアマゾン

山本大介(アマゾン)の怒り[注 4]が頂点に達し「アー・マー・ゾーン!」と叫ぶことで変身した姿。第1話、来日直後の彼の戦いを目撃したマサヒコから「仮面ライダー」の称号を贈られ「アマゾンライダー」とも呼ばれる。

外見はマダラオオトカゲ[注 5]をモチーフとしており、機械式の改造人間ではなく爬虫類の機能を備えた生体改造人間である。

変身方法
変身は「もがく」ように腕を動かしながら「アー・マー・ゾーン!!」の掛け声で目が赤く輝き、光のイリュージョンに包まれ、やがて姿を変えるという超神秘なものである。アマゾンが日本語を喋るようになっても変身プロセスには変更が無く[注 6]、変身に際してこれといったアイテム使用の描写も無い。ポピー(現バンダイボーイズ・トイ事業部)の変身ベルトコンドラーのCMでの変身シーンはTV本編と異なり、アマゾンが変身ポーズとともに「アー・マー・ゾーン!!」と叫ぶとコンドラーの赤い目の部分が光り、中央のノコギリ部分が回転して閃光を放つというものだった。
劇中では変身前後のアマゾンの姿は特殊レンズで幾重にも連なって回転する撮影方法がとられており、子門真人の声で「アー・マー・ゾーン」という叫びがこだまする中、変身する手法で表現されている。
『ストロンガー』終盤の客演では、岡崎が散髪をしていたため変身シーンだけ長髪になっている。この時の衣装は初期の上半身裸の物を着用していたが、変身バンクは後期タイプが使用された。
デザイン・造型
従来の仮面ライダーたちと違い、目の複眼パターンが角でなく丸パターンとなっているのも特徴である[19]。マスク製造を担当したエキス・プロダクションにかつて在籍していた村瀬継蔵によるモスラ(成虫)の眼を参考にしたそうである[20]
アマゾンのスーツは、初期の胸板はグラデーションのかかったオレンジ色で、後期では濃い朱色となっている。また、全身のまだら模様も後期の物は簡素化されている。
石森による決定デザイン画では、足にも爪が存在したテンプレート:Sfn

能力・装備

ギギの腕輪とガガの腕輪
インカ超古代文明のオーパーツコンドルの頭部を象っているテンプレート:Sfn。合体させることで超古代文明のパワーを発揮することが可能。『仮面ライダーアマゾン』では、この二つの腕輪を巡っての攻防が描かれるため、アマゾンがギギの腕輪とガガの腕輪の両方を装着して戦うのは、最終回のみとなっている。それ以降の劇場版の出演はギギの腕輪のみを装備している。
ギギの腕輪
長老バゴーによって腕に移植された腕輪。アマゾンの強力な特殊能力の源であるが放映当初は特別なエネルギーなどの設定のない鍵としての腕輪としか語られておらず、アマゾン自身も人間と同じ熱エネルギーで活動していることになっていた。この腕輪を奪われるとアマゾンの命は失われる。
本編中「“腕輪に圧力を受けると手足のひれや背びれが激しく振動しどんなものも突き破る”力で地下1000mでの生き埋め状態から脱出」「フクロウ獣人の攻撃による失明状態から腕輪に意識を集中させることで回復」などの特殊能力もいくつか披露している。
ガガの腕輪
十面鬼の腕に装着されていた腕輪。
コンドラー
アマゾンが変身前から装備しているベルト。他の仮面ライダーのベルトとは違い、変身用のアイテムではなく、必要に応じてロープノコギリに変形でき、薬草を調合する際の薬研としても使用される。 彼にとってはサバイバルのための小道具的装備品であった。なお、ベルトの2つの赤い石は「火打ち石」として使える。刺突武器としては針状に変形させて黒ネコ獣人の片目を潰した。アマゾンライダー時ではロープの使用頻度が高くロープ反動による連続キックなどに使用された。
劇中での設定は上記の通りだが、放送当時のおもちゃのCMでは「変身ベルト」として紹介されており、ベルトそのものが光るギミックがつけられていた。そしておもちゃのベルトは、ギギの腕輪とセットで販売されていた。
その他能力
ジャンプ力は垂直跳び80m、幅跳び50m。高所での安定感も抜群で、立花藤兵衛と共に滝ツボに落下しても容易に救助した。
能力的には敏捷性に優れるスピード型で、全身の斑模様を保護色に密林での戦闘を得意とする
変身後の肉体は爬虫類ベースだが、水中の酸素を確保するための鰓(えら)も持っているなど、むしろ両生類的である。劇中聴かれる独特の擬音は腕ビレ、足ビレ、背ビレ等を擦り合わせた時に生じ敵に対する威嚇行為である。

大切断
もっとも多用されたアマゾンの得意な必殺技。アームカッター、フットカッターを使用して切り裂く。バージョンとしては初期の組み合ってそのまま切り裂くタイプ、後期のジャンプ後の落下速度を利用して切り裂くタイプなどがある。他にも回し蹴りを利用したフットカッターでの大切断もある。アマゾン(山本大介)が日本語が話せる様になったと同時に技名も呼称。当初は獣人の返り血(体液?)を浴びることもあったが次第にダイナミックに切断される技法に変更されていった。
スーパー大切断
ギギとガガの腕輪の超パワーによるアマゾンライダー最大の必殺技。 本物のゼロ大帝を葬った。
ダブル大切断
他のライダーの切断技との合体技。『仮面ライダーSPIRITS』では、ZXの電磁ナイフとともに発動。『仮面ライダーフォーゼ』ビデオ作品では、フォーゼのシザースモジュールとともに発動。
ジャガーショック
いわゆる「噛みつき」技。技の呼称はない。1話のクモ獣人戦では足を一本引きちぎるほどの威力を見せた。後半ではほとんど使われなくなるが『仮面ライダーストロンガー』での客演の大首領戦で久々に使用した。
モンキーアタック
爪による「引っ掻き」技。これも呼称なし。獣人と組み合った時にジャガーショックとの併用が多い。
アマゾンキック
モモンガー獣人のトドメとして使われた。技の呼称もこの回のみ。獣人カタツムリ戦でそれらしき技も使用した。また、イソギンチャク獣人もジャンプしてからのキック(踏みつけ)でトドメを刺している。『オールライダー対大ショッカー』で客演した際に対ディケイド戦で使用。
スピンキック
ガマ獣人対策で生まれた新技。使用もこの回のみ。

専用マシン

ジャングラー
  • 全長:2450mm
  • 全高:1700mm
  • 重量:400kg
  • 最高出力:800馬力
  • 最高時速:300km
古代インカ帝国に伝わる秘宝「太陽の石」を動力源としたアマゾン専用のバイク。このため、燃料補充は不要で永久に走行可能。高坂博士が日本へと持ち帰ったバゴーによる設計図をもとに、立花藤兵衛が製作した。アマゾンは始めバイクという存在を嫌っていたが、野生の勘で乗りこなすようになる。
カウルの口を開いてを発射し、後部ウイングを倒して滑空飛行できる。他のライダーマシン同様、アマゾンの脳波による無人走行が可能。
当初はフロントフォーク部分に下あごを付け、アマゾンライダーの顔そのものを再現したカウルが考えられていた[21]
当初取り付けられた尾翼には骨組みの間すべてに白い膜が張られていたがテンプレート:Sfn、あまりに空気抵抗が強くて操縦に支障が出たため、撮影開始後には大きく穴が開けられた[22]。だが車体は見た目より軽量に作られており、それほど苦労はしなかったとバイクスタントの熊沢敏明が語っている[23]

他作品での活躍

仮面ライダーストロンガー
第36話、第39話。TVスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』に登場。
本作の最終回(第24話)でアマゾンに帰還後、新たに出現したブラックサタンの南米支部を撃破。間を置かずに姿を見せたデルザー軍団の磁石団長が日本に向かったため、これを追って第36話で帰国。三重県四日市の石油コンビナートでXライダー(先輩ライダーと共闘はこれが最初)を援護し、ヨロイ騎士らの破壊活動をXライダーとともに阻止した。第39話ではXライダーとともに、捕らわれていたV3やライダーマンを地下牢から救出。ストロンガーや1号・2号と合流し、デルザーとの最終決戦に臨む。
山本大介役の岡崎徹がのちに芸能界を引退したため、素顔での出演は『ストロンガー』のみである。
仮面ライダー (スカイライダー)
第27・28話、第54話、劇場版『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』に登場。第27・28話での声優は朝戸鉄也、劇場版での声優は林一夫。第27・28話と劇場版では7人ライダー揃って帰国。
第27・28話では他のメンバーとともにスカイライダーに特訓を行う。劇場版では、他のメンバーに先駆け、ストロンガーとともにスカイライダーの応援に駆けつけた。
第30話では当初、単独客演が予定されており、その名残としてオオバクロンの資料を筑波洋(スカイライダー)に送ったという設定で名前のみ登場。第54話ではペルーから帰国。
仮面ライダースーパー1
劇場版にのみ登場。声優は永江智明。ドグマ復讐兵団に囲まれたスーパー1を助けるため登場。
仮面ライダーZX
テレビスペシャルに登場。テレビスペシャルでの声優は林一夫。
仮面ライダーBLACK RX
テレビ本編に登場。声優は岸野一彦。クライシス帝国の地球侵略を阻止するために登場。敵基地潜入の時は他のライダーを誘導した。ジャークミドラに佐原茂とひとみが襲われた時は最初に駆け付けた。
仮面ライダー電王
仮面ライダーオーズ/OOO』とのクロスオーバー作品に登場[注 7]。ショッカーに苦戦する1号・2号、電王とNEW電王、オーズを助けるため、他のライダーとともに登場。小説作品では本郷猛(1号ライダー)や電王を助けるため、他のライダーとともに登場。
仮面ライダーディケイド
テレビ本編とネット版と劇場版に登場。
テレビ本編では山本ダイスケ(演 - 坂本エンリケ)という人物が変身する。「アマゾンの世界」という十面鬼が支配する世界で登場。そのため、本作と設定が異なる(ギギの腕輪を外れてもアマゾンは死ぬことが無い、ガガの腕輪の形状など)。この世界のアマゾンにも、マサヒコと呼ばれる友人ができる。昭和ライダーで唯一、ディケイドの「ファイナルアタックライド」と連携を行った。
ネット版では細山田マサユキ(演 - 奥田達士)という人物が変身する。セブンイレブンのネット版では本編に登場。十面鬼も登場するが、直接的な対決シーンは無い。
劇場版[注 7]では響鬼に変身したディケイドと戦うが「ディメンションキック」に敗れる。終盤では大ショッカーに苦戦するディケイドを助けるため登場。また、ギギの腕輪をディエンドに奪われていた状態であったが、戦いが終結した後に返してもらった。
仮面ライダーフォーゼ
仮面ライダーオーズ/OOO』とのクロスオーバー作品に登場。声優は戸部公爾。レジェンドセブンの1人として登場。『幕開け』ではXライダーと共に南アメリカC国で財団Xが送り出したマスカレイド・ドーパントの軍団と戦い、『風都 暗躍する陰謀』ではコアメダルにされるも、『MOVIE大戦MEGAMAX』ではオーズの手により復活、スミロドン・ドーパントと戦った。
後日談となる『仮面ライダーフォーゼ 超バトルDVD 友情のロケットドリルステイツ』でも登場。声優は前作と同じく戸部公爾。前作で「友達」と言ったフォーゼを気に入ったことが明かされ、クリアドリルスイッチをフォーゼに渡すため、日本に行こうとするがサドンダスβに妨害される。サドンダスβはアマゾンを倒したと語っていたが、実は倒されておらず、サドンダスを追い日本に上陸。フォーゼとともにサドンダスを倒す。『仮面ライダーウィザード』とのクロスオーバー作品でも宇宙仮面ライダー部の部室に名前のみ登場。
スーパーヒーロー大戦シリーズ
第1作[注 7]第2作[注 7]に登場。
第1作では冒頭でゴーカイレッドと戦い、ゴーカイレッドがゴーカイチェンジしたニンジャレッドに敗れV3、ライダーマン、アマゾン、ストロンガー共々他のライダー共々時空の狭間に消されたが終盤で他のライダー、スーパー戦隊と共に復活し大ショッカー、大ザンギャックと戦った。
第2作では中盤でスペースショッカーのスペース蜘蛛男が率いる怪人&戦闘員集団に苦戦する仮面ライダービーストを救うべく、響鬼、超獣戦隊ライブマンのレッドファルコンとイエローライオンとブルードルフィン、星獣戦隊ギンガマン獣拳戦隊ゲキレンジャーのゲキレッド、ゲキブルー、ゲキイエローと共に参戦する。
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』[注 7]
一回目は仮面ライダースーパー1と共に仮面ライダージョーカーと仮面ライダーバロンマンゴーアームズを倒し、二回目は仮面ライダーウィザード(フレイムスタイル)と戦い巨大化したビックの魔法で叩き潰されロックシードに返られる。終盤で復活し、バダン帝国と戦った。

キャスト

レギュラー・準レギュラー

主なゲスト出演者

※参考文献:『仮面ライダー大図鑑(4)』(バンダイ・1992年)、『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』

声の出演

スーツアクター

スタッフ

音楽

主題歌

オープニングテーマ

アマゾンライダーここにあり
  • 作詞 - 石森章太郎 / 作曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人 SCS-242
『仮面ライダー』第1作以来、久しぶりに子門真人によるオープニングとなった。イントロの子門による「アーマーゾーン!」の叫びが印象的。ただし、子門が歌う『仮面ライダー』シリーズの正規オープニング曲はこれが最後となった。
2006年には声優・関智一が自身のCD『関智一の勝手に祝うライダー35周年!』で同曲をカヴァーしている。その関は2009年に劇場公開された『オールライダー対大ショッカー』でアマゾンの声を演じた。

エンディングテーマ

アマゾンダダダ!!
第15話以降は2番の歌詞が使用された[注 12]
この曲のイントロ部分は、後に「仮面ライダー (スカイライダー)」や「仮面ライダースーパー1」の劇伴として使用された。

挿入歌

オープニングとエンディング同様、作・編曲はすべて菊池俊輔。これまでのシリーズ同様、正副主題歌、挿入歌も含めて10曲以上制作されたが、特筆すべき点として本作品で初めて小林昭二自ら歌う立花藤兵衛のテーマ「俺は立花藤兵ヱだ」が制作された。しかし本作では使用されず、次作『仮面ライダーストロンガー』で初使用となった。

「アマゾンおしえておくれ」
「走れ炎のジャングラー」
  • 作詞 - 赤井圭 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人、コロムビアゆりかご会
「東京ジャングル」
  • 作詞 - 土井信 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「アマゾン一人」
  • 作詞 - 田中守 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「アマゾン一緒にたたかおう」
  • 作詞 - 田中守 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人、コロムビアゆりかご会
「その名はアマゾン」
  • 作詞 - 土井信 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「アマゾン倒せ」
  • 作詞 - 中瀬当一 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - サニー・シンガーズ
「アマゾンライダーアクション」
  • 作詞 - 石森章太郎 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 子門真人
「ぼくらのアマゾンライダー」
  • 作詞 - 赤井圭 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビアゆりかご会

放映リスト

放送日 話数 サブタイトル 登場怪人 脚本 監督
1974年
10月19日
1 人か野獣か?! 密林から来た凄い奴![注 13] 大門勲 塚田正煕
10月26日 2 十面鬼! 神か? 悪魔か?
  • 獣人吸血コウモリ(声 - 市川治
11月2日 3 強くてハダカで速い奴! 山田稔
11月9日 4 走れ! 怒りのジャングラー!!
11月16日 5 地底からきた変なヤツ!![注 15] 鈴木生朗 内田一作
11月23日 6 インカ縄文字の謎!!
  • 獣人ヤマアラシ(声 - 市川治)
  • モグラ獣人[注 16]
11月30日 7 とける! とける! 恐怖のヘビ獣人!?
  • ヘビ獣人(声 - 林一夫)
伊上勝 塚田正煕
12月7日 8 学校を襲ったワニ獣人!! 村山庄三
12月14日 9 ゆけアマゾン! カニ獣人の島へ! 伊上勝 田口勝彦
12月21日 10 黒ネコ獣人 保育園をねらう!!
  • 黒ネコ獣人(声 - 山下啓介)
鈴木生朗
12月28日 11 金色のカタツムリは死神の使い?! 山田稔
1975年
1月4日
12 見た! ゲドンの獣人改造室!!
  • トゲアリ獣人(声 - 市川治、人間体 - 中原正之)
伊上勝
1月11日 13 迫る! 十面鬼! 危うしアマゾン!!
  • 獣人ヘビトンボ(幼虫)(声 - 峰恵研)
塚田正煕
1月18日 14 十面鬼死す! そして新しい敵!?
  • 獣人ヘビトンボ(成虫)(声 - 峰恵研)
1月25日 15 出たぞ! 恐怖のゼロ大帝!! 内田一作
2月1日 16 ガランダーの東京火の海作戦!!
  • ゲンゴロウ獣人(声 - 林一夫、人間態 - 安藤三男
鈴木生朗
2月8日 17 富士山大爆発? 東京フライパン作戦!
  • ガマ獣人(声 - 辻村真人)
松岡清治 折田至
2月15日 18 ゼロの恐怖! 大地震作戦!!
  • ハンミョウ獣人(声 - 市川治)
鈴木生朗
2月22日 19 出動、ガランダー少年部隊!!
  • フクロウ獣人(声 - 佐原公雄)
塚田正煕
3月1日 20 モグラ獣人 最後の活躍!!
  • キノコ獣人(声 - 本塚正之)
伊上勝
3月8日 21 冷凍ライダーを食べる人喰い獣人!
  • イソギンチャク獣人(声 - 本塚正之)[注 18]
村山庄三 田口勝彦
3月15日 22 インカ人形 大東京全滅の日!?
  • モモンガー獣人(声 - 佐原公雄)[注 14]
伊上勝
3月22日 23 にせライダー対アマゾンライダー!!
  • サンショウウオ獣人(声 - 辻村真人)
    • にせアマゾンライダー
鈴木生朗 内田一作
3月29日 24 やったぞアマゾン! ゼロ大帝の最後!!
  • 真のゼロ大帝

他媒体展開

他テレビシリーズ

仮面ライダーストロンガー
山本大介/仮面ライダーアマゾンが登場。
仮面ライダー (スカイライダー)
仮面ライダーアマゾンが登場。
仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダーアマゾンが登場。
仮面ライダーディケイド
山本ダイスケ/仮面ライダーアマゾンとモグラ獣人が登場。

テレビスペシャル

全員集合!7人の仮面ライダー!!
仮面ライダーストロンガー』のテレビスペシャル。山本大介/仮面ライダーアマゾンが登場。
10号誕生!仮面ライダー全員集合!!
仮面ライダーZX』のテレビスペシャル。仮面ライダーアマゾンが登場

映画作品

『仮面ライダーアマゾン』(1975年3月21日公開)
東映まんがまつりの一編として16話を上映。
2003年12月5日発売の昭和の仮面ライダーシリーズの映画作品を収録した「仮面ライダーTHE MOVIE BOX」および単品では2006年発売の「仮面ライダーTHE MOVIE Vol.3」、2011年10月21日発売の「復刻!東映まんがまつり1974夏」に収録されている。
ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー
秘密戦隊ゴレンジャー』と『ジャッカー電撃隊』の映画作品。アマゾンと十面鬼が戦っているという設定で、両者とも写真のみ登場。
仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王
『スカイライダー』の映画作品。仮面ライダーアマゾンが登場。
『仮面ライダースーパー1』
仮面ライダースーパー1』の映画作品。仮面ライダーアマゾンが登場。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
仮面ライダー電王』と『仮面ライダーオーズ/OOO』の映画作品。仮面ライダーアマゾンが登場。
仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX
仮面ライダーフォーゼ』と『仮面ライダーオーズ/OOO』の映画作品。仮面ライダーアマゾンが登場。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
『仮面ライダーフォーゼ』と『仮面ライダーウィザード』の映画作品。仮面ライダーアマゾンが名前のみ登場。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーアマゾンが登場。
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズ宇宙刑事シリーズの映画作品。仮面ライダーアマゾンが登場。

オリジナルビデオ・オリジナルDVD

仮面ライダーフォーゼ 超バトルDVD 友情のロケットドリルステイツ
『仮面ライダーフォーゼ』の超バトルDVD(オリジナルDVD)。仮面ライダーアマゾンと獣人が登場。獣人は、写真と過去の映像のみ。

漫画作品

石ノ森章太郎
詳しくは仮面ライダーアマゾン (漫画)を参照。
テレビマガジン」1974年11月号から1975年3月号まで連載。
すがやみつる
詳しくは新・仮面ライダーを参照。
冒険王」1974年11月号から1975年3月号まで連載。
土山よしき
テレビランド」1974年11月号から1975年3月号まで連載。
石川森彦(石川巨人)版
たのしい幼稚園」1974年11月号と1975年1月号に掲載。石川巨人名義。
ディズニーランド」1974年12月号に掲載。石川巨人名義。
細井雄二
おともだち」1974年11月号から1975年4月号まで連載。
村枝賢一
詳しくは仮面ライダーSPIRITSを参照。
第九話・第十話 「密林の破壊神(前編・後編)」が仮面ライダーアマゾン主役編となっている。第3部からは本作の獣人や岡村まさひこが登場。

小説作品

MASKED RIDER AMAZON EDITION -プレ・ステージ-
HERO SAGA』の1つ。本作のプロローグとなっている。
MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日-
仮面ライダー電王』の小説作品。『HERO SAGA』の1つ。仮面ライダーアマゾンが登場。
仮面ライダーEVE-MASKED RIDER GAIA-
原作者の漫画作品『仮面ライダー』の続編。仮面ライダーアマゾンが登場。

映像ソフト化

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全6巻が東映ビデオよりリリース。前作『X』までは放送順と収録順が一致しなかったが、本作より放送順に収録されている。
  • 1995年8月21日から12月8日にかけてLDが東映ビデオより発売された。全3巻の各2枚組で各巻8話収録。
  • 2003年8月8日から9月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全2巻の各2枚組で各巻12話収録。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」に第1話が収録されている。

ネット配信

  • 2012年5月から8月にかけてYoutubeの「東映特撮 YouTube Official」において全24話が配信された。

ゲーム作品

発売元はバンダイナムコゲームス(バンダイレーベル、バンプレストレーベル)による。

仮面ライダー クライマックスヒーローズ フォーゼ
2011年12月1日発売。対応機種はWiiPlayStation Portable。シリーズ4作目以降から昭和シリーズと共に参加。アマゾンが登場。
コンパチヒーローシリーズ

備考

NET系土曜夜7時30分の仮面ライダーシリーズのスポンサーとして参加していた大正製薬は、本作を最後にNET系土曜夜7時30分枠のスポンサーから離れた。前作『X』終了間際の1974年10月に大正製薬から温感貼り薬「カプシプラスト」が新発売され、前作および本作のスポンサーとして「カプシプラスト」のCMが流れた。

第1話(高坂教授が殺害された直後)の変身シーンで岡崎徹の口元のアップが映った際、歯に青海苔が付着しているのが映っていた。このことは『テレビ探偵団』(TBS系)で紹介された際、「大泉スタジオで撮影され、大泉スタジオ近くの食堂で焼きうどんを食べていた」と誤って解説された。1991年7月28日放送の視聴者投書コーナーでもこの第1話のVTRが紹介され、ゲストの牧瀬里穂が「戦いで変身する時に掛け声をかけるのですが、アマゾンの歯がアップで映ります。その時、前歯の隣の歯に青海苔がついていました」と投稿葉書を読み上げていた。

OPの「ア・マ・ゾーン!」の掛け声は平山亨プロデューサーの発案によるものである[8]2010年7月4日科学技術館にて行われたトイフェスティバルの岡崎徹のトークショーで、飛び入り参加した平山自らが「密かな自慢」として披露した。

脚注

注釈

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出典

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参考文献

関連作品

実際の客演作品については、#他媒体展開や各客演情報を参照。

  • 秘密戦隊ゴレンジャー』 - 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では『アマゾン』の放送終了により、それまで仮面ライダー枠であった時間帯でスーパー戦隊の元祖である『ゴレンジャー』が始まったことがメタフィクションとしてストーリー内で扱われている。
  • あまちゃん』 - 連続テレビ小説。143話の中で、教師役の皆川猿時が唐突に「ア・マ・ゾーン!」と叫びながら海にダイブするシーンがある。
  • 仮面ライダー響鬼』 - プロデューサー・髙寺成紀が、製作発表の場で「響鬼は平成のアマゾン」と発言している。『オールライダー超スピンオフ』では、アマゾン同様に(平成の)6号となった。そのためか、クロスオーバー作品では仮面ライダー響鬼とともに登場することがある(『ディケイド』の劇場版では、ディケイドが変装した響鬼とアマゾンと対戦。スーパーヒーロー大戦シリーズ第2作では中盤でスペースショッカーに苦戦する仮面ライダービーストを救うべく、アマゾンが響鬼とともに登場している)。
  • 仮面ライダーフォーゼ』 - 劇中の登場人物・「野座間友子」の名字は、アマゾン(AMAZON)をアルファベットに直してそれを逆読みしている。

関連項目

  • デーモン小暮閣下 - BLACKの変身ベルトと同じ様に、アマゾンの変身ベルトもコスチュームに流用。

テンプレート:前後番組

テンプレート:仮面ライダーシリーズ

テンプレート:石ノ森章太郎
  1. 1.0 1.1 1.2 『KOUDANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.6 仮面ライダーアマゾン』pp.16 - 17
  2. 『語れ!仮面ライダー』KKベストセラーズ〈ベストムックシリーズ〉、2013年4月、pp.83 - 84。ISBN 978-4-584-20497-9
  3. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.195
  4. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.107
  5. 『仮面ライダーアートコレクション ヒーロー編』メディアワークス、2003年7月、p.102。ISBN 4-8402-2373-4
  6. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.92
  7. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.195 - 196
  8. 8.0 8.1 8.2 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.196
  9. 9.0 9.1 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.72
  10. 『KOUDANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.6 仮面ライダーアマゾン』p.27
  11. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.8
  12. 12.0 12.1 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.194
  13. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.95
  14. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.199
  15. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.195
  16. 『仮面ライダーX・アマゾン・ストロンガー大全』p.217
  17. 『KOUDANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.6 仮面ライダーアマゾン』p.15
  18. テンプレート:Harvnb
  19. 宇宙船文庫『仮面ライダー立体資料集』朝日ソノラマ、1986年
  20. 『KOUDANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.6 仮面ライダーアマゾン』p.27
  21. 『仮面ライダーSPIRITS受け継がれる魂II』講談社、2003年、p.112
  22. 『KOUDANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.6 仮面ライダーアマゾン』p.10
  23. 『KOUDANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.6 仮面ライダーアマゾン』p.11
  24. 24.0 24.1 24.2 24.3 24.4 24.5 24.6 24.7 24.8 24.9 テンプレート:Cite book
  25. テンプレート:Cite web
  26. テンプレート:Cite web
  27. 27.0 27.1 『仮面ライダーSPIRITS 受け継がれる魂II』講談社、2003年、p.153
  28. 仮面ライダーをつくった男たち 1971・2011』講談社、2011年、p.276


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