Love FM

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テンプレート:日本のラジオ局 LOVE FM(ラブエフエム)は、ラブエフエム国際放送株式会社(ラブエフエムこくさいほうそう、LOVE FM International Broadcasting Co.,Ltd.)が九州地方北部を主な放送対象地域として行っている外国語放送の愛称。

開設当初は福岡県福岡市中央区天神に本社を置く株式会社九州国際エフエム(きゅうしゅうこくさいエフエム)が放送事業者として放送を行っていたが、同社の経営破綻により、2011年1月1日からは、同じ福岡市内でコミュニティエフエム「FREE WAVE」(フリー・ウェーブ)を展開していた天神エフエム株式会社(2011年7月1日に現社名に社名変更)が同社の免許を引き継いで放送している。

本項では、九州国際エフエム時代を含めた外国語放送全般の概要について記す。

概要

1997年平成9年)4月1日に、九州国際エフエムにより、FM COCOLOInterFMに続く日本で3番目の外国語FM局として開局。演奏所(スタジオ)を福岡の繁華街・天神の中心部にある岩田屋本館内に設け、当初から北九州にも中継局を置き、実質的には北部九州全域をエリアとする放送局であった。

放送時間は24時間。ただし毎週日曜深夜(月曜未明)は1時-5時まで放送機器メンテナンスのため放送休止。 また、放送終了アナウンスの際、先に英語によるアナウンスが行われ、次いで日本語によるアナウンスが行われる。

しかし、当初から経営的に苦しく、年を重ねるにつれて外国語だけの番組は徐々に減り、編成上日本語オンリーの局と大きな違いがみられなくなってきた。2010年(平成22年)6月5日付けの各メディアが、LOVE FMの株主の一つであり、傘下にコミュニティ放送局天神エフエムを有する西日本鉄道に事業譲渡する方向で検討に入った、と報じた[1]。この手法はいわゆる新旧分離による経営再建であり、後に現会社側が数少ない社員の全員解雇の方針を示したことで社員らの反発を招いていた[2]ほか、4分の1近く出資している県内の自治体や他の株主との関係をどうするかといった問題が残されていた。また西鉄側も、出資比率次第では天神エフエムとの間でマスメディア集中排除原則の出資比率原則違反となる可能性もある[補足 1]ため慎重に検討を進めていた。

2010年11月22日に九州国際エフエムと天神エフエムとの間で吸収分割を行い、九州国際エフエムの超短波放送事業(Love FM事業)を天神エフエムに事業譲渡することが両者の株主総会で承認され、両社から発表された[3][4]。1か月後の12月22日付で総務省九州総合通信局から放送免許の承継が認められ[5]、これにより九州国際エフエムは2011年1月1日付でいわゆる“新旧分離”を部分的に行い、分離した放送事業を天神エフエムに吸収させ、会社清算の手続きに入ることになった。天神エフエムの行っていたコミュニティ放送 (FREE WAVE) については2011年1月1日午前0時をもって放送終了となった。

なお、免許継承手続きの関係上、2011年2月28日までは(天神エフエムによるLove FM事業も)旧九州国際エフエムのスタジオ等を使用していたが、3月1日からは、FREE WAVEのスタジオであったソラリアプラザ内のサテライトスタジオに演奏所を移転して放送を行っている。

日本放送法による一般放送事業者の新会社への放送免許譲渡(放送持株会社の分割を除く)は、ラジオ局では2010年10月1日兵庫県の株式会社Kiss-FM KOBEが経営難で受け皿会社の兵庫エフエム放送株式会社(愛称:Kiss FM KOBE)に放送免許を明け渡して以来のことで、コミュニティ放送局の事例を含めて、既存放送局が放送免許を返上して別の放送局の放送免許の譲渡を受けるのは初めてのケースである[補足 2]

2012年8月6日より、JFN系列外局では初となるドコデモFMでの配信を開始した[6]

またLove FMにおける自社製作番組の企画制作などは、本社所在地と同一フロアにあるMC/パーソナリティ/タレント/モデル/イベント・コンパニオンの人材派遣会社「株式会社シナプス(福岡市)」が実質的に行っており、局内の代表的な番組DJは同社に所属し同社から派遣される契約となっている[7]

所在地

ファイル:Love FM Solaria Parkside Studio.JPG
「Love FM」仕様に改装されたソラリアパークサイドスタジオ
  • 本社 〒810-8516 福岡市中央区今泉一丁目12番23号 西鉄今泉ビル5階
  • スタジオ・演奏所 〒810-0001 福岡市中央区天神二丁目2番43号ソラリアプラザビル1F
2011年3月1日から使用。かつてはコミュニティFM時代の天神エフエム(FREE WAVE)が使用していたスタジオである。

廃止した事業所

ファイル:Iwataya - Tenjin Head Store.JPG
「九州国際エフエム」としての本社のあった天神岩田屋(画像左)
  • 旧本社・スタジオ・演奏所 〒810-8565 福岡市中央区天神二丁目5-35 天神岩田屋本館7階(九州国際エフエム)
開局 - 2011年2月28日まで使用。

周波数・送信所

受信エリア

福岡県及び佐賀県の内、外国語放送実施地域(福岡市、北九州市久留米市大牟田市佐賀市)が放送対象地域であるが、実際の聴取可能地域としては、上記の通り、山口県西部、大分県北部から大分市熊本県北部から熊本市長崎県[9]島原市など有明海沿岸地域までが含まれている。ただし、九州電気通信監理局(現:九州総合通信局)のプレスリリース[10]による放送区域はこれよりも狭くなっている。

熊本市に関しては放送対象地域や放送区域双方から外れているにもかかわらず、公式のホームページ[11]で「熊本市内から大分の一部、また福岡県遠賀郡までカバー」「熊本市内から車で出かけた時、周波数を変えるという煩わしさもなく、福岡市までのドライブを楽しめるということです」と表記していることや、サービスエリアマップでも熊本市を含めているなど、会社も熊本市までは事実上のエリアだと認識しているようである。番組内で挿入される英語版天気予報では福岡市・北九州市・山口県西部と共に熊本市の天気と気温も一緒にアナウンスされる。

歴史

  • 1996年(平成8年)8月22日 - 株式会社九州国際エフエム設立
  • 1996年(平成8年)11月15日 - 総務省九州電気通信監理局が福岡局に予備免許交付[12]
  • 1997年(平成9年)3月19日 - 福岡&北九州局に本免許交付
  • 1997年(平成9年)4月1日 - FMでは全国49番目、福岡で3番目、九州初の国際エフエム放送局として開局
  • 1999年(平成11年)12月1日 - MegaNet(Megalopolis Radio Network)加盟
  • 2002年(平成14年)2月11日 - 福岡市西部の受信環境改善を目的として、福岡西中継局(通称・福岡タワー局)が開局[8]
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 1月1日 - 天神エフエム株式会社による放送が開始
    • 3月1日 - 演奏所・スタジオを岩田屋7階から、ソラリアプラザの1階サテライトスタジオに移転
    • 4月22日 - (cross fmを除く)在福ラジオ3局と共同でインターネットでのサイマル放送「radiko」を試験的に開始(福岡のみでの配信)
    • 7月1日 - 会社名を「ラブエフエム国際放送」に変更
  • 2012年(平成24年)
  • 2013年(平成25年)
    • 11月29日 - ソラリアパークサイドスタジオ(略称:ラブスタ)をリニューアル[13]。ソラリアプラザのリニューアルに併せて行うもので、床が従来より25cm低くなり、よりDJやゲストが見やすくなる。

主な番組(※2013年6月現在)

★:天神エフエム(コミュニティ放送)から引き継いだ番組
※2011年3月までは、パーソナリティ(DJ)を、エア・ジョッキー(AJ)と呼称していた

Mon. Tue. Wed. Thu. Fri. Sat. Sun.
5 Sunrise Sunrise
6
7 The TIMES - TOM G
  • [Fri.]9:55-10:00 ★ギンギララジオ - ギンギラ太陽's
8 Earth Feeling - Collean、伊藤実雪 Aloha Weekend - Chikapin
8:30 大庭宗一の日曜元気塾 - 大庭宗一,夕貴
9 Smile Scrap - Sakiko
10 Breezy - LUE On Sundays - 松井伸一,山本真理子
11 NATURAL DRIVIN' - 佐藤ともやす
11:30 Daily Tips -
Mon: タガログ語 - Rosemarie
Tue: スペイン語 - Magno
Wed: タイ語 - Orapan
Thu: インドネシア語 - Fabiola
Fri: ポルトガル語 - Wilson
12 AFTERNOON DELIGHT -
Mon: Sebastien
Tue: Tomomi
Wed: Darrell
Thu-Fri: Max
REQUEST on DEMAND - スマイリー原島・こが☆あき
13 めさーじゅブランチ - 結城賢吾・北出恭子
14 Trip Around - Mimi
15 Stylish Life - Anna
  • 15:25 Community Spotlight (THU)
  • 17:30 西鉄ニュース(THU)
  • 16:35 LOVE FM AREA REPORT(FRI)
  • 17:54 TOWER RECORDS RECOMMEND DISC -
SPIN THE WHEEL - miki LOVE FM TOP 40 - Tk
16
17
18 Saturday Essential Groove - Justin
19 Sumthin' Sumthin' - Sach Week In Rock - Moses
  • 19:50-20:00 ゲネプロ - 中村卓二、こがきょ
LOVE☆KOR! - Seung-hun・夕貴 GLOBAL RHYTHM - JOJO
20 Street Noiz - 松井伸一 Kore "an" Night - Ji-sook Kim C'EST CA LA FRANCE - Sebastian
21 Daily Tips(リピート放送) 日中直行便 - LuLu オトノヨリミチ - 高浪慶太郎
21:30 こちらヨーロッパ企画福岡支部 - 石田剛太(ヨーロッパ企画) 中川ヒロユキ Late For The Sky - 中川ヒロユキ J-Style 「話しのツボ」 - 丸田輝久 NUMBER SHOT - TAKESHI
22 月下虫音(げっかちゅうね) - 大田こぞう GURU GURU SUBCUL - Sinful・ココ 隼人加織のEscola De Bossa - 隼人加織 月下虫音(げっかちゅうね) - 大田こぞう
22:30 秘密のTAKERoom - Takeru
23 After School Music - 松元愛・安藤みのり丸林広奈 はかたエキマエ音舖 - コージー After Dark
23:30 After Dark - Tom Dufleit(フィラー番組) After Dark
24 After Dark
25 TECHNICAL MAINTENANCE
26 The Journey
27
28

Headline News, Weather, Traffic Report

ニュース、天気予報は一部を除き、番組の担当DJが英語や日本語(両方を読み上げる場合あり)で原稿を読み上げる。時間帯は平日と土曜、日曜で異なる。なおスポンサーが付く場合、ニュースと交通情報では「J・O・F・W・FM」の部分が提供クレジットに置き換えられ、天気予報ではサウンドロゴの後に提供クレジットが挿入される。いずれの場合も提供クレジットは英語読みである。

LOVE FM Music Clock

LOVE FMでは時報として、自社オリジナルの“Music Clock”(ミュージック・クロック)を放送している。
~♪Melody~部が正時である。

【例】午前9時、西日本シティ銀行が提供の場合

  • 8.59.40 ♪LOVE FM Music Clock(歌う)
  • 8.59.50 The Nishi-nippon City Bank Music Clock(ナレーション)
    THE Time is Nine O'Clock(ナレーション)
  • 9.00.00 ~♪Melody~
    ♪Love FM Seventy-six Point One(歌う)

斜字のところにスポンサーがなければ、「Love FM Music Clock」に差し替えて放送。また、通常はMusic Clockの前にスポンサー(この場合は西日本シティ銀行)のCMが流れる。

オープニング・クロージング

放送終了直前・放送開始直後に英語と日本語によるオープニング・クロージングを放送している。なおその際、BGMはない。

  • 英語によるアナウンスはSach、日本語によるアナウンスは佐藤ともやすが担当。
  • 福岡西中継局については、英語アナウンスが"Fukuoka-Nishi"、日本語アナウンスが「福岡タワー局」とアナウンスしている。

オープニング

  1. 放送開始直前 テストトーンが放送された後、アナウンスが始まる10分ほど前に無変調になる。
  2. "JOFW-FM JOFW-FM this is LOVE FM KOKUSAI HOUSOU, Love FM" →(周波数告知など、以下略)→"JOFW-FM JOFW-FM this is LOVE FM KOKUSAI HOUSOU, Love FM"
  3. 「JOFW-FM JOFW-FM こちらはラブエフエム国際放送、Love FMです」→(周波数告知など、以下略)→「JOFW-FM JOFW-FM こちらはラブエフエム国際放送、Love FMです」
  4. 午前5時のMusic Clockは流れず、Sunriseのオープニングに移る。

エンディング

  1. 午前1時(25時)のMusic Clockが流れる
  2. "JOFW-FM JOFW-FM this is LOVE FM KOKUSAI HOUSOU, Love FM" →(周波数告知など以下略)→"JOFW-FM JOFW-FM this is LOVE FM KOKUSAI HOUSOU, Love FM"
  3. 「JOFW-FM JOFW-FM こちらはラブエフエム国際放送、Love FMです」→(周波数告知など、以下略)→「JOFW-FM JOFW-FM こちらはラブエフエム国際放送、Love FMです」
  4. 無変調になる

九州国際エフエム時代の主な株主

2010年(平成22年)3月時点

補足

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出典

テンプレート:Reflist

外部リンク

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テンプレート:Radio-Kyusyuoki

テンプレート:Radiko
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite news
    テンプレート:Cite news
  2. 朝日新聞西部朝刊2010年6月22日付報道。
  3. テンプレート:Cite press release
  4. テンプレート:Cite web
  5. テンプレート:Cite web
  6. 6.0 6.1 テンプレート:Cite web
  7. テンプレート:Cite web
  8. 8.0 8.1 株式会社九州国際エフエム超短波放送局(福岡西FM中継局)の免許 九州総合通信局(2002年2月8日)
  9. 大村市および大村湾近郊では、FMおおむら(76.3MHz)が混信するため、受信が困難となっている。
  10. 九州国際エフエムの外国語エフエム局を免許 九州電気通信監理局(1997年3月19日)
  11. 会社概要(「LOVE FMはどこまで聴こえるの?」を参照)
  12. 福岡市等の地区において外国語放送を行う放送局の予備免許について 九州電気通信監理局(1996年11月15日)
  13. テンプレート:Cite web


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