新津駅
新津駅(にいつえき)は、新潟県新潟市秋葉区新津本町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
目次
概要
「鉄道の街」としても知られる新潟市秋葉区新津地区(旧新津市)の中心駅である。
信越本線を所属線としており[1]、磐越西線と羽越本線を加えた3路線が乗り入れている。磐越西線は線路名称上は当駅が終点であるが、一部の列車は信越本線を通して新潟駅まで乗り入れる。また、羽越本線も当駅が起点である。いずれの路線もJR貨物の第二種鉄道事業区間にもなっている。
新潟近郊区間に含まれ、新津駅 - 新潟駅間の普通列車は朝夕のラッシュ時5 - 10分間隔、昼間20分間隔で運転されている。当駅には全ての定期列車が停車し、大阪駅 - 札幌駅間を結ぶ寝台特急「トワイライトエクスプレス」の本州側最北の発着駅でもある。但し臨時寝台特急「あけぼの」の下り(青森行き)は運転停車のみで客扱いは行わない。
かつては駅機能のほか、機関区、工場、そして東西南北の4つに分かれた操車場を持つまさに「鉄道の街」に相応しい駅であった。1982年の上越新幹線開通などを経て長距離列車の本数は大幅に減少したが、一方で新津地区や周辺市町が新潟市中心部勤務者のベッドタウンとして発展を遂げたことから、現在もJR東日本新潟支社管内の拠点駅の一つとして、また新潟市のベッドタウン各方面とを結ぶターミナル駅として機能し続けている。
広大な駅構内には、新潟支社管内の気動車・機関車の基地である新津運輸区(旧新津機関区)がある。磐越西線の快速列車「SLばんえつ物語」を牽引する蒸気機関車・C57 180はこの運輸区に所属している。駅南西側には、総合車両製作所新津事業所が隣接する。ここから私鉄向けの甲種車両輸送列車が運行されるため、当駅はJR貨物の駅扱いとなっている。なお、車両輸送列車以外の貨物列車は発着していない。
歴史
- 1897年(明治30年)11月20日 - 北越鉄道沼垂駅 - 東三条駅間開通にあわせて開業。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 国有化。
- 1910年(明治43年)10月25日 - 信越線支線(現・磐越西線)が馬下駅まで開通。
- 1912年(大正元年)9月2日 - 信越線支線(現・羽越本線)が新発田駅まで開通。
- 1913年(大正2年)10月1日 - 新津機関庫(現・新津運輸区)設置。
- 1928年(昭和3年)7月15日 - 2代目の駅舎に改築。
- 1980年(昭和55年)10月1日 - 操車場機能を廃止。
- 1986年(昭和61年)10月20日 -貨物の取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)3月31日 - 貨物の取扱を再開。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物が継承。
- 2001年(平成13年) - 橋上駅舎化を前に、新津駅東西自由通路が先行して開通。また東口側では旧職員詰所を転用した仮駅舎での営業を開始し、2代目駅舎撤去及び東西自由通路の東口側部分の建設に着手。
- 2003年(平成15年)12月6日 - 東西自由通路の東口側および橋上駅舎(3代目、現駅舎)が竣工し、営業を開始。
- 2004年(平成16年)12月2日 - 自動改札機の運用を開始。
- 2006年(平成18年)1月21日 - ICカード「Suica」のサービスを開始。
- 2008年(平成20年)12月16日 - 指定席券売機導入。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線のホームを持つ地上駅で、自由通路を併設する橋上駅舎を備える。
直営駅(駅長配置)で、周辺駅を管理する地区管理駅を兼ねる。自動改札機が4通路設置されており、全通路でSuica等が利用でき、うち1通路はSuica専用となっている。改札付近には、改札外にみどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:30。ただし、途中で休止する時間帯あり)、自動券売機(タッチパネル式1台)、指定席券売機(1台、営業時間 5:00 - 23:50)、多機能券売機(1台)、売店(NEWDAYS。Suica電子マネー利用可)、改札内に待合室などがある。駅弁の立売りは通常NEWDAYS MINIの前でのみ行われるが、「SLばんえつ物語」運転日にはホーム上でも行われる。
またバリアフリー対策として、ホーム跨線橋部分にはエレベーターとエスカレータが、東西自由通路の東口・西口双方の階段付近にはエレベーターと誘導チャイムが設置されている。
また、電車到着時には接近放送とともに到着メロディが流れる。到着メロディは2種類ある。
- Niitsu stn eqm.jpg
4方向が表記された駅名標
- Niitsu gate 20041205.jpg
改札口付近。写真右手が売店と待合室。左手にはみどりの窓口と券売機がある
- Niitsu Sta.Main Gate.JPG
改札口付近
- Niitsu unyuku 20040925.jpg
西口側北寄り(新潟方)には、新潟支社管内の気動車基地・新津運輸区が置かれている
- Niitsu e231 20040925.jpg
新津車両製作所で製造されたE231系
のりば
東口側の1番線(単式ホーム)から順に、西口側に向かって2・3番線、4・5番線(いずれも島式ホーム)の計5線のホームが設けられている。
1・2・3・4・5 | テンプレート:Color信越本線 | (下り) | 新潟方面 |
---|---|---|---|
(上り) | 長岡・柏崎・直江津・新井・金沢・越後湯沢・水上方面 | ||
特急「北越」 | 新潟行き・金沢行き | ||
臨時寝台特急「あけぼの」 | 上野行き | ||
寝台特急「トワイライトエクスプレス」 | 大阪行き | ||
快速「くびき野」 | 新潟行き・新井行き | ||
快速「おはよう信越」 | 新潟行き | ||
快速「らくらくトレイン信越」 | 直江津行き | ||
快速「あがの」 | 新潟行き | ||
臨時快速「ムーンライトえちご」 | 新潟行き・新宿行き | ||
テンプレート:Color羽越本線 | 水原・新発田・村上方面 | ||
寝台特急「トワイライトエクスプレス」 | 札幌行き | ||
テンプレート:Color磐越西線 | 五泉・津川・喜多方・会津若松方面 | ||
快速「あがの」 | 会津若松行き | ||
臨時快速「SLばんえつ物語」 | 会津若松行き |
この他、1番線と2番線の間には中線があり、貨物列車の待避などに使用される。また5番線の西側には留置線と、新津運輸区・車両製作所への回送線を兼ねる側線が設置されている。
- 基本的には信越本線・新潟方面が4・5番線、長岡方面が1・2番線となっているが、方面別の振り分けは特に決まっていない。
- 昼行の特急「北越」、快速「くびき野」は新潟方面(下り)が4番線、長岡方面(上り)が2番線からの発着となっている。夜行の寝台特急「トワイライトエクスプレス」は札幌行き(下り)が3番線、大阪行き(上り)が1番線からの発着、臨時寝台特急「あけぼの」は青森行き(下り)が4番線(運転停車のみ)、上野行き(上り)が1番線からの発着となっている(その他の臨時特急・快速列車や、ダイヤ混乱時等はこの限りではない)。
- かつては1番線の五泉寄りに頭端式(切り欠き型)の0番線があり、主に磐越西線の列車が発着していたが、現在は廃止され線路・架線とも撤去されており、使用していない。
エントランス部
東西自由通路の階段部は東口・西口双方とも、先代2代目駅舎のファサードの三角屋根をモチーフにデザインされている。
東口
元々のエントランスは東口側。2006年(平成18年)6月末に駅前広場の整備が完了し、路線バス、タクシー等が乗り入れている。
東口駅前広場の南階段横には旅行センター(びゅうプラザ)の他、コンビニエンスストア「デイリーヤマザキ新津駅前店」、秋葉警察署新津駅前交番などがある。反対側の北階段横には新津駅バス停留所(後述)や公衆トイレの他、同階段下には新潟市新津鉄道資料館の分館「新津駅中サテライト」(愛称「ていしゃば」)が設けられ、本館の所蔵品の一部が展示されているのをはじめ、本館へのアクセスや区内観光に関する各種案内が行われている。
西口
西口は、橋上化事業に先行して2001年(平成13年)に設置された。西口駅前にはパークアンドライド用の駐車場が設置されている。
J-TREC新津事業所は西口から南側(長岡寄り)へ徒歩約15分。毎年10月上旬に開催される同事業所の一般公開イベントの際には、西口発着の無料シャトルバスが運行される。
駅弁
新津駅の駅弁は、神尾商事神尾弁当部と三新軒の2社が調製を行っている。
新津駅は旧駅舎時代の後年から、駅弁売店を設置するスペースが設けられていない。このため新津駅では両社とも移動販売を実施している。旧駅舎時代、両社のうち三新軒はキヨスク(当時)隣に自社売店「ときの店」を設けていたが閉店し、以後はキヨスクに販売を委託していた。また改築中の仮駅舎では両社とも改札口横で立ち売りを実施していた。現在の橋上駅舎に改築されて以降、通常時は両社とも改札口横のキオスク前で立ち売りを実施しており、改札内で駅弁を購入するのは事実上不可能となっている[2]。しかし「SLばんえつ物語」が運行される土曜・休日を中心に、同列車の発着時間前後にはホーム上でも立ち売りを実施している(立ち売りでは駅弁と共に、後述の三色だんごも販売している)。両社とも日中の立ち売りを行わない時間帯は、キオスクもしくは東口駅前周辺にある両社社屋で購入できる。
なお両社の駅弁は新潟駅でも販売されている。三新軒のみ燕三条駅でも開業以来販売されていたが、2013年4月で終了した。また三新軒から分社して新発田市に本社を置き、新発田駅と新潟駅で駅弁を販売していた新発田三新軒はその後、新発田駅の区画整理事業に伴って新潟市へ本社を移転した後、三新軒と共に新津駅東口近くに共同の調製所を新設し、現在は新潟駅で販売する駅弁の調製を行っている(新津駅では取り扱っていない)。
主な駅弁は下記の通り[3]。
- たれカツ重
- SLばんえつ物語弁当(神尾商事)
- さけとにしんの親子わっぱ(神尾商事)
- 鮭の焼漬弁当(三新軒)
- 雪だるま弁当(三新軒)
- SL浪漫弁当
- もち豚まいたけ弁当
- 新潟和牛弁当
- かれいの押し寿司(神尾商事・販売休止中)
- えんがわ押し寿司(神尾商事)
- 特製さけずし(神尾商事)
- 越後大愚ずし(三新軒)
三色だんご
この他、新潟都市圏のキオスク、NEWDAYSで売られている「三色だんご」も名物として知られるが、これは新津駅が元々の発祥。東口側の新津本町一丁目にある菓子店「羽入(はにゅう)」の調製によるもので、1916年(大正5年)に発売を開始した駅売りの名物である。24個の白玉だんごの上に、こしあん・白あん・黒ごまの3種類のあんこが、それぞれ8個分ずつ載っている。
この三色だんごは羽入の市内全3店舗(本店、ベルシティ新津店、新潟伊勢丹店)や、新津駅のキオスクと構内の駅弁立売り、東口駅前のデイリーヤマザキの他、新潟駅のNEWDAYS、江南区のイオン新潟南店(イオンモール新潟南1階)、新潟市周辺の原信の一部店舗(但し取扱いは不定期)などで販売されている。価格は630円(2013年12月現在)。なお消費期限は製造日を含め2日間と短いため、地方発送は行っていない。県外で開催される駅弁フェアや物産展などの催事では実演販売を実施することがあるが、その際には価格が変更される場合がある。前述の通り、駅構内の立売りを行っている両社もこの三色だんごを取り扱っているが、立売りで販売されるものに限り、包装紙には各々の会社のロゴなどが印刷されている。また本店で購入する場合に限り、予約すれば「黒ごまのみ」「こしあん・白あん・白あん」といったように、あんこの組み合わせを好みに合わせることもできる。
駅などで販売されている通常品の他に「かわり三色だんご」が数種類ある。2007年(平成19年)春から製造を開始した「三色だんご福」は赤色のパッケージに包まれており、あんこは黒ごま・抹茶・イチゴ(越後姫)の3種類である。毎年5月に新津地区で1箇月間にわたって開催される「にいつ食の陣」の第1回開催に合わせて開発されたもので、開催期間内に限って羽入本店、支店などで販売される他、最終日に行われる当日座の会場(新潟県立植物園ほか)で販売されている。前述のイオン新潟南SCが同年10月26日にオープンした際にも、オープン記念品としてこの「福」が販売された。また2008年(平成20年)冬季から、あんこが黒ごま・抹茶・栗の3種類から成る「冬の三色だんご」と、黒ごま・柚子・桜の葉の3種類から成る「三色だんご春」の2種類が季節限定で販売されている。なお、これら「かわり三色だんご」の価格は、販売時期や箇所などによって異なっている。
なお、以前は前述の三新軒の分家である新潟三新軒(中央区)も三色だんごの調製を行っており、以前新潟駅などで売られていたのは新潟三新軒の物だった。但し現在新潟三新軒は調製を取りやめているため、駅構内で販売されているのはいずれも羽入の物である。
利用状況
- 2013年度の1日平均乗車人員は4,364人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1981 | 8,300 |
2000 | 4,403 |
2001 | 4,314 |
2002 | 4,220 |
2003 | 4,201 |
2004 | 4,153 |
2005 | 4,146 |
2006 | 4,150 |
2007 | 4,218 |
2008 | 4,203 |
2009 | 4,092 |
2010 | 4,109 |
2011 | 4,101 |
2012 | 4,190 |
2013 | 4,364 |
駅周辺
東口
東口側は新津の中心街で、商店と住宅が混在している。
- 新潟県道34号新津停車場線
- 新潟県道7号新津村松線
- 新津駅前郵便局
- 新津郵便局
- 第四銀行 新津支店
- 北越銀行 新津支店
- 大光銀行 新津支店
- 新潟縣信用組合 新津支店
- 新潟県労働金庫 新津支店
- 加茂信用金庫 新津支店
- 秋葉警察署 新津駅前交番
- 新潟市新津地域交流センター(秋葉区行政サービスコーナー、多目的ホール他)
- にいつフードセンター 三ノ町店
- ベルシティ新津(旧 長崎屋 新津店)
- 新津温泉
- 新潟市立新津第一小学校
- 新潟県立新津高等学校
西口
西口は新興住宅地となっている。
- 国道460号(新津東バイパス)
- 国道403号(新津バイパス)
- 新津運輸区
- 総合車両製作所新津事業所(旧・JR東日本新津車両製作所)
- 新潟市立新津第三小学校
- コモタウン新津
- 新潟市立新津第一中学校
- 新潟市秋葉区文化会館
- 新潟市秋葉区役所(旧新津市役所)
- 新潟県新潟地域振興局新津地域整備部
- 新潟市新津地区市民会館
- 新潟市秋葉区総合体育館
- 新潟市新津武道館
- 新潟市新津プール
- 新潟市新津B&G海洋センター
- 新潟県警察秋葉警察署
バス路線
東口・西口双方のロータリー内にはバス停留所が設置されており、新津地区内各方面への路線バスとコミュニティバスが発着している。
概略
新津地区の一般路線バス・自治体共同運行バスは新潟交通グループの新潟交通観光バスにより運転されており、全便が東口から発着している。なお同社が発行する乗車カードは、大安寺線を除く全路線でIC乗車カード「りゅーと」とSuicaほか全国10種類の交通系ICカードが利用できる。なお新潟交通グループのバスカードは2013年9月30日を以ってサービスを終了しているため、現在は利用できない。また二本木線・沢海線は秋葉区役所発着であるため、区役所および亀田・古町の両方面の便に乗車して現金もしくは回数券で精算する場合は、乗車時に整理券を取る必要がある。その他の路線は新津駅発着となっており、各方面行きは新津駅が始発地であるため、乗車口では整理券は発行されない。
また2007年(平成19年)1月20日からは市のコミュニティバス「秋葉区バス」が、秋葉区南部の主要施設や観光地を経由して循環するルートにより東口発3本、西口発4本が運転されている。事業主体は新潟市、運営主体は秋葉区で、運行業務は泉観光バスが受託している。精算は現金のみで、交通系ICカードや新潟交通グループの乗車券類(りゅーと・バスカード・回数券等)は利用できない。運賃は対キロ制で初乗り170円(小人90円)、最大200円(小人100円)である。
東口側の停留所名は新潟交通グループと区バスで異なるものの位置は同一で、いずれも東口の北側階段そばに設けられている。
路線
- 東口側
- 新津駅バス停
- 910 下越病院・沢海・横越経由 古町(新潟三越前)
- 912 下越病院・中新田経由 京ヶ瀬営業所
- 920 二本木経由 古町(新潟三越前)
- 840 山谷・小合・臼井経由 白根・潟東営業所
- 841 山谷・小合・臼井経由 白根
- 850 田家・矢代田駅・小須戸経由 白根・潟東営業所
- 851 田家・矢代田駅・小須戸経由 白根
- 842・910・920 山谷経由 秋葉区役所
- ※二本木線 (920) は平日1往復のみ、地域振興局新津庁舎経由
- ※りゅーと及びSuica等の交通系ICカードは使用不可
- 新津駅東口バス停
- 秋葉区バス 【循環】秋葉区役所・程島・金津・矢代田駅・花の湯館・小須戸出張所・うららこすど・新津医療センター経由 新津駅西口
- 西口側
- 新津駅西口バス停
- 秋葉区バス 【循環】秋葉区役所・新津医療センター・うららこすど・小須戸出張所・花の湯館・矢代田駅前・金津・程島経由 新津駅東口
この他、西口ロータリーからは阿賀野市内にある遊園地「サントピアワールド」への無料シャトルバスが1往復運転されている(運転日は3 - 11月の土曜・休日、春休み期間・ゴールデンウイーク・夏休み期間の毎日)。
駅周辺のバス運行と関連施設の沿革
かつて東口駅前には新潟交通の新津営業所が設けられており、バスターミナルとして機能していた。また営業所着のバスについては、新津駅前交差点付近に「新津駅前」バス停(降車専用)があり、バスと列車相互間の乗継ぎの利便性が保たれていた。しかし1990年代半ば、新潟交通は手狭となった新津営業所と、北蒲原郡水原町下条町(現在の阿賀野市下条町)に所在した水原営業所を移転・統合し、双方の中間点にあたる同郡京ヶ瀬村大字下里(現在の阿賀野市京ヶ瀬工業団地)で造成が進められていた京ヶ瀬工業団地内に京ヶ瀬営業所を開設し、新津・水原の両営業所は廃止された。これに伴い、新津営業所と新津駅前バス停に代わる停留所として、新津市本町二番館前に「新津」バス停が設置されたが、新津バス停は東口から歩いて5分ほどかかる上、路地を1本入った煩雑な立地で分かりづらいなど、乗り継ぎの利便性が著しく低下した。
こうしたことから現駅舎の改築事業の際、駅前への路線バス乗り入れ再開が盛り込まれ、2006年(平成18年)7月1日、東口駅前広場の完工に伴って東口ロータリー内にバス停が移設され、利便性がようやく改善された。
なお、旧新潟交通新津営業所の建物は京ヶ瀬営業所の統合開設後に福祉作業所へ転用されたが、老朽化のため2008年に解体・撤去され、跡地には2010年、市の公民館施設「新潟市新津地域交流センター」が竣工した。また旧新津バス停前に所在した本町二番館(新潟市編入、政令指定都市移行などを経て新潟市秋葉区新津本町二番館に改称)は元々新津市役所庁舎として建設され、1988年に新市庁舎(現在の秋葉区役所庁舎)が竣工した後に公民館施設に転用されたものだが、前述の新津地域交流センター竣工後に解体・撤去され、多目的スペースを備えた公園「新津本町中央公園」が整備された。この公園はC57型蒸気機関車に因んだ「しごなな公園」という愛称を持つ。
隣の駅
※当駅に停車する特急「北越」・寝台特急「あけぼの」(上りのみ停車)・臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」「日本海」・臨時快速「SLばんえつ物語」の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color信越本線
- テンプレート:Color快速「くびき野」・テンプレート:Color快速「おはよう信越」(下りのみ運転)
- テンプレート:Color快速「らくらくトレイン信越」(上りのみ運転)
- 矢代田駅 ← 新津駅 ← 新潟駅
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color磐越西線
- テンプレート:Color快速「あがの」
- 五泉駅 - 新津駅 - (下りのみ さつき野駅) - 新潟駅
- テンプレート:Color普通
- 東新津駅 - 新津駅 - さつき野駅(信越本線)
- ※全ての快速「あがの」と、一部の普通列車が信越本線へ直通する。
- テンプレート:Color快速「あがの」
- テンプレート:Color羽越本線
- 新津駅 - 京ヶ瀬駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:鉄道路線ヘッダー テンプレート:信越本線 (新潟地区) テンプレート:磐越西線 (森と水とロマンの鉄道) テンプレート:羽越本線
テンプレート:鉄道路線フッター