勇者警察ジェイデッカー
テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 テンプレート:内容過剰 テンプレート:参照方法 テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer 『勇者警察ジェイデッカー』(ゆうしゃけいさつジェイデッカー、Brave Police J-Decker)は、1994年(平成6年)2月5日から1995年(平成7年)1月28日までテレビ朝日系列で毎週土曜17:00 - 17:30(JST)に全48話が放送された、名古屋テレビ・サンライズ制作のSFロボットアニメ、「勇者シリーズ」第5作目にあたる。
目次
概要
本作品は、ロボットのモチーフとしてのパトカーなど、部分的には採用されていた「警察」が本格的にモチーフとして設定されている。主人公たちの住む「七曲市」がテレビドラマ『太陽にほえろ!』の「七曲署」を由来としている等、刑事ドラマのニュアンスが多く取り入れられ[1]、また敵として従来のような明確かつ大規模な組織ではなく、個々の犯罪や災害などが設定されている。さらに、勇者が「地球外生命体」や「個人の所有物」として位置付けられていたのに対し、勇者が「地球の公的機関所属の存在である」として初めて位置付けられた。劇中においてこれまでの作品と同様、1話に対し1つの事件を扱う1話完結のエピソードが多い一方で、最終局面である4クール以外でも1つの事件に複数話を要し、序盤での事件が後々の事件に多大な影響を与える伏線を持つなど、以前に比べより複雑なシリーズ構成となっている。この他、シリーズとしては初めてCGがアイキャッチとして採用、最終回ではオープニングを排し、冒頭からドラマ進行する構成が取られるといった試みも行われる。ロボ描写においても、「超AI」の設定がより深く掘り下げられ、「心を持つロボット」1体1体に葛藤や苦悩を用意することで、日常を通して人間と同じように壁にぶつかり成長していく姿が繰り返しされ、合体では必ず一回目は失敗また危険が伴うといったものを成長させ克服するよう工夫されている。また、敵側のロボットを操縦しているパイロットが悪人とは言え、ロボットの爆発等で死亡する事が多かったが、今作ではロボットを破壊して、ブレイブポリス(警察)に逮捕させ罪を償わせる事が多くなる。放映当時、実際に警視庁駐車違反撲滅キャンペーンのマスコットとしてデッカードの着ぐるみが作られ、イベントで活躍した他、ビデオ特典のDX玩具変形実演にデッカード本人として登場、DX玩具パッケージには交通安全などのスローガンが記されるなど、同種のタイアップも度々行われている。
ストーリー
2020年、小学生4年生の友永勇太には、誰にも言えない秘密の友達がいた。それは警視庁がハイテク犯罪に対抗するため製造中の新型ロボット、デッカード。工場に忍び込んだ勇太と出会い交流することで、心を持ったロボットとなったのだ。だが、完成披露イベントの前日に、デッカードは今までの記憶は全て消去されることを告げる。翌日、記憶を消されたデッカードの移送中、高性能ロボットを狙う死の商人がデッカードを奪いに来た。電源を落とされ抵抗できないデッカードが奪われそうになったそのとき、勇太の叫びに反応してデッカードは記憶を取り戻し自ら起動。本来想定されていた以上の能力を発揮し、犯人を逮捕した。その事実を重く見た警視総監冴島十三は、特例として勇太を世界初の少年警察官に任命する。勇太はデッカードをはじめとする刑事ロボ達のボスとなり、特殊刑事課「ブレイブポリス」として難事件に立ち向かう。
登場人物
- 友永勇太
- 声 - 石川寛美
- 本編の主人公。七曲小学校四年生。名前は友よ永く勇気を太くという言葉に由来する。1年前の夏、ラジコン飛行機を探している最中、デッカードが製造された工場に迷い込んだことでデッカードと出会い、交流を深めたことで「心」を目覚めさせる。この経緯から世界初の少年警察官に任命され、警視庁ロボット刑事課「ブレイブポリス」のボスに任命される。固意地を張りやすい上やんちゃで多少泣き虫な所もあり、お化けが苦手。絵画を描くのが得意。音符(♪)がトレードマークで、下着から何から身の回りのあらゆる物につけている。幾多の事件を通じて成長し、最終決戦では機能停止したジェイデッカーを操縦して戦った。
- 友永あずき
- 声 - 根谷美智子
- 友永家の長女で勇太の姉。16歳の高校二年生。不在がちな両親に代わり家事全般をこなす。温厚な性格だが怒ると怖い。近所に住む医学生の柏崎に憧れており、彼に話しかけたつもりが別な人物に話しかけてしまい、「しくじりましたわ〜」と赤面することも多いなど、少々天然な面も持ち合わせている。トレードマークはさくらんぼ。
- 友永くるみ
- 声 - 梁田未夏
- 友永家の次女で勇太の姉。13歳の中学二年生。おしゃべりで目立ちたがり屋な上、短気でませた性格。学校に遅刻するからといった自分の都合でデッカードを足代わりにこき使うこともある。勇太とよくケンカをするが、基本的に仲が良い。トレードマークはチューリップ。
- 友永勇一郎
- 声 - 城山堅
- 勇太の父。考古学者で、普段は妻と共に日本を離れ海外で研究に励んでいる。後にこっそり帰国して勇太達を驚かせたが、自身が持ち帰った木像の中に古代昆虫バラメスが紛れていたことに気づかないなどトラブルメーカーの気がある。
- 友永亜真美
- 声 - 石井直子
- 勇太の母。夫に同行して普段は海外に住んでいる。勇太は彼女の作る「茄子のグラタン」が好物。
- うるにゃん
- 友永家で飼われているオスネコ。スコットランドヤードにそっくりな猫がいる。話が進む度に成長し、エンディングでも何度か姿が変わっている。拾い癖があり、小型機に超AIを移植したダンプソンとドリルボーイが外出してバッテリー切れを起こし行き倒れになった際には偶然彼らを拾ってくると言う手柄も挙げている。
- 冴島十三
- 声 - 大友龍三郎
- 警視総監にして、ブレイブポリスの発案者。45歳。正義を強く愛する一方で、デッカードに心を与えた勇太を警察官に任命するなど常識や固定観念にとらわれない柔軟な発想の持ち主だが、外観やネーミングにこだわるお茶目な人物で、自宅のお手伝いロボットにまで過去の勇者ロボをモチーフとした名前を付けている。ジェイデッカーの初合体を見逃して拗ねた際に勇太から「子供っぽい」と評されている。実際の制服とは異なるグレーの独自の制服を着用、メルセデス・ベンツ風の公用車[2]に回転灯を2個載せて現場に駆けつけていた。藤堂ともども、若い頃は美形。
- 東一門
- 声 - 岡和男
- 警視庁副総監。かなりの堅物で、冴島とよく対立する。ブレイブポリスに対しても冷ややかな態度を取ることが多く、当初はブレイブポリスに心を与えることに反対していた。しかし、それは不確定要素の排除や確実さを優先するべきという考えに基づいたものであり、有事の際は常に最悪のケースを予測し[3]、ビクティムの友永家人質事件の際は早急に狙撃部隊を結成するなど人命最優先しており、犯罪を憎む心は誰にも負けてはいない。また、物語後半では自身に意味深な反論をしたデッカードに対しどこか感慨深げな表情になるなど、僅かに態度も軟化していった。超AI開発者新庄とは学生時代の友人で、カゲロウ事件においては単身、その足取りを追っていた。デザインコンセプトは「学園モノの教頭先生」。目を開け、立ったまま寝られる(CDドラマより)。
- 藤堂俊助
- 声 - 塚田正昭
- 日本におけるブレイブポリスの開発設計者。AIが心を持った事に冴島同様驚いていた。冴島とは数十年来の仲。ガンマックスには「おやっさん」と呼ばれる。愛車は、若い頃にスクラップをなけなしの金で購入し、自力でレストアしたオースチン・ヒーリー スプライトMarkI。
- レジーナ・アルジーン
- 声 - 宮村優子
- 12歳の若さにしてイギリス・ケンブリッジ大学の機械工学博士を持つ天才。スコットランドヤード・ブレイブポリスの技術開発主任兼開発設計者。デュークの生みの親でもある。ブレイブポリス達と友達感覚の勇太や、超AIに「制御された」悪を追求する新庄と違い、超AIに「絶対の正義」を求めており、当初はデッカード達をいくらでも代わりの利く使い捨ての物扱いしていたためビルドチームからは毛嫌いされていた。後にそれが間違いだと気付いてからは彼らと信頼関係を築くようになり、また勇太を一人の異性として意識する様になる。母のヴァネッサは優秀な技術者であったが、ロボット犯罪に手を染めたために後に逮捕されている。父のデイビットはスコットランドヤードの敏腕刑事だったが、犯人逮捕の任務であったにも関わらず、犯人であった妻をわざと逃がしたために上司及び上層部の逆鱗に触れ、責任を一身に背負う形で懲戒免職処分を受けていた。これが超AIに対する極端な思想の原因となっている。
- 柏崎雅也
- 声 - 山崎たくみ
- 勇太の家の近所に住む医学生。常に冷静沈着な好青年。あずきに想いを寄せられているが、バラック星人の襲来がきっかけで彼自身もあずきに惹かれていくようになる。猫が苦手で、人懐っこいうるにゃんでも怖がる。終盤、あずきへの想いを打ち明けようとした際にカピアに憑依されるが、その出来事が後にあずきとの絆を深める結果となった。
- 大村大作
- 声 - 星野充昭
- 勇太の家の近所に住む大工の棟梁。江戸っ子気質で気の良い親方さん。口癖は「てやんでぇ、べらぼうめぇ!」。当初はデッカードとの力比べをするために操縦型ロボットを乗り回していたが、実際の実力はデッカードがわざと負けてあげる程度のものであった。勇太を「ゆう坊」と呼び、可愛がっている。デッカードを「パト吉」と呼んでいる。
- 糸畑さなえ
- 声 - くればやしたくみ
- 勇太の家の近所に住む噂好きの一般主婦。口やかましい肝っ玉。太り過ぎで、夏服のエプロンの紐はギリギリ結べている状態。
- ムドラー
- 声 - 置鮎龍太郎
- 勇太の近所のカレー屋「ピリピリ亭」の店主。インド人。「です、ます」口調で語尾に付けるしゃべり方が特徴。
- 喜多川勝気
- 声 - くればやしたくみ
- 勇太のクラスメイト。パワージョーを慕う三人組の一人。ガキ大将だが仲間を思いやる気持ちは人一倍強い。絵を描くのが下手。勇太がブレイブポリスのボスになってからは彼に「ブレイブポリスのリーダーを譲れ」と言ったり、デッカードが殉職した際は責任問題に当たる勇太と衝突が生じ殴られた際に鼻血を出すなど、トラブルも少なくなかった。
- 愛原絵美里
- 声 - 梁田未夏
- 勇太のクラスメイト。パワージョーを慕う三人組の一人である女の子。パワージョーに友達以上の想いを寄せている。彼らを困らせるほど非常にワガママで、自分の思い通りにならないとすぐに拗ねる。
- 鷹野菊麿
- 声 - 根谷美智子
- 勇太のクラスメイト。パワージョーを慕う三人組の一人。眼鏡をかけており、口調や行動は礼儀正しく大人びている。時折、嫌味を言い放ち悪気が無いという厄介さがある。
- 尾上せいあ
- 声 - 石川悦子
- 陸上防衛軍東北方面大隊第9師団を率いる一等陸佐。女性ながらも軍人としての行動力と判断力に優れている。マクレーンとは気質が似通っている所があり、互いに気兼ねなく語り合えるかけがえのない存在として彼に惹かれる。部下の一人に実弟の真琴がいる。
- 君塚綾子
- 声 - くればやしたくみ
- フリールポライター。取材でブレイブポリスを訪れて以来、事件現場や捜査現場でよく遭遇する。ダンプソンに興味を持ち、足代わりに使用した事も。大雑把な性格。
その他の人物
- 新庄健
- 声 - 曽我部和恭
- かつて警視庁に所属していたAI技術者であり、副総監の東とは同級生であり親友。正義の心を持った超AIを嫌い警視庁を去った後、エクセレント社に寝返り「制御された」悪の超AIを模索。カゲロウ事件で逮捕され、海上刑務所に服役中に、ビクティムから「超AIから善の心を消す方法」を依頼された際にはブレイブポリスの方が「私の理想に近い」と言って拒否している(その結果、ボコボコに殴られて重傷を負う)。その一件後はレジーナに「超AIから悪の心を消す方法」というビクティムとは正反対かつ本質的には同じ内容の質問をされ「人間を善の心だけにできるかね?」と告げた。病弱な体質らしく、時折咳き込む。
- ビクティム・オーランド
- 声 - 子安武人
- エクセレント社のAI技術者。チーフテンI、IIにジェイデッカー打倒の目的を与えて解放した。同時にガイゾナイトを窃盗するが、その時に人外の怪力を発揮。ハイパーチーフテンが敗れた際に逮捕されるが、後に脱獄し、友永姉弟を人質に取り、ブレイブポリスの超AIを手に入れようとするが、その最中に自身がアンドロイドだったことを知る。かつて、ノイバーの誘いを断ったため彼によって殺害された後、記憶を超AIに移植したアンドロイドにされた彼はフォルツォイク親子の侵攻時に巨大ロボに移植。ブレイブポリスとの戦いを選ぶが、最終的には心ある者として目覚め、ブレイブポリスと共にマッド・マザーと交戦。致命傷を負い海底に沈むが、カピアにより善悪の2つの心を持つ者として選ばれ、精神をエネルギー体にされ、母星に同行。全く新しいデザインのロボットの身体を経て、カピアをボスと呼ぶ承諾を得て、新たな道を歩むこととなる。
- ノイバー・フォルツォイク
- 声 - 飛田展男
- エヴァ・フォルツォイクの息子。母親を永久冷凍睡眠刑にされた事への復讐と、勇太によって生まれた超AI打倒のためトニ・クルセイダーの偽名を使いエクセレント社へ潜り込み、チーフテンシリーズの開発に携わる。最終局面において母を解放し、彼女と共にマッドマザーを用い、自分たちを認めない世界全てに復讐しようと企む。決戦に敗れるも生き残り、勇太を殺そうとするも失敗。結局、親子でコールドスリープに入る事を選ぶ。
- エヴァ・フォルツォイク
- 声 - 伊藤美紀
- 超AIの原型になったAIコンピュータ「フォルツォイクロン」の開発者。天才的な頭脳の持ち主である反面、探究心に歯止めがきかない一面を持ち、暴走したゆえに非合法な人体実験を行った罪で永久冷凍睡眠刑に処されていた。終盤、息子の手により開放される。世界の全てのAIは彼女の製法によって製作されていたのだが、その内部にはAI回路を持つロボットたちを自分の支配下に置く特殊回路「ハーメルンシステム」を秘匿しており、彼女らはそれを使い全世界に宣戦布告、全てに復讐しようとしたが失敗。全てに打ちのめされ、息子と共に自分が入っていた冷凍睡眠刑用のカプセルに入り、深海の闇に消えた。
- ハイジャス人
- 声 - 曽我部和恭
- 銀河警察として宇宙の監視者を名乗る宇宙人達。エネルギー生命体であり実体を持たない。地球に来訪した当初は距離を置いて地球人を監視する立場をとるも、その後態度を豹変させ、地球人に対し一切の感情を消し去る「精神浄化」を実行しようとした。
- カピア
- 声 - 山崎たくみ
- かつてハイジャス人によって精神浄化を受けたドーラル星系第6番惑星出身の宇宙人。彼自身は外宇宙を旅していたので浄化を免れた。柏崎に憑依し地球に身を潜めていたが、ハイジャス人の来訪とその意図を察知し、勇太らにハイジャス人との交渉の機会を設けた。その後、故郷である第6番惑星の人々の心を取り戻すために帰郷。故郷での本来の姿は勇太似の青年。柏崎に憑依した直後、彼があずきにプレゼントしようとした花束を破り捨てるデリカシーに欠ける一面があった。
ブレイブポリス
- 勇者刑事デッカード
- 声 - 古澤徹
- 形式番号:BP-110。ブレイブポリスのリーダー。パトロールカーから変形。開発途中に勇太と出会うことによりAIに変化が起き、心を有する超AI搭載機体になる。心を持つ重要性に警視庁上層部は、以降に作られる全て彼の超AIを複製、普及させていくこととなる。この事がある事件の解決への重要な切り札ともなる。勤務時間外は友永家の駐車場を間借りし、近所の住人から「友永パト吉」として親しまれている。性格は実直かつ誠実、で健気。悪く言えば優柔不断。ごねると家出する。チーフテンとの戦いで殉職し、亡骸はサタンジェイデッカーとして悪用されるが、超AIは奇跡的に無事だった為、救出後、同型ボディを得て復活を果たす。復活当初は記憶を喪失[4]、記憶を取り戻そうと無茶をする勇太の姿に苦しみ、超AIの初期化や交換を望むが、ギリギリのところで記憶を取り戻し、完全復活を遂げた。デッカールームにおける彼の席はリーダーの席として位置づけられており、彼が殉職してから復活するまでの間は一時期デュークが狙っていた。「ホールド・アップ! ブレイブポリス、デッカードだ!」という、勇太から教えてもらった決め台詞としており、拳銃を右手に構え、警察手帳をパトランプを点灯させた上、左手に翳して叫ぶ。仲間が増えた後は、後半部分が「ブレイブポリスだ!」に変化する。
- 全高:5.12m、重量:2.15t
- 最高出力:3200馬力
- 走速度:87km/n
- ビークルモード
- 全長:4.49m、最高速度:時速427km
- 装備
- 正式拳銃
- ジェイローダー
- デッカード専用のサポートメカ。コックピットからの操縦や警察手帳からの遠隔操作でも動くが、超AIのみの状態からでも動くため普段はデッカードが操作を行っている。内部にデッカードを収納可能。
- 全長:13.32m、重量:9.34t
- 最高出力:9700馬力
- 最高速度:時速385km
- 装備
- 後部ビーム砲×2
- ジェイデッカー
- 声 - 古澤徹
- 勇太の「ブレイブアップ! ジェイデッカー」の指令で合体した勇者。内部にコックピットを持ち、非常時はコントロール可能。頭部マスク内部にデッカードの顔が移動しており、合体完了直前にその位置関係を見て取ることが出来る。剣を武器に持たない。名称は「日本(JAPAN)の刑事(デカ)」→「J刑事」→「ジェイデッカー」と転じて命名された。当初は超AIが心を持ったためにジェイローダーとの合体プログラムが呼び出せない問題が発生し、合体シミュレーションにおいても失敗の連続であったが、直後の実戦において合体を成功させる。
- 全高:18.16m、重量:11.49t
- 最高出力:12900馬力
- 走速度:380km/n
- 最高飛行速度:3570km/n
- 装備
- 電磁警棒
- ジェイバスター ジェイデッカーの主武装。実弾を用いるガンモード、ビームを発射するライフルモードを切り替えられる。
- ジェイデッカー・マックスキャノンモード
- マックスキャノンを装備した形態。威力の調整も可能。
- 騎士刑事デューク
- 声 - 森川智之
- 形式番号:BP-119ブレイブポリスのサブリーダー的存在。救急車から変形。性格は騎士道を重んじる英国紳士だが、製造者たるレジーナの教育によりプライドが高く理屈っぽい。彼女の思想に傾倒する徹底主義と初対面の態度からブレイブポリスの面々と溝が発生。その理由は「彼女の望んだ警察官になりたい」という純粋な努力心からくるのだが、やがて思想と仲間達の考えの違いに苦しめられ、自分なりの結論を導き出した後に和解。性格が多少丸くなった。ルームではデッカードの向かいのデスクに着く。レジーナを「レディ」と呼び忠誠を誓う。先行する7体のブレイブポリスの長所を再検討する形で設計されており、単体時の出平均値は全メンバーを大きく上回る。それ以外にもブレイブニウムγを使用。隠密回路を搭載しシャドウ丸と合同捜査が行えるなどの高性能を誇る。
- 全高:5.17m、重量:3.17t
- 最高出力:5200馬力
- 走速度:93km/n
- ビークルモード
- 全長:4.75m
- 最高速度:時速470km
- 装備
- 両刃剣
- 正式拳銃
- ファイヤーローダー
- 消防車型サポートメカ。合体したままの形態を取ることも可能。消火作業にも用いられる。
- 全長:13.16m、重量:11.43t
- 最高速度:時速410km
- デュークファイヤー
- 声 - 森川智之
- 勇太もしくはレジーナの「ブレイブアップ! デュークファイヤー」の指令で合体した勇者。ジェイデッカーを上回る戦闘力を持ち、救急車両同士の合体形態ということもありレスキュー活動にも適している。ジェイデッカー同様デュークの顔が頭部マスクの中に収納されるが、両腕になっているデュークの顔がどのように移動しているかは不明。
- 全高:18.55m、重量:14.6t
- 最高出力:21200馬力
- 走速度:460km/n
- 最高飛行速度:4300km/n
- 装備
- ファイヤーソード
- ファイヤーバスター
- ファイヤージェイデッカー
- 声 - 古澤徹
- 勇太の「ブレイブアップ! ファイヤージェイデッカー」の指令で合体した勇者。合体前に比べ約3倍のパワーを持つ。基本人格はデッカードのものであり、合体する際の指令システムも同様である。当初、合体成功の確率は5万分の1という非常に低いものであったが、これはデッカードが直前に殉職した影響でプログラムに不確定要素が生じた為で、失敗するといずれかの人格が破壊される可能性が指摘されていた。[5]シリーズのパターンからすると名称は「グレートジェイデッカー」になる筈だったが、冴島総監が「よくある名前だから」と却下。冴島邸の地下に青写真の正面図が投影されているが、その名前を勿体ぶって一言も明かさなかった。
- 全高:22.3m、重量:26.09t
- 走速度:520km/n
- 最高出力:39800馬力
- 最大飛行速度:6000km/n
- 装備
- ファイヤーソード
- ジェイバスター
- 必殺技
- バーニングファイヤーソード
- ファイヤーソード・ローリングサンダー
- ファイヤージェイデッカー・マックスキャノンモード
- ファイヤージェイデッカーがマックスキャノンを装備した形態。命中率は百発百中。
- コンバット刑事マクレーン
- 声 - 置鮎龍太郎
- 形式番号:BP-301キャブ上部に回転灯を備えたクレーン車から変形。ビルドチームのリーダーを務め、性格は冷静沈着で真面目だが、切れると力押しに走る。また、理性的であるが故に潔癖過ぎて、欲望を悪と決め付け、邪神インティに取り憑かれた際の自分にも欲望があり、暴走した事実に心を閉ざしたが、「生きたい」「犯罪から人々を守りたい」ことも欲望の一つと理解する。尾上せいあとの関係は並々ならぬものがある。博愛精神をモットーとし、まずは冷静に話し合うのを良しとする。デュークが来るまではブレイブポリスのサブリーダー的存在でもあった。また、射撃の名手。名前の由来は『ダイ・ハード』の主人公ジョン・マクレーン。初期設定名「フック」。
- 全高:5.1m、重量:5.6t
:走速度:83km/n
- 最高出力:6220馬力
- ビークルモード
- 全長:6.24m
- 最高速度:時速298km
- 装備
- ショットガン(ベンチレート弾、炸裂弾、スタン弾等のグレネード弾頭も使用)
- カンフー刑事パワージョー
- 声 - 山崎たくみ
- 形式番号:BP-302。キャブ上部に回転灯を備えたパワーショベルから変形。せっかちな血気盛んでお調子者だが、困った人を見ると気になるお人好し。勇太のクラスメートである子供達にとても慕われ、彼らから勇気をもらっている。感情に先走る一面もあるが、チームのムードメーカーであり、仲間の間を立ち回り、暗い雰囲気から立ち直る要素を作っている。変形の過程で脚部を切り離す構成になっており、この機構を利用し窮地を脱したことがある。機動力が高い。
- 初期設定名「スコップ」。
- 全高:5.07m、重量:4.79t
- 走速度:82km/n
- 最高出力:5970馬力
- ビークルモード
- 全長:3.18m
- 最高速度:時速309km/n
- 装備
- トンファー
- ヌンチャク
- 正式拳銃
- レスラー刑事ダンプソン
- 声 - 星野充昭
- 形式番号:BP-303。キャブ上部に回転灯を備えたダンプカーから変形。頑固・堅物・生真面目の3拍子揃った性格だが、恋は一途で純情。ルポライターの綾子には振り回されっぱなし。「自分は○○であります!」という軍人口調が特徴。初期設定名「ダンパー」。
- 全高:5.03m、重量:6.72t
- 走速度:75km/n
- 最高出力:7300馬力
- ビークルモード
- 全長:6.0m
- 最高速度:時速282km
- 装備
- ダンベル
- 正式拳銃
- サッカー刑事ドリルボーイ
- 声 - 結城比呂
- 形式番号:BP-304
- 先行する3体とは異なり、当初から超AIの採用と名称は決定していた。ドリル戦車、ドリルジェットと三段変形する。新素材ブレイブニウムγ製のドリルを装備、地面を陥没させて相手を転倒させる奇襲が得意。地底人事件によりロールアウトまでに超AIの成長促進作業が間に合わなかったため、子供っぽく無邪気でいい加減な世間知らずな性格となる。当初は事件を面白がったり、ミスをした際や重大な判断では頼りないなど未熟な面が多かったが、次第に成長していく。腹部に格納スペースとマニピュレーターを持つ。 初期設定名「ドリブル」。
- 全高:4.63m、重量:3.15t
- 走速度:85km/n
- 最高出力:7300馬力
- タンクモード
- 全長:4.63m
- 地上最高速度:時速294km
- 砂中最高速度:時速54km
- 地中最高速度:時速27km
- ジェットモード
- 全長:4.63m
- 最高速度:時速3270km
- 装備
- 脚部マシンガン
- サッカーボール
- サッカーボム(サッカーボールの爆弾版。外観は同じ。蹴るとスパイクが飛び出す)
- 正式拳銃
- ビルドタイガー
- 声 - 置鮎龍太郎
- 勇太の「ブレイブアップ!ビルドタイガー」の指令でマクレーンが胴体と右腕、パワージョーが左腕と脹脛、ダンプソンが両脚となり合体した勇者。当初は合体に失敗していたが[6]、それぞれが「自分の大切な者を守る」ため心を一つにすることで合体に成功。火器管制及びメイン思考をマクレーン、運動制御をパワージョー、出力制御をダンプソンが担当、全身を部位ごとに分担し機能している。クレーン部分とショベル部分は体内に格納できる。胸部の虎は冴島総監曰く「カッコイイから」という理由でデザインされた。構造上、BP-100シリーズではサポートロボに収容されている銃器の類が装備されず、怪力を生かした肉弾戦を中心に戦う。
- 全高:18.08m、重量:17.11t
- 走速度:356km/n
- 最高出力:19490馬力
- 技
- タイガーキャノン
- 装備
- ライアットガン
- スーパービルドタイガー
- 声 - 置鮎龍太郎
- 勇太の「ブレイブアップ!スーパービルドタイガー!」の指令でドリルボーイが装甲と、足部パーツとして合体した勇者。持ち前のパワーに磨きがかかり、胸の虎もサーベルタイガーへと変化した。メイン思考は基本的にマクレーンが務める[7]。最初はドリルボーイと仲間のビルドチームの意思疎通が上手くいかず、失敗してしまうが、勇太と昆虫人間の王の意思疎通を見て、仲間の大切さに気付き合体可能となった。
- 全高:21.1m、重量:20.26t
:走速度:415km/n
- 最高出力:26790馬力
- 最高飛行速度:5400km/n
- 技
- タイガービーム
- タイガーキャノン
- ドリルパンチ
- タイガーファング
- タイガーギムレット
- ビルドクラッシャー
- 装備
- ライアットガン
- 忍者刑事シャドウ丸
- 声 - 立木文彦
- 形式番号:BP-501。覆面パトカー、ジェット機、警察犬、戦車、人型と多段変形を可能とする。試作機のカゲロウから得られたデータを元に作られた。 ニヒルな孤高の一匹狼を気取る性格をしているが、その根源には育て親とも言えるカゲロウを失った事へのトラウマが影響を潜めている。事件をきっかけに、あずきにだけは頭が上がらず、1人だけ他の刑事と合体できないのを僻たみ、自分を狼と呼び犬と呼ばれると激怒するなど、意外と子供っぽく寂しがり屋な面もある。デッカールームのデスクはガンマックスの向かい側。勇太を「チビボス」と呼ぶ。 単独による諜報活動が多いが、隠密回路を持つデュークとはよくコンビを組む。
- 全高:5.4m、重量:3.2t
- 走速度:145km/n
- 最高出力:4620馬力
- 覆面パトカー:最高時速427kmで走行。
- ジェット機:偵察や追跡に適している。
- 警察犬:犬の一万倍の嗅覚を持つ。全長:3.8m。
- 戦車:開発過程で火力不足が指摘されたため追加された形態。強力なビーム砲を持つ。
- ブレイブキャノン:劇中終盤において獲得した第6の形態(大砲変化)。巨大化して登場し、スーパービルドタイガーとデュークファイヤーが両脇を、ガンマックスアーマーが砲身を支え[8]、ジェイデッカーが引き金を引いた。
- 装備
- 忍者刀
- 手裏剣
- バルカン
- 鎖鎌
- ライフル
- 白バイ刑事ガンマックス
- 声 - 巻島直樹
- 形式番号:BP-601。他の部署へもロボット刑事を配属する第二次ブレイブポリス計画においてハイウェイパトロール用として開発されたが、配属直ぐに組んだ霧崎の起こした事件の影響で、他者を寄せ付けない性格になり、交通課隊員との軋轢によりブレイブポリス転属となった。孤独を好み、シニカルな性格をした気障な皮肉屋だが根は真面目。ある意味誰よりもロボットとしての意識を持ち、物事に対し冷静かつ客観的な視野を持つが、見かけと違い繊細な性格の持ち主で、裏切りに弱く、信じられる相手には文字通り命をかけて守り、助け合う。当初は単独行動に取る事も多かったが、マクレーンには一目置かれるようになる。デッカードとは反発し合っていたが、誰よりも強い友情を感じている。勇太の事は「おチビさん」と呼ぶ。藤堂とは憎まれ口で語り合う親子のような関係。デッカールームのデスクはシャドウ丸の向かい。燃料を給油口からではなく、口からのラッパ飲みを好む。よくアメリカンスラングを話す。名の由来は銃と最高の英語読み
- 初期設定名「チップス」
- 全高:5.06m、重量:1.86t
- 走速度:78km/n
- 最高出力:1200馬力
- 装備
- ショットガン
- ガンバイク
- ハイウェイパトロール用巨大白バイ「メガバイク」をガンマックス専用に再設計したサポートメカ。後部に人間が搭乗するシート及び、ガトリング銃を装備、小回りが効き変形機能のない機体の補助を請け負う。藤堂に「新型にしたい」と言ったものの、「物は大切にしなきゃ」云々と説教されたこともあり乗り続けることにした。
- 全長:6.2m、重量:3.960t
- 最高速度:時速402km
- 装備
- 対人用機関砲
- ガンマックスアーマー
- ガンマックスがガンバイクを鎧として纏う様に合体した姿。合体に勇太の指令を必要としない。耐弾性が向上し、多様型目的戦闘などで活躍。背中の双発ローターにより空中での戦闘も可能になるが、長時間飛行は苦手である。
- 全高:5.58m、重量:5.766t
- 最高出力:6220馬力
- 装備
- 制式拳銃
- ショットガン
- マックスキャノン
- ガンマックスがガンバイクに騎乗した状態で包み込むように変形、フロントカウルから砲身がせり出し、ジェイデッカー及びファイヤージェイデッカーの強化武器となる。命中率は百発百中。
スコットランドヤード
英国のブレイブポリス。デュークをナイト、レジーナをクイーンに見立てるとチェスの全ての種類の駒が揃う。名前の由来はいずれもビートルズのメンバー。また各ロボットの胴体のデザインは前作『マイトガイン』のダイバーズのものから流用されている。しかし、劇中では合体シーンは無く、その有無は不明。日本に残ったデュークを欠いたままビッグ・マザーと戦うも、超AIを操られて同士討ちをさせられ全滅した。
違法複製機
- チーフテン
- 声 - 松尾銀三
- チーフテンシリーズの試作機。青いIIはビーム攻撃の吸収と防御、赤いIは吸収したエネルギーで攻撃する連携能力を持つ。悪の心(相棒を思いやる情動はある)をインプットした為に制御が難しく、解決策を求め思案している最中に、最強の機械を追い求めるビクティム=オーランドにジェイデッカー破壊の目的を与えられ、彼の手引きで脱走。シャドウ丸、ガンマックスに大打撃を与え、ジェイデッカーとスーパービルドタイガーと交戦し圧倒。マックスキャノンモードをも退け、合体解除したデッカードを破壊した。その後突如として登場したデュークにIIは破壊されるも、Iはビクティムとガイゾナイトの協力で逃走、サタンジェイデッカーを新しい相棒にブレイブポリスに挑戦した。
- ハイパーチーフテンI、II
- チーフテンI、IIの超AIから相棒への情を消去した形で製作された新たな機体。カラーは初期型と同様に赤と青。合体プログラムが組み込まれており、発動させると双方が対決し、どちらかが敗者の外装を取り強化形態に合体し、アーマードチーフテンとなる。合体後はガイゾナイトを組み込んだ剣、シンキングソード断をビクティムに与えられた。
- 合体プログラムによりIがIIを倒してパワーアップしたが、その後IIの残骸は自力で再起動し、シンキングソード断を攻撃してアーマードチーフテンの戦闘を妨害した。
- ブラックチーフテン(指揮官型・兵卒型)
- 量産機型の黒い機体。先行試作機よりも制御された悪の心を植えつけられるも、最終的に開発者の意図とは背く結果を取る。大半はビッグ・マザーと共に海へと消えたが、ビクティムを救った一体だけは半壊ながらも生き延び、再び眠りに就いたフォルツォイク親子の墓守を務めた。
- ビクティム
- 声 - 子安武人
- アンドロイドのビクティムの超AIを移植した巨大ロボ。ブラックチーフテン同様にビッグ・マザーに反逆し、ブレイブポリスの勝利に謁見するが自身は大破。しかし、超AIが完全に破壊されたわけでなかったことから、宿った心はカピアと共に彼の母星に赴き、そこでブレイブポリスと似たデザインのボディを得て[9]、新たな道を歩み始めた。
その他
- カゲロウ
- 声 - 中原茂
- 形式番号:BP-500X。覆面パトカー、翼竜、人型と三段変形が可能。正式なブレイブポリスではなく、シャドウ丸完成のために作られた試作機で、配属前のシャドウ丸の訓練相手を務め、完成した暁には超AIを初期化し、他部署への配属を予定されていたが、自分自身の心の意義と記憶を失わない思いから、初期化される前に脱走。その最中、正規配属されていた当時のメンバーと出会い、改めて心の存在についてを考えさせる結果となる。シャドウ丸による説得後、一時姿をくらますが、生みの親である新庄により拉致。超AIを初期化されエクセレント社の新型空母アビスの頭脳として組み込まれる。アビスが水圧で崩壊し始めたとき、一時的に意思が蘇えり、シャドウ丸と新庄を脱出させた。名前は「影の狼」を意味するものであり、気象現象の「陽炎」ではない[10]。『ブレイブサーガシリーズ』では味方ユニットとして扱え、勇太をボスと認めているが、任意のイベントを選ばないと登場しない。
- 全高:5.4m
- 覆面パトカー:シャドウ丸とはテールスタビライザー等が異なる。
- 翼竜:シャドウ丸のジェット機モードに当る形態。
- 装備
- 鎖鎌
- 手裏剣
- バルカン
- 制式拳銃
- アビス
- 声 - 曽我部和恭
- エクセレント社が開発した潜水空母。制御用コンピュータに新庄の記憶と思考パターンを強奪したカゲロウの超AIに移植し使用。しかし、その頭脳を移植したことが戦闘で破壊される恐怖に操作も受け付けない状態となり、深海にその姿を消すも、意識がシャドウ丸の生存を願い、救助をした。
- アビスガード
- カゲロウの能力をコピーしたロボット。
- シンキングソード断
- ビクティムがガイゾナイトと超AIを融合させて作り出したチーフテン用の剣。
- サタンジェイデッカー
- 大破したジェイデッカーのボディにガイゾナイトが融合した異形の姿。当然ながらデッカードの意志は存在せず、ビクティムの意のままに操られていた。
- ゴッドホエール
- 捕鯨が禁止されたのにも関らず、違法捕鯨が続く現状において、特定区域内の鯨の保護、及び繁殖を目的とした鯨牧場なる施設を守るために作られたサイボーグ鯨。その頭脳となるメインコンピューターには、当時試作段階だった超AIが使われた。しかし、鯨としての自立行動と保護機体としてのコントロールの難しさによって開発は難航。しかも、試作AIに水島四郎の子息・新の心を不完全ながらコピーしたことで、サイボーグ鯨のコントロールは不可能とみなされて計画は中止。この事実は水島博士以外に知る者はおらず、人の心があることを知らされぬまま、開発陣は海に還した。
- 人であり獣であり、機械であるサイボーグ鯨は自然界の枠に自分の居場所が無いからなのか、それとも宿る人としての心が自らを生み出した人への怒りか、あるいは鯨としての心が海を汚す人を憎んだか、機械として海を守るためなのかは定かではないが、やがては海洋施設、主に海を汚すプラントなどを破壊。その際、海を汚すのを嫌う宗教的自然保護団体によって、神の座に祭り上げられこの名がつけられた。その後ブレイブポリスにより捕獲ないし殺害計画が発動。日本にデュークとシャドウ丸が捜査活動を他メンバーは現場へと急行する最中、水島四郎により、その誕生の経緯が明らかにされる。ブレイブポリスとの交戦を経て海の藻屑となる道を選ぶも海生人類達によって一族の守護神として迎えられ、彼らと共にいずこかへと姿を消す。
- キングカイザー、ゴッドボンバー、ウルトラダイバー
- 冴島の邸宅で働くお手伝いロボット達。
登場犯罪者 & 使用メカ、関係者
- ドクトルガウス
- 声 - 戸谷公次
- 磁力工学を悪用するマッドサイエンティスト。人呼んで「磁力の悪魔」。強奪したロボットを武器として改造し、犯罪組織へ売りさばく死の商人でもある。デッカードを強奪しようとしたが、勇太の呼びかけによって覚醒したデッカードに敗れ逮捕された。結果的に、彼が起こしたこの事件により、「感情」を持ったデッカードが設定以上の性能を発揮する事が明らかになった。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されているのが確認できる。
- デスマグネ
- ドクトルガウスの操る巨大ロボット。ステルスシステムが搭載されており、レーダーでは感知できない。胸のメインコイルから放つ磁力ビームが主力武器だが、同時に弱点である。長い腕で相手を叩き潰す攻撃も行う。デッカードの護衛をしていたロボットやパトカーを全滅させるが、覚醒したデッカードによってメインコイルと両腕を破壊され、戦闘手段を全て失い無力化された。
- キャトー・ノリヤス
- 声 - 郷里大輔
- 自称「闇の魔人」。九字や式神を操る陰陽師だが、九字を途中で忘れる、バルバロッサの上でずっこけるなど間抜けな面が多い。東京を壊滅させるためエアマニア共和国空軍の兵器を盗み出すが、合体に成功したジェイデッカーに阻まれ逮捕された。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されているのが確認できる。
- 名前の由来は『帝都物語』の「加藤保憲」。
- フライトバトラー
- キャトーが盗み出したエアマニア共和国空軍の最新兵器。人型への変形機構を持つ無人戦闘機。そのシステムは第一級国家機密となっている。全てジェイデッカーに破壊された。
- バルバロッサ
- フライトバトラーの母艦を兼ねた重爆撃機。戦闘中にジェイデッカーが落とした電磁警棒を勇太が操作して発射したビームと、ジェイバスターによる攻撃で撃墜された。
- ガイゾナイト
- 宇宙から地球に飛来した「隕石生物」。電波を発して機械を操ることができる。一度ビルドチームに撃退され、警視庁に保管されるも、ビクティムに強奪(以前よりも小型化していたが、経緯は不明)されチーフテン用の魔剣シンキングソード断へと変貌し、サタンジェイデッカーを操り言葉を話すようになる。逃亡のためチーフテンの頭部(超AI)のみを回収しボディを爆破させたが、大破したチーフテンⅡに意趣返しとばかりに抜き手で刺し貫かれ絶命。
- ダストゴン
- ガイゾナイトの力で粗大ゴミが融合した巨大ロボ。
- ムッシュ・モンドー
- 声 - 梁田清之
- 「闇の仕事人」の二つ名を持つ裏社会きっての暗殺者。「ザンス」という喋り方が特徴的。ある筋から勇太の暗殺を依頼されていたが、失敗し捕らえられた。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されている。
- 名前の由来は『必殺シリーズ』の「中村主水」より。
- スティンガー / チェリーブロッサム / マイタイ / スクリュードライバー / ブラックルシアン
- いずれもモンドーが使う暗殺用メカ。名前は全てカクテルに由来している。
- スティンガー:蜘蛛型の小型ロボットで、針を発射して標的を殺害する。登校中の勇太を狙うが、パワージョーが(気付かずに)阻止した。
- チェリーブロッサム:ドリル型の小型ロボット。地中から勇太を狙うが、踏み潰される。
- マイタイ:ボール状の小型ロボット。勇太の靴を盗み追いかけさせ、体育館におびき寄せる。挨拶などをフランス語で行っていた。
- スクリュードライバー:鋭い爪を持つ人型ロボット。体育館に閉じ込めた勇太を殺害しようとするが、パワージョーに破壊される。残骸は、警視庁の「A-0 特別保管倉庫」にて管理されている。
- ブラックルシアン:各地に隠されていたパーツがモンドーの指令により合体した巨大ロボット。パワージョーを捕獲して盾とするも、下半身を分離した事でできた空間を攻撃され倒された。
- ガワン
- 違法バイオ兵器を扱う「パライゾンバイオ研究所」で生み出された人造巨龍。周囲の環境に合わせ短時間で進化する事ができ、二足歩行型から水棲型への変化も簡単に行える。皮膚は非常に硬質で戦車の砲撃も通用しないが、新しい環境に適応していく間だけ柔らかくなる。調査のために東京に運ばれる途中、「処分」名目で勝手に介入してきた陸上防衛軍がサンプルを採取しようとした為に外気に触れ復活を果たす。真琴を一飲みにし、その後は砲撃を物ともせずに街に向かうが、マクレーンの策で水に落とされたため皮膚が柔らかくなり、腹に勇太達が脱出するための穴を空けられる。直後に水棲型に変態するが、穴に炸裂弾を撃ちこまれ内部破壊された。
- ドゥインク
- 声 - 島田敏
- ピエロのようなメイクのバイオ科学者。部下のピエーロ(声 増岡弘)と共に「トレンドのモトモト」という特殊ガスを町に散布し、ハゲのカツラや全身タイツ等の妙なトレンドを流行らせた。一見愉快犯的犯行であるが、最終的には思想操作による大衆支配を目論んでいた。勇太を「即効性・五月病のモトモト」によって無気力状態にする事でブレイブポリスの合体を封じ、彼を人質に取って同士討ちを強要するなどの戦術に出たが、ダンプソンと綾子の登場で形勢が逆転。最後は、対象を良い子にする「即効性・ニコちゃんのモトモト」の原液タンクをロボットにぶつけられた事で全身に浴び、ピエーロ共々見事に更生した状態で逮捕された。
- ピエロロボ
- ドゥインクとピエーロが操る巨大ロボ。球型の胴体に手足を付けたような外観にピエロを模した頭部とカラーリングをしており、ふざけたデザインだがパワーは一級品。「即効性・ニコちゃんのモトモト」の原液タンクをぶつけられ、中の二人がその原液を直で浴びて真人間になった為に起動停止した。
- 若林のびお
- 声 - 島香裕
- 「若林画材店」を営む、美術商兼バイオ科学者。一人称と口調が女性のそれだったりとややオカマの気があり、筋肉マニアで逞しい筋肉を特に好む。芸術家志望でもあるがあまり才能はないようであり、本人も自覚している。鋳物業者として芸術家・二宮睦月(声 小杉十郎太)の作品の仕上げを請け負っていたが、それをバイオ粘土を使ったブロンズ像にすり替え美術館に運び込み、夜にそれを操って自分好みの芸術品を盗ませていた。自分のイニシャルが入った造形用のヘラを現場に落とすミスを犯すが、発見した勇太がそれを上下逆に読み、しかもそれが偶然二宮睦月のイニシャルになった(W・N→N・M)ため、捜査対象からは外れていた。最終的に、芸術を悪事に利用していた事に激昂した二宮睦月の連続ビンタを受けた上で逮捕された。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出されている。
- ブロンズコング
- 若林が作ったゴリラ型の巨大バイオメカ。何百体ものバイオブロンズが合体してできている。このメカの造形に納得していないが、当人の才能の問題なのかどうしても改善できない。全身が変形・再生自由自在の特殊なバイオ粘土で構成され、物理攻撃がほぼ通用しない。ただし、合体の統率などを司る天使像の一部を勇太が壊してしまい、こっそり補修を行ったためにその部分だけが普通の粘土となっている。ジェイデッカー達をも上回る巨体とバイオ粘土の特性を最大限に発揮して優位に立つも、最後は天使像の一部を撃ち抜かれて変形機能を失い、倒された。
- バラメス
- 学名「カバリエントロ・バラエリカ・ドドメス」。勇一郎がペドロアイランドから持ち帰った木像の中にいた古代昆虫。第一形態は芋虫、第二形態はオトシブミ、第三形態(成虫)は蛾のような姿をしており、極めて短時間で成長する。堅固な外皮と、成虫になってからは酸性の鱗粉や機械を作動不良にする颶風を操る。木像から抜け出し、街中で餌となる物を片っぱしから食い荒らし第二形態に変態。攻撃が一切通用せず、「成虫に装甲はない(ので銃撃は通じるはず)」という勇一郎の判断により成虫になるまで監視される。成虫になった後は酸の鱗粉などでブレイブポリスを苦しめたが、古代のままの体は工業の発達により汚染された現代の環境に耐え切れず、自然死してしまう。その姿は写真という形で遺された。
- 幾何井田(きかいだ)三兄弟
- 声 - 森川智之、巻島直樹、結城比呂
- ロボットを過剰なまでに強化するマシンユニット「紅X」を使って銀行や宝石店を狙って強盗を働いていた兄弟。紅Xの開発者かつ科学者で傲慢な性格の長男・美輝(よしき)、強盗実行犯担当の粗暴な性格の次男・美灯(よしと)、美灯のサポート役で冷静冷徹な性格の三男・美依(よしや)の三人。逮捕後は海上プリズンNo.6に収監されており、サタンジェイデッカー襲撃の際にブレイブポリスによって救出される際に彼らを皮肉っていた。
- デスメタル
- 幾何井田三兄弟の操る巨大ロボットで両端仕様のランスが武器。紅Xで強化されているためにかなりのパワーを持つが、ビルドタイガーとの力比べでシステムが紅Xの負荷に耐えきれずにオーバーヒートして機能停止してしまい、タイガーキャノンで破壊された。
- エーリッヒ・フォン・ギガシュタイン3世
- 声 - 笹岡繁蔵
- 昆虫人間について研究していた学者。研究中に特定の周波が彼らを操る事が出来るのを知り、野心に目覚める。それ以後は自らが地下世界の王になろうと暗躍していた。
- ギガゼクター
- ギガシュタインが作った昆虫型巨大メカ。4本の腕や胸部のミサイルを武器とする。普段は地下の昆虫帝国にある邪神像の中に隠されている。
- 怪盗ライヤー
- 声 - 中村大樹
- 20年前、東京を震撼させた伝説の大泥棒。劇中に登場したライヤーは先代ライヤーの息子で、以前はロボットを使ったかなり荒っぽい手口で悪名を轟かせた強盗である。先代は死の間際、ロボットを使う強盗に成り下がった息子に己の全てを明かし、若き日を共に生きた良きライバル・三浦警部の定年退職を祝う様に遺言していた。また、息子の方もそれを機にロボット強盗から足を洗う決心を固め、逮捕されるのを承知の上でライヤーの名を継いだ。息子の人相の全体的な輪郭は父とそっくりであり、人相照合で『別人』と判定されても三浦警部が頑として認めなかったほどである。最後はマルスを撃破され、倒れていたところを駆け寄った警部に素顔を見られた後、逮捕される。取り調べの際、「父は三浦警部と共に生きてきたあの時代(=20年前の東京)を本当に愛していた」と感慨深げに供述していた。
- 鋼鉄巨兵マルス
- ライヤーが乗る巨大ロボ。ホログラム機能を有しており、それを使った逃走ルート偽装によってブレイブポリスを翻弄した。
- 邪神インティ
- 声 - 有馬瑞香
- 数多くの文明を滅ぼしてきた古代の邪神。女性らしい姿で人間大の石像と、巨大で無骨な石像の二つの姿を持つ。人に取り憑き、その欲望を解放させ糧とする。心を持つブレイブポリスにも取り憑く事が可能で、マクレーンとドリルボーイに取り憑き「悪人を裁きたい」「サッカーがしたい」という欲望を解放させた。しかし、二度目にマクレーンに取り憑いた際、「欲望」の理解を深めて「インティを倒したい」という欲望を意図して抱いていたマクレーンの手で封印され、遺恨を絶つとばかりに止めを刺され粉々に砕け散るという自滅的最期を迎えた。
- ダブロボット
- 車とロボットが融合したような異形のメカ。ゴミ処理プラント「砂時計」のコンピュータ(声 巻島直樹)が稼働以来一度もメンテナンスや清掃がされていなかった為にカビが浸食、異常を起こしたため生まれた存在。
- ロバート・キヨシ・稀井
- 声 - 松尾銀三
- 通称ボブ。違法ロボット改造技師。ダブロボット騒動の犯人かと思われていたが、実際は所有する機械から発するFパルスでダブロボットを扇動出来たことを利用していただけだった。
- 霧崎
- 声 - 中田和宏
- 巨大バイクを操る暴走ライダー。元ハイウェイパトロール所属の警官で、ガンマックスの元同僚。ガンマックスとはパートナーを組み互いに信頼し合っていたが、実は武器ブローカーの裏の顔を持っており、押収した武器や違法改造車を暴走族に横流しし密かに利益を得ていた。これが発覚し懲戒免職された際、自分を売ったのがガンマックスだと思い込み怒りと恨みを胸に警察を去る(実際は霧崎の行動に不審を持っていた隊員が密告した事によるもの)。それ以来、「仲間」は何の役にも立たないもの、という全くの逆恨み思考になった。 暴走するバイクの画像データをガンマックスのそれに書き換え、「仲間に追われる屈辱と苦しみ」を味わわせるという復讐を行う。更に孤立したデッカードらを追い詰め破壊せんとするも、互いを信頼し合った二人の結束の前に敗れ、逮捕された。
- バイクロス
- 7台の大型バイクが変形合体した、霧崎の巨大ロボ。岩をも容易く砕く展開型ドリルと、そこから放たれるエネルギー波を武器とする。マックスキャノンの一撃を受けて倒された。
- ミル・アミーゴ
- 声 - 山寺宏一
- ロボットプロレス「ガンクラップ」の主催者、その裏で誘拐したアスリートにロボットを操作させ賭博に利用する武器密輸組織のリーダー。 ケンタウルスとミノタウロスが合体したようなロボットを操る。「華麗なる仮面盗賊」を自称する変装の名人で、掃除のおばちゃん、パン屋のおじさん、犬の着ぐるみを着た芸人など様々な顔を持つ。覆面の下には更に覆面を被っており、素顔は最後まで晒されていない。
- アドルフ真藤
- 声 - 中田和宏
- 人工フェアリー「フェイ」を作り出したバイオ科学者。自身の発明品に執着するが、他人の手に渡るくらいなら、とジャイロボットに乗り込み、平然とフェイを処刑した。それがドリルボーイの怒りを買い、スーパービルドタイガーに破壊され、逮捕された。
- フェイ
- 声 - 宮村優子
- 真藤が作り出した、空・陸・海全ての適応が成された人工生命体。偶然出会ったドリルボーイと仲良くなった。名前は「フェアリー」から付けたもの。簡単な単語しか話せない為、ドリルボーイの事は「ボーイ」と呼んでいた。ジャイロボットの攻撃からドリルボーイを庇い落命するが、魂は本物の妖精達に迎えられた。
- ジャイロボット
- 真藤の乗る巨大ロボ。背部に備えた巨大な二機のローターで自在に飛行し、高速飛行形態にも変形できる。ずんぐりとした容姿だがビルドタイガーを圧倒する性能を誇るもスーパービルドタイガーに倒された。
- メカザウラー
- 全身に火器を搭載した巨大ロボ。ブレイブポリスの戦闘データ採取用にビクティムが送り込んだ。
- シスター七瀬
- 声 - 定岡小百合
- ミッション系女子校「聖アンジェラ学院」の寮長。その正体は某国の工作員で、強力な超能力者。サイキックエージェント候補探しのため学院に潜入し候補となる生徒を選別、ミサを利用し厳格過ぎる学院の校則への不満を煽り立て洗脳、ロボットを操る為の兵士へと養成していた。相当強力なサイキッカーだが、ブレイブポリスとの戦闘で力を使い果たし、逮捕された際には手錠を破壊する事すらできなかった。
- サイコガンナー
- 通常の動力及び一切の駆動機構を持たず、念動力で動く巨大ロボ。外部に傷一つ付けずに動力ケーブルのみを切断する。頭及び胴体、腕、脚の3つに分かれトレーラーで日本に輸送されてきた。
- ウェザード
- 気象コントロールマシン。何者かによって兵器に改造された上に暴走し、超大型台風を発生させてしまう。
- バブルガム・シスターズ
- 声 - 篠原あけみ、夏樹リオ
- 自称「ハイテンションゲーマー」。姉は天才的な凄腕プログラマーで、妹は自分と姉以外をゲームのキャラクター程度にしか認識しない残忍な性格のゲーマー。現実とゲームとの見境を持っておらず、自身らが開発したゲームを使って犯罪をゲーム化して楽しむ事を目的にする享楽主義の愉快犯。パワージョーを操ったルーアは彼女らが面白半分に作ったもの。敗れて逮捕された際にも「あたし達、ゲームしてただけなのに」と冴島の前で放言したが、「申し開きは署でしろ」と一蹴されている。
- ルーア
- 声 - 天野由梨
- バブルガム・シスターズが自分達の余興のために、面白半分で作ったプログラムを組み込んだ看護ロボット。目的は電波を発してパワージョーを操り、ブレイブポリスが自滅していく「ゲーム」を楽しむ為。彼には美しい少女の形に見えていたが、それは電波による幻覚であり、実際は旧型AIを積んだだけの無骨な姿。しかし実際には美少女ロボットの幻を見せる設定も会話機能も搭載されていないと言う。にも関わらず、最期は自分を破壊するように訴え、ヤヌスの見せる幻覚の突破口となった。最期の瞬間だけはデッカード達にも美少女に見えていた。破壊には到らず、後に修理される。
- ヤヌス
- バブルガム・シスターズが搭乗する光学迷彩を搭載した飛行メカ。電波を発してセンサー類を撹乱させ、幻覚を見せることが可能。
- エドガー・ポプキンス
- 声 - 喜多川拓郎
- シリコンハウエル社の社員で新型射撃管制システム「ガンピュレーター」の開発者。しかしボディの必要以上の改造を余儀なくされてしまう仕様故に、「自分の努力で実力を向上させたい」と反発したブレイブポリスと、彼らの心情を汲んだ勇太の判断によって採用を蹴られてしまう。そのため自信作を不要扱いされ、自身のプライドを傷つけられた事に激怒し、ブレイブポリスに挑戦状を叩き付ける。奸智で追い詰めるも、ロボットの心を軽視していたがため彼らの行動を予測できずシャドウ丸に確保され、直後にガンピューレーターの敗北を見せつけられて絶望する。彼の暴走と逮捕が決め手となり、開発は中止という、彼自身にとっての最悪の結末を迎えることとなる。
- アームガン
- エドガーのメカ。ガンピュレーターを搭載しているため100%の命中率を誇る。また、一台でも破壊されると、全機体に仕込まれた高機能火薬が一斉に爆発する仕掛けが施されている。結果的にこの仕掛けが命取りとなり全滅。シャドウ丸以外が負傷したものの、全員生還という結果に終わった。
- 間芝史郎
- 声 - 子安武人
- 違法バイオシンジケートの科学者。本物のは組織内の抗争で殺害されており、現れたのは彼のクローンで、オリジナルにあった胸の傷がない。日記やビデオの映像から学び仕草等は本物と遜色ないが、嗜好などには違いが見られる。オリジナルの「天才を二人作る」という目的の為に生み出されたが、オリジナルが殺された事で組織を抜け、自分の生命保護のため自首した。自身がクローンである事を知っており、アイデンティティーや自分の人権の所在に悩みを抱いている。
- 久世
- 声 - 戸谷公次
- 間芝と同じ組織のバイオ科学者で、殺害した張本人。その動機は「組織のNO.1になる」、それだけだった。
- バイオメカ
- 有機体と無機物を合成して開発した生体ロボット。
- ヘモ・レヴィン
- 声 - 中田譲治
- ゴッドホエールを「神」として崇める宗教的自然保護団体のリーダー。
- マギー・出門
- 声 - 千葉耕市
- プラズマ工学を悪用してお化けを作り出し、大門町の住人追い出しを画策した「科学の地上げ屋」。外見はぬらりひょんそのもの。
- 円枢寺靖子
- 声 - 叶木翔子
- 高価な車や昔の名車を強奪し売りさばく闇の自動車ブローカー。変形式のトレーラーロボを使って、ドライバーごと目的の車を奪うと言う強引な手段をとっていた。「価値のある車は飾るだけで十分だから動かなくていい」と藤堂が直した車を笑顔で撃ち抜き、ガンマックスに対して「美しくないメカに用は無い」と言いながら容赦なく攻撃したりなど、非常に傲慢で自分勝手な性格。執事から「お嬢様」と呼ばれている。
- トレーラーロボ
- 円枢寺が車両強奪に使用する変形式のロボット。操縦は忠実に従う初老の執事が担当する。
- 謎の物体
- 地球に迫ってきた謎の物体で、雷雲のようなものを纏っている。デッカード達に破壊された際、ブレイブポリス全員に「超AIを持ったロボットが大勢誕生したためブレイブポリスが解散する」と言う夢を見せた。
- バラック星人
- 声 - 二又一成
- 宇宙の犯罪者。事故で行方不明になった宇宙開発機構のパイロット・ギャモン少尉に変装し地球に侵入した。
- バラクロン
- バラック星人が送り込んだロボット怪獣。地球の武器が一切通用しなかったが、ハイジャス人の力でシャドウ丸が変形した「ブレイブキャノン」によって倒される。
- ビッグ・マザー
- 古代神殿を模し、機体前下部中央に巨大な人な顔を持つ超巨大空中要塞。内部に大量のブラックチーフテンおよびハーメルンシステム作動装置「ハーメルンの笛」を搭載している。
- マッド・マザー
- フォルツォイク母子が乗る複座型巨大ロボットにして「最強の殺戮マシン」。武器は手に持った大鎌と全身から展開する触手状の棘、腹部に内蔵されたビーム砲。鳥類の様な脚部を持つなど、見た目からして化け物的な外観をしている。
メカニック
- 勇者警察手帳
- ブレイブポリスが所持する警察手帳型通信機。勇太が所持するものはブレイブポリスへの合体指令を出す際にも用いられる。
スタッフ
クレジット表記にはないが、勇者シリーズ常連である大張正己がOP原画に参加し数カットほど担当しているテンプレート:要出典。この作品がシリーズでの最後の参加作品となった。
- 企画 - サンライズ
- 原作 - 矢立肇
- 連載 - テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
- シリーズ構成 - 川崎ヒロユキ
- キャラクターデザイン - 石田敦子
- メカデザイン - 大河原邦男
- メカ作画監督 - 山根理宏、板倉和弘
- デザイン協力 - スタジオG-1
- 美術 - 岡田有章
- 色彩設計 - 岩沢れい子
- 撮影 - 松沢宏明、森夏子
- 編集 - YAスタッフ、布施由美子、野尻由紀子
- 音楽 - 岩崎文紀
- 音響 - 千葉耕市
- 音響制作 - 千田啓子(クルーズ)
- 録音 - 整音スタジオ
- 音楽プロデューサー - 佐々木史朗、伊藤将生
- 音楽制作 - ビクターエンタテインメント
- プロデューサー - 加古均(名古屋テレビ)・小原麻美(東急エージェンシー)・古沢文邦(サンライズ)
- 監督 - 高松信司
- 製作 - 名古屋テレビ、東急エージェンシー、サンライズ
主題歌
- オープニングテーマ「HEART TO HEART」(1話 - 47話)
- 作詞 - 渡辺なつみ / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 彩子
- ボスである勇太とブレイブポリスの刑事たちを順番に紹介していくのが特徴。刑事が増えるのに併せて紹介場面や関連場面が追加変更されており、シリーズ中変わった回数は多い方となっている。唯一、主題歌の歌詞テロップが出ない。
- 先述の通り最終話で省略され、結果的にEDとして使用された。
- エンディングテーマ「笑顔は君の忘れ物」(1話 - 47話)
- 作詞 - 横山武 / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 佐藤有香
- OP同様、刑事が増えるのに合わせ映像がマイナーチェンジしている。後期は本編での成長に併せてうるにゃんもサイズアップしている。
- 挿入歌
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 登場犯罪者 メカ |
放送日 | 概要 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ロボット刑事登場 | 川崎ヒロユキ | 高松信司 | 菱川直樹 | 石田敦子 | ドクトルガウス デスマグネ |
1994年 2月5日 |
|
2 | その名はジェイデッカー | 菊池一仁 | 南康宏 | 高谷浩利 | キャトー・ノリヤス フライトバトラー バルバロッサ |
2月12日 | ジェイデッカー初合体 | |
3 | 心ある仲間たち | ワタナベシンイチ | 佐々門信芳 | ガイゾナイト(ダストゴン) | 2月19日 | マクレーン、パワージョー、ダンプソン誕生 | ||
4 | ボスは小学4年生 | 金巻兼一 | 杉島邦久 | 寺岡巌 | ムッシュ・モンドー スクリュードライバー ブラックルシアン |
2月26日 | ||
5 | 人造巨龍ガワン | 會川昇 | 日高政光 | 久行宏和 | 人造巨龍ガワン | 3月5日 | ||
6 | トレンドにご用心 | あみやまさはる | ワタナベシンイチ | 佐々門信芳 | ドゥインク ピエーロ ピエロロボ |
3月12日 | ||
7 | 大倒壊 | 川崎ヒロユキ | 菊池一仁 | 南康宏 | 高谷浩利 | - | 3月19日 | |
8 | 完成!ビルドタイガー | 菱川直樹 | 寺岡巌 | 3月26日 | ビルドタイガー初合体 | |||
9 | 消えた彫像の謎 | 山田靖智 | 杉島邦久 | 佐々門信芳 | 若林のびお ブロンズコング |
4月2日 | ||
10 | 影の刑事 | 會川昇 | 高松信司 | 菱川直樹 | 久行宏和 | カゲロウ | 4月9日 | シャドウ丸着任 |
11 | 激闘!シャドウ丸 | 日高政光 | 石田敦子 | 新庄健 カゲロウ 潜水空母アビス アビスガード |
4月16日 | |||
12 | よみがえる古代昆虫 | 金巻兼一 | ワタナベシンイチ | 寺岡巌 | 古代昆虫バラメス | 4月23日 | ||
13 | ロボット強盗団を追え | 杉島邦久 | 高谷浩利 | 幾何井田三兄弟 デスメタル |
4月30日 | |||
14 | 6人目の仲間 | 川崎ヒロユキ | 菊池一仁 | 南康宏 | 佐々門信芳 | メカ昆虫 | 5月7日 | ドリルボーイ着任 |
15 | 3万年の友情 | 菱川直樹 | 久行宏和 | ギガシュタイン博士 昆虫人間 ギガゼクター |
5月14日 | スーパービルドタイガー初合体 | ||
16 | 帰ってきた宿敵 | 山田靖智 川崎ヒロユキ |
南康宏 | 寺岡巌 | 怪盗ライヤー 鋼鉄巨兵マルス |
5月21日 | ||
17 | 邪神インティ | 會川昇 | 日高政光 | 石田敦子 | 邪神インティ | 5月28日 | ||
18 | パンダ注意報!? | あみやまさはる | ワタナベシンイチ | 佐々門信芳 | 巨大パンダ | 6月4日 | ||
19 | 爆走!白バイ刑事 | 金巻兼一 | 杉島邦久 | 高谷浩利 | ロバート・キヨシ稀井 ダブロボット ダブトレーラー |
6月11日 | ガンマックス着任 | |
20 | 狂った砂時計 | 菊池一仁 | 南康宏 | 寺岡巌 | ダブロボット | 6月18日 | ||
21 | 手錠の逃亡者 | 山田靖智 | 菱川直樹 | 久行宏和 | 霧崎 バイクロス |
6月25日 | ジェイデッカー・マックスキャノンモード初登場 | |
22 | 仮面勇者ダンプソン | あみやまさはる | ワタナベシンイチ | 佐々門信芳 | ミル・アミーゴ 闘牛ロボ |
7月2日 | ||
23 | ぼくの妖精(フェアリー) | 金巻兼一 | 日高政光 | 石田敦子 | アドルフ真藤 人工フェアリー フェイ ジャイロボット |
7月9日 | ||
24 | 七人の刑事 | 川崎ヒロユキ | 高松信司 | 菱川直樹 | 山本佐和子 | (総集編) | 7月16日 | |
25 | デッカード殉職 | 菊池一仁 | 南康宏 | 寺岡巌 | ビクティム・オーランド チーフテンI チーフテンII |
7月23日 | デューク(デュークファイヤー)、レジーナ初登場 | |
26 | 新しいリーダー | 會川昇 | 杉島邦久 | 高谷浩利 | ビクティム 改造チーフテンI サタンジェイデッカー 戦車合体ロボ |
7月30日 | デューク着任 | |
27 | 完璧な涙 | 菱川直樹 | 久行宏和 | ビクティム 改造チーフテンI サタンジェイデッカー |
8月6日 | |||
28 | デッカード再び | 金巻兼一 | ワタナベシンイチ | 寺岡巌 | ビクティム メカザウラー |
8月13日 | ||
29 | 合体!ファイヤージェイデッカー | 川崎ヒロユキ | 日高政光 | 中沢一登 | ビクティム ハイパーチーフテンI ハイパーチーフテンII (アーマードチーフテン) |
8月20日 | ファイヤージェイデッカー初合体 | |
30 | 地下都市SOS! | 金巻兼一 | 菊池一仁 | 南康宏 | 佐々門信芳 | - | 8月27日 | レジーナ帰国 |
31 | 姿なき犯罪者 | 川崎ヒロユキ | 杉島邦久 | 久行宏和 | シスター七瀬 サイコガンナー |
9月10日 | ファイヤージェイデッカー・マックスキャノンモード初登場 | |
32 | 台風が来た! | 山田靖智 | 菱川直樹 | 寺岡巌 | ウェザード | 9月17日 | ||
33 | 小さな勇者 | あみやまさはる | ワタナベシンイチ | 高谷浩利 | - | 9月24日 | ||
34 | パワージョーの恋 | 會川昇 | 日高政光 | 佐々門信芳 | 看護ロボット ルーア バブルガムシスターズ ヤヌス |
10月1日 | ||
35 | 勇者警察(ブレイブポリス)パワーアップ計画 | 川崎ヒロユキ | 菊池一仁 | 南康宏 | 山根理宏 | エドガー・ポプキンス アームガン |
10月8日 | |
36 | 故郷は遠く | 山田靖智 | 杉島邦久 | 寺岡巌 | 間芝史郎 久世 バイオメカ |
10月15日 | ||
37 | 鯨神狩り | 會川昇 | 菱川直樹 | 久行宏和 | ヘモ・レヴィン ゴッドホエール |
10月22日 | ||
38 | オバケだよ全員集合 | あみやまさはる | ワタナベシンイチ | 高谷浩利 | マギー出門 ヌエ お化け軍団 |
11月5日 | ||
39 | マシンの魂 | 高山克彦 川崎ヒロユキ |
南康宏 | 佐々門信芳 | 円枢寺靖子 トレーラーロボ |
11月12日 | ||
40 | ブレイブポリス解散! | 金巻兼一 | 日高政光 | 寺岡巌 | - | 11月19日 | ||
41 | レジーナ・追憶 | 川崎ヒロユキ | 高松信司 | 菱川直樹 | 柳沢テツヤ | (総集編) | 11月26日 | |
42 | 宇宙からの侵略者 | 山田靖智 | 杉島邦久 | 久行宏和 | ギャモン少尉 バラック星人 ロボット怪獣バラクロン |
12月3日 | ||
43 | シャドウ丸大砲変化(おおづつへんげ)! 必殺!!ブレイブキャノン |
菱川直樹 | 石田敦子 | バラック星人 ロボット怪獣バラクロン ハイジャス人 |
12月10日 | |||
44 | 奪われたボス! | 川崎ヒロユキ | ワタナベシンイチ | 佐々門信芳 | ビクティム ノイバー・フォルツォイク ブラックチーフテン |
12月17日 | ||
45 | ビッグ・マザー | 菊池一仁 | 南康宏 | 寺岡巌 | ビクティム ノイバー エヴァ・フォルツォイク ブラックチーフテン ビッグマザー |
12月24日 | ||
46 | 史上最大の犯罪 | 杉島邦久 | 柳沢テツヤ | 1995年 1月7日 |
||||
47 | ハートtoハート | 日高政光 | 久行宏和 | フォルツォイク親子 ビクティム ビッグマザー マッドマザー ブラックチーフテン |
1月21日 | ブレイブポリスが機械生命体に超進化 | ||
48 | さよなら勇太(ボス) | 高松信司 | 菱川直樹 | 石田敦子 | ハイジャス人 フォルツォイク親子 |
1月28日 | OP、およびOP主題歌なし |
放送局
- NBN 名古屋テレビ
- HTB 北海道テレビ
- ABA 青森朝日放送
- KHB 東日本放送
- AAB 秋田朝日放送
- YTS 山形テレビ
- KFB 福島放送
- ANB テレビ朝日
- NT21 新潟テレビ21
- ABN 長野朝日放送
- UTY テレビ山梨
- BBT 富山テレビ
- HAB 北陸朝日放送
- SATV 静岡朝日テレビ
- ABC 朝日放送(毎週金曜日17:00-)
- KSB 瀬戸内海放送
- HOME 広島ホームテレビ
- YAB 山口朝日放送
- JRT 四国放送
- EBC 愛媛放送
- KUTV テレビ高知
- KBC 九州朝日放送
- ncc 長崎文化放送
- KAB 熊本朝日放送
- OAB 大分朝日放送
- UMK テレビ宮崎
- KKB 鹿児島放送
- RBC 琉球放送
関連商品
- ビデオ
- LD
- 勇者警察ジェイデッカー 全12巻
- DVD
- 勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX 1(2006年5月24日)25話までを収録、5枚組。
- 勇者警察ジェイデッカー DVD-BOX 2(2006年6月21日)最終話までを収録、5枚組。
- ビクターエンタテインメントより発売。2008年01月に再発。
- CD
- 勇者警察ジェイデッカー VOl.1(1994年4月21日)サウンドトラック。
- 勇者警察ジェイデッカー VOl.2(1995年1月1日)
- 「勇者警察ジェイデッカー」謎の招待状〜今、真実が明かされる時(1994年11月30日)ドラマCD
- CD - 全てビクターエンタテインメントより発売。
- ゲーム
- 新世代ロボット戦記ブレイブサーガ(1998年12月17日)PS用ゲーム
- ブレイブサーガ2(2000年5月2日)PS用ゲーム
- サンライズクルセイド(2011年3月)トレーディングカードゲーム
- 食玩
- 勇者警察ジェイデッカーガム
- 勇者伝説ブレイブガム 第1弾
- 組立説明図と完成写真に誤記・誤写があり正規版のイラストとは背部ウイングが裏表になってしまっている。
- 全てカバヤ食品より発売。
コミカライズ
参考文献
- 勇者警察ジェイデッカー大百科 ケイブンシャ
- サンライズ コンプリートファイル02 スーパーロボット編
脚注
外部リンク
テンプレート:勇者シリーズ- ↑ 『勇者シリーズ コンプリートマニュアル』119頁。
- ↑ 放送当時回転灯を2個載せたメルセデスベンツの公用車は警視庁に実在していた。
- ↑ 軌道エレベータ倒壊の地上被害を最小限に食い止める為に尽力。7話参照
- ↑ 勇太のことも「友永警部」と呼んでいた。
- ↑ 実際は理由は不明だが辛くも1回で成功できた。
- ↑ ミスの際責任をめぐってビルドチームが衝突が生じた
- ↑ 23話の合体ではドリルボーイの人格が主導権を握っており、必ずマクレーンのがベースとなる訳ではない。
- ↑ 当時の園児向け学習雑誌連載作品においてはガンマックスアーマーのみブレイブキャノンに関わる描写がなく、残る3体のみでブレイブキャノンを構えて発射している。
- ↑ エクスカイザーに酷似。
- ↑ 公式文献より。