矢代田駅
矢代田駅(やしろだえき)は、新潟県新潟市秋葉区矢代田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の駅である。
駅構造
単式ホーム2面2線に、自由通路を併設した橋上駅舎を有する地上駅。
またバリアフリー対策として、東口・西口のエントランス部と1番線・2番線にはエレベーターが、各通路と階段付近には誘導チャイムが、改札口正面には音声案内装置と触地図を備えた周辺地図が設置されている他、トイレ(改札内)にはオストメイト等を備えた多機能トイレが併設されている。改札外のトイレは西口・東口ともに1階の駅前広場沿い(エレベーター付近)に設置されている。
東口・西口には駅前広場が設けられており、駅前広場の敷地内の歩道にはシェルター(上屋)が架設されている。ロータリーに接して駐輪場が設置されている。双方ともロータリー内にはタクシーが常駐(深夜を除く)している。また、東口にはハイキングのためのガイドマップが設置されている。
新津駅が管理する業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネスが受託している。改札口には有人改札を兼ねるみどりの窓口(営業時間 7:00 - 17:50・途中で営業を休止する時間帯あり)と、簡易Suica改札機が入場用1台、出場用2台設置されている。改札口横には自動券売機(タッチパネル式1台。Suica・オレンジカードは使用できるが、Suicaの利用履歴は印字できない)が設置されている。自動券売機の反対側付近には自動販売機(Suica対応)も設置されている。なお、改札内にも自動販売機が設置されている。
駅前広場は2006年度から、新潟市とJR東日本新潟支社が5箇年にわたり実施した「矢代田駅周辺地区都市再生整備計画」によって整備されたもので、西口側は2008年夏、東口側は2010年夏にそれぞれ全面竣工した。
のりば
(東側から)
1 | テンプレート:Color信越本線(上り) | 東三条・長岡方面 |
2 | テンプレート:Color信越本線(下り) | 新津・新潟方面 |
利用状況
2013年度の1日平均乗車人員は1,184人である。
駅近くに新潟県立新津南高等学校が所在している。同校へ通学する生徒に加え、市内中心部や新津中心部、加茂市方面などへ通学する生徒も多いことから、朝夕は高校生の通学利用が比較的多い駅である。また秋葉区では当駅を小須戸地区の交通拠点として整備する意向を示しており、東口駅前広場の北側にパークアンドライド用の駐車場を設置している他、通勤通学者向けのシャトルバスを運行する社会実験を断続的に実施するなどといった施策を行っている事もあり、近年は通勤での利用者も増加傾向にある。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人員 |
2000 | 1,047 |
2001 | 1,016 |
2002 | 994 |
2003 | 1,010 |
2004 | 989 |
2005 | 978 |
2006 | 970 |
2007 | 934 |
2008 | 955 |
2009 | 960 |
2010 | 1,012 |
2011 | 1,045 |
2012 | 1,099 |
2013 | 1,184 |
駅周辺
周辺は秋葉区小須戸地区東側の矢代田地域の中心街となっており、数軒の商店がある。また西口側の舟戸は新興住宅地となっている。小須戸地区の中心地である小須戸へは西口から車で5分ほど。また、西口ではサイクリングロードの整備が行われている。
東口
- 新潟県道103号矢代田停車場線
- 新潟県道320号新津小須戸線
- 新潟県道41号白根安田線
- ヤマザキショップ 矢代田駅前店
- 矢代田郵便局
- 新潟市立矢代田小学校
- 新潟市小須戸スポーツ公園
- 新潟県立新津南高等学校
西口
バス路線
東口ロータリー内に矢代田駅前バス停が設置されており、新潟交通観光バスの路線バス「矢代田線」(850・851系統)と、秋葉区が運行するコミュニティバス「秋葉区区バス」が乗り入れている。従来は県道320号沿いにバス停が設けられていたが、東口駅前広場の工事進捗に伴って2010年2月1日からバス停をロータリー内へ移設し、乗り換えの利便性を高めている。
- 新津中心部方面
- 850・851 蒲ヶ沢・田家経由 新津駅
- 秋葉区バス 金津・程島・秋葉区役所経由 新津駅東口
- 小須戸・白根方面
- 850 矢代田・小須戸経由 白根・潟東営業所
- 851 矢代田・小須戸経由 白根
- 秋葉区バス 天ヶ沢・花の湯館・小須戸出張所・うららこすど・秋葉区役所経由 新津駅西口
このうち矢代田線には「矢代田西口」バス停があるが、国道403号線・矢代田跨線橋西詰に設置されており、駅西口の駅前広場とは異なる位置にある(西口から南へ徒歩約5分)。
歴史
- 1897年(明治30年)11月20日 - 北越鉄道が沼垂 - 一ノ木戸間開通の際に開設。
- 1907年(明治40年)8月1日 - 北越鉄道が国有化され、帝国鉄道庁(国有鉄道)の駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2006年(平成18年)1月21日 - ICカード「Suica」のサービスを開始。
- 2008年(平成20年)6月14日 - 橋上駅舎の仮供用を開始(西口新設)。
駅舎改築及び周辺整備
矢代田駅は駅舎が老朽化して手狭になっていたことに加え、近年駅西側の舟戸で宅地開発が進捗していた事もあり、市とJR東日本新潟支社は2006年度から2010年度までの5箇年計画による「矢代田駅周辺地区都市再生整備計画」を実施し、この一環で橋上駅舎への改築事業が実施された。
この改築事業は2007年春から本格的に着工し、まずプレハブ造の仮駅舎を設置した上で旧駅舎を撤去。さらに駅舎周辺が狭隘であることから一部の住宅を移転するなどして駅前広場の建設用地を確保した。また駅西側には橋上駅舎の地上部や駅前広場を設けるための用地が開発段階から確保されており、東西双方から建設工事が進められ、2008年6月14日より橋上駅舎および自由通路の仮供用を開始した。引き続き駅前広場と周辺の市道などの整備が進められ、2010年夏に全面竣工した。
なお、かつてのホーム配置は相対式1面、島式1面2線で、番号の振り分けは現東口側から1番線、2・3番線となっており、2番線は待避や新潟方面への折り返し列車発着に使用されていた。しかし合理化のため2000年頃以降、2番線は使用中止となり当駅での待避・折り返しの設定は消滅(この代替策として、折り返し列車の運行区間は羽生田駅まで延伸された)。旧2番線は線路と架線を一部撤去した上で保線車両等の留置用となったが、ホームの振り分けは2番線を欠番としただけで従来通り1番線・3番線としていた。2008年6月の現駅舎竣工に合わせて3番線を「2番線」とし、現在の振り分けとなった。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- テンプレート:Color信越本線
- テンプレート:Color快速「くびき野」・テンプレート:Color快速「おはよう信越」
- 通過
- テンプレート:Color快速「らくらくトレイン信越」(上りのみ運転)
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速「くびき野」・テンプレート:Color快速「おはよう信越」