地方競馬全国協会
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テンプレート:Infobox Sport governing body 地方競馬全国協会(ちほうけいばぜんこくきょうかい)とは、競馬法に基づく地方共同法人である。略称は英称(the National Association of Racing)の頭文字からNAR、または地全協。
概要
馬主・競走馬の登録、調教師・騎手等の養成、免許の授与など地方競馬全体を管理・統括する業務を中心に行っている。また、競走馬や関係者の表彰イベント「NARグランプリ」を実施している。
かつては出版事業も行い、「地方競馬」や「ハロン」といった情報誌を発行していた。なお、「ハロン」は月刊誌から季刊誌に移行した後、2011年から年1回「地方競馬年鑑 ハロン」の名称で発行しているほか、地方競馬情報サイトで「Webハロン」を展開している。
主な事業・業務
- 馬主・競走馬の登録
- 調教師・騎手の免許、厩務員の認定
- 裁決・決勝審判・発走委員などの職員、開催執務委員を各競馬場へ派遣、専門業務職員の養成研修
- 競馬の公正化促進、運営改善
- 競走馬・競馬関係者への表彰(NARグランプリ)
- 企画・広報及び競馬振興策等の推進
- 畜産振興事業に対する補助
- 競馬活性化事業及び競走馬生産振興事業に対する補助
- 調教師・騎手等の養成及び訓練と競馬専門職員の養成(地方競馬教養センター)
沿革
- 1962年8月1日 競馬法に基づく特殊法人として設立。
- 2005年11月25日 特殊法人等改革推進本部参与会議は地方競馬全国協会を解体し、各地方競馬が出資する共同法人組織として運営を一元化する改革案を示した。
- 2008年1月1日 2007年6月6日に競馬法が改正されたことにより、特殊法人から地方共同法人に移行した。