ランシステム
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テンプレート:Infobox 株式会社ランシステム(テンプレート:Lang-en-short)は、東京都豊島区に東京本社(実際の本社機能)、埼玉県狭山市に埼玉本社(登記上の本店)を置くサービス業である。
目次
概要
業界大手の複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間」の経営を主体とする。2004年(平成16年)にはジャスダックに上場している。
組織
沿革
- 1985年(昭和60年)6月 - 埼玉県狭山市に田中千一が個人でレンタルレコード店「友&愛」を開業。
- 1988年(昭和63年)12月21日 - レンタルレコード店を法人化し、埼玉県狭山市に有限会社ランシステム設立。
- 1991年(平成3年)11月7日 - 株式会社ランシステムに組織変更。
- 2004年(平成16年)6月18日 - 株式を店頭登録(現在のJASDAQ)。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)6月30日 - 「スペースクリエイト自遊空間旭川大町店」の営業権をすでに当社とフランチャイズ契約を締結している株式会社フジタコーポレーション(北海道苫小牧市)に譲渡(同時に株式会社グローバルファクトリーが運営していた「スペースクリエイト自遊空間旭川永山店」の営業権も譲渡。いずれも直営店(グローバルファクトリーは連結子会社のため直営店扱い)をフランチャイズ店に転換)。
- 2008年(平成20年)
- 2月7日 - マイクロソフト株式会社オンラインサービス事業部・株式会社アクションと提携し、「スペースクリエイト自遊空間」の会員向けにWindows Live HotmailやWindows Live メッセンジャーなどのWindows Liveサービス利用を可能とする自遊空間オリジナルメールの提供を開始。
- 5月18日 - 創業者で代表取締役社長の田中千一が心不全のため死去(テンプレート:没年齢)。
- 5月19日 - 専務取締役総務部部長の山本実が代表取締役社長に就任。
- 2009年(平成21年)9月25日 - 事業統括担当の濱田文孝が代表取締役社長に就任。
- 2010年(平成22年)1月1日 - 株式会社グローバルファクトリーを吸収合併。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)9月26日 - 副社長執行役員の日高大輔が代表取締役社長に就任。
店舗数
「スペースクリエイト自遊空間」は直営店とフランチャイズ(FC)店があり、約70%がフランチャイズ(FC)店となっており、全店舗が会員制である。
- 自遊空間事業本部管轄
スペースクリエイト自遊空間
店舗の設備・特徴
- 前述の通り、全店舗が会員制を採用しており、入会に300円かかる。ただし、下記の条件を満たした場合に限り入会金が無料となる。
- 入会すると会員カード(裏側に発行店舗が表示)が発行され、会員カードは一部の店舗を除き、全国で利用可能となっている。また、1年ごとに更新手続きが必要となる。
- なお、会員カードの発行店舗が閉店した場合は、そのままでは利用できないため、近隣の指定店舗(複数の場合もある)でその店舗の会員カードに交換する必要がある。
- また、鳥取店・米子店を運営するエスシーサービスが親会社の山陰信販と提携し、クレジットカード機能付きの会員カード「自遊空間カード(JCB)」を発行している。会員カードの機能は通常のものに準ずる。
- ただし、申し込みができるのは会員カードの発行店舗(会員カードの裏側に表示)がクレジットカードでの決済が可能な店舗のものに限る。
- なお、かつてはランシステムがアコムと提携し、2002年(平成14年)8月20日から「自遊空間 MasterCard」を発行していたが2007年(平成19年)6月30日をもって提携を解消し、発行を終了した。
- クレジットカード(山陰信販「自遊空間カード(JCB)」・アコム「自遊空間 MasterCard(発行終了)」を含む)での決済は下記の店舗のみ可能(不可能な店舗のほうが多い)。
- 全ての直営店。
- フランチャイズ店のうち一部の事業者(小野企画・フジタコーポレーション・ソフネットジャパン・エスシーサービス・シードほか)が運営する店舗。
- 一部店舗では交通電子マネーの決済ができる。2013年3月23日からはPiTaPa以外の主要交通ICカードの使用ができるようになった。
主なサービス・設備・特徴
- 日本複合カフェ協会加盟、テレビゲーム機・DVDソフト類・使用許諾を得て導入。
- 雑誌、漫画の閲覧
- インターネットアクセスができるパソコン
- 自遊空間オリジナルメール(Windows Live):一部店舗を除く。自遊空間会員番号が必要で、使用するには、サインアップする必要がある。
- オンラインゲーム
- 特にドラゴンクエストXはタイアップを組んでおり、BIG BOX高田馬場店とアーバン札幌店にはスライムルームと称したコンセプトルームが設置されている。
- ドリンクバー
- カラオケ:一部店舗のみ。
- ビリヤード:一部店舗のみ。
- 卓球:一部店舗のみ。
- ダーツ:一部店舗のみ。
- 個室シャワー:一部店舗のみ。
店舗によってサービス内容は一部異なる。
店舗の一覧
営業中の店舗は店舗案内を参照。
かつて営業していた店舗
- 北海道
- 宮城県
- 栃木県
- 宇都宮戸祭店(宇都宮市):直営
- 群馬県
- 埼玉県
- 千葉県
- 東京都
- 神奈川県
- 福井県
- 山梨県
- 岐阜県
- 静岡県
- 愛知県
- 三重県
- 桑名七和店(桑名市):FC
- 京都府
- 大阪府
- 兵庫県
- 島根県
- 岡山県
- 愛媛県
- 福岡県
- 熊本県
- 宮崎県
CM出演者
- キングコング(2005年 - 2007年)
- チュートリアル(2007年 - 2009年)
かつての関連会社
- グローバルファクトリー(連結子会社) - 「スペースクリエイト自遊空間」1店舗(函館桔梗店)を運営。なお、「カジュアルマーケットマルカワ」「コレクト」は2008年(平成20年)8月31日をもって廃止された。2010年(平成22年)1月1日、ランシステムに吸収合併された。
FC加盟社
※ここで挙げる以外にも多数存在する。
- 北海道旅客鉄道株式会社(北海道札幌市中央区、通称:JR北海道)
- 株式会社ハタカンパニー(北海道札幌市北区)
- 有限会社小野企画(北海道札幌市北区)
- 株式会社本村損害保険事務所(北海道札幌市西区)
- 株式会社フジタコーポレーション(北海道苫小牧市)
- 株式会社ノースライフ(北海道富良野市)
- 株式会社スコーレ(青森県弘前市)
- 有限会社Y・H・Office(宮城県名取市)
- 株式会社ゆにろーず(茨城県取手市)
- 株式会社大宮レジャーセンター(茨城県常陸大宮市)
- 株式会社アドバンスコーポレーション(埼玉県川口市)
- 株式会社柳田ハウス(埼玉県秩父市)
- 武蔵産業株式会社(埼玉県春日部市)
- 有限会社シーエス興商(埼玉県蕨市)
- 株式会社祥栄(埼玉県入間郡毛呂山町、通称:祥栄不動産)
- 有限会社大蔵(千葉県館山市)
- 有限会社ダイエックス(東京都江東区)
- 株式会社ソフネットジャパン(東京都東村山市)
- 株式会社ユースフル(東京都東久留米市)
- コナカエンタープライズ株式会社(神奈川県横浜市戸塚区、コナカの連結子会社)
- 有限会社F&SK(神奈川県川崎市川崎区)
- 株式会社カギサン(神奈川県茅ヶ崎市)
- 株式会社エフエスエー(新潟県燕市)
- 株式会社ハリカ六日町(新潟県南魚沼市、社名が示す通り株式会社ハリカのフランチャイズ店でもある)
- ウィン株式会社(富山県高岡市)
- 株式会社ジーピーシィ(石川県金沢市)
- 有限会社成和ビデオ企画(福井県坂井市)
- 有限会社マツダ産業(福井県丹生郡越前町)
- 有限会社月見堂(長野県松本市)
- 株式会社ダイマル(長野県飯田市)
- 株式会社タケダストアー(長野県諏訪市)
- 株式会社マルギンインターナショナル(長野県伊那市)
- 株式会社ジェイ・インターナショナル(愛知県名古屋市中区)
- 有限会社パスタイム(愛知県名古屋市港区)
- 有限会社プレミオ(大阪府大阪市平野区)
- 株式会社エルアンドジー(兵庫県加古川市、昭和住宅の連結子会社、コナカの関連会社)
- 株式会社エスシーサービス(鳥取県米子市、山陰信販グループ)
- 有限会社サンフーズオノ(岡山県倉敷市)
- 有限会社ベルジュ(広島県安芸郡海田町)
- 株式会社テレトピア(山口県下関市)
- 株式会社ランドオール(山口県岩国市)
- 大橋物産株式会社(香川県丸亀市)
- 株式会社みらい(福岡県福岡市早良区)
- 株式会社築森デザイン事務所(熊本県熊本市)
- 株式会社好文堂書店(大分県大分市)
- 有限会社ドライブ(宮崎県都城市)
- 有限会社ブルエコー(鹿児島県鹿屋市)
- 有限会社シード(鹿児島県霧島市)
ファミコンショップ桃太郎
かつて家庭用ゲーム機等を販売する店舗として運営していたが、2011年(平成23年)1月に株式会社エーツーへ一部を営業譲渡した。
ランシステム直営としては2013年(平成25年)2月をもってすべての店舗の営業を終了した。