小倉競馬場
テンプレート:競馬場 小倉競馬場(こくらけいばじょう)とは、福岡県北九州市小倉南区北方にある、中央競馬を開催する競馬場である。1999年(平成11年)に全面リニューアル工事を施した。芝生の根に直接散水する「セルシステム」(自動給水装置)といわれる装置を世界の競馬場で初めて採用した。
開催は通常毎年2月から3月(1開催8日間)、7月から9月(1開催12日間)の2開催20日間である。なお2005年度から夏期開催では薄暮競走を実施している(第1競走は10時20分に発走し、以後通常より30分ずつ遅らせて発走。メイン競走は第10競走で施行する。2011年以後は東日本大震災及び東京電力・福島第一原発での事故に伴う節電・省エネのため薄暮開催は自粛している)。ただし、中京競馬場の全面改修のため、2010年と2011年の中央競馬全体の最終競走である「アンコールステークス」は、九州地区の日没が遅いことを踏まえ16:35に発走され、事実上の「準薄暮」となっていた。
なおこれまでは検疫厩舎がなく、小倉競馬場で実施されるすべての重賞競走は国際競走に指定されていなかったが、2009年より小倉大賞典・小倉記念・北九州記念が、2010年より小倉2歳ステークスがそれぞれ国際競走に指定された。
2009年5月24日に釜山慶南競馬公園(釜山競馬場・韓国馬事会)と姉妹競馬場として提携書に調印した[1]。
目次
アクセス
- 小倉駅から北九州都市モノレールで競馬場前駅下車。
- 改築に合わせ、モノレール駅と直結する専用出入口が設けられた。
- 近傍にはモノレールを挟んで北九州市立大学が立地。その先には陸上自衛隊小倉駐屯地、福岡県警察本部北九州自動車運転免許試験場、北九州医療刑務所(旧小倉刑務所)がある。
- 福岡市内(天神バスセンター)から小倉駅行き西鉄高速バス「なかたに号」で競馬場前停留所下車。
- 北九州高速1号線北方出入口・若園出入口そば。
- 九州自動車道小倉南インターチェンジから15分(国道322号経由)。
- 九州自動車道小倉東インターチェンジから15分(福岡県道51号曽根鞘ヶ谷線・国道322号経由)。
- 競馬場周辺に有料駐車場があるほか、北九州都市モノレール企救丘駅そばの車両基地駐車場が無料開放され、小倉開催日及びGI開催日には企救丘 - 競馬場前間の片道無料切符引換券が配布されている(先着順)。
歴史
現在の競馬場は1931年に建設された。現在の北九州市内ではじめて競馬が行われたのは1907年、東洋競馬会が遠賀郡戸畑町(現在の北九州市戸畑区)に建設した競馬場においてである。その後は小倉競馬倶楽部が1919年に小倉市(現在の北九州市小倉北区)三萩野に建設した競馬場で行われていた。
コース概要
東京競馬場・中山競馬場・京都競馬場・阪神競馬場を除くローカル開催場では唯一、障害専用の周回コースを有する。障害コースは、馬場の中央で襷コースがX字状に交差する形態だったが、2コーナー側から4コーナーへの襷コースは長らく使用されず、1970年の馬場改修工事の際に、現在の襷コースのみの形態に変更された。
1998年頃の改修工事以前はスタンド前の障害は2つで、向正面に3つの障害が設置されていたが、1999年の改修工事以降はスタンド前の障害は3つになって、向正面の障害は2つになった。また、内馬場を横切る襷コースに、福島競馬場と同様の築山型バンケット(4号障害・高さ2.76m)と最後の直線コースに可動式障害(8号障害・高さ1.2m)を設置した[2]。
2コーナー付近が小高い丘になっており(高低差:芝コース2.96m、ダートコース2.9m)、1コーナー付近から登って2コーナー過ぎから下っていく構造になっている。その為、下った直後からスピードが出る傾向がある。特に芝1,200mはこの小高い丘にスタート地点があり、発走直後に坂を下っていくことから、それを裏付けるように1999年にアグネスワールドがマークした芝1,200mのJRAレコードタイムである1分6秒5というタイムはいまだに破られていない。
芝コース
- 1周距離:Aコース1615.1m、Bコース1633.9m、Cコース1652.8m(いずれも右回り)[3]
- 直線:293m[3]
- 幅員:Aコース30m、Bコース27m、Cコース24m[3]
- 距離設定:1000m、1200m、1700m(Aコース・Bコースのみ使用)、1800m、2000m、2600m[3]
- 出走可能頭数:1000m・1800m・2600mは16頭、1200m・2000mは18頭、1700mは14頭(いずれもAコース使用時)[4]
ダートコース
障害コース
スタンド
1999年に改築されたスタンドは6階建てで、3階以上の座席が前面ガラス張りの屋内席となっている。3階・4階のゴール寄りが指定席、第4コーナー寄りが一般席となっている。4階席に一般席があるのは小倉競馬場のみである。5階はゴール寄りが馬主席、4コーナー寄りが指定席と来賓席、6階は4コーナー寄りのみで来賓席となっている。スタンド内はすべて禁煙となっている。
指定席
- A指定席(禁煙) 4階のゴール寄り 410席 1,500円
- A指定席(禁煙) 3階のゴール寄り 492席 1,500円
- B指定席(禁煙) 5階の4コーナー寄り 290席 1,000円
いずれも入場料別。夏の開催時の先行発売を除きすべて当日発売で、JRAカードによるインターネット予約はできない。座席はいずれも2人掛けで各ペア席にチャンネル切り替え可能なモニターが1台という、近年改築されたJRAの競馬場では標準的なものである。それぞれの指定席に10席ずつPC利用のためのコンセントがあり、無線LANが利用できる。いわゆる中央4場のように、指定席すべてにコンセントがあるわけではない。
2009年3月までスタンド1階に地方競馬の佐賀競馬専用発売窓口が設置されて中央競馬開催と重複する日に発売を行っていたが、現在は閉鎖され発売は行われていない。また、イベントも可能な「プラザ99」があり、スタンドが改築された1999年にちなんで、福岡県出身の漫画家松本零士のイラストが描かれた垂れ幕が掲げられている。
スタンド3階には無線LANが利用可能な無料休憩所がある。
- KOKURA RACE COURSE.jpg
メインゲート - Kokura Racecourse01.jpg
ターフビジョン - Kokura Racecourse02.jpg
トータボード
主な競走
- 特別競走
備考
- 民放では中継を行っていないRKB毎日放送と福岡放送は賞を出していない。この点は新潟競馬場と同じ。
- 西日本新聞社はスポーツ新聞名義で賞を出している。
- スポーツ報知は九州では最後発だったこともあり、小倉においてはスポーツ紙で唯一賞を出していなかったが、2010年の第3回開催の雲仙特別において賞を出した(2011年も同様)。
- 本州の競馬場では観客輸送にかかわる大手私鉄が賞を出しているが、本州以外で唯一の大手私鉄である西日本鉄道は経営面の問題もあり賞を出していない。[5]
レコードタイム
- †は基準タイム。
- 2014年8月9日終了現在
芝コース(2歳)
距離 | タイム | 競走馬 | 性別 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 0:56.6 | トーホウアモーレ | 牝 | 54kg | 幸英明 | 2005年8月13日 |
1200m | 1:07.8 | ホウライアキコ | 牝 | 54kg | 和田竜二 | 2013年7月27日 |
1700m | 1:45.2† | サニーサイドアップ | 牝 | 53kg | 千田輝彦 | 1999年11月28日 |
1800m | 1:47.9 | エイシンチャンドラ | 牡 | 54kg | 安藤勝己 | 2005年8月20日 |
2000m | 2:01.7 | グッドマイスター | 牡 | 55kg | 吉田隼人 | 2011年12月17日 |
芝コース(3歳以上)
距離 | タイム | 競走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 0:56.6 | サンデーミッチー | 牝3 | 53kg | 福永祐一 | 2000年7月15日 |
1200m | 1:06.5 | アグネスワールド | 牡4 | 57kg | 武豊 | 1999年7月17日 |
1700m | 1:39.8 | メイショウジェイ | 牝4 | 55kg | 飯田祐史 | 2009年7月18日 |
1800m | 1:44.1 | ダイタクバートラム | 牡6 | 57kg | 小牧太 | 2004年7月18日 |
2000m | 1:57.1 | メイショウナルト | 騸5 | 53kg | 武豊 | 2013年8月4日 |
2600m | 2:38.1 | ローレルクラシック | 牡4 | 57kg | 中舘英二 | 2011年11月27日 |
ダートコース(2歳)
距離 | タイム | 競走馬 | 性別 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 0:57.7 | コウエイフラッシュ | 牡 | 54kg | 和田竜二 | 2008年8月30日 |
1700m | 1:45.6 | エーシンスコルピオ | 牡 | 55kg | 上村洋行 | 2011年12月10日 |
ダートコース(3歳以上)
距離 | タイム | 競走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m | 0:56.9 | ルベーゼドランジェ | 牝4 | 52kg | 義英真 | 2014年8月9日 |
1700m | 1:41.8 | サンライズキング | 牡7 | 56kg | 和田竜二 | 2006年8月27日 |
2400m | 2:30.1 | クラシカルノヴァ | 牡3 | 55kg | 吉田隼人 | 2011年12月3日 |
障害
距離 | タイム | 競走馬 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 記録年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
芝2900m | 3:07.1 | ロングアキレス | 牡4 | 60kg | 植野貴也 | 2008年8月9日 |
芝3390m | 3:40.0 | ランヘランバ | 牡6 | 59kg | 五十嵐雄祐 | 2010年7月24日 |
主な誘導馬
- 現役馬
- メイショウカイドウ(2008年 - )…競走馬時代「小倉三冠馬」の異名をとった。
- フィールドベアー(2011年 - )
- マチカネオーラ(2011年 - )
- 引退馬
- 誘導馬になるはずだった馬
- ダンスアジョイ(去勢術後に鼠径ヘルニアを発症し死亡)
その他
- 関西のローカルとして位置づけられているためか、それとも関東地区から最も遠い競馬場のためか、関東トップジョッキーの小倉競馬参戦はかなり少ない。
- ローカル競馬中心に騎乗すると決めている中舘英二や、若手騎手限定競走に参加可能な見習騎手、騎乗数に恵まれない騎手が主に参戦する。更に2014年以降は障害競走が第3場開催を基本としているため、障害を専門とする騎手は多く参戦している。一方で関東リーディング上位の横山典弘、蛯名正義等に小倉でお目にかかれることは滅多になく、特に柴田善臣は2010年8月1日(小倉記念でドモナラズに騎乗)が現在のところ唯一の小倉参戦である[6]。ただし、夏の小倉開催には中舘らの参戦はほとんどない。また関東馬の参戦も少ない。夏競馬においてはその傾向が特に高い。
- ただし、2011年の東日本大震災直後は、2ヶ月程度阪神と小倉のみの開催(関東での開催ができない状態)が続いていたため(詳細は後述)、このときに限っては関東トップジョッキーの参戦も少なくない状況であった。
- 一方、関西のトップジョッキーは多く参戦しており、武豊も海外遠征の年を除けば参戦している。ただし中には藤田伸二や四位洋文など北海道シリーズに毎年参戦しているトップジョッキーもいる。
- かつては殆どの馬が開催期間中は小倉競馬場に滞在して調教されていたが、山陽自動車道の開通や馬運車の改善などにより、追い切り後の直前輸送が多くなった。ただし、関東所属の馬や関西所属の馬でも輸送に弱い馬などは、これまで同様、小倉競馬場に滞在する。
- 中央競馬で唯一九州産馬限定競走が行われる(九州産サラブレッドの減少により、現在は2歳戦のみ実施)。
- 馬がゴールする瞬間に、ゴール板前で、コースに背を向け、テレビカメラの側を向いてジャンプする者が存在し、競馬ファンからひんしゅくを買っている。但し近年は少なく、重賞でもジャンプしないことが時々ある。
- 昭和30年代末までは、小倉競馬場は売り上げが悪かった。周囲に数々の公営ギャンブル施設があり、特に小倉競輪は競輪の発祥地と言う事もあって人気が高い一方、小倉競馬は、その地理的条件から出走馬が集まらず、当時の競馬成績公報によると、1日の入場者数が1000人を割る事も度々あった。競馬会側も様々な手を打ち、昭和40年代に入る頃から入場者数が増加、売り上げも向上していった。
- 出走馬確保の為、昭和40年代前半までは、アングロアラブの2歳(当時の表記は3歳)のみ、馬主が自由に購入した馬[7]を出走させる事が可能な競走が実施されていた。多くの馬が九州産[8]で、中央での競走を終了すると各地の地方競馬に転出していったが、中央のアラブと比べて能力の勝る馬が出走する事も多かった。一方で騎手不足を補うため、昭和30年代前半の一時期、九州地区の地方競馬所属騎手12名に対して小倉競馬場限定の騎手免許が発行され、実際にレースで騎乗したことがある。
- 1970年8月9日の第2競走障害オープン(距離2250m・良馬場)で2頭立ての競走が行われ、キングスピード(川越胖騎手)がブゼンエイトを破った。勝ち時計はレコードの2.24.6。馬券発売は単勝のみで配当金120円(1番人気)であった。2頭立ての競走は、今の所これが最後となっている。
- 通常小倉競馬場と中京競馬場は同時開催されることはないが、1991年に阪神競馬場、1994年に京都競馬場で改修工事を行った際は2-3月に中京・小倉の同時開催となったため、重賞の中日新聞杯と中京記念が当競馬場で行われた。なお小倉と中京は同じファンファーレを使用するが、これらの開催では当競馬場では通常通りのファンファーレ、中京競馬場は京都・阪神で使用されているファンファーレが使用された。
- 小倉競馬場での開催は長らく春と夏での開催であったため、いわゆる中央4場でのGIレース施行時は場外発売のときが多かった。しかし1997年の番組改編より東京競馬場のフェブラリーステークスがGI格上げとなり、その後は小倉開催時にもGIレース施行が重なるようになった。なおこの年のフェブラリーステークス当日(1997年2月16日)は小倉大賞典(GIII)施行日であったこともあり、小倉競馬場の入場者レコードを記録した。その後フェブラリーステークスと小倉大賞典は同日に施行されることはなかったが、2013年からは同日施行に戻る。
- 前述のスタンド改築のため1997年夏開催終了から開催を休止し1999年夏開催より再開した。1997年夏開催の最終日となった8月31日には最終日イベントとして芝コースを解放したり、芝コースに仮設ステージを設け嘉門達夫のコンサートが行われたりした。1998年の代替開催は春(第1回開催分)が中京競馬場、夏前半(第2回開催分)が阪神競馬場、後半(第3回開催分)が京都競馬場で行われた。翌1999年は1月-2月の小倉と12月の中京開催を入れ替えて行ったため、第3回開催となった12月開催ではGIII競走の愛知杯の他、通常GI競走はおろかGII競走も行われない当競馬場でCBC賞(現在はGIIIに格下げ)と東海ウインターステークス(現・東海ステークス)という2つのGII競走が行われた。
- 2005年まで中央競馬全10場のうち、各競馬場デビュー組から東京優駿優勝馬を出していないのは小倉競馬場だけであったが、メイショウサムソンの同競走制覇により全競馬場で優勝馬が出たこととなった。メイショウサムソンには小倉デビュー組からの三冠馬出現が期待されたが惜しくも成らなかった。
- 2007年7月14日の小倉競馬第2回1日の開催は、台風4号の接近による強風などで人馬に危険が及ぶと考えられ、7月16日に代替開催を行った。なお出馬投票のやり直しなどはなく競走番組などはそのままで開催した。
- 2008年2月9日の「第42回小倉大賞典」(GIII)で、アサカディフィート(騙10歳)が前年に続く連覇を果たすと同時に、JRA史上初となる10歳馬の平地重賞競走制覇を果たした。
- 2010年から2011年は中京競馬場全面改修工事実施に伴い、2010年は1-2月の小倉と12月の中京開催を事実上入れ替えて、1-2月開催がなくなる代わりに、12月に第3回8日分を開催した。中日新聞杯と愛知杯も実施され、毎年中京競馬で年内最後の競走として行われる「尾張ステークス」は「2010アンコールステークス」と改称の上、JRA全体としても年内最後のレースとなった(日没時間の関係で最終レースが中山→阪神→小倉の順で行われる為)。2011年は通常の1-2月の開催に加え、3月・12月に中京の振替開催を行った。また夏の開催は例年より2週短縮して、旧来の2開催・16日ではなく1開催・12日として開催した(これは振替開催を含めた総開催日数が多くなり、芝馬場の保護・育成の観点から行われた[9])。
- 2011年2月13日に行われた第4競走に於いて、1着に9番人気のゲティスバーグ、2着に15番人気のカリスマミッキー、3着に6番人気のシルクフラッシュとなった。これにより3連単の配当金額が19,507,010円(3360通り中3088番人気)となり、この配当金額はJRA史上歴代1位の高配当を記録した[10]。
- 2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、3月12日・13日の第2回第5日と第6日の開催を中止した。この代替競馬は3月26日・27日に開催された[11][12]。また中山競馬場・福島競馬場における安定的な競馬施行に支障が生じるおそれがあることから、4月2日から4月10日にも「第2回小倉競馬第9日~第12日」として代替開催された[13][14]。また4月16日・4月17日にも「第3回小倉競馬第1日・第2日」として開催された[15][16]。
- 2012年は、中京競馬場のリニューアルオープンに伴い、関西主場の春季から夏季にかけて開催日割が変更されたことに伴い、冬のローカル開催が1週延長された1開催10日間開催、夏の主場開催は2週減った1開催12日間開催にそれぞれ変更された。なお夏季開催は前述の2011年(中京の改修による暫定変更)と同じ方式である。
北九州市および地域とのつながり
北九州市はオートレース以外の公営ギャンブルが揃っている全国でも珍しい自治体である[17]。これは、合併前の各市で行われていたものがそのまま引き継がれたためである。
旧門司市による門司競輪は廃止されたが、旧若松市による若松競艇、旧小倉市による小倉競輪は現在も開催されている。競輪は小倉が発祥とされており、小倉のギャンブルといえば競輪と言われているが、競輪場である北九州メディアドームは小倉北区にあるため、小倉競馬場がある小倉南区においては、中央競馬のほうが身近なギャンブルとして認知されている。
大規模な災害が発生した際には、小倉競馬場は北九州市により小倉南区における大規模防災拠点の一つとして位置づけられている。また普段でも、学校などの遠足を受け入れたり、地域行事の会場として使われている。最近では、小倉競馬場がある関係から、小倉南区を中心としたインフラ整備にも、JRAから法令に基づき費用の一部が援助されている(寄付金の形式)。
脚注
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 小倉競馬場と釜山競馬場(韓国)が姉妹競馬場として提携 JRAニュース
- ↑ 新潟競馬場・福島競馬場・中京競馬場では芝コースに置き障害を設置して施行。札幌競馬場・函館競馬場では障害競走を施行していない。
- ↑ 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 東京競馬場(コース紹介) - 日本中央競馬会、2014年7月21日閲覧
- ↑ 4.0 4.1 4.2 テンプレート:PDFLink - 日本中央競馬会、2014年7月21日閲覧
- ↑ 西鉄は電鉄天神大牟田線が黒字だが、競馬観客輸送を担うバス事業は赤字である。賞を出している大手私鉄は京王電鉄(東京)、京成電鉄(中山)、名古屋鉄道(中京)、京阪電気鉄道(京都)及び阪急電鉄(阪神)。
- ↑ 善臣、26年目小倉初見参 - サンケイスポーツ
- ↑ 中央のアラブ系種の馬は、昭和20年代以降、抽選馬のみしか出走を認められていなかった。
- ↑ 当時、九州はアングロアラブの大きな生産地であった。
- ↑ この影響で、4-5月の第3回京都開催が2週・4日分の延長。夏季阪神が通常より2週前倒しとなるが、春季と夏季の編成の関係で4週・8日分を前半の「第3回」・後半の「第4回」それぞれ2週・4日分に分割した。また臨時に7月の京都開催(第4回)を組んだ。また本来なら中京の代替開催で行われるべき重賞の「高松宮記念」と「ファルコンステークス」は関東馬の遠征による不利を防止する観点から阪神での開催となった
- ↑ 2011年1回小倉8日目4R サラ系3歳未勝利 - Yahoo!スポーツ 競馬
- ↑ 3月19日から3月27日までの阪神競馬・小倉競馬を「東北関東大震災被災地支援競馬」として開催。
- ↑ 3月27日(日)までの中山競馬の開催中止について JRAホームページ 2011年3月15日
- ↑ 第3回中山競馬および第1回福島競馬の開催中止について JRAホームページ 2011年3月22日
- ↑ 第2回阪神競馬および第2回小倉競馬の競馬番組変更について JRAホームページ 2011年3月23日
- ↑ 4月16日(土)・17日(日)に小倉競馬を開催 JRAホームページ 2011年4月1日
- ↑ 第2回阪神競馬の競馬番組変更および第3回小倉競馬番組【4月16日(土)・17日(日)】 JRAホームページ 2011年4月1日
- ↑ ただし、オートレース場も近隣の飯塚市に飯塚オートレース場が存在する。