梅田芸術劇場
テンプレート:ホール概要 梅田芸術劇場(うめだげいじゅつげきじょう)は、1992年11月に大阪市北区茶屋町の「ちゃやまちアプローズ」内に開場した劇場、並びにこれを運営する企業(株式会社梅田芸術劇場)である。メインホール(1階)とシアター・ドラマシティ(地下1階)がある。
1992年11月2日に開場。2005年4月1日にリニューアルオープンした。
目次
メインホール(旧・梅田コマ劇場)
オープン当時は「劇場・飛天」という名前だった。前身劇場「梅田コマ・スタジアム」の飛躍発展的移転という位置づけであること、また「梅田コマ・スタジアム」の特徴でもあった円形舞台が採用されなかったこともあり、敢えて「コマ」の名称を使わず、「劇場・飛天」とした。だが後に、阪急梅田駅の駅前で立地条件が良く、雨天時でも駅からほぼ傘を差さずに行けたことが好評であった「梅田コマ・スタジアム」と比べ、現在地は以前より駅からの移動距離が長くなってしまったことや、「どこにあるのか分からない」という人も多く、「梅田コマ・スタジアム」時代より集客力が落ちてしまったことが問題となった。加えて、「コマ」があまりにも馴染みすぎていたため「飛天」の名前が馴染まなかったことから、前身劇場「梅田コマ・スタジアム」から“梅田コマ”の名を襲名し、「梅田コマ劇場」に改称した。さらに後に、現在の名である「梅田芸術劇場」(梅芸)に改称されてからは、そのメインホールとして現在に至る。
客席の天井中央には、大きなシャンデリアがある。開演前には、低く下ろし、開演と同時に天井に引き上げる仕掛け(現在は常時引き上げた状態)である。客席数:1905席、高さ:11m、間口:21m、奥行:19m。
「梅田コマ劇場」というのは、そもそもは、1956年11月16日に完成した「梅田コマ・スタジアム」がその前身で、現在の「HEP FIVE」の東半分の位置にあった劇場である。建物には劇場の他「梅田コマ・ゴールド」「梅田コマ・シルバー」といった2つの映画館もあった。長らく「ウメコマ」の愛称で親しまれたが、建物老朽化などもあり、1992年9月28日『夫婦善哉』の公演を最後に閉場した。スタジアムの跡地は数年間更地となっていたが、当時西に隣接していた「阪急ファイブ」(1971年完成)が建て替えされることになり、阪急ファイブ跡地と梅田コマ・スタジアム跡地を活用して現在のHEP FIVEが建設された。
不定期で、宝塚歌劇団の公演も行われるが、主として宝塚バウホールと同じように、若手主体の実験的公演が中心である。
シアター・ドラマシティ
- ミュージカル公演のほか、落語会「朝日東西名人会」の会場としても使用される。
- 宝塚歌劇団の公演にも使用される。
- 客席数:898席、高さ:6.7m、間口:16m、奥行:14.5m。
交通アクセス
株式会社梅田芸術劇場
テンプレート:Infobox 本劇場は阪急阪神ホールディングスグループに属する、株式会社梅田芸術劇場が運営している。
もとはメインホール(梅田コマ劇場)、シアター・ドラマシティとも株式会社コマ・スタジアム(現在は東宝に吸収合併)が所有していたが、コマ・スタジアムの経営再建策として、阪急電鉄が2005年3月に両劇場を買収した。株式会社梅田芸術劇場は、両劇場を一体的に運営するために設立された阪急阪神ホールディングス100%出資の連結子会社である。
現在は劇場の運営の他、主催公演の企画制作・公演実施・チケット販売、宝塚歌劇団OGのアーティストマネジメント事業も行っている。
梅田芸術劇場所属アーティスト
旧TCAプロダクションが前身。