日本香堂
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株式会社日本香堂(にっぽんこうどう、テンプレート:En)は、線香の製造販売を手がける製造メーカーである。
主要な商品は、線香のほか、お香、焼香、香木、仏事用蝋燭、アロマキャンドルなど。
最近では上記商品の製造販売のみならず、フランス、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、国連本部などで、香道を紹介するイベントを開催している。
商品のプロモーションを伴わない企業イメージを高める活動にも積極的で、全国の小中学生を対象にした「ふるさとのお盆の思い出絵画コンクール」は2000年より、毎年継続されており、2012年度は7万を超える点数の応募を集めている。[1]
目次
沿革
- 原点となる会社は天正年間に創業。
- 1929年、大阪府の老舗線香メーカー・孔官堂の東京出張所となる。
- 1942年、株式会社東京孔官堂として独立(旧法人の設立)。
- 1943年、第二次世界大戦の激化に伴い、戦死者を弔うための線香も統制品となり、線香販賣國策會社(香販)が設立され、小仲正規が事務長職を委託される。これにより正規は全国の線香マーケット情報や流通ルートを知悉することとなる。
- 1945年、終戦と同時に焼け残った池袋工場で線香の生産を再開。24時間フル稼働で全国に線香を供給する。
- 1947年、東京都中央区銀座に本社を移転。神奈川県鎌倉市の老舗・鬼頭天薫堂から「毎日香」の商標権を譲り受ける。
- 1965年、「毎日香」大ヒットの影響から孔官堂との関係が決裂。孔官堂から許諾を受けていた「蘭月」「仙年香」「松竹梅」等の全ブランドの販売権を返還。独自の新ブランド「青雲」発売。
- 1966年、社名を株式会社日本香堂に変更。
- 1967年、線香業界としては画期的なテレビコマーシャルを開始。
- 1980年、小仲正久、社長就任。
- 1991年、設立者・小仲正規、死去。
- 1992年、小仲正浩、社長就任。小仲正久は会長に。
- 2000年、小仲正克、社長就任。
- 2003年、ベトナム工場設立。
- 2011年4月1日、関連会社の株式会社中央銀座ビルディングを吸収合併して、事業持株会社である株式会社日本香堂ホールディングスに移行。同時に、旧法人の事業を継承した新法人株式会社日本香堂を設立。
グループ会社
主要ブランド
主なスポンサーの番組
テレビ番組
現在
- 笑点(日本テレビ系列)
- 情報プレゼンターとくダネ!(フジテレビ系列毎週金曜日)※2013年10月4日より提供枠を移動
- おじゃマップ(フジテレビ系水曜日19:00-19:57)※2013年10月2日より「笑っていいとも!」より提供枠を移動(「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」の拡大版や「ホンマでっか!?TV」の拡大版放送時の振り替え提供の場合もあり。[2])
- 日本香堂スペシャル(BSジャパン、年1回・お正月に放送。ただし、日本香堂を筆頭にした複数社提供。提供読みは「香り ときめき 日本香堂と、ご覧のスポンサーの提供でお送りします(お送りしました)。」)
- FNSの日 毎年7月最終日曜日 7:00 - 9:00の間(フジテレビ系列 一時期は60秒か120秒提供した回もあるが、1995年以後は30秒提供を維持。)
- バイキング12:50-12:55頃
- 乃木坂って、どこ?(テレビ愛知系列)
過去
※ 印の番組は現在も放送中。
- 火曜サスペンス劇場(日本テレビ、毎週火曜日)
- ビッグモーニング(TBS、隔日)
- はなまるマーケット(TBS、毎週月曜日~金曜日)※
- アッコにおまかせ!(TBS、毎週日曜日)※
- 月曜ドラマランド(フジテレビ、毎週月曜日)
- ビートたけしのつくり方(フジテレビ、毎週木曜日)
- 3000万円クイズ(フジテレビ、毎週金曜日)
- サタ☆スマ(フジテレビ、毎週土曜日)
- オレたちひょうきん族(フジテレビ、毎週土曜日)
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(フジテレビ系列、隔日)
- モーニングショー(テレビ朝日、放送日不明)
- スーパーモーニング8:30~9:30頃(テレビ朝日系列、水曜日、2009年10月から一時期)
- クイズタイムショック(テレビ朝日、毎週木曜日、山口崇司会時に最末期手前まで)
- 三枝の国盗りゲーム(朝日放送(ABC)、毎週木曜日)
- おはようワイド・土曜の朝に(ABC、毎週土曜日)
- いつでも笑みを!(関西テレビ、毎週土曜日)
- 2時のワイドショー(読売テレビ)
- 東海テレビ制作昼の帯ドラマ (東海テレビ、隔日) ※
ほか多数。但し、『いつでも笑みを!』以降、関西テレビ制作・フジテレビ系列で毎週土曜日に放送されている番組は、お盆・お彼岸を中心にした期間限定で提供している。それ以外は一時期のみ提供。
フジテレビ土曜20時(夜8時)枠
長らくフジテレビの土曜夜8時枠の中核スポンサーを担っていた。
- オレたちひょうきん族
- あいつがトラブル
- ザ・ウォッチング!!
- ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!
- ゴールデンタイム
- 学校では教えてくれないこと!!
- BANG!×3
- めちゃ²イケてるッ!(途中降板)※
ラジオ番組
現在
- 大沢悠里のゆうゆうワイド・ゆうゆうポスト(TBSラジオ)
- ありがとう浜村淳です(MBSラジオ)
- はがきでこんにちは(CBCラジオ・RKBラジオのみ)
- 山ちゃん美香の朝ドキッ!・げさの朝ドキッ!(HBCラジオ)
- 平成ラヂオバラエティごぜん様さま・お便りさまさま(RCCラジオ、火・木のみ)
- 垣花正のあなたとハッピー!・天気予報 (ニッポン放送、火・木のみ)
- 癒しの香ギャラリー(インターネットラジオ、毎日)
過去
- 日本香堂ヒーリングステーション ときめきフォーエバー(RFラジオ日本) - 同社のCMでナレーションを務めている窪田等がメインパーソナリティーだった。
- 圓楽の奥様読本(ニッポン放送) - 1960年代後半
WEBラジオ
- 癒しの香ギャラリー(毎月1回更新)
CM
- 5代目三遊亭圓楽は、1967年(昭和42年)のテレビコマーシャル開始以来、2009年(平成21年)に死去するまで「毎日香」のCMに出演。死去後も『「星の王子様」になった5代目三遊亭円楽師匠から』と題し、後述の6代目三遊亭圓楽のCFが開始されるまで、生前に収録されたナレーションを放送していた。円楽一門会に所属する5代目圓楽の弟子も出演しており、「毎日ローソク」のCFに出演した6代目圓楽(当時の三遊亭楽太郎)のほか、落語家(三遊亭楽大)時代の伊集院光も「青雲」のCFに出演していた。
- 2010年(平成22年)2月28日放送の『笑点』で楽太郎が6代目圓楽を襲名し、同時に「毎日香」CFの語りを担当することになった。なお、CMはさだきち君やかおりちゃんが出てくるアニメ版から一転、円楽一門とは関係ない家族がお墓参り(彼岸前の時期に放送)や主人公の子どもの親の実家の仏壇参り(お盆及び彼岸の時期以外に放送)などに行ったり、お盆にナスやきゅうりで動物を作ったりする(お盆前の時期に放送)実写版となっている。また、CF音楽はオリジナルCFソングではなく、オリジナルインストゥルメンタルになっている。ただ、東北地方太平洋沖地震発生後は放送されておらず、当社が主催する絵画コンクール「子ども絵画館」で受賞した作品をアトランダムに放送、コンクールの選考委員長を務める画家の原田泰治がナレーションを務めるバージョンに差し替えられていた(現在は、6代目圓楽バージョンに戻っている)。
- 『笑点』でも、何度か楽太郎時代に師匠の毎日香・語りの後釜を狙っているとネタにした(あるいはされた)ことがあったが、6代目圓楽襲名と同時に現実になった。
- 2012年に、お盆バージョンの改訂版CMが放送され、後半に出てきた絵は、2002年度の絵画コンクール〈小学校低学年の部〉最優秀賞作品である。語りは引き続き6代目圓楽。
- 現在の「青雲」のCMソングは錦織健の歌唱である(2010年10月に変更、過去に尾崎紀世彦や森田公一が歌っていた。森田公一歌唱版は『GOLDEN☆BEST 森田公一 ヒット&シングルコレクション』に収録)。ただ、東北地方太平洋沖地震発生後は、後半にあったナレーションを取りやめ、「強く生きよう、青雲。このたびの東北地方太平洋沖地震により、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りします。」というテロップ表示に差し替えていた(現在は、後半にあったナレーションのバージョンに戻っている)。
- 「毎日ローソク」、「青雲アモーレ」などの近年のCMソングは里アンナによる。
- 「毎日ローソク」のCMには過去には前述の通り三遊亭楽太郎時代の6代目圓楽が出演していたが、現在はさとう宗幸がナレーターとして出演中。1980年代に放送された毎日香のCMソング「心のつばさ」はさとうの歌唱である。
- 近年では新たな需要創造に力を入れており、進物用線香の拡売には、喪中はがき等で遅れて死去を知った際の香典代わりとして利用されていることをCMを通して情報発信している。このシリーズは同社がスポンサーを務めるラジオ番組との連動で行われている。2008年・2009年・2012年は『はがきでこんにちは』のパーソナリティーである近石真介が出演している。特に5代目圓楽の逝去直後の『笑点』では、喪中はがきが届く時期でもあったため、この進物用線香のCMが放送されていた。また、2010年からは同じくTBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』の『ゆうゆうポスト』のスポンサーでもあるため、テレビCMではカーラジオから流れてくる大沢悠里と西村知江子がトークをするという形で伝えている。
- 2012年からは、「新盆見舞い」にご進物用お線香を送る、というバージョンも開始され、こちらは中村梅雀が出演している。
- 5月第2日曜日の母の日の由来が亡き母を弔う式典がきっかけで始まったことから、天国の母を弔う「母の日参り」を推奨している。こちらは歌手の由紀さおりを起用したCMを母の日に合わせて放映していたが、2012年からは、湯原昌幸・荒木由美子夫妻の出演バージョンに交代となった。
- 東日本大震災後に行われた同社の社員旅行でのバスガイドからの手紙がきっかけで、2012年秋より「心のケータイ」と題した三行詩の募集と作品発表を行うことになり、CFでは青雲クリーンのプロモーションと併せて、さだまさしの歌唱とともに三行詩の作品が紹介されている。
- 2014年からは、三行詩をベースとした、「母の日参り」ならぬ「父の日参り」のプロモーションを開始している。
CMキャラクター
これらのキャラクターはPOP広告として販売店に提供される場合のある宣伝部材にあしらわれたものがあり、ポスターのほか板紙製の立て看板や回転灯篭、または団扇や下敷きなど顧客配布用のキャラクターグッズがみられる。
- さだきち君
- かおりちゃん
CM出演者
語り・ナレーションも含む
- 現在の出演者
- 三遊亭圓楽 (6代目)(「毎日香」の語り)
- 石丸謙二郎(「かたりべ」のナレーション)
- 窪田等(「青雲」のナレーション)
- 笹野高史(2013年度の「喪中見舞い」編に出演)
- 北川弘美(同上)
- 大沢悠里
- 西村知江子
- 湯原昌幸・荒木由美子夫妻(母の日参り「かたりべ」)
- 中村梅雀(新盆見舞い)
- 志水正義(同上)
- 過去の出演者
- 三遊亭圓楽 (5代目)(「毎日香」の語り)
- さとう宗幸(「毎日香」のCMソング)
- 伊集院光(三遊亭楽大時代)
- 原田泰治(「毎日香」の語り)
- 由紀さおり(母の日限定CM出演)
- 近石真介(進物用線香のナレーション(2008~2009、2012年度))
- この他、Every Little Thingの持田香織が子役時代の1984年、「青雲」のCMに凧揚げをする少女の一人として出演した。
関連項目
脚注
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ 日本香堂ホームページ/文化活動への貢献〔1〕
- ↑ ただし、「FNS歌謡祭」と重なる12月第1水曜日は別番組に振り替えされる場合あり。