恐羅漢山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 山 恐羅漢山(おそらかんざん)は、広島県山県郡安芸太田町と島根県益田市との境にある標高1,346.4mの山で、広島県と島根県の最高峰である。西中国山地国定公園に指定されている。
概要
中国山地西部の冠山山地の主峰で、およそ860m南西にある旧羅漢山(標高1,334m)と双耳峰をなしている。山頂には三等三角点「羅漢」が設置され1,346.35mとなっている[1]。中国山地では頂部のなだらかな山が多いが、恐羅漢山の周囲は断層沿いに比較的急峻な谷間が刻まれ、その一つが三段峡である[2]。
山頂からは日本海が望める場合がある。稜線は南北にのびており、北の砥石郷山まで縦走できる。広島県側の東斜面にはスキー場、恐羅漢スノーパークがあり、夏期はスキー場の麓にある牛小屋高原でキャンプ場を中心としたレジャー施設が営業している。
交通
登山口およびスキー場入口は東麓の二軒小屋にある。中国自動車道・戸河内ICからは国道191号と広島県道252号恐羅漢公園線を利用して約17km、車での所要時間は約40分。
冬季は広島市内から直行するスキーバスの運行がある。
参考文献
関連項目
- 各都道府県の最高峰(広島県・島根県)
- ↑ 国土地理院 基準点成果等閲覧サービス
- ↑ 『アルペンガイド 中国・四国の山』 山と渓谷社、1998年