西日本旅客鉄道金沢支社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Pathnav 西日本旅客鉄道金沢支社(にしにほんりょかくてつどうかなざわししゃ)は、石川県金沢市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の支社の一つである。かつての日本国有鉄道(国鉄)金沢鉄道管理局の流れを汲む。
目次
沿革
金沢鉄道管理局時代
- 1950年(昭和25年)8月1日:名古屋鉄道局 金沢管理部・敦賀管理部を改組し、金沢鉄道管理局発足。
- 1951年(昭和26年)4月1日:新湊線の旅客営業廃止。
- 1957年(昭和32年)
- 1960年(昭和35年)12月15日:越美北線部分開業。
- 1964年(昭和39年)5月11日:柳ヶ瀬線廃止。
- 1972年(昭和47年)
- 3月1日:三国線が廃止(三国駅 - 三国港駅間はえちぜん鉄道三国芦原線として現在も運行継続中)。
- 12月15日:越美北線が開業。
- 1984年(昭和59年)10月1日:神岡線が廃止(神岡鉄道神岡線に転換したが、2006年12月1日に廃止)。
- 1987年(昭和62年)
国鉄分割民営化以降
- 1987年(昭和62年)4月1日:金沢鉄道管理局の旅客部門を継承し、西日本旅客鉄道 金沢支社が発足。
- 1988年(昭和63年)3月25日:能登線が廃止(のと鉄道能登線に転換したが、2005年4月1日に廃止)。
- 1990年(平成2年)6月1日:鉄道部制度の発足により、第1次鉄道部として越前大野鉄道部が発足。
- 1991年(平成3年)
- 1995年(平成7年)10月1日:福井地域鉄道部・北陸地域鉄道部・糸魚川地域鉄道部が発足。
- 1997年(平成9年)3月22日:金沢列車区・金沢総合車両所が発足。
- 2001年(平成13年)4月1日:七尾線穴水駅 - 輪島駅間(のと鉄道が第2種鉄道事業者)の第3種鉄道事業が廃止。
- 2006年(平成18年)3月1日:富山港線が廃止(一部ルート変更して富山ライトレール富山港線に転換、4月29日より運行開始)。
- 2008年(平成20年)6月1日:越前大野鉄道部が福井地域鉄道部に、富山鉄道部が北陸地域鉄道部に統合される。
- 2009年(平成21年)6月1日:高岡鉄道部と北陸地域鉄道部が統合され、富山地域鉄道部が発足[1]。
- 2010年(平成22年)6月1日:福井地域鉄道部の一部区間と小浜鉄道部が統合され、敦賀地域鉄道部が発足。
- 2011年(平成23年)1月31日:北陸地方での前日からの大規模な大雪の影響で、除雪作業のため支社管内の全列車が終日運休。全区間の運休は前例が無く、民営化以来の終日運休は初[2]。
- 2013年(平成25年)6月1日:金沢市広岡三丁目のYsビル内に、北陸新幹線開業準備室を設置[3]。
- 2015年(平成27年)3月(予定):富山地域鉄道部と糸魚川地域鉄道部が統合され、北陸鉄道部(仮称)が発足予定[4]。
管轄路線
福井県・石川県・富山県の北陸地方三県全域と、京都府舞鶴市の一部、ならびに信越地方の一部(新潟県糸魚川市・上越市および長野県小谷村)を管轄している。
2015年開業予定の北陸新幹線については、金沢支社内に北陸新幹線開業準備室が設置されており、開業後は糸魚川駅 - 金沢駅間を管轄する予定である[4]。
- 路線
支社境界は場内信号機などと一致するため、該当停車場(駅・信号場など)を境界駅として扱う。金沢支社が管轄する路線は次の通り。
路線名 | 区間 | 備考 |
---|---|---|
北陸本線 | 近江塩津駅[5] - 直江津駅[6](両端駅構内除く) | |
小浜線 | 敦賀駅 - 東舞鶴駅[7](東舞鶴構内除く全線) | |
越美北線 | 越前花堂駅 - 九頭竜湖駅(全線) | 全区間を「九頭竜線」の愛称で案内 |
七尾線 | 津幡駅 - 和倉温泉駅(全線) | |
氷見線 | 高岡駅 - 氷見駅(全線) | |
城端線 | 高岡駅 - 城端駅(全線) | |
高山本線 | 猪谷駅[8] - 富山駅 | |
大糸線 | 南小谷駅[9] - 糸魚川駅(南小谷駅構内除く) |
なお、国鉄時代の金沢鉄道管理局の管轄は金沢支社のそれと以下の点が相違する。
管理駅
JR西日本では、主要駅に駅長を配置してその駅を管理駅としている(鉄道部の管理下に置かれている線区を除く)。金沢支社管内の管理駅とその管轄範囲( )は次の通り。下記以外の駅は鉄道部・地域鉄道部が管轄している。
地域鉄道部・鉄道部
管内の地域鉄道部・鉄道部は下記のとおり。
- 敦賀地域鉄道部 - 2010年6月1日に福井地域鉄道部の一部区間の組織と小浜鉄道部が統合されて発足。
- 福井地域鉄道部
- 富山地域鉄道部 - 2009年6月1日に北陸地域鉄道部と高岡鉄道部が統合されて発足[1]。
- 糸魚川地域鉄道部
- 七尾鉄道部
廃止された鉄道部
- 越前大野鉄道部 - 2008年6月1日に廃止され、福井地域鉄道部に統合[10]。
- 富山鉄道部 - 2008年6月1日に廃止され、北陸地域鉄道部に統合。
- 高岡鉄道部 - 2009年6月1日に廃止され、富山地域鉄道部に統合[1]。
- 小浜鉄道部 - 2010年6月1日に廃止され、敦賀地域鉄道部に統合。
乗務員区所
運転士
- 富山地域鉄道部富山運転センター
- 富山地域鉄道部高岡運転派出
運転士・車掌
- 金沢新幹線列車区
- 金沢列車区
- 敦賀地域鉄道部敦賀運転センター
- 福井地域鉄道部福井運転センター
- 糸魚川地域鉄道部糸魚川運転センター
- 七尾鉄道部運転科
車掌
- 富山地域鉄道部富山車掌センター
車両工場
車両基地
管内の車両基地は下記の通り。
- 金沢総合車両所運用検修センター
- 敦賀地域鉄道部敦賀運転センター車両管理室
- 福井地域鉄道部福井運転センター
- 富山地域鉄道部
- 富山運転センター車両管理室
- 高岡運転派出
- 糸魚川地域鉄道部糸魚川運転センター
設備保守区所
保線区
- 金沢保線区
- 金沢保線管理室
- 小松保線管理室
電気区
- 金沢電気区
機械区
- 金沢機械区
建築区
- 金沢建築区
その他の区所
- 金沢土木技術センター
- 糸魚川地域鉄道部
- 糸魚川施設管理センター
- 糸魚川管理室
- 糸魚川電気管理センター
- 糸魚川施設管理センター
- 富山地域鉄道部
- 富山施設管理センター
- 富山管理室
- 高岡管理室
- 富山電気管理センター
- 富山施設管理センター
- 福井地域鉄道部
- 福井施設管理センター
- 福井施設管理室
- 今庄施設管理室
- 福井電気管理センター
- 福井施設管理センター
- 敦賀地域鉄道部
- 敦賀施設管理センター
- 敦賀施設管理室
- 小浜施設管理室
- 敦賀電気管理センター
- 敦賀施設管理センター
指令所
脚注
関連項目
- 東海旅客鉄道東海鉄道事業本部 - 猪谷駅を挟んで直轄エリアが隣接。
- 東日本旅客鉄道長野支社 - 南小谷駅を挟んで隣接。
- 東日本旅客鉄道新潟支社 - 直江津駅を挟んで隣接。
- ジェイアール西日本金沢メンテック
テンプレート:JR西日本支社 テンプレート:西日本旅客鉄道金沢支社
- ↑ 1.0 1.1 1.2 鉄道部組織改正について(北陸エリア)(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2009年5月11日
- ↑ 大雪、JR終日運休 北陸線・七尾線の全線 - 北國新聞 2011年2月1日
- ↑ JR西金沢支社に新幹線準備室 30人増員へ - 北國新聞 2013年5月17日
- ↑ 4.0 4.1 新幹線開業へ大幅組織改正 JR西・金沢支社 - 北國・富山新聞、2014年2月21日。
- ↑ 近江塩津駅構内は近畿統括本部(駅運転・営業業務は京都支社)の管轄。
- ↑ 直江津駅構内は東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社の管轄。鉄道資産上の境界は直江津駅下り場内信号機である。
- ↑ 東舞鶴駅構内は福知山支社の管轄。
- ↑ 猪谷駅以南を管轄するJR東海東海鉄道事業本部との鉄道資産上の境界は猪谷駅下り場内信号機であるが、営業上は猪谷駅を境界としている。
- ↑ 南小谷駅構内は東日本旅客鉄道(JR東日本)長野支社の管轄。鉄道資産上の境界は南小谷駅上り場内信号機である。
- ↑ ジェー・アール・アール『JR気動車客車編成表 2010』交通新聞社、2010年。ISBN 978-4-330-14710-9。