山口新聞
山口新聞(やまぐちしんぶん、英:Yamaguchi Shimbun)は、山口県全域を発行エリアとする日刊の地方新聞。山口県下関市に本社を置くみなと山口合同新聞社が編集・発行している。
目次
概要
1946年(昭和21年)に創刊。山口県では唯一の県下全域を取材・発行エリアとする地方紙である。
元々水産業向け専門紙『みなと新聞』の下関市内向け夕刊としてスタートし、後に地方紙として分離独立(発行元組織は後に再合併)したという経緯を持つこともあり、発行元のみなと山口合同新聞社は日本新聞協会には加盟しているが共同通信社には出資しておらず、共同通信社からの全国・世界のニュース記事の配信を受ける契約を結んでいる。なお、共同通信社と地方紙で組織している「47NEWS」には山口新聞として参加している。
題字は、当初1面右端に縦書きであったが、その後1990年代に産経新聞と同じような形態で横組み中央部分に縦2行で表示したことがあった。さらに2006年(平成18年)の創立60年の際には横組み、横1行にしたことがあったが、2008年(平成20年)に右端の縦題字に戻している。
第2次安倍内閣発足以降、安倍晋三内閣総理大臣の動静を一面で報じている(通常総理大臣の動静は中面で報じられる)。
歴史
- 1952年(昭和27年)4月 - 水産専門紙『みなと新聞』(1946年発刊)に下関市内版記事の連載開始。8月に市内版を分離して夕刊として発行。これが実質的な山口新聞の原型となる(朝刊は水産速報版として掲載)。
- 1954年(昭和29年) - 市内版夕刊を『夕刊みなと』と題名を変更。
- 1959年(昭和34年) - 日本新聞協会加盟。
- 1969年(昭和44年) - 『夕刊みなと』を子会社・山口新聞社に委譲して現在の山口新聞に題号変更。夕刊から朝刊に移行。
- 1992年(平成4年) - みなと新聞社と再統合され「みなと山口合同新聞社」から発行される
ニュース提供
取材拠点一覧
関連紙・みなと新聞の取材拠点については、みなと新聞#取材拠点を参照のこと。
本部
支社
- 山口県内
- 山口県外
支局
関連紙
- みなと新聞(国内最大の水産食品専門紙)
番組表について
山口新聞では第1テレビ欄(最終面)に大きく、NHK総合・Eテレ、YAB、KRY、TYS、TNC、TVQ、小さい欄にKBC、RKB、FBS、BS1、BSプレミアム、WOWOWプライムを掲載。第2テレビ(中面)にTSK、NKT、BSS、HOME、RCC、HTV、TSS、ラジオはNHK第1・第2・FM、KRYラジオ、エフエム山口、ラジオNIKKEI、Love FM、COME ON FMを掲載。BSデジタルはBS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、WOWOWライブ・シネマ、スターチャンネル1、BS11、TwellVを掲載。
なお、これまで掲載されていなかったデジタル衛星放送の番組表は2005年5月頃から第2テレビ面で掲載を開始した。また、広島県の民放テレビ局の番組欄は一時期掲載されなかった時期があった。
また、2011年7月24日の地デジ完全移行に伴い、番組表局カットの下部にあった各中継局のチャンネル一覧は地デジID番号と各放送局ごとの電話番号の記載に変更された(第2テレビ面の広島・山陰の分の電話番号は「広島・山陰のテレビ」のタイトルカット右横に一括して載せている)。ラジオ欄では以前はRKBラジオとKBCラジオ、RCCラジオも掲載されていた。
新聞休刊日の場合、第1テレビの当日分は最終面、翌日分は折込中面、ラジオと第2テレビは並列掲載される。
元旦編成
元旦は各紙部数を増やして特集に当たるが、山口新聞は3部構成をとる。
- 第1部:国内外のニュースや話題、県内ニュース、スポーツ、初売情報など(36頁程度)。
- 第2部:関心を集めるその年の話題(例えば2005年度は市町村合併がテーマ)(8頁程度)。
- 第3部:アーティスト特集、山口出身者年賀状、ラジオ・テレビ欄(12頁程度)。
総計概ね96 - 100ページとなる。
その他概要
- 月極価格2,705円、一部単価110円。
- 「四季風」 - 一面コラム(「天声人語」や「編集手帳」などにあたる)
- 「東流西流」 - 中面掲載コラム。2ヶ月ごとに筆者が変わる。筆者は山口県内で活動している者。