キューサイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キューサイ株式会社(英称:Q'sai Co., Ltd.)は、青汁で知られる食品加工品会社。本社は福岡県福岡市中央区に所在する。社名の“キューサイ”とは、旧商号の『九州自然野菜組合』を略したもの。
概説
2010年(平成22年)8月30日、コカ・コーラウエストが、359億2200万円で株式取得により完全子会社化する方針を発表した[1]。
主な商品
販売実績
- 冷凍青汁売上日本一(2005年度、東京商工リサーチ調べ)
- コラーゲン通販売上日本一(2005年度、東京商工リサーチ調べ)
- 冷凍卵焼きの製造日本一(東京商工リサーチ福岡支社まとめ)
沿革
- 1965年(昭和40年)10月 - 創業者の長谷川常雄が、菓子製造販売会社の長老製菓株式会社を創業。
- 1967年(昭和42年)4月 - 長老製菓株式会社が、長谷川製菓株式会社に商号変更。
- 1969年(昭和44年)10月 - 株式会社ニチレイの協力工場となり、冷凍食品の生産開始。
- 1979年(昭和54年) - 長谷川常雄が、青汁健康法を知る。
- 1982年(昭和57年)9月 - 長谷川製菓株式会社が、青汁の製造販売を開始。
- 1986年(昭和61年)1月 - 長谷川製菓株式会社から、青汁の販売事業を株式会社ハセガワ健康社に移管。
- 1986年(昭和61年)9月 - 長谷川製菓株式会社から、青汁の製造事業をハセガワ冷食株式会社に移管。
- 1987年(昭和62年)5月 - ハセガワ冷食株式会社が、福岡農場株式会社に商号変更。
- 1992年(平成4年)12月 - 株式会社ハセガワ健康社が、キューサイ青汁株式会社に商号変更。
- 1995年(平成7年)3月 - 長谷川製菓株式会社が、キューサイ青汁株式会社と福岡農場株式会社を吸収合併。長谷川製菓株式会社が、キューサイ株式会社に商号変更。
- 1997年(平成9年)9月 - キューサイ株式会社が、株式を店頭公開。
- 1998年(平成10年)10月 - 農業生産法人キューサイファーム島根を設立。
- 1999年(平成11年)9月 - キューサイ株式会社が、東京証券取引所第二部と福岡証券取引所に上場。
- 2000年(平成12年)1月 - 環ネットワーク株式会社(後のらでぃっしゅぼーや株式会社)を、株式取得により子会社化。
- 2003年(平成15年)1月 - 株式会社キューサイ分析研究所を設立。
- 2004年(平成16年)12月 - 各地の販売子会社が合併し、キューサイ青汁販売株式会社となる。
- 2006年(平成18年)
- 2月 - 株式会社日本サプリメントを、株式取得により子会社化。
- 3月 - らでぃっしゅぼーや株式会社の株式を譲渡。
- 12月 - 10月から11月の株式公開買付け(TOB)により、グリーンパートナーズB株式会社(エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ系ファンド設立の受け皿会社)の子会社となる。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)4月1日 - キューサイ株式会社が、完全子会社のキューサイ宗像食品株式会社の全株式を、株式会社ニチレイフーズに譲渡。
- 2010年(平成22年)10月1日 - NIF-JIP投資事業組合等の株主が、全株式をコカ・コーラウエスト株式会社に譲渡し、同社の完全子会社となる。
CM
八名信夫が『まずい!もう一杯!』と発するテレビコマーシャルが有名。青汁が全国的に広まる要因の1つとなった。
当初は青汁を飲み干した後「こいつは悪人にも良いぜ」という台詞を言う予定だったが、あまりの不味さに台詞を出せず、八名がキューサイの社長へ「『まずい』と言って良いか?」と尋ねたところ「その代わり何らかのフォローをお願いします。」と言われた事から生まれたものである。
2010年(平成22年)現在も八名信夫が出演しており、「あのまずいキューサイの青汁が、粉末になって飲みやすくなりました」と宣伝している。
近年テンプレート:いつでは薬事法や厚生労働省の指導テンプレート:要出典などにより、『まずい!もう一杯!』の部分に「個人の感想です」と注釈を添えている。
関連企業
子会社
- キューサイ青汁販売株式会社
- 日本サプリメント株式会社
持分法関連会社
- 株式会社キューサイファーム島根
- 株式会社キューサイファーム千歳
販売代理店
- 九州自然野菜組合株式会社(佐賀市)
- 株式会社キューサイ青汁中部センター(三重県)
など
関連項目
- 福岡ソフトバンクホークス - 2014年からユニフォーム(左袖)広告スポンサー。