益田市
テンプレート:Infobox 益田市(ますだし)は、島根県の市。浜田市と並び島根県西部、特に石西地域の中心都市である。
浜田市、大田市と共に石見三田(いわみさんだ)と呼ばれている。
目次
地理
島根県西部に位置し日本海に面する。現在の市中心は高津川下流に広がる益田平野(吉田平野)の三角州に発展しており、明治時代からの中心部は益田駅東方の右田酒造付近(昔、瓦版が立っていた場所)(通称:旧益田)にある。
市域の南部は中国山地の西部に当たり、1000m級の山々が連なる。特に2004年11月に合併した美都地区、匹見地区についてはエリアの9割近くが山林となっており、匹見地区は日本最西端の豪雪地帯である。
なお、益田市の面積は、島根県内ではもっとも広い。
主な山岳
主な河川
島嶼
歴史
中世には益田氏の本拠であった(益田氏の名字はこれに由来する)。近世は高津川より東は浜田藩、西は津和野藩が統治した。
- 1889年(明治22年)4月1日 町村制施行により、美濃郡益田町が発足。
- 1941年(昭和16年)2月11日 美濃郡益田町、高津町、吉田町が新設合併して美濃郡石見町となる。
- 1943年(昭和18年)7月15日 美濃郡益田町に改称。
- 1952年(昭和27年)8月1日 美濃郡益田町、北仙道村、豊川村、豊田村、高城村、中西村、安田村、小野村が新設合併。島根県下で4番目に市制を施行して益田市となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日 美濃郡鎌手村、種村、真砂村、二条村、美濃村を編入合併。
- 2004年(平成16年)11月1日 美濃郡美都町、匹見町を編入合併。
行政
歴代市長
- 伊藤正男(3期) 1952年8月25日 - 1964年8月1日
- 島田暉山(3期) 1964年8月2日 - 1976年8月1日
- 神崎治一郎(4期) 1976年8月2日 - 1992年8月1日
- 渋谷義人(1期) 1992年8月2日 - 1996年8月1日
- 田中八洲男(1期) 1996年8月2日 - 2000年8月1日
- 牛尾郁夫(2期) 2000年8月2日 - 2008年8月1日
- 福原慎太郎(1期) 2008年8月2日 - 2012年8月1日
- 2008年当時、全国でもっとも若い35歳3ヶ月での市長就任となった。
- 山本浩章(1期目) 2012年8月2日 -
支所
旧美都町・旧匹見町の町役場跡に総合支所(美都総合支所・匹見総合支所)が置かれている。
経済
駅前再開発
旧市街の益田駅前は1970年代から再開発の必要性が語られていた、2001年3月に策定された「第4次益田市総合振興計画」、「益田市中心市街地活性化基本計画」をもとに益田駅前地区は2004年11月から再開発が進められている。これにより、駅前に再開発ビルや島根県芸術文化センター グラントワが建築され、旧市街を通る中島染羽線が整備拡張された。
農業
名産品・特産品
漁業
漁業
- 土田漁港
- 大浜漁港
- 木部漁港
- 津田漁港
- 小浜漁港
- 飯浦漁港
製造業
ダイワボウホールディングスのグループ会社や三菱電機関係会社の製造拠点が立地しており、電子部品や繊維産業の生産が行われている。
商業
- ショッピングセンター
- スーパーマーケット
- Aコープ
- キヌヤ
- 家電量販店
- ホームセンター
- コンビニエンスストア
- ドラッグストア
本社を置く主要企業
- 石見交通
- キヌヤ
- キューサイファーム島根
- シマネ益田電子 - 三菱電機の関連会社で半導体関連の製造がメイン。
- ジュンテンドー(ホームセンターチェーン)
- ダイワボウエンジニアリング
- マイメディア
- マスダ食品 - 2007年春に操業停止。従業員は全員解雇された。
工場・事業所を置く主要企業
- ダイワボウレーヨン工場(旧・大和紡績益田工場)
- ダイワボウプログレス益田工場
- ダイワボウポリテック益田工場
- ダイワボウオーシャンテック益田工場
姉妹都市・提携都市
- 国内
- 海外
- テンプレート:Flagicon 寧波(ニンポー Ningpo)市(中華人民共和国浙江省)1990年
- テンプレート:Flagicon ワナカ(Wanaka)町(クイーンズタウン(Queenstown)・レイクス地方)(ニュージーランド)1983年
交通
益田市を始めとする石見地域は他地域との交通の便が芳しくなく、高速道路網の整備も遅れている。鉄道では2001年に山陰本線の高速化事業が完成し、県都松江市とは特急スーパーまつかぜ・スーパーおきにより2時間で結ばれるようになった。
また、高速交通機関の一つとして石見空港が整備され、全日空 (ANA) により東京便が一日1往復就航している。
空港
- 石見空港 (萩・石見空港)
鉄道
バス
- 一般路線バス・特急バス
- 石見交通が市内全域を網羅する。そのほか、下記特急バスも市内で途中乗降可能。
- かつては中国ジェイアールバスも岩益線として益田 - 岩国 - 広島間を運行していたが、廃止となっている。
- 長距離高速バス
- コミュニティバス・廃止代替バス
道路
山陰自動車道は益田の周辺では整備計画が立てられていない。現在の最寄りICは浜田自動車道浜田ICまたは中国自動車道戸河内IC・六日市IC
※久城IC-高津IC間は県道久城インター線で結ばれている
- 道の駅
地域
人口
教育
小学校
中学校
高等学校
- 公立
- 島根県立益田高等学校
- 島根県立益田翔陽高等学校
- 島根県立益田工業高等学校(2006年度以降益田翔陽高校に統合され2008年3月をもって閉校)
- 島根県立益田産業高等学校(2006年度以降益田翔陽高校に統合され2008年3月をもって閉校)
- 私立
特別支援学校
専修学校
- 島根県立石見高等看護学院
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
レジャー
- 三里ヶ浜(持石海水浴場)
- 益田競馬場(2002年8月に休止)
観光
- 蟠竜湖
- 医光寺
- 萬福寺 (益田市)
- 七尾城(益田城)
- 三宅御土居
- 七尾公園(七尾城堀跡/桜が有名)
- 天石勝神社
- スクモ塚古墳
- 高津柿本神社 - 哲学者の梅原猛が柿本人麻呂は益田沖の鴨島で水死したという説を唱えた。
- 島根県芸術文化センター グラントワ
- 益田市立雪舟の郷記念館
- 双川峡(旧美都町)
- 匹見峡(旧匹見町)
祭事
- ますだ祇園まつり(7月下旬ごろ・夏休み最初の土日)
- 益田まつり(4月第3日曜日)
- 益田七尾まつり(11月3日)
- 益田万葉まつり(4月29日)
- 水郷祭(8月第1土曜日)
- 八朔祭(9月1日)
- 流鏑馬(9月1日)
- 石見神楽
益田市出身の有名人
- 青木直人(ジャーナリスト)
- 阿知波信介(元俳優)
- 石川裕司(サッカー選手)
- 岩本薫(囲碁棋士)
- 岡崎綾子(柔道)
- 岡崎典子(日本海テレビ元アナウンサー)
- 上川一哉(舞台俳優)
- 川本貢司(指揮者)
- 栗山文昭(指揮者)
- 高橋一清(元文藝春秋編集長)
- 田畑修一郎(作家、名誉市民)
- 田渕久美子(脚本家、名誉市民)
- 徳川夢声(講談師)
- 秦佐八郎(細菌学者・医学博士)
- 豊田真奈美(女子プロレスラー)
- 七咲友梨(女優、写真家)
- 日高郁人(プロレスラー)
- 御神本訓史(NAR騎手・益田競馬場→大井競馬場所属)
- 溝口善兵衛(島根県知事・元財務省財務官)
- 椋木宏(競馬評論家)
ゆかりある人物
居住者
その他
関連項目
- 災害記念碑 - 松崎の碑
その他
市外局番は、0856(20~59)となっている。
- 0856(20~59)エリア
- 益田市
郵便物の集配は、以下の郵便局が行っている。
- 益田郵便局:698-00xx,698-85xx,698-86xx,698-87xx,698-04xx
- 津田郵便局:699-36xx,699-35xx
- 飯浦郵便局:699-37xx
- 石見横田郵便局:699-51xx
- 美都郵便局:698-02xx
- 匹見郵便局:698-12xx