ジャイアントロボ

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テンプレート:Otheruseslistジャイアントロボ』は、横山光輝作のSFロボット漫画作品、それを基とした特撮テレビ番組。およびそれに登場した架空の巨大ロボットの名前。

漫画版

テンプレート:Sidebar with collapsible lists 週刊少年サンデー版:『週刊少年サンデー』に1967年(昭和42年)5月の20号から1968年(昭和43年)3月の19号まで連載された。全3部構成。東映の渡邊亮徳の「大魔神ウルトラマンをドッキング」というコンセプトを元に、東映は『鉄人28号』の横山光輝にテレビ化前提のロボット物の原作を依頼[1]

横山は『鉄人』との差別化のためにリモコンがあれば誰でも動かせた『鉄人』とは違い、草間大作の命令のみで動くようにした。また徒手空拳の『鉄人』に対し、数々の兵器を搭載することでパワーアップを試みている。

物語

第一部
1967年5/14号 - 9/17号・全19話。横山光輝が多忙なため、当初は作画は小沢さとるが担当した。そのため第12話(7/16号)まで「横山光輝・小沢さとる・光プロ」の名義で掲載された。第13話(7/23号)以降は横山が執筆し、「横山光輝・光プロ」名義となる。
世界征服をもくろむ謎の秘密結社「ビッグファイア」はその中核となる「GR計画」を進めていた。国連特別捜査機構は計画妨害の工作員をT国に派遣する。その工作員と疑われた日本人旅行者の草間大作はBF団に拉致されてしまう。
第二部
1967年9/24 - 12/10号・全12話。
GR1とともに、かろうじて日本に生還した大作少年。だがBF団はGR1奪還のため、大作暗殺を図る。そしてGR2、GR3が東京を襲う。
第三部
1968年1/7・14号 - 3/3号・全8話。
水爆を搭載した爆撃機が日本近海に墜落、直ちに回収作業が行われたが、水爆はBF団によって奪われていた。BF団は水爆とGR1の交換を要求する。

登場するロボット

GR1
BF団の作った陸戦用ロボット。腹部に原子力エンジンを搭載。頭部のジャイアントミサイル、目から出すレーザー光線(レーザー眼)、ベルトのバックルの灼熱光線砲(3000度)が武器。強力なパワーは原子力エンジンのほか、腰部の発電機、腕エンジン(5万馬力)、振動脚、強力プレス装置、エネルギー関節から生み出される。足には地雷探知機を装備。
GR2
第一部と第二部に登場するBF団の作った海戦用ロボット。強力プレス手と肩から発射される強力ミサイル弾が武器。また、右角が放電角、左角がドリル角になっている。強力回転モーターにより1秒間に体を2万回転させて渦を起こして姿を隠すことができる。特殊鉄の装甲を持ち、ウラン電源で動く。GR1の灼熱光線砲により熱せられた機体を海水で急激に冷やしたため自壊した。
GR3
第二部に登場するBF団の作った空戦用ロボット。胸部に原子炉を搭載。指から小型ミサイルを発射し、伸縮自在の角から電磁波、額からレーザー光線を発射する。背中に装備した折りたたみ式の軽金属羽を使って空を飛ぶ。胸には火炎放射器、腕にはロボット神経、足には地雷探知機がついている。GR1の灼熱光線砲により機体を溶かされて自爆した。
ダコラー
第一部に登場するBF団のロボット。GR1を日本に海路で輸送する際に襲撃してきた。本編中には蛸の腕のような触手のみ登場。ケイブンシャのフォノシート掲載の漫画により全身が判明した(フォノシートのドラマはテレビのサウンドトラック)。
空飛ぶアカエイ
第三部に登場したBF団の海底基地から発進する巨大なエイ型のロボット。特に名称はない。水爆搭載機の探索を妨害する。

テレビとの相違点

  • 作品全体のトーンは『鉄人28号』同様のスパイアクション+ロボット物であり、GRシリーズの他は特に名称のない巨大生物型ロボットしか登場しない。第1部に登場するロボット(円盤に蛸の腕が付いたようなロボット)は「ダコラー」と扉で紹介されているが、テレビ版第1話に登場する怪獣とは別物。
  • 年齢の記述はないが、当初草間大作は「少年」ではなく「青年」として描写されていた(連載途中で「少年」に変更される)。
  • GR1は金庫の中に隠された電子頭脳からの命令を受けて動く。電子頭脳は最初に声を吹き込んだ者の命令のみを受け付けるためBF団は草間大作の命を狙う。当初は直接、または車載無線機などから命令していたが、第二部の途中から国連特別捜査機構科学班が作った腕時計無線機を使用するようになる。
  • GR1 - 3はそれぞれ陸戦型、海戦型、空戦型に特化して製造されている。GR1は第3部で改修が行われ背中に飛行・海中進行用の噴射機が装備された。
  • GR2には武器として強力プレス手が装備されているがテレビ版では巨大な角がメイン武器(テレビ版でもプレス手は登場しているが、敗北後、苦し紛れに発射してGR1にかわされる)。また、TV版では海戦ロボではなく頭部形状の異なるだけの2号機として扱われている。
  • 陸戦型のGR1を苦しめた空戦型のGR3はTVには登場しない。
  • GR1の胸のマークは連載第一回目の扉のみ十字型であったが、「ナチスを連想させる」との理由でV字型に変更された[2]。漫画版のVプラス十字のマークは実はBF団のシンボルマーク。テレビ版ではVプラス三角形になっている。
  • 国連特別捜査機構は国連の諜報機関で、007シリーズのMI-6のように描かれており、『ウルトラマン』の科学特捜隊のような、テレビ版のユニコーン(国連秘密警察機構が正式名称)とはかなり雰囲気が異なる(南十郎やマリー花村にあたる登場人物は存在しない)。同様にビッグファイアは007シリーズのスペクターのような国際犯罪組織として描かれている。

共作の表記について

第一部12話までは横山と小澤さとるの共作となっている。これは、連載開始当初は横山が同じ『少年サンデー』に『仮面の忍者 赤影』を連載するなど多忙だったために大半の作業を小沢に任せていたことによる(横山はコンテとラフのみ)。しかし当時小沢も同じ『少年サンデー』に『青の6号』を連載していたためスケジュールのやりくりがつかず降板、以降は横山と光プロ(実際の制作は光プロ)名義になった。なお、小沢が実際に作画していたのは6話までで、そのため第一部の前半と後半では大作の顔などが全く異なる。

その他の漫画版

  • 小学館コミックス:光プロによるSFスパイアクション(1967年11月号 - 1968年3月号)。
  • 小学館の幼稚園:西田幸司作画によるオールカラー漫画(1967年11月号 - 1968年7月号)。オリジナル設定。
  • 小学館の学年別学習雑誌
    • 小学一年生:前村教綱作画による絵物語(1967年12月号 - 1968年1月号)と、かまちかつのり作画によるSFスパイアクション(1968年2月号 - 6月号)。
    • 小学二年生:平沢繁太郎作画による絵物語(1967年11月号 - 1968年3月号)と横山・光プロ作画による原作ベースのSF漫画(1968年4月号 - 7月号)。
    • 小学三年生:横山・光プロによるオリジナル漫画(1967年11月号 - 1968年4月号)。最終回にロボ(GR1)よりも高性能なジャイアントロボ2号(GR1-2であってGR2ではない)が登場する。
  • たのしい幼稚園:横山光輝作画による新作(1972年2月号)。

単行本

人気作にもかかわらず連載終了後30年以上も単行本化されることがなく、本作は長い間「幻の作品」と呼ばれていた。これに関して横山は生前インタビュー[3]で、「当時は多忙で複数の人間が描いたため、絵が変わってしまった。もし出すなら全部描き直し」といった旨の発言をしている。第二部のみが「作家生涯45周年記念出版 まんが集」(1999年・ソフトガレージ刊)に収録されたことはあったが、完全版単行本は横山没後の2005年2月講談社版)が初である。

また横山のファンクラブである横山光輝クラブから自費出版で小学館コミックス版が、なつ漫復刻を数多く手がけるアップルBOXクリエートの「『G・ロボ』スーパーコレクション」で小学一年生版(1968年2月号 - 4月号掲載分)が復刻されている。

テレビドラマ版

テンプレート:基礎情報 テレビ番組

概要

悪の組織BF団と世界的な防衛組織ユニコーンの戦いを通し、BF団の操る怪獣およびロボット対ユニコーンの一員となった少年・草間大作の命令のみで動く巨大ロボット・ジャイアントロボ(GR1)の戦いを描く。

仮面の忍者 赤影』に続く東映制作・横山光輝原作の特撮作品[4]。日本の特撮巨大ロボット作品の代表格であり[4]、後年の作品に大きな影響を与えているテンプレート:Sfn

ストーリー

円盤に乗って地球に飛来した謎の宇宙人・ギロチン帝王は、秘密結社BFビッグファイアを結成し、地球征服を開始した。巨大ロボット・GR1は、その尖兵とするために秘密裏に開発された破壊兵器である。しかし設計者であるドクトル・ガルチュアはその陰謀を阻止するため、腕時計型の操縦システムを偶然BF団に捕われていた少年、草間大作に託し絶命する。この操縦システムは音声登録・認識式で、初起動の際に声を登録した者の命令にしか従わない仕組みになっていた。GR1 = ジャイアントロボとともに脱出した大作は、地球を守るため国連秘密警察機構・ユニコーン機関日本支部の隊員U7となってBF団と戦う。

エピソード

  • 本作の「ロボットと少年の交流」というストーリーは女の子を引きつけ、視聴率を上昇させた。しかし製作費がかさみ、東映は赤字になり制作を続けることができなくなった。最終回でのロボと大作の別れは全国の少年少女の涙を誘ったという[1][5]。平山によると、ラストにすべての戦いを終えたジャイアントロボが遊園地で子供たちと遊ぶ余生を送るという結末も検討されたという[6]

放送期間など

  • 放送期間:1967年(昭和42年)10月11日から1968年(昭和43年)4月1日
  • 放送回数:全26話
  • 放送時間:毎週水曜日19:30 - 20:00(16話まで)、毎週月曜日19:30 - 20:00(17話から)
  • 放送局:NET

スタッフ

  • 制作:東映東京製作所
  • プロデューサー:宮﨑慎一平山亨、坪井久智、植田泰治
  • 脚本:伊上勝松田寛夫、安倍寿、七条門
  • 音楽:山下毅雄
  • 撮影:瀬尾脩、高梨昇、村上俊郎
  • 録音:岩田広一
  • 美術:北郷久典、川村晴通、安井丸男
  • 照明:大町博信、城田昌貞、山本辰雄
  • 編集:大橋四郎
  • 助監督:舘野彰、山内柏、堀長文、富田義治、島崎喜美男、栗田邦夫、小林義明
  • 進行主任:河野正俊、大山勝利、松野幹朗、古知屋正裕
  • 記録:とうまひろ子、中村富佐子、宮瀬淳子、勝原繁子
  • 現像:東映化学工業株式会社
  • 特殊技術:矢島信男、小川康男、市倉正男
    • 撮影:林迪雄、中村泰明、下田久
    • 合成:山田孝、星野行彦
    • 美術:井上繁、窪野博朗
    • 操演:市倉正男、佐久間正光、水間正勝
    • 照明:酒井信雄、大森康次、山本辰雄、橋本松之
    • 怪獣技術:阿部洋士
  • 技斗:久地明
  • 監督:山田稔竹本弘一折田至小西通雄田口勝彦

主題歌

ジャイアントロボ
作詞:伊上勝 / 作曲:山下毅雄 / 歌:マイスタージンガー
ジャイアントロボ・ソング
作詞:少年サンデー編集部 / 補作詞・作曲:山下毅雄 / 歌:マイスタージンガー

キャスト

ユニコーン

  • 草間大作(U7):金子光伸
  • 南十郎(U3):伊東昭夫
  • 東(あずま)支部長(U1) :伊達正三郎
  • 西野美津子(U5):片山由美子(第2 - 8、10、17、21、24話)
  • マリー花村(U6):桑原友美(第7 - 9、11 - 16、18 - 26話)
  • その他の機関員:乙黒一、鈴木義征、栗原誠次、高須準之助(レギュラー) ほか
  • 郷田(元U9):鳴門洋二(第15話)

BF団

  • ギロチン帝王:佐藤汎彦(第1 - 13、17、24 - 26話)
  • スパイダー:丹羽又三郎(第1 - 7話)
  • ドクトル・オーヴァ:安藤三男(第3、4、9、10、12、17話)
  • ブラックダイヤ:室田日出男(第8 - 12話)
  • レッドコブラ:三重街恒二(第13、14、17、18、20話)
  • ミスター・ゴールド:二宮吉右衛門(第15、22話)
  • ドクター・スネーク:加地健太郎(第16話)
  • 諜報員X7:吉井永二(第18話)
  • メトロスリー:乙黒一(第19話)
  • ミイラーマン:滝謙太郎(第21話)
  • ゲルマ博士:竹村清女(第23話)
  • プロフェッサー:相馬剛三(第24話)
  • ドラキュラン:奥村公延(第25話)
  • テロマン:小林稔侍(第26話)
  • BF団員:菅原壮男、水原仗二、高月忠(レギュラー) ほか

スーツアクター

  • ジャイアントロボ[7]:土山登志幸
  • 怪獣・ロボット[7]:渡辺孝夫、溝口久夫、小久保威夫、木内博之、清水照夫、清川正宏 ほか

ナレーター

  • 千葉耕市(ドクトル・ガルチュアの声も担当)

キャラクター

ユニコーン

草間大作(U7)
BF団の工場で腕時計型の発信機をガルチュアに託され、自分の声を登録したことからジャイアントロボを操縦できるため、2話で正式にユニコーンに迎えられた。まだ子供なので、重要な任務に就く時は、南と行動することが多い。血気にはやり、読み間違いもあるものの、正義を愛する心も持ち合わせている。
南十郎(U3)
若くて戦闘能力は高いが、お調子者。1話で大作と同じ船に乗っており、船がダコラーに襲われた際、大作とともにBF団の工場に泳ぎ着き、ジャイアントロボで工場を脱出する。以降、大作と行動をともにすることが多い。
東(あずま)支部長(U1)
ユニコーン日本支部長。現実を見据えて行動し、隊員を厳しくも温かく見守る。2話で大作をユニコーンの一員に迎え入れた。
西野美津子(U5)
東支部長のアシスタントで通信担当。石油ボーリング技師の兄・英三がおり、4話では兄を救うため南や大作とともにユニコーンアラブ支部へ赴いた。21話では、BF団がアジトに使っている男子禁制の修道院で張り込んだ。
マリー花村(U6)
7話から登場する。ユニコーン本部から派遣され、通信や暗号解読を担当する。また39か国語を話せる才女でよく気が付き、ここ一番で行動できるが、口が悪い。

BF団

ギロチン帝王
BF団の総統。皮膚が青く、ひげを生やしている。1話では地球を征服するために円盤を海底に隠し、ジャイアントロボをガルチュアに建造させ、BF団の日本支局も作った。残酷な性格で失敗を許さない。21話から腕時計、大作、ロボを狙う作戦を配下に実行させるようになる。26話ではガンモンス、イカゲラス、アイスラーを繰り出し、団員を使って総力戦を挑んだが、これはジャイアントロボの原子力エネルギーを使い切らせるのが目的だった。円盤を破壊された後、巨大化して現れ、自らが原子力エネルギーの塊であることを明かしたうえで、攻撃できないユニコーンに武装解除を要求したが、予備エネルギーで再起動したジャイアントロボに抱え上げられ、宇宙空間で隕石に激突し爆発した。
スパイダー
初代日本支局長。軍服とサングラスを着用し、団員を率いて前線で行動することが多いが、読みが浅く、ドクトル・オーヴァの使い走りに使われることもあり、不本意ながら地味な活動を担う。7話で誤ってイカゲラスの溶解液を全身に浴びて死亡した。
ドクトル・オーヴァ
BF団の科学者で3話から登場。怪獣やロボットの製作を担当。ギロチン帝王の直属で日本支局長よりも立場が高い。胸の青い星で姿を消すほか、手を失っても再生できる。皮膚が銀色で坊主頭。ギロチン帝王から専用の円盤を与えられたが、度重なる失敗の末、17話で処刑された。
ブラックダイヤ
2代目日本支局長で8話から登場。変装の名人。眼帯をしており、コントローラーで怪獣を操作する。12話を最後に登場しなくなる[8]テンプレート:Refnest。14話では、レッドコブラの「スパイダーとブラックダイヤも成仏できる」との台詞がある。
レッドコブラ
3代目日本支局長で13話から登場。変装と射撃の名人だが、左足が義足で、松葉杖を使っている。17話のみメイクが異なっている。20話で瓦礫が当たって脱落した義足のマシンガンが暴発。火薬庫を直撃したため、基地とともに爆死した。
ミスターゴールド
15、22話に登場。金色の鎧をまとい、剣を使う。鎧は銃弾も受け付けない。22話では最高幹部となっている。メルカ共和国のロボット・カラミティをスパーキィに奪わせ、これを動かそうと企むが失敗。
ドクター・スネーク
16話に登場。BF団の科学者で特殊な麻酔薬を使うほか、GR2をコントローラーで操作する。顔の大部分がただれており、片眼鏡を着用。ユニコーンレーダー監視所の所長・坪山の妻子を人質に取りレーダー監視所を占領するが、坪山の家族は大作に救出され、南と坪山による銃撃戦の末に死亡。
X7
18話に登場したBF団の少年団員。幼いながらも、凄腕の工作員でガンガーを操り、科学者をさらわせた。素性を隠すために「黒田新一」と名乗り、大作の小学校に転校し親友となるが、これはユニコーンを欺くための芝居だった。大作とロボット対決をするが敗れ、瓦礫の下敷きになったところを大作に助けられるがBF団員に狙撃され、いまわの際に科学者の居場所を大作に教えて絶命した。
メトロスリー
19話に登場。宇宙の警察官を名乗っているが、実はギロチン帝王の配下で、皮膚が青く、目が三つある。額の目(弱点)から光線を出して相手を金縛りにするほか、特殊な食べ物を人間に食べさせてその動きを止める。
ミイラーマン
4代目日本支局長。21話に登場。帽子とトレンチコートがトレードマークで外見はミイラそのもの。ミイラ化液を水道に流し、東京を壊滅させようと企むが、アジトを突き止められた後、ジャイアントロボのレーザーで倒された。これ以降、日本支局長は登場しない。
妖怪博士ゲルマ
23話に登場。四次元星雲から来た妖術の使い手。アンコウのような頭でマントを着けている。大作の家に人造模型を送って本人そっくりの模型を作らせる。これは、模型に腕時計を奪わせジャイアントロボを操縦させることが目的だった。ロボが大作の声で意識を取り戻し、人造模型をユニコーン科学班に溶かされたため計画が失敗し、ジャイアントロボのレーザーで倒された。
プロフェッサー
24話に登場したBF団宇宙人大幹部。片眼鏡をかけ、顔はケロイド状である。ヒドラゾーンとアイスラーを使って、ユニコーン支部とジャイアントロボを壊滅させようと企むが、ロボが別の場所に隠されていたため、同支部を破壊することしかできなかった。ロボがアイスラーを地面に叩き付けた際、アイスラーのガスで凍死した。
ドラキュラン
25話に登場。青い顔と牙、長髪がトレードマークで左利き。巨大化能力を持っており、剣と楯を使う。娘とともにある町の住人の血を吸って吸血鬼とした。荒れ寺を本拠地として、住人とともに南、大作、マリーを追い詰めるが、ロボやユニコーン日本支部員の活躍で阻止される。十字架が弱点で、ロボのクロスファイアで倒された。
テロマン
26話に登場。BF団の狙撃隊長でギロチン帝王の命で大作を狙撃したが、防弾チョッキに阻まれて失敗。医者に化け、サイレンサー銃でもう一度狙撃したが、再び失敗し、処刑に現れたガンモンスに車もろとも吸収されそうになったところを、車内にいる大作の救出に駆けつけたジャイアントロボに助け出されるが、自身は車から墜死した。

ジャイアントロボ

設定

スフィンクスがデザインのモチーフとなっている。

  • 全長:30メートル
  • 重量:500トン
  • 動力:原子力(予備も含む)
  • 装備:背中にロケット推進装置。最高飛行速度マッハ17。宇宙航行や水中の活動も可能。
  • 耐熱:3000度
  • 操縦方法:腕時計型無線操縦機を使って音声で指示する。戦闘の際には自律式・自動索敵モードに切り替わる。
  • 電子頭脳:人工知能型の電子頭脳。最初に入力された声紋の命令しか受け付けない。人間の言葉を話すことはなく、命令を受けた際に「マッシ」という独特のアンサーバック(反応)をする。また、大作が行方不明になった時、マリーに語りかけられたロボは、電子頭脳を切れ切れに自ら動かして反応し、大作の危機を理解していることを示した。ロボの頭部にあり、左耳がスライドすることにより電子頭脳のセットされた部屋に入ることができる。

武装・技

名称は「ファンタスティック・コレクション」No.24に準拠。

ロケット弾(ロケット砲)
両腕を左右に振る独特のアクションの後、指先からミサイルを発射する。連射可能で最も多用された武器。ミサイルロケットとも呼ばれる。
レーザー光線
両目から放つレーザー光線(第18話では「レーザーガン」と呼称)。第6話ではドロゴンの索敵に応用。
メガトンパンチ
大きくふりかぶって放つ強烈なパンチ。 
チョップ
「マッシ」のポーズから繰り出す水平チョップ。
メガトンキック
ロケット噴射で飛行し、急降下しながら決めるキック。
投げ技
戦闘力を失った敵を頭上高く持ち上げ、地面に投げ下ろす。また、爆発物に投げつけるパターンもある。
火炎放射
口から高熱火炎を放射する。第7話でイカゲラスを焼き殺した。
捕獲チェーン
鎖でつながった親指を射出する。第20話でグローバーにひっかけて鎖で縛り付けた。
バズーカ砲
手の甲に内蔵されたバズーカ砲。
大型ミサイル
背中のロケット噴射装置の間から発射するミサイル。第9話で使用。
超短波
耳から超短波を放ち、隠れた敵を探し出す。12話で姿を消したドクトル・オーヴァを探し出した。
特殊ワイヤー
腹部ベルトのバックルから出すマジックハンド。13話でガンモンスのまぶたに引っ掛けて眼を閉じさせた。
弾光幕
頭から特殊な弾を打ち上げる。弾は空中で破裂し、ロボの前方に火花の幕を張る。13話でガンモンスの眼力を遮ったほか、24話で細菌虫ヒドラゾーンを焼き払った。
胸ミサイル
胸のV字マークが分離して、ミサイルになる。16話でGR2を倒した。
スーパージェット線
胸のハッチを開けて分銅付きの電熱線を放ち、敵を縛り付けて電流を流すことで焼死させる。21話でドロゴンを倒した。
超高熱
全身から高熱を発する。24話でアイスラーの冷凍ガスに凍らされた際に使用、氷を溶かした。
旋風回転
高速回転で突風を起こし、ガスなどを吹き飛ばす。24話でアイスラーの冷凍ガスを跳ね返した。第11話では、砂に埋まった状態から脱出した。
クロスファイヤー
両腕をクロスさせて、燃える十字架を作り出し、敵に放つ。十字架に弱いドラキュランに2連発で使用して倒した。

カラミティ

設定

第22話『殺人兵器カラミティ』 に登場。
完成したが、動かず、BF団によって奪われた。
何でも一番じゃないと気が済まない、メルカ共和国大統領が、国を挙げて開発に着手した、ジャイアントロボと同仕様の兵器。
たが、攻撃を全て180度、はね返す、自動反射装置が備えられている。
ロボのロケット砲にもビクともせず、はね返し、ロボを倒す。
さらに、ロボのレーザー光線も吸収し、はね返して、それを受けたロボの目を潰す。

放映リスト

放送日 話数 制作No. サブタイトル 登場怪獣、メカ 脚本 監督
1967年
10月11日
1 1 大海獣ダコラー ダコラー 伊上勝 山田稔
10月18日 2 2 大魔球グローバー グローバー
10月25日 3 3 宇宙植物サタンローズ サタンローズ 松田寛夫
安倍寿
竹本弘一
11月1日 4 4 妖獣ライゴン ライゴン
11月8日 5 8 巨腕ガンガー ガンガー 伊上勝 折田至
11月15日 6 7 忍者怪獣ドロゴン ドロゴン
11月22日 7 9 敵は怪獣イカゲラス イカゲラス 竹本弘一
11月29日 8 10 両面怪獣ダブリオンの挑戦 ダブリオン
12月6日 9 11 電流怪獣スパーキィ スパーキィ 安倍寿 山田稔
12月13日 10 6 改造人間 ライゴン 松田寛夫
安倍寿
小西通雄
12月20日 11 13 恐怖の人喰い砂 ダコラー 伊上勝 田口勝彦
12月27日 12 12 合成怪獣アンバラン アンバラン 安倍寿 山田稔
1968年
1月3日
13 15 悪魔の眼ガンモンス ガンモンス 伊上勝 竹本弘一
1月10日 14 16 怪物鉄の牙 アイアンパワー
1月17日 15 17 冷却怪獣アイスラー アイスラー 松田寛夫
安倍寿
山田稔
1月24日 16 21 怪ロボットGR2 GR2 伊上勝 折田至
1月29日 17 5 赤富士ダムを破壊せよ サタンローズ 松田寛夫
安倍寿
小西通雄
2月5日 18 18 謎の諜報員X7 ガンガー 伊上勝 山田稔
2月12日 19 22 アンドロメダ宇宙人メトロスリー GR2 竹本弘一
2月19日 20 14 SOSジャイアントロボ グローバー 田口勝彦
2月26日 21 19 ミイラ怪人 ドロゴン
3月4日 22 20 殺人兵器カラミティ カラミティ
スパーキィ
松田寛夫
安倍寿
折田至
3月11日 23 24 宇宙妖怪博士ゲルマ 七条門 田口勝彦
3月18日 24 23 細菌虫ヒドラゾーン ヒドラゾーン
アイスラー
松田寛夫
安倍寿
竹本弘一
3月25日 25 25 宇宙吸血鬼 吸血鬼ドラキュラン 伊上勝 山田稔
4月1日 26 26 ギロチン最後の日 ガンモンス
イカゲラス
アイスラー

放映ネット局

映像ソフト化

すべて東映ビデオより発売。

  • ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は傑作選として、6巻・22話分を収録したものを発売。
  • 1992年9月25日から1993年6月25日にかけてLDが発売。全4巻・各2枚組で各巻8話(Vol.4のみ1枚・2話)収録。
  • 2000年1月21日にVHSとLDで総集編『ジャイアントロボメモリアル』が発売された[9]
  • 2003年4月21日から7月21日にかけてDVDが発売。全2巻・各2枚組で各巻13話収録。1枚ずつでのレンタルもあり。

その他

  • 本作の企画書の「監督」の部分には、担当予定者として深作欣二佐藤肇といった名前も記載されていた[10]
  • 第8話と第24話では『悪魔くん』のBGMが流用されている。この他、東映が製作した複数の劇場用映画からの流用曲も多く、これらの使用BGMはオリジナル・流用曲共に、東映ビデオから発売された本作のDVDに、可能な限り特典として収録されている。
  • ギロチン帝王の頭部は『悪魔くん』に登場した大海魔(パイドン)の改造流用、ベルトは『七色仮面』の初期の物を流用していた。
  • アメリカでは英語吹替版が“Johnny Sokko and His Flying Robot”のタイトルで繰り返し放映され、子供たちに広く親しまれた(英語版を参照)ほか、AIPテレビにより再編集されたTVムービーが“Voyage Into Space”のタイトルで放映された[4]

リメイク作品

ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日
本作の設定を流用したOVA。
GR-GIANT ROBO-
本作の設定を現代風にアレンジしたテレビアニメーション。

関連作品

  • C21(鋼鉄戦記C21)
オンラインアクションRPG。本作とタイアップしていた。
シミュレーションRPG。ジャイアントロボが登場する。
1976年5月NETで放送された特撮ヒーロー番組を紹介する特別番組。
1977年にTBSで放送された東映製作の特撮ドラマ。設定に本作と多くの共通点が見られるテンプレート:Sfn

脚注

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参考文献

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テンプレート:横山光輝 テンプレート:Asbox

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  1. 1.0 1.1 大下英治・著『日本のヒーローは世界を制す』(角川書店) p.86-89
  2. 宇宙船』VOL.4(1980年秋号) p.22
  3. SPA!』(1992年5月13日号)
  4. 4.0 4.1 4.2 テンプレート:Cite book
  5. 週刊少年マガジン』掲載の読み切り漫画「仮面ライダーをつくった男たち」第1話冒頭には、試写の席で番組プロデューサーの平山亨がこのシーンに号泣し周囲のスタッフを呆れさせる描写があった。
  6. 『人造人間キカイダー / 超人バロム・1 / 変身忍者嵐 3大テレビヒーロー シークレットファイル』(ミリオン出版・2003年) p.69
  7. 7.0 7.1 『ファンタスティック・コレクションNo.24 ジャイアントロボ』(朝日ソノラマ・1981年)
  8. 第13話(制作第15話)のラストで死亡する予定がレッドコブラに変更されたため。
  9. テンプレート:Cite book
  10. 『ぼくらが大好きだった 特撮ヒーローBESTマガジン VOL.7』(2005年・講談社、ISBN 4063700070) p.11