エフエム山口
株式会社エフエム山口(エフエムやまぐち、FM-Yamaguchi co,.Ltd.)は、山口県を放送対象地域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。略称はFMY。JFN系列局。九州・山口のJFN系列8局で構成するFMQリーグにも参加している。
概要
1985年12月1日に全国20番目のFM局、全国69番目のラジオ放送局として開局した、山口県唯一の県域民放FM局である。放送開始当初からJFNC制作番組のネット比率が高く、隣接の広島県・島根県・福岡県・大分県・愛媛県各県でも良好に聴取できる地域があることもあり、特に自社制作番組比率の比較的高いFM FUKUOKA(福岡)やHFM(広島)、終夜放送未実施のFMえひめ(愛媛)がネットしていない一部の番組はFM山口で聴取できることが多い。
送信にあたっては「反射板」を使うという全国でも珍しい送信方法を取っている。FM山口の本社から送信所のある大平山(防府市牟礼登尾)の間には稜線が横たわっているなどの理由で電波を直接送るためには、鉄塔を高くしなければならず、費用も割高となる。そのため、大平山と反対方向の山である障子岳に反射板を設置している。まずそこに電波を送り、反射させて電波を大平山送信所に送っている。なお、近傍に位置するNHK山口放送局は、直接大平山に電波を送れるように鉄塔の位置・高さを調整している。
2001年夏頃から愛称(キャッチコピー)として「Heart Warm Radio」(ハート・ウォーム・レディオ)を使用するようになり、かつて放送された『FridaySuperFreak』や2001年秋の大改編でスタートした『Morning Kiss』、『Heart Beat Basket』、2004年スタートの『ランチタイムブレイクSkip×Skip×Skip』のジングルで使用するようになったが、2005年の開局20周年に合わせて、これまでウェブサイトのアドレスやメールのドメインで使用されるなどしてきた「FMY」を積極的に使用するようになり、「Heart Warm Radio」のジングルも使用終了している(詳細は後述)。なお、新聞のラジオ欄における局名表記は開局以来「FM山口」「エフエム山口」を用いている事例が多い。
同じく山口市内に本社を置く民放テレビ局であるテレビ山口、山口ケーブルビジョンと業務提携関係にあることから、3局合同イベント・特番の制作が随時行われている。また、FM山口とテレビ山口は相互に番組宣伝CMが放送されている。
キャッチフレーズ
- ときめく夢 きらめく音 - 1985年の開局から2001年6月まで。90年代まではこのキャッチフレーズを用いたジングルもオンエアしていた。
- 面白すぎて 耳が点! - 1995年の10周年記念で制定。
- Heart Warm Radio - 2001年7月から2005年11月30日まで使用。様々な自社制作番組のジングルやJFN共通ジングルにおいて使用していた。
2005年12月1日以降は新しいキャッチフレーズは制定していない。
主要株主
(※2006年6月29日現在)
- 山口県(10.00%)
- 株式会社朝日新聞社(8.63%)
- テレビ山口株式会社(6.61%)
- 山口放送株式会社(5.62%)
- 株式会社読売新聞大阪本社(5.62%)
- 株式会社中国新聞社(4.62%)
- 株式会社広島東洋カープ(4.62%)
- 宇部興産株式会社(4.12%)
- 株式会社トクヤマ(3.61%)
- 関門港湾建設株式会社(3.61%)
送信所
開局当初の中継局は山口本局の他、下関・宇部・山口鴻ノ峯・柳井・岩国・萩のみだった。その他の中継局は随時設置されたものである。
中継局名 | 中継局所在地 (山の名前) |
周波数 (単位MHz) |
出力 (単位W) |
中継局名 | 中継局所在地 (山の名前) |
周波数 (単位MHz) |
出力 (単位W) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
山口本局 | 大平山 | 79.2 | 1k | 山口鴻ノ峯局 | 鴻ノ峰 | 82.1 | 10 |
下関局 | 火の山 | 77.7 | 50 | 萩局 | 田床山 | 78.6 | 100 |
豊浦局 | 草場山 | 78.3 | 10 | 柳井局 | 石城山 | 77.9 | 100 |
長門局[1] | 矢ヶ浦岳 | 89.4 | 20 | 周防大島局 | 嵩山 | 84.5 | 10 |
美祢局 | 桜山 | 81.5 | 100 | 岩国局 | 城山 | 82.1 | 10 |
宇部局 | 大場山 | 88.6 | 100 | - | - | - | - |
その他の受信方法
- LISMO WAVE - auのケイタイ・スマートフォンに対応
- ドコデモFM - docomoのケイタイ・スマートフォン、Softbankのスマートフォンに対応
以上の2つを利用すれば受信環境不良の地域でも受信は可能。
また、ケーブルテレビでも再送信している。
なお、radikoはKRYラジオともども対応していない。
所有スタジオ
- 第1スタジオ: 主に生放送番組用に使用されるスタジオ。以前はセミオープンスタジオとして使用していたが、保安上の問題から現在は原則非公開となっている。
- 第2スタジオ: 副調整室と一体化しているため、主に録音番組用に使用されるスタジオ。またワンマンスタイルの生放送番組(例:ビリフラMAX)用に使用されることもある。
- 第3スタジオ: 主にニュース番組用に使用されるスタジオ。
- 第4スタジオ: 簡易スタジオ。
各番組
放送中の自社制作番組
2014年4月現在の主な自社製作番組。平日の朝、月曜 - 木曜の午後と金曜の昼・夕方に自社制作の時間枠がある。以前は平日昼と平日夕方にも自社制作の枠があったが、昼枠は2008年4月からONCE(JFNC制作、金曜のみ2011年11月に打ち切り)の、夕方枠は2010年4月からNews Delivery -Evening Edition-(JFNC制作)のそれぞれネット受けに変更された。
- Morning Street(月 - 金 7:30 - 11:00)
- Daytime Street(月 - 木 13:30 - 16:55)
- (ネット枠)14:15 - 14:20「はぴねすくらぶラジオショッピング」(JFNC発)、14:55 - 15:00「HOME SONGS」(TOKYO FM発)、15:42 - 15:47「JFNラジオショッピング」(JFNC発)
- (以下は「News Delivery」に内包される自社枠)
- 17:10-17:20 メディカル山口(最終木曜日のみ放送)
- 17:20-17:25 ニュース・ハイライト - 現在は金光一昭が担当することが多い
- 17:25-17:30 GEORGIA Dream Catcher(HFM発、中国地方4局5県企画ネット。金光がナビゲーター)
- 17:30-17:35 道路交通情報
- 17:50-18:00 KAT-TUN 田口淳之介のTAG-TUNE DRIVING(TOKYO FM制作、JFN異時ネット)
- 18:10-18:15 FM県民ダイアリー
- 18:20-18:25 道路交通情報
- HARAPAN!(金 11:30 - 12:55)
- FRIDAY Bang! Bang! Highway(金 15:00 - 18:55)
- 2010年4月のスタート時点では金曜16時からであったが、2011年の春改編で15時スタートへ。長年続く金曜午後の自社制作コンセプトを継承している。
- 大人ウォーク(金 20:00 - 20:30)
- ザ・週刊フォーク王(土 9:00 - 9:30)
- MIKKOとヤスベェの Hey!Girl Hey!Boy(土 18:00 - 18:30)
- 2012年10月スタート。日曜19時からの放送だったが半年後に枠移動。
- Ride On Music!(土 18:30 - 18:55)
- YASUBE PRESENTS THE mouVment(日 18:30 - 18:55)
- ウキウキ放送局!零-ゼロ-(日 24:00 - 24:30) ※諸般の都合で7月24日以降、9月24日まで休止。[3][4]
JFNC・TOKYO FM以外のネット番組
下記以外はJFNC制作番組、TOKYO FM制作番組がメインである。
- 現在放送中
- 研ナオコの過払い金ズバッと法律相談(CBCラジオ幹事局・月 12:55 - 13:00)[5]
- キボウラジオ(文化放送幹事局・木 20:45 - 21:00)[6]
- サタ☆スポ(FM OSAKA制作JFNC経由全国ネット・土 6:00 - 8:55[7]) - 自社制作の「道路交通情報」「PUSH ONE」を内包。また6:40 - 50はTOKYO FM制作の「感じて、漢字の世界」をネット
- 天使のモーニングコール(幸福の科学・幸福の科学出版制作・日 7:30 - 8:00)
- MY PRECIOUS ENERGY(HFM制作JFN中国地方ブロックネット・日 8:00 - 8:55)
- NEXCO西日本 Drive Porter Radio(FM OSAKA制作JFN西日本エリアブロックネット・日 15:55 - 16:00)
- Driver's Meeting(FM yokohamaほか6局ネット・日 18:00 - 18:30)
- 放送終了
- HFM制作・JFN中国地方ブロックネット番組
- COUNTDOWN RADIO WEST
- 局アナバトルROUND3
- JH presents サウンドジャーニー
- DJ AKASAKA Mail Vox
- ドコモワンショットトーク スマートバーの人々(HFM制作JFN中国地方ブロックネット・日 14:55 - 15:00。なお提供のみ後番組に継続)
- 木もれ陽のアプローズ(HFM制作JFN中国地方ブロックネット・月 - 金 10:30 - 11:00)
- FM FUKUOKA制作・FMQリーグブロックネット(現在FMQリーグには夏のパワープレイにのみ参加)
- fm osaka制作JFNネット
- HFM制作・2局ネット番組(番組自体はいずれも継続中)
- その他
- 大学受験ラジオ講座(文化放送制作、開局当初からしばらくの間放送)
- ロンナイ
- えんためX
- ビリケンの夜から朝礼(Kiss FM KOBE制作。中途打ち切り)
- 六子の心唄(V-air制作・JFN中国地方ブロックネット番組)
- 長渕剛 RUN FOR TOMORROW 〜明日へ向かって〜(bayfm幹事局)[8][9]
- さわやかTHIS WAY(たちばな出版制作17局ネット・日 7:00 - 7:30)
- HEAVY METAL SYNDICATE(放送文化事業制作・土 24:00 - 25:00) - そのため、JFNCラインネットの「FM深夜バラエティー wktkの枠」は25時飛び乗り。また「渡辺貞夫 Nightly Yours」が土曜28時台へ移動した。2014年7月からは「wktkの枠」を拡大している。
- HFM制作・JFN中国地方ブロックネット番組
ニュース・天気予報・交通情報
- ニュース(ローカル枠)
- 自社送出のニュースは平日のみ1日6回放送。ストレートニュース形式で独立した放送枠となっている。
- 開局当初から永らくBGM無しだったが、20周年のジングル変更時に「FMY news highlight」のコールタイトルとBGMが挿入されるようになった。
- かつては土日も放送されていたが、すべてJFNC配信のJFNニュースに切り替えた上で一部時間帯にスポンサーを付けて放送している。
- 曜日別に以下の各紙からの素材提供を受けている。うち、読売・中国・山口の各紙はニュース枠のスポンサーにもなっている(各紙関連のCMが挿入される)。朝日新聞はかつてCMを挿入していたが、現在はCMを流さず、代わりにFMYのジングルを挿入している。
- ニュースの冒頭は「時刻は○時××分になりました。(□□の提供でお送りする)■■新聞ニュースをお伝えします。」で開始し、終了時に「以上、△△がお伝えしました。」で締めてCMに入る。
- CM明けに、スポンサーが無い場合は「■■新聞ニュースをエフエム山口のニューススタジオからお伝えしました。」で終了。CMがある場合は「■■新聞ニュース、□□の提供でお伝えしました。」で締める。
- 2012年3月をもって平日朝に放送されてきた経済情報特化の「日経ジャーナル」が終了した。
- なお、自社制作のニュース("FMY NEWS highlight"のジングルが入るもの)はドコデモFMでは配信されていない。
- 天気予報
- 平日のみ1日2回放送。ただし、明確に「天気予報」という独立した枠があるのは朝の番組のみ。
- 開局以来女声コーラスの「天気予報〜」のジングルの後「RAINBOW MAN」(アール・クルー)に乗せて天気を読んでいたが、20周年のジングル変更時に「FMY weather」のコールタイトル後にアップテンポのBGMに乗せて放送するスタイルとなっている。
- こちらもかつては土日も放送されていたが、すべて廃枠となっている。
- 道路交通情報
- 平日1日6回・土曜1日2回放送。日本道路交通情報センター山口センターからの放送。ニュースなどと同様に独立パート扱いとなっており、他局のようにDJとのやりとりはない。
- 開局以来、FMとしては珍しく「道路交通情報」と名乗っており、女声コーラスの「道路交通情報〜」のジングルの後「DRIVIN' SOUTH」(トゥーツ・シールマンス)に乗せて読んでいた。
- 一方、『FridaySuperFreak』『Morning Kiss』『COUNT DOWN ATTACK!!』の各番組では「Traffic Information」のコールタイトルに続いてアップテンポなBGMに乗せて放送されており、朝ワイド・金曜ワイドとその他の時間帯の交通情報では使い分けがされていくことになった。
- 20周年のジングル変更時に、後者に統一されることとなった。
特別番組
- FM山口開局特番(毎年11月23日 - 12月1日のうちに長時間編成、2010年は特番としては放送せず)
ヘヴィー・ローテーション
エフエム山口ではヘヴィー・ローテーション(パワープレイ)のことを「FMY PUSH ONE」(プッシュ・ワン、「一押し」の直訳。FMY検定によるとサブタイトルは「炎の皿回し」ということである)と呼び、月一回洋楽と邦楽一曲ずつ選んで5分枠または自社制作番組の中で放送している。
また、年1回8月にFMQリーグの共同企画としてヘヴィー・ローテーション企画「FM Q LEAGUE POWER PLAY」を放送している。
放送終了した自社制作番組
早朝番組
※は最終的に2001年に『Morning Kiss』に吸収合併された番組。
- サンライズ・ウェイヴ
- 開局当初に放送していたミニ番組のひとつ。後に5分間の『ウェザー・ファイル』(※)へと変わる
- ※Morning Breeze
- ※Okky'sSuperRadioShow → ※Morning Kiss FridayEdition
昼・夕方ワイド番組
- FM・ミュージック・サラダ
※は最終的に2003年に『paradise radio』に吸収合併された番組。
- コットン・クラブ
- グッデー・アフタヌーン
- 金曜日はFLY DAY
- FM MUSIC SALAD → Heart Beat Basket → ランチタイムブレイクSkip×Skip×Skip
- ※SUNSET-STUDIO FMY EVENING TERMINAL→paradise radio→Evening Street
- ※S@DE Communication→paradise radio
- フライデー・スーパー・フリーク → デリシャス・フライデー(Morning Kiss、Heart Beat Basket、COUNT DOWN ATTACK!!)→ MEN'S FOUR ビリビリFriday→ビリフラMAX→まるてんフライデー
- ニコニコフライデー
その他の自社番組
- さでこみ S@DE Communication
- 水曜日だよ! REDCARD
- FMY MUSIC BUSTERS → Music Soldiers → Music Solders NEO
- ウキウキ放送局シリーズ(ウキウキ放送局、ウキウキ放送局2、ウキウキ放送局V)
- みんなのサザンの歌〜お気に召すまま勝手にサザンリクエスト〜
- 西司のSO DYNAMITE
- HOT WAVE87
- 情報ネットワーク〜いきいき山口ふれあいサンデー
- 大好き!ひとのくに山口
- 集まれ!音楽の仲間たち〜スウィンギング・ア・ミュージック
- Sunday Sports 630
- EARTH CONSCIOUS STREAM
- きおつけ!ヤスベェ
- プレジャーQ(クオーター)
- COCO PARTY → DRIVE ON → DAY TIME GROOVE
- 日産プリンスLOVE DRIVE → 美帆のDRIVING「PASSO!!」
- FMY POP STARS
- Bフレッツ JOY OF MUSIC → フレッツ プレミアム サウンド
- Weekend Best10
- 広島などで活躍する君崎滋が出演。
- COUNT DOWN ATTACK!! (2001年の改編で『デリシャス・フライデー』に内包・拡大)
- プロムナード山口
- フジファブリックのGUCHIGUCHI言わせて!
- それいね DJ:古賀弘晃、田口彩
- 局アナバトルROUND3(JFN中四国ブロック8局共同制作)
- おじゃったもんせ!薩摩 よいとこツーリスト〜ラジオで薩長同盟〜(日 10:55 - 11:00)
- これ知っちょる? エネルギー(土 17:55 - 18:00)
他
- 君の一生けんめいに会いたい(月 - 金 12:55 - 13:00)
- 2011年10月1日から行われる「第66回国民体育大会〜おいでませ!山口国体〜」関連番組。2011年9月10日まで計50回放送された。パーソナリティは新人アナウンサーの築地。この番組タイトルは国体のキャッチフレーズでもある。
- 国体開幕の10月1日には、「東日本大震災復興支援 第66回国民体育大会〜おいでませ!山口国体〜 開幕直前スペシャル」を維新百年記念公園陸上競技場多目的公園特設ブースから生放送(11:00 - 12:55。パーソナリティは金光と新井)。チーム山口の石川佳純、中山元気、磯川孝生、(選手サポーター)吉永達哉が出演。また12:00 - 12:25はふくしまFM、Date fm、エフエム岩手をネット。
- 平日の18:15 - 18:20には国体の結果を伝える「おいでませ山口国体 デイリー・リポート」も放送した。
- ハートフルリレー~Love in Action 山口~(金 22:55 - 23:00)
- 2012年11月 - 2013年3月。献血推進を促す全国ネット番組「Love in Action」のローカル版。ナビゲートは2012年現在で現役の山口県立大学4年生の小林愛子。10月まではJFNCネット番組「メロディー・ゴー・ランド」「THE VOICE」のネット受け。
- Car Audio Talking season 3(土 11:00 - 11:15)
放送形態
JFNC番組ネット形態
FM山口では、JFNC制作番組を不自然な形で放送することが多い。
- ネット番組内に独自に別番組枠を設けており、本来のコーナーが放送されないケースがある。
- 過去の例では、「te quiero pa quiero」内で、毎週金曜日に「ビバ!地球市民」を放送していたため、9:30からの20分が放送されなかった。「te quiero〜」が「Open Sesame!」に変わる際に「地球市民」が枠移動し、この形態は消滅した。また、「ヒルサイド・アヴェニュー」→「Wonderful Go!Go!」についても、14:30からの10分間は「道路交通情報」「FMほっとインフォメーション」のため放送されなかった。
- 現在は、自社制作番組項の「News Delivery」の他、「FRIDAY GOES ON! 〜あっ、それいただきっ!〜」と「SPORTS GROOVE!!」がその例となる。前者はローカル枠でない14:30から交通情報を放送し14:35から再び飛び乗り。後者の場合は本来のローカル枠8:20の時間帯に交通情報を放送するほか、ローカル枠から外れる8:25からPUSH ONEを放送して、8:30から飛び乗っていた。後番組の「サタ☆スポ」は8:20で飛び降りていたが、現在は再び8:30から飛び乗る編成に戻っている。
- 番組自体が継続されていても比較的短期間でネット打ち切りとなる番組が多い。
- CM枠においては、ほとんどの番組でCMフィラーBGMを差し替えず放送する。ただし、途中の自社差替前後や毎時55分過ぎからのCM枠には自社からのCMを発信する。
- 年末年始は一部の自社制作の情報番組を休むため、代替として通常は放送されないJFNC制作の番組がネットされることがある。
- 過去の例では、「Heart Beat Basket」や「ランチタイムブレイクSkip×Skip×Skip」が休みに入ったため、「CO-CO MIX」や「Switch!」がネットされた(CO-CO MIXはもともとレギュラー放送されていた番組でもある)。
- 2010年度は、自社制作の情報番組がすべて休止された。「Morning Street」は「OH! HAPPY MORNING」のネットとなり、「Daytime Street」は「flowers」もしくはJFNC年末年始特番へと変更された。
- 2010年以降、日曜19時枠以外にも土曜の昼と夕方に単発30分単位の特別番組を編成することが多く、その時間帯のJFNC番組は休止となり振替放送はしない。なお、その単発番組はFM FUKUOKA発のことが多く、番組によっては福岡・山口のみのこともある[10]。
- その場合、12:00「中山優馬 RADIO CATCH」→「ソナーポケットのラジポケ」、12:30「阿部真央のあべまおらじお」→「RakeのThis is Rake!」、18:00「いきものがかりのgarden☆party、18:30「ORANGE RANGE ラジオ〜コンタクト」のいずれかが休止となる。
2001年秋の大改編
エフエム山口は2001年10月1日に番組改革の一つとして、平日の全日的な大規模な番組改編を行った[11]。これは、従来朝と昼前に行ってきたJFNCネット番組(2001年9月末時/朝:『Open Sesame!』、昼:『CO-CO MIX』)を打ち切って新たに自社製作番組をスタートさせたものである。
朝枠では『ウェザーファイル』・『道路交通情報』・『Morning Breeze』・『ニュース』・『立花裕人のMORNING FREEWAY』・『三本和彦の自動車王国』・『天気予報』・『Open Sesame!』・『日経ジャーナル』(『Open Sesame!』に内包)を統合して、新たなるローカルワイド番組として新井道子担当の『Morning Kiss』を立ち上げた(『自動車王国』『Open Sesame!』はこの時点でネットを打ち切られた)。
昼枠では、『CO-CO MIX』・『ニュース』・ローカル番組『FM MUSIC SALAD』を統合して井村由美子担当の『Heart Beat Basket』を立ち上げた。
金曜はもともとの『Open Sesame!』の打ち切りと金曜午後の自社制作番組だった『FridaySuperFreak』の発展として朝の7:30からの14時間を『デリシャス・フライデー』として、立石三恵子担当の『Morning Kiss』、同じく立石担当の『Heart Beat Basket』、ネット番組の『ヒルサイド・アヴェニュー フライデー・スペシャル』をスタートさせ、さらに『「坂崎さんの番組」という番組』の枠移動、井村担当『COUNT DOWN ATTACK!!』の枠拡大、枠移動と従来の『木もれ陽のアプローズ』(HFM制作・中国4局ネット)と『ディア・フレンズ』(TFM制作・JFN全国ネット)を組み込んだ編成を行った。
2003年3月に『Heart Beat Basket』が、2006年3月に『COUNT DOWN ATTACK!!』が終了し、最後まで残っていた『Morning Kiss』も2008年3月に終了した。朝の帯番組は『Morning Street』として自社制作を継続しているが、昼の帯番組は2008年4月からJFNCネット (ONCE) に復帰した。
コーポレートロゴ変更
2005年7月1日にCIを実施し、コーポレートロゴを全面変更し、ホームページも大幅にリニューアルした。このコーポレートロゴはCI以前から『FMY-TV』で先行使用されていた。これに伴い番組・CM中のジングルも一部変更され、以前の愛称“Heart Warm Radio”が原則として使用終了となった(ただし、2008年春までは『Morning Kiss』『ランチタイムブレイクSkip×Skip×Skip』のオープニングにおいてこの愛称がコールされていた)。
また、イラストレーター・上大岡トメ[12]がデザインした新キャラクター「緑山タイガ」を採用した。
開局20周年でのジングル等の変更
エフエム山口は2005年12月1日の開局20周年を機にジングルやミニ情報番組のBGMの全面変更を行った。
ジングルは開局以来のものや10周年記念のものはすべて20周年の特別版、及びそれを元としたものに全差し替えとなった。
最も多く流されたのは、1985年12月の開局以来のもの。女声コーラスによる、「エフエムやまぐち〜」「J・O・U・U〜、エフエムやまぐち〜」「うきうきサウンド・わくわくメディア〜♪」などと歌うものだった。開局から5年後の1990年には西司(にし・つかさ)プロデュースによるものが作られ、その5年後の1995年には10周年記念のものもできた。
20周年以降のものは、アメリカのダラスで制作されたものとなっている。「FMY the place for you」と歌われているものは、2パターンあり、最初は「20th anniversary」と歌われていたが、21年目以降の事もあって差し替え用の「It's your power station」が用意されている。
また、自社送出のニュース・天気予報・道路交通情報のコールタイトル・BGMをあわせて全面的に変更している(上述)。
なお、FMY-Contents・だるだる談話室内で古いジングルが紹介されている。
また、これはCI時と同時にTOKYO FMの全国ネット番組前(一部除く)で用いられていたJFN共通ジングルの使用を取りやめ独自ジングルを採用している。
この共通ジングルでは、共通の「♪Your listening to your favorite」と歌った後に、女声で「Heart Warm Radio FM YAMAGUCHI」と読み上げられた。
放送開始・終了・休止
放送は日曜日深夜(月曜日未明)の24:30 - 29:00 (0:30 - 5:00) までをメンテナンスタイムとして放送を休止しているが、それ以外は24時間放送。メンテナンス多の際は試験電波を発射しており、終了後翌朝まで音楽を流し、毎正時には時報、0:35頃と、毎時30分過ぎには試験電波発射中のアナウンスが流れる(アナウンスは新井道子アナウンサー)。
流れる音楽としては、洋楽・邦楽やインストゥルメンタル曲を垂れ流しするほかに、過去の洋邦PUSH ONEを特集して流すこともある。この試験電波はドコデモFMでも流される。
エフエム山口では、毎朝4:58.30 - 4:59.42まで、周波数告知(月曜日早朝はこの告知がオープニング)を行う。オープニングアナウンスの時のBGMは『あすの天気』(日本テレビ毎日20:57頃)のものと同一のもの。オープニングBGMは「Feelin' Happy/Dan Siegel」。
日曜深夜のみ0:29.00 - 0:30.30に放送終了アナウンス(クロージング)を放送(アナウンスは新井道子アナ)。これまでは「夜にやさしく包まれて、さぁ、夢空間へ旅立ってください。今夜はどんな夢を見るのでしょうか」というアナウンスが追加されていたが、周防大島局開局で、これまで途中に読まれていた「今日のプログラムをすべて終了いたします」を末尾に持ってくる形に変更。クロージングBGMは「パストラル(最初はウィンターロマンスだった)/中村由利子」[13]。
いずれも、アナウンスの構成は変わっておらず、中継局の紹介は山口送信所から開局順。
FMY Podcast
FM山口では、番組でカバーできなかった情報などをポッドキャストで配信している。
- ウキウキ!補完計画NEO - 土曜配信。一部のコーナーを配信。
- なるほどJAPAN - 金曜配信予定。ポッドキャストオリジナルプログラム。浅里佳子と男性2人が加わって配信。
- Music Soldiers Special Edition - 不定期配信。県内のアマバンなどの紹介。
- ビリフラMAX反省会 - 月曜夕方配信予定。スタッフ3人が居残ってその日の放送の反省会を配信。
アナウンサー
開局以来、自社アナウンサーは比較的少数で放送されている。最大6人体制であったが、中途退職と後任の不補充により、4名まで減少している。
在籍中
- 水谷寛(1986年 - ) - 大のアニメ好きとしても有名。情報番組とアニラジを巧みにこなす
- BB金光(1993年 - /情報番組では主に本名の『金光一昭』名義で出演) - レジャー番組やバラエティ番組を中心に活躍する一方でイベントや自社制作番組のプロデュース・ディレクション・ミキサー・ライターを一手に引き受けてこなす。
- 新井道子(1987年 - ) - FMY専属では唯一の女性アナウンサー
- 大和良子(2008年3月 - /現在はフリーアナウンサー) - かつて「SUNSET-STUDIO FMY EVENING TERMINAL」を担当していたこともある。
退職者
- 荒瀬英俊(1985年 - 2002年/現:フリー、県内のコミュニティFM(宇部や防府など)を拠点に活動) - FMY開局前まではラジオ福島でアナウンサーをしていたがUターン。
- 木谷美帆(1994年 - 2001年/現:フリー、関西を拠点に活動)
- 井村由美子(1993年 - 2010年)
- 俊山真美(2004年 - 2009年/現:フリー、広島を拠点に活動)
- 鈴木晶久(2003年 - 2010年3月/現:フリー、関東を拠点に活動)
- 築地雄太郎(2011年4月 - 2014年3月)
その他の山口県の放送局
脚注
外部リンク
テンプレート:Radio-Chugoku- ↑ 長門局は開局から2000年7月2日までは81.6MHz(出力10W)で送信されていた。しかし、当局の美祢局(81.5MHz、開局は長門局より後だった)やNHK山口FMの豊北局(81.9MHz)との混信が起きたため、2000年7月3日に現在の周波数に変更され、同時に出力も増強された。余談だが、中国新聞(山口版)のFM山口週間番組表のチャンネル欄は、2000年7月3日発行以降も旧周波数が記載されていた。
- ↑ 2012年末までは「FM Radio Shopping」
- ↑ FMY Information 【放送休止のお知らせ】ウキウキ放送局!零-ゼロ-
- ↑ FMY Information 【放送再開】ウキウキ放送局!-零-
- ↑ JFNでは他にも35局、AMでは38局がネットしており、KRYラジオにおいても金曜の昼間に放送されている。
- ↑ 幹事の文化放送では創価学会がスポンサードしているが、FMYでは「各社」にスポンサーを差し替えている
- ↑ 開始から半年は、「道路交通情報」「PUSH ONE」「要のある音楽」(25分ver.)放送のため8:20飛び降り
- ↑ この番組は青森・岩手・宮城・福島・栃木・岡山・宮崎・鹿児島・沖縄のJFN系列9局、千葉・新潟の独立ラジオ2局、水戸・鹿嶋・つくば、日立の茨城県のコミュニティ4局で4月以降放送開始している、東北地方太平洋沖地震ならびに東日本大震災復興支援のもので、山口でも5月14日から放送を開始した(第6回目の放送)。
- ↑ FMY Information『長渕剛の震災復興支援番組、放送開始!!』
- ↑ 「SOUND PUREDIO presents May'nの デ☆ラ!May'n!!」(2010.4.3)、「SOUND PUREDIO presents May'nのシャベッテミル」(2010.10.16)、「坂本真綾 ミツバチ」(2012.11.17)
- ↑ なお、この改編に対して、一部で“FMY-Revolution”の呼称が用いられた(改編前後に『月刊タウン情報やまぐち』などでも使用された)が、この呼称が一般的に使われていたかどうかは不明である。
- ↑ 上大岡トメは現在宇部市在住である。
- ↑ 放送開始当初は「カラーパープルのテーマ/DAVID FOSTER」と「グッドナイト/種とも子」をつないでいた参考リンク=FM山口伝言板「放送終了のBGM」