逆転裁判
テンプレート:コンピュータゲームシリーズ 『逆転裁判』(ぎゃくてんさいばん)はカプコンの法廷バトルアドベンチャーゲーム及びシリーズ名。同作品に関連した漫画、小説、舞台などを指す。スピンオフ作品『逆転検事』シリーズについては当該項目を参照。
目次
概要
本作品は「法廷バトル」と呼ばれるジャンルを生み出したゲームである(広義では「アドベンチャー」であるとされる)。弁護士である主人公を操作し、無実の罪に問われている被告人を裁判で無罪にすることがゲームの目的。弁護する事件は主に殺人事件となっている。『1』『蘇る』 - 『3』『5』の主人公は成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)。『4』の主人公は王泥喜法介(おどろき ほうすけ)。
ゲームは、移動と会話を繰り返して、次の裁判の為の情報・証拠品を集める「探偵パート」と、そこで得た証拠を武器に、依頼人である被告人の弁護を行う「法廷パート」に分かれている。法廷においては、自分の手元にある入手した情報や証拠品、または検察側から提出された証拠品とつきあわせつつ、証人達の証言を聞き、「尋問」においてその中にある事実と食い違う部分、つまり「ムジュン(矛盾)」を探し追及するのが、このゲームシステムにおける原則となっている。また、多くのムジュン点を暴いていくことで事件の「真相」を徐々に明らかにしていき、依頼人の無実及び無罪を立証するのが最大の目的である。
ゲーム内の裁判制度は現実の日本のものとは大きく異なる。例えば、本作特有の裁判のシステム「序審法廷制度」が最たるものだが、他にも異なる点がある。ゲーム中、裁判長の手にある木槌は実際の日本の法廷では使われておらず、「異議あり!」の発言も、証人に向かって叫ぶのではなく、弁護士・検事が互いの質問・尋問に対して判事に申し立てるものである。しかし、本作のように弁護人や検事でない人物が法廷に立つことは、簡易/家庭/地方裁判所で「特別弁護人」として実際に認められている。なお劇中の年代設定は『1』で2016年であることが証拠品などから推測でき、漫画版でも本作がフィクションである旨の注意書きに「本作の法律制度は裁判の短期化を図った近未来の制度という設定で、実際のものとは異なる」旨が合わせて書かれていた。
2014年時点での、国内外におけるシリーズ累計販売本数は500万本(逆転検事シリーズ含む)[1]。
ゲームシステム
ゲームは4〜5話の独立したエピソードで構成されており、更に各エピソードは基本的に「探偵パート」と「法廷パート」の2つで構成されている。プレイヤーは弁護士となって両方のパートを繰り返しながら、事件の真相を探り、解決へと導いていく。1つのエピソードをクリアすると、次のエピソードをプレイできるようになる。
探偵パート
「探偵パート」では、様々な人物から情報を手に入れたり、現場検証して証拠品を集めたりするなどの行動を繰り返し、裁判に必要な手がかりを集めることが目的。必要となる全ての証拠品、及び情報を得ると次の法廷パートへ進むようになっており、「探偵パートで調べ忘れをした為に法廷パートのクリアが不可能になる」という、いわゆる「手詰まり」の状態は発生しないようになっている。
- 調べる
- カーソルを動かし選択したものを調べる。事件に関係ないものでも調べるものによっては人物が会話することがある(ギャグが混ざっていることが多い)。カーソルはGBA版では手の形で、調べられるものを示すと人差し指が動く。DS版では十字と四角の形で、調べられるものを示すと下画面に「調べる」パネルが出る。画面が分割されている場合もあり、視点を動かすことで調べる範囲が広がる。『5』では視点移動が立体的に行えるようになったが、事件現場等の一部の場所でのみ可能となった。
- 話す
- 目の前の人物と会話する。会話することで事件の情報を集めていく。一度話した話題にはチェックがつく。証拠品を「つきつける」ことで新しい話題が追加される場合がある。事務所などでパートナー(『3』以前の真宵や『4』のみぬき、『5』の操作していないプレイヤーキャラなど)と会話した場合、話題は「相談する」「気づいたこと」となる場合が多い。
- 移動する
- 場所を移動する。移動できる範囲は会話で情報を集めることなどで広がっていく。ある場所に一度移動しないと目的地にたどり着けない場合も多い。話ごとに移動場所はリセットされるので、1話の間に行ける範囲は限られている。
- つきつける
- 法廷パート同様、証拠品をつきつける。つきつけることで新たな情報を得られたり、会話の話題が増えたりすることがある。中には事件と全く関係ない掛け合いが発生する場合もある。全ての証拠品に個別の会話があるわけではなく、つきつける人物にもよるが多くの証拠品は「特に話せることがない」と言う内容の汎用会話が用意される。『2』『3』のみ人物ファイルをつきつけることが可能で、つきつけたキャラについての話を聞ける。
- サイコ・ロック(心理錠)
- 『2』から登場。霊力のこもった「勾玉」を相手につきつけると、その人の心の中にある「秘密にしておきたいこと」が、「サイコ・ロック」と呼ばれる赤い錠と鎖という形で、目に見えるようになるシステム。基本的にその時、「勾玉」を持っている人間にしかサイコ・ロックは見えない。「赤い錠の数」が隠しておきたい気持ちの強さを意味し、錠の数が多いほどその秘密を聞き出すのは困難となる。
- 「勾玉」をつきつけると(『4』では「話す」コマンドの画面に「勾玉」アイコンが表示されるようになっており、それにタッチすると)尋問が開始される。プレイヤーは相手との尋問中に、正しい証拠品または人物を提示していく。正解ならば錠が壊せるが、不正解ならばペナルティを受けてゲージが減ってしまう(ただし、ゲージが全てなくなるとほんのわずかだけ回復する為ゲームオーバーにはならず、何度でも挑戦は可能)。全ての錠を破壊すると「解除成功」となり、ペナルティのゲージが最大の半分回復、相手が秘密にしていた情報を聞くことが可能となる。
- 錠の色は基本的に赤色だが、『4』『5』では黒いサイコ・ロックが登場する。『5』で春美の解説によると、自らの意志で心を閉ざす場合は、錠は赤色になるが、心の深い部分と密接に繋がって無意識に出されるものは黒くなるとのことで、無理に解除しようとすると心を破壊してしまう可能性があるという。この為に黒いサイコ・ロックは『4』『5』共に通常の方法では解除することは出来ない。因みに御剣は、サイコ・ロックを「さいころ錠」と名前を誤解して呼んでいる。また、『検事』シリーズでは矢張との会話でこれを思わせる台詞がある。
- 電波・金属探知
- 『2』『3』に登場。『1』にも金属探知機は登場するが、所持した状態で特定の場所へ行くと、イベントが発生するだけのもので後述するような操作は行わない。「電波」もしくは「金属」の反応がある場所にカーソルを重ねると、「ピー」と言う音がなり、カーソルが赤色に変化(DS版では「CHECK」の文字が点灯し)、その場所やものを調べることができる。「電波探知器」や「金属探知機」は電波発生源や金属のある場所には全て反応するが、目的外の場所やものを調べてもペナルティにはならない。『検事2』では、糸鋸の七つ道具の1つとして、「金属探知機」が登場。金属探知機を持った糸鋸を操作する。画面左上にあるメーターが激しく揺れる場所に移動する。後は上記と同じように調べ、目的の証拠品を発見すると成功である。
- カガク捜査
- 『蘇る』『4』『5』『検事2』に登場。DSのタッチパネルを利用した新要素。なお、タッチペンが存在しない携帯アプリ版『蘇る』では操作は簡略化されている(3Dで変更できる視点が決まっている、指紋採取で粉をまいて吹き飛ばすまでが自動で行われる)。
- 3D証拠品
- 証拠品を3Dで表示し、X軸回し・Y軸回し・拡大縮小で色々な角度から調べることができる。
- ルミノール試薬
- 血痕に反応する薬品を証拠品ファイルで「ふきつける」を選ぶことによって使用する。タッチペンで薬品を吹きつけ、反応があると青白く光って見える。血痕は本編に関わるものよりも、むしろ「お遊び要素」として出されているものが多い。『蘇る』第5話の探偵パート・『4』第3話の法廷パート(1回のみ)・『5』特別編の探偵パート・『検事2』第4話の捜査パートで使用する。
- 指紋検出
- タッチペンでの操作で指紋のありそうなポイントに採取粉を置き、マイクに息を吹きかけて「吹き飛ばす」ことによって指紋を検出し、その指紋と一致する人物を調べる。iPhone/iPod touch版ではマイクに息を吹きかける代わりにフリック操作で払う形に変更されている。『蘇る』第5話・『4』第2話・『検事2』第5話(1回のみ)に登場。
- 足跡検出
- 『4』第2話に登場。足跡にタッチペンで石膏をまんべんなく流し込み、ドライヤーで乾かした後にインクを付けて足跡をとる。その後、指紋と同様に足跡が一致する人物を調べる。
- 毒物検出
- 『4』第4話に登場。ルミノール試薬とほぼ同じ操作だが、こちらは毒物に反応する。
- X線解析装置
- 『4』第4話に登場。X線を使って物体を透過して調べる。断面を見ながら反応するポイントを探し、反応した場所をタッチペンで固定した後、調べたい部分を再び探す。これを繰り返すことで封筒の中身や絵の下絵を調べることができる。
- みぬく
- 『5』に登場。『4』と同様のシステム。詳細は法廷パートでのシステム解説を参考。『5』では探偵パートでの使用が主になり、法廷パートでは一部例外を除き使われない(夕神が操るタカ「ギン」がインチキとみなし、阻止してくる)。
- 探偵メモ
- 『5』で登場。探偵パートでの事件の概要や現在までにとった行動、次の目標などを記録する。
法廷パート
「法廷パート」では、「探偵パート」で得た証拠品や情報を駆使し、証人の証言のウソやムジュンを暴き、被告人を弁護する。証人の「証言」にはウソやカン違いが含まれていることがあり、プレイヤーは「尋問」で証言のムジュンや真実を暴いていくことが基本の流れとなる。「尋問」では、証言を十字ボタンの左右で切り替え、主に「ゆさぶる」「つきつける」の2つのコマンドを使用して証人を追い詰め、事件の真相を暴いていく。審理が翌日に延びた場合は次の「探偵パート」が始まり、被告人の無罪判決を勝ち取った場合はそのエピソードはクリアとなる。なお、尋問時のBGMは、作品ごとに2種類(「尋問〜モデラート」・「尋問〜アレグロ」)用意されている。法廷パートで登場する主なコマンドやシステムは以下の通り。
- ゆさぶる
- 選択している「証言」につっこみを入れ、よりくわしい情報を引き出せるコマンド。基本的に無制限で使用できるコマンドで、ゆさぶることで新たな証言が引き出せたり、証言の内容が変化したりすることもある。なお、一部作品では無駄な「ゆさぶる」を行うとペナルティを受ける尋問もあるが、その場合は尋問の事前に、裁判長から警告される。
- つきつける
- 選択している証言と、法廷記録内の証拠品のデータにムジュン点がある場合、そのムジュンの根拠となる証拠品をつきつけられるコマンド。『2』『3』では、証拠品の他に人物データもつきつけることができる。正しくムジュンを指摘できると審理が進行するが、指摘する証言や提示すべき証拠品を間違えた場合はペナルティを受け、尋問に戻る。
- みぬく
- 『4』から登場するシステム。「尋問」中、怪しい証言に対して「腕輪」アイコンを選ぶと、画面が証人の「しぐさ」を探すモードに切り替わる。「みぬく」使用中は証人の喋るスピードが非常に遅くなり、証人がウソや隠し事をしている証言を話す時にその心の動揺から無意識に表れる「しぐさ」を指摘し、証言の弱点をつくことが可能。見逃しても何度でも「しぐさ」は探すことができ、うまく「しぐさ」を見つけることができると、証人から新たな証言を引き出すことができる。なお、「みぬく」は「腕輪」アイコンが反応している尋問でのみ使用可能。また、「しぐさ」の指摘については間違えてもペナルティは受けない。ただし、「しぐさ」をみぬいた直後に証拠品をつきつける場面になった場合は、つきつける証拠品を間違えるとペナルティを受ける。
- ココロスコープ
- 『5』で登場。証言と四方に配置された喜怒哀楽の感情を示すアイコンを見比べ、証言の内容に矛盾している感情の発生(もしくは本来発生するはずの感情の不在)を指摘することで新たな情報を引き出していく。間違えてもペナルティは発生しない。
- また、時折証人のトラウマなどを刺激した為に「感情の暴走」が発生することがあり、感情の原因となるものを指摘、証人の混乱を抑えるという展開になることがある。
- カンガエルート
- 『5』で登場。これまで明らかになった事実が選択肢として流れてくる。これを選んでこれまでの事件の流れを整理し、答えを導き出す。失敗してもペナルティはない。
- 相談する
- 『5』で登場。ミスが一定以上重なるとパートナーと相談できる選択肢が発生。パートナーがヒントをくれる。
- ペナルティ
- 法廷パートで「つきつける」証拠品や、選択肢を選び間違えたりすると、画面右上に表示されているペナルティポイントが減っていく。これが全てなくなると被告人は有罪判決となりゲームオーバーとなる。
- 『1』『蘇る』ではペナルティポイントが「5点」あり、選択肢や証拠品の選択を間違えると「1点」減点される。『2』以降はペナルティポイントがゲージ制になっており、ペナルティを受けるとゲージが減少する。ゲージの減少量は場面によって異なり、重要な局面であるほどペナルティが大きく、選択を誤るとゲージが全てなくなり即有罪判決になる場面もある。『1』『蘇る』では話中の特定の区切り(パート)を通過する際にペナルティポイントが全回復するのに対し、『2』以降は1日の法廷パートを全てクリアしない限りゲージは回復しない。『2』『3』ではサイコ・ロックの解除により最大値の半分だけ回復する。
- 上記の「ゆさぶる」「つきつける」などを行うと、弁護人の考え・方針を問われる設問が発生する場合もある。設問の形式は様々で、選択肢の中から正しいものを選ぶ形式、証拠品・人物提示、資料図示、動画図示などがある。画面に残りのペナルティポイント(ゲージ)が表示されている設問では間違った答えを選ぶとペナルティを受けるが、残りのペナルティポイントが表示されていない設問ではペナルティの対象とはならない。
シリーズ一覧
ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS等で発売されている。『4』以前のシリーズ作品のディレクターとシナリオは全編を通して巧舟が担当している。以下は、特に説明のない限り全て日本国内向けに発売されたバージョンについての情報。
- 逆転裁判シリーズ
- 逆転検事シリーズ - 検事・御剣怜侍を主人公とするスピンオフ作品。
- レイトン教授VS逆転裁判(3DS 2012年11月29日発売) - レイトン教授シリーズ(レベルファイブ)とのコラボレーション作品。
- 大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-(3DS 発売日未定)
Wiiウェア版はWiiリモコンの加速度センサーによる操作に、スマートフォン版はタッチパネルによるフリック操作に対応。
カプコンのケータイサイトでは携帯電話用アプリとして、『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』『逆転裁判4』(『4』はドコモ、auのみ)が配信されている他、ドコモ、auのみではあるが『逆転裁判ポーカー』『クイズ逆転裁判』『昇進テスト』といったオリジナル作品も配信されている。
スマートフォン(iOS/Android)版は『逆転裁判 蘇る逆転』(iPhoneのみ)と『逆転裁判123HD』(『蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』をまとめ、グラフィックを高解像度対応したもの)が配信されている。auスマートパス会員のみではあるが、『逆転裁判 蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』がそれぞれ単体で配信されている。
逆転裁判
テンプレート:Infobox シリーズ第1作目。『逆転裁判1』とも表記される[2]。全4話で構成されている。当初は続編が出る予定はなかった。ゲームの基本システムはこの時点でほぼ完成されており、続編において大きな変更は見られない。メインキャラクターデザインは末包久美子、BGMは杉森雅和。
- 第1話:初めての逆転
- 綾里法律事務所所属の新米弁護士、成歩堂龍一の初弁護。アパートで殺人事件が発生し、被害者の恋人で成歩堂の小学校以来の親友・矢張政志が逮捕された。成歩堂は矢張の無実を信じ、初めての弁護を引き受けることを決意する。
- 第2話:逆転姉妹
- 綾里法律事務所で、成歩堂の師匠・綾里千尋が撲殺された。その犯人として、第一発見者であり、被害者の妹で修行中の霊媒師である綾里真宵が逮捕される。留置所を訪れ、彼女が犯人ではないと確信した成歩堂は弁護を引き受け、真相を調べ始めるが、彼の前に大きな壁が立ちはだかる。
- 開発中はこのエピソードが第1話の予定だったが、プレイヤーが初めて遊ぶことになる第1話は法廷パートのチュートリアル的なエピソードに変更することとなり、このエピソードは第2話に変更された[3]。
- 第3話:逆転のトノサマン
- 人気テレビ番組のヒーロー・「トノサマン」が怪人「アクダイカーン」を倒した。トノサマンファンの真宵に引っ張られ、成歩堂は留置所にいるトノサマンの役者・荷星三郎を訪れることになるが、事件は二転三転する。
- 第4話:逆転、そしてサヨナラ
- 公園の湖のボート上で殺人事件が発生。容疑者として逮捕されたのは、成歩堂のライバルであり旧友でもある天才検事・御剣怜侍だった。成歩堂は御剣を弁護する為、留置所へ向かうが、御剣は成歩堂の弁護を一向に受けようとしない。調査を進めるにつれて、15年前の「DL6号事件」との関連性が浮き彫りになっていき、過去の確執と真相が明らかになり始める。
蘇る逆転
テンプレート:Infobox GBA版『1』のニンテンドーDSへの移植にあたり、『1』と『2』の間の時期に新エピソードを1話追加した作品。元は『逆転裁判』の海外進出の為に開発されたもの[4]で、日本発売版でも設定を切り替えて英語版がプレイ可能。なお、英語版ではストーリーに大きな変更はないが、場所の設定は日本からアメリカに変更されている。また、証拠品ファイルの説明や台詞の表示がされるウィンドウの大きさにも違いがある。このことから、『蘇る逆転』は海外における『1』に相当する。
1 - 4話のシナリオは基本的にGBA版と同一であるが、第1話のタイトルは「初めての逆転」から「はじめての逆転」とひらがな表記に変更され、一部のセリフ(特に成歩堂のセリフは末包久美子から「口が悪い」と指摘された為多く変更されているテンプレート:要出典)や人物の動作、BGMが入るタイミングなどの演出が変更されている。また第1話の山野星雄の年齢設定も変更された。
DSの機能を活かして、法廷記録が下画面での1ページあたり8個の表示に変更され素早く選択できるようになっていたり、マイクを使った音声入力で「待った!」「異議あり!」「くらえ!」が可能だったりと、ユーザーインターフェースに改良がなされている。また、追加された新エピソードでは、ニンテンドーDSの機能を活かした3D証拠品や指紋検出といった「カガク捜査」が導入されている。
第5話の新規登場人物デザイン及びパッケージイラストは塗和也が担当した。新規BGMは木村明美が担当。1 - 4話のBGMは『1』と同一であるが、ハードの変化により音質に若干の違いが発生している。また『1』におけるエンディングBGM(逆転裁判・終幕)は諸事情により未完成のBGMを用いていた為、リメイクに際して修正されている[5]。
Wiiウェア版は4話まで収録され、第5話は『2』『3』配信後の2010年3月16日より有料の追加コンテンツ(要300Wiiポイント)として配信。Wiiウェア版ではWiiリモコンを活用した操作が可能で、証人をゆさぶる場合はリモコンを縦に振る、証拠をつきつける場合はリモコンを突き出すことで操作ができる(ボタン操作でも可能)。
iPhone版の2話以降は有料の追加コンテンツとして配信される(3話以降は2010年1月配信)。
- 第5話:蘇る逆転
- ひょうたん湖での殺人事件(『1』第4話の事件)から2カ月。あの事件以来、成歩堂も御剣も法廷に立っていなかった。そんなある日、成歩堂の元に一人の少女が「姉を助けて欲しい」と事務所に駆け込んでくる。彼女の姿が、事務所を去った真宵と重なって見えた成歩堂は依頼を引き受ける。依頼された事件は、検察局の駐車場で捜査官が刺殺されたというもの。しかし、その殺人事件と「同日・同時刻」に「同じ捜査官」が警察局でも殺害され、「別の人間が逮捕される」という奇妙な事件が起こっていた。バッドエンドが存在する。
逆転裁判2
テンプレート:Infobox 前述の通り続編を作る予定はなかったが、『1』を気に入ったプロデューサーが続編の制作を決めた[6]。当初は全5話を予定していたが[7]、ロムカートリッジの容量不足からエピソードが1話削られた[8]。また、GBA版では全話を通して誤植が見られる(DS版では殆ど修正されている)。基本的なシステムは前作と同様だが、以下のようないくつかの変更点がある。
- 『1』では「つきつける」コマンドの対象は証拠品ファイル内のものだけだったが、今作から人物データもつきつけられるようになった。
- 法廷パートでの尋問時に、方向キーで証人の証言内容を先へ送ろうとした時、「うっかりキーを押し過ぎてループさせてしまう」というミス(スキップができない成歩堂のセリフが入った後、証言内容の先頭に戻ってしまう)が『1』ではよく発生したが、『2』でこれに対して防止措置がとられた。
- 法廷パートで間違ったタイミングや証拠で異議を唱えた場合、『1』ではどんな間違いでも重みが同じで1回の裁判につき4回のペナルティまで許されるという「回数制」だったが、『2』からは「ゲージ制」に変更された。失敗した状況によってペナルティの大きさが変化し、一度の重大な局面でのミスが即ゲームオーバーに繋がる緊迫感を演出する。
- 探偵パートにて、「サイコ・ロック」という新要素が導入された。これは探偵パートで秘密を抱えた人物から証拠品をつきつけて情報を引き出すというもの。
- 前作のゲームオーバーでは法廷の扉が閉まる演出に「敗訴」の文字が出ていたが、本作以降は扉だけで文字がなくなった(『蘇る』でも本作と同様にされている)。
ニンテンドーDS版が2006年10月に発売されたが、『蘇る逆転』の第1話 - 第4話に加えられた変更と同様、タッチペン対応の証拠品リストやマイクでの音声認識機能と英語版の追加はあるものの、新シナリオその他の追加要素は特にない(ただし『蘇る逆転』の追加による一部設定の変更や、「看護婦」表記を「看護師」に変更するなどテキストの変更はされている)。なお、DSにGBA版とDS版を同時に差し込むことで、最初から全てのエピソードを遊べるようになる。
ディレクターの巧は『2』の難易度の高さを「個人的に大きな反省点」として挙げている[9]。TVCMでは、小雪と相島一之が出演、法廷シーンを再現した。キャラクターデザイン担当は岩元辰郎。BGM担当は木村明美。
- 第1話:失われた逆転
- 公園で、婦人警官が恋人の男性警官を殺害した容疑で起訴された。弁護を引き受けた成歩堂だったが、開廷直前に何者かに殴られ記憶喪失になってしまう。自分が弁護士であることも思い出せないまま、成歩堂は法廷に立つこととなる。
- 第2話:再会、そして逆転
- 医療ミスで14人もの死者を出した「霧崎医院」の院長・霧崎哲郎が、自らの潔白を真宵の霊媒で証明する為、成歩堂法律事務所を訪れた。成歩堂は霧崎医師と共に真宵のいる倉院の里を訪れるが、霊媒中に霧崎が殺害されてしまう。真宵を救う為、成歩堂は再び真宵の弁護を引き受ける。審理が進むにつれ、事件発生にまつわる驚くべき事実が明らかになる。
- 『1』で話順と時間の進行が一致していたが、『2』以降は必ずしもそうではなく、この事件は第1話の2カ月前の出来事を回想している設定。
- 第3話:逆転サーカス
- 有名なサーカス団・タチミサーカスの公演を観に来た成歩堂達。ところがその翌日、同サーカスの団長が殺害され、大スターである天才マジシャン、マックスことマキシミリアン・ギャラクティカが逮捕されてしまう。成歩堂はマックスの大ファンである真宵に引きずられ、留置所を訪れる。
- 第4話:さらば、逆転
- 「大江戸戦士トノサマン・丙!」の主役で大スターの王都楼真悟が、ライバル俳優の殺人容疑で逮捕された。その直後、真宵が営利誘拐され、成歩堂は殺し屋を名乗る誘拐犯から王都楼の弁護と無罪判決の要求を依頼される。裁判が進むにつれ、恐ろしい事実が浮かびあがり、成歩堂は弁護士としての「究極の選択」を迫られることになる。
- 『逆転裁判』シリーズで初めてバッドエンドが登場するエピソードとなる。
逆転裁判3
テンプレート:Infobox 成歩堂の師匠・綾里千尋の新人時代が描かれる作品。前作にも増して「霊媒」の扱いが大きくなり、ストーリーの外郭のみならず事件の中核に直接関わるようになった。
ゲームシステム自体は前作から殆ど変更はないが、『2』では探偵パートでのみだった“一度クリアしたエピソードのメッセージスキップ”が法廷パートでも可能になっている。一回でゲームオーバーになる部分も減らされており、システム面が大幅に改善されている。
なお、このゲームは2004年1月25日 - 1月29日及び1月31日 - 2月5日に東京駅と新大阪駅構内で東海道新幹線利用者向けに午前10時から深夜24時にかけてゲームボーイアドバンスSPと共にソフトを無料で貸し出しするという鉄道サービスとしては世界で初めての試みも行われた。このサービスのキャッチコピーは「新大阪に着くまでに犯人を見つけ出せるか!?」であった。
2007年8月23日にはDS版が発売(GBA版とDS版の違いは『2』に準ずる)。これにより、1 - 4までの全ての作品がDSに揃った。
キャラクターデザイン担当は岩元辰郎。BGM担当は岩垂徳行。
- 第1話:思い出の逆転
- 成歩堂の師匠・綾里千尋の過去の物語。初めての裁判でボロボロになった千尋が1年ぶりに弁護を引き受けた依頼人は、自身の恋人の元恋人の殺害容疑をかけられた大学生、成歩堂龍一だった。
- このシナリオではプレイヤーは成歩堂ではなく、綾里千尋として法廷に立つ。
- 第2話:盗まれた逆転
- 「倉院の里秘宝展」で展示する予定であった秘宝「倉院の壺」が、怪人☆仮面マスクによって盗まれた。成歩堂たちは壺を取り戻す為に調査を開始するが、名探偵や謎の検事の登場で事件は思わぬ方向へ進んで行く。
- 本作では、第2話・第3話・第5話は、『2』の半年後という設定。
- 第3話:逆転のレシピ
- 糸鋸によると、“成歩堂”の雑な弁護のせいで「あるウエイトレス」に有罪判決が下されたという。全く身に覚えのない成歩堂は自分の「偽者」がいると考え、調査を開始するが、ひと癖もふた癖もある証人ばかりが登場する。
- このエピソードは『2』第4話として用意されていたもの[10]。
- 第4話:始まりの逆転
- 今から6年前、誘拐殺人の死刑囚が脱獄し、その死刑判決を決定付けた警察官を殺害したとして再逮捕された。新米弁護士・綾里千尋の初審理。そしてもう一人、検事局始まって以来の天才検事の初審理でもあった。
- 成歩堂が過去の記録を調べているという一種の回想形式で描かれる(現実での時系列は、第5話の途中)。
- 成歩堂の姿が見られるのは冒頭と終わり部分の少しだけで、プレイヤーは再び千尋として法廷へ立つ。また、成歩堂は法廷中には全く関与していない。
- 第5話:華麗なる逆転
- 成歩堂は真宵と春美から、霊力を鍛える為に霊場へ保護者として同行してほしいと頼まれる。あまり乗り気ではなかった成歩堂だが、その霊場を特集した雑誌の写真にかつてある事件で有罪となったはずの「ある人物」の姿があった。これがどういうことなのかを確かめる為、霊場を管理している寺「葉桜院」に向かう。
- 『1』から『3』までのレギュラーキャラクターが総登場し、過去から続く物語の総決算。
逆転裁判123 成歩堂セレクション
『蘇る』『2』『3』の3作品を1本にまとめてニンテンドー3DSに移植した作品。画面レイアウトや操作方法はいずれもDS版に準じているが、グラフィックやテキストは高解像度になり、上画面は立体視対応となった。3作品共に英語版も収録。 テンプレート:-
逆転裁判4
テンプレート:Infobox 「新章開廷!!」をコンセプトにし、『3』第5話の7年後の世界で、新キャラクター・王泥喜法介が主人公。『蘇る逆転』に登場したカガク捜査、ポリゴンの証拠品などのシステムは全編に組み込まれている。また、今作から「みぬく」と呼ばれる「人の癖をみぬく」能力を用いて法廷パートを進行させる新システムが登場する。また、探偵パートで人物ファイルをいつでもつきつけること、『蘇る逆転』ではいつでも可能だったカガク捜査ができなくなっている。
当初はシリーズを一新させる意味で、旧作のキャラクターは一切出さない予定だったが、上層部からの意見により「成歩堂龍一」と「裁判員制度」を登場させることになった、とディレクターの巧舟が公式ブログ[11]やインタビューで語っている。亜内や裁判長は引き続き登場。糸鋸は回想シーンのみで登場、また『蘇る逆転』と『2』に登場した人物も再登場している。「霊媒」を除いた前作までに登場していた用語も引き続き登場している。
テレビCMや広告などには、イメージキャラクターとして、丸山和也が出演した。広告キャッチフレーズは「嘘を暴く快感。」。初回限定版には『逆転裁判事典』と銘打ったこれまで発売されたシリーズのあらゆるデータを収録したソフトがもう一本付属していた。
なお、CAPCOMのオンライン販売サイトであるe-CAPCOMにて限定版の予約開始の際に、サーバーの許容範囲を遥かに超えるアクセスが殺到し、トップページ含むサイト内全てのアクセスが不能となり、翌日CAPCOMが陳謝する事態となった。
メインキャラクターデザインは塗和也が担当。BGM担当は堀山俊彦、奥河秀樹、木村明美。
- 第1話:逆転の切札
- ロシア料理レストラン「ボルハチ」でポーカーの最中に殺人事件が起こり、王泥喜の師匠・牙琉霧人の親友でピアニストの成歩堂龍一が逮捕された。その成歩堂からの指名で弁護を引き受けた王泥喜だが、初めて立つ法廷で依頼人を救うことができるのか。
- 第2話:逆転連鎖の街角
- 王泥喜は成歩堂に呼び出され、事務所の仕事をなし崩しに押し付けられる。新パートナー・みぬきと共に町の小さな事件に関わっていく末に、王泥喜はある殺人事件の弁護を依頼される。
- 第3話:逆転のセレナード
- 異国の人気歌手・ラミロアのマネージャーが牙琉響也率いるバンド「ガリューウエーブ」の歌詞になぞって射殺された。容疑者になった異国のピアニストを言葉が通じない状況で弁護することになる。
- 第4話:逆転を継ぐ者
- 裁判員制度の裁判の被告人を王泥喜が弁護することになる。現場の調査に行くと知らないはずの王泥喜と被害者の意外な繋がりが判明した。
- 後半で7年前に成歩堂が弁護士の資格を剥奪された事件を見てから、成歩堂が7年前と現代で事件を調査して真相にたどり着く「メイスンシステム」が登場。また、プレイヤーの選択でバッドエンドが存在する。
逆転裁判5
テンプレート:Infobox シリーズ第5作目。2007年5月22日に発売の予定のあることが発表され[12]、2012年1月29日に製作開始が発表された[13]。2013年7月25日発売。本作より対応機種がニンテンドー3DSになり、グラフィックが2Dから3Dに一新。また、アニメパートが導入されており、制作は『レイトン教授VS逆転裁判』でもアニメパートの制作を担当したボンズが担当。更に、ダウンロードコンテンツとして主要登場人物のコスチュームやおまけモードの『クイズ逆転推理』、追加シナリオなどが用意されている。
本作よりシナリオは複数人体制となり、ディレクターの山﨑剛がシナリオの総括を担当。巧舟は関与していない。メインキャラクターデザイン担当は布施拓郎。BGM担当は岩垂徳行。アニメーションのキャラクターデザイン及び総作画監督は伊藤嘉之が担当した。
本作の発売を記念し、京浜急行電鉄とのコラボレーションでミステリーラリーを実施した。
『4』の1年後が舞台となり、主人公は成歩堂に戻された。物語は成歩堂龍一、王泥喜法介、新ヒロイン・希月心音を中心に展開される。本作の物語の進行時間は、2話→特別編→3話→4話前半→1話→4話後半→5話の順。
- 第1話:逆転のカウントダウン
- 王泥喜が弁護を担当していた、地方裁判所第4法廷で、証拠品として提出される予定だった爆弾が爆発してしまう。その被告人として、希月心音の幼馴染、森澄しのぶが逮捕された。成歩堂と心音は、怪我をして法廷に立てなくなった王泥喜の代わりに法廷に立つ。
- 第2話:逆転の百鬼夜行
- 成歩堂から頼みたい仕事があると呼び出された王泥喜の任務は成歩堂みぬきのつきそいで九尾村のパーティへ行くことだった。九尾村は隣の天魔市との合併の話が進んでおり、その反対運動の中心として、グレート九尾が活躍しており、妖怪ブームも手伝って九尾村は人気のスポットとなっていた。王泥喜たちが村を巡っている間、九尾村の村長が刺殺されてしまった。逮捕されたのはみぬきの友人の父であり、天魔市の市長、天馬出右衛門だった。
- 第3話:逆転学園
- 私立テミス法律学園は、優秀な三曹を輩出する学園として著名である。その学園祭において、成歩堂は弁護側の講師として呼ばれていた。待合室で待機していた成歩堂と心音は、ものが壊れる音を聞いて中央ステージに駆けつけたところ、法律学園の教師の他殺体を発見した。しのぶが逮捕され、彼女を救うべく心音が初めての弁護を買って出る。調査を進めるうちに、法律学園の法の暗黒時代への関与が明らかになっていく。
- 第4話:星になった逆転
- 第1話以前の出来事で、本作のプロローグとなる法廷爆破事件を描く。星成太陽によるHAT-1号の奇跡の生還から7年後。HAT-2号に、王泥喜の親友・葵大地と星成が搭乗することになった。しかし、発車直前になり、HAT-2号と大河原宇宙センターが爆破されてしまう。HAT-2号から命からがら抜け出す際に、葵は何者かに刺殺されてしまった。その容疑者として逮捕されてしまった星成の弁護を決意した王泥喜は、裁判に挑むも、証拠品として提出される予定の爆弾がカウントダウンを始めた。
- 第5話:未来への逆転
- 失踪した王泥喜に代わって星成の無罪を証明した成歩堂と心音だったが、その決定的となった証拠のせいで、今度は心音が逮捕されてしまった。一方その頃大河原宇宙センターでは、ロボットたちが立てこもり事件を起こし、「7年前に起こったUR-1号事件で有罪となった夕神迅の再審理」を要求する。急遽の開廷により法廷が足りない状況にあったが、成歩堂の提案で、爆破された第4法廷で行うこととなった。現代における葵大地殺害事件と、7年前のUR-1号事件、そして8年前の成歩堂による証拠品捏造事件によってもたらされた法の暗黒時代への終止符が打たれる。シリーズ初の一定の箇所でペナルティポイントを0にする事によるバッドエンドが2種類存在する。
- 特別編:逆転の帰還
- 8年ぶりに弁護士に復帰した成歩堂の初弁護を描く。シャチの海賊ショーで人気の「荒船水族館」の館長が亡くなった。シャチのトレーナーから弁護を依頼された成歩堂は水族館に赴くが、そこで待っていたのはシャチのエル。トレーナーの依頼は、前代未聞の「シャチの弁護」であった。館長の死は事故として処理されようとしていたが、成歩堂達はエルを殺処分から救う為にこの難題に挑む。バッドエンドが存在する。
- このシナリオは有料ダウンロードコンテンツとして配信されている。
逆転検事
NEW逆転 NOT裁判をコンセプトにした、逆転裁判シリーズ初のスピンオフ作品。
御剣怜侍が主人公で、法廷パートはないが、「ゆさぶる」「つきつける」を用いた、対決パートによる尋問は存在する。システムも、ゲージや吹き出しに入ったボイス付きのセリフなどはシリーズのものを踏襲しているが、探偵パートは捜査パートと名を変え、御剣を第三者の視点で操作する形となっている。時系列は『3』の約1カ月後(『3』の第5話の日付と本作の第1話の日付から)。逆転裁判シリーズでは珍しく連続殺人事件を扱う。
本作のシナリオ担当・ディレクターは『蘇る』と『4』の企画及び一部テキストを担当した山崎剛で、逆転裁判シリーズでシナリオを担当していた巧舟は本作には関与していない。キャラクターデザイン担当は岩元辰郎。BGM担当は岩垂徳行。
逆転検事2
「逆転検事」の続編。今回、御剣は検事を続投するか父親に倣って弁護士になるか、自分自身の生き方について、大きな選択を迫られることになる。前作のシステムを踏襲しつつ新たに「ロジックチェス」が追加された。
レイトン教授VS逆転裁判
レベルファイブの人気作品であるレイトン教授シリーズとのシリーズ初のコラボレーション作品。「今度のナゾはムジュンに満ちている」がコンセプト。
逆転裁判側の主人公は成歩堂龍一が務める。これまでの逆転裁判と異なり、中世風の異世界「ラビリンス・シティ」が舞台となっており、成歩堂と同じく異世界へ飛ばされたレイトン教授と共に魔女裁判の謎に挑む。
大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-
テンプレート:コンピュータゲームの新製品 テンプレート:Infobox 成歩堂龍一の先祖、成歩堂龍ノ介を主人公として、法の黎明期である19世紀末(明治時代)の法廷を描く作品。
2014年2月14日に公開されたNintendo Directにおいて『逆転裁判 新プロジェクト』として発表[14]。同年4月23日にタイトルが発表された[15]。 テンプレート:-
登場人物
テンプレート:Main2 [ ]内はゲーム中に表示される名称。キャラクターのネーミングの由来について言及されている場合は、全て開発上の命名の由来を意味するものであり、劇中での設定ではない。
成歩堂編
- 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)[ナルホド]
- 初代主人公。刑事事件を専門とする弁護士であり、成歩堂法律事務所の所長。ギザギザした髪型と青いスーツが特徴。矢張政志と検事でライバルの御剣怜侍は小学校時代からの親友で幼馴染。正義感が強くお人よし。大学時代に無実の殺人容疑で逮捕され、綾里千尋の弁護で無罪となった(『3』第1話より)。千尋から受け継いだ「発想の逆転」と、「依頼人の無実を信じ通す心」が最大の武器である。
- 綾里 千尋(あやさと ちひろ)[チヒロ]
- 成歩堂の師匠にあたる凄腕の弁護士。『1』第2話にて撲殺されてしまう。霊媒師として育てられたが、母が失踪した後に弁護士になって星影法律事務所に勤め、さらにその後独立して綾里法律事務所を開いた。非常に早い退場でユーザーを驚かせたが、その後真宵や春美の霊媒で度々登場し、成歩堂に力添えをしてくれる。
- 綾里 真宵(あやさと まよい)[マヨイ]
- 千尋の10歳年下の妹であり、倉院流霊媒道の霊媒師(『1』では“修行中の”と自分で付け足していた)。『1』第2話にて千尋殺害の容疑者として逮捕され、成歩堂と出会う。成歩堂の弁護によって無罪となって以降、成歩堂と行動を共にしている。『2』にて修行が成功し、晴れて一人前の霊媒師になった。『大江戸戦士トノサマン』シリーズの大ファン。従妹である春美とは仲が良く、実力も認めている。好物はみそラーメン。
- 綾里 春美(あやさと はるみ)[ハルミ]
- 『2』から登場した千尋・真宵の従妹にあたる礼儀正しい少女。古風な口調で話す。真宵を姉のように慕っており「真宵さま」と呼ぶ。分家の娘でありながら、真宵の勾玉に霊力を込め、サイコ・ロックを見る力を与えることができるほどの霊力を有している。しかし春美が千尋を霊媒中に、真宵によって千尋をジャックされており、真の実力では真宵に一歩及ばないようである。箱入り娘で里の外のことをあまり知らないため、男女の仲に敏感な面があり、成歩堂を真宵の「運命の人」だと思い込んでいる。図画工作は壊滅的に苦手。真宵・千尋からは「はみちゃん」と呼ばれる。『5』でも登場する。
- 矢張 政志(やはり まさし)[ヤハリ]
- 成歩堂の最初の依頼人。「事件のカゲにヤッパリ矢張」と言われるほどのトラブルメーカーであり、成歩堂の親友。色々な女性とつきあうが、上手くいったためしがない。『1』ではマンジュウ売り、『3』第2話では警備員など職を転々としていたが、しだいに芸術方面の能力を見出だし、『3』第5話では絵本作家・天流斎エリス(てんりゅうさい エリス)に弟子入りして「天流斎マシス」を名乗っている。絵は特に似顔絵が得意。
- 御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)[ミツルギ]
- 天才検事。国内最年少の20歳で検事になる。その後5年間、有罪判決を得るためなら手段を選ばないやり方で無敗を誇っていたが、親友の成歩堂との再会と彼との法廷での戦いを経て、その考えを徐々に改めていく。赤いスーツとフリルタイが特徴。小学生のころは弁護士である父の影響を受け弁護士を志していたが、父が殺害されたDL6号事件を境にして犯罪者を憎むようになり、検事となった。また、その時のトラウマで地震を苦手とする。劇中では「欠点のないカンペキな男」と表現されているが、前述の地震の他、人付き合い、折紙、世間話など、身近なもので苦手なことが多い。成歩堂の代わりに特別弁護人として弁護人席に立ったことがある。スピンオフ作品『逆転検事』シリーズでは主人公を務める。
- 狩魔 冥(かるま めい)[メイ][カルマ]
- 『2』『3』に登場。『1』に登場した狩魔 豪の娘。アメリカで育ち、13歳の時に検事になった。『2』では、成歩堂に対しあからさまな敵意を向けており、成歩堂から有罪判決を得ることに執念を燃やしていた。父親同様「完璧な立証」に強くこだわり、証拠の隠滅や証言の操作を主戦法とする。『3』でも「完璧な立証」をモットーとするが、考えを改めたらしく『2』で見られたような不正は一切行っていない。常にムチを携えており、何者に対しても一撃を与える。他人をフルネームで呼ぶ癖があるが、自分自身が他人からフルネームで呼ばれることは嫌っている。『逆転検事』シリーズにも登場。
- ゴドー[ゴドー]
- 『3』に登場。白髪と赤く発光するバイザーが入った仮面が特徴の検事。ハードボイルドな性格で、独特のわかりにくい比喩を多用する。本名、素顔、年齢、経歴などが一切不明の謎の人物で、なぜか成歩堂に対し敵対的な態度を見せ、彼を「まるほどう」と呼ぶ。有罪判決を得ることよりも「真実を暴く」ことを最大の目的としており、非合法な手段を使わずに正々堂々と立証を行う。コーヒーが大好物で審理中にもしばしば飲んでおり、その際に飲んでよい量は17杯までと決めている。理由は様々だが、 時折コーヒーが入ったままのカップを成歩堂に投げつけることもある。彼の声は神谷英樹が担当している。
- 糸鋸 圭介(いとのこぎり けいすけ)[イトノコ]
- いかつい風貌と完璧に程遠い頭脳を持つ刑事であり、殺人の初動捜査を担当。26歳で刑事課に配属。通称「イトノコ刑事」。気は強くないが、部下には威厳のある話し方をする。御剣のことを「尊敬できる上司」として厚く信頼している。常に着用しているコートは、最初はベージュ色だったが、シリーズを重ねるごとに色あせて緑色とカーキ色を混ぜたような色になった。失敗が多いために過去に何度も減給されている。ソーメンが主食らしい。無精髭を生やしているので、狩魔冥や春美から散々な呼び方をされる。見た目に反して機械には強く、成歩堂の調査を助けることもある。
- 亜内 武文(あうち たけふみ)[アウチ]
- 各シリーズの第1話を担当する検事であり、成歩堂が最初に対峙した検事。髪型が『1』と『2』を除いて毎回変化しており、時系列上もっとも古い話である『3』第1話では“新人つぶし”の異名を持つリーゼント頭の敏腕検事だったが、その法廷で綾里千尋に敗北したショックで面影がすっかりなくなった。
- 裁判長(さいばんちょう)[サイバンチョ](「1」では[サイバンカン])
- つるりとした頭と髭が特徴の地方裁判所の裁判長であり、名前と年齢は不明。ゲーム内屈指のボケ役であり、弁護士・検事の意見に左右されやすく、すぐに判決を下そうとすることから「移り気で浮気な裁判長」と言われている。ただし人情味溢れる性格の持ち主でもあり、彼が担当した裁判は結果的に良い方向に終息するらしく、「不思議で不気味な裁判長」とも言われている。コンピュータすら知らないほど機械関係の横文字に弱い。木槌に思い入れを持っているようである。弟がおり、彼も裁判官を務めている。カタカナ表記が「サイバンチョウ」でなく「サイバンチョ」なのはGBA版のゲームシステムでは名前表示に6文字制限があった為だが、制限がなくなったDS版以降もそのまま慣例となっている[16]。
王泥喜編
- 王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)[オドロキ]
- 『4』のメイン主人公。『5』ではメイン主人公から降りたが、主人公の1人として登場。熱い性格の新米弁護士。赤いスーツと上に角のようにとがらせた前髪が特徴。響也からは「おデコくん」と呼ばれる。牙琉法律事務所に所属していたがある事件の解決後、成歩堂の事務所で働くことになった。証人の癖をみぬき、嘘を見破る能力を持つ。常に左腕に腕輪をはめているが、それが前述の力と関係する特別なものとは知らなかった。成歩堂と同様に高所恐怖症である。発声練習を頻繁に行っている為声が大きい。その為か、喉を痛めたり苦情が出たりしている。
- 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)[ナルホド]
- 成歩堂編主人公。『4』ではメイン主人公から降りたが、『5』で再びメイン主人公を務める。初法廷から3年間不敗を誇る凄腕の弁護士[17]だったが、7年前(『3』第5話の約2カ月後)に担当したある事件の裁判で重大な失敗を犯し、法曹界から追放された。以降、ロシア料理店「ボルハチ」でピアニスト兼無敗のポーカー勝負師としての裏の顔を持つ傍ら、御剣の計らいで司法の仕事の手助けもしていた。弁護士の資格を剥奪されてから、ピアノを弾けないピアニストと名乗っている。成歩堂編と比べ大幅に雰囲気が変わっており、皮肉屋的な言動が多く謎めいた行動をとるので王泥喜も苦手としているが、実は根本的な性格は変わっておらず、更にみぬきには非常に甘い(お小遣い15年分の前借りを許すなど)。第1話の被告人として王泥喜に弁護を依頼した。みぬきのお手製の「PaPa」と書かれた青いニット帽子をかぶっている。『4』の出来事の後、御剣との約束を胸に再び司法試験を受け合格し、弁護士に復帰した。
- 希月 心音(きづき ここね) [ココネ]
- 『5』のヒロインでプレイヤーキャラクター。アメリカの大学で心理学をマスターしたのち18歳で弁護士資格を取得した弁護士。オレンジジュースが好物。当時、弁護士資格を失いながらも司法の仕事を手伝う目的の為に渡米していた成歩堂と出会ったことがきっかけで、成歩堂なんでも事務所に就職し、王泥喜の後輩となる。学んだ心理学と自身の持つ特別な聴力、そして母親から受け継いだ「モニ太」を活かし、心にノイズが混じっている証人のノイズを取り除く「ココロスコープ」を駆使して証言を引き出す。
- 成歩堂 みぬき(なるほどう みぬき)[ミヌキ]
- 『4』のヒロインで成歩堂の養子。『4』ではヒロインだった事から『4』の物語に強く絡んでいたが、『5』でヒロインから降りた為に『5』の物語には強く絡む事は無かった。成歩堂を「パパ」と呼ぶ。中学生にしてマジシャンの見習いでもあり、「ビビルバー」でマジックを行っている。「成歩堂芸能事務所」(後に「成歩堂なんでも事務所」に改称)の所長であり、彼女が殆ど生計を立てている。相手の癖をみぬく能力を持っており、王泥喜にもその能力があることにきづき能力覚醒の手助けをする。また、人生の最期は「脱出マジック中に行方不明」になると決めているらしい。得意芸は「ぼうしクン」と「マジック・パンツ(マジック用のパンツから様々なものを取り出す)」。とことん明るい性格。
- 牙琉 霧人(がりゅう きりひと)[ガリュウ][キリヒト]
- 現在、最高と言われる凄腕弁護士で王泥喜の先生。法曹界で最もクールな弁護士とも呼ばれている。成歩堂とは7年前からの親友。落ち着いた振る舞いをしており、王泥喜に助言をしてくれる。非常に几帳面な性格をしている。
- 牙琉 響也(がりゅう きょうや)[ガリュウ][キョウヤ]
- 検事。王泥喜の師匠である牙琉霧人によく似た弟である。私立テミス法律学園で学んだ後、アメリカで検事になり、17歳で初めて法廷に立つ。検事でありながら、ロックバンド「ガリューウエーブ」のボーカル・ギター担当のリーダーであり女性からも人気が高い。法律学園時代出会った恩師の影響で真実を知ることを第一に考えている為、勝ち負けにはこだわらず、王泥喜の手助けをすることもある。普段はクールで大人びているが、愚痴をこぼすこともある。見かけによらず、とても真面目な性格で、成歩堂が弁護士資格を剥奪された事件の担当検事であった。
- 宝月 茜(ほうづき あかね)[アカネ]
- 『4』における初動捜査担当の刑事。『蘇る』では成歩堂の助手として登場しており、成歩堂と面識がある。『蘇る』の事件後から9年間、アメリカで科学捜査について学び、帰国して科学捜査官の試験を受けたが落ちてしまい刑事課に配属された。常に不機嫌で不貞腐れた様子が見られ、黙々とかりんとうを食べていることが多く、食べている時は周りの話を殆ど聞かなくなる(更に不機嫌になると、場所を問わず、かりんとうを投げつけてくる)。渡米中に成歩堂が弁護士を辞めたことを残念に思っている。今も自称科学捜査官で、科学捜査と称し通信販売で買ってきた道具(私物である)を使って色々な実験を行っている。王泥喜によく捜査状況を教えてくれる。『5』には登場しない。
- 夕神 迅(ゆうがみ じん)[ユガミ]
- 検事。検事局長となった御剣の計らいで囚人でありながら、手錠を掛けたまま現役検事として法廷に立っている。本来の髪の毛の色は黒髪だが、長い間、刑務所で服役していたストレスの影響で髪の毛の右半分が白髪になっている。服装もそれに合わせて白黒で愛用している様子。心理操作で被告人や証人、果ては裁判長の心証を操作し、有罪判決を勝ち取ろうとしている。その名前や矛盾した肩書き、法廷で異端児と言える行動や、殺人を犯した罪で有罪判決を受けた経歴から「法曹界のユガミ」、通称“ユガミ検事”と呼ばれている。法廷には彼の相棒である鷹の「ギン」が住み着いており、無駄な足掻きを見せる相手へ嗾けたり、証拠品を運ばせたりする。異議を唱える際は「異議あり!」の他に「黙りなァ!」と叫び、身に付けた居合いの技で相手を牽制する。
- 番 轟三(ばん ごうぞう)[バン]
- 『5』における初動捜査担当の刑事。正義に熱く「ジャスティス」を合言葉に捜査に勤しむ。そのため、希月から「情報がないから困る」と言うと「困る人を助けるのが正義だ」と捜査情報を流す等、とにかく正義にうるさい。ねじまがった夕神迅の性格を矯正することにも躍起となっている。
- 御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)[ミツルギ]
- 成歩堂の親友にしてライバル。かつては成歩堂と何度も法廷で闘ってきた。その友情は厚く、成歩堂が例の証拠品捏造事件で弁護士バッジを取り上げられた後も力を尽くし、成歩堂に仕事を回すなどできる限りのサポートをしていた。『5』の1年前に検事局長に就任。囚人となった夕神迅を特別に法廷に立たせている。「被告人を徹底的に追求するのが私のルール」と公言している。
- 綾里 春美(あやさと はるみ)[ハルミ]
- 成歩堂と深い縁のある千尋、真宵の従妹にあたる霊媒師のタマゴ。『3』から8年が経ったことで身長も伸び、より家庭的になっている。成歩堂とは真宵共々『3』以降からも付き合いは続いていた。
- 亜内 武文(あうち たけふみ)[アウチ]
- 成歩堂編に続いて『4』第1話を担当する検事。かなりのベテランだが、なぜか貫禄がない。本人によると、検事になって7年間は無敗だったらしい。「禿げたから伸ばした」というコンセプトにより、異様な髪型になっている。
- 亜内 文武(あうち ふみたけ) [アウチ]
- 亜内武文の弟で、兄に代わって『5』第1話を担当する検事。兄と同じく貫禄を感じさせないが、声は高くなく、髪もフサフサ。そして、兄を打ち負かした成歩堂を敵視している。
- 裁判長(さいばんちょう)[サイバンチョ]
- 前期シリーズと同一人物であり、一切容姿に変化がない。孫がガリューウエーブのファンである。また、妻は赤いマニキュアを付けている。
用語
裁判
- 異議あり!(いぎあり!)
- 本作の代名詞ともいえるセリフ。ほとんどの場合、法廷パートにて登場する。通常の台詞と違い、ギザギザの吹き出しが出てきてその中に赤い文字で表現される。GBA版では縦書きで発言者寄りもしくは中央に表示されるが、DS版は横書きに画面いっぱいで表示され、他言語と吹き出しの大きさが同じになっている。『4』までは弁護士と検事の場合のみスタッフの声が当てられ、『検事』『レイトン教授VS逆転裁判』では弁護士と検事ではない人にも当てられるようになった。音声が当てられていない人物が発言する時は効果音と共に吹き出しが表示される。『5』『レイトン教授VS逆転裁判』ではスタッフではなくそれぞれのキャラの声を担当した声優・俳優の声が当てられている。各作品の最後はこの言葉で締めくくられ、そのままスタッフロールに入る。
- 法廷パートでは「ゆさぶる」際に「待った!」という語も同様の表現方法で使われ、証拠品を示す際やDS版以降から問題のあるポイントを示す際に「くらえ!」という語が使われる。『4』では「みぬく」際に「そこだ!」。『5』ではココロスコープで、『レイトン教授VS逆転裁判』では場所を指摘する際に「ここだ!」が使われ、夕神迅の音声として「異議あり!」の他に「黙りなァ!」がある。『検事』では「推理」時に、『レイトン教授VS逆転裁判』ではレイトン教授が証拠品を示す際に「これだ!」、狼の音声として「アマいな!」、『検事2』では水鏡の音声として「却下!」が加えてある。『レイトン教授VS逆転裁判』の裁判パートでは「といつめる」時に「ちょっと!」、アドベンチャーパートではパン屋で働いていた成歩堂が一度だけ「いらっしゃいませ!」と言う。
- 地方裁判所
- 「法廷パート」で裁判が行われる裁判所。東京都にある。DL6号事件(『蘇る』)、神乃木荘龍弁護士殺害事件(『3』第1話)、『検事』第4話・『5』第1話にて殺人現場となった。法廷は複数存在し、「第○法廷」のように番号で振られている。劇中の裁判は全て単独の裁判官で行われ、『4』の裁判員制度を除き合議制の裁判は行われない。
- 法廷内は証言台、被告席、弁護人席、検事席、裁判長席、傍聴席があり、裁判長席と傍聴席は特に高い位置に作られ、傍聴席は弁護人席と検事席の後ろにあり、法廷の左右に設置され、裁判長席と同じ高さにある。『5』では証言台の後ろにも傍聴席が法廷の左右に設置される。また、弁護人席と検事席の後ろにある傍聴席は横一列に座るように設置され、証言台の後ろの傍聴席は階段形式で設置されている。被告席に相当するものは未だ見当たらず(漫画版では弁護人席の左隣に被告席がある)、劇中では証言や判決の際に証言台に出てくる以外は殆ど被告人の姿は映されないが、『2』第1話・『4』第1話・『5』第5話では被告人が弁護人席に立つことがある。背が低い人が証言台に立つ際は、踏み台代わりに控え室に置いてある木箱のみかん箱が用意される。法廷の扉は7つあり、証言台の後ろ、証言台の右側と左側、裁判長席の右側と左側、裁判長席と同じ高さの左右の傍聴席に1つずつある。弁護士と検事は証言台の後ろの扉から入廷し、『検事』第4話で裁判長は裁判長席の右側の扉から入廷することが明らかになった。なお、作品ごとに裁判長席の柱や入り口の旗などの細かい装飾が変更されている。
- 作中では現実の裁判所同様、本来は法廷内へのカメラの持ち込み(『蘇る』第3話・『4』第1話・『5』第3話)、鞭を持ち込んで人を叩く(『2』『3』第5話の狩魔冥)、飲食(『3』のゴドー)、動物持ち込み(『5』の夕神迅)、上記の被告人が弁護人席に立つこと等が禁止されている旨の発言があるが、何れも特例扱いが認められており、事実上これらのルールは形骸化されている。
- 実写映画版では小法廷は現実のものとほぼ同じ質素な作りで、大法廷は傍聴席が証言台の背後に用意され、被告席も弁護人席の近くにあるなど現実の法廷に近い構造になっているが、装飾はゲーム版同様、豪華で更に証拠品などのデータを表示・分析する立体映像装置が天井からせり出してくる。劇中ではその映像を成歩堂が証人に投げつけたり(当然映像なのですり抜け、証人を少し通り過ぎた位置で止まる)、投げつけられた映像を検事が手をかざして止めたりするなど、バトル漫画や特撮ドラマの戦闘描写のような演出がされている。15年前の法廷もわずかに登場するが、こちらはブラウン管のディスプレイが天井から現れ、立体映像装置は出てこない。
- 高等裁判所
- 地方裁判所の序審裁判で有罪判決を受けた被告人は、1か月以内に高等裁判所で「通常の裁判」(現在の日本における普通の裁判)を受けることになっており、量刑が決定される(『1』第4話)。
- 判決
- 普通語とほぼ同義。プレイヤーは弁護側である為、本作では被告人を無罪にすることを目指すことになる。なお、法廷パートではペナルティを受け続けることにより有罪(ゲームオーバー)となる。なお、ペナルティは『蘇る』では5回まで、『2』以降から緑色のゲージがペナルティごとに減っていき、ゲージが尽きるとゲームオーバーとなる。
組織・捜査機関など
- 弁護士
- 現実の制度とほぼ同様の存在。『1』の取扱説明書で成歩堂は刑事事件専門であるとしており、民事事件については劇中で語られない。所属は各地の弁護士協会だが、成歩堂曰く「弁護士は検事などと違ってまとまりがない」とのこと。資格の取得には年齢の下限が存在する(『5』で王泥喜は18歳の心音が資格を有していることについて言及しているため、19歳以下は取得不能)が、現実と異なり海外で資格を有すれば未成年でも日本で弁護士として活動可能である。現場での捜査権限は有しておらず、成歩堂たちは劇中で捜査を制限され、周囲の助力で現場を調べるという展開を見せることも多い。
- 弁護士にはそれぞれにバッジが配られ、これが身分証明の代わりとなる(通常の身分証があるのかは不明)。バッジはねじ止め式で、裏には所属する弁護士協会と会員ナンバーが刻まれているため、通常なら偽物が出現することはありえないが、『3』第3話ではあまりにも稚拙な偽物に裁判所の面々がだまされており、さらに『3』第5話では成歩堂のバッジを借りた御剣が弁護人席に立っている(劇中では「特別弁護人として」という説明がある)など身分確認が徹底されておらず、成歩堂と御剣双方からこの国の司法制度について疑問を投げられている。バッジの材質は銀で金メッキが施されており、成歩堂のものは『蘇る』時点でメッキがややはがれているものの硫化物による腐食はない。バッジの模様は現実同様、向日葵に天秤をあしらった模様だが、成歩堂は「一見して意味が分からない」と発言している。
- 劇中では収入について明確に言及されてはいないが、成歩堂は収入が不安定で金銭面での苦労をしている描写が時折はさまれる一方、星影宇宙ノ介や牙琉霧人のように高級な物品を扱う者も多く、人物ごとに差がある。千尋の収入については「小さな事務所だけど、結構儲かっていた」とされている。
- 検事
- 現実と違い、所属する官公庁が「検事局」(長は検事局長)になっており、警察とは直接の上司という関係になっている。そのため現場の刑事の失態などについて担当検事が減給処分を下すという展開も多く、「来月の給与査定を楽しみにしておくことだ」というセリフがシリーズの定番となっている。しかし警察局長が御剣以上の権限を持っていると思われる描写もあり、警察との詳細な関係は不明。人事によっては警察局の捜査官から検事になったり、弁護士から検事になるという例もある。検事局においては年ごとに最も優秀な検事に贈られる賞として「検事・オブ・ザ・イヤー」がある。『1』時点では20歳で就任した御剣が日本で最年少の検事であったが、『2』以降の作品では狩魔冥(『2』当時18歳)、牙琉響也(就任当時17歳)、一柳弓彦(就任当時17歳)のようにそれより若い検事が就任している(ただし、冥と響也についてはアメリカで検事資格を取得したことが示されている)。海外の検事が活動するほか、御剣も海外出張を行っており、海外の司法機関との結びつきは強い。定年については不明だが、『1』時点で65歳の狩魔豪は現役で活動している。
- 現実同様、検事には秋霜烈日のバッジが配布されているが、劇中では弁護士と異なりほとんどの人物がつけていない。これについて巧は「この作品の法制度などはフィクションである」「あの世界ではバッジをつけないのがオシャレ」と解説している[18]。御剣については『検事』シリーズでポケットに入れて持ち歩いていることが判明している。
- 収入についてははっきりした記述はないが、『蘇る』第5話では御剣についてかなり高給であることが示されている。
- 裁判官
- ほぼ現実の制度と同様の扱いであるが、劇中では就任している人物が少なく、また法廷パート以外での出番も少ないことから具体的な制度や人事などについては不明である。『4』では司法長官に対して裁判長が取り入ろうとしている。裁判官のバッジも劇中には登場しない。
- なお、本作の法曹三者について、司法試験合格後就任までの過程については判明しておらず、司法修習などの制度が存在するのかは不明。
- 警察
- 本作の警察は警視庁の管轄であることが劇中で示唆されている。糸鋸は所轄署の刑事課に所属する刑事であり、検事の部下という位置づけにされている。所轄署の上位機関として警察局がある。職員にはIDカードが配布されており、警察局の一部の設備を利用するにはIDカードが必要となる。定年は60歳(『検事』第5話)。
- 現場の初動捜査のほとんどは所轄署の刑事が担当する。『1』では通報から約3分で現場に到着しており、非常に行動が速い。しかし裁判まで捜査に十分な期間が設けられることがなく迅速に容疑者を逮捕するため、現場における証拠の見落としや勘違いなども多く、結果として誤認逮捕の件数も非常に多くなってしまっている。このため劇中では「無能」という扱いをされることが多く、刑事は検事から減給などの処分を受けることも多い。なお巧は『4』の開発の際、裁判員制度を取り入れるため足を運んだ法務省で「警察はこんな杜撰な捜査をしない」と指摘されたというエピソードを明かしている[19]。
アイテム
- 勾玉(まがたま)
- 綾里家に伝わる勾玉。元々は真宵が所持していたもので、『2』第2話から成歩堂が真宵から借りて使用している。そのままではただの石だが、『2』第2話で春美が霊力を込めたことで、相手が隠し事をしていることを表す“サイコ・ロック”を見ることができる重要なアイテムとなった。『3』では糸鋸にキャンディーと間違われて食べられたり、『3』第3話では何者かに盗まれたりもした。そして、ある事件の時に成歩堂が御剣に弁護士バッジと共に貸したこともある。しかし、『3』第5話の事件後、正式に真宵から貰った様子[20]。『2』『3』では証拠品扱いだったが『4』『5』では証拠品扱いではなく、タッチパネル又はXボタンで使用することになるが、サイコ・ロックが発動している人物に勾玉を「つきつける」際に法廷で証拠品を示す時同様、「くらえ!」と叫ぶ。
- 基本的には勾玉を所持していなければサイコ・ロックが見えないが、勾玉が少し離れた場所にあれば持ち主はサイコ・ロックを見ることができる。ただし、勾玉の持ち主が話し相手とある程度距離が近くなければサイコ・ロックは見えず、証人や検事側と一定の距離がある法廷ではサイコ・ロックは見えないが『5』で例外有り。
- また使用者である成歩堂や御剣には霊力がない為か、サイコ・ロックを見る為には勾玉に込められている霊力を消費する必要があり、『5』特別編では霊力が尽きた為に光らなくなり、サイコ・ロックが見えなくなってしまったが、すぐに春美に霊力を込めて貰い再び光り出した。
- 腕輪(うでわ)
- 王泥喜が常に左腕に付けている腕輪。この腕輪が反応している時のみ「みぬく」を使用することができる。腕輪は特殊な金属でできており、人の体温に合わせて伸び縮みする為常に腕とぴったり合うようになっている。そのため王泥喜が証人の緊張を察知すると、腕輪が腕を締め付ける為、「みぬく」を使う場面がわかりやすくなる。
- モニ太(もにた)
- 心音が常に首にぶら下げている感情を読み取る機械。主に心音が法廷でカウンセリングとして「ココロスコープ」と言う能力を使用するために使う。これに自分が読み取った感情を入力し、嘘をついた証人から「ノイズ」を読み取り、相手の言葉の中で矛盾している感情を指摘し、情報を引き出すことが出来る。また感情が暴走した相手にも、その原因を指摘することで鎮めることが出来る。他にも空中で画面を出すことも出来、成歩堂と王泥喜と会話して考え事をする際や心音が事件概要を説明する際に出すことがある。
- 但し、心音自身の感情も読み取られる為に時折隠そうとしていた本音をモニ太が勝手にしゃべってしまったり、モニ太に表示された感情の色で隠している感情をばらしてしまうことがある。
事件
- DL6号事件(ディーエルろくごうじけん)
- 『蘇る』第2話から登場。『蘇る』第1話〜『蘇る』第4話の時期から15年前の2001年12月28日に発生した殺人事件。15年間未解決のまま『蘇る』第4話で時効を迎えようとしていた。
- 地方裁判所を襲った激しい地震で、地方裁判所が停電になり、エレベータの中で御剣怜侍の父・御剣信弁護士と息子・御剣怜侍と法廷係官・灰根高太郎の3人が5時間も閉じ込められ、酸欠状態に陥っていた最中、御剣信が何者かに射殺された。この事件は、当時は有名で、警察もこの事件を徹底的に捜査したが、手がかりは何も得られなかった。そこで、警察は極秘裏に綾里舞子の霊媒で御剣信を呼び、犯人が灰根高太郎だとわかり、警察は彼を逮捕した。ところが、灰根高太郎はDL6号事件の担当弁護士・生倉雪夫の弁護を受け、無罪となった。このことで綾里舞子は警察からインチキと呼ばれ、娘・綾里千尋と綾里真宵を置いて失踪してしまった。また、何者かが、ある人物から警察が霊媒に頼ったことを聞き、世間に公表され、警察は歴史的恥をさらしたことで笑いものになり、警察は誰がこのことを暴露したか裏で捜査した。
- 『蘇る』第4話までの時点では未解決となっていたが、『蘇る』第4話で成歩堂の活躍によって真相が明らかになり、真犯人が逮捕されて事件は解決した。しかし、この事件はシリーズの主要人物達のその後を大きく狂わせており、事件が解決した後も事件の影響は物語に暗い影を落としている。
- 映画版では事件の発生した年が1997年に、事件現場が裁判所の証拠品倉庫に変更されている。DVDのオーディオコメンタリーで巧は「エレベーターで窒息するはずがない」と指摘され、映画版では内容を変更したと述べている。
- 名前の由来は巧舟の好きなミステリー作家・泡坂妻夫のデビュー作『DL2号機事件』。
- SL9号事件(エスエルきゅうごうじけん)
- 『蘇る』第5話で登場。『蘇る』第5話から2年前の2015年2月21日に発生した連続殺人事件。DL6号事件と違い、こちらは解決事件となっている。
- 担当捜査官は、罪門恭介、市ノ谷響華、多田敷道夫。担当検事は、罪門直斗。
- 犯人は、青影丈というごく普通のサラリーマンだった。しかし、決定的な証拠品もなく、動機も全て推測だった為、警察は彼を逮捕できず、焦りを感じていた。だが、彼が最後に殺した罪門恭介の弟・罪門直斗を殺害したことで決定的な証拠品を残し逮捕され、死刑判決を受けて、事件は解決した。しかし、罪門恭介は弟の死を不信に思っており、SL9号事件の凶器と解剖記録から、単独でこの事件をしつこく調査していたが、『蘇る』第5話で丁度2年が経ち、申し送りを迎え、追跡捜査ができなくなってしまった。罪門直斗が死亡した後、担当検事が御剣に後任され、事件解決後に御剣の黒い噂を作るきっかけとなった事件でもある。事件解決後に罪門恭介は、巡査に降格され、市ノ谷響華は検事に解雇届けを出され、多田敷道夫のみ咎めがなかった。
- UR-1号事件(ユウアールいちごうじけん)
- 『5』第5話で登場。『5』から7年前の2020年に発生した殺人事件。大河原宇宙センターのロボット研究室で、心理学者で希月心音の母、希月真理が殺害される。容疑者は被害者の弟子で検事の夕神迅。夕神迅の自供と決定的な2つの証拠品から、異例の短期間で有罪判決が下る。この事件は有罪となった者が検事であり、成歩堂の証拠品捏造事件の後に起こった出来事であった為に人々の法曹界への強い不信を煽り、『法の暗黒時代』が幕を開けるきっかけとなる。
法律
- 序審法廷制度(じょしんほうていせいど)
- 『1』第2話から登場。逆転裁判の世界において、刑事事件の審理は、まず起訴された容疑者が有罪か無罪かのみを最長3日以内で審理する「序審」と、有罪が確定した後に被告の量刑などを審理する「本審」とに分かれている。序審法廷制度はその制度の名称。増加する犯罪に対し、迅速に処理できるように制定された。ゲーム中で主人公が参加するのは全てこの序審法廷である。成歩堂は、この制度のことを「簡単にいうと最近、犯罪が多いから、ぱぱっと片付けちゃおうという制度」と説明しており、『4』で成歩堂はこの制度に対し疑問を投げかけている。なお、映画版では「序審裁判」という名称になっている。
- 『1』では制度の開始時期について「2、3年前」という成歩堂の発言があるが、『3』『検事』では御剣のデビュー時である2012年(『1』から逆算して4年前)には既にこの制度が開始している。
- 裁判員制度(さいばんいんせいど)
- 『4』で登場する新しい裁判システム。その内容は、裁判員と呼ばれる人達が裁判の様子(加えて、それ以前の調査の様子)を別室で視聴し、有罪・無罪の判断を下すというもの。成歩堂が案内役を務める。ゲーム付属の取り扱い説明書に“本当の”裁判員制度の解説があったり、法務省のサイトのURLを記載したりするなど、プレイヤーに対して裁判員制度の見識を広めようとする製作者側の意図も見受けられる。なお、実際の制度はゲーム中のものとは大きく異なる。
学校
- 勇盟大学(ゆうめいだいがく)
- 『3』『4』に登場した大学。成歩堂の母校。『3』の美柳ちなみ、呑田菊三、『4』の河津京作が在学している。劇中では芸術学部、薬学部、文学部、理工学部の存在が判明している。『3』第1話では事件現場となった。
- 私立テミス法律学園(しりつテミスほうりつがくえん)
- 『5』に登場した学校。教育課程は基本的に通常の高校と同じ(15歳以上で入学、3年間就学)だが、法曹三者を育成する為の専門課程があり、希望した進路に応じて弁護士クラス・検事クラス・裁判官クラスに分けられている。制服の色もクラスに応じて分けられている。模擬裁判を行う為の裁判所を模した教室など設備は整っており、王泥喜は「オレが通っていた学校とは大違いだ」と言っている。また実務についている法曹を講師として呼ぶこともあり、劇中では響也と成歩堂が呼ばれている(成歩堂は「異議あり!」の指の角度などを教えていた)。響也と『検事2』に登場した一柳弓彦はこの学校の卒業生で同期である。
国家
- ボルジニア共和国(ボルジニアきょうわこく)
- 『4』第3話に登場する歌姫・ラミロアがやってきた国で『検事』第2話に登場するジンク・ホワイト2世の出身国でもある。『検事』において北欧にある小国であることが明かされた。「ボルジニアの布」「ボルジニアのマユ」という特産品がある。
- ボルジニア語は文字のパターンが少なく、象形文字のようなもので描かれているが、その中には波動拳を撃っている人の姿がある。巧舟自身が製作した『ディノクライシス』の舞台でもある。
その他
- 倉院流霊媒道(くらいんりゅうれいばいどう)
- 『1』『2』『3』に登場しており、非常に霊力の強い家系である綾里家(霊力を有するのは女性のみ)に伝わる“本物の”霊媒術。始祖は綾里供子。他の流派も存在する(『2』の春美の発言から)。『4』では登場していない。名前はクラインの壺からとられたもので、作中では「倉院の壺」と呼ばれる品が度々証拠品として登場する。以下は倉院流霊媒道の特徴。
- 霊媒の最中、霊媒師自身の意識は完全に途絶え、何も知覚できない状態となり、霊媒を終えた後もその間のことはまったく記憶に残らない。そのため霊媒師自身が霊と意思の疎通をとることはできない。霊媒中は肉体にも変化が起こり、容姿は霊媒対象と同じものに変わり、生前の人格そのままに振る舞う。ホクロなどごく小さな特徴まで再現され、霊媒師本人の外見的特徴はせいぜい装束と毛髪のスタイルくらいにしか残らない。
- 霊媒をするかどうかの主導権は完全に霊媒師側にあり、霊の方から勝手に身体に入り込むことはできない。だが霊媒師が未熟だった場合、霊媒には成功してもその霊を制御しきれなくなる場合がある。
- チャーリー
- 成歩堂の事務所に置かれている観葉植物。名前が判明したのは『1』第3話から。種類は「コルディリネ・ストリクター」。事務所が千尋のものだった頃から置かれていた。成歩堂によると、「事務所のマスコットキャラクター」。真宵や春美に水を過剰にやられたり、茜の特製化学肥料で妙に黄色くなったりと、散々な目に遭っている。前述したように、成歩堂が来る以前から事務所にあるので、みぬきからは「センパイ」と呼ばれている。
- ホテル・バンドー
- 成歩堂法律事務所の向かいにあるホテルの名前。『1』では「板東ホテル」という名称で小さなビジネスホテルだったが、ある事件以来有名になり「ホテル・バンドー」という名のホテルになり、徐々に大型化していった。『2』には同系列の「ホテル・バンドー・インペリアル」が登場し『3』では街の一角に「バンドーランド」を建設しており、『検事』ではそれが舞台となった。
- 宿泊料金は「ホテル・バンドー」(板東ホテル)が一泊につきシングル6000円、ツイン11000円。「ホテル・バンドー・インペリアル」は一部屋に二名まで宿泊可能で40000円。来賓用のロイヤルスイートは10万円以上になる[21]。
- 『大江戸戦士トノサマン』シリーズ(おおえどせんし-)
- 『1』第2話から登場。子供向けの人気番組。真宵や10歳前後くらいのヤング、さらに御剣までもが夢中になっている特撮ヒーロー番組で、「大江戸戦士トノサマン」と「小江戸剣士ヒメサマン」の時は毎週夕方5時に放送していたが、「大江戸戦士トノサマン・丙!」からは、毎週日曜、朝8時に放送されており、英都撮影所で製作されている。「大江戸戦士トノサマン」のストーリーは、ネオ・エドシティを舞台に悪の宿敵アクダイカーンと死闘を繰り広げるというもの。ネオ・エドシティにはネオ・フジヤマも存在する。もう1つの子供向けの番組「忍者ナンジャ」とはライバル関係。ストーリーについては登場人物の口からある程度が語られるのみだが、ゲームの中の世界ではライバル番組を押しのけ絶大な人気を誇っている。成歩堂の携帯の着メロもトノサマンのテーマである。御剣も隠れファンの一人(詳細は御剣怜侍を参照)。
- 2016年度上半期の「大江戸戦士トノサマン」に始まり、2016年度下半期の「小江戸剣士ヒメサマン」、そして2017年度の「大江戸戦士トノサマン」の続編「大江戸戦士トノサマン・丙!(へい)」、2018年度には、トノサマンがヒメサマンと結ばれ、間にはワカサマンという子供ができるストーリー(大江戸亭主トノサマンOTTO)に繋がる。2025年の『4』の時点でもシリーズは続いており、「電動伝道師サマンサマン」に続く最新シリーズのタイトルは「ボージャク武人ナニサマン」である。
- また、サウンドトラックでは「トノサマンのテーマ」に歌詞が用意されており、ゲーム中では『検事』で子供が口ずさんでいる。2012年の「逆転裁判10周年 特別法廷」では水木一郎がステージ上で歌った。
- 忍者ナンジャ(にんじゃ-)
- 『2』第4話から登場。子供向けの人気番組。舞台は室町時代。忍者としては駄目なナンジャには、美しい声という素晴らしい武器が。真っ赤なギターを片手に室町時代の芸能界に殴り込み、スターダムに伸し上がるサクセス物語。『2』の荷星の発言によると、元は映画のリメイク作品としての企画だった(『1』第3話で英都撮影所内にポスターが貼られている映画「武士節」が同様のストーリーである)。光映撮影所で製作されており、『大江戸戦士トノサマン』シリーズとはライバル関係で、いつもトノサマンに負けている子供向け番組だが、「全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー」で惜しくもグランプリを逃してしまうほどの人気である。放送は『大江戸戦士トノサマン』シリーズと同じく毎週日曜、朝8時に放送されている。美雲は「忍者ナンジャ」のファン。
- オニャンコポン
- 『2』第4話から登場。ヒーロー番組であるが、『検事2』での茜の発言によると「放送時間も制作会社も謎」というミステリアスな番組らしい(御剣は「製作会社がつぶれただけ」と考えている)。『検事2』で猿代草太がきているシャツに描かれているのもオニャンコポンである。時の支配者ズルワーンを相手に戦う謎のエスニック・ヒーロー。「全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー」にノミネートされており、コアな人気があるが、『5』では『クイズ逆転推理』にて成歩堂が「今時オニャンコポンの人気じゃTV出演は無理だろう」と発言しており、人気は落ちてしまった模様。なお、『オニャンコポン』はガーナのアシャンティ人に伝わる神であり、『ズルワーン』はズルワーン教における創造神・時間の神の名前。
- 脚立(きゃたつ)
- シリーズ各作品に必ず1回は登場し、ハシゴとの違いがしばしば議論される、いわゆる「お遊び要素」の一つ。成歩堂編では真宵や茜、糸鋸などが脚立のことを「ハシゴ」と呼び、成歩堂に正されるが「同じようなもの」「もっとホンシツを見よう」と返されるというもの。また、『2』『3』では暖炉と竈の違いについて似たような会話が展開される。
- 『4』では、逆に主人公である王泥喜が「もっとホンシツを見よう」と言う立場になっている。更に『4』では王泥喜に「面倒だから、まとめて『キャシゴ』と呼ぼう」と言われてしまった。『検事』では「ハシゴ」が登場する。
- 『検事』では、御剣怜侍が「ハシゴ」、美雲が「脚立」と言い、『検事2』では、馬堂が「ハシゴ」、御剣信が「脚立」と言う。
- タイホくん
- 警察のマスコットキャラクター。モデルは現実の警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」。『1』第4話からの警察署・刑事課の背景の人形で登場。刑事課の課長が考えたキャラクターであり、『1』では刑事課のマスコットに留まっていたが、『2』では所轄署の、『3』では警察そのもののマスコットになり、新しい仲間「タイホちゃん」も加わった。「タイホくん」と「タイホちゃん」が結婚する時は、互いに手錠を掛ける。『蘇る』では、糸鋸刑事の手で「ダンシングタイホくん」という動くベニヤ板製のロボットが作られ、『逆転裁判』シリーズでキャラクターの仲間入りを果たす。また、『蘇る』では事件に強く関わり、成歩堂達に散々迷惑をかけた。タイホくんに関して、真宵や春美は「カワイイ」と賞賛しているものの、御剣は「カイブツ」「うごめくベニヤ板」と表現している為、かなり評価が分かれているようである。
- 『2』第1話・『検事』第1話で須々木マコがタイホくんの服を着ており、バンドーランドのマスコットキャラクターにもなっていた。7年後の世界の『4』では、ガリューウエーブのマスコットキャラクターとして人気を博していて、Tシャツ、ギター化、着ぐるみ化などされ、「レッドタイホ」などの亜種も登場した。『検事』第3話で「プロトタイホくん」「ワルホくん」が新たに加わり、「タイホくん」「タイホちゃん」「プロトタイホくん」「ワルホくん」がキグルミで登場した。『レイトン教授VS逆転裁判』にも「ミスター・タイホ」が登場。
- ベントーランド
- 『蘇る』から登場した弁当屋。普通でまともな弁当を売るが、中には個性的で食べられない弁当も売る。『検事』第2話では、羽咲空港でベントーランドの販売員が登場している。
- ガリューウエーブ
- 牙琉響也がリーダー&ボーカル&ギターを務める大人気ロックバンド。メンバーの5人全員が警察関係者で、デビュー曲「恋の禁固刑・13年」をはじめ、発表した曲は全てミリオンセラーになっている。作中で判明しているメンバーは響也と眉月大庵のみ。結成した理由は響也によると「女の子に振り向いてもらいたいから」。『検事』第3話ではマークのみ登場する。
日本国外での展開
北米、欧州及びオーストラリアで『Ace Attorney』シリーズとして発売されている。販売元は欧米ではカプコン、オーストラリアでは任天堂が担当。DS版のみで、GBA版は発売されていない。
2005年10月11日、北米で『Phoenix Wright: Ace Attorney(逆転裁判 蘇る逆転)』が発売された。その後、『Phoenix Wright: Ace Attorney - Justice for All(逆転裁判2)』『Phoenix Wright: Ace Attorney - Trials and Tribulations(逆転裁判3)』『Apollo Justice: Ace Attorney(逆転裁判4)』『Ace Attorney Investigations: Miles Edgeworth(逆転検事)』『Phoenix Wright: Ace Attorney - Dual Destinies(逆転裁判5、ただしダウンロード版のみ)』が発売されている。『逆転検事2』及び『レイトン教授VS逆転裁判』は2013年10月現在発売されていないが、後者は2014年中の発売に向け開発中となっている。一方、前者は非公式の翻訳活動が行われている(英語版記事参照)。
日本国外においては本作品のデザインや音楽が評価される一方で、再プレイ性に欠ける点や(ストーリー及びシステム上仕方ないことではあるのだが)自由度の低さが批判されている[22][23][24]。また、北米ではGameSpotが「現実の裁判にかなり近いとはいえ、ゲームでの数々の出来事はプレイヤーに司法について不信感を抱かせる。実際の法曹界の人間をゾッとさせるようなゲームだろう」と述べている[25]。
日本国外版には、翻訳の過程で様々なローカライズが施されている。例えば、北米版ではカリフォルニア州ロサンゼルスが舞台となり、登場人物には全て現地語名が付けられていることや、食べ物などの欧米化などが挙げられる。『5』を除きボイスも現地スタッフのものに置き換えられており、同じくセリフ部分が2行から3行になっている。また、英語版は、日本語版付属のものと欧米のものでは多少内容が異なる。
キャラクター人気も高く、『タツノコ VS. CAPCOM』で成歩堂が候補の一つにあったが没になったことについて、『タツノコ VS. CAPCOM』の新妻良太プロデューサーは「海外では特に要望が多かった」と話している[26]。なお成歩堂の格闘ゲーム参戦は後に『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』で実現した。
関連商品
サウンドトラック
- 逆転裁判+逆転裁判2 オリジナル・サウンドトラック(2004年3月31日発売)
- 逆転裁判3 オリジナル・サウンドトラック(2004年3月31日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 オリジナル・サウンドトラック(2006年3月31日発売)
- 逆転裁判 オーケストラアルバム 〜GYAKUTEN MEETS ORCHESTRA〜(2006年9月30日発売)
- 逆転裁判 ジャズアルバム 〜GYAKUTEN MEETS JAZZ SOUL〜(2007年3月31日発売)
- 逆転裁判4 オリジナル・サウンドトラック(2007年6月27日発売)
- 逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート 〜GYAKUTEN MEETS ORCHESTRA〜(2008年7月16日発売)
- 逆転裁判サウンドBOX(逆転裁判 蘇る逆転〜逆転裁判3)(2012年2月8日発売)
- 映画『逆転裁判』オリジナル・サウンドトラック(2012年2月8日発売)
- 逆転裁判5 オリジナル・サウンドトラック(2013年9月25日発売)
逆転裁判シリーズのサウンドトラックはたのみこむのリクエストによって商品化された[27]。
映像化商品
グッズ
- 逆転裁判
- GBA用カートリッジ型消しゴム「逆転裁判」(2000年3月3日発売)
- 逆転裁判 ピントレコレクションPart1(2004年3月発売)
- 逆転裁判 ピントレコレクションPart2(2004年6月発売)
- 逆転裁判 ピントレコレクションPart3(2005年9月30日発売)
- マグステージ 逆転裁判(2005年12月20日発売)
- 逆転裁判 法廷フィギュアコレクション(2006年5月28日発売)
- 逆転裁判 携帯ゲームクリーナー(2006年8月11日発売)
- 逆転裁判 携帯ゲームクリーナー2種セット 成歩堂+綾里姉妹(2006年8月11日発売)
- 逆転裁判 キーホルダー(2007年9月20日発売)
- 逆転裁判 カードケース(2007年9月20日発売)
- 逆転裁判 キャラクタートランプ(2007年9月20日発売)
- 逆転裁判画集 The Art of GYAKUTENSAIBAN(2007年9月26日発売)
- 逆転裁判 宝月茜のかりんとう(2008年4月20日発売)
- タイホくんストラップ(2008年9月23日発売)
- 大場カオルのトートバッグ(2008年9月23日発売)
- 逆転裁判 成歩堂/御剣/王泥喜ブックマーカーセット(2008年9月23日発売)
- 逆転裁判 とのさまんじゅう(2008年10月29日発売)
- ユニクロ 逆転裁判Tシャツ: UT×Japan Game(2009年4月6日発売)
- 逆転裁判 ゴドーのマグカップ(2009年5月1日発売)
- 逆転裁判 シリーズストラップ(2009年5月20日発売)
- DS逆転裁判Ver くらえ!逆転タッチペン(2009年5月30日発売)
- カプコンガールズカレンダー 2011(2010年9月16日発売)
- 逆転裁判 卓上スクールカレンダー<2011.04〜2012.03>(2011年3月17日発売)
- 逆転裁判/逆転検事 ラバーストラップコレクション Vol.1(2011年6月30日発売)
- 逆転裁判/逆転検事 ラバーストラップコレクション Vol.2(2011年6月30日発売)
- カプコンガールズカレンダー 2012(2011年9月15日発売)
- 逆転裁判 マグカップ (2011年9月20日発売)
- 逆転裁判 ストラップ 成歩堂(2011年9月20日発売)
- 逆転裁判 ストラップ 御剣(2011年9月20日発売)
- 逆転裁判 クリアファイル 成歩堂/御剣 (2011年9月20日発売)
- 逆転裁判 クリアファイル 集合イラスト/成歩堂/御剣 (2011年9月20日発売)
- 逆転裁判3
- 逆転裁判3 下敷(2004年9月25日発売)
- 逆転裁判3 Tシャツ(2004年9月25日発売)
- 逆転裁判3 マグカップ(2004年9月25日発売)
- 逆転裁判3 メモ帳 成歩堂(2004年9月25日発売)
- 逆転裁判3 メモ帳 御剣(2004年9月25日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転
- 逆転裁判 蘇る逆転 下敷き(2005年9月22日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 名刺ケース(2005年9月22日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 Tシャツ 矢張仕様(2005年9月22日発売)
- 逆転裁判4
- 逆転裁判4 2007-2008カレンダー(2007年3月12日発売)
- 逆転裁判4 滝太の男を上げるTシャツ(2007年9月20日発売)
- 逆転裁判4 下敷(2007年9月26日発売)
- 逆転裁判4 メモ帳 牙琉(2007年9月26日発売)
- 逆転裁判4 メモ帳 王泥喜(2007年9月26日発売)
- 逆転裁判4 クリアファイル(2007年9月26日発売)
- 逆転裁判4 逆転裁判4携帯ストラップ みぬく(2007年10月17日発売)
- 逆転裁判4 CD風ポストカードセット(2007年10月26日発売)
- 逆転裁判4 ラバーブレスレット2個セット(2007年11月8日発売)
- 逆転裁判4 ガリューウエーブ ペンダント(2007年11月8日発売)
- 逆転裁判4 成歩堂のニット帽(2008年3月5日発売)
- 逆転裁判4 携帯ストラップ サイコ・ロック
- オーケストラコンサート
- オーケストラコンサート記念タンブラー(2008年4月20日発売)
- 逆転裁判 特別法廷2008秋 描き下ろし図書カード(2008年9月23日発売)
- 逆転裁判 特別法廷2008秋 額装グラフィックアート(2008年9月23日発売)完全受注限定生産
- 逆転裁判 特別法廷2008秋 オーケストラコンサートオフィシャルパンフレット(2008年9月23日発売)
- 逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート オフィシャルDVDブック(2008年10月14日発売)
- イベント・初回特典
- 王泥喜ヘッドホン (逆転裁判4初回特典)
- 成歩堂/真宵カンバッジ(逆転裁判/逆転検事 ラバーストラップコレクション Vol.1アニメイト初回特典)
書籍
- 逆転裁判コミックアンソロジー(2002年7月27日発売)
- 逆転裁判 I&II アンソロジーKINGDOM(2003年8月12日発売)
- 逆転裁判 I&II 4コマKINGDOM(2003年9月27日発売)
- 逆転裁判3 4コマKINGDOM(2004年3月27日発売)
- 逆転裁判 ファンブック(2005年8月発売)
- 逆転裁判 ファンブック 〜なるほど逆転裁判!〜(2006年3月31日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルファンブック(2006年6月30日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 成歩堂 編(2006年3月28日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 御剣 編(2006年3月28日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 成歩堂 編(2)(2006年9月29日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック 御剣 編(2)(2006年9月29日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルファンブック Vol.2 (2006年10月27日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルファンブック Vol.3(2007年4月12日発売)
- 逆転裁判4 アンソロジーコミック(2007年8月1日発売)
- 逆転裁判アンソロジーコミック プレイバック!成歩堂(2007年9月1日発売)
- 逆転裁判キャラクターズ 4コマKINGDOM(2007年10月12日発売)
- 逆転法廷-裁判員攻略読本-(2009年5月21日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック成歩堂編【新装版】(2010年3月25日発売)
- 逆転裁判 オフィシャルアンソロジーコミック御剣編【新装版】(2010年3月25日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 脚本大全(2012年1月13日発売)
- やさしいピアノ・ソロ 逆転裁判 ベストセレクション(2013年3月28日発売)
攻略本
- 逆転裁判 真相解明マニュアル(2001年11月15日発売)
- 逆転裁判2 真相解明マニュアル(2002年12月12日発売)
- 逆転裁判3 真相解明マニュアル(2004年3月4日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 真相解明マニュアル(2005年11月4日発売)
- 逆転裁判 蘇る逆転 オフィシャルコンプリートガイド(2006年6月15日発売)
- 逆転裁判2 オフィシャルコンプリートガイド(2006年10月26日発売)
- 逆転裁判3 オフィシャルコンプリートガイド(2007年8月23日発売)
- 逆転裁判4 公式ガイドブック(2007年6月16日発売)
メディア展開
漫画版
テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『別冊ヤングマガジン』(講談社)にて、2006年8月11日発売の17号から連載開始。また、『週刊ヤングマガジン』(同)にも2007年3月26日発売の17号から2007年4月23日発売の21号まで短期連載されていた。全5巻。更に、2009年4月13日発売の『週刊ヤングマガジン』20号から御剣怜侍を主人公にした『逆転検事』が連載開始した。こちらは全4巻。
時系列的には『3』以降の物語であるが、具体的に何年後とは設定されておらず、成歩堂や真宵ら主要登場人物の年齢も不明扱いにされている。基本的にオリジナルの登場人物達によるオリジナルの事件が展開されるが、ゲーム本編のキャラも多数登場する。
成歩堂らが「異議あり!」と叫ぶそのフキダシの形と字体、ここぞという局面での顔のアップなど、ゲーム画面で使われている演出の多くがそのままの形で持ち込まれている。『検事』では第一話で一回だけ「これだ!」の演出がゲームと同じものが使用された。
逆転裁判
- 第1話:風と共に逆転(全1話、『別冊ヤングマガジン』2006年17号)
- 恋人の不倫相手を殺害した容疑をかけられてしまった矢張を、成歩堂と真宵が弁護する。
- ほぼ法廷パートにあたる部分から構成されており、担当検事も亜内検事であるなど、ゲーム版の第1話を踏襲したスタイルになっている。
- 第2話:逆転の死刑台(全4話、『別冊ヤングマガジン』2006年18号 - 2007年21号)
- 会社員の自殺を巡り、大会社の社長から弁護を依頼される成歩堂。しかしその夜、社長が何者かに殺害されてしまう。容疑者として逮捕されたのは殺害時刻にアリバイのない社長の弟。しかし容疑者が自身のコレクションであるクモたちを燃やすわけがないと思った成歩堂は彼の弁護を担当する。
- 探偵パートにあたる部分が第1話に比べて増えている。
- 担当検事は本話が初登場の御剣。また、糸鋸刑事やわずかだが『蘇る逆転』の原灰ススムも登場している。
- 第3話:逆転のショータイム(全5話、『週刊ヤングマガジン』2007年17号 - 21号)
- 真宵と一緒に「キラリン★ショー」を見に遊園地に来た成歩堂だったが、ショーの最中に出演者の一人が刺殺される。状況から司会者の女性が逮捕されるが、成歩堂は弁護を決意。
- 今回も前話同様担当検事は御剣。また、ゲーム版の人気キャラクターである大場カオルも警備員として登場。
- 第4話:逆転の預言書(全3話、『別冊ヤングマガジン』2007年22号 - 24号)
- 高菱屋の占いコーナーを訪れた成歩堂と真宵。しかし占いの最中に殺人事件が起こり、死に神に体を乗っ取られると占われた女性が、死体と共に密室の中にいた。そして彼女の手には死に神からのメッセージカードが握られていた。成歩堂はその女性を弁護することになる。
- 今回の担当検事は今回が漫画版初登場の狩魔冥。今回の狩魔は第1話で成歩堂のことをフルネームではなく苗字だけで呼んでいる(2話ではフルネームで呼んでいる)。また、EDシーンのみであるが御剣も登場する。
- 成歩堂が将来ピアニストに転職すると占われる、やたぶき屋のみそラーメンが出てくるなど、『4』との繋がりを匂わせる場面がある。
- 第5話:天国からの逆転(全2話、『別冊ヤングマガジン』2007年25号 - 2008年26号)
- 春美が拾った迷子の子猫が、天下そばという食品会社の会長の飼い猫だと推理した成歩堂たちは、子猫を返しにいくことに。しかし、その会長は、自宅で変死していた。その容疑者として、会長に暴力を振るわれていた娘が逮捕された。しかし、その娘の証言によると、「死んだ母親が天国から帰ってきて、私を助ける為に父親を殺した」という。
- 今回の担当検事は御剣。また、わずかだが原灰ススムが登場する。また、今回の事件はこれまでのケースと違う意外な結末が特徴。
- 第6話:逆転食いしん坊(全2話、『別冊ヤングマガジン』2008年27号 - 28号)
- 成歩堂が真宵や春美と一緒に見ていたテレビ番組「食いしん坊キング」の生放送中に、大食いチャンピオンのジャスティス正義が毒殺されてしまう。翌日、その番組の司会者が容疑者として逮捕されてしまった。番組ディレクターから、その司会者の弁護を頼まれた成歩堂。しかし、ディレクターや他の出演者たちは、事件に関わる何らかの秘密を隠している様子。
- 今回の担当検事は、第1話以来の登場となる亜内検事。大食い番組ということで、やたぶき屋が再登場し、『3』の本度坊薫がわずかに登場している。
- 第7話:逆転力vs神通力(全2話、『別冊ヤングマガジン』2008年29号 - 30号)
- 第4話で知り合った柊カエデが、怪しげな新興宗教「大天狗会」にはまってしまった。不安になった成歩堂と真宵が本部「奇跡ノ塔」を訪れるが、そこで殺人事件が発生。再び逮捕されたカエデを救うべく、成歩堂は弁護を決意する。
- 今回の担当検事は狩魔冥。
コミックス
- ISBN 978-4-06-361548-7(2007年4月6日発売)
- ISBN 978-4-06-361564-7(2007年6月6日発売)
- ISBN 978-4-06-361628-6(2007年12月6日発売)
- ISBN 978-4-06-361697-2(2008年7月4日発売)
- ISBN 978-4-06-361741-2(2008年12月5日発売)
- 天才検事・御剣編(廉価版) ISBN 978-4-06-374987-8(2012年1月4日発売)
- 女検事・狩魔冥編(廉価版) ISBN 978-4-06-375003-4(2012年2月8日発売)
小説版
『IN★POCKET』2007年6月号(2007年6月15日発売)より連載開始。
2007年7月号(2007年7月13日発売)に第一話の後編が掲載され、同誌編集後記に「第二話は目下準備中」と告知されたものの第二話以降は発表されていない。(2009年5月現在)
- 作:黒田研二
- 絵:前川かずお
- 監修:CAPCOM
- 第一話:逆転の架け橋(全2回、『IN★POCKET』2007年6月号 - 7月号)
- 法廷での勝利のお祝いに「やたぶき屋」でラーメンを食べている成歩堂と真宵に、店主矢田吹からお祝いとして豪華な具材入りの「特製ラーメン」をおごられる成歩堂。だが、その交換条件として常連客の女子大生カナエの弁護を依頼される。殺されたのは人気俳優大河内ヒカル。ヒカルの熱烈な追っかけをしており、殺害現場のホテルにまで宿泊していたカナエに容疑がかけられたという。「『やたぶき屋』のみそラーメン好きに悪い人はいない」という真宵に促され、成歩堂は弁護を引き受ける。
テレビドラマ
2007年のゴールデンウィーク期間中、本作の世界観を実写化したテレビドラマ「逆転裁判ミステリー劇場」が、日本テレビとごく一部の系列局で放送された。
内容は「尋問中に突然停電が発生し、電気が復旧すると証人が死亡していた。犯人は検事と弁護士のどちらか?」というもの。
放送初日の5月1日から、『逆転裁判4』公式ホームページ上にて解答編が配信されている。
舞台版
宝塚歌劇「逆転裁判 蘇る真実」
2009年2月、宝塚歌劇団が宝塚バウホールと日本青年館での宙組公演で舞台化。宝塚歌劇でのゲームの舞台化は初となる[28]。
鈴木圭が脚本と演出と担当。アメリカを舞台にし、蘭寿とむ演じるフェニックス・ライトが難事件を解決するストーリーとなり、ゲームで使用された楽曲もミュージカルで再現された。
主な配役
- フェニックス・ライト(成歩堂龍一) - 蘭寿とむ
- レオナ・クライド(オリジナルキャラクター、ただしキャラクター像は宝月巴) - 美羽あさひ
- マイルズ・エッジワース(御剣怜侍) - 七帆ひかる
- マヤ・フェイ(綾里真宵) - すみれ乃麗
- ディック・ガムシュー(糸鋸圭介) - 春風弥里
- ラリー・バッツ(矢張政志) - 鳳翔大
- ロッタ・ハート(大沢木ナツミ) - 美風舞良
- 裁判長 - 風莉じん
外部リンク
宝塚歌劇「逆転裁判2 蘇る真実、再び...」
2009年3月2日に前作の好評を受け、同じ宙組による続編「逆転裁判2」が発表された[29]。
宝塚バウホール(8月20日 - 31日)と赤坂ACTシアター(9月5日 - 15日)で公演。
引き続き鈴木圭が脚本と演出と担当。前回「逆転裁判 蘇る真実」の続編。なお、退団者の都合上キャスト変更などあり。
主な配役
- フェニックス・ライト(成歩堂龍一) - 蘭寿とむ
- ルーチェ・アレイア(オリジナルキャラクター) - 純矢ちとせ
- マイルズ・エッジワース(御剣怜侍) - 悠未ひろ
- マヤ・フェイ(綾里真宵) - すみれ乃麗
- ディック・ガムシュー(糸鋸圭介) - 春風弥里
- フランジスカ・ヴォン・カルマ(狩魔冥) - 藤咲えり
- ロッタ・ハート(大沢木ナツミ) - 美風舞良
- 裁判長 - 風莉じん
- ローズ・アレイア(オリジナルキャラクター) - 光あけみ
- ローランド・スミス(オリジナルキャラクター) - 七海ひろき
外部リンク
宝塚歌劇「逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース」
シアター・ドラマシティ(2013年1月9日 - 1月17日)と日本青年館(2013年1月23日 - 1月28日)で公演[30]。
初演に引き続き、鈴木圭が脚本と演出を担当。本作では、前作では脇役だったマイルズ・エッジワースを主役とした作品で、前作で同役を演じた悠未ひろが主演。
外部リンク
逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜(2013年)
2013年7月31日から8月4日まで、六行会ホールで公演。斎藤栄作が脚本、スーパー・エキセントリック・シアターの大関真が演出を担当[31]。
- 成歩堂龍一 - 兼崎健太郎
- 御剣怜侍 - 和田琢磨
- 綾里真宵 - 荻野可鈴
- 矢張政志 - 林明寛
- 糸鋸圭介 - 磯貝龍虎
- 荷星三郎 - 杉原勇武
- 芽多田内亨 - 富田翔
- 美惑埜香 - 護あさな
- 団勇矢 - 出口哲也
- 裏野力 - 粕谷佳五
- 華煮衝江里斗 - 吉田幸宏
- 三大寺夢子 - 石原あつ美
- 大場カオル - 久下恵美
- 日陰ツトム - 角野哲郎
- ミヤコ蛾々 - 兎本有紀
- 裁判長 - 井上浩
- バッファロー千種 - 祖父江桂子
- 劇団員 - 服部紗弥
逆転裁判 〜逆転のスポットライト〜(2014年)
2014年4月9日から13日まで、草月ホールで公演。前回に引き続き斎藤栄作が脚本、スーパー・エキセントリック・シアターの大関真が演出を担当。前回から一部キャストが変更された。
- 成歩堂龍一 - 兼崎健太郎
- 御剣怜侍 - 和田琢磨
- 綾里真宵 - 荻野可鈴
- 矢張政志 - 林明寛
- 糸鋸圭介 - 磯貝龍虎
- 荷星三郎 - 小笠原健
- 芽多田内亨 - 富田翔
- 美惑埜香 - 虎南有香
- 三大寺夢子 - 栞菜
- 華煮衝江里斗 - 寺山武志
- 裏野力 - 土井一海
- 団勇矢 - 出口哲也
- 大場カオル - 久下恵美
- 日陰ツトム - 角野哲郎
- 裁判長 - 井上浩
- バッファロー千種 - 祖父江桂子
- 劇団員 他 - 服部紗弥
- ミヤコ蛾々 - 隅田美保(アジアン)
外部リンク
映画版
テンプレート:Infobox Film 2012年2月11日に東宝系で公開の映画。監督は『一命』の三池崇史[32]、主演は『ドロップ』の成宮寛貴。2011年5月10日から6月下旬まで撮影が行われ、東映京都撮影所には大法廷のセットが建てられ、CG、VFXがふんだんに使われている[33]。
キャッチコピーは「偽りの真実を打ち砕け。」[34][35]。
全国275スクリーンで公開され、2012年2月11、12日の初日2日間で興収1億1,795万6,400円、動員8万5,382人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第5位となった[36]。
物語
ストーリーは、映画オリジナルの導入アバンとして「DL6号事件」での綾里家における降霊の場面を据えた上で、本編においては原作『1』の第1話「はじめての逆転」の法廷パート後半を導入とし、第2話「逆転姉妹」及び第4話「逆転、そしてサヨナラ」をメインストーリー軸の基として再構成している。また使用されなかったストーリーや未登場キャラクターは一部シーンへの流用や登場キャラクターがそれを匂わす行動をとるなど、いわゆる「小ネタ」的な使われ方をしている。基本的にシリアスなシナリオだが、原作同様ギャグシーンや漫才風の掛け合いも含まれており、人物のボケについて法廷内の人物が大きな音を立ててずっこけるなど一部ギャグシーンは強調されている。
20XX年。凶悪犯罪の増加に対応する為、日本政府は新たな司法システム『序審裁判』を導入した。これは、弁護士と検事の公開法廷における直接対決で、証拠と証拠をぶつけあいながら、3日以内に被告人の有罪・無罪のみを先行決定する制度である。
成歩堂龍一は25歳の新米弁護士。ある日、綾里法律事務所の所長で成歩堂の良き理解者でもあった上司の弁護士・綾里千尋が、「長年追いかけてきたある事件の新たな証拠を見つけた」というメッセージを残すが、その後千尋は殺害された。容疑者として逮捕されたのは、千尋の妹で見習い霊媒師の綾里真宵だった。彼女の弁護を引き受けた成歩堂は、無実を証明する為、かつての幼馴染でもあるエリート検事・御剣怜侍と対決し、見事無罪を勝ち取った。
その法廷の後、成歩堂の元に御剣が殺人容疑で逮捕されたという知らせが入る。成歩堂は御剣に弁護を名乗り出るが、御剣を起訴したのは彼の師匠で40年間無敗の経歴を誇る伝説の検事・狩魔豪だった。そして審理を重ねていくうちに、15年前に起きた「DL6号事件」が今回の殺人事件と深く関係していることを知る。
キャスト
- 成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち) - 成宮寛貴(小学生時代:澁谷武尊)
- 新米弁護士。正義を信じる優しい情熱家[37]。
- 千尋が殺害された事件では真宵の弁護を、生倉弁護士殺人事件では幼馴染の御剣の弁護を引き受ける。
- 綾里 真宵(あやさと まよい) - 桐谷美玲(幼少期:西口莉乙加)
- 霊媒師の卵で、千尋の妹。成歩堂の助手となる。
- 御剣 怜侍(みつるぎ れいじ) - 斎藤工(小学生時代:林遼威)
- 成歩堂のライバルの天才検事。成歩堂と矢張の幼馴染。生倉弁護士殺人事件の容疑者として逮捕される。
- 矢張 政志(やはり まさし) - 中尾明慶(小学生時代:津波古太輝)
- 成歩堂と御剣の幼馴染のダメ男。成歩堂の最初の依頼人。本作では彼の作ったお手製の金属探知機が、物語で重要な役目を果たすことになる。
- 糸鋸 圭介(いとのこぎり けいすけ) - 大東駿介
- 御剣に絶対の信頼を寄せる所轄署の刑事。語尾に「ッス!」を付ける。
- 綾里 千尋(あやさと ちひろ) - 檀れい(少女期:浜辺美波)
- 成歩堂の上司の弁護士。真宵の姉。ある事件の証拠を手に入れ裁判を起こそうとしていた矢先、事務所で何者かによって殺害される。
- 大法廷・裁判長 - 柄本明
- ベテランの裁判官。
- 大沢木 ナツミ(おおさわぎ ナツミ) - 谷村美月
- 事件の目撃者であるカメラマン。
- 狩魔 豪(かるま ごう) - 石橋凌
- 40年間無敗の経歴を持つ伝説の検事で、御剣の上司。
- 生倉 雪夫(なまくら ゆきお) - 篠井英介
- DL6号事件の被告人の弁護士。ひょうたん湖で殺害される。
- 御剣 信(みつるぎ しん) - 平岳大
- 15年前のDL6号事件で射殺された被害者。職業は弁護士で、かつて法廷で狩魔と対峙した過去を持つ。怜侍の父親。
- 小中 大(こなか まさる) - 鮎川誠
- フリーの雑誌記者で、千尋が殺害された事件の目撃者。興奮すると博多弁となり拡声器を持ち込み、ハウリングを起こすほどの大声で絶叫する。後に何者かに毒殺される。
- 綾里 舞子(あやさと まいこ) - 余貴美子
- 霊媒師。真宵と千尋の母親。警察に依頼されたDL6号事件の犯人探しの霊媒に失敗し、2人を置いて失踪する。
- 灰根 高太郎(はいね こうたろう) - 小日向文世
- DL6号事件の被告人で元法廷係官。
- サユリさん - キバちゃん[38]
- 灰根のペットのオウム。『DL6号事件を忘れるな』という意味深な言葉を話す。
- 灰根 サユリ(はいね サユリ) - 中村優子
- 灰根の妻で、旧姓は松下。DL6号事件が起きた後、世間からの痛烈なバッシングに耐え切れず、自殺してしまう。
- 山野 星雄(やまの ほしお) - 斎藤歩
- 成歩堂の初法廷での証人。
- 姫神 サクラ(ひめがみ サクラ) - 蜷川みほ[39]
- トノサマン裁判で証言台に立つ。本作では被告人。
- 王都楼 真悟(おうとろう しんご) - 阿部祐二[40]
- 忍者ナンジャ裁判で証言台に立つ。
- 亜内 武文(あうち たけふみ) - 村杉蝉之介
- 成歩堂が初法廷で対峙した検事。
- 井外(いがい) - 本村健太郎
- トノサマン裁判で御剣と対決した弁護士[41]。原作には登場しない、オリジナルキャラクター。
- その他
- 波岡一喜、山口幸晴、本村力、窪田弘和、森永卓郎、オオヌキタクト、森圭介、辻岡義堂、五十嵐竜馬、川田裕美、吉田奈央、林マオ
スタッフ
- 監督:三池崇史
- 脚本:飯田武、大口幸子
- 音楽:遠藤浩二
- 製作指揮:宮崎洋
- 製作:菅沼直樹、市川南、徳丸敏弘、奥野敏聡、阿佐美弘恭、弘中謙、平井文宏、北川直樹
- エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
- プロデューサー:東山将之、畠山直人、坂美佐子、前田茂司
- ラインプロデューサー:今井朝幸、小松俊喜
- キャスティングプロデューサー:伊東雅子
- 撮影:岡雅一
- 照明:東田勇児
- 録音:中村淳
- 美術:林田裕至
- 装飾:坂本朗
- 編集:山下健治
- 音響効果:柴崎憲治
- 助監督:渡辺武
- 制作担当:堀岡健太
- 衣装デザイン:松本智恵子
- ヘアメイクディレクション:宮沢ノボル
- CGIディレクター:太田垣香織
- 美術プロデューサー:竹村寧人
- 配給:東宝
- 制作プロダクション:オー・エル・エム
- 制作協力:楽映舎
- 撮影協力:東映京都撮影所
- 企画・製作幹事:日本テレビ放送網
- 製作:「逆転裁判」製作委員会(日本テレビ放送網、東宝、カプコン、オー・エル・エム、D.N.ドリームパートナーズ、読売テレビ放送、バップ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送)
主題歌
- ポルノグラフィティ[42]「2012Spark」(作詞:新藤晴一、作曲:岡野昭仁、編曲:tasuku・Porno Graffitti、ストリングスアレンジ:tasuku・門脇大輔、レーベル:SME Records)
ロケ地
- 滋賀県
- 京都府
- 大阪府
ソフト化
2012年8月22日発売。ブルーレイとDVDでリリース。発売・販売元はバップ。
- 逆転裁判(2枚組)
- ディスク1:本編ディスク
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(監督:三池崇史×ゲーム「逆転裁判」シリーズ監督:巧舟)
- 音声特典
- ディスク2:特典DVD
- メイキング・オブ・逆転裁判
- 映画「逆転裁判」イベント映像集
- 特報・劇場予告編・TVスポット集
- ゲーム「逆転裁判」シリーズ監督 巧舟撮り下ろしインタビュー
- ゲーム「逆転裁判」シリーズプロモーション映像集
- 封入特典
- オリジナルブックレット(24P)
- ディスク1:本編ディスク
原作との主な相違点
- 原作の『1』の時点で成歩堂と御剣の年齢は24歳だが、本作では25歳の設定になっている。また、2人の一人称は原作と同じだが、作中で「俺」と呟くシーンがある(映画ノベライズでは修正されている)。更に、狩魔の一人称も原作では「我輩」だったが、本作では「私」もしくは「俺」になっており、こちらは映画ノベライズでも修正されていない。
- 矢張は原作では職を転々とするフリーターだが、本作では職を転々としておらず、一貫してひょうたん湖公園にある売店のアルバイトをしている[43]。
- 金属探知機が原作では糸鋸刑事から借りたものだったが、本作では矢張の手作りとなっている。
- 狩魔は世間に不正を行わない正義の検事として知られており、成歩堂にも最初は友好的に接している。
- 御剣が弁護士という職業に嫌悪感を抱くようになった理由が、原作ではDL6号事件の裁判で容疑者の灰根を生倉が弁護して無罪にした為だったが、本作では尊敬していた父親が証拠品を隠蔽しようとしたと思い込んでいたという理由に変更されている。
- 本作に登場する小中大の職業はフリーの雑誌記者だが[44]、原作での職業は株式会社コナカルチャーの社長。また、性格や容姿も原作と大きく異なる他、千尋の殺害容疑で逮捕されてから口封じの為独房で何者かに毒殺される。
- 本作では灰根高太郎が松下サユリと結婚していた設定になっているが、原作では結婚しておらず、サユリは婚約者として資料に名前が登場するのみ。DL6号事件が発生した後にサユリが自殺したという設定に変更はない。
- 本作でのDL6号事件が発生した現場は地方裁判所の証拠品倉庫であるが[45]、原作の事件発生現場は裁判所のエレベーターの中。また、原作とは違い地震は発生していない為、御剣は地震恐怖症ではなくなっている。更に、原作での事件の発生した年は2001年だが、本作では1997年に変更されている[46]。15年前に起きたという設定に変更はない。
- 原作の第4話の重要な証拠品である弾丸は考える人の置時計の中に入っていたが、原作では真宵が狩魔から奪い取ったもの。
- 狩魔が撃たれた場所が右肩から左肩になっている。
- 全ての事件が解決した後、成歩堂が生倉の殺害を認めて逮捕された灰根の弁護を担当したいと語っている。
- 小学校時代に給食費を盗まれたのは原作では御剣だが、本作では寺田という男子生徒に変更されている。
- DL6号事件の真犯人の動機が、原作と異なる。
- 原作の舞台となる町の明確な設定はされていないが、映画では「戸亜留(とある)市」という地名が設定されている(パトカーや駅名、新聞で確認できる)。
映画ノベライズ
映画版の脚本を基に構成されているが、一部シーンやセリフが変更されている。
逆転裁判〜 逆転への挑戦 in ジョイポリス〜
『逆転裁判〜 逆転への挑戦 in ジョイポリス』は、逆転裁判5の発売を記念してPKシアターとコラボした体験型推理脱出ゲーム。第一期は2013年7月27日(土) - 9月1日(日)。第二期は2014年4月19日 - 5月24日まで東京ジョイポリスで開催された。
参加者が自ら主人公となって1時半後に開廷する最終心理前に園内に隠された真実を探し出し、依頼人の無実を証明しなくてはいけない。圧倒的不利なこの裁判、逆転できるかどうかは貴方次第!
あらすじ
アーティスト・SHIZUKAが東京ジョイポリスでのライブ終了後に殺された。容疑者は彼女の熱狂的なファン・出杉田(ですぎた)。否認する出杉田容疑者の弁護を依頼されたのは彼の親友であり成歩堂の知人でもある、弁護士・吉北 歩美(よしきた あゆみ)。
圧倒的不利なこの状況。「成歩堂なんでも事務所」に研修に来た参加者は吉北弁護士と協力して依頼人の無実を証明するのだ! 外部リンク
ボイスドラマ 逆転裁判5〜逆転のアニマルサーカス!?〜
2013年8月22日から9月19日まで、毎週木曜日更新で音泉で配信された。『5』公式ホームページでも配信されている。全5話。2013年10月16日に全話とボーナストラックを収録したドラマCDとして発売。
時系列は『5』と同じで、主要人物は『5』と同一のキャストで出演する。ただし劇中の時期設定はされておらず、また一部『5』本編の内容と矛盾している部分があり、本編とはパラレルとなっている。
あらすじ
変わった動物が売りのサーカス「チラミサーカス」で、みぬきがマジックショーを行うことが決まった。みぬきが行うマジックは団長・タカサカが有する三毛猫・ミケランジェロを消失・再出現させるというものであった。変わった動物が売りのサーカスで普通の三毛猫ということについて王泥喜と心音は疑問を抱くが、成歩堂はミケランジェロはオスなのではないかと推測する。三毛猫のオスは非常に希少価値が高く、数億の値段がつくこともあるという成歩堂の解説に愕然とした王泥喜は、みぬきが失敗してミケランジェロを傷つけないかと心配する。
サーカス当日、みぬきは実際にマジックを行うが、ミケランジェロは現れなかった。そこにタカサカが現れ、みぬきをミケランジェロ窃盗犯として告発する。疑いを晴らすため成歩堂たちはマジックの種を明かすようみぬきを説得するが、実父との約束から自らマジックの種を明かすことはできないとするみぬきは、やってきた番刑事に対して自分がミケランジェロを盗んだと名乗り出た。成歩堂と王泥喜、そして心音はみぬきの疑いを晴らすため、マジシャンのルールに触れないよう自分たちで考えてトリックを明かすとみぬきに伝え、真相を知るべく捜査を始める。
webラジオ
- 逆転裁判123 なるほどラジオ!
2014年3月13日から4月10日まで、YouTube CapcomChannelと音泉にて配信されていた。隔週木曜日更新、全3回。パーソナリティは近藤孝行(成歩堂龍一 役)[47]。
- ゲスト
TGS 特別法廷
2005年以降、逆転シリーズの新作発表の際に東京ゲームショウ(TGS)で公開されたプロモーション映像。
主要キャラが大した重罪にもならない裁判を行い、新作の宣伝を行いながらギャグ調で進める内容となっている。主要キャラはフルボイス(ゲームとは異なる声優)で喋る。
このプロモーション映像は該当作品の限定版付属のDVDにて視聴可能となっている。
逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート
2008年の4月と9月に開催されたオーケストラコンサートで内容は、ほぼ同じである。
逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート〜GYAKUTEN MEETS ORCHESTRA
2008年の4月に行われたオーケストラコンサートである。
会場では逆転裁判シリーズのグッズが販売された。イラスト展示コーナーには、デザイナーの岩元辰郎、塗和也による描き下ろし作品をはじめとした雑誌表紙用のイラストなどが飾られていた。
コンサートの前には逆転検事の制作発表会があり、プロデューサーの江城元秀、ディレクターの山崎剛、デザイナーの岩元が登壇した。
会場にはスクリーンが設置してあり、演奏に合わせてゲーム画面をつなぎ合わせて作られたムービー流され、10曲目は歴代のキャラクターたちが登場し、事件を振り返るというものであった。
演奏は東京フィルハーモニー交響楽団で指揮は栗田博文が務めた。
- 公演名 「逆転裁判 特別法廷2008 オーケストラコンサート」〜GYAKUTEN MEETS ORCHESTRA〜
- 開催日 2008年4月20日(日)
- 開演時間 13時開演 *11時30分開場予定
- 会場 新宿文化センター
- 演奏 東京フィルハーモニー交響楽団
- 指揮者 栗田博文
- 編曲 岩垂徳行
- スペシャルゲスト 霜月はるか
- ゲスト指揮者 巧舟
演奏曲
- 1 王泥喜 法介 新章開廷
- 2 逆転裁判1 - 3 法廷組曲
- 3 芝九蔵 虎ノ助〜スウィンギン・ゼニトラ
- 4 ゴドー〜珈琲は闇色の薫り
- 5 大いなる復活〜御剣 怜侍
- 休廷
- 6 逆転裁判4 法廷組曲
- 7 悪漢組曲
- 8 恋するギターのセレナード
- 9 綾里 真宵〜逆転姉妹のテーマ
- 10 逆転裁判3 終幕
- アンコール
- 1 大江戸戦士トノサマン
- 2 成歩堂 龍一 〜異議あり!
逆転裁判 特別法廷2008秋 オーケストラコンサート
9月の公演では逆転裁判の舞台化の決定が発表され、成歩堂龍一役の蘭寿とむのビデオレターが上映された。この時、蘭寿とむは『逆転裁判ファンブック』のキャラクター診断テストに挑戦するが、御剣にあたってしまった。
- 公演名:「逆転裁判 特別法廷2008秋 オーケストラコンサート」
- 開催日:2008年9月23日(火・祝)
- 開演時間:昼公演 13時00分開演/12時00分開場予定
- 夜公演 17時30分開演/16時30分開場予定
- 会場:オーチャードホール
- 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
- 指揮者:栗田博文
- 編曲:岩垂徳行
- スペシャルゲスト:霜月はるか
演奏曲
- 1 王泥喜 法介 新章開廷
- 2 逆転裁判1 - 3 法廷組曲
- 3 芝九蔵 虎ノ助〜スウィンギン・ゼニトラ
- 4 ゴドー〜珈琲は闇色の薫り
- 5 大いなる復活〜御剣 怜侍
- 休廷
- 6 逆転裁判4 法廷組曲
- 7 悪漢組曲
- 8 恋するギターのセレナード
- 9 綾里 真宵〜逆転姉妹のテーマ
- 10 逆転裁判3 終幕
- 11 大江戸戦士トノサマン
- 12 成歩堂 龍一 〜異議あり!
アンコール
- 1 タイホくん行進曲
なお検査官組曲とタイホくん行進曲は逆転検事LIMITED EDITIONオーケストラミニアルバムに収録されている。
つくろう! 逆転裁判
『逆転裁判 配信版』で2008年3月11日から7月10日まで配信されていたFlashアプリケーション。『逆転裁判 配信版』の宣伝用として配信されていた為に、短期間で配信を終了した。
ゲーム中の法廷パートにあたる部分を、自らオリジナルで作り上げることができる。
その他のゲームとの関連
- 逆転裁判シリーズでは、他のカプコン作品ネタが使われることはほぼないが、唯一『4』には先述の象形文字や国に他作品を意識したものが織り込まれている。
- SNKとカプコンのキャラクターが一堂に会するニンテンドーDS用ソフト『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』には、成歩堂、御剣、狩魔冥、千尋がカードとして登場している。
- Wii用ソフト『WE LOVE GOLF!』では、一定の条件を満たすと様々なカプコンキャラのコスチュームを入手でき、その中には王泥喜のコスチュームがある。
- 巧舟がディレクターを務めたニンテンドーDS用ソフト『ゴーストトリック』では、主に小道具や人物の衣服などに逆転裁判シリーズを連想させるネタが様々な形で登場している。
- PS3、Xbox 360、PSVitaで発売された対戦型格闘ゲーム『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』では、成歩堂がプレイヤーキャラクターとして登場。日本版の名前表記は「NARUHODO-KUN(ナルホドくん)」であり、日本語ボイスは鳥海浩輔が担当。真宵、ミサイル、裁判長(彼のみボイスあり)も攻撃・登場時の演出で登場する。
- ブラウザゲーム『鬼武者Soul』では、カプコンヒロインズとして真宵、狩魔冥、美雲が武将となって登場する。
- iOS・Android用ゲームアプリ『ストリートファイター×オールカプコン』に参戦している。
脚注
外部リンク
公式サイト
配信版
- 逆転裁判 配信版
- WiiWare 逆転裁判
- 逆転裁判 for iPhone
- 逆転裁判123HD for Android
- 逆転裁判 蘇る逆転 for auスマートパス
- 逆転裁判2 for auスマートパス
- 逆転裁判3 for auスマートパス
漫画版
オーケストラコンサート
舞台版
映画版
- 映画「逆転裁判」公式サイト - 閉鎖。(2012年6月8日時点のアーカイブ)
- テンプレート:Movielink
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テンプレート:逆転裁判 テンプレート:三池崇史 テンプレート:メディアクリエイト週間ソフトセルスルーランキング第1位 2007年 テンプレート:メディアクリエイト週間ソフトセルスルーランキング第1位 2013年 テンプレート:ファミ通週間ゲームソフト販売ランキング第1位 2013年 テンプレート:ファミ通月間ゲームソフト販売ランキング第1位 2010年代前半
テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』87頁。
- ↑ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』55頁。
- ↑ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』130頁。
- ↑ 『逆転裁判オフィシャルファンブック』12頁。
- ↑ 『逆転裁判 オフィシャルファンブック』12頁。
- ↑ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』67頁。
- ↑ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』72頁。
- ↑ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』16頁。
- ↑ 『逆転裁判ファンブック なるほど逆転裁判!』95頁。
- ↑ 逆転裁判4公式ブログ
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 『逆転裁判』新プロジェクトが始動!ディレクターは巧舟氏!【Nintendo Direct】ファミ通.com(2014年2月14日)2014年5月2日閲覧
- ↑ 『逆転裁判』シリーズの新プロジェクトが明らかに! その名も『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』ファミ通.com(2014年4月24日)2014年5月2日閲覧
- ↑ 「レイトン教授VS逆転裁判」で実現したレベルファイブとカプコンの看板タイトルコラボ。その裏側を「逆転裁判」パートを手がけた巧 舟ディレクターにズバリ聞いてみた(4gamer.net、2012年12月18日)
- ↑ 『逆転裁判4オフィシャルガイドブック』第4話紹介ページより。
- ↑ 『逆転裁判ファンブック』P86。
- ↑ 『逆転』ファン垂涎の思い出話がてんこ盛り! 最新作『逆転裁判5』も発表された“逆転裁判10周年特別法廷”レポート
- ↑ 『5』第5話で成歩堂が「真宵ちゃんから貰った」と語っている。
- ↑ 『逆転裁判 オフィシャルファンブック Vol.2』より
- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ 前作でやれなかったことを! 『タツノコ VS. CAPCOM UAS』開発者インタビュー
- ↑ 参考(2009年12月30日時点のアーカイブ)
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ カプコン、宝塚歌劇「逆転裁判2」の公演が決定!(カプコン プレスリリース)
- ↑ 2013年 公演ラインアップ【シアター・ドラマシティ、東京特別】<1月・宙組『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』><2月・雪組『ブラック・ジャック 許されざる者への挽歌』>テンプレート:リンク切れ(宝塚歌劇団公式ページ、2012年7月31日)
- ↑ テンプレート:Cite web
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- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ この他、「守るべき真実の為に、全ての嘘をひっくり返せ。」「異議あり!」といったフレーズがある。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 逆転裁判公式パンフレット内・PRODUCTION NOTESより。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 2012年2月10日の『スッキリ!!』(日本テレビ)「スッキリエンタメ 略してスッタメ」で、阿部が出演したシーンのメイキングが放送された。
- ↑ 演じる本村自身も弁護士である。
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 映画の中ではアルバイトとは説明されていないが、映画ノベライズではアルバイトと記載されている。
- ↑ 映画公式サイトの人物紹介ページ・小中大より。
- ↑ 映画公式サイト・ストーリー紹介ページより。
- ↑ 映画予告映像で確認できる。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ゲームボーイアドバンス用ソフト
- ニンテンドーDS用ソフト
- Windows用ゲームソフト
- 携帯電話アプリゲーム
- Wiiウェア
- IPhone用ゲームソフト
- IPad用ゲームソフト
- Android用ゲームソフト
- ミステリゲーム
- カプコンのゲームソフト
- コンピュータゲームのシリーズ
- 2001年のコンピュータゲーム
- 逆転裁判
- 裁判を題材とした作品
- 漫画作品 き
- 週刊ヤングマガジンの漫画作品
- 月刊ヤングマガジン
- 日本の舞台作品
- 2000年代のミュージカル
- 2009年の舞台作品
- コンピュータゲームを原作とする舞台作品
- 2012年の映画
- 日本テレビ製作の映画
- 東宝製作の映画作品
- 読売テレビ製作の映画
- 三池崇史の監督映画
- 裁判を題材とした映画
- コンピュータゲームを原作とする映画作品
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