エフエム石川
テンプレート:日本のラジオ局 テンプレート:Infobox 株式会社エフエム石川(エフエムいしかわ、FM ISHIKAWA BROADCASTING Co., Ltd.)は、石川県を放送対象地域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。 愛称は周波数80.5にちなみHELLO FIVE(ハローファイブ)。また、通称としてFM石川も使用される。コールサインはJOHV-FM。JFN系列。
目次
事業所等
- 本社・演奏所
- 輪島事務所
- 石川県輪島市鳳至町上町86番地1 輪島蒔絵業組合「千寿蔵」内
- 東京支社
- かつて開設していたサテライトスタジオ
沿革
- 1989年8月1日 - 会社設立。
- 1990年3月20日 - サービス放送開始(この日より自社制作番組も放送開始)。
- 1990年4月1日 - 民放FM局として全国33番目に開局(石川県のテレビ金沢および長崎県の長崎文化放送と同日開局)。この日の0時に開局式典が放送された。
- 1995年4月1日 - 文字多重放送(見えるラジオ)開始。コールサインはJOHV-FCM。
- 1998年10月1日 - STUDIO【ti:】オープン
- 2005年 - 総務省よりマスメディア集中排除原則に関連して厳重注意処分を受ける(後述)。
- 2008年9月1日 - 緊急地震速報のサービス開始。
- 2009年3月31日 - STUDIO【ti:】閉鎖。
- 2011年10月3日 - インターネットIPサイマルラジオ「radiko」に参加、12時より北陸放送とともに実用化試験配信を開始。
- 2014年
- 3月31日 文字多重放送廃止。
- 4月1日 - radikoの有料配信サービス「radikoプレミアム」を通じて日本全国への配信を開始。石川県の放送局では北陸放送とともにサービスの提供を開始した。
周波数・出力
親局 | 周波数 | 空中線電力 | 備考 |
---|---|---|---|
金沢 | 80.5MHz | 1kW | 石川県野々市市押野2丁目220番地、北陸放送AMラジオ送信鉄塔を共用 |
中継局 | 周波数 | 空中線電力 | 備考 |
七尾 | 78.4MHz | 100W | 民放テレビ全局と共用 ※一部富山県東部地方でも直接受信可能 |
羽咋 | 85.5MHz | 100W | NHKテレビ・FMと局舎を共用し、送信設備はNHK-FMと共用 |
輪島 | 89.9MHz | 100W | 民放テレビ全局と共用 |
珠洲 | 81.9MHz | 100W | 開局当初は石川テレビ(アナログ)と共用していたが、2010年7月24日に他地域より1年前倒しで終了したことに伴い、単独の施設となった。) |
聴取可能な地域は、放送対象地域である石川県全域および富山・福井各県の一部(前者は小矢部市や高岡市、後者はあわら市や坂井市など)。また、国道8号のくりからトンネルおよび富山県小矢部市の小矢部バイパストンネル区間では再放送を行っている。
聴取について
メディア | 周波数 |
聴取可能地域 |
備考 |
---|---|---|---|
地上波 | 上記参照 | 県内全域および 富山県、福井県の各一部地域 |
上記参照 |
ケーブルテレビ | 事業者による | 県内各事業者の業務区域 | 再放送事業者は以下の通り。
|
LISMO WAVE | 日本全国 | au(KDDI)の一部のスマートフォンならびに携帯電話にて実施。 | |
ドコデモFM | 日本全国 | NTTドコモのスマートフォン(Android携帯電話・iPhone)とau・ソフトバンクモバイルのiPhoneにて実施。 | |
radiko | 石川県(無料) 日本全国(有料) |
スマートフォン(Android携帯電話・iPhone)ならびにパソコンにて実施。 |
株主構成
- 北國新聞社、中日新聞社、石川テレビ放送、学校法人金沢学院 - 各10.0%
- ジャパンエフエムネットワーク、ニッポン放送、読売新聞東京本社、日本経済新聞社、日本郵便輸送[2] - 各4.0%
- ラジオかなざわ - 3.5%[3]
- ラジオこまつ、ラジオななお、西日本電信電話、北陸電力、北國銀行、ホクショー、石川県 - 各3.0%
なお、『日本民間放送年鑑 2004』では、2004年3月31日時点の資本比率は以下の通りとなっている。
- 北國新聞社、中日新聞社 - 各5.0%
- 朝日新聞社、日本経済新聞社、読売新聞社 - 各4.0%
- エフエム石川代表取締役専務(当時)2人、非常勤取締役(当時)5人、石川県、西日本電信電話、北國銀行、北陸電力、ホクショー、北陸放送 - 各3.0%
番組編成における特徴
開局当初からは様々なアーティストが番組(5分間のミニ番組も含む)を担当し、個性的な編成に特徴があったが、近年の自社制作番組は減少傾向にある。全般的にジャパンエフエムネットワーク(JFNC)からのネット番組(ミニ番組も含む)が多くなっている。
自社制作番組の比率は、北陸地方のラジオ局では最も少ない[4][5]。番組改編期以外の時期に打ち切りや放送時間を変更するケースも少なくない。
JFNCのネット番組では、洋楽(ロックなど)系の番組が多い反面、ハガキ職人が活躍するいわゆる「ネタ番組」はネットされない傾向が強い。また、下ネタの内容が多いとされる番組は、ネット途中でも打ち切る場合がある(『ORANGE RANGE ラジオ〜コンタクト』や『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』など。なお、有吉の番組は2013年4月に放送を再開している)。
開局当初から歌謡曲やアイドルグループの楽曲は放送しない方針を取ったため、チャートはオリコンチャートのヒット曲よりもラジオベースの自社の推薦曲が上位に選ばれることが多い。また、エイベックスグループに所属するアーティストの楽曲も自社番組では放送しない傾向が強い。
2009年4月の大規模改編
- 2009年4月の番組改編では長年続いた自社制作番組を終了させるなど大規模に行われた。以下は具体例。
- 自社制作番組の大幅な見直し - 『Daily Navi』(2008年4月1日 - 2009年3月31日)、『T's AIR』(1998年10月1日 - 2009年3月31日)、『Ken Rock Station』(1990年3月20日 - 2009年3月31日)の3つの自社制作番組が終了。月曜~木曜は自社枠6時間程度の放送時間に変更。
- 土曜および日曜におけるローカル枠の廃止および自社制作のニュース廃止 - 『SATURDAY ON THE WAY』のローカル枠放送を廃止の他に『北國新聞ニュース』などのローカルニュース・天気予報枠を全面廃止にした(同様にFMとやまや北國新聞系列のコミュニティ放送局でも土曜・日曜のローカルニュースを2009年4月に廃止した)。
主な自社制作番組
随時
- HELLO FIVE MUSIC PICKUP(CMで多用される。詳しくはCMの項で後述)。
- HELLO FIVE MUSIC NEXUS(ミニ番組)
- 両者ともステーションブレイクの手段として活用されている。
- ニュース
- FM石川ニュース(詳細は当該項目参照)
- トラフィックインフォメーション
- 月曜 - 金曜 8:52 - 8:55
- 月曜 - 木曜 17:25 - 17:30
- 金曜 17:40 - 17:45
- かつては土曜・日曜にも設定されていたが、2012年6月で廃止(同年7月からは土曜日に限り北陸放送へ移行)。
- ウェザーインフォメーション
- 月曜 - 金曜 随時放送
月曜 - 金曜
※★印があるものはホームページが開設されている番組。
- Ciao! -style up your life-(月曜 - 木曜 13:30 - 16:25)平山貴人・松岡理恵(月曜・火曜)加藤裕・的場絢香(水曜・木曜)★
- Sunset Express MOVE(月曜 - 木曜 16:30 - 19:00)木村雅幸★
- Wanna happiness!! -kiss,hug,kisses-(金曜 13:30 - 16:50)前田明日香★
- コミュニティーガイド(金曜 10:55 - 11:00、白山市広報番組)
- 安田奈央のNao★Now!!(金曜 17:55 - 18:00)安田奈央
- STUDENTS JAM(金曜 18:00 - 18:55)中井ヤスフミ★
土曜・日曜
- Dream Climber 〜夢を追い続けて〜(土曜 9:00 - 9:15、再放送・日曜 24:00 - 24:15)松岡理恵
- GOLD STAR presents 濱田のり子 FREE TIME(土曜 9:15 - 9:25)濱田のり子
- おもしろ石川倶楽部(土曜 9:55 - 10:00)斉藤清美★
- Weekend Wave〜わじまっぷ〜(土曜 11:00 - 11:30)浅野美寿々★
- ウッドスタイル・カフェ(土曜 11:30 - 11:55)南早苗
- 素敵にモーニング(日曜 9:55 - 10:00、石川県広報番組)木村雅幸
- ジェリービーンズ・ポット(日曜 13:55 - 14:00)木村雅幸
- 金沢大学 Radio Campus(日曜 15:55 - 16:00)
- PEAPLE & CITY I LOVE KANAZAWA(日曜 18:30 - 18:55、金沢市広報番組)森下さち
特別番組
- ミッドサマーファンタジー
- 毎年、8月の第1土曜日に放送される北國大花火川北大会の中継番組。例年20:00 - 21:30に放送される。
終了した番組
自社制作番組
朝の時間帯は、開局当初からワイド番組の設定はしていない。
- 昼枠
- Just in Life(月曜 - 金曜 11:30 - 11:55、末期は金曜のみ11:30 - 12:55)
- URBAN HELLO FIVE(月曜 - 木曜 12:00 - 15:50、1990年3月20日 - 2004年3月31日)※サービス放送時から開始。
- Weekend Search(金曜 12:00 - 15:50、1999年4月 - 2002年3月)
- Pump Up Radio!(金曜 13:00 - 16:55 2002年4月 - 2004年3月)
- Weekend Square(金曜 13:00 - 15:50、2004年4月 - 2008年3月)
- Natty Times(月曜 - 木曜 12:00 - 15:50、2004年4月 - 2008年3月)
- Daily navi(月曜 - 木曜 12:00 - 15:50、2008年4月 - 2009年3月)
- Dream Friday FROM K!(金曜 13:30 - 16:55、 - 2012年9月)
- Afternoon Cruise(月曜 - 木曜 13:30 - 16:49、2009年4月 - 2013年3月)
- 夕方枠
- KONA WINDS 80.5FM(金曜 16:00 - 16:55)
- T's AIR(月曜 - 木曜 16:00 - 17:55、1998年10月 - 2009年3月)
- Ken Rock Station(月曜 - 木曜 18:00 - 19:55、1990年3月20日 - 2009年3月31日)
- Blue Stage Music Pick Up(17:45頃、2012年5月をもってスポンサー降板により終了)
- KEN ROCK HOT 50(金曜 18:00 - 20:55)
- FROM K! -FRIDAY EVENING PRESS-(金曜 16:00 - 17:55、2005年4月 - 2008年3月)
- Super Friday FROM K!(金曜 11:30 - 17:55、2008年4月 - 2010年3月) - エフエム石川では最長の放送時間の番組。
- Dream Friday FROM K!(金曜 13:30 - 17:00、2010年4月 - 2012年9月)
- カマサミ・コング SHOW(金曜 16:00 - 16:55、2010年4月 - 9月)
- Break A Go! Go!(金曜 17:00 - 17:30)
- Do it!(月曜 - 木曜 17:00 - 18:55、2009年4月 - 2013年3月)
- KANAZAWA HOT 100(金曜 18:00 - 18:55、 - 2013年3月)
- Go! Famous!!(木曜 18:00 - 18:55、2013年4月 - 2014年3月)
- その他
- 読売新聞タウン情報
- 経済ニュース
- Music Factory
- Music Air Play M・A・P
- コークサウンド・シャッフル(土曜 18:00 - 18:30)
- 開局時は井上あずみがパーソナリティを務めた。
- LADY L(土曜 18:30 - 18:55)
- アドレナリン・レディオ(土曜 19:00 - 20:55)
- Pure Collection(土曜 11:30 - 11:55→土曜 18:00 - 18:25)
- ALP MORNING PLUS(月曜 - 金曜 8:20 - 8:25) - 2011年10月より北陸放送に移動。
- ゆいまーる沖縄(月曜 - 金曜 16:55 - 17:00、FM沖縄との共同制作)
- Do you love you?(水曜 21:00 - 21:55)
- ガスから始まるSTORY(木曜 10:55 - 11:00)広田優香子
- MUSIC UP NEXT(木曜 19:00 - 19:55)中島嘉昭
- 今・おも・ラジオ〜石川のラジオは今も面白い〜(2010年12月18日、NHK金沢放送局・北陸放送との共同制作番組)
- この番組の放送以降、石川県内のラジオ局では共同制作番組や共同企画を放送するケースが一切行われていない。
- 三枝成彰「クラシックは怖くない」(日曜 9:30 - 9:55)三枝成彰
ネット番組
北陸地方においてエフエム石川のみで放送された番組
アナウンサー・パーソナリティ
現在
エフエム石川ではアナウンサー職であっても、パーソナリティという名称を使用している。
- アナウンサー
- パーソナリティ
過去
アナウンサー
- 安藤まり子(元東海ラジオアナ。フリーを経て、当局開局に伴い入社。退社後はFM AICHIの番組を担当)
- 広部倫世(開局当初のアナウンサー)
- 岩田弘之(瀬戸内海放送から移籍、現在は東京でフリーアナウンサー)
- 新井恵利
- 斎藤友美子(現・宮本ゆみ子)
- 成田知栄子 (MUSIC UP NEXT 初代DJ 1996年3月まで、退社後テレビ朝日『ワイド!スクランブル』初代リポーター、『スーパーモーニング』のリポーターを経てオーストラリアのFM局でDJ。現在、フリーライター 中国・上海在住)
- 長谷川いずみ(同姓同名のAV女優とは別人)
- 藤田みさ
- 渡辺真紀子
- 須賀千奈美(現在SOプロモーション所属のフリーアナウンサー)
- 祝迫くみ子
- 斉藤光子
- 池田めぐみ(2008年3月まで、現在はフリー)
- 庄子久子(2008年3月まで、現在はフリーで宮城県を中心に活動)
- 丸山慶子(2008年4月から2011年3月まで)
- 辰巳祥子(2011年4月から2013年3月まで)
- 三浦ちあき(2013年4月から2014年3月まで、元北日本放送アナウンサーで現在は和歌山放送でリポーターとして活動)
パーソナリティ
ローカルニュースについて
テンプレート:Main 北國新聞社・中日新聞社が出資していることから、ローカルニュースは『北國新聞ニュース』と『北陸中日新聞ニュース』の2本が『FM石川ニュース』として放送されている(各新聞ニュースの放送時間は月毎に午前、午後と入れ替わっている)。
通常ローカルニュースを優先するため、世間の関心が高い全国ニュースは後回しにされることが大半であった(例としてはライブドア事件や村上ファンドに関連した事例)。
なお、2008年7月より原則全国ニュースをトップニュースにする形態に変更した。
『JFNニュース』はこれまで月曜から金曜はまったく放送されていなかったが、2009年4月より深夜0:55からの時間帯のみ放送されている。また、土曜・日曜に関しては2009年4月4日放送分よりすべて『JFNニュース』となる(いずれもタイトルのみ差し替え、BGMも入れて放送する)。
開局を巡るエピソード
1970年代の後半に、当時の郵政省は北海道・宮城・静岡・広島の各地域に当初割り当てられていたFM放送のチャンネルプランを修正し、1979年(昭和54年)5月16日、愛媛・長崎の各地域とともに石川県にFM放送用周波数が割り当てられた[6]。石川県以外の道県では、割当てがあってから順調に県域FM局が開局されたが、石川県は3局目民放テレビ局(現在のテレビ金沢)の調整に難航した他に、長年石川県のマスメディアにおいて対立関係にある北國新聞社と北陸中日新聞(中日新聞社北陸本社)との主導権争いも影響して(同様の例としては、岐阜エフエム放送での設立をめぐって岐阜新聞社と中日新聞社との対立も挙げられる)、県域FM放送局開局は約10年先送りとなった。また、開局時期で隣県の福井・富山両県よりも5年後塵を拝した。
そのため、エフエム石川開局の1990年4月1日まで、石川県ではFM福井、FMとやまなどを聴取するリスナーが多かった。開局後も聴取できなくなったわけではないためエフエム石川がネットしない番組あるいはエフエム石川で流れない楽曲を聴くため等の選択肢として使い分けられている。逆に富山・福井両県でも同じことが言える。
北國新聞と北陸中日新聞
長年、対立関係にある北國新聞と北陸中日新聞は新聞販売の面だけでなく、イベントの主催や放送局の設立にまで確執があるとされている。放送局においては、このエフエム石川では互いにニュースの配信を受けるだけでなく、両新聞のイベントに関わりを持っていることが多い。また、両新聞のコマーシャルや両新聞のカルチャーセンターの宣伝も多く放送されている。
エフエム石川は、北國新聞社のホームページには北國新聞グループの友好法人として掲載されている。また、中日新聞社も北國新聞社と同比率で出資(2011年4月時点での出資は両社とも10.0%)しており、北國新聞系列の学校法人金沢学院、中日新聞社系列の石川テレビ放送と共に筆頭株主となっている。
これまで北國新聞系列ではテレビ金沢の番組宣伝や『24時間テレビ』の開催告知を行う反面、北陸中日新聞系列では石川テレビの新作ドラマ(『月9ドラマ』や『木曜劇場』など)が開始になる場合は編成担当者が出演して宣伝していた。なお、最近は両局とも表立った宣伝は行わず、北陸放送(ラジオ部門では競合関係にある)の番組宣伝が不定期に放送されている。
CMについて
番組宣伝やイベント告知がCMの大半を占めており、番組提供が付かない場合が大半である。自社主催のイベントや他局との共同主催のライブやコンサートの告知は比較的多く、番組宣伝(原則としてTOKYO FMの番組、自社制作のミニ番組も頻繁に放送される)・公共広告(日中は日本赤十字社・日本民間放送連盟など、22時以降はACジャパン・BPOなどが放送される)および「HELLO FIVE MUSIC PICK UP」が多く放送されている。特に後者においては、午前中(曜日は問わず)と18時以降のCM枠はこれしか放送されないことが多い。
隣県のFMとやまやFM福井と比較するとCMの出稿量は少ないだけでなく、えふえむ・エヌ・ワンやFMかほくなどの石川県内のコミュニティ放送局よりもCM出稿量は下回っている。番組提供する企業がエフエム石川から撤退して北陸放送に移行するケースも少なくない。
不定期で同業他社である北陸放送が「MROテレビ」の番組宣伝を放送することがある。以前は16時前にフリーアナウンサーが読み上げるものが放送されていたが、2012年4月以降はTBSの連続ドラマ(金曜ドラマ・日曜劇場・木曜ドラマ9→木曜ドラマ劇場)が開始されるときに限り、同局のアナウンサーがナレーションするものが放送される。
- 近年の代表例
マスメディア集中排除原則違反事例
2005年3月、総務省はエフエム石川が放送法第7条第2項第4号に基づく総務省令(放送局の開設の根本的基準第9条、いわゆる「マスメディア集中排除原則」)に定める出資制限の上限に違反するとして公表し、エフエム石川は総務省情報通信政策局長名で厳重注意処分を受けた(同様の事例において、北陸地方の放送局では他に石川テレビ放送、エフエムとなみも厳重注意処分を受けている)。違反事例は次の通り。
インターネット配信
2011年10月3日にインターネットIPサイマルラジオ「radiko」に参加、実用化試験配信が同日12時から北陸地方のFMラジオ局としては初めて実施された[7][8]。石川県ではエフエム石川と北陸放送が実用化試験配信を行っており、「radiko」による配信対象地域は石川県のみとなるが、プロバイダーによっては石川県でも大阪府と判定されてエフエム石川を視聴できなかったり、逆に石川県以外でも、石川県と判定されてエフエム石川を視聴できる。
なお、北陸地方においては石川県のコミュニティ放送局のえふえむ・エヌ・ワンが2008年6月から、FMかほくが2010年6月からインターネットラジオのサービスを実施している。[9]
その他
- 放送局名の表記は新聞によってバラつきがあり、北國新聞・富山新聞・日本経済新聞・スポーツ報知では「エフエム石川」であるが、その他は「FM石川」(資本関係のある中日新聞社の発行紙北陸中日新聞や中日スポーツなどでも同様)。また、愛称である「HELLO FIVE」も使用されているが、呼称があまり統一されていない。
- 番組表の掲載サイズは、毎日新聞・産経新聞・日本経済新聞(いずれも石川・富山・福井)、読売新聞・北陸中日新聞(いずれも石川・富山、読売新聞の福井県版は非掲載)、朝日新聞(石川・福井)はハーフサイズ、朝日新聞(富山)・中日新聞(福井)・日刊県民福井・中日スポーツ(石川・富山)は3分の1サイズ、北國新聞・富山新聞・スポーツ報知(富山・石川)は4分の1サイズとなっている。なお、北日本新聞・福井新聞、中日スポーツ・スポーツ報知以外のスポーツ紙では番組表を掲載していない。
- 2010年にブライダル事業に参入し、6月18日に「ハローファイブ・ブライダルステーション ラブハピ」(金沢市藤江北)をオープンさせた[10]。自社制作の番組内で、この事業と連動した企画も行われている。
- 放送開始時のナレーションは日本語で行っているが、放送終了時のナレーションはBGM(曲名は「Don't It Make My Brown Eyes Blue」)に乗せてカマサミ・コングが英語で行っている。
- 4月から10月の間はクリーン・ビーチいしかわ(石川県全域の海岸清掃活動)のキャンペーンCMが頻繁に放送されている。20秒CM(協賛社読み上げあるいは参加者募集告知)または60秒CM(60秒CMのナレーションは磯部弘。かつては小野田英一がナレーションしたものが放送されていた)の2バージョンがある。なお、協賛社において北國新聞社と北陸中日新聞においては特別協賛の名目となっている。
- 前述のとおりインターネット配信「radiko」は、北陸地方では最初に開始されたが、ポッドキャスト配信は現在に至るまで実施されていない(近隣のFMとやまやFM福井は既に実施)。また、ブログやtwitter(2011年4月より開始)の開始が近隣放送局より出遅れたり、ホームページを開設されていない番組が多いなどネット活用が生かされていないところが多い。
脚注
関連項目
- サラブレッド大賞典 - 毎年10月に金沢競馬場で、2010年まで当局が社杯を提供していた競馬の重賞競走。
- 北元喜雄 - 元学校法人北陸大学理事長、1996年から2004年までエフエム石川代表取締役社長を歴任。
その他の石川県の放送局
コミュニティ放送局
外部リンク
テンプレート:Navbox テンプレート:中日新聞社 テンプレート:北國新聞社 テンプレート:Radio-Hokuriku
テンプレート:Radiko- ↑ 『日本民間放送年鑑 2011』 - 日本民間放送連盟編(2011年)
- ↑ 旧北陸高速道郵便輸送(日本高速物流の関連会社)、2009年1月1日付で日本郵便逓送と合併して廃止。なお、エフエム石川設立時には、北陸高速道郵便輸送の当時の社長がエフエム石川の初代社長に就任した(北國新聞 1989年8月2日付朝刊)。
- ↑ 2010年時点では保有比率が3.0%であったが、株式の移動により保有比率が増加している。
- ↑ 2013年4月以降、月曜 - 水曜は4時間30分、木曜・金曜は5時間30分、土曜・日曜はヘビーローテーションを除くと総放送時間は1時間程度と少ない。4月改編ではラジオかなざわの放送時間を下回っている。
- ↑ 北陸地方のFM局における自社制作番組の時間は、FMとやまでは月曜から木曜は7時間、金曜は11時間、土曜は4時間15分、日曜は1時間。FM福井は月曜から木曜は6時間30分前後、金曜は10時間。なお、土日は30分弱とエフエム石川を下回る(いずれも2013年4月以降)。
- ↑ 『民間放送三十年史』 - 日本民間放送連盟(1981年9月)
- ↑ テンプレート:PDFlink - radikoプレスリリース 2011年9月15日
- ↑ radikoのPCサイト、FacebookやTwitterと連携 「双方向コミュニケーション増幅」 - ITmedia 2011年9月15日
- ↑ えふえむ・エヌ・ワンではSimulRadio、FMかほくではUstreamなどを利用して配信。
- ↑ エフエム石川がブライダル事業参入 - 北國・富山新聞(2010年6月18日)