市川治

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テンプレート:ActorActress 市川 治(いちかわ おさむ、1936年6月21日 - 2009年1月2日)は、日本の男性俳優声優フリー埼玉県熊谷市出身。埼玉県立熊谷高等学校卒業。新日本企画[1]代表を務めた。テンプレート:VOICE Notice Hidden

生涯

芸歴:劇団森の会→テアトル・エコーアーツビジョン→フリーランス。

高校時代に放送演劇部入部をきっかけに役者への道へ。海外ドラマで若い青年ヒーローを次々と演じた。

アニメは草創期から活躍、第1次声優ブームの牽引役を務めた。特に長浜忠夫の作品に多く出演し、敵方の「美形キャラクター」を演じた。当時40代でその甲高い美声を発する独特の演技に周囲は驚嘆していたが、2006年、『超電磁マシーン ボルテスV』DVD発売告知のTVCMにおいて、当時70歳ながらハイネル役を演じた。なお、一時期は喉を痛め吹き替えから遠ざかっていた時期もあった。

2009年1月2日心不全で死去。テンプレート:没年齢。遺作は同年3月稼働の業務用ゲーム『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT』のノリス・パッカード役である。

特色

美形キャラクターを含む若者のみならず、中年男性や老境に差し掛かった人物なども数多く演じ、役柄の幅は広い。ゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」の常連声優の一人でもあった。

テアトル・エコーが担当した『仮面ライダー』や『変身忍者 嵐』では、池水通洋との共演が知られている。また、『ウルトラマンA』でのゾフィー役や『仮面ライダーストロンガー』で「マシーン大元帥」などボスキャラクターも多く演じている。

人物像

超電磁ロボ コン・バトラーV』や『超電磁マシーン ボルテスV』では、新人の頃の三ツ矢雄二白石ゆきながに対して演技指導をしていた[2]

闘将ダイモス』のアフレコ時には、上手く声を合わせられなかった神谷明に対して、画面が切り替わると光の加減が代わるので、そのタイミングにあわせて台本を読むようにとアドバイスしている。

1980年、雑誌『月刊OUT』2月号でのインタビューで「ガルーダ」や「ハイネル」など美形のキャラクターについて彼らの最期が描かれるエピソードのアフレコ日には、事前に風呂に入って身体を清めるなど気持ちを整えて収録に臨んだと語っている。

担当する役柄の声を色にたとえていると語っており、例えば『コンバトラーV』のガルーダの声は暖かみのあるオレンジ色にたとえている。

出演作品

太字は主役・メインキャラクター

テレビアニメ

1963年

  • 鉄腕アトム (アニメ第1作)(パール星人隊長、デッド・クロス殿下、ブロンX、ダン、ロボット三銃士、山本えいいち、ロビオ、タップ、トビオ 他)

1965年

1968年

1969年

1970年

1971年

1972年

1973年

1974年

  • 柔道讃歌(ナレーション、吉岡、津山、他)

1975年

1976年

1977年

1978年

1979年

1982年

1983年

1988年

1991年

1992年

1995年

1996年

1999年

2003年

2005年

2006年

OVA

1991年

1992年

1996年

劇場アニメ

1965年

1972年

1978年

1979年

1984年

1992年

ゲーム

1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

  • SDガンダム GGENERATION-F(ノリス・パッカード)
  • スーパーロボット大戦α(プリンス・シャーキン、大将軍ガルーダ、プリンス・ハイネル、ゴル・ボドルザー)

2001年

2002年

  • SDガンダム GGENERATION NEO(ノリス・パッカード、ギルバート・タイラー)
  • スーパーロボット大戦IMPACT(ノリス・パッカード、プリンス・シャーキン、大将軍ガルーダ、総統ワルキメデス)

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

CD

吹き替え

特撮

1968年

1969年

1971年

  • 仮面ライダー(ハインリッヒ博士の声[3]、再生人間蝙蝠の声、再生蜂女の声、再生改造コブラ男の声、再生ゲバコンドルの声、再生ヤモゲラスの声、実験体狼男の声)

1972年

1973年

  • ウルトラマンA(水瓶座第三星人の声)
  • 仮面ライダー(ショッカーライダーNo.2の声)
  • 仮面ライダーV3(カミソリヒトデの声、レーシングアナウンサー、ヒーターゼミの声)
  • ゴジラ対メガロ(ナレーション、海底王国無電員の声)
  • ジャンボーグA(PAT基地の警報アナウンス、ラジオアナウンサー)

1974年

1975年

  • SFドラマ 猿の軍団(ゾーンの声)
  • 仮面ライダーアマゾン(トゲアリ獣人の声、ハンミョウ獣人の声)
  • 仮面ライダーストロンガー(クラゲ奇械人の声、奇械人ブブンガーの声、サメ奇械人の声、鋼鉄参謀の声、マシーン大元帥の声)

1976年

1977年

  • 円盤戦争バンキッド(エフゾロ中佐の声)
  • 大鉄人17(ワンエイトの声)
  • 超神ビビューン(再生サカサバシラの声、再生山鬼の声)
  • バトルホーク(海骨の声)

1979年

1980年

  • スカイライダー(ゴキブリジンの声)

テレビドラマ

映画

舞台

  • ブンとフン

その他

  • ノーマン中条タク
  • 野村トーイ・『カセット8ムービー』(付属ソノシートの仮面ライダー / 本郷猛の声)

脚注

テンプレート:Reflistテンプレート:脚注ヘルプ

参考文献

  • 小川びい『ロマンアルバム アニメ声優ハンドブック こだわり声優辞典'97』1997年3月10日発行
  • ホビージャパンMOOK『宇宙船別冊 仮面ライダー怪人大画報』2007年12月18日発行
  • 出版社。ゲーム会社のSNKの旧社名とは関係はない。
  • DVD-BOXの解説書より。このDVD-BOXには上記のCMナレーションも収録されている。
  • クレジットは市川修
  • 第11話はノンクレジット、第17話のOP表記は市川殆。
  • 第17話のクレジットは「警官」。