ウルトラセブンの登場怪獣
テンプレート:Ambox ウルトラセブンの登場怪獣(ウルトラセブンのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組『ウルトラセブン』に登場する架空の怪獣、宇宙人、ロボット、その他の生物の詳細を記述する。
並び順はカプセル怪獣を除き、登場話数順とする。以下の解説には劇中での描写のほか、放映当時の雑誌設定も含む。『平成ウルトラセブン』や『ULTRASEVEN X』の登場怪獣については各作品の項目を参照。
目次
- 1 カプセル怪獣
- 2 宇宙狩人 クール星人
- 3 生物X ワイアール星人
- 4 変身怪人 ピット星人
- 5 宇宙怪獣 エレキング
- 6 反重力宇宙人 ゴドラ星人
- 7 宇宙蝦人間 ビラ星人
- 8 放浪宇宙人 ペガッサ星人
- 9 火炎怪人 キュラソ星人
- 10 幻覚宇宙人 メトロン星人
- 11 頭脳星人 チブル星人
- 12 アンドロイド少女 ゼロワン
- 13 異次元宇宙人 イカルス星人
- 14 宇宙野人 ワイルド星人
- 15 宇宙竜 ナース
- 16 吸血宇宙人 スペル星人
- 17 宇宙鳥人 アイロス星人
- 18 宇宙ロボット キングジョー
- 19 策略宇宙人 ペダン星人
- 20 岩石宇宙人 アンノン
- 21 地底ロボット ユートム
- 22 音波怪人 ベル星人
- 23 宇宙蜘蛛 グモンガ
- 24 宇宙帝王 バド星人
- 25 暗黒星人 シャプレー星人
- 26 核怪獣 ギラドラス
- 27 宇宙海底人 ミミー星人
- 28 軍艦ロボット アイアンロックス
- 29 宇宙怪人 ブラコ星人
- 30 宇宙ゲリラ シャドー星人
- 31 猛毒怪獣 ガブラ
- 32 オーロラ怪人 カナン星人
- 33 ミニ宇宙人 ポール星人
- 34 凍結怪獣 ガンダー
- 35 再生怪獣 ギエロン星獣
- 36 甲冑星人 ボーグ星人
- 37 侵略宇宙人 キル星人
- 38 戦車怪獣 恐竜戦車
- 39 宇宙スパイ プロテ星人
- 40 プラスチック怪人 プラチク星人
- 41 宇宙細菌 ダリー
- 42 メカニズム怪獣 リッガー
- 43 蘇生怪人 シャドウマン
- 44 発泡怪獣 ダンカン
- 45 復讐怪人 ザンパ星人
- 46 月怪獣 ペテロ
- 47 催眠宇宙人 ペガ星人
- 48 マゼラン星人マヤ
- 49 強奪宇宙人 バンダ星人
- 50 ロボット怪獣 クレージーゴン
- 51 分身宇宙人 ガッツ星人
- 52 豪力怪獣 アロン
- 53 水棲怪人 テペト星人
- 54 カッパ怪獣 テペト
- 55 海底人 ノンマルト
- 56 蛸怪獣 ガイロス
- 57 第四惑星人
- 58 ロボット長官
- 59 ロボット署長
- 60 宇宙猿人 ゴーロン星人
- 61 サイケ宇宙人 ペロリンガ星人
- 62 侵略星人 サロメ星人
- 63 ロボット超人 にせウルトラセブン
- 64 集団宇宙人 フック星人
- 65 幽霊怪人 ゴース星人
- 66 双頭怪獣 パンドン
- 67 スタッフ
- 68 脚注
- 69 参考文献
- 70 関連項目
カプセル怪獣
カプセル怪獣 ウインダム
第1話「姿なき挑戦者」、第24話「北へ還れ!」、第39話「セブン暗殺計画(前篇)」に登場。
カプセル怪獣 ミクラス
第3話「湖のひみつ」、第25話「零下140度の対決」に登場。
カプセル怪獣 アギラ
第32話「散歩する惑星」、第46話「ダン対セブンの決闘」に登場。
宇宙狩人 クール星人
第1話「姿なき挑戦者」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:75キログラム
地球人を「昆虫」呼ばわりし、地球侵略のために地球人を「標本」として集める。頭脳は発達しているが戦闘能力はほとんどなく、保護色で透明化したクール円盤の中からは決して出てこない。蜘蛛のような姿で大きな目があり、円盤内で浮遊しており後にウルトラ警備隊を通して人類に降伏を要求する。円盤をダンが発案した噴霧弾により赤色に着色され、保護色が効かなくなりウルトラホーク1号やウインダムと交戦後、円盤内に入ったセブンにアイスラッガーで頭部を切断されて倒され、円盤内に「標本」として拉致された人々も救出される。
- 声の出演:矢田耕司
- 母星も円盤と同様に保護色で隠し、他の星からの侵略を回避している。クール星は文化が発達しているが物資に乏しく、星人たちは高度な科学力で他星を侵略して略奪行為を行なっている(放映当時の雑誌設定[1])。
- モデルはダニ[2]テンプレート:Refnestで、それまでの怪獣の二足歩行を前提としたデザインとは一線を画している。
- 桑田次郎の漫画版『ウルトラセブン』では複数体が登場、集団でセブンを襲うが全員返り討ちにされる。
- 漫画『ウルトラマンSTORY 0』では47話以降ザラブ星人の配下として登場。
- 『ウルトラゾーン』第14話アイキャッチでは、ビラ星人、チブル星人とのトリオで臨んだお笑いのオーディションでハリセンを手にツッコミ役を演じている様子が描かれた[3]。
生物X ワイアール星人
第2話「緑の恐怖」に登場。
突然変異により星全体が植物で覆われたワイアール星の出身で、全身が緑の蔦のようなもので構成された宇宙人。高度な知能を備えており、地球人を自分と同じ植物人にして地球を支配するために来た。宇宙ステーションV3の石黒隊員を「チルソナイト808」という金属塊の中に閉じ込め、彼に化けて地球に侵入する。昼間は小型の金属塊に入った電子頭脳により転送される石黒の外観情報により彼の姿をしているが、夜になると本来の姿に戻り、人々に特殊な液体を浴びせて次々と植物人に変えていく。やがて周囲が警戒し始めたために石黒の妻を従え旅行に見せかけて逃亡を図るが、電子頭脳が入った金属塊をダンに破壊されて人間の姿を維持出来なくなり、箱根に向かう列車内で正体を現す。巨大化してセブンと戦闘するも、全身から放つ緑色の光線も効かず、アイスラッガーで真っ二つにされ、エメリウム光線によって焼却される。
電子頭脳が破壊された直後に大きな金属塊も割れたため、内部の石黒も無事救出される。
- スーツアクター:春原貞雄[6][7]
- ワイアール星人が使用していたチルソナイトは『ウルトラQ』にも登場している(脚本は同じ金城哲夫)。ここでの設定ではワイアール星から産出される金属で、ダンの透視能力をもってしても中を見通すことはできない。ちなみに円谷プロ公式サイトのエイプリルフールネタでは本作「チルソナイト808」は「金属」、ガラモンの「チルソナイト」は「合金」という解説がされていた。
- ワイアール星人の名前は、植物に含まれる葉緑素をローマ字に直したときの「YouRyokuso」からきている[8]。
- 体が空洞に見えるように着ぐるみ各所に鏡がはめ込まれている。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
人間生物X
第2話「緑の恐怖」に登場。
- 身長:1.8メートル
- 体重:100キログラム
ワイアール星人によって植物の姿に変えられた人間。ワイアール星人と全く同じ姿で、主に夜中に活動して人間を特殊液で自分と同じ姿に変え、仲間を増やそうとする。ワイアール星人が倒された後、全員が元の姿に戻る。
- 名称は『円谷プロ全怪獣図鑑』などよりテンプレート:Sfn。『ウルトラセブンイズム』では生物X(地球人)[5]、『キャラクター大全ウルトラセブン』(講談社、2012年)では怪生物Xと表記している[6]
変身怪人 ピット星人
第3話「湖のひみつ」に登場。
宇宙怪獣 エレキング
第3話「湖のひみつ」に登場。
反重力宇宙人 ゴドラ星人
第4話「マックス号応答せよ」に登場。
宇宙蝦人間 ビラ星人
第5話「消された時間」に登場。
- 身長:1.8 - 40メートル
- 体重:100キログラム - 1万トン
陸地が星全体の10分の1しかない小さなビラ星から大船団で地球に侵攻する。高性能レーダーの核となる「ユシマダイオード」を持参して地球防衛軍極東基地へ向かうユシマ博士の飛行機を時間停止光線で捕獲し、博士に人格操作を施してスパイに仕立て上げ、基地を内部から破壊しようとする。しかし博士と交信しているところをモロボシ・ダンに見られ、博士を使ってダンを檻に閉じ込めることに成功するが、ダンはセブンに変身して脱獄。その後ウルトラ警備隊と円盤軍で対決するが、セブンのエメリウム光線によって自身の乗った円盤を打ち落とされ巨大化する。最期はアイスラッガーでセブンに胴体を切断され、続けて撃墜された円盤が墜落し炎上して絶命する。
武器は口から吐き出す煙幕と時間停止光線。だが、煙幕はせいぜい相手の目をくらませる程度のものでしかなく、時間停止光線もセブンの張り巡らしたバリヤーに防がれ、登場した宇宙船団もウルトラ警備隊によって全滅させられる。
- 声の出演:辻村真人
- クール星人と同様の操演式の宇宙人。
- モチーフはウチワエビ[2][9]。
- 「ヴィラ星人」と表記されている書籍もあるが、これは放映当時の名称であり[6]、現在の公式名称は「ビラ星人」。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラゾーン』第14話アイキャッチでは、クール星人、チブル星人とのトリオでお笑いのオーディションを受けている様子が描かれている[3]。
放浪宇宙人 ペガッサ星人
第6話「ダーク・ゾーン」に登場。
火炎怪人 キュラソ星人
第7話「宇宙囚人303」に登場。
- 身長:2.5 - 43メートル
- 体重:250キログラム - 1万トン
宇宙でも特に治安が悪いことで有名なコスモポリタス第8惑星のキュラソ星から逃亡してきた宇宙人。催眠術を得意とし、ガソリンを常食としている。武器は口からの火炎と怪力。キュラソ星の刑務所から一人乗りの小型円盤(スペースポニー)に乗って逃亡してきたため、キュラソ連邦警察から宇宙ステーションV3に警告が送られてくる。怪力と爪で遭遇した地球人を次々に8人連続で殺害したあげく、水島という家族が住む家に籠城。しかし2階にいたため難を逃れた少年に逃げられ、警察とウルトラ警備隊に通報されると逃走し、頭部からの暗示光線でアンヌを操り、ウルトラホーク1号のβ号で宇宙空間に脱出しようとするが、追跡してきたウルトラ警備隊に空中ドッキングされる。燃料が尽きかけたβ号の中で苦し紛れに炎を吐いて巨大化したものの、自身の放った炎が体内のガソリンに引火して自爆する。
劇中に登場したのはあくまで“一犯罪者”であり、キュラソ星連邦警察は地球に対し凶悪犯逃亡を警告している。事件後、キュラソ星と地球の間に友好関係が生まれることを示唆するナレーションが入る。
- スーツアクター:松原靖[6][7]
- 名前は吸血鬼ドラキュラにちなんでいる[8]。
- 着ぐるみの体部分は『ウルトラマン』の2代目ケムール人を流用したもの[10]。また、頭部もケムール人に似たデザインで、同様の眼球可動機構も内蔵されている[11]。
- 当時の台本は促音の表記が出来ておらず、「キユラソ星人」と書かれているため、出演者はたびたび「キユラソ星人」「キューラソ星人」と発音している。命名者は金城哲夫、飲食店の場でリキュールから音をもじって充てた。
- 決定稿ではβ号機内でのセブンとキュラソ星人の対決が描かれているものの、完成作品ではカットされ、セブンの変身は炎上するβ号から脱出するためだけに行われている[7]。
- デザイン画では別名を「異次元宇宙人」と表記しており、同じくデザイン画で「宇宙囚人」と書かれているイカルス星人と当初のデザインが入れ替わっているのではないかとする説があるテンプレート:Sfn。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 内山まもるによる漫画版『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、グア軍団の地球襲撃の目を逸らす手段として、怪獣戦艦キングジョーグとギエロニアによりキュラソ星が襲撃を受けている。
幻覚宇宙人 メトロン星人
第8話「狙われた街」に登場。
頭脳星人 チブル星人
第9話「アンドロイド0指令」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:500キログラム
地球侵略を狙う知能指数5万の宇宙人で、宇宙でもトップクラスの頭脳を持つとされている。外観のほとんどを占める頭部以外は三本の短い足があるだけで、変身能力を備えているものの戦闘能力は低い。老人に化けて子供たちにおもちゃの銃と催眠装置を仕組んだワッペンをばら撒き、催眠状態になった子供たちに玩具から本物に変わった銃で大人たちを殺害させる計画「アンドロイド0指令」を実行しようとする。
アンドロイド少女ゼロワンを操ってダン・ソガを追い詰めるが、あと一歩のところで逆に追い詰められて正体を現す。最期はセブンのエメリウム光線で倒され溶解した。
- 人間体:植村謙二郎
- チブル星は星人たちも含めて全ての生物が電子頭脳の管理下に置かれている(放映当時の雑誌設定[1])。
- 「ちぶる」は沖縄方言で「頭」という意味[6][7]。同話の脚本を手掛けた上原正三が沖縄県出身だったことに由来する。
- 一峰大二の漫画版『ウルトラセブン』では、正体が露呈したと同時に巨大化してウルトラセブンと対峙。格闘戦でウルトラセブンを苦しめるなど、テレビ版と違って強敵として描かれるが、最期はセブンのアイスラッガーによって一刀両断された。
- 『フィギュア王』に掲載された「ゴードの巻」では、一峰大二の漫画版同様に巨大化してセブンを襲ったが、こちらでも最後はアイスラッガーで両断された。
- 『ウルトラマンタロウ』放映当時の学年誌の記事では、その頭脳を買われてか怪獣軍団の参謀を務めていた。作戦会議などでもメフィラス星人やヤプール、ヒッポリト星人などの幹部らとともに姿を見せている。
- 『ウルトラマン80』放映当時の小学三年生の漫画版では、怪獣墓場に眠る歴代のロボット怪獣を修理再生した軍団を率いて地球に襲来した。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラゾーン』第14話アイキャッチでは、クール星人、ビラ星人とのトリオで臨んだお笑いのオーディションでボケ役(クール星人にハリセンで叩かれる)を演じている様子が描かれた。またコントパート(「不良怪獣ゼットン」「怪獣職務質問」)では、アンドロイド0指令を警告するチラシが背景に登場する[3]。
- 『ゆがふぅふぅ』(沖縄テレビ)の番組内のお笑い番組「GONGON」には、沖縄民謡歌手・登川誠仁の名前にかけた「チブル誠仁」というキャラクターがいる。このキャラクターに扮しているお笑い芸人は、金城哲夫と同じ南風原町出身である。
『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場するチブル星人
データカードダス及びそれを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。本作ではプラズマギャラクシー中トップクラスの頭脳を持つとされ、自身の低い戦闘力を補うためチブローダーと呼ばれる人型パワードメカに搭乗している。
チブル星人(チブローダー)
1弾より登場。別名「対プラズマ怪獣専用パワードメカ」。メインカラーは青で、右肩にビームレーザーポッド、左肩にミサイルポッドを装備した基本形態。
テレビ版「SUPER-EARTHGOMORA Hunting」ではこの姿でハンターステーションにいる姿が確認できる。
チブル星人(チブローダーストロング)
1弾より登場。別名「パワードメカストロングVer」。重装甲の大型タイプで、メインカラーは赤。武装はないが、近接戦闘時にストロングパワーを発揮する。
チブル星人(チブローダーリミテッド)
5弾より登場。別名「白い悪夢のチブローダー」。ギルドガードの切り札で、メインカラーは金と銀。従来のチブローダーを超えた機動性と、チブローダーストロング並みのパワーを併せ持つ。
『ウルトラマンギンガS』に登場するチブル星人エクセラー(SD)
『ウルトラマンギンガS』に登場。
- 身長:14センチ~2.4メートル
- 体重:150グラム~5トン
スパークドールズの姿から実体化したチブル星人で、自身が「偉大なるグランドマスター」と呼ぶ存在を復活させる為、ビクトリウムを狙う。『大怪獣ラッシュ』の同族と同様、チブローダーストロングに搭乗しているがカラーリングは異なる。月面に浮かぶ宇宙船を前線基地に、地球の地底に眠るビクトリウムを奪う尖兵としてワンゼロやガッツ星人ボルスト(SD)を送り込む。自身の頭脳を「宇宙最高」と称し、プライドも高く支配欲も強い。「グレイト」や「エクセレント」など時折英語を交えながら話す。部下に対しても冷酷で、失敗を重ねたワンゼロには容赦なく制裁を与え、ボルストの事も表向きでは称えつつ内心では見下すような態度をとっている。戦いをゲームと捉えている節があり、チェスのようなもので作戦を指揮する。ウルトラマンギンガやウルトラマンビクトリーの存在も「ゲームは駒が多い方が面白い」と黙認している節がある。
- 声:江口拓也
アンドロイド少女 ゼロワン
第9話「アンドロイド0指令」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:90キログラム
普段はデパートで金髪のマネキン人形として存在するが、実際はアンドロイドで、チブル星人の指示で活動する。車も追いつけないほどの速度で走り、手からは強烈な電撃と光線を放つ。最期はセブンのエメリウム光線を喰らってマネキンに戻り、倒れて砕ける。
- 演:小林夕岐子
- 監督の満田かずほによれば、小林の人形のような無機質な美貌に触発されてアンドロイド少女の登場するエピソードを制作したとのこと[8]テンプレート:Sfn。当初は宮内恵子(牧れい)がキャスティングされていた[7]。
異次元宇宙人 イカルス星人
第10話「怪しい隣人」に登場。
宇宙野人 ワイルド星人
第11話「魔の山へ飛べ」に登場。
- 身長:2.2メートル
- 体重:150キログラム
惑星自体が寒冷化し、生物が絶滅の危機に瀕したワイルド星から来た。科学力は大変発達しているが、肉体が老衰して種族が滅びかかっているため、地球人の若い生命を奪いに来る。生命を奪う際には生命カメラを使用し、頭部の触角から金縛り光線を出して人間を麻痺させて一時的に操ることもできる。山中の氷穴に住居を構えて獲物を待ちうけており、山中の連続失踪事件を調査に来たダンをも餌食にするが、ダンの仇討ちに来たキリヤマ隊長たちに山を追われ、円盤状のナースに戻ろうとしたところを、背後からソガにウルトラガンで撃たれ絶命する。
- 声の出演:丸山詠二
- スーツアクター:荒垣輝雄[6][7]
- 桑田次郎の漫画版『ウルトラセブン』では概ねTV版と同じ行動を取るが、最期はナースの敗北とともに自決を選んでいる点が異なる。
- 『ウルトラゾーン』第12話アイキャッチでは、長崎くんちの龍踊り(龍はナース)で玉持ちと龍衆の先頭を演じている様子が描かれている[12]。
宇宙竜 ナース
第11話「魔の山へ飛べ」に登場。
吸血宇宙人 スペル星人
第12話「遊星より愛をこめて」に登場。
宇宙鳥人 アイロス星人
第13話「V3から来た男」に登場。
- 身長:ミクロ - 30メートル
- 体重:約0 - 1万3000トン
外見は、別名の通り鳥に似ている。星全体が荒廃し、岩山だらけと化したアイロス星から地球に侵入する。地球侵略を狙い、円盤に乗って地球に侵入しようとするが地球防衛軍の宇宙ステーションV3に察知され、ステーションホーク1号と戦闘態勢に入る。ステーションホーク3機のうち2機を撃墜して地球に侵入するものの、宇宙空間での戦闘のために宇宙船の燃料を切らす。そこでステーションホークの残り1機とウルトラ警備隊のウルトラホーク1号を攻撃し撃墜、脱出したフルハシとアマギを拉致し、2人そっくりの偽者を作り出して地球防衛軍基地に潜入させ、固形燃料を奪おうとする。しかし作戦は失敗し、人質であるフルハシたちの解放と引き換えに固形燃料を渡すようウルトラ警備隊に要求し、要求が受け入れられるも約束を破って円盤で攻撃を開始して自らも巨大化して暴れ回る。
武器は口から出す光弾。エメリウム光線を両翼で受け止め、体を回転させてアイスラッガーをはじき返すなどするが、最期はワイドショットを正面から浴びて大爆発する。星人がセブンに倒されたとほぼ同時に、円盤もウルトラホークによって撃墜される。
- 声の出演:矢田耕司
- スーツアクター:荒垣輝雄[6][7]
- 名前の由来は古代アテナイの三大悲劇詩人アイスキュロスから[13]。
- 準備稿では3人の等身大アイロス星人が登場し、そのうち一人が巨大化して怪獣アイスキュロスとなる。
- 巨大体はアイロス星人自身でなく、配下の怪獣であるとする説もある[8][14][6]。脚本では円盤から姿を見せないシリウス星人とその配下の怪獣アイスキュロスとなっていた[7]。成田亨は、「星人とも星獣とも判別しにくいデザインにした」と証言している[2]。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
宇宙ロボット キングジョー
第14話「ウルトラ警備隊西へ(前編)」、第15話「ウルトラ警備隊西へ(後編)」に登場。
策略宇宙人 ペダン星人
第15話「ウルトラ警備隊西へ(後編)」に登場。 テンプレート:Main
岩石宇宙人 アンノン
第16話「闇に光る目」に登場。
- 身長:30メートル(怪獣化時)
- 体重:15万トン(怪獣化時)
正式には「アンノン星人」で、本来は争いごとを嫌う宇宙人。岩石質の身体をもつ巨大な怪獣として現れるが、実体は青白く光る眼の形をした脳だけの生命体で、無機物に寄生する能力を持つ。地球がアンノン星に打ち込んだ観測ロケットを侵略行為と誤解し、地球を破壊するためにやってくる。特殊な石に寄生することで怪獣に変身する。目から放つ閃光で地球人を気絶させることが可能である。ウルトラホーク1号と交戦したが全くダメージを負わず、キリヤマ隊長の弁解には耳を貸さないが、セブンと戦闘した末の説得に応じ、アンノン星に引き揚げる。
怪獣アンノンとなった場合、目からの緑色の怪光線、そして背中から放つ弾幕が武器となる。体が大変硬く、セブンのエメリウム光線でさえ大したダメージにはなりえない。
- 声の出演:中江真司
- スーツアクター:中村晴吉[6][7]
- 怪獣図鑑によっては、実体である“光る目”が「アンノン星人」で、石に寄生して怪獣化したものが「アンノン」であるという分け方をする場合もあるテンプレート:Sfn[5]。
- 名前の由来は「unknown」から[6]。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
地底ロボット ユートム
第17話「地底GO! GO! GO!」に登場。
- 身長:2.8メートル
- 体重:2トン
ウルトラ警備隊が発見した謎の地底都市を警備する人間型の二足歩行ロボットで、右手は光線銃、左手は打撃用の丸い鉄球となっている。独特の言語を語り、光線銃で地底都市の侵入者を排除する。所属、あるいは任務などにより胸のプレートの模様が異なる。弱点は頭で、ビーム攻撃を受けると全身にスパークが走り、膝をついて前のめりに倒れてしまう。ウルトラガンで倒せる程度の相手だが、拷問台から脱出したセブンはワイドショットで倒す。
彼らが警備していた地底都市は誰がどのような目的で作ったのかは、一切解明されないまま爆破される。
- スーツアクター:中島春雄[6][7]テンプレート:Refnest
- 着ぐるみは、高山良策とは別に円谷プロの造形スタッフが制作したもの。
- 「語れ!ウルトラ怪獣」の山村哲夫のインタビューでは「自分が演じる予定だったユートムの初期デザインは『ウルトラQ』のM1号のロボット化」だった。
- 当時のウルトラセブンのコミカライズテンプレート:Fullにはキングジョーと称しているが「無数の部品が合体して誕生する巨大ユートム」が登場する。
- テンプレート:要出典範囲
- 撮影の際に胸のプレートを差し替えて、都合3種類の模様の機体が登場した[7]。
- テンプレート:要出典範囲、劇中で名前は呼ばれずキングジョーと同時期に後付けされた[15]。
- 漫画『ウルトラマンSTORY 0』ではザラブ星人配下でゴルドニウム採掘場の見張りをつとめている。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラゾーン』第19話アイキャッチでは、陸上競技のスターターを演じている[12]。
音波怪人 ベル星人
第18話「空間X脱出」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:1万8000トン
地球の大気圏内に擬似空間を作り出し、迷い込んできた地球人を捕らえる。擬似空間内には、宇宙蜘蛛グモンガや、スフランによく似た宇宙植物テンプレート:Refnest、吸血ダニといった恐ろしい生物が棲んでおり、またベル星人自身も迷い込んできた獲物を自ら出す鈴の音のような怪音波で苦しませる。怪音波は聞いた者の脳波を狂わせ、まるでベル星人が何体もいるかのような幻覚を見せる。その他、分身能力や飛行能力もある。セブンとの戦闘では人間をはるかに凌ぐ超感覚を持つため、怪音波に弱いセブンを苦しめるものの、激しい格闘の末、空に逃げたところをスパイラル光線で撃ち落とされ、消えかけの擬似空間内の沼に投げ込まれて擬似空間とともに消える。
劇中では星人の作戦目的に関する説明は全くないが、故郷のベル星の環境が悪化して暮らしにくくなったため、劇中の数年前から地球を訪れて試験的に擬似空間を作り上げ、自らが居住するのに適しているかどうかを確認していたとの設定がある。マナベ参謀によれば、参謀がワシントン支部にいた頃に擬似空間へと旅客機が捕まり、200名の隊員による救助作戦が行われたが、擬似空間を発見することはできなかったという。
- スーツアクター:鈴木邦夫[6]テンプレート:Sfn
- 顔のデザインはミツカドコオロギがモデル[15]。
- 『ウルトラセブン』が米TNTで英語に吹きかえられて放送された際も、擬似空間はそのまま「Giji Space」と呼ばれる。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
宇宙蜘蛛 グモンガ
第18話「空間X脱出」に登場。
- 身長:3メートル
- 体重:20キログラム
ベル星人の作り出す擬似空間に棲む怪獣で、クモによく似た姿をしている。普段は草木の間などに隠れていて、獲物が近づいてくると鼻から青黒い強烈な毒ガスを吐き、相手が苦しんでいるうちに長い足を絡めて捕らえる。スカイダイビング訓練中に擬似空間に迷い込んだソガ、アマギを襲おうとするが、逆にスパイダー (火炎放射器)で倒される。また、救助に来た他のウルトラ警備隊員の前にも姿を現すが、こちらもウルトラガンで倒される。
- 操演怪獣ではあるが、ラジコンで口の開閉が操作された[16]。円谷一がリモコン操作しているスナップも存在する。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
宇宙帝王 バド星人
第19話「プロジェクト・ブルー」に登場。
- 身長:2 - 40メートル
- 体重:80キログラム - 5千トン
自称「宇宙の帝王」。ミヤベ博士が設計したバリア「プロジェクト・ブルー」により仲間の円盤が地球に侵入できないため、ミヤベ博士から設計図を奪おうとする。自分たち以外の知的生物の存在を許さず、地球がまだ火の玉だった頃に冥王星の知的生物を滅ぼしたと語るが、事実かどうかは不明。武器として光線銃やメリケンサックなどを使う。一度は降参するふりをして油断したセブンに襲いかかるなど卑怯な戦術を使う一方で、かなり身軽で格闘にも優れているが、最期は投げ飛ばされ岩に頭を打ちつけ吐血して絶命する。
劇中では3体のバド星人が姿を見せているが、そのうち2体はウルトラガンで倒されている。
- 声の出演:槐柳二
- スーツアクター:中村晴吉[6][7]、沖田幸勝(トランポリン)[7]
- 戦闘シーンは当時のプロレス人気の影響であったとされる[15]。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラゾーン』第2話アイキャッチでは、パンをくわえてダッシュし、角で女子学生と衝突しそうになるシーンが描かれた[12]。
暗黒星人 シャプレー星人
第20話「地震源Xを倒せ」に登場。
- 身長:1.7メートル
- 体重:60キログラム
暗黒星雲にあるシャプレー星出身。頭部は昆虫型で、岩村博士の助手の榊に化け、地球の核であるウルトニウムを採掘していた。宇宙金属でできたプレートを使って元の姿に戻る。催眠術を使い幻覚を見せることもできる。弱点は目で、そこをソガ、アンヌにウルトラガンで撃たれ、ギラドラスの名を呼びながら炎上して崖から墜落、絶命する。
- 人間体・声:北原隆
- スーツアクター:荒垣輝雄[6][7]
- シャプレー星は気象条件が大変厳しい怪奇惑星である[1]。
- 名前の由来は天文学者ハーロー・シャプレーとされる[15]。
- 着ぐるみは頭部のみ高山良策が造型、ボディは円谷プロ衣裳部によるもの[7]。デザイン画では腰にチェーン状のベルトが描かれていたが、省略された[17]。頭部は、ヘルメット部がFRP、耳から下がラテックス製となっている[10]。後に『戦え!マイティジャック』に登場する宇宙忍者ドロン星人に流用されている。
- 一峰大二の漫画版『ウルトラセブン』に登場するシャプレー星人は名前と設定はTV版と同じものの、容姿がバド星人になっていた。
- 京楽の『ぱちんこウルトラセブン』では、プレミアキャラクター。通常シャドー星人が出現する場面で出現すると、大当たりが確定する。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するシャプレー星人(RB)
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
- 身長:1.7メートルテンプレート:Sfn
- 体重:60キログラム
- 声:川下大洋
かつてウルトニウムを狙ってギラドラスを操ったシャプレー星人の同族。戦力は口から吐く破壊光弾。ウルトラマンベリアル配下のレイオニクスとしてブラックキングを操る。氷漬けとなった光の国で銃を手にヒビノ・ミライ(ウルトラマンメビウス)とレイ(レイモン)を襲撃。ミライと格闘で互角に渡り合い、メビウスブレスを破壊して戦闘力を奪うなど、実力は高い。最後はハヤタ(ウルトラマン)の銃撃を受けて倒される。
『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』に登場するシャプレー星人
朱川湊人の小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』第5話「幸福の王子」に登場。
かつてウルトニウムを狙ってギラドラスを操ったシャプレー星人の同族。ウルトニウム採掘を再開する為に複数人が再び地球に潜伏し、大学生に化けてアルビノ・ギラドラスを操るが、宇宙金属製プレートにチルソナイトが含まれていることを利用したGUYSに位置を特定され、急行したGUYS調査部のヤマナカ隊員(元TAC隊員)によって射殺される。その後、生き残っていた一体(女性)が地球に来訪したユーゼアルのコアを狙い、ユーゼアルと融合。シャプレー・ビーストへと変容する。
核怪獣 ギラドラス
第20話「地震源Xを倒せ」に登場。
- 身長:65メートル
- 体重:16万トン
シャプレー星人が操る怪獣で、地球の核である「ウルトニウム」という鉱石(架空の物質)を青沢山脈の地下深くで採集する。地下を移動する際に地震を起こすため、不審に思ったウルトラ警備隊によって調査され、シャプレー星人の断末魔の叫びとともに地上に出現して暴れまわる。頭部には4つの結晶体があり、それを発光させることで天候を自在に操る。吹雪を起こしてセブンを苦しめるが、アンヌの呼びかけによって復活したセブンのアイスラッガーに首を切断されて倒され、その際、切り口からウルトニウムが大量にこぼれ出る。ギラドラスが変化させた天候は、セブンの手で元に戻される。
- スーツアクター:加藤芳己[6][7]、松島映一[6]
- 着ぐるみはスーツアクターが両膝立ちで演じるタイプとなっていた。
- 頭部と背中の発光部分には40Wの電球を大量に仕込んでいた[19]。
- ここでいう「核」は原子力等々の「核 (Nuclear)」ではなく、物質の中心にある「核 (core)」である。
- 未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では15人の宇宙人達が手を組んで結成された宇宙人連合により蘇生され東京に出現するシナリオが予定された。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの右角を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』に登場するアルビノ・ギラドラス
朱川湊人の小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』第5話「幸福の王子」に登場。アルビノ・ギラドラスと呼称される。
『セブン』と同様にシャプレー星人に操られる怪獣として登場。操っていたシャプレー星人が倒された後、タクマ山付近に出現し、関東一帯に吹雪を引き起こす。以前の個体と違い、名前通りの白い体色をしており、口から光球を連射する能力を備えている。最期はウルトラマンメビウスのメビュームブレードで首を切断され、残った胴体もメビュームシュートで粉砕される。
宇宙海底人 ミミー星人
第21話「海底基地を追え」に登場。
- 身長:80センチメートル
- 体重:25キログラム
地球侵略を狙う宇宙人で、体が小さく、種全体として虚弱体質のため、より住みよい環境を求めてヒトデのような形をした宇宙船で地球に侵入する。海底に沈んだ船などの残骸に目を付け、戦艦大和の残骸をベースに作ったアイアンロックスに強力な爆薬を仕掛けて地球防衛軍基地の近くで爆発させることで地球防衛軍の壊滅を図り、さらに調査のために海底を捜索していたハイドランジャー2機を円盤によって捕らえる。セブンにアイアンロックスが破壊され、円盤で逃げようとするが、解放されたハイドランジャーのミサイル攻撃によって円盤ごと爆破される。
- 声の出演:村越伊知郎
- 劇中では円盤のみで姿は現さないが、脚本ではフルハシと戦うシーンやセブンがミミー星人の総統と対峙するシーンなどが存在した[7]。桑田次郎著の漫画版『ウルトラセブン』では姿が描かれている。
軍艦ロボット アイアンロックス
第21話「海底基地を追え」に登場。
- 全長:80メートル
- 重量:15万トン
四半世紀前から相次ぐ戦争や海難事故で海の藻屑と化した多くの沈没船の残骸からミミー星人が作り上げる。 出現した国の近くに沈んだ沈没船を使っているらしく、日本に出現するものは太平洋戦争末期に沈んだ戦艦大和がベースになっている。四方に砲弾を発射することができ、完全停止してから15分経過すると体内に仕掛けられた爆薬により大爆発を起こす。 日本近海で多数の船舶を沈めた後で伊豆半島の下田港に出現し、セブンを巨大な枷で拘束して道連れに自爆しようとするが、動力源などをエメリウム光線で破壊されて敗れる。
- 造形物は円谷プロ造形部の製作によるもの[7]。東宝映画『連合艦隊司令長官 山本五十六』で使用された戦艦大和のミニチュアを流用したものとする説も存在するが[6]、『ウルトラセブン研究読本』では撮影時期やサイズの違いなどからこれを否定している[7]。
- 「海底に侵略宇宙人基地があり、軍艦ロボットが登場する」プロットは、もともと『生物彗星WoO』の元になった「WoO」の「海底基地を砕け」で検討されたものであり、ウルトラマン第2クール時に軍艦怪獣ヤマトンが登場する「侵略基地を砕け」のタイトルで予定されたもののNGとなりようやく本作で映像化されることになったテンプレート:Sfn。
- ウルトラ怪獣には足型が設定されているが、アイアンロックスの足型は“クローラーの跡”となっており、本体下部にはクローラーがあることが示唆されている。脚本では「戦艦大和を利用した人型ロボット」(ウルトラマンのドドンゴのようにスーツアクターが二人入る)として考案されていた[7]。
- 劇中では海上に浮かぶか海底に潜伏していたが、桑田次郎著の漫画版『ウルトラセブン』では、昆虫のような脚部で歩き、上陸も果たしていた。
- 小説『Another Genesis』では第4話に登場。超人ブラストが地球人だった頃の同僚「ロックス伍長」が、暴走したブラストに殺害された後、その光の力を受けて周囲の機械を吸収して機人に変貌した姿であり、ブラストが超人化した惑星で彼を待ち受けていた。挿絵では大型の赤い戦艦として描かれている。
- 『ウルトラゾーン』第12話アイキャッチでは、七福神の宝船を務めている[12]。
- ゲーム『スーパー特撮大戦2001』のシナリオ「大海戦」では14体出現している。
宇宙怪人 ブラコ星人
第22話「人間牧場」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:170キログラム
宇宙の彼方でオレンジ色に輝くブラコ星から地球に侵入した宇宙人で、個体としての力は地球人よりも強いものの、それ以外には特に戦闘能力を持たないため、大宇宙船団で活動している。母星で食糧とする胞子の栽培が年々困難になり、女性ホルモンが胞子の栽培に適しているために地球人の女性を胞子の「牧場」とする目的で地球に来た。アンヌとその友人のルリ子に赤い胞子を植えつけることに成功し、仮死状態にする。
防衛隊基地に潜入し、アンヌを襲って胞子を植えつけた個体はキリヤマ隊長のウルトラガンによって射殺され、死体はウルトラ警備隊に検死解剖される。大円盤軍もセブンを捕獲するなど善戦するが、ウルトラホーク1号の盲滅法射撃により全滅する。
- スーツアクター:荒垣輝雄[6][7]、春原貞雄[7]
- 準備稿では「コブラ星人」となっていた。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
宇宙ゲリラ シャドー星人
第23話「明日を捜せ」に登場。
- 身長:2メートル
- 体重:70キログラム
03 (マルサン)倉庫を巨大な火の玉で爆破するが、地球侵略計画が占い師のヤスイに次々と言い当てられたため、ヤスイを暗殺しようとする。武器として光線銃を使用し、姿を消したり変身することも可能。星人自身の戦闘能力が低いため、用心棒としてガブラを連れている。セブンに降伏を申し出た直後にガブラを差し向けたり、ヤスイをいったん解放した後も、円盤からガブラの首を遠隔操作してセブンを襲わせたりと、卑怯な手段でセブンを追い詰めるものの、最期はセブンのハンドビームによって円盤ごと爆破される。
シャプレー星人同様に服を着ている。基地内には通常の戦闘員3体(ウルトラガンで射殺)のほか、ヤスイを拷問していたリーダーとその補佐の女性のシャドー星人も1体確認されている。その他、基地の外を警備していた個体もいるが、こちらはダンによって投げ飛ばされる。
- 声の出演:上田耕一、大島マリ子
- スーツアクター:上田耕一、佐藤千枝子[6][7]
- 資料によってはシャドウ星人とも記載される[10]。
- 人面の凹凸を反転させたデザインは、成田亨の個人作品にも応用されており、会心の作であったという[2]。
- マスクのみ『怪奇大作戦』第11話「ジャガーの眼は赤い」のエンディングに登場している[7]。
- 京楽の『ぱちんこウルトラセブン』シリーズでは、出現時の人数により大当たりの昇格の期待度が変わる。
猛毒怪獣 ガブラ
第23話「明日を捜せ」に登場。
- 身長:ミクロ - 48メートル
- 体重:0 - 3万トン
普段はシャドー円盤内にミクロ化されており、一気に巨大化して円盤を破壊しようとしたセブンと戦う。アイスラッガーで首を切断されても、シャドー星人の遠隔操作により首だけでも動き回ることができ(頭に受信装置がある)、猛毒の牙でセブンに噛みついて苦しめるが、それが逆に弱点でもあり、セブンのハンドビームで円盤を爆破されると首も溶ける。
- スーツアクター:鈴木邦夫[6][7]
- 放送当時の資料では、別名を「不死身怪獣」と記載しているものもある[5]。
- 『フィギュア王』に掲載された「ゴードの巻」では、バルタン星人たちによって蘇生された宇宙連合軍の怪獣軍団の一匹として登場。切断されていなくとも自由に首を飛ばすことが可能であり、噛みつき攻撃でセブンを苦しめて敗退させる。再び現れたセブンに対しても首を飛ばして襲い掛かるが、アイスラッガーで首を両断されて敗れる。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラゾーン』第21話アイキャッチでは、ディスクドッグ競技に出場している様子が描かれている[12]。
オーロラ怪人 カナン星人
第24話「北へ還れ!」に登場。
- 身長:1.8メートル
- 体重:62キログラム
氷の星カナン星から来た宇宙人。頭部は昆虫型で、登場した3体は全て女性の声で会話する。北極に設置したロケット灯台に身を潜め、北極付近をパトロールする地球防衛軍の戦闘機をオーロラ状の怪光線でコントロールし、民間機と衝突させる。母星と環境のよく似た北極を自分たちのものにすることが目的。ウインダムを赤色怪光線で操ってセブンに仕向けるが失敗し、正気を取り戻したウインダムに青色怪光線を浴びせて逃亡を図るが、最期はセブンのワイドショットでロケット灯台ごと爆破される。
- 寒い星の出身なので、熱には弱い種族である(放映当時の雑誌設定[1])。
- 声の出演:矢野陽子テンプレート:Refnest
- スーツアクターを矢野陽子、松平有加、若山真樹と記載しているものもあるが[15][6][20]、『ウルトラセブン研究読本』では若山本人は被り物の経験はないと述べておりテンプレート:Sfn、矢野についても不明としている[7]。スーツアクターの山村哲夫は男性スタッフが入っていたのではないかと推測している[7]。
- 名前は「出エジプト記」の「約束の地、カナン」が由来[13][7]。
- 『ウルトラゾーン』第19話アイキャッチでは、灯台の上でウインダムに抱かれて『タイタニック』のローズのポーズを取っていた[12]。
ミニ宇宙人 ポール星人
第25話「零下140度の対決」に登場。
- 身長:33センチメートル
- 体重:1キログラム
ガンダーを操り、セブンや地球防衛軍基地を活動不能とする宇宙人。縦に平べったい頭部と、胸から直に脚の生えた体躯を持つ。幻影でのみの登場。これまでに2度地球を氷河期にしたと語るが、その目的は一切不明。寒さに弱いというセブンの弱点を突いてきたため、セブンの地球での活動時間が制限される結果となる(この活動限界については、後にガッツ星人によるセブンの能力分析の際に詳しく語られる)。自身は戦闘能力がないのか、ガンダーが敗れると「セブンではなく地球人の忍耐に負けた」「セブンに活動限界という弱点を与えただけで満足」と捨て台詞を残して退散する。
- 声:矢田耕司(音声に加工有り[15])
- 本放送当時から1980年代前半ごろまでの書籍では、別名「小人宇宙人」[4]や「宇宙小人」[5]とされていた。
- 操演人形はラテックス製で、全長75cmテンプレート:Refnestのものが3体制作された[11]。当時の型から成型されたレプリカの人形がウルトラマンフェスティバルに展示されたことがある。
- 『ウルトラゾーン』では第7・18話のアイキャッチに、前者はバレエ『白鳥の湖』のバックダンサー、後者はかまくらの中の御神体として登場している[3]。
凍結怪獣 ガンダー
第25話「零下140度の対決」に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:2万トン
地球を第三氷河期にしようとするポール星人に操られている怪獣。長い顔に大きな口、カタツムリのような目玉と、奇怪な面相を持つ。また、鳩のような鳴き声を出す。口から吐く猛烈な冷凍ガスで、地球防衛軍基地周辺を氷漬けにする。さらに地中から防衛軍基地の動力室も破壊して隊員たちを大いに苦しめる。ミクラスと死闘を繰り広げ、飛行能力などを駆使して打ち負かすが、セブンとの戦いではウルトラ念力で投げ飛ばされテンプレート:Refnest、アイスラッガーで首と両腕を落とされて息絶える。
- スーツアクター:山村哲夫[6][7]テンプレート:Refnest
- 未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では15人の宇宙人達が手を組んで結成された宇宙人連合により蘇生され東京に出現するシナリオが予定された。
- 漫画『かがやけ ウルトラの星』では怪獣軍団の一員として登場。ガッツ星人に率いられて中部地方に出現し、新ウルトラマンと戦う。
- 漫画『ウルトラ怪獣大戦争』ではウルトラの国の怪獣独房にゼットン、アイロス星人、パンドンと共に収容されていたが、セブン抹殺とウルトラ族の全滅を企むダーク・ゴッドの作戦により脱獄。他の3体と共にメカ改造強化を受けてパワーアップする。セブンを追い詰めるが、ウルトラの国の新兵器ウルトリアバイクによって他の3体ともども破壊される。
- 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』ではブラック指令が指揮するエンペラ空軍の闇闘士となっている。それ以前にもモブキャラクターが観戦客として姿を見せている。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる他、同作のイメージボードにも姿が描かれている。
- 『ウルトラゾーン』第18話アイキャッチでは、かまくらの中で餅を食べている様子が描かれている[12]。
- データカードダス『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』ではプラズマソウルを取りこんだプラズマ怪獣として2弾から登場。
再生怪獣 ギエロン星獣
第26話「超兵器R1号」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:3万5千トン
シャール星座の第7惑星ギエロン星の出身であり、ギエロン星の鳥類様の小動物が地球防衛軍の惑星破壊兵器R1号の放射能で変異したもの。ギエロン星は金星によく似た燃えない焦熱地獄で、生物が生息しないとの判断の下、R1号のテストにより破壊された。その後、テストの観測を行った宇宙観測艇8号を破壊した後、ウルトラホーク1号の迎撃にも耐えて地球に飛来する。その目的は定かではないが、母星を破壊された復讐と考えられる。武器は口から吐く放射能ガス(R1号の放射能を取り込んだもの)と両手を近づけて発射するリング光線。また、頭部は自分の頭ほどもある隕石と正面衝突しても隕石の方が砕けるほどの硬さをもつ。両手でもある翼は光を反射し、太陽に向けることで目眩ましになる。また翼と頭部はともにアイスラッガーを何度も跳ね返すほど頑丈である。最大の特徴は再生能力で、ウルトラホーク3号に積まれた新型ミサイルで一度は粉々にされるが、一晩で再生する。最期はセブンによりアイスラッガーで頚動脈を切られ死亡する。
- スーツアクター:鈴木邦夫[6][7]
- 本エピソードは当時の冷戦を反映した核抑止力に対する風刺である。
- 着ぐるみの額部分と両翼には金属板が使用されていた。山村哲夫の証言によると体色は最初は藤色だったが塗りなおされたと。[16]。
- PSPゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 0』では再生能力がスピリッツとして使用される(攻撃を食らうと体力が少し回復する)。
- 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』ではブラック指令が指揮するエンペラ空軍の闇闘士となっている。それ以前にもモブキャラクターが観戦客として姿を見せている。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 朱川湊人の小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』では、GUYSのトリヤマ補佐官が地球防衛軍の新兵時代にギエロン星獣への地上攻撃に参加したことが語られる。トリヤマによると、当時の同僚が放射能ガスによる後遺症で未だに苦しんでいるという。
- 『ウルトラゾーン』第10話アイキャッチでは、横断歩道を渡る子ガモを先導する姿が描かれている[12]。
- 2011年3月のファミリー劇場での一挙放送の際、第26話は福島第一原子力発電所事故を考慮して放送中止になっている。
- 特撮テレビ番組『アンドロメロス』にギエロン星獣をモチーフとした怪獣戦艦ギエロニアが登場する。
甲冑星人 ボーグ星人
第27話「サイボーグ作戦」に登場。
- 身長:2 - 40メートル
- 体重:180キログラムテンプレート:Refnest - 2万6千トン
機械と生命を結合させる改造技術に長けているボーグ星から来た宇宙人で、後に巨大化してセブンと戦う女性のボーグ星人と、もう1体が円盤で地球に侵入する。劇中に登場する個体は全て女性。
アサヒ沼に潜伏し、防衛軍の壊滅を企んだ。ウルトラ警備隊のノガワを拉致・監禁し、頭部に催眠プレートを埋め込んでサイボーグ化し、ウルトラ警備隊へ潜入させ強力な威力を持つプレート爆弾を設置させて爆破しようとする。ノガワが失敗して裏切ったことに気付き、防衛軍基地へ自ら侵入して殺害しようとするが、ダンに阻止され逃げながら変身、巨大化。最大の武器は頭部、中央にある突起から出す破壊光線。格闘センスにも優れており、その硬い体から繰り出す打撃も強力。パワーだけならセブン以上で、その上飛行能力も備えている。戦闘ではセブンの攻撃を避け崖下に落とし、事前にセブンの足に仕掛けておいたプレート爆弾で倒そうとするが失敗。パンチを連続で浴びせてセブンをダウンさせた後に破壊光線でとどめを刺そうとするも回避され、空中に飛翔したセブンに恐れをなして逃走を図るが、背後からアイスラッガーで頭部を切断されて倒される。
円盤内には仲間がいるが、ウルトラホーク1号が投下したマグネチックセブンで円盤を破壊され、巨大化してセブンと戦うのは1体だけである。
- 声の出演・人間体:近藤征矢
- スーツアクター:鈴木邦夫[7]テンプレート:Refnest
- 元々は未使用シナリオの「300年間の復讐」に登場していたトーク星人の執事ロボット・甲冑人間として考案されていたテンプレート:Sfn。居村眞二の漫画「300年間の復讐」では甲冑人間がボーグ星人そのままの外見で登場している。
- 成田亨の当初の構想では、ウルトラホークなどの造型を担当した郡司模型に依頼して、甲冑を金属で制作したかったそうだが、予算その他の問題で断念している[2]。
- 未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では、蘇った宇宙連合軍の一体として名前が確認されている。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラゾーン』第15話アイキャッチでは、先頭に立って阿波踊りを踊っている様子が描かれている[3]。
- ボーグ円盤
- アサヒ沼に潜んでいたボーグ星人の円盤で、車を引き寄せることができる。沼の水をホーク1号の熱ミサイルにより抜かれ、正体が現われたところに新型爆弾・マグネチックセブンを投下されて爆破される。
侵略宇宙人 キル星人
第28話「700キロを突っ走れ!」に登場。
- 身長・体重:人間と同じくらい[4]
高性能爆薬スパイナーの実験を妨害するために、人間爆弾や地雷などを仕掛けるが、妨害が失敗すると恐竜戦車を出現させる。いずれも人間体で登場し、死ぬと発光しながら蒸発する。ラリーでは1号車に乗り込んで、ダンとアマギを襲撃する。なお、本編では名称も実験を妨害する目的も一切不明である。また、恐竜戦車を除けばラリーカーやオートバイ、ヘリコプターといった地球のメカと同様の乗り物を使用する。
戦車怪獣 恐竜戦車
第28話「700キロを突っ走れ!」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:7万トン
名前の通り、後ろ足が戦車のキャタピラになっているサイボーグ怪獣で劇中ではキリヤマ隊長らに恐竜タンクと呼ばれる。
キル星人が高性能爆薬スパイナー運搬の妨害に失敗したため、スパイナーの実験を妨害する目的で実験場にある砂山から姿を現す。登場時より口にスパイナーをくわえており、うかつに手が出せないセブンの左手を戦車で轢く。両眼からの破壊光線と強靭な尻尾、3門の砲身から発射する砲弾、戦車ならではの重量と突進力など攻撃力は非常に高い。最期はスパイナーの上を通過した際にセブンがスパイナーに向けてウルトラショットを発射し、その爆発に巻き込まれて粉々になる。
- スーツアクター:鈴木邦夫[6]
- 台座となっている戦車部分は、『大巨獣ガッパ』で使用された61式戦車の模型を日活撮影所から借用し改造流用したもの[7][6]。また、装甲板のディテールには「ダイヤブロック」が使用されていた[11]。
- 恐竜部分の着ぐるみは後にリッガーに改造された。
- 第28話監督の満田かずほはキャタピラ音を活かした方が迫力があると考え、セブンと恐竜戦車の戦闘シーンではBGMを排しているテンプレート:Sfn。
- 『ウルトラファイト』では恐竜タンクと呼ばれる。関連書籍でも、「恐竜戦車(きょうりゅうタンク)」と記載しているものもあるテンプレート:Sfn[21][5]。
- 『ウルトラゾーン』第1話ではアントラーと「キャタピラ地獄」というコンビ名で漫才をし、第2・23話のアイキャッチに登場。前者では電車に乗る少年を、横断幕を手に並走しながら見送る様子が描かれている。後者では怪獣特捜隊の特殊車両という設定で描かれている[22]。
『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場する恐竜戦車
データカードダス及びそれを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。
プラズマソウルを取り込んだプラズマ怪獣として登場し、劇場版ショートムービー『DINO-TANK hunting』でのみ恐竜戦車マ-クIIとも表記される。プラズマソウルの露出箇所は4箇所。
劇場版では、星人ハンター2チームを蹴散らし、次にラッシュハンターズの3人が挑んだ。メタル属性で雷が弱点のためガッツガンナー・ガルムのショックバレットによって動きを止められ転輪3つを失うも尚も攻撃を緩めずスティンガーサーベルでとどめを刺そうとしたマグママスター・マグナに火炎を浴びせ逆に火だるまにする。しかしバルタンバトラー・バレルの分身により動きを封じられ、ガルムのダブルバレットとマグナのフォースサーベルの二面攻撃、更にバレルの白色破壊斬により全てのプラズマソウルを破壊され倒される。
宇宙スパイ プロテ星人
第29話「ひとりぼっちの地球人」に登場。
- 身長:1.7 - 46メートル
- 体重:100キログラム - 1万2千トン
シリウス系第7惑星のプロテ星から地球侵略のために来る。京南大学の丹羽教授となって、頭脳明晰だが地球嫌いの学生、一の宮に正体を明かし、プロテ星に連れて行くという条件で彼に科学観測衛星と偽ったスパイ衛星を作らせる。自分の目的が地球侵略のために地球防衛軍の機密データを獲得することだと知って失望した一の宮を見て正体を現すが、セブンに見つかり大学の庭に逃亡して巨大化。最大の武器は人間体でも発射可能な目から出す金縛り光線で、ほかにもVサインをしてから発射するショック光線、分身や幻覚など多数の超能力を持つ。自分を本体と抜け殻に分離することもでき、この能力を利用して巨大化した抜け殻とセブンを戦わせる。抜け殻は首を切られようが光線を受けようがまったく効果がなく、光線も発射できる。セブンと抜け殻が戦っている間に本体の人間体がプロテ星へ帰ろうとするが、意識を取り戻した一の宮に1人用の転送装置に押し込まれ、彼もろとも本体は消滅し、抜け殻も姿を消す。
- 演:成瀬昌彦(丹羽教授)
- スーツアクター:山本一(等身大)、山村哲夫(巨大)[6][7]
- 名前はギリシア神話のプロメテウスに由来する[13]。
- 着ぐるみの全身を覆うヒダは、デザイン画や高山良策が造型した時点では存在せず、後に現場スタッフによって追加されたもの[7]。このヒダには、恐竜戦車と同様「ダイヤブロック」が使用されている[11]。
- この回に登場する京南大学はシナリオでは、城北大学。丹羽教授はブロイセン教授という外人の教授で、外人の俳優が起用が考えられていた[23]。撮影は学習院大学のピラミッド校舎で行われており、同校舎の2008年(平成20年)の解体時に本話の上映会や満田かずほ監督のトークショーが行われた。
- サークロラマの映画『ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦』にバルタン星人やウーなどと共に出現している。
- 『ウルトラファイト』での肩書きは「宇宙忍者」でウルトラセブンが全身を発光させたウルトラスパークでプロテ星人を溶かしたことになっている。
- 雑誌連載『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』では、エンペラ星人の鎧「アーマードダークネス」を狙う宇宙人軍団の一人として登場。ウルトラ兄弟に襲い掛かる。
- 『ウルトラマン列伝』第21話でウルトラマンゼロが解説したエンペラ星人が光の国を襲撃したウルトラ大戦争時に引き連れていた怪獣軍団の中に新たに姿が追加されている。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- プロテ円盤
- スパイ衛星を持ち去ろうとするが、テレポーテーションによって現われたセブンにより衛星を奪われ、ウルトラホーク2号のレーザー光線で破壊される。
プラスチック怪人 プラチク星人
第30話「栄光は誰れのために」に登場。
- 身長:2 - 40メートル
- 体重:50キログラム - 1万5000トン
プラチク星から宇宙戦車を使って地球へ侵入。防衛軍の野戦訓練中に訓練の指示を出すマグマライザーをプラスチック液で乗員を殺害して占領し、戦車などに積まれた訓練用の弾と実弾をすり替えてウルトラ警備隊の全滅を図る。全身にプラスチックの欠片がついていて、骨格だけでも活動できる。武器は口から吐く相手をプラスチックのように硬直死させるプラスチック液。飛行能力のほか、セブンのビームランプが点滅するまで苦戦させるほどの戦闘能力を備えている。体が燃えやすく、エメリウム光線で炎上するがしぶとく生き残り、骨格のままダンを襲おうとしたところをアオキのウルトラガンで撃たれ絶命する。
プラスチック液は人間には極めて致死性が高いが、セブンに対してはごく僅かの間だけ動きを止めることしかできない。
- スーツアクター:鈴木邦夫[6][7]
- プラチク星は全体がプラスチックでできている(放映当時の雑誌設定[1])。
- 高山良策が完成させた段階での着ぐるみには、全身のふわふわした飾りは付いていなかった。この処理は美術スタッフによるもの。炎上シーンでは装飾のスチールウールに火をつけて焼失する様を演出している[15]。
- デザイナー・成田亨が担当した最後のウルトラ怪獣[7]。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
宇宙細菌 ダリー
第31話「悪魔の住む花」に登場。
- 身長:1ミリメートル
- 体重:0.1グラム
とても小さな体で、他の生物に寄生する怪獣。好物は人間の血液中にある「フィブリノーゲン」という成分で、寄生した人間の体内からこれを摂取する。また、寄生した人間を吸血鬼のように変える。寄生された人間は血液が不足し、同じ血液型の血液を探して徘徊し人間を襲う。さらに寄生された人間は口から相手を気絶させる白いガスを吐く。地球の医学では退治することが不可能。宇宙から卵(卵の殻は花弁に似ている)の状態で飛来し、少女・香織に寄生していたところ、セブンがミクロ化して香織の体内に侵入し、そのまま体内で戦う。人の体内ではむやみに攻撃できないセブンを、口から出す特殊な霧によって苦しめるが、香織の体に投与された薬の効果によって環境が変わり、血管に張りついていたところを回復したセブンのエメリウム光線で撃ち落とされ、シャボン玉のような泡を発するウルトラバブルで溶かされる。
- スーツアクター:山村哲夫[6][7]
- ダリーに寄生された少女・香織は、まだ無名だった頃の松坂慶子が演じている[7]。
- 細菌と名が付くが、細菌よりも大きく、その形態は節足動物であり、生態は寄生虫に近い。
- 成田亨に代わる、初の池谷仙克によるデザインの怪獣。
- 映画『落葉とくちづけ』ではヒロインが殺虫剤のCMで着用する着ぐるみとして登場しているテンプレート:Sfn。
- 山村哲夫の証言によると体色は納品された際はウルトラセブンの色を薄くした程度のオレンジ色だったが池谷の指示で現場でピンクに塗り替えられたという[16]。
メカニズム怪獣 リッガー
第32話「散歩する惑星」に登場。
- 体長:60メートルテンプレート:Refnest
- 体重:4万5千トン
アステロイドベルトから地球に侵入した惑星ディン(「惑星」と言っても外見は球体ではなく「島」)に棲む怪獣。一見すると恐竜に似ているが、実はロボット怪獣らしく頭部から惑星を誘導する電波を出している。尾の力が強く、惑星の無人機地からの妨害電波により変身できないダンの代わりに挑んだアギラを打ち負かす。基地を破壊し、変身したセブンとの戦いでも身体に乗りかかり、腕に噛みつき苦しめるが最後はアイスラッガーで首を切断される。その後、頭部はセブンによって惑星を誘導するべく宇宙へ持ち去られる。
- スーツアクター:加藤芳巳[7]テンプレート:Sfnテンプレート:Refnest
- 着ぐるみは恐竜戦車を改造したもの[24][7]。
- 準備稿「漂流する惑星」では名前はリガでデザイン画では頭は小さくて首が長く書かれている[7]。
- 惑星ディンやリッガーが誰の手によって送り込まれたものであるかは劇中では語られることなく終わった。この惑星がリッガー惑星と呼称されることもあるが、正式名称はディンである。また、準備稿ではリッガーを操る宇宙人は、マンダラ星人となっていたものの[6]、決定稿では完全に削除された。
- 第32話は元々は『ウルトラマン』の未発表台本「マンダスの島」を改稿したもの[6][7](マンダラ星人の策謀で木星の惑星ディランが地球に接近する)。
- リッガーと戦うカプセル怪獣はパゴス(第1稿)→ウインダム(第2稿)が予定されていたが最終的にアギラに変更されたテンプレート:Sfn。
- 一峰大二の漫画版『ウルトラセブン』では首がネジの構造になっていた。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕にリッガーの顔が確認できる。
蘇生怪人 シャドウマン
第33話「侵略する死者たち」に登場。
- 身長・体重:不明
正体は幽霊で、この幽霊の集団は、謎の異星人が地球侵略の下準備として地球の防衛施設の場所やその構造を知るために送り込んだもの。実体がないため、どんな攻撃も効かず、どこにでも侵入する。武器は相手をコップサイズに小さくするミクロ化フォグ。宇宙人はシャドウマンを最初は町中にただの死体として放置し、ウルトラ警備隊の基地内に持ち込ませ、基地内でシャドウマンを動かして侵略行為をさせるというトリックプレーを行なう。この作戦で目的の図面を手に入れるが、大型円盤で戻るところをセブンに発見される。だが、逆に追跡してきたセブンを小型円盤で捕らえ、巨大カプセルに封印して自分の星へ連れて帰ろうとする。しかし、データ転送の機械を地球に放置していたため、ウルトラ警備隊がここから居場所を逆探知し、セブンを巨大カプセルから救出。小型円盤はウルトラ警備隊に全滅させられ、宇宙人も大型円盤ごとセブンのワイドショットで爆破される。
- 台本ではシャドーマンと表記している[5]。
- セブンによって円盤ごと倒された正体不明の宇宙人は、準備稿ではユーリー星人となっていたが、決定稿では完全に削除されている[7]。このユーリー星人は池谷仙克によるデザイン画が残されており、2009年発売のジェネオンエンタテインメント刊「昭和42年 ウルトラセブン誕生」で初公開された。
- 内山まもるによる漫画版『ウルトラマンレオ』にもシャドウマンという同名の敵が登場しているが、こちらの正体はサイボーグ化されたナックル星人であり、『セブン』のシャドウマンとの関係はない。
発泡怪獣 ダンカン
第34話「蒸発都市」に登場。
- 身長:40メートル(巨大化時)
- 体重:1万5千トン(巨大化時)
具体的にどこなのかは不明だが、太陽系付近の惑星から飛来してきた泡状の不定形生物。高い知能と変形能力を持ち、地球人の姿を借りての会話も可能。また、戦闘時にはとげに覆われた怪獣の姿になる。地球に来た目的は宇宙嵐からの避難であり悪意はなかったらしいが、滞在中の仮の宿にしようと東京の一都市を丸ごと田園地帯に移動させ(一緒に移動させられた人間は蝋人形のように硬直する)、さらにはアンヌの暴走をきっかけにウルトラ警備隊が事前の約束を裏切ったと見なして攻撃行動に移ったために退治されることになる。武器は特にないが、怪獣体ではハリネズミに似た体を使っての体当たりを得意とする。また、強力な催眠術を使い、怪しげな霊媒師・ユタ花村やセブンをも操り人形のように使役する。人間体でコントロールルームにいたところを、フルハシのウルトラガンの攻撃を受けて泡になって巨大化。続けてコントロール装置を破壊され、正気を取り戻したセブンのエメリウム光線で倒される。
- 人間体:吉原正皓
- 『ウルトラセブンイズム』では、人間での姿を「ダンカン星人」と記載している[5]。
- スーツアクターは不明であるが、『ウルトラセブン研究読本』にて山村哲夫は西京利彦ではないかと推測している[7]。
- 漫画『かがやけ ウルトラの星』では怪獣軍団の一員として登場。バルタン星人に率いられて北海道に出現し、ウルトラマンと戦うが、救援に来たウルトラキングに倒される。
- 『ウルトラマンフェスティバル'97』ライブステージ第1部では、キリエロイドの配下として登場。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
復讐怪人 ザンパ星人
第35話「月世界の戦慄」に登場。
- 身長:1.9メートル
- 体重:60キログラム
過去に一度宇宙船団で地球に侵攻しようとしたが、ウルトラ警備隊のキリヤマ隊長と宇宙ステーションV3のクラタ隊長のコンビによってヘルメス第3惑星の戦闘で全滅させられたザンパ星人の生き残り。
キリヤマ、クラタのコンビに復讐するため、クラタの部下のシラハマを殺害してなり替わり、再びコンビを組む機会を待っていた。ペテロを操って地球防衛軍の月面基地を破壊し、キリヤマとクラタをおびき出す。遠隔指示器でウルトラホーク1号の計器を狂わせたり、通信を妨害したりする。一度はクラタの銃を奪うがキリヤマとダンに正体を知られ、レーザー銃で撃たれて死亡する。
- スーツアクター:鈴木邦夫テンプレート:Sfn
- 人間体:鶴賀二郎[6]
- 名前の由来はフェデリコ・フェリーニ監督による1954年公開の映画『道』に登場するアンソニー・クイン演じる大道芸人のザンパノから[13][7]。
- 造形物はマスクと腕のみ新造形で、宇宙服は『怪獣総進撃』で使用されたものを流用している[7]。
- 『フィギュア王』に掲載された「ゴードの巻」では巨大化してセブンを襲う。
月怪獣 ペテロ
第35話「月世界の戦慄」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:7万トン
ザンパ星人に操られて地球防衛軍月面基地を破壊する。ザンパ星人の断末魔とともに出現し、スペースタンクを破壊、さらにウルトラホーク1号を破壊しようとする。球体サボテンを寄せ集めたような姿で球体のうち一つに発光体があり、光弾を放ち、別の球体から溶解液を放つ。ぶよぶよした軟体動物のような体でセブンの打撃を吸収し、無力化する。月の夜の寒さに苦しむセブンに冷気や溶解液を浴びせて追い詰めるが、偶然月に落下した隕石の熱で回復したセブンの放ったワイドショットで大爆発する。
- スーツアクター:鈴木邦夫[6]
- 名前の由来はキリストの12使徒の一人で第一使徒の「ペトロ(ペテロ)」から[13]。テンプレート:独自研究範囲
- 過去の怪獣図鑑では写真ではなく、発光体が二つ描かれ、液体を放つ部分が中央の顔面になるように描かれた、実際の着ぐるみとは微妙に異なったイラストが掲載されていた。
- 大伴昌司著『ウルトラ怪獣入門』(小学館・1971年)91頁では、その形態が「象のウンコのようだ」と表現されていた。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
催眠宇宙人 ペガ星人
第36話「必殺の0.1秒」に登場。
- 身長:1.6メートル
- 体重:56キログラム
アルファ・ケンタウリ第13惑星のペガ星から来た。ペガ星は大気が非常に薄く、酸素がうっすらと漂っているだけの星なのでペガ星人は地球の気圧に耐えられない。そのため、地球上では決して円盤から外に出ず、円盤内から多くの地球人を操る。地球に太陽系征服のための前線基地を作ろうと画策し、それを決行するのに邪魔な人工太陽計画を妨害するため、ゼムラー教授を殺害。さらに最高責任者であるリヒター博士の暗殺を企む。ヒロタを防衛軍の射撃大会の優勝と引き換えに催眠装置で操ってソガを円盤内に監禁し、同じく催眠装置で操る。武器は特になく、円盤を使って敵を攻撃する。結局作戦は失敗し、セブンの説得にも応じず最期は円盤内でエメリウム光線を受けて倒される。死後、その死骸は地球の気圧によって風船のように膨む。
- 声の出演:辻村真人
- スーツアクター:鈴木邦夫[7]テンプレート:Sfnテンプレート:Refnest
- 着ぐるみ制作は、円谷プロ社内の造型スタッフによるもの[7]。
- 『ウルトラファイト』では死後、死骸が巨大化しようとしているとされた。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- ペガ円盤
- 内部に人間を操る催眠装置があり、外部からロケット弾や光線を発射する。ウルトラショットではビクともしないほど頑丈だが、最期はワイドショットで墜落してペガ星人もろとも爆発する。
マゼラン星人マヤ
第37話「盗まれたウルトラ・アイ」に登場。
- 身長:1.6メートル
- 体重:40キログラム
地球を「狂った星」と蔑み、侵略する価値すらないと語っていたマゼラン星の少女。人間と変わらない容姿だが、テレパシーで相手との意思疎通ができる。マゼラン星が放った恒星間弾道弾を地球に着弾させるために邪魔なセブン(ダン)からウルトラ・アイを盗むのが任務。任務を果たし、拠点のアングラバーから「ムカエハマダカ」と無電を送り続けるが返事はなく、自分が最初から母星に見捨てられていたことを知り、無言でダンにウルトラ・アイを返した後に、ジュークボックスの番号を「J7」と押し、謎の煙に包まれて自ら命を絶つ。
- 演:吉田ゆり
- 恒星間弾道弾
- マゼラン星が「狂った星」地球を破壊するために発射する超大型弾道ミサイル(厳密には巡航ミサイルに近い)。通常の円盤以上に巨大かつ強固で、地球防衛軍の要衝たる宇宙ステーションV2を体当たりで完全破壊して突破、ウルトラホーク1号・2号の集中砲撃をまったく受けつけない。しかし、セブンが内部に突入、機器を操作して間一髪のところで反転させることに成功。弾道弾は宇宙の彼方へ飛び去っていく。
強奪宇宙人 バンダ星人
第38話「勇気ある戦い」に登場。
- 身長・体重:不明
深刻な鉄不足に悩み、鉄の補給のためにクレージーゴンを連れて地球に来た。ラジオの『道路交通情報』を情報源に活動し、地上に濃霧を発生させて周囲から見えなくしてからクレージーゴンを地上に送り込んで自動車を回収する。ウルトラ警備隊によって偽の交通情報を流され、最新型のスペリウム爆弾を大量に搭載した自動車を回収し、宇宙船もろとも爆破される。
- バンダ星人は本編中では姿を見せない。
ロボット怪獣 クレージーゴン
第38話「勇気ある戦い」に登場。
- 身長:42メートル
- 体重:3万トン
バンダ星人が鉄の補給のために地球へ連れてきた。普段は星人の宇宙船に連結されており、活動時に分離して地上に降りてくる。右手が巨大なハサミになっており、それで車をつまみ上げて胸のシャッターから内部へ取り込む。ウルトラ警備隊の機転により宇宙船が爆破されるとコントロールを失って暴走し、手当たり次第に暴れまわる。最大の武器は頭部から放つ破壊光線。怪力でエメリウム光線やアイスラッガーさえ跳ね返す強靱な装甲を持つ。セブンは機転を利かしてミクロ化し、フルハシが携行していたエレクトロHガンの砲身に入り、発射時の推力を利用した捨て身の体当たりを敢行。直撃したクレージーゴンは機能を停止して爆発炎上する。
- スーツアクター:松島映一[6][7]
- 劇中では「バンダ星人のロボット」としか呼ばれておらず、「クレージーゴン」とは後に付けられた名称である。過去の設定資料集や怪獣図鑑テンプレート:Fullなどでは、名称が「きちがいロボット」とされていたが、「きちがい」が差別用語なので、現在は「ロボット怪獣」に変更されている。
- 名称の由来は、「crazy(クレイジー、英語:狂った)」+テンプレート:要出典範囲の「ゴン」から。
- デザインは第38話監督の飯島敏宏が子供の頃に見た片方だけハサミが大きいザリガニがモデル[25]テンプレート:Sfn。また映画『エノケンの拳闘狂一代記』に登場する左手のグローブが大きいボクサーの影響もあるという[25]。シオマネキがモチーフだと言われることも多いがテンプレート:Sfn[26]、飯島は当時シオマネキの存在は知らなかったと述べている[25]。
- 着ぐるみは右手のギミックが未完成のまま納品された[10]。当初は左手にもギミックが付けられる予定であった[25]。
- 映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』には、鉄を食べる「狂ったロボット」として登場。日本中の車を殆ど食べつくしてしまったと説明されている。キングジョーを倒したセブンと戦うが、ミクロ化したセブンの体当たりで爆発する。映像はセブン38話からの流用。
- 『ウルトラマンコスモス』にはリメイクキャラクターとしてクレバーゴンという小型ロボットが登場し、劇中で二度巨大化してクレージーゴンのような威容を見せる。
- 『ウルトラゾーン』第3話アイキャッチでは、ジェンガに挑戦している様子が描かれている[12]。
分身宇宙人 ガッツ星人
第39話「セブン暗殺計画(前篇)」、第40話「セブン暗殺計画(後編)」に登場。
豪力怪獣 アロン
第39話「セブン暗殺計画(前篇)」に登場。
- 身長:45メートル
- 体重:1万3千トン
ガッツ星人がセブンの能力をテストするために送り込んだ。ガッツ星人の円盤内のモニター映像で登場。怪力で岩を投げつけるほか、水溜まりに身を隠すなどの能力もある。背中に翼があるが劇中では飛行していない。セブンのアイスラッガーで首を切断されて倒される。
- スーツアクター:西京利彦[6][7]
- 着ぐるみ制作は、円谷プロ社内の造型スタッフによるもの。
- 準備稿「セブン暗殺命令」は1話完結のエピソードで登場はスラッガ星人(ガッツ星人)のみでアロンは登場しない内容になっている[7]。
- 上記の通り終始モニター映像のみの登場であり、映像がセピアだったためカラーで登場するカットはない。
- 放送当時に連載された桑田次郎の漫画版ではオリジナルに比べてドラゴンに近い姿となっている。
- 漫画『ウルトラマンSTORY 0』では41.42話に光の国総攻撃に参戦する怪獣の一体として登場し、ウルトラの父のウルトラアレイで倒される。
- 『大怪獣バトル』ではEX第8弾に技カードとして登場。スキルは本作のアロンの役目である「能力解析」。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの首を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
- 『ウルトラゾーン』内の第14 - 15話『東京ジュラ紀』に泣き声のみ登場。ガッツ星人に操られるが、画面に登場する前にテレスドンとエレキングによって倒される。
水棲怪人 テペト星人
第41話「水中からの挑戦」に登場。
- 身長:1.8メートル
- 体重:55キログラム
地球侵略を狙い、円盤で地球に侵入して伊集湖の底に潜んでいた。姿は河童に似ており、その姿を利用して夜な夜な湖の周辺に姿を現しては住民を怖がらせて湖に人を近寄らせないようにし、湖の魚をほとんど食べる。この話を聞きつけてやってきた「日本河童クラブ」に参加していたSF作家の角谷は「過去に地球に来ていた宇宙人こそ、河童そのものだ」という説を立てる。河童クラブの1人・竹村の頚動脈を切り裂いて殺害、それによって調査を開始した地球防衛軍のレーダーが円盤を捕捉してウルトラ警備隊が調査を開始したため、本格的に行動を開始して湖からテペトを出現させる。テペトが倒された後、円盤で逃亡しようとするが、ウルトラホーク3号に撃墜される。テペト出現前に約4体がフルハシ、アマギに射殺されている。
- スーツアクター:春原貞雄[7]テンプレート:Sfnテンプレート:Refnest
- テペト星は星全体が水で覆われており、テペト星人をはじめテペト星の生物は全て水棲生物である。また、光の届かない暗い水中で暮らしていたため、主に昼間よりも夜間に活動することが多い(放映当時の雑誌設定[1])。
- 桑田次郎が描いた漫画版『ウルトラセブン』ではテペト星人の目的は地球侵略ではなく、少数が水中で静かに生活させてほしかっただけだったが、上層部の命令でやむなく攻撃に出たウルトラ警備隊とセブンにテペトを倒されると、それ以上の争いを避けて別の住みかを探すため、円盤で宇宙に去る。
- 『ウルトラの常識 ウルトラセブン・ウルトラマンゼロ篇』(双葉社・2012年)では、鶏小屋を襲撃していたため、鶏肉が好物ではないかと記述している。
カッパ怪獣 テペト
第41話「水中からの挑戦」に登場。
- 身長:38メートル
- 体重:8千トン
テペト星人に操られ、伊集湖に現れた卵のような巨大な球体から姿を現す。河童に似ており、頭には皿がある。河童と同様に皿に水が入っている間は力を発揮し、水がなくなるとたちまち力を失う。エメリウム光線を皿に浴びせられて冷やしている場面がある。また、皿からは怪光線を出す。非常にずる賢く、セブンとの戦いでも降参する振りをして不意打ちをかけるなど卑怯な手を使う。最期は2度目の不意打ちをかけて水中に隠れるが、セブンの透視能力で見つけられてアイスラッガーで真っ二つにされる。
- スーツアクターは不明。春原貞雄と記載しているものもあるが[6]、春原本人は演じたのはテペト星人のみであったと述べている[7]。
- デザインは週刊少年マガジンの怪獣デザインコンクールの金賞を受賞した「回転サイボーグ デイクロス・レイザ」が元になっている[15][7]。元デザインでは一本足の先がスクリューになっている人魚形態だった。
- 『ウルトラゾーン』第15話アイキャッチでは、鉄棒の逆上がりをしている様子が描かれている[12]。
海底人 ノンマルト
第42話「ノンマルトの使者」に登場。
蛸怪獣 ガイロス
第42話「ノンマルトの使者」に登場。
- 身長:30メートル
- 体重:1万トン
地球の先住民族を名乗るノンマルトに操られる怪獣。出現時はウルトラ警備隊にこの怪獣がノンマルトだと勘違いされる。数多くの吸盤を具えた蛸のような複数の足と怪力で簡単に船を沈めてしまう。一度ウルトラ警備隊の攻撃を受けるが死んだふりをしてやり過ごし、ノンマルトのグローリア号による地上総攻撃に伴って再び海上に現れる。複数の足でセブンに襲い掛かるが、最期はアイスラッガーで次々と足を切られて力尽きて海中に沈む。
- デザインは怪獣デザインコンクールの銀賞受賞作「ガイロス星人」が元になっている[27][15][7]。吸盤はデザインでは目玉であった[15]。
- 桑田次郎の漫画版『ウルトラセブン』では複数登場している。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』ではベリュドラの右腕を構成する怪獣の一体として姿が確認できる。
第四惑星人
第43話「第四惑星の悪夢」に登場。
- 身長・体重・能力:地球人とほぼ同じ
地球から約120億万キロ(劇中の台詞より)離れた第四惑星に住む宇宙人。容姿や能力は地球人とほぼ変わらないが文明は遥かに進んでいた。しかし、2000年前に人間のサポート役として開発されたロボットたちの反乱によって人間とロボットの立場が逆転し、ダンとソガが第四惑星を訪れた際、第四惑星人は労働のエネルギー源として支配者たるロボットに扱き使われていた。そのため、彼らの多くはロボットたちに怯えながら暮らしており、反逆を試みる者も次々に捕らえられ処刑されていた。年々人口が減少し、向こう500年の間に絶滅してしまうという状況に陥ったため、ロボットたちは地球を植民地にする計画を立案するが、セブンに阻止される。
第四惑星の事件に遭遇したダン・ソガは、地球帰還後にその存在を訴えるが信じてもらえず、宇宙航行時の人工冬眠中に見た夢として処理される。よって、第四惑星存在の真偽は謎のままである。
なお、同話のシナリオ(原題「人間狩り」)決定稿には、第四惑星の結末がより具体的に記されている。以下はその概略テンプレート:Refnest。
- ロボット首席のもとを逃げ出したダンとソガは、自分たちをかくまったアリーとその仲間たちとともに捕えられ、処刑場に連行されるが、警備のロボット兵の隙を突いてダンがセブンに変身、ロボットたちを撃破する。処刑されるはずだった惑星人たちはセブンの戦う姿を見て発奮し、武器をロボットから奪い取ると、首席を、次いでロボットを統括する総合センターを破壊し、セブンとともに第四惑星ロボットの地球侵略計画と人間支配を打ち砕く。
ロボット長官
第43話「第四惑星の悪夢」に登場。
- 身長:1.65メートル
- 体重:160キログラム
他のロボットのリーダー的存在。第四惑星のロボットは本来人間のサポート役として作られたが、その優秀さから瞬く間に人間を追い越し、遂に奴隷としてこき使うようになった。ところが計算の結果、第四惑星の人間が絶滅することが分かり、新しい奴隷として地球人に目をつける。セブン=ダンとソガの乗ったロケット・スコーピオン号をわざわざ第四惑星に誘導し、セブンがいない間に地球侵略を画策するが失敗、逆に地球に向かっていた侵略部隊を含め壊滅させられる。普段は冷静なようだが、機械なので融通が利かず、コーヒーの味が記憶しているデータと多少異なるだけで怒り、コーヒーを入れた秘書・アリー(人間)に罰を与える。後頭部にメンテナンス用の蓋があり、この蓋を開けて頭部に詰まっている機械に油を差す。彼の執務室は凄まじい奥行きをもつ。
- 同話のシナリオ(原題「人間狩り」)決定稿では「首席」の名で登場。同稿では、ダン・ソガを、彼らをかくまった惑星人とともに捕らえて処刑場に連行するが、ダンがセブンに変身して戦いを挑み始めたのに乗じて武装した第四惑星人の反逆に遭い、ロボット署長と一緒に乗っていた車ごと襲撃される。その際、首席の頭の蓋が外れて部品が飛び出すという、破壊されたことを思わせる描写がなされている。
- 続く決定稿2で、完成作品と同様に「長官」となった。処刑場に出現したウルトラセブンに驚き、署長ともどもジープに乗って逃走を図るが、セブンに踏み潰される。
- 演:成瀬昌彦
ロボット署長
第43話「第四惑星の悪夢」に登場。
ロボット長官の部下。通常は部下を随えて市中を警戒し、人間(第四惑星人)を抑圧している。特徴として口から常時何かを噛んでるような音を発する。武器として常に警棒を携帯している。死刑執行を妨害しようとしたダン・ソガに対し、拳銃をソガに向け発砲、負傷させた。ダンにも銃口を向けるが、署長が撃ったと同時にセブンに変身、巨大化する。
- 同話のシナリオ(原題「人間狩り」)決定稿では、首席に従ってダン・ソガを、彼らをかくまった惑星人とともに捕らえて処刑場に連行するが、ダンがセブンに変身して戦いを挑み始めたのに乗じて武装した第四惑星人の反逆に遭い、首席と一緒に乗っていた車ごと襲撃される。
- 決定稿2では、長官ともどもジープに乗って逃げようとしたところを巨大化したセブンに踏み潰される。
- 演:森塚敏
宇宙猿人 ゴーロン星人
第44話「恐怖の超猿人」に登場。
猿人 ゴリー
第44話「恐怖の超猿人」に登場。
サイケ宇宙人 ペロリンガ星人
第45話「円盤が来た」に登場。
- 身長:1.8メートル
- 体重:80キログラム
地球侵略を狙い、大円盤群で地球を一気に制圧しようと考える。飛行能力を持つ。円盤を強力な磁気と不透視バリアーで星にカモフラージュして各地の天文台や観測所に見えないようにし、難なく地球に侵入しようとするが、アマチュア観測者には円盤に見えるようになっていた。少年に化けてアマチュア観測者の一人・福新三郎に近づいて同志として取り込もうとするが、福新の3度目の通報時に声を出したことから怪しんだウルトラ警備隊がウルトラホーク1号で宇宙パトロールに出動する。円盤群はウルトラホーク1号の活躍によって撃墜され、セブンと戦闘していた1体もセブンの猛攻の前に敗れ去る。
- 演(人間体):高野浩幸
- スーツアクター:鈴木邦夫[7]
- 声の出演:浦野光(テープの早回しで上ずった声に加工されている)
- 極彩色で知られるペガッサ星雲第68番ペロリンガ星出身で、体色は母星では保護色となっている(放映当時の雑誌設定[1])。
- この回のペロリンガ星人とウルトラセブン、ウルトラ警備隊の戦いは、サイケな映像処理を施されたイメージ映像的な演出となっている。
- 着ぐるみは当初「水棲人ピニヤ」として造型されたものだがシナリオが没になり、頭部を変えサイケな色彩に塗り直されての登場となった[10][6][7]。高野浩幸は、頬を膨らませるギミックはスタッフが後ろからストローで膨らませていたと証言している[28]。
- 全身を銀色に再塗装された着ぐるみが『チビラくん』の「ワルサー星人」として登場するテンプレート:Sfn。
- 円盤は市販製品を2枚貼り合わせて製作されているが、資料により笊[24]、電気ランプの笠[6]、かき氷のグラス[7]など諸説ある。
- 人形劇の帯番組『ウルトラマンM730 ウルトラマンランド』に、ペロリンガ星人の原形であるピニヤが登場。ノンマルトたちとバンドを組む。
侵略星人 サロメ星人
第46話「ダン対セブンの決闘」に登場。
- 身長:1.9メートル
- 体重:120キログラム
目的は地球侵略。地球人と同じ容姿で、若い女性、老人男性(首領)、中年男性、他の4人が確認できる。青色の軍服に飾緒(礼装)姿で行動する。水中翼船にカムフラージュされた宇宙船を持つ。武器は特にないが、にせウルトラセブンを作れるほどの技術と科学力を誇っている。女性のサロメ星人がダンをアジトである伊良湖岬の灯台におびき寄せて門に仕掛けたショック光線を浴びせて監禁し、自白装置のトークマシンでウルトラビームの秘密(MGSH3GWFB1)を聞き出す。セブンとにせウルトラセブンがともに海中に沈んだ後、浮かび上がってきたセブンを「我らのセブン」と歓喜に上がるも、実はそれは本物のセブンで、最期は本物のセブンによって海の果てに連れて行かれ、宇宙船ごと爆破される。
『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に登場するサロメ星人
DVD作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に登場。
かつてにせウルトラセブンを操ってウルトラセブンと戦ったサロメ星人の同族。惑星チェイニーで、ある秘密実験を行い、ニセウルトラ兄弟(SRチーム)やメカゴモラを操ってウルトラマンゼロやゴモラと戦う。
サロメ星人ヘロディア
惑星チェイニーで計画を進めるサロメ星人たちのリーダーで、女性科学者。冷酷かつ妖艶な雰囲気を醸し出しており、サロメ星の科学力や、自身が作り出したロボットや兵器の性能に絶対の自信を持つ。助手たちからは「ドクターヘロディア」もしくは「ヘロディア様」とも呼ばれる。宇宙を彷徨っていたダークロプスゼロを発見し、そのディメンジョンコアを利用して自身のニセウルトラ兄弟(SRチーム)をあらゆる次元に送り込み、全宇宙の制圧を企む。だが、制御出来なくなったダークロプスゼロに基地もニセウルトラ兄弟も破壊され、自身も捕まって嘲笑されたことで、自分たちが利用できる代物でなかったことを悟り、ダークロプスゼロの手から転落。ヒュウガに助けられ基地から脱出するが、既に瀕死の状態であり、彼にダークロプスゼロは自分たちのロボットではなく別の宇宙から来たことを言い残して絶命する。
- 演:宮下ともみ
- サロメ星人の基地は実際の建物の中で撮影されており、ヘロディアの座る椅子はボールチェアを使用した。
- 登場エピソードが『ウルトラマン列伝』で放送された際には、ゼロに「綺麗な顔してるが狡賢い奴」と言われる。
サロメ星人イラテ、ガナエス
ヘロディアが従える二名の男性助手で、レーザーガンテンプレート:Refnestを武器に持つ。優秀な科学者であると同時に戦士でもあり、ヘロディアにも忠実だが、彼女の狂気じみた言動には唖然とすることもある。最期は暴れだしたダークロプスゼロに踏み潰される。
『ウルトラマンプレミア2011』に登場するサロメ星人リジェ
舞台『ウルトラマンプレミア2011』に登場。
かつてウルトラセブンに倒された初代サロメ星人(男性)の娘。父の復讐を果たすため、カイザーベリアルの配下となって怪獣軍団や送り込み、ウルトラ戦士を倒そうとする。
- 演:松下恵
ロボット超人 にせウルトラセブン
第46話「ダン対セブンの決闘」に登場。
- 身長:40メートル
- 体重:3万5千トン
サロメ星人が地球侵略のためにセブンに似せて作り上げたロボットで、これを完成させるためにサロメ星人はダンからウルトラビームの秘密を自白装置を使って聞き出す。外見は本物のセブンと変わらないが、腰や手足などの関節部にプロテクターらしき物が確認できる。アギラを軽く翻弄するが、本物のセブンとは互角に戦い、最後はボディ風車を受けて海中で爆死する。
- スーツは撮影所で廃棄されていたセブンのスーツを補修して再利用したもの[7]。損傷の激しいウェットスーツの継ぎ目部分を隠すようにプロテクターが配されている。声は本物のセブンの声を加工して使用。
- 準備稿ではアギラと戦う前にウインダムと戦い倒す予定だった[7]。
- スーツアクターを鈴木邦夫と記載しているものもあるが[6]、山村哲夫は当時鈴木とともに怪獣ショーで東北を回っていたとしてこれを否定している[7]。山村は、アギラとの対戦シーンを演じたのは上西弘次ではないかと推測している[7]。
『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に登場するニセウルトラセブン(SR)
DVD作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』に登場。
かつてセブンに敗れたにせウルトラセブンの同型機。同じくサロメ星人によって建造されたニセウルトラ兄弟(SRチーム)を伴って出現する。 テンプレート:Main
集団宇宙人 フック星人
第47話「あなたはだぁれ?」に登場。
幽霊怪人 ゴース星人
第48話「史上最大の侵略(前編)」、第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。
双頭怪獣 パンドン
第48話「史上最大の侵略(前編)」に登場。
双頭怪獣 改造パンドン
第49話「史上最大の侵略(後編)」に登場。
スタッフ
脚注
注釈
出典
参考文献
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関連項目
テンプレート:ウルトラ怪獣- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 小学館『ウルトラ怪獣入門』(円谷プロ監修、大伴昌司構成)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 『成田亨画集・ウルトラ怪獣デザイン編』(朝日ソノラマ・1983年)
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 『ウルトラゾーン公式ガイドブック』(ミリオン出版、2012年、ISBN 978-4-81-302189-6)
- ↑ 4.0 4.1 4.2 テンプレート:Harvnb
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 テンプレート:Harvnb
- ↑ 6.00 6.01 6.02 6.03 6.04 6.05 6.06 6.07 6.08 6.09 6.10 6.11 6.12 6.13 6.14 6.15 6.16 6.17 6.18 6.19 6.20 6.21 6.22 6.23 6.24 6.25 6.26 6.27 6.28 6.29 6.30 6.31 6.32 6.33 6.34 6.35 6.36 6.37 引用エラー: 無効な
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- ↑ 8.0 8.1 8.2 8.3 ファンタスティックコレクションNo.29『ウルトラセブン 特撮ヒーローのすばらしき世界』(朝日ソノラマ・1983年)
- ↑ 引用エラー: 無効な
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- ↑ 11.0 11.1 11.2 11.3 ファンタスティックコレクション No.35『ウルトラセブン グラフィティ』(朝日ソノラマ・1984年)テンプレート:要ページ番号
- ↑ 12.0 12.1 12.2 12.3 12.4 12.5 12.6 12.7 12.8 12.9 『ウルトラゾーンオフィシャル完全ガイド』(扶桑社、2012年、ISBN 978-4-594-06640-6)テンプレート:要ページ番号
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- ↑ 『ウルトラ怪獣列伝 ウルトラマン・ウルトラセブン編』(PHP文庫、ブレインナビ編著)テンプレート:要ページ番号
- ↑ 15.0 15.1 15.2 15.3 15.4 15.5 15.6 15.7 15.8 15.9 テンプレート:Harvnb
- ↑ 16.0 16.1 16.2 テンプレート:Harvnb 引用エラー: 無効な
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タグ; name ".E7.A0.94.E7.A9.B6.E8.AA.AD.E6.9C.ACpart2"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 『テレビマガジン特別編集・ウルトラマン大全集』(講談社・1987年) p.170
- ↑ KKベストセラーズ発行『語れ!ウルトラマン 兄弟激闘編』103頁。
- ↑ 『別冊映画秘宝ウルトラマン研究読本』洋泉社191ページ
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- ↑ 週刊「ウルトラマン オフィシャルデータファイル」(デアゴスティーニ・ジャパン)
- ↑ 「ウルトラゾーン公式ガイドブック」p.76のニイルセンのコメント
- ↑ 『ウルトラマン大全集 II』(講談社・1987年)より。
- ↑ 24.0 24.1 テンプレート:Harvnb
- ↑ 25.0 25.1 25.2 25.3 テンプレート:Harvnb
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 『テレビマガジン特別編集 ウルトラマン大全集』(講談社・1987年) p.127
- ↑ テンプレート:Cite journal
- ↑ 双葉社『ウルトラの常識 ウルトラセブン・ウルトラマンゼロ篇』より