中国新聞社
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テンプレート:Otheruseslist テンプレート:Infobox 株式会社中国新聞社(ちゅうごくしんぶんしゃ)は、日本の広島県広島市発祥の新聞社。
地方紙(中国地方のブロック紙)の中国新聞を発刊しており、新聞発行のほかに、書籍の刊行やイベントの主催なども行っている。本社は広島市にあり、広島県福山市と山口県周南市にも地域本社を置く3本社体制である。
目次
歴史
- 1892年5月5日 広島市大手町4丁目(現・広島市中区大手町2丁目)において会社設立。
- 1925年5月10日 姉妹会社の呉新聞社より呉新聞を創刊。
- 1926年3月24日 広島市上流川町(現・中区胡町)に新社屋(3階建て)が完成。
- 1931年2月11日 中国駅伝(広島~福山間)を創設。
- 1935年2月11日 中国新聞本紙に添付されていた「防長版」を廃止し、中国防長新聞を創刊。
- 同年10月26日 芸備日日新聞を事実上の中国新聞傘下にする。
- 1936年5月14日 航空部を新設。
- 1937年1月20日 広島市上流川町に8階建ての新社屋(現在の三越広島店がある場所)が完成。
- 1941年9月1日 新聞事業令が公布され、一県一紙体制に移行。中国防長新聞が廃刊。呉新聞に芸備日日新聞が統合。
- 1942年5月5日 創刊50周年を記念し、中国文化賞を制定。
- 1945年8月1日 空襲による呉新聞社の焼失により、中国新聞社が呉新聞を発行開始。
- 同年8月6日 原爆投下のため被災し、社員113人を失う。代行印刷を他新聞社に依頼。
- 同年8月9日 他社印刷で新聞の発行再開。
- 同年9月3日 温品に疎開していた輪転機で自社印刷再開。
- 同年9月17日 枕崎台風による風水害で新聞発行が不可能となり、再度、代行印刷を他新聞社に依頼。
- 同年11月3日 本社屋に復帰し、新聞の自力印刷を再開。
- 1946年6月1日 有限会社夕刊ひろしま新聞社を創設し、夕刊ひろしまを創刊。
- 1947年1月21日 会社組織を合名会社から有限会社に変更。
- 同年11月15日 呉新聞社を吸収合併し、会社組織を株式会社に変更。
- 1948年6月28日 鈴木三重吉賞制定。
- 同年11月3日 中国新聞に呉新聞が統合。
- 同年12月1日 夕刊ひろしま新聞社の社名を有限会社夕刊中国に変更し、新聞名も同じく夕刊中国とした。
- 1949年10月1日 夕刊中国の名称を夕刊中国新聞に変更。
- 1952年4月28日 中国体育文化賞(現・中国スポ-ツ賞)を制定。
- 同年10月1日 夕刊中国新聞を廃刊し、発行会社は中国新聞社が吸収。
- 1969年9月23日 広島市中区土橋町に中国新聞ビルが完成し、本社を移転。
- 1977年5月3日 第1回「ひろしまフラワーフェスティバル」開催。
- 1983年12月10日 広島市西区で井口工場が完成し、オフセット輪転機を導入。
- 1988年7月31日 コンピュータによる新聞制作システムCTSに全面移行し、鉛活字が消える。
- 1991年11月5日 山本朗会長が勲一等瑞宝章を受章。従三位に叙せられる。
- 1995年4月14日 オフセット輪転機2号機が稼働。
- 1996年1月21日 第1回「全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(ひろしま男子駅伝)」を開催。
- 2001年3月1日 広島市中区の本社のほか、新たに福山市に備後本社、徳山市(現周南市)に防長本社を置き、3本社体制がスタート。
- 2003年5月1日 印刷工場の福山制作センター(プレッセびんご、2005年11月から「ふくやまちゅーピーパーク」)が稼動。
- 同年7月1日 中国新聞読者のポータルサイト「ちゅーピーくらぶ」が発足。
- 2005年11月4日 廿日市市大野で新印刷工場の広島制作センター(ちゅーピーパーク)が稼働。
- 2007年3月1日 携帯電話の情報サイト「ケータイde中国新聞」がオープン。
- 2009年3月1日 報道・編集・メディア・製作管理の4センターで構成される総合編集本部が始動。
- 2011年3月1日 中国新聞朝刊電子版を創刊。
事業所
本社
支社
総局
支局
- 広島県:安佐北、安芸高田、西広島、北広島、大竹、三次、庄原、江田島、竹原、三原、尾道、府中、世羅
- 山口県:山口、玖珂、柳井、大島
- 岡山県:岡山、井原、笠岡
- 島根県:松江、川本、浜田、益田
- 鳥取県:鳥取
- 福岡県:福岡
ステーション
刊行物
新聞・書籍
- 刊行中
- 廃刊
- 中国防長新聞(1935年-1941年)
- 呉新聞(1945年-1948年)
- ジュニア中国 - 中国ジュニア新聞 - 中国小学生新聞(1948年-1963年)
- スポーツ中国(1964年-1965年)
- 中国新聞縮刷版(1966年-1975年)
- 中国年鑑(1962年-2000年)
フリーペーパー
- ちゅーピー子ども新聞
- Cue / Cue+
- 関連会社のメディア中国と共同で発行しているタブロイド判サイズのフリーペーパーで、20歳代後半から30歳代の女性を主な対象に設定している。主に中国新聞購読者向けのCue[キュー](広島版、東広島版)と、中国新聞購読者以外のポストに無料配布するCue+[キュープラス](広島都市圏と周辺地域のみ)が存在する[1]。
- Cue
- オールカラー:24ページ 発行:毎週金曜日
- 配布地域
- Cue+
- オールカラー・16ページ(Cueからテレビ番組案内、5・8・9・11面を除いたもの) 発行:毎月第3金曜日
- 配布地域
- Cue+広島版:広島市(一部除く)、呉市(一部除く)、廿日市市(一部除く)、大竹市(一部除く)、府中町・海田町・坂町・熊野町。
- Cue+東広島版:東広島市(一部除く)、竹原市(一部除く)。
- Cue山口版
- 岩柳エリア(岩国市、柳井市など)。JR岩国駅には、駅利用者等向けの配布ラックが設置されていた。2007年2月2日に追加創刊された(岩国駅での配布分は、広島版から山口版に変更)。2012年4月時点で、山口版は公式サイトの配布エリアに含まれていない[1]。
- 旅Cue
- 旅行情報を掲載した旅Cueも本紙に挟み込まれていた[2]。
- 中国新聞mesemaga(2013年12月まで)→Cue備後(2014年1月~)
- 福山市とその周辺地区では、備後本社発行の『中国新聞mesemaga(メセマガ)』が毎週金曜日に配布されていた。2014年1月発行分から広島・山口地区に準じ『Cue備後』と改題してリニューアルした。福山駅などには駅利用者等向けの配布ラックが設置されている。
- いずれも紙面には広島県内4局とテレビせとうちの1週間分のテレビ番組表が掲載されている。
- 中国新聞の各販売所では中国新聞ファミリーとしてミニコミ紙地域ニュースかわら版が発行され、新聞の折り込みチラシと一緒に折り込んで配布されている。
グループ企業・事業
- 中国新聞社会事業団[1]
- 広島国際文化財団[2]
- 中国印刷[3]
- 中国新聞サービスセンター[4]
- 中国新聞輸送
- ひろでん中国新聞旅行[5]
- 中国新聞文化事業社
- 中国新聞販売センター[6]
- 中国新聞広告社[7]
- 中国新聞情報文化センター[8]
- 中国新聞企画サービス[9]
- メディア中国[10]
- ふれあいチャンネル[11]
- 中国コミュニケーションネットワーク[12]
- ちゅーピーパーク[13]
- 中国新聞システム開発[14]
- 中国即売
- 中国新聞福山制作センター
- 中国新聞広島制作センター
- メイツ中国[15]
- 尾道ケーブルテレビ[16]
放送局との関係
地元広島県の民間放送局全てと関係があり、CMも放映している。この中で、名前が似ているRCC(中国放送)は中国新聞社がグループで30数%の株式を保有する主要筆頭株主であり、実質的な関連会社である[3]。広島テレビ(HTV)やテレビ新広島(tss)などはキー局と親密な新聞資本の方が強く、広島ホームテレビ(HOME)は朝日新聞社の関係会社(事実上のグループ企業)[4]に位置付けられている。これらの放送局でもCMが放映されている他、イベントを共催する事がある。
また、山口県の山口放送(KRY)とも関係があり、現在もCMを放送しているほか、ラジオの山口県内ニュースを提供している。さらに、産経新聞西部本部および毎日新聞社と関係の深いテレビ山口(tys)や、朝日新聞社およびみなと山口合同新聞社と関係の深い山口朝日放送(yab)でもCMを放映している。
主催イベント
関連人物
- 石丸椎菜(「ちゅーピーくらぶ」キャンペーンソングを担当)
- 御田重宝(元中国新聞編集委員)
- 田邊雅章(元社員、映像作家)
- 鶴襄(元社員、学校法人鶴学園創設者、鶴学園名誉総長)
- 中川俊思(元社員、衆議院議員を8期務める)
- 野沢晃(サッカー日本代表、中国新聞系列会社の夕刊ひろしま新聞社に勤務)
- 平岡敬(元社員(編集局長)、第31・32代広島市長)
- 松重美人(カメラマン)
- 湊邦三(元社員、作家)
- 森本ケンタ(中国新聞社のイメージキャラクター)
- 山内リエ(戦後一時在籍、陸上競技選手)
- わちさんぺい(中国新聞で連載した漫画家)
友好社
全国新聞ニュース網も参照。
契約通信社
受注印刷紙
以下の新聞の広島県及び周辺地区における地域版を、本社関連企業で委託印刷している。
- 中国新聞広島制作センター(廿日市市)
- 朝日新聞の山口県版については北九州市の西部本社版、それ以外の中国・四国地方版は大阪市の大阪本社版の印刷を受託している。
- 日刊スポーツは「日刊スポーツ新聞西日本」発行扱いであり、基本的に大阪本社版の記事がベースとなっている。広島・福岡地域向けに差し替えるページあり。
- デイリースポーツ(中国印刷と2社で分担)
脚注
参考資料
- 中国新聞・中国新聞社の戦前と戦後 小池聖一
- 中国新聞アプローチブック
- 中国新聞社史編さん室『中国新聞百年史』(中国新聞社)
- 中国新聞社史編さん室『中国新聞百年史 資料編・年表』(中国新聞社)
- 中国新聞社『中国新聞八十年史』(中国新聞社)
- 中国新聞社史編纂委員会『中国新聞六十五年史』(中国新聞社)
- ひろしま戦前の風景 - 中国放送(RCC)。流川にあった戦前の社屋の映像がある。
関連項目
- 芸備日日新聞
- 呉新聞
- 夕刊ひろしま
- 地方紙
- ブロック紙
- マスメディア
- ひろしまケーブルテレビ
- ある勇気の記録(池上彰)
- ひろしまフラワーフェスティバル(本部は中国新聞ビル内に設置)
- ACジャパン(中四国事務局は中国新聞ビル内に設置)
- 広島東洋カープ(球団設立時に出資)
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 丸ごと1冊、旅の魅力を詰め込んだ使える情報誌【旅Cue】WEB SITEテンプレート:リンク切れ
- ↑ 全国紙とキー局の資本整理までは朝日新聞社・毎日新聞社との均等出資で、役員も3社から派遣され、3社とRCCの共同制作による「3社ニュース」が放送されていた。
- ↑ RCCが3社均等出資だった時代は、現在よりも中国新聞の株式保有率が高く、報道面でも開局からしばらくの間は中国新聞社ラジオテレビ部への依存度が高かった。その後の全国紙とキー局の資本整理の流れで、朝日新聞のRCC株と中国新聞のHOME株の保有比率調整が行われた。