ベターマン
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer 『ベターマン』(BETTERMAN)とは、1999年4月1日から9月30日までテレビ東京系列で放送されたSFアニメ。全26話。
目次
概要
本作は『勇者王ガオガイガー』を制作したスタッフ、および監督の作品である。テーマは「恐怖」。世界設定は同じだが、ロボットSFよりもバイオテクノロジーSFを主体とするなどメイン世界を構成する要素や、雰囲気作りなどは正反対というコンセプトで制作された。放送時間帯が深夜のアニメということもあり、ホラーやオカルト色が強い。
監督が「なんとなく賢くなった気分になれる」と語ったように、設定を織り込んだ科学解説が多用されている。
前述のように厳密な意味でのロボットアニメではないが、バンプレストが発売しているゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」の一つ、『スーパーロボット大戦COMPACT3』に登場している。
あらすじ
2006年、世界は原因不明の大量自殺・殺戮行為を引き起こす「アルジャーノン」と呼ばれる怪奇現象に冒されつつあった。
ジオフロント型地下遊園地「ボトム・ザ・ワールド」で、開園セレモニーの準備中謎の大量死亡事故が発生。対アルジャーノン研究組織「モーディワープ」の都古麻御は、この事故をアルジャーノンが原因と断定する。時同じくして蒼斧蛍汰は閉鎖されているはずの「ボトム・ザ・ワールド」の事故現場に偶然入り込んでしまう。彷徨う内に巨大メカ(ニューロノイド)「覚醒人1号」と遭遇。その操縦席には、蛍汰の幼馴染である彩火乃紀が搭乗していた。
覚醒人のもう1人のパイロットであるカクタスが突如出て行ったことで、搭乗者が2人一組で無ければならず立ち往生していた。そこへ暴走したアトラクション用ロボット達が襲い掛かる。なりゆきで操縦席に乗り込んだ蛍汰はパイロットとなり、アルジャーノンの調査を行うこととなる。
登場人物
- 蒼斧蛍汰(あおの けいた)
- 声 - 山口勝平
- ごく普通の男子高校生。カモメ第二高校2年生。17歳、山羊座のB型。アニメ、ゲーム等が好きなオタク少年で、特にミリタリーに造詣が深い。キックボード「ラン号」を使って通学。幼馴染の火乃紀に好意を抱くも、持ち前の下心でなかなか進展しない。幼少時に事故により脳にダメージを負い、ロリエ・ノワールの硬膜を移植されていた。彼に起きた様々な怪奇現象はこの為であり、ロリエがシナプスネットワークを作る弊害として幻覚や錯乱状態などが発生していた。覚醒人に乗ったのも偶然では無く、彼女の導きによるもの。死にたいと漏らす火乃紀に「俺を巻き込むんじゃねぇ!」と暴言を吐き、物音に驚き彼女を置いて1人で逃げてしまうなど酷い側面もあったが、デュアルカインドとして数々の実践を経て成長を遂げていく。同乗したデュアルカインドの特性を学習し吸収する成長型ヘッドダイバー(これもロリエによる力)としての特性を持つ。『FINAL』ドラマCD『帰ってきたマモル』にも登場する。
- 彩火乃紀(さい ひのき)
- 声 - 氷上恭子
- 蛍汰の幼馴染。5歳のときに鎌倉へ引越したが、カモメ第二高校へ転入してきて再会した。17歳、蠍座のO型。前髪が特殊な色になっている。インド・アジャンター石窟で行方不明になった両親と兄を探すため麻御に協力、アカマツ工業と共に活動することとなる。蛍汰に好意を抱いているも不器用な性格から冷たい態度を取りがち。嫉妬深い面があり他の女性の仲に対しては敏感。学者である父やその助手も務めた兄に対してのコンプレックスから「私…馬鹿だから」が口癖。後に家族はこの世にいないと確信。精神的に落ち込んで行き、卑屈で暗い考えを持つようになる。そのせいでしばしばきつい言動を放ってしまう。ソムニウムから「ウィウェレ生りし希望」と呼ばれ、彼らが守る理由の一つとなっている。FINALドラマCDにも登場する。
- 紗孔羅(さくら)
- 声 - 岩男潤子
- 極度のADHD体質。場に存在する意志を読み取る能力、リミピッドチャンネルを有するも、その負荷は大きく、絶えず流れ込んでくる情報干渉から精神を安定させるため、一日数時間はマニージマシンの処置が必要。生まれた頃より病院暮らしで友達がなく、普通に接してくれる蛍汰に好意を持っている。その予言のような能力から「来るよ…」など断定めいた言葉で呟く。実は阿嘉松の娘。最終夜で昏睡状態に陥り深い眠りにつく。ルネ・カーディフ・獅子王の姪で、獅子王凱とは遠い親戚にあたる。ノベライズFINALでその名前が触れられている。
- 阿嘉松滋(あかまつ しげる)
- 声 - 茶風林
- 有限会社アカマツ工業社長。自分の趣味としか考えられない商品ばかりを発明している。獅子王雷牙の息子の1人。父親のことをあまり好きでないのか、獅子王姓は使わない。過去、会社の経営に家庭を顧みず離婚。これはパテントと引き換えにどこかの大企業をスポンサーに付けるか、株式上場すれば解決したらしいが自身の望む仕事に拘り「有限会社」としていた為。娘の紗孔羅に必要なマニージマシンの使用と引き換えにモーディワープに技術協力している。FINALに登場するルネ・カーディフ・獅子王の異母兄妹で、獅子王凱の従兄弟にあたる。ノベライズにも登場し、GGGの資材調達に協力していた。
- 都古麻御(みやこ あさみ)
- 声 - 桑島法子
- モーディワープ監察部からアカマツ工業に出向している生体医工学者。数々の事件において真実を求める物語の語り部的存在。かつてダイブインスペクションと呼ばれる実験に技術面のサポートとして参加していた。モーディワープ本部での最終決戦時に再会したオフィサーから自らが追い求めてきた一連の真実を告げられ(実は自身がアルジャーノンの感染源であり、世界中にアルジャーノンをばら撒いていた)、元凶を絶つ為にチャンディーによりオフィサー共々殺害された。外伝 獅子の女王に登場するパピヨン・ノワールの大学時代の先輩。
- 八七木翔(やなぎ しょう)
- 声 - 三木眞一郎
- 他者や自分に対して強力な暗示をかける肉体・精神的負荷を制御する能力、擬示(ぎし)能力の持ち主。明朗快活な性格で全てにおいて優秀な好青年だが、過去にニューロノイドテスト中に弟ケイを亡くしたことがトラウマとなっており、精神的に脆弱な部分が垣間見える。単独でBPLに侵入した際や魔門を追跡し無人団地に辿り着いた際に、人類として唯一ラミアと対峙する。モーディワープ本部での最終決戦時にアルジャーノンを発症した楓によってコックピットにシナプス弾撃を受け共に絶命した。漫画版では楓の能力でブラフマンの奇襲に気づき、蛍汰を助けるが代わりに楓とお腹の子もろともブラフマンの攻撃を受けて死亡する。『獅子の女王・その後』で、ルネと一時期行動を共にした。パピヨンの友人。
- 紅楓(くれない かえで)
- 声 - 皆口裕子
- 超能力者。主にダウジング能力による空間把握や探索を行う。天然ボケな性格。両親に虐待(ネグレクト)を受けた過去を持つ。八七木との間に子を身篭り、そのことをアカマツ工業のクリスマスパーティ席上で発表。その場で結婚式を挙げた。しかしモーディワープ本部での最終決戦時、ダウジング能力をフル活用したためか脳に負荷が掛かりアルジャーノンを発症。お腹の子のデュアルカインドを介してティランを操り、八七木のコックピットを握り潰してしまう。間一髪逃れた八七木は擬示能力で楓を正気に戻そうとするが、次の瞬間自らのコックピットをシナプス弾撃で撃ち砕き爆散。八七木と共に死亡した。その後、お腹にいた子だけはチャンディーに救助されている。
コミカライズではブラフマンの奇襲を八七木に伝え蛍汰を助けたが、最終的にはブラフマンの攻撃を受け死亡する。
- 山じい(やまじい)
- 声 - 子安武人
- 本名不明。有限会社アカマツ工業社員。技術者。実はりっちゃんよりも若い。よくイカの燻製を食べている。
- りっちゃん
- 声 - 川上とも子
- 本名は府中律子(ふちゅう りつこ)。35歳独身の巨乳、福島県出身。有限会社アカマツ工業社員。特殊車両から船舶まで様々な車両の運転を担当。ニコチンロッドを愛用。蛍汰や山じいからは「姉御」と呼ばれる。
- へーちん
- 声 - 桑島法子
- 本名は平地一穂。26歳。有限会社アカマツ工業社員。技術者。アルジャーノン発症後、陰でボトム・ザ・ワールドの職員たちと共に様々な手段でアカマツ工業のアルジャーノン調査を妨害するもラミアによって阻止された。アルジャーノン患者として入院後「26」にこだわる固執症状を見せる。最後は梅崎によってアニムスの花の苗床(26番目の苗床だったらしく、彼の入ったカプセルには26と書かれていた)にされてしまう。
- カクタス・プリックル
- 声 - 高橋広樹
- 覚醒人1号のヘッドダイバー。ボトム・ザ・ワールドの調査に赴いた際、アルジャーノンを発症、覚醒人から降りさまよっていた所を蛍汰の目の前で暴走していたアトラクション用ロボットに殺害される。片言の日本語を話す。ダイブインスペクションにデュアルカインドの1人として参加していた。ナンパ好きだったらしく、八七木は彼を称して「歩くセクハラ」と言ったことがある。ほぼ全編通して顔は黒塗りで分からないが最終夜にてオフィサーの回想で一瞬だけ顔が映る。
- チャンディー
- 声 - 桑島法子
- アジャンター石窟で蛍汰が出会った謎の少女で、リミピッドチャンネルを有する。蛍汰からチャンディーと呼ばれた事からそれを名前とし、以後危機の際に彼を助けるようになる。巨大なトカゲ状のプレトと呼ばれる甲殻形成バクテリアを外鎧として纏うことで戦闘形態(ブッタ)になる(装着するときは「ラクシャーサ」と叫ぶ)。その正体は梅崎博士によって作られた次世代強化人間のクローンの1人。本来は梅崎が管理する装置なしでは生きられない身体だったが、プレトが生体機能を補完することで生命維持できるようになる。梅崎からはD18号と呼ばれていた。最終夜にてアルジャ-ノンの元凶であったオフィサーと麻御を殺害。その後、海の底で漂っていたリミピッドチャンネルを持った楓の子供を連れて何処かに去る。
- 梅崎(うめざき)
- 声 - 市川治
- 北海道釧路湿原にあるBPL(生工食糧研究所)所長。バイオ研究の第一人者。世界十大頭脳の1人。ダイブインスペクションに技術面のサポートとして参加していた。アジャンター石窟で火乃紀の父、彩幹生(さい みきお)捜索の際にアニムスの花を発見。その実を使って人類70億人の食糧難を救おうとするも、すでにアルジャーノンに感染しており、実を得ることに固執し、多くの人間を拉致、その苗床としていた。最後は蛍汰を守る為に裏切ったチャンディーに殺害される。その直後、フォルテの実が実った。
- 魔門麦人(まもん むぎと)
- 声 - 麦人
- 株式会社超人同盟の代表取締役。独特の抑揚で話す癖がある。ダイブインスペクションにダウジング能力者として参加していた。自身が抱える5人のダウジング能力者と楓を使い、自らブラフマンと呼ばれる超人へと進化する。すでにアルジャーノンに感染しており、完全な存在(=ベストマン)になることに固執し、火乃紀を使ってラミアを呼び寄せ、その肉体と自らの肉体を使いダイブインスペクションを完成させようとした。モーディワープ本部での最終決戦時にラミアに倒され、フォルテの実となる。
- オフィサー
- 声 - 坂東尚樹
- モーディワープ代表。かつてはダイブインスペクションの総責任者であった。本名、年齢、国籍など全て不明。最初のダイブインスペクションの後、自社ビル内地下において自らも幾度となく被験者となるも、リミピッドチャンネルを得るに留まった。その探求で今回の事件全ての真実を知る。
- 尊者ヤクスギ(そんじゃ ヤクスギ)
- 声 - 屋良有作
- 謎の修験者。齢120歳前後。密教による法力と呼ばれる術を会得しており、ある意味ベターマンとも呼べる超人。世界中を周り邪壊思念と呼ばれるマイナスエネルギーの駆逐に努めていた。老いによる恐怖を少なからず抱いており、ダイブインスペクションの最初の被験者となるも、失敗。記憶を失い長い間行方不明であった。「チャクラの導き」として蛍汰達を幾度となく助ける。最終夜直前で記憶を取り戻すも「カンケル」の意思に呑まれる。
- 彩幹生(さい みきお)
- 声 - 岡和男
- 火乃紀の父。考古学の博士。回想にのみ登場。ダイブインスペクションの実験にも参加した。アジャンター石窟の調査中に行方不明となる。その際に死亡しフォルテの実を宿す。
- 彩真理緒(さい まりお)
- 声 - 田中伸幸
- 火乃紀の兄。回想にのみ登場。火乃紀が父親の帆船模型を壊してしまった時に一緒に直してくれたり妹思いの優しい人物であった。両親と共にアジャンター石窟に赴きアルジャ-ノンを発症し死亡、その際にウィウェレの実を宿しセーメによりカンケルと戦い瀕死であったラミアに与えられた。「馬鹿だなぁ」が口癖のようで、これに答えるように火乃紀の口癖は「私、馬鹿だから」となった。
- 牛山次男(うしやま つぐお)
- 声 - 石川ひろあき
- ガオガイガーに登場する牛山一男の弟でミリタリーオタク。あだ名はやはり「ウッシー」。蛍汰の悪友。学園祭の時に、兄のつてで入手したミラーコーティング処理された鏡を用意する。
- ハセチン
- 声 - 伊藤舞子
- 本名は長谷川真子(はせがわ まこ)。蛍汰と火乃紀の同級生。同性から好かれるタイプ。
- ヤァーント
- 声 - 天神有海
- 本名は山本容子(やまもと ようこ)。蛍汰と火乃紀の同級生。仕切り屋。
- ヒナ
- 声 - 桑島法子
- 本名は雛形 愛。蛍汰と火乃紀の同級生。CDドラマ『CD夜話 妄-janen-』に登場。怖がり。のちに死亡する。
- 初野あやめ(はつの あやめ)
- 声 - ならはしみき
- 初野華の従姉妹。中学からのウッシーの後輩。CDドラマ『CD夜話 妄-janen-』に登場。
- さっちゃん
- CDドラマ『CD夜話 妄-janen-』に登場したりっちゃんの従姉。りっちゃんより2歳年上。どう見てもりっちゃんより若いが、その謎は物語の中で明らかになる。
- ?
- 声 - あなた
- CDドラマ『CD夜話 妄-janen-』の主人公。蛍汰のクラスメイトである男子生徒で、CDドラマの聞き手自身でもある。
- パピヨン・ノワール
- 声 - 川澄綾子
- ロリエ・ノワールの娘で、麻御の大学の後輩。CDドラマ『CD夜話2 欲-nozomi-』の主人公。本編とFINALをつなぐキーパーソン。
ソムニウム
人類がベターマンと呼ぶ、紀元前以来から人類の歴史に度々存在が確認されてきた霊長類とされる種族。基本的にリミピッドチャンネルを通じて意思疎通を図る。地球生命で唯一D型のアミノ酸を利用して生きており、人類にとっての光学異性体となる存在でアニムスの花からでしか生命維持に必要なアミノ酸を摂取できない。地球生命にとっての免疫機能の役割を担っている。地球生命の滅亡の危機であるカンケルの出現により発生するアルジャーノンと、その発症者を苗床にして生み出されるアニムスの花に呼び出されるように出現した。
- ラミア
- 声 - 子安武人
- 火乃紀を陰から常に見守る謎の存在。青年に見えるが実年齢100歳を超える。ソムニウム一族の次代の長。ネブラ、アクア、フォルテ、オルトスへの変身耐性を持つ。容姿が火乃紀の兄、真理緒と酷似しているが、これはカンケルとの戦いで死の淵にあった体を再生させる為に彼から生じたウィウェレの実を食べた為で、その記憶はラミアの中に息づいている。『勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』にも登場している。
- セーメ
- 声 - 川上とも子
- 鳥の姿をするも形は不定で、蛇や子鹿のような姿にもなる。「欲(のぞみ)の袋」によって一度滅んだが、パピヨンがお守りとして所持していたスヴェイエト(ルーメ)の実により復活するも、命と引き換えに本来の女性の姿を失う。実を食すことで一時的に失った本来の姿に戻る。火乃紀の母から発生した物らしく、一瞬彼女を見た火乃紀は母の面影を見出していた。物語開始前にカンケルと戦い、死の淵にあったラミアに真理緒から発生したウィウェレの実を与えた。その後、カンケルの攻撃からラミアを逃がす為に盾となり消滅した。
- ボダイジュ
- 声 - 矢尾一樹
- ソムニウム一族の戦士。インド僧のような姿をしているパキラの護衛。一族の中でも屈指の戦士で、実力はラミアとほぼ互角。トゥルバの実を食し変身する。元凶であるカンケルを滅ぼすことを第一としている。ウィウェレなりし希望=火乃紀を守るためだけに独断専行するラミアを毛嫌うが、後に和解。その後、カクタスの遺体から発芽したフォルテの実を発見するもカンケルが現れ、戦いを挑むも身体に侵入され、その際フォルテの実をラミアに託し、カンケルごと自分を滅ぼそうと消滅した。
- パキラ
- 声 - 中田和宏
- ソムニウム一族の長。ポンドゥスの実を食べることで引力を操る。事象予知ダウジングで、邪戒思念やアルジャーノンの危機を察知。ラミア達にカンケルの出現に対処するよう命じていた。超人同盟本社にてブラフマンとの戦いのあとカンケルと遭遇、戦うも一瞬の内に細胞内に侵入され消滅してしまう。
ソムニウム変身態
ソムニウムはアニムスの花の実を食す事により人知を超えた能力を発揮する異形の姿に変身する。変身後は自分の肉体が変異しているというより、変異した自らの肉体を内部で操縦している感覚で、戦闘後は胸の胸腺から脱出し、その場には繊維化した抜け殻だけが残される。また、変身後は数時間の眠りを必要とする。都古麻御曰く「数千年前にダイブインスペクションを成功させた種族」。
- ネブラ
- ラミアがネブラの実を食べて変身する、飛翔可能な形態。体を構成する素材は硬質化した肝細胞に酷似する。頭部のクラッシュウィッパーで対象を叩き固有振動数を調べ、それに合わせた超音波を周囲に放ち、特定の物質のみを粉砕する「サイコヴォイス」が必殺技。マイク・サウンダーズのソリタリーウェーブライザーは、獅子王雷牙がサイコヴォイスを元にして開発したもの。アルジャーノンに感染した通常の人間を苗床にして育ったアニムスの花の実がネブラの実となる。
- フォルテ
- ラミアがフォルテの実を食べて変身する、ベターマン最強の形態。相手の物質崩壊点(クランブルポイント)を頭部のスライディングサーベルで突き粉砕する「サイコグローリー」が必殺技。カンケル出現時(物語でのダイブインスペクション)の生体死滅インパルスを直接脳に焼き付けられた人間を苗床にして育ったアニムスの花の実がフォルテの実となる。
- アクア
- ラミアがアクアの実を食べて変身する、水中用形態。頭部の刃で敵を切り裂く。泳ぐスピードは600ノットで、ネブラが空を飛ぶよりも速い。水のない場所では、大量の雨を呼び水を操る。敵の体液を鰓から吸い取りDNAを分析し、相手の細胞に自滅指令を出す偽の細胞を周囲に放出し、特定の敵のみを死滅させる「サイコフルード」が必殺技。
- オルトス
- オルトスの実によって変身する。カンケルを倒せる唯一の最終形態。一族の中でも実に耐性を持つ選ばれた者しか変身できない。体細胞は寿命がなく分裂し続ける生殖細胞で出来ており、カンケルの死滅細胞の攻撃を相殺できる。頭部のファイアリングサーベルを発射し、対象の全ての遺伝情報を一気に引き出し消滅させる「サイコバース」が必殺技。
- 魔門、オフィサー、麻御の三つのフォルテの実を合成することで成る変種。
- ルーメ
- セーメがルーメの実を食し変身する人型の形態。本来の女性の姿でもあり、光熱と電磁波を操る。実には使用回数制限と制約があるらしい。火乃紀の母を苗床に育った。
- トゥルバ
- ボダイジュがトゥルバの実を食べて変身する形態。空気や気圧を自在に操る。真空波と圧縮酸素弾を交互に繰り出すことにより、特定物質のみを破壊する「サイコカーム」が必殺技。
ニューロノイド
デュアルインパルスによってリンカージェルから取り出されたエネルギーを利用して活動する多目的調査ロボ。一部の例外を除き、搭乗するデュアルカインドの特性に合わせ調査用のアクセプト(AP)モードと活動用のアクティブ(AV)モードに変形する。通常の操縦は主に音声入力によって行われるもジェルは活動にともない純度が低下するため、その活動時間にはおのずと限界がある。活動限界を迎えた場合は透析が必要。制御には高等哺乳類12体分の大脳皮質を用いた生体ユニットを使用している。
- 覚醒人1号
- 有限会社アカマツ工業製ニューロノイド。側転するように変形することでアクセプトモードとアクティブモードの2タイプに切り換わる。必殺技はアクティブモード時に大気中の化学成分を集め、その状況に応じた化学物質を合成し放つシナプス弾撃。 通常、稼動にはパイロットを2名を要するが、火乃紀が連れ去られたあとは紗孔羅をパイロットにして運用した。コミカライズ終盤では一人でも操縦できるように改造。生体ユニットとしてバンドウイルカ12頭分の大脳皮質を利用し、水中活動用装備が無いにもかかわらず水中活動を行ってみせた。最終夜にて大破、イルカたちの意識は海へと還って行った。
- ティラン
- モーディワープフランス支部が開発したニューロノイド。ティランの4号機であるカトリエの生体ユニットには類人猿ボノボ12頭分の大脳皮質を利用。専属ヘッドダイバーの八七木の擬示能力で暴走を抑制できることも考慮に入れられ開発された。覚醒人と同じく、アクセプトモードとアクティブモードがあり、シナプス弾撃も使用できる。ちなみに楓は当機を青ウサちゃんと呼んでいる。
- プロトタイプティラン
- 初期の試作型としてプルミエ、ドゥジ、トロワの3体が製作されるも生体ユニットに事故や病死した人間の大脳皮質を使っていたため、非人道的構造への異論と暴走の危険性を指摘され封印される。長らくモーディワープフランス支部の地下にあったが、人間の脳を用いたことに付け込んだ超人同盟に利用され、楓を拉致するための操り人形にされてる。ドゥジには、プルミエの水中活動実験中の事故が原因で死亡した八七木の弟、ケイの大脳皮質が組み込まれていた。試作型のためかモードチェンジ機能はない。
- ブロッサム
- モーディワープが新たに開発した戦闘用ニューロノイド。アクセプトモードは省略されており、モードチェンジしない。戦闘訓練を受けた人間が、脳手術による擬似デュアルカインド(デュアルトライヴ)として搭乗。蛍汰たちを救出に派遣されるもすでアルジャーノンに感染しており、逆に襲い掛かってきた。モーディワープ本部で現れた際は武装強化されており、コクピットにアルジャーノンに感染した搭乗者達が鮨詰め状態に入れられていた。
- グリアノイド
- 新たに開発されたニューロノイド用飛行ユニット。三重連太陽系緑の星からもたらされたオーバーテクノロジーを利用して開発されたウルテクエンジンを搭載。リンカージェルの透析も可能でニューロノイドの活動限界時間を克服した。デュアルカインドでない人間でも操縦可能。阿嘉松の依頼を受け、獅子王雷牙が製作。覚醒人、ティラン用に2機製作された。
- 覚醒人凱号
- 勇者王ガオガイガーFINALDVD-BOX映像特典ディスク『ディスクZ』に収録されているオフィシャルサイドストーリー・「Z計画」に登場。
- GGGとアカマツ工業の共同制作で造られたニューロメカノイド。アクセプトモードの外見は覚醒人に近いが、アクティブモードは勇者に似たよりスマートな形状になっており、各部の配色や武装がガイガーに近いものとなっている。また、ウルテクエンジンやジェル透析など従来グリアノイドによって追加されていた機能を標準搭載している。ガイガー・ガオファーと互換性がある合体システムを搭載しており、ドリルガオーII、ライナーガオーII、ステルスガオーIIとの組み合わせガオガイゴーにファイナルフュージョンする。機体そのものはスターガオガイガーとガオファイガーの中間に相当。生体ユニットの種類は不明。パイロットは天海護と戒道幾巳であるが、ニューロノイドの経緯を知ってて搭乗しているかは不明である。
異形のもの
ボトム・ザ・ワールドのアトラクション
アルジャーノンに冒されたへーちん、カクタス・プリックル、建設作業員たちが密かに改造していた。
- ぬれ女
- 不規則に飛び跳ね、ボトム・ザ・ワールドに迷い込んでしまった蛍太を驚かせた。その素顔は大唇で、舌もでかい。覚醒人に踏み潰される。
- ヨロイナイト
- 一つ目の騎士で3体いる。剣で襲いかかってくる。覚醒人に握り潰される。
- カッパ
- 頭の皿のまわりの毛がヒラヒラ動く。覚醒人に握り潰される。
- 豆の木
- とても大きく、体中の穴からスモーク弾や花火を放つ。覚醒人のシナプス弾撃で倒される。
- 巨大チカちゃん(ドでかチカちゃん)
- ボトム・ザ・ワールドのマスコットキャラである「チカちゃん」を大きくした物であり、「チカちゃん感激ー!」と言いながら襲い掛かってくる。意外と攻撃速度が速く、爪で叩き、口から旗を出す。豆の木を倒し力を使い果たした覚醒人を襲おうとしたが、ベターマンネブラに倒される。
BPLが開発したUMA
BPLにて梅崎が作り出したUMA。アニムスの花の苗床にする人集めに使われた。いづれもアルジャーノンに感染した梅崎が食用動物(植物)の研究技術を利用して生み出した。
- ベへモット
- 人間をアニムスの苗床にするため「ベヘモットの呼び声」といわれる催眠音波で調査に訪れた人間をアジャンター石窟の地下におびき寄せていた。象のような姿を持つ。
- サラマンダー
- 人間をアニムスの苗床として、より完成されたものにするため触手の先端から人間の細胞を麻痺させる毒液を放つ。それ自体が、一種の生体ケミカルプラントとして機能している。
- レヴィ
- 10種類以上の海洋生物の形質が合成されたUMA。本体の大きさは、数千メートルにも及び、移動はしないが巨大な体を海底の岩盤に固定し、いくつもの触手で獲物を捕獲する。
- イカロス
- バイオ羽虫の集合体。翼竜の姿をとる。BPLに向う蛍汰たちの輸送機を襲った。
- メデューサ
- バイオ管虫の集合体。巨大管虫の姿をとる。釧路湿原で覚醒人と戦う。肉食で人間すら捕食する。過去にアカマツ工業を襲った。
- ヘラクレス
- バイオ甲虫の集合体。硬質の身体を活かし、BPL内部でティランと戦った。
- インプラアント
- バイオ昆虫の一種。人間の口中へ入り、神経毒によって梅崎の操り人形にしてしまう。
- キャリアント
- 六角形の甲殻を持つバイオ昆虫。物資の運搬を担当しており、集団で行動する。
- ベラドンナ
- バイオ昆虫たちをコントロールするために梅崎の指令を受け、様々なフェロモンを放つ。バイオ昆虫たちと共生関係にある。
- サラマンダー62
- ベラドンナの護衛を担う、サラマンダーの改良品種。四足歩行による移動が可能。
- キングベへモット
- ベヘモットの強化型。体表を流体装甲で覆い、ベターマン・フォルテをも苦しめた。
人類を超えたもの
ベストマンプロジェクトの延長にあり、人類の種としての限界を超えるべく、ベターマンを参考にそれぞれの方法で生み出された存在。
- Dタイプハンター
- バイオ研究の観点から梅崎によって生み出された戦闘用クローン人間(生物兵器)。少年少女の姿をした18体が造られた。リミピッドチャンネルを有する。生命維持に必要な必須アミノ酸を体内で合成できないため、特殊な装置での調整を必要とする。アジャンター石窟へのアニムスの花の捜索時にアルジャーノンを発症し互いに殺し合い、D18号の1体のみが生き残った。
- 亜ブラフマン
- 超常能力の観点から魔門麦人によって生み出された進化人類。5人のダウジング能力者と楓を使い、株式会社超人同盟の部長、尾倉国弘を被験者にして創り出された超人。パキラ老に滅ぼされる。
- 真ブラフマン
- 亜ブラフマンの創造で得たノウハウにリンカージェルと5人のダウジング能力者を取り込んで魔門自身が進化した、人類の後継者たらんとする新たな霊長類。その細胞は人間の膀胱と同じ伸縮性を持つ。
- カンケル
- ラテン語で癌細胞の意。ベストマン(完全なる人)とも呼ばれる。いかなる生命とも共生関係を必要としない存在。ゆえに全ての生命を滅ぼすという意志のみによって存在する。細胞の生体情報を瞬時に書き換え、あらゆる生物を死滅させ、いかなる攻撃を受け、どんな環境に置かれても必ず再生・適応する癌細胞の生命力を持つ。また、他の生命体の染色体を改造融合する「ハイブリダイゼーション」と言う能力を持つ。生物の源であるリンカージェルが弱点。地球生命にとって滅びの存在。1999年ペルーのアンデスで尊者ヤクスギを被験者として行われたダイブインスペクションによって誕生した。その性質上、ベターマン達の滅ぼすべき対象となる。
その他
- 欲(のぞみ)の袋
- CDドラマ『CD夜話2 欲-nozomi-』に登場した喋る袋で、パピヨンが追いかけていた。
用語
- アジャンター石窟
- インドに実在する仏教遺跡群。その地下にはアニムスの花の群生地が存在していた。
- アニムスの花
- 欧米では「死を呼ぶ花」とも呼ばれる。アルジャーノン感染者を苗床にして育つ植物。その実にはいくつかの種類と発生要因が存在する。カンケルの出現時(物語でのダイブインスペクション)の生体死滅インパルスを直接脳に焼き付けられた人間からはフォルテの実を成す。生体死滅インパルスを直接脳に焼き付けられた人間から間接的に生体死滅インパルスを受けてアルジャーノンに感染した人間からは、個人の持つ「氣」の違いにより、ネブラ、アクア、ルーメ、トゥルバ、ポンドゥス、ウィウェレなど、様々な種類の実を成す。葉を持たず、どうやって光合成しているかが謎である。L型のアミノ酸をD型に鏡像反転させる性質をもつ。ベターマンにとっては無くてはならない食料でもある。ラテン語で『魂』の意。
- アルジャーノン
- 第一発見者の名前を付けられた原因不明の奇病で、発見者もこれにより死亡する。感染者は精神の崩壊を来し大量殺戮や自殺を目的に行動するも、目的達成までは普段通りの人格で論理的に活動する場合もある。必要な事柄や目的の隠蔽以外の行動をとらないため、体内のATPを使い果たし、感染者はいずれは死亡する。ダイブインスペクションによって脳内に生体死滅インパルス・プリオン蛋白を焼き付けられた彩、麻御、カクタス、梅崎、魔門、オフィサーが世界中に散り、出会う人すべてにそのインパルスを感染させて行ったため世界中で多発した。
- 魔門曰く「アルジャーノンに犯された者が殺戮を犯すのは種の存続の為の本能。病気や現象では無くDNAのプログラム。多くの屍から離脱する気のエネルギーにより生体の変革を導く為の。カンケルを上回る力を得る為の!」
- つまりカンケル出現を機にアニムスの花の苗床となるアルジャーノン感染者を発生させ、実を必要とするソムニウムを呼び出し、カンケルを滅する。という一連の流れを作る為の、地球生命保存の防衛機能だったのである。
- ダイブインスペクション
- オフィサーを中心に、彩幹生、カクタス・プリックル、魔門麦人、梅崎、都古麻御、尊者ヤクスギが参加した実験。次世代環境機関NEOが進めていたベストマンプロジェクトの一環で、リンカージェルにより遺伝情報を書き換え、通常の50倍もの細胞分裂に耐えうるテロメアをもつ不死身の細胞を持ち、耐性病原菌や癌をも克服する完全なる人類(ベストマン)を目指した実験。1999年にペルーのアンデスで行われたが、実験は失敗。被験者であったヤクスギがこれによりカンケルとなってしまう。その後、梅崎、魔門、オフィサーらはそれぞれBPL、超人同盟、モーディワープという3つの組織を作り、各々がカンケルに対抗できる人類を創造すべく暗躍する事になる。
- モーディワープ
- 次世代環境機関NEO傘下の組織であり、オフィサーが代表を務める。アルジャーノンの調査研究機関であり、ニューロノイドなどを開発した。その本部はひし形の人工島で、その最下層にはリンカージェルを採掘、保管しているブロックがある。オフィサーはここで、自ら被験者となって、独自にダイブインスペクションを行っていた。それにより事実上壊滅してしまっている。
- BPL
- 次世代環境機関NEO傘下の組織であり、正式名称は生工食料研究所。北海道・釧路湿原地帯にあり、バイオテクノロジーによって世界の食糧事情を支えていた。しかし、その裏では、所長である梅崎の暴走により、数々のUMAを生み出し、アニムスの花の研究が行われていた。
- 超人同盟
- 株式会社超人同盟。ダウジング能力を利用した総合情報商社で企業や財界に多くの顧客をもつ。魔門麦人がダイブインスペクション後に設立。「癌をも克服した人類=ベストマン」を目指すという目的のために優秀なダウジング能力者を集めることに固執し、楓を狙い蛍汰達に様々な精神攻撃を仕掛けてきた。
- デュアルインパルス
- 生物が共生関係によって発生させる脳内信号。詳細は不明。
- デュアルカインド
- 特に強いデュアルインパルスを有し、リンカージェルに接触することでエネルギーを取り出すことのできる人間。いわゆる「相性良し」。リンカージェルからエネルギーを取り出すには2種類のデュアルインパルス、つまり二人のデュアルカインドが必要となる。ニューロノイドに乗り込む時にはヘッドダイバーと呼称される。
- ペクトフォレース
- ソムニウムが胸に露出した宝石のような胸腺から放つ免疫粒子。対象に放つことで生命体には様々な生理作用を引き起こし、機器に対しては電子的干渉を起こし自在に操ることができる。以下の種類があり、それぞれが異なる効果をもつ。全てがラテン語の色に由来する。
- ウイリデ
- 緑色に輝く粒子。電気信号を自在に操れるため、主に機械の操作に使われる。他にも生物の記憶を消すこともできる。ラミアが使用。
- ルブルム
- 赤く輝く粒子。対象の生物の細胞を破壊する。ラミアが使用。
- フラウム
- 黄色く輝く粒子。対象の生物を麻痺させる。ラミアが使用。
- アルブム
- 白く輝く粒子。対象の生物の免疫機能の強弱を操作できる。ラミアが使用。
- カレウム
- 青く輝く粒子。T細胞を利用した攻撃。ボダイジュが使用。
- プルム
- 褐色に輝く粒子。ボダイジュがカレウムを跳ね返された時に使用し、カレウムを相殺した。
- ボトム・ザ・ワールド
- 世界初の地下遊園地として建設された。第一夜で蛍汰が迷い込み覚醒人1号と出会った場所。アトラクションはアルジャーノンに感染した職員たちによって人間を襲うように改造されていた。後日の再調査にて、最下層部のさらに地下に巨大コンピュータ群が存在し、蛍汰達を襲うようにプログラム・改造されたメカ達の司令塔として機能していることが分かった。ちなみにボトム・ザ・ワールドのマスコットキャラは、地下遊園地らしくオケラをモチーフにした「チカちゃん」。世間一般では事故として処理されている。
- リミピッドチャンネル
- 場に存在する意思を読み取る能力。空間を超えて人々の意識や事象の真実などを受信する。
- リンカージェル
- メタンハイドレート採掘中に発見された古細菌の一種。デュアルインパルスを受けることで強大なエネルギーを発生させる。環境汚染に弱く、激減している。
スタッフ
- 企画 - サンライズ
- 原作 - 矢立肇、米たにヨシトモ
- 監督 - 米たにヨシトモ
- チーフライター - 山口宏
- スペシャルコンセプター - 野崎透
- キャラクターデザイン - 木村貴宏
- メカニックデザイン - 大河原邦男
- クリーチャーデザイン - 竹谷隆之
- メカニックマスター - まさひろ山根
- デザインワークス - 中原れい
- 造形師 - 安藤賢司
- 美術 - 岡田有章
- 色彩設計 - 柴田亜紀子、風間隼人
- 撮影 - 鳥越一志、黒木康之
- 音響 - 藤野貞義
- 音響効果 - 蔭山満
- 音楽 - 田中公平
- 音楽プロデューサー - 佐々木史朗
- アシスタントプロデューサー - 河内山隆
- プロデューサー - 尾留川宏之、小林真一郎
- 製作 - 日本ビクター、サンライズ
主題歌
- エンディングテーマ
各話リスト
章 | 話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 絵コンテ | 作画監督 |
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闇編 | 一夜 | 闇-YAMI- | 山口宏 | 米たにヨシトモ | 米たにヨシトモ | 木村貴宏(キャラ) 吉田徹(メカ) |
二夜 | 声-KOE- | 吉本毅 | 糸島雅彦(キャラ) まさひろ山根(メカ) | |||
三夜 | 宙-SORA- | 吉村章 | 錦織博 | 寺岡巌 | ||
四夜 | 醒-MEZAME- | 竹田裕一郎 | 杉島邦久 | 柳沢テツヤ(キャラ) 中谷誠一(メカ) | ||
五夜 | 冥-ZIGOKU- | 南康宏 | 楠根彰 | 木村貴宏(キャラ) 吉田徹(メカ) | ||
バイオ編 | 六夜 | 霊-KODAMA- | 山口宏 | 佐藤育郎 | 片山一良 | 寺岡巌 |
七夜 | 力-FORTE- | 吉村章 | 日高政光 | 糸島雅彦(キャラ) まさひろ山根(メカ) | ||
八夜 | 毒-DOKU- | 竹田裕一郎 | 吉本毅 | 柳沢テツヤ(キャラ) 中谷誠一(メカ) | ||
九夜 | 海-AQUA- | 北嶋博明 | 佐藤育郎 | 舛成孝二 | 寺岡巌 | |
十夜 | 蟲-MUSI- | 山口宏 | 山田弘和 | ワタナベシンイチ | 木村貴宏(キャラ) 吉田徹(ムシ) | |
十一夜 | 霧-NEBULA- | 竹田裕一郎 | 佐藤育郎 | 米たにヨシトモ | 千葉道徳 | |
十二夜 | 龍-DRAGON- | 吉村章 | 日高政光 | 寺岡巌 | ||
十三夜 | 蜜-MITU- | 北嶋博明 | 渡辺純央 | 吉本毅 | 糸島雅彦(キャラ) 中谷誠一(メカ) | |
十四夜 | 魂-KOKORO- | 西山明樹彦 | 日高政光 | 寺岡巌 | ||
超人編 | 十五夜 | 翳-KAGE- | 山口宏 | 吉村章 | 米たにヨシトモ | 木村貴宏(キャラ) 吉田徹(メカ) |
十六夜 | 現-UTUTU- | 山田弘和 | 西本由紀夫 | 柳沢テツヤ(キャラ) まさひろ山根(メカ) | ||
十七夜 | 夢-YUME- | 竹田裕一郎 | 佐藤育郎 | 浜津守 | 寺岡巌 | |
十八夜 | 飢-KAWAKI- | 北嶋博明 | 髙田淳 | 長岡康史 | 相澤昌弘 | |
十九夜 | 鏡-ITUWARI- | 山口宏 | 渡辺純央 | 糸島雅彦(キャラ) 中谷誠一(メカ) | ||
二十夜 | 罠-WANA- | 吉村章 | 米たにヨシトモ | 寺岡巌 | ||
廿一夜 | 亡-HOROBI- | 竹田裕一郎 | 佐藤育郎 | 西本由紀夫 | 木村貴宏(キャラ) 吉田徹(メカ) | |
廿二夜 | 生-MOGAKI- | 山田弘和 | 飯田馬之介 | 柳瀬雄之(キャラ) まさひろ山根(メカ) | ||
闇編2 | 廿三夜 | 贄-MITUGI- | 北嶋博明 | 髙田淳 | 渡辺信一郎 | 寺岡巌 |
廿四夜 | 死-WAKARE- | 渡辺淳央 | 樋口真嗣 | 糸島雅彦(キャラ) 中谷誠一(メカ) | ||
廿五夜 | 脳-KIOKU- | 山口宏 | 吉村章 | 米たにヨシトモ | 門之園恵美(キャラ) 吉田徹(メカ) | |
最終夜 | -MU- | 米たにヨシトモ | 木村貴宏(キャラ) まさひろ山根(メカ) |