筋肉番付シリーズ
『筋肉番付』(マッスルランキング / きんにくばんづけ)は、TBSで毎週放送されていたテレビ番組で、TBSの看板スポーツバラエティ番組。筋肉番付の流れをくむ後継番組「体育王国(たいいくおうこく)」、「黄金筋肉(ゴールデンマッスル)」についても、このページで扱う。また、『筋肉ミュージカル』も上記番組の関連企画として発案、上演されたものである。
季節ごとの特番「最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦(さいきょうのおとこはだれだ!そうぜつきんにくバトル!!スポーツマンナンバーワンけっていせん)」、「SASUKE(サスケ)」「KUNOICHI(クノイチ)」 については、各記事を参照。
目次
筋肉番付
元々金曜深夜に放送されていたが、1995年10月14日よりゴールデンタイムでの放送を開始した。季節ごとに放送された「スポーツマンNo.1決定戦」がベース。スポーツをもとにした様々な競技を行い、プロ選手や一般からの参加者が体力と技術の限界に挑戦していたが、1995年4月からスポーツマンNo.1決定戦を元にした番組ではターゲットの全破壊などに成功すれば賞金が得られるシステムとなった。その際、ラテ欄、オープニングで「今日、パーフェクト達成者が出る!!」と予告すると言う視聴者が結果を知っている状態で放映する挑戦的な番組である。 タイトルロゴはバーベル型で1996年あたりから「筋肉番付」から「筋番付肉」に変更している。
ケイン・コスギの少林寺修行や、大森晃(おさる)のムエタイ挑戦、松岡修造のテニス塾などのドキュメントも放送された。各競技でプロ選手が体力・技術の凄さを見せたり、一般参加者が運を味方にしたり、番組内競技が玩具化・ゲーム化されたりするなどした。
番組には「金剛くん」という元祖マスコットキャラクターが存在しており、1999年の放送分にはさらに6人のマスコットキャラクターが誕生し、金剛くんと共演した(番組のオープニング、各競技のタイトルなど、ただ金剛くんはCGで作成し、他の6キャラはアニメーション)、また同時に番組のタイトルロゴと違った番組のシンボルマークも作成した、番組の英語イニシャル「MR」を元に作った。しかし同じ年の秋に、マスコットキャラクターが金剛くんのみ残って、「MR」のシンボルマークもこの1年限りで消えた。ゲームでは毎回金剛くんが隠しキャラクターとして登場し、ゲーム中最強となっている。
6年半以上に渡る人気番組となったものの、番組収録中に発生した出演者の事故[1]により、安全対策のために2002年5月に放送を休止した。放送休止期間はつなぎ番組としてCOUNT DOWN TVの特別版「CDTVゴールド」、「ザ!激闘!大家族!!」が放送された。
現在は米国ケーブル・ネットワーク局G4においてUnbeatable Banzukeのタイトルで放送されている。同局で放送されている「Ninja Warrior」ことSASUKE同様日本語音声に英語字幕付きで、日本での放送と異なりHAND WALKやSUPER RIDERなど9エリア走破系競技のみ取り上げている。また、神田瀧夢が「カトウ・ケイ」の名で司会を担当。
放送時間
土曜日19:00 - 19:56(テレビ山口を除く系列局で放送。当初はテレビ高知も放送されていなかったが途中からネット開始(2000年4月より)。テレビ高知ではその時間帯は高知さんさんテレビ開局までフジテレビ系のドラマを時差放送し、それ以降はネット開始までテレビ朝日系の番組を時差放送していた。また、テレビ山口はかつてFNSに正式加盟していた名残でフジテレビ系の番組を時差放送していた)。 開始当初は20:00までの放送だったが、1998年4月からは19:56までの放送となり、4分短縮された。
出演者
競技とスポーツ
「ストラックアウト」「キックターゲット」など、賞金200万円の競技は「200万円ドリーム企画」としてひとくくりにされることが多い。体育王国、黄金筋肉(ゴールデンマッスル)でも登場した競技も記載する。
的抜き(ストラックアウト)系
12個(原則)のボールを用いて9枚のパネル等を打ち抜いていく競技。持ち球が残りパネル枚数を下まわった時点でゲームオーバーとなる(複数枚同時抜きができる種目でも同様。また、競技によってはボールが増えることもある)。
- STRUCK OUT(ストラックアウト/野球・ソフトボール)
- ホームベース上に置かれた3×3配置の9枚のパネルをマウンドから投球で打ち抜く競技。(パーフェクトで賞金200万円)
- この競技は元々第一回の『プロスポーツマンNo.1決定戦』の中のエキシビジョンとして実験的に行われた特別種目が起源となっている。この競技のルールは、各パネルの周りのフレームに全く触れる事なくパネルを1枚でも射抜ければ成功(少しでも投球がフレームの部分に触れれば、全てのパネルが落ちる)というものだった。この競技には当時巨人軍投手の宮本和知が挑戦し、数十球を投じた後パネルを射抜くことに成功している。
- 当初は各パネルの周りにフレームがあった為、1球で2枚のパネルを抜くことが不可能であったが、後に一部フレームが取り外され、2代目は縦のフレームが取り外され、横の2枚抜きが可能に、3代目は2代目のレイアウトプラス横のフレームが取り外され、縦の2枚抜きが可能になった(ただし、5番の周りのみフレームがある)。この3代目のレイアウトが一番長く使われた。
- 2×2配置の4枚のパネルの外側に亀の頭と手足に見立てた5枚のパネルを配置したストラックアウト・タートル(賞金300万円)、パネルが十字型に配置されたストラックアウト・クロス(賞金200万円)もある。
- パネルの枚数が9枚から増え、縦・横・斜めの列を完成する度に賞金がもらえるストラックアウト・ビンゴ(5×5、25枚。最大賞金1000万円、1ビンゴでも50万円、なんと4枚抜きが可能)、ストラックアウト・ビンゴ2,3(4×4、16枚。最大賞金500万円)がある。ビンゴバージョンは、決められた球数で、規定の枚数を射抜いていく方式。残りの球数で、残り規定の枚数を打ち抜けない状況になると、競技終了となる。
- 5番のフレームが、四角から円形になり、難しさを増した、ストラックアウト2001、パーフェクトをすると賞金150万円。更に任意で、「アルティメットチャレンジ」に挑戦でき、挑戦する者は、金剛くんがかまえるキャッチャーミット(5番と同じ大きさのパネル1枚を手に取った形)を、2球以内で射抜けば、賞金は300万円に倍増。2球とも外すと、賞金は75万円に半減(挑戦しなければ、賞金は150万円のまま獲得)
- プロ野球においてストライクゾーンが変更になり、ストラックアウトも、それに伴って変更になった。ストラックアウト2002。1~8番は、2枚抜き可能になっており、偶数番の的は、少し外側に伸びている。9番のパネルは、円形のフレームに囲まれている。4枚抜き防止のフレームは、ボールの形をしており、2枚抜き自体も、少し難しくなっている。村田兆治が1人目の挑戦者であり、なおかつ、パーフェクトも成し遂げている。
- 体育王国時代は、200万円コースと300万円コースの2種類があり、200万円コースは、筋肉番付時代の3代目のレイアウトと同じ。300万円コースは、2枚抜きが可能で、1~4番の的が縦に細い四角形となっていた。また、中心の体育王国のロゴは当たっても何も起こらず、失敗扱いされる。
- 黄金筋肉時代は、ストラックアウト2001と同じレイアウトで、5番を抜くとオリジナルフィギュアがもらえる。また、唯一の3人1組のチーム制で、3人の合計が15枚以上24枚未満(ただし21枚~23枚はパーフェクトが出た場合を除く)で、ボーナスチャレンジに挑戦できる。挑戦しなくても構わない。レイアウトは、当初は1~5番のパネルが虫食い状態で設置されている。投げる場所は、2塁から投げる。当たった番号の数だけ、賞金が倍になる。失敗すると、賞金は10分の1になる。後に、レイアウトは変わらないが、3番、4番、5番の3種類のみになった。(パーフェクト達成で200万円・最大獲得賞金1000万円)
- 2012年12月8日放送の「炎の体育会TV」でストラックアウト2012として復活した。レイアウトは3代目のものとほぼ変わりないが、賞金100万円に減額されている。またパーフェクトに達しなくても競技終了までにダブルビンゴ達成すれば、賞金10万円。
- KICK TARGET(キックターゲット/サッカー)
- サッカーゴールに配置された9枚のパネルをペナルティキックの要領で打ち抜く競技。
- 初期は的の大きさは全て同じで、上段と中段の長四角が4枚ずつ、下段真ん中に1枚という配置で、2枚抜きは出来ない。下段の1枚が難易度は高かった。
- パネルの配置・形状が変更され、2枚抜きが可能になったキックターゲット2、高校生大会でも使用されたキックターゲット3、ビンゴバージョンのキックターゲットビンゴ(最大賞金500万円)、アルティメットチャレンジが入ったキックターゲット2001、ワールドカップを記念して作られた、w型のレイアウトのキックターゲット2002がある。
- 体育王国時代は、1~4番と6番と7番は横に長い長四角。5番と8番は縦に若干長い長四角。9番は円形。1番と2番、3番と4番は2枚抜き可能。
- 黄金筋肉時代は、筋肉番付時代の初代のレイアウト。ストラックアウト同様、3人1組のチーム制。3人1組の合計が15枚以上24枚未満(ただし21枚~23枚はパーフェクトが出た場合を除く)で、ボーナスチャレンジに挑戦できる。挑戦しなくても構わない。レイアウトは、左隅と右隅に2番のパネル、1番下(通常では9番がある所)に3番のパネルがある。当たったパネルの番号の数だけ、賞金が倍になる。失敗すると、賞金は10分の1になる。(パーフェクト達成で200万円・最大獲得賞金1000万円)
- 2013年1月1日放送の「炎の体育会TV2013!超豪華アスリート参戦3時間スペシャル」でキックターゲット2013として復活した。但し賞金は100万円に減額されている。
- 9 HOOPS(ナインフープス/バスケットボール)
- バスケットゴールに配置された9個のバスケットにフリースローの要領でボールを入れていく競技。賞金200万円。
- ゴールが電動で移動する9 HOOPS 2、奥のゴールが前のゴールを半分覆い隠すようなトリッキーな配置になっている9 HOOPS Hide、左側のゴールにボールを入れるとシーソーの要領で右側のゴールが上昇するカプリシャス9 HOOPSなどのバリエーションが存在する(賞金はそれぞれ200万円、99万円、99万円)。なお、カプリシャス9 HOOPSは、体育王国時代は登場しなかったが(そもそも9HOOPS自体登場しなかった)、黄金筋肉時代に再登場した(賞金は99万円)
- SERVICE ACE(サービスエース/テニス)
- 相手コートに配置された9個のパネルをサービスで打ち抜く競技。的は全て円形。2枚抜き不可。賞金200万円。完全制覇者は2人(テニススクール校長と、マーク・フィリプーシス)。初代は、的と的の間隔が広すぎたため、2代目は間隔を狭くし、難易度を下げた。後に、長四角のパネルが登場したサービスエース2が登場した。体育王国時代にはこの競技は登場しなかったが、黄金筋肉時代に筋肉番付時代の2代目のバージョンで1度だけ登場した。筋肉番付シリーズ終了後は一切行われなかったが、2012年11月10日放送の「炎の体育会TV」でサービスエース2012として復活した。但し賞金は100万円に減額されている。
- NIPPON チャチャチャ(ニッポンチャチャチャ/バレーボール)
- 相手コートに配置された9個のパネルをサーブで射抜く競技。的は全て円形。2枚抜き不可。賞金200万円。完全制覇者が出ずに終了。そもそもバレーボールのサーブは、ピンポイントを狙って打つ訳ではないため、難易度は高かった。
- 当初はパネルの大きさが小さかったため、後にパネルの大きさが一回り大きくなった。
- PUNCH OUT(パンチアウト/ボウリング)
- 9つのレーンに設定されたピン配置をボールコントロールにより一発で全て倒していく競技。賞金200万円。
- 第8レーンに至っては成功確率がかなり低く「魔の第8レーン」と言われた。また、シリーズ第2弾以降は第9レーンがシークレット扱いとなり、それまでの8レーンをすべてクリアしないとピン配置が公開されない、という要素が追加された。筋肉番付時代は、3種類のバージョンがあった。
- 体育王国時代は、2人1組で挑戦するパートナー de PUNCH OUTが登場した。筋肉番付時代に登場したレイアウトもいくつかあった。
- 黄金筋肉時代は、PUNCH OUT GOLDが登場した。こちらも筋肉番付時代に登場したレイアウトもあった。(賞金50万円)また、ボーナスチャレンジは、ストライクを1回成功すると100万円に倍増し、2回連続で成功すると、さらに200万円に倍増した。ただし失敗すると、その時点で獲得した賞金が半額に。
- BIG ARCH(ビッグアーチ/野球)
- ホームベース手前から助走をつけ、中堅手の守備位置に設置された3×3、9枚のパネルを打ち抜く競技。賞金はビンゴ方式で、9枚すべて打ち抜くと賞金200万円。
- LONG SHOOT(ロングシュート/サッカー)
- 35m先の3×3、9枚のパネルをロングシュートして射抜ける競技。賞金はビンゴ方式で、9枚すべて射抜くと賞金200万円。
- SUPER TOUCHDOWN(スーパータッチダウン/アメリカンフットボール)
- 3×3、9枚のパネルにラグビーボールをスローイングして的を射抜く競技。賞金はビンゴ方式で、9枚すべて射抜くと賞金200万円。
- 「スペシャル限定ドリーム企画」の触れ込みで登場したが、1回で終了。
- SUPER DIVE '97(スーパーダイブ97/飛込競技)
- プールの水面に浮かぶ9個の的に向かって、高さ10mの飛び込み台から的めがけて飛び込む競技。賞金200万円。
- タイトルのとおり1997年に初登場した競技であるが年内に成功者が現れなかった為、1998年以降もタイトルは「SUPER DIVE '97」のままだった。体の全体が的を通過しないと成功とならないため、助走の速度や位置のコントロールが重要となる。
- アタックチャチャチャ(バレーボール)
- 2人1組で行う競技。相手コートに配置された9個のパネルをアタックで射抜く競技。的は全て円形。2枚抜き不可。賞金200万円。
- 流れとしては、サーブマシンから放たれるボールを「レシーブ→相方がトス→レシーバーがアタック」で的を射抜いてゆく。
- 体育王国時代では登場しなかったが、黄金筋肉時代にアタックマッスルという名で再登場した。
- UFO(ユーフォー/フライングディスク)
- 8等分された円形ボードと中央の「金剛くん」の的、計9枚をフライングディスクで打ち抜く競技。賞金200万円。完全制覇者は1人。(全日本個人総合選手権優勝経験者。過去2回の挑戦はいずれも8枚に終わり、3度目の挑戦で完全制覇を達成した。)
- 周囲の円形ボードは2枚抜きがしやすいため素人でも7枚という記録が出る一方で、中央の「金剛くん」の的はディスクがやっと通る幅しかなく高度なコントロール技術が必要で、なおかつディスクが「金剛くん」の的を貫通してクリアと認められる為(「金剛くん」の的を落としても、貫通せずディスクが的の手前で落ちるとダメ)、ほとんどの挑戦者が「金剛くん」の的を射抜けずに終わることが多い。そのため、実力者でも「8枚の壁」に屈することが珍しくなかった。
- BALLOON SHOOTER(バルーンシューター/ゴルフ)
- コース上に浮かぶ9個の巨大風船をティーショットで割る競技。うまくやれば1球で風船を2個割ることが可能である。賞金200万円。
- 体育王国時代は、バルーンごとに距離が違っていた。
- 黄金筋肉時代は、右側、左側の列のバルーンとの距離が30ヤード、真ん中の列のバルーンが50ヤードというレイアウトになった。また、2番の上にある黄金筋肉のロゴのバルーンに命中すると、持ち球が1球増える。
- GAME MAKER(ゲームメーカー/サッカー)
- 9つの障害が置かれたコースをリフティングしながら進んでいく競技。ボールを落としたり、コースの外に落ちた時点で失格となる。賞金200万円。
- 2人1組で行う競技。選手は1エリアクリアするごとに相手にボールをパスする(このパスで失敗しても競技終了となる)。
- SPREY HITTER(スプレーヒッター/野球)
- 内野に設置された9枚のパネルを、トスバッティングで打ちぬく競技。賞金200万円。
- 当初の配置はピラミッド型であったが、後に3×3に変更され、縦・横・斜めの列を完成する度に賞金がもらえるスプレーヒッター・ビンゴとなった。また、「金剛くん」のパネルを打ちぬくと持ち球が1球増えるボーナスルールが存在する。(「金剛くん」は、ピラミッド型のバージョンは、真ん中にあり、他のパネルより一回り程小さい。ビンゴバージョンは、てっぺん(2番の上)にあり、円形。)
- 体育王国時代前期では、1~4番の全てを抜くと賞金20万円。5~7番の全てを抜くと10万円。8番、9番の2つを抜くと5万円がもらえた。筋肉番付時代の金剛くんに代わり、体育王国のロゴを抜くと、持ち球が1球増える。(2番と3番の間にあり、円形。パーフェクト達成で200万円)
- 体育王国時代後期と黄金筋肉時代は、スプレーヒッタービンゴが再登場。ただし、レイアウトが変わり、4×4の16枚に変わった。横の2枚抜きが可能。縦の2枚抜きは不可能。(パーフェクト達成で200万円)
- HUSTLER(ハスラー/ポケットビリヤード)
- 9つのテーブルに設定された球配置を1ショット(最終テーブルのみ2ショット)でクリアする競技。賞金120万円。筋肉番付時代は、2種類のバージョンがあった。
- 体育王国時代は、SUPER HUSTLERとして登場した。黄金筋肉時代では登場しなかった。
- 魚釣り九兵衛
- くじ引きで番号ごとに魚の名前が入り、その魚を釣り上げればその番号を射抜いたことになる。賞金はビンゴ方式である。
9エリア走破系
コース上に置かれた9つの障害物をクリアしてゴールにたどり着く競技。後述のSASUKEもこの系統といえる。
- HAND WALK(ハンドウォーク)
- 逆立ちで9エリアを走破する競技。足をついたり、コースの外に落ちた時点で失格となる。賞金30~50万円。
- 特番で3コース+αを走破させる「HAND WALK TOWER」という企画が行われ、SASUKEと類する部分も多い。
- Like a Pierrot(ライク・ア・ピエロ)
- 一輪車で9エリアを走破する競技。足をついたり、コースの外に落ちた時点で失格となる。賞金20~30万円。
- SUPER RIDER(スーパーライダー)
- 自転車による9エリアを走破するバイクトライアル競技。足をついたり、コースの外に落ちた時点で失格となる。賞金10万円。筋肉番付時代では、5種類のバージョンがあった。体育王国時代にも登場したが、完全制覇は出なかった。黄金筋肉時代にも登場し、こちらは完全制覇は出た。
- BAMBOO DERBY(バンブーダービー)
- 竹馬で9エリアを走破する競技。足をついたり、コースの外に落ちた時点で失格。賞金20万円。
- おっとっと9
- 指先に棒を立てた状態で9エリアを走破する競技。棒を落としたり、棒がセットに接触すると棒につけられた火薬が爆発して失格となる。賞金150万円。完全制覇者は1人(20代のだるま職人)。
- 後期に「A Craftman(ア・クラフツマン)」というタイトルで同じコンセプトの競技が登場したが1回で終了。
- ルールや演出面で「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーこれができたら100万円!!」の企画、「電流イライラ棒」との共通点が多い。
- カンガルー
- ホッピングで9エリアを走破する競技。足をついたり、コースの外に落ちた時点で失格となる。賞金30万円。
- SKEBOARDER(スケボーダー)
- スケートボードで9エリアを走破する競技。足をついたり、コースの外に落ちた時点で失格となる。賞金30万円。
- ねこ de Drive
- 一人が猫車に乗り、もう一人が操縦して9エリアを走破する競技。猫車に乗った選手が落ちたり、猫車ごとコースの外に落ちた時点で失格となる。賞品・ハワイペア旅行。ちなみにこのゲームはスタッフ受けが悪く、初回放送で古館が「つまらなかったら止めます」と宣言したが、峰と中山はこのゲームを大絶賛。これがきっかけでレギュラー化となった。
- スーパーヘリコ
- ラジコンヘリコプターを操縦して9エリアを走破する競技。賞金90万円。
- SASUKE Jr.
- 小学生限定のSASUKE。規定のところまでクリアすると番組特製カード、完全制覇でマウンテンバイクがもらえる。完全制覇者は2人。体育王国時代にも登場し、初登場した回を除いては、全て完全制覇が出ている。(完全制覇で家族揃っての2泊3日沖縄旅行がもらえる。)
- SASUKE シニア
- 50歳以上限定のSASUKE。賞品・ハワイペア旅行。体育王国時代にも登場した。(完全制覇で賞金20万円)
- くの一
- 女性限定種目。家事をテーマにした障害物9エリアを走破する。
- 後に女性限定として行われるKUNOICHIとの関連性は無い。混同を避けるためか米国版では「Strong Mama」となっている。
- NAKAMA
- 挑戦者2人がゴムロープで結ばれた状態で9エリアを走破する。
その他の競技
- だるま
- 番組オリジナルの巨大だるま落としを使い、本体を倒さずコマを1段ずつ叩き飛ばす競技。
- 挑戦者はプレイヤーとナビゲーターの2人1組で参加し、打つ位置を決め、ナビゲーターの「セット!」の合図(合図がされるとこの時点で取り消し、位置の変更はできなくなる)に合わせてプレイヤーがハンマーを振り下ろし、直径70cmの木製のコマを1段ずつ叩き飛ばす。これを繰り返し、最後のコマを叩き飛ばした時点でその上に乗っている金剛くんが描かれたコマを競技ステージから落とさなければ成功となる。本体を倒したり、1つのコマを2回叩いても叩き飛ばせない場合は失格となる。ハンマーは500g刻みで重さの異なるものが3種類用意されている(1.5kg、2.0kg、2.5kg)。
- 開始当初のコマは6段構成だったが、その後コマが1段増え、タイトルもだるま7に変わった。また、賞金も開始当初は10万円だったが、その後30万円を経て50万円にまでアップした(後述の地方巡業で、賞金とは別に成功すると5万円がもらえる「ボーナスゴマ」が登場する。サイコロを振って落とすコマを決めるが、ハズレもあった)。完全制覇チームは10組以上。
- 当初はスタジオ収録の競技だったが、中期では「だるま7 地方巡業」と銘打って全国各地(主に屋外)で収録が行われた。これと同時期に、スタジオ収録用の競技として全体の形が逆三角形(一番下のコマが直径30cm、以降、上のコマになる毎に直径が10cmずつ大きくなる。金剛くんのコマの大きさはだるま7と同じ。)になっている、だるま7 A(エース)が登場した。賞金30万円。完全制覇チームは2組。
- また、番組内で登場予定の種目として9段構成の「だるま9(賞金200万円)」が告知されたことがあったが、この競技は登場することはなかった。
- 体育王国時代では登場しなかったが、黄金筋肉時代にだるま7 rainbowが登場した。これは、筋肉番付時代に登場しただるま7と同じで、コマに虹を模した色がついたもの。
- スパイダーウォーク
- 壁に両手両足を突っ張って進む。途中で壁の間隔が大きくなったり、クランクカーブや上り坂になっている所もある。全長24m。後にSASUKEの2ndSTAGEにも形は違うがこの競技が登場した。
- BANZAI90
- 胴上げの要領で、高さの異なる4つのバーに選手1人を抱きつかせる競技。6人1組で挑戦。制限時間は90秒。賞金30万円。
- 2000年には、バーに動きなどが取り入れられた新バージョンが登場した(賞金は同じく30万円)。
- シーソー60
- 巨大なシーソーの両側に乗った挑戦者が、シーソーの端を地面に接触させることなく重さ10kgの樽を移動させる競技。2人1組で挑戦。制限時間は60秒。賞金10万円。
- アスレチックラブ
- 不安定なつり橋の両側に挑戦者が立ち、バランスをとりながら2人とも中央の台までたどり着ければ完全制覇となる。制限時間は60秒。挑戦者は男女ペア限定。賞品はハワイペア旅行。
- 初回の収録で完全制覇チームが3組も出てしまったため、1回で終了。なお「ねこ de DRIVE」はこの「アスレチックラブ」の2作目にあたる(当初の募集告知では、テロップに「アスレチックラブ2」と表示)。
- 超けん玉
- 番組オリジナルの巨大けん玉を使い、通常のけん玉と同様に玉を乗せる競技。制限時間は60秒。賞金は成功させた場所によって異なり、大皿・小皿・剣先にそれぞれ3万円・10万円・30万円が設定されている。また、制限時間以内に全て成功させると賞金は100万円となる。1回で終了。
- スポンジブリッジ
- ドミノ状に並ぶ発泡スチロールの板の上を渡り、ゴールを目指す競技。制限時間はなし。賞金10万円。第一エリア(緑)は板の面が平行で平坦な道のり、第二エリア(黄色)は板の面が蒲鉾状で道のりは上り坂、第3エリア(赤)は板の面は平行だが5枚程渡るごとに上り段差があり、更にゴール直前の板の下にスポンジを敷いており、ここでバランスを崩す挑戦者が多かった。完全制覇者は2人。「1」の完全制覇に伴い、曲線的な移動を取り入れた「スポンジブリッジ2」が登場した。こちらは完全制覇者が出ずに終了。
- 全体的に「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」の「まさかのドミノ」に近い競技である。また、競技自体は現在も「KUNOICHI」の「倒連板」として使用されている。
- ブレインパニック
- 制限時間内に数字を記憶する競技。賞金20万円。ステージは「第1ステージ-3秒で9桁を記憶」「第2ステージ-5秒で12桁を記憶」「第3ステージ-7秒で15桁を記憶」の3ステージ構成で、記憶タイム終了後にフリップに数字を書き込む(油性ペンでの回答である為、間違えても訂正することはできないのでそこには注意しなければならない)。体育王国時代でも、同じルールで1回のみ登場している。黄金筋肉時代では登場していない。後にフジテレビの『海筋肉王 ~バイキング~』のスペシャル番組において、「BRAIN SHIP STAGE」に登場した。
- 筋肉番付唯一の頭脳系競技、毎回芸能人がゲスト参加するなど他の競技とは一線を画している。
- どこでも PUMP UP
- 一般の人にどれだけ懸垂ができるか挑戦してもらう企画。賞金なし。Take2の進行によるロケ企画である。
- BODY CLOCK
- 体内時計で時間を正確に測る競技。失敗すると水の中へ落とされる。最高賞金100万円。体育王国時代でも1回だけ登場している。
- SNOW-X(スノーボード)
- スノーボードで3エリアを走破する競技。従来の9エリアトライアルとは異なり、1つのエリアをクリアするごとに休憩が入る。賞金20万円。
- 日本縦断マラソン
- 個人戦
- 北海道の宗谷岬からスタートし、2ヶ月かけて沖縄のゴール地点をマラソンで目指す競技。1日ごとにノルマが設定され、規定時刻(翌日のスタート時間やフェリーの出航時間)までにゴールできないと失格となる。
- 選手はランナーと伴走の2人1組で参加(伴走者は電動自転車に乗って選手をサポートする)。賞金200万円。8組が参加しそのうち3組が沖縄のゴールに到着、完全制覇を達成した。
- ゴールの日では地元RBCラジオのラジオカーで選手を追いかけ、実況中継した。
- 家族戦(1998年に実施)
- 個人戦と同様にルールだが、参加家族から日によって1人~2人が規定。
- 最終ゴール地点までたどり着けば、番組スポンサーのトヨタ自動車からアルファードが贈られる。2組が完全制覇、アルファードを手にした。
- エスケープ
- 2000年夏に5回放送された企画。賞金は50万円だが、キャリーオーバー制で最高250万円まで増えた。
- 「監獄からの脱出」をテーマに毎回100人が参加、時にチームを組みながら最終決戦の金剛(プロスポーツ選手)との直接対決にたどり着き、勝利すれば賞金獲得。往年の「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」に近い雰囲気。
- ESCAPE 1
- 門が開くと同時に一斉にゴールを目指す。複数用意された橋(丸太橋や発泡スチロール製で重さがかかると壊れる)を渡り、急坂を登りきればクリア。急坂の下には泥が設置されており、時間とともにのぼりづらくなる。100人中先着60人がESCAPE 2進出。水に落ちたり、先着に入れなかった人は脱落。
- ESCAPE 2 ~FRONT LINE~(フロントライン)
- ESCAPE 1クリア時にとった旗の色で30人ずつ2チームに分かれる対抗戦。2チームがブロックをはさみ向い合わせでスタンバイし、合図とともにブロックを押して相手チームを押し出していく。相手全員を落としたチーム30人がESCAPE 3進出。クリアでヘアバンド獲得。
- ESCAPE 3 ~PERFECT-3~(パーフェクトスリー)
- 通過した30人を3人チームに分けて挑戦。3人が板をはき、ムカデ競争のやり方で進んでいく。途中には回る足場や振り子が設置されている。誰か1人でも落水した時点で3人とも失格。また、時間経過とともに後方からゾンビ(足を繋がれており、一定以上の速度は出ない)が迫り、追いついた時点で水に叩き落され失格となる(追いつかれても落水しなければ振り切る事は可能)。ゴールまでたどり着ければ3人ともESCAPE 4進出。クリアでTシャツを獲得。
- ESCAPE 4 ~ALCATRAZ~(アルカトラズ)
- ESCAPE 3をクリアした3人チームで挑戦。水上に浮かぶ格子状の迷路(途中には小部屋やトランポリン、うんていなどが設置されている)を進んでいく。道中ではターミネーター3人(シェイン・コスギ、ニコラス・ペタスなど)が行く手を妨害する。落水した時点で失格。ゴールまでたどり着ければESCAPE 5進出。クリアでシューズ獲得。
- ESCAPE 5 ~FINAL LANDING~(ファイナルランディング)
- 高台からロープを使ってひと振りで足場へ飛び移る。着地できればFINAL ESCAPE進出。クリアで腕時計獲得。
- FINAL ESCAPE ~ULTIMATE BATTLE~(アルティメットバトル)
- めんこスタジアム
- 賞金はかかっていないが、芸能人が本気になって、めんこで勝負する企画。
- この番組でのめんこは、昔の物より厚くなっており、専用のプロテクターを装着して、柔らかいバトルフィールドで戦わせるものである。なお、プロテクターは初期はスタンダートタイプしか無かったが、途中から4種類が、追加された。その4つは、ギガウィング(アークボンバー)プロテクター、一回り大きく、5種類(スタンダートを含めて)のプロテクターの中で最も重く攻撃力が高い。サバイバー(デルタウィング)プロテクター、上下が一回り大きく、真ん中が細い、と言う、特徴的なX形をしている。裏返されないように、アンチリバースウィングを搭載。シールドフォース(シールドウィナー)フルフラットな接地面のため、風圧を受けにくい、6方向にのびる小ウィングで風をおこす。エアダイバー(エアスライダー)プロテクター、空力を重視したデザインと相手の風を逃がすディフューザーを装備。なお、コナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)から玩具も発売された。(プロテクターの2つの名前は前者が番組中の名前、後者が玩具版の名前。)
- なお、5週連続で勝ち抜くと名人位になれる。体育王国では、9枚のめんこを全て裏にする、めんこストラックアウトと9種類のトリッキーな配置のめんこを返す、めんこ戦士として復活。
ドキュメントもの
- PPP(Perfect Physical Project)
- 「肉体改造に関する夢を持つ人」を番組が全面的にバックアップし、その過程を追うという企画。この企画の中で、当時無名だったボクシングの畑山隆則が世界チャンピオンに輝いた。また、このコーナーにはやはり当時無名だったカラテカの矢部太郎も出演していた。
- テニス塾
- 合宿形式によるテニス指導コーナーで、プロテニスプレーヤー・松岡修造の熱血指導が有名だった。なお、3回放送されており、1回目は経験者、2回目は未経験者、3回目は、経験未経験混同の親子が参加した。
- ケイン・コスギ修行シリーズ
- 当時、スポーツマンNo.1決定戦などで大活躍だったケイン・コスギが世界のあらゆる場所に赴き、修行を重ねる企画。
- 大森晃ムエタイ修行
- 当時、SASUKEなどで大活躍だった大森晃が現地でムエタイに挑戦する企画で、実際にプロ相手と戦い、勝利している。後に大森はトーク番組の中で、番組スタッフの殆どが試合の賭博に、どうせ勝たないだろうと大森の相手選手に賭けられた所、前述通り大森が勝って彼らを見返したエピソードを語っていた。別の番組でも秘話を語っており、ムエタイに挑戦する際に事前にスタッフから、「決着が付かなくても3ラウンドでやめる」ということを大森は告げられた。それを頭に入れ、いざ試合に臨んだ大森は必死に攻防し、決着が付かずそのまま3ラウンド目も終えて、本人は「これで終わった」と思いきや、試合は4ラウンド目に入ろうとしていたため、大森は「いやいや、3!!3!!」と言いながら指で「3」の形を作りながら審判に言ったところ、手にはグローブをしていたため指で作った「3」の形は見えず、逆に現地の人達にはグローブを突き出しながら「やるぞ!!」という風に見えたため、そのまま試合は続行。4ラウンド目がスタートしてしまった。やけくそになった大森は、相手選手を思いっきりパンチし続けそのまま相手はダウン。見事4ラウンドKOで勝利した。
- テレビ体操21
- 前述のケイン・コスギ修行シリーズの延長線上にある企画。ケイン・コスギとパパイヤ鈴木が「新世紀のポピュラーな体操を作る」という企画。
- 筋肉行脚 スポーツ超人伝
- 全国のスポーツ超人を紹介するコーナー。ダブルダッチの世界レベルチームやスノーボードの成田三兄弟が登場した。クイックマッスル、三色筋肉対決も行われていて、SASUKEの常連選手が出場していたこともある。
収録中の事故
- 2002年5月5日19時40分から21時30分にかけ、横浜市青葉区のTBS緑山スタジオで障害物競技の新企画「力島(ちからじま)」を収録中、水路(幅2.5m、深さ約1.4m)を球(直径1.8m、重さ47kg)に乗って渡る「ロックバレー」なる種目で、京都大学の中国人留学生(19)がバランスを崩し、水路に転落。病院に搬送され、頚椎損傷と診断された。収録は続行され、傾斜15°の斜面(長さ4.5m)を転がり落ちてくる前出の球を受け止め、押し上げる「ロックアタック」で、東海大学の日本人学生(20)が球を受け止めきれず転倒、下敷きになった。日本人学生は一時、意識不明となり、救急搬送されたが、搬送時には両足がマヒした状態だった。[2]これを受けTBSは同月24日、番組の打ち切りを正式に表明した[3]。TBSは事故後、社内に点検チームを設置し、収録予定の24種目について安全確認作業を実施してきた。このうち3種目が「十分な安全対策が確認できるまで収録を控えることが望ましい」と判断した。
- 番組収録中の事故を理由に番組を打ち切ったのは1993年6月、フジテレビ河田町本社第4スタジオ(当時)で同局のバラエティー番組ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!の一コーナー「やるやらクエストII」の収録中に起きたセットからの転落事故で死傷者[4]が出て以来。
脚注
- ↑ 事故の報告
- ↑ TBS「筋肉番付事故」で、事情聴取 収録中に重傷者2人を出す
- ↑ TBS「筋肉番付」の打ち切りを決定 収録中に3人が負傷
- ↑ 1993年6月24日午前1時過ぎ、フジテレビ河田町本社第4スタジオ(当時)でやるやらの収録中、ウッチャンナンチャンの内村光良とゲストとして出演していたBEYONDの黄家駒が足元が濡れたセットで足を滑らせ、背景のベニヤ板に寄りかかるような状態で体重を支えきれなくなったベニヤ板が傾きセットの土台と背景のベニヤ板との間にできた隙間から黄と内村がセットから投げ出されるような形で約3m下に転落した。2人ともスタジオの床に叩きつけられたが、内村は幸いにも軽傷で済んだが、黄は頭部を強打し6月30日午後4時15分、急性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折、脳挫傷、急性脳血腫により入院先の東京女子医大病院で死亡した。享年31。7月1日、黄の死亡を受け、フジテレビは急遽、番組の打ち切りの発表をした。
体育王国
2002年10月12日から2003年9月13日まで放送された。番組の内容は「筋肉番付」を引き継ぎつつも、安全対策がより強化された。
放送時間
土曜日19時(テレビ山口を除く全系列局で放送)
出演者
代表的な競技
- モンキーバーズ(100mうんてい。上位3名が第11回SASUKEに出場した)
- ブルータルラボ - 番組独自の種目で、有名人やプロスポーツ選手の体力測定を実施
- 投球巡業
ゴールドマッスル
『体育王国』開始当初に放送されていたCGスポーツアニメ。物語を毎回5分程度ずつ見せて行く形式だったが、「終わる」との告知の無いままにいつの間にかコーナーが消滅し、番組内では完結しなかった(放映期間は2002年10月12日~2003年3月31日)。全十話。後に一部地域では特番として一挙放映された。
キャスト
- アバンナレーション 楠見尚己
- 実況アナウンサー 初田啓介(TBSアナウンサー)
- 実況アナウンサー 志賀大士(TBSアナウンサー)
- ボーキン博士 大木民夫
- ゴーゴン博士 岩田安生
- ビクター・ベックス 小野大輔
- JJ (ジュリア・ジョーンズ) 浜田ゆき
- ハンマー・ムロウ 清水敏孝
- テレサ・ヤン 氷上恭子
- チーター・ジュニア(チーター・ルイス) 樫井笙人
- エレファント・オオゼキ 岸祐二
- グリズリー・カーン 浜田賢二
- イイズナ 坂東尚樹
- 聖者タイタオ 納谷六朗
- コングー・ジャクソン(コングー・タイソン) 吉野貴宏
- ベアーズ・ヒンギス 倉持良子
- 謎の少年(ゴウ) 青木誠
- ニュースキャスター 藤森祥平(TBSアナウンサー)
- ナレーター 垂木勉
その他
- 初代主題歌は推定少女の『聖母主義(マドンナプレイ)』 初代EDも同じ推定少女の『怒られない』 。二代目主題歌はCLickの『will』、二代目EDはインストゥルメンタル曲だった。
- 協力はマウスプロダクション。
- 室伏広治をモデルにしていると思われるハンマー・ムロウなど、実在のスポーツ選手をモデルにしていると思われるキャラが散見される。
外部リンク
黄金筋肉(ゴールデンマッスル)
2003年10月15日から2004年7月まで放送。再度のリニューアルを行い、放送時間も水曜日の20時台へと変更された。出演者もタッキー&翼の滝沢秀明や川平慈英など、それまでとは顔ぶれがガラリと変わっている。
番組開始から半年間は『筋肉番付』『体育王国』時代に行った競技が主な放送内容であったが、2004年4月に放送時間が火曜日の21時台に変更されてからは格闘技ブームに乗って、格闘技やタレントの海外修行を中心とした放送内容となった。
放送時間
- 水曜日20時(2003年10月~2004年3月)
- 火曜日21時(2004年4月~2004年7月)
出演者
代表的な競技
- SASUKE TRIAL(SASUKE第13回の出場権を得るための予選会。上位30名が出場)
- パンクラチオン(パワー版サスケ)
外部リンク
終了後の展開
前述通り、2004年7月に『黄金筋肉』が終了したことにより、約9年弱続いた筋肉番付シリーズもその歴史に幕を降ろしたものの、その後も筋肉番付シリーズのコンセプトやマッスルミュージカルは「SASUKE」などのスペシャルや、筋肉番付シリーズ末期に制作を手がけていたMonster9の制作による『海筋肉王 〜バイキング〜』(フジテレビ)や『体育の時間』(テレビ朝日)などの番組へ引き継がれたが、レギュラー放送は2008年2月で終了。現在は「SASUKE」のみになっている。
関連項目
- 痛快なりゆき番組 風雲!たけし城
- TBSで1986年~89年に放送されたバラエティ番組。ビートたけしが司会(番組での肩書きはたけし城城主)を務め、緑山スタジオに建てられた“たけし城”を陥落させるべく一般参加者100名の攻撃軍が数々の難関(アトラクション)に挑む形式で、SASUKEの前身ともいえる番組。他の主要出演者は谷隼人(番組での肩書きは攻撃隊長)、たけし軍団などが出演していた。
- SASUKE
- 1997年9月27日に初放送。13年以上続く長寿番組の1つで、世界では日本の番組では最多となる157の国と地域で放送されている。
- スポーツマンNo.1決定戦
- 1995年1月1日に初放送。2010年1月に終了。
- KUNOICHI
- 2001年に初放送。2009年10月に終了。
- マッスルパーク
- 2006年に開店した史上初のスポーツテーマパーク。2010年10月31日にお台場マッスルパークは閉店。2011年8月28日に千歳マッスルパークも閉店した。
- 筋肉精鋭→ケインザマッスル
- 一部地域で放送された兄弟番組。
- ZONE
- TBSで毎週日曜日18:30~19:00放送のスポーツドキュメンタリー番組(終了)。SASUKEの放送前後に出場者の密着を放送していた。
- BODY
- TBSで2005年4月放送開始、毎週日曜日深夜24:50~25:20放送。鍛え上げられた男性の肉体美を紹介し、優秀な人材を「SASUKE」や「スポーツマンNo.1決定戦」に送り込んでいた番組(終了)。出演は石川亜沙美・田中雅美・川田亜子(当時TBSアナウンサー)など。制作はMonster9。
- サスケマニア
- TBSで毎週日曜日24:50~25:20に放送された。数々の予選会などを実施した。2008年9月28日に終了。
- 海筋肉王 〜バイキング〜
- フジテレビで放送されたスポーツバラエティ番組。筋肉番付シリーズと同じ制作陣(Monster9、樋口潮プロデューサー)が手がけ、筋肉ミュージカルはこちらで扱うようになった。当初はSASUKEに似た特別番組を放送したが、SASUKEの盗作であるかのような印象を視聴者に与えたため、2回目以降の特番では「SASUKEのスタッフが手がけた…」とナレーションで強調していた。内容的にも次第に差別化を図るようになった。SASUKEオールスターズはこちらにも出演。2007年3月に終了。
- 体育の時間
- テレビ朝日で2007年10月、「スポ★カジ」をレギュラー化してスタートしたが、樋口潮がスタッフとして参加しており、「筋肉番付」シリーズや「海筋肉王~バイキング~」で放送されていた内容も多く放送していた。2008年2月に終了。
- 炎の体育会TV
- 2011年1月より特番で放送されているスポーツバラエティ番組。同年10月からは月曜19時台にてレギュラー放送化され、2012年10月期からは土曜19時台に枠移動した。
- ぐるぐるナインティナイン
- 2012年7月12日放送の2時間SPの前半(後半は「ゴチになります!」)で、「ぜい肉番付」なるパロディを放送。タイトルロゴは本家をモデルにしている。
- 脳肉バトル!アタマッチョ
ゲームソフト
- PS版1作目:「筋肉番付vol.1~俺が最強の男だ!~」1999年12月16日発売。収録競技は、ストラックアウト(ver.1、ver.3、ver.4、タートル)、だるま(初代、だるま7、だるま7エース)、ハスラー、モンスターボックス、ザ・ダッグオブウォー、キックターゲット(ver.1、ver.2)ブレインパニック(ver.1、ver.2)ショットガンタッチの8種目。使える選手は、ケイン・コスギ、池谷直樹、松井秀喜、高橋由伸、中山雅史、井原正巳、古田敦也、飯田哲也、高田延彦の9人。また条件を満たすと、隠し選手として、大森晃、藤原喜明、松坂大輔、そして番組の象徴である金剛くんの4人。そして収録競技をアレンジしたEX競技が登場する。さらに、オリジナルの選手も作成することができる。
- PS版2作目:「筋肉番付vol.2~新たなる限界への挑戦!~」2000年3月23日発売。収録競技は、スプレーヒッター、ビーチフラッグス、パンチアウト(ver.1、ver.2、ver.3)、ゲームメーカー、ナインフープス(ver.1、ver.2、ハイド)、デッドマンズドロップ、ロングシュート、バック転50m走、ザ・ガロンスローの9競技。使える選手は、ケイン、池谷、中山、松井、古田、大森、松坂、秋山幸二、ラモス瑠偉、工藤公康の10人。隠し選手は、武豊、舞の海、金剛くん、そして「うしおくん」という名で樋口潮番組プロデューサーも登場する。またEX競技の他に、カードコレクションを解禁させるマッスルギャラリーが隠し要素に追加された。前作同様、オリジナル選手の作成も可能。
- PS版3作目:「筋肉番付~ROAD TO SASUKE~」2000年4月27日発売。3年の間に仕事をしながら肉体を鍛え上げて、SASUKE(第4回大会がベース)の完全制覇を目指す、育成ゲームとなっている。3年間の最終的な結果次第で、エンディングが変わる。
- PS版4作目:「筋肉番付vol.3~最強のチャレンジャー誕生!~」2000年12月21日発売。「スポーツマンNo.1決定戦」モードと「筋肉番付」モードに分割、競技やマッスルギャラリー等の解禁は獲得した賞金を消費して行う、PocketStationを用いた育成ゲームで本編に参加させる金剛くんを作成する、ナレーションに「スポーツマン~」の小林清志が参加している等、シリーズ唯一の要素が多い。「スポーツマン~」では、ビーチフラッグス、モンスターボックス、クイックマッスル、デッドマンズドロップ、サーティー、ザ・ガロンスロー、ショットガンタッチの全7競技を収録。「筋肉番付」では、UFO、スーパーダイブ97、スーパーヘリコ、ハンドウォーク、ストラックアウト(クロス、ビンゴver.1)、スプレーヒッタービンゴの7競技に加え、番組で正式競技として採用されなかった幻の競技キャノンボール、UFO EX、スーパーヘリコ EXの全10競技を収録(しかも初期状態では1競技もプレイ可能になっておらず、賞金を用いて解禁していく)。使える選手は、ケイン、池谷、中山、古田、飯田、松井、藤原、大森、松井稼頭央、河口正史、照英、寺門ジモンの12人。隠し選手として、ヒクソン・グレイシー、フランシスコ・フィリォ、金剛くんに加え、ニセケインというケインに似た新キャラクターも登場する。
- PS2版:「筋肉番付 マッスルウォーズ21」2001年8月9日発売。収録競技は、ストラックアウト、キックターゲット、サービスエース、モンスターボックス、スーパーライダー、ワークアウトガイズ、第6回SASUKE。ストラックアウトとキックターゲットは、放送当時までに登場した歴代のバージョンを殆ど網羅している。使える選手は、ケイン、池谷、松井(稼)、フィリオ、大森、照英、寺門、工藤順一郎の8人。隠し要素として、ヒクソン、中村俊輔、平瀬智行、清原和博、松岡修造、畑山隆則、ニセケイン、金剛くんの8人が隠し選手として登場するほか、EX競技に加え、マッスルギャラリーは実際の番組のダイジェスト動画を視聴できる「マッスルシアター」に進化。また、番組の企画で生まれた「テレビ体操21」も収録されている。
- GB版1作目:「筋肉番付GB~挑戦者はキミだ!~」1999年11月25日発売。収録競技は、ストラックアウト、キックターゲット、モンスターボックス、ブレインパニックと第3回SASUKE。SASUKEでは、ケイン・コスギまたはおさるを選択して競技に挑み、その結果に応じて能力値を強化、これを繰り返して選手を育て上げ、完全制覇を目指す。これは2作目、3作目も同様である。BGM作曲:伊藤泰久
- GB版2作目:「筋肉番付GB2~目指せ!マッスルチャンピオン~」2000年8月10日発売。収録競技はSASUKEジュニア、ワークアウトガイズ、ゲームメーカー、ストラックアウト、三色筋肉、スーパーダイブ97を収録。また隠しキャラが二人追加された(しかも子供)。さらに本作より通信対戦が可能になった。コナミ最後の旧ゲームボーイ対応GBソフトであった。BGM作曲:増子司
- GB版3作目:「筋肉番付GB3~新世紀サバイバル列伝!~」2001年2月22日発売。収録競技は、第6回SASUKE、ストラックアウトビンゴ、サービスエース、パワーフォース、スーパーショット、スプレーヒッターを収録。また隠しキャラが大幅に変更された。さらにSASUKEのステージをクリアした時、Aボタンを押すと、その時のキャラがちょっとしたアピールをするようになっている。なお1stのみクリアタイムを更新すると、鳥が飛ぶようになっている。また各キャラのパラメータの中に経験が追加されており、これを最後までためると、能力値を最初の最大限よりも更にパワーアップできるが、SASUKEでスタミナが振り切りやすくなるのが欠点。山田勝己、秋山和彦、山本進悟らをモデルにした選手が隠し選手として登場。BGM作曲:石井吉幸
- GBA版1作目:「筋肉番付 金剛くんの大冒険!」2001年7月26日発売。収録競技は、ストラックアウト、キックターゲット、モンスターボックス、ショットガンタッチ、ビーチフラッグス、スパイダークライム&10m綱登り。初のアドベンチャー作品となっており(発売と前後して、金剛くんを主人公としたアニメも放映されている)、筋番玉の力を借りながら、砂浜での対決や100段の跳び箱といった難関をクリアしていく。
- GBA版2作目:「筋肉番付~決めろ!奇跡の完全制覇~」2001年12月6日発売。スポンジブリッジと三色筋肉で選手を育成しながら、SASUKE(第7回大会がベース)の完全制覇を目指す。山田勝己、山本進悟(隠し選手)が初めて実名で登場し、パッケージにも出ている。隠し選手として妃羽里、立川福裕、金剛くんが登場。
- ニンテンドーゲームキューブ版:「マッスルちゃんぴよん~筋肉島の決戦~」2002年11月21日発売。パーティーゲーム色が強く、過去に番組で登場した競技を派手にデフォルメした21種類の競技が収録されている。山田勝己をモデルにした「やまださん」というキャラが登場。筋肉番付が打ち切られた後に発売されたため、「筋肉番付」という単語がタイトルに入っていない。
その他のゲーム
- 携帯型ゲーム(電子ゲーム): 「筋肉番付携帯ゲーム」コナミより1999年発売。LR44ボタン型電池3個を使用する黒い八角形の形状の携帯液晶ゲーム。液晶下部の3つのボタンで操作する。収録競技はストラックアウト、キックターゲット2、ブレインパニック、だるま7、スポンジブリッジの5種目。すべてクリアすると6種目目「SASUKE」(パイプスライダー、ウォールリフティング、フリークライミング、ファイナルステージ《綱登り》)が出現しプレイできる。時計、ストップウォッチ機能も搭載。
- 体感ゲーム版1作目:「SASUKE&筋肉バトルスポーツマンNo.1決定戦」エポック社より2006年7月22日発売。収録競技は、SASUKE(第11回頃のアレンジバージョン)、モンスターボックス、ショットガンタッチ、バーナウトガイズ、ザ・ガロンスロー、クイックマッスル。体力年齢測定も収録されている。CMには山田勝己が出演した。
- 体感ゲーム版2作目:「究極!筋肉スタジアム!サスケ完全制覇」2008年7月19日発売。収録競技は、SASUKE、スポーツマンNo.1決定戦、KUNOICHI。体力測定モードも収録されている。