難波駅
テンプレート:Otheruseslist テンプレート:駅情報 難波駅(なんばえき)は、大阪府大阪市中央区・浪速区にある、南海電気鉄道(南海)・大阪市営地下鉄の駅。
目次
概要
大阪の二大繁華街の一つ、ミナミの玄関口となるターミナル駅。御堂筋の南端付近にあり、南海・大阪市営地下鉄の駅とも中央区と浪速区に跨っている。大阪市営地下鉄は軌道法適用であり、地下鉄駅は正式には停留場である。なお、南海と地下鉄の駅は決して同一駅ではない。
近畿日本鉄道(近鉄)・阪神電気鉄道(阪神)と西日本旅客鉄道(JR西日本)にもそれぞれ「難波駅」と通称される駅があるが、両駅はそれぞれ「大阪難波駅」と「JR難波駅」が正式名称である。どちらも地下駅で、当駅とは地下道などで連絡している。
駅名は大坂城下の難波新地および西成郡難波村に由来するが、「難波」という漢字では「なにわ」とも読めるため、南海・大阪市営地下鉄の駅構内や車内の案内表示では「なんば」と平仮名表記で統一されている。
難波新地(現・中央区難波)の南端に南海難波駅、ほぼ中央に大阪難波駅および地下鉄千日前線ホーム、両者を結ぶように地下鉄御堂筋線ホームが位置し、難波入堀川(現・阪神高速1号環状線北行き)を挟んで西側に地下鉄四つ橋線ホーム、さらに西側にJR難波駅が位置する。
利用可能な鉄道路線
- 24px南海電気鉄道 - 駅番号はNK01
- 26px大阪市営地下鉄
- テンプレート:Color御堂筋線 - 駅番号はM20
- テンプレート:Color四つ橋線 - 駅番号はY15
- テンプレート:Color千日前線 - 駅番号はS16
- 備考
- 線路名称上では、当駅を通る南海の路線は南海本線(当駅が起点)である。詳細は各路線の記事および鉄道路線の名称などを参照。
南海の難波駅は、南海の大阪側のターミナルである。現在も戸籍上は南海本線単独の駅であるが、複々線化により高野線列車も発着するため、和歌山・関西国際空港・高野山・泉北ニュータウン方面の列車が発着する総合的なターミナル駅、大阪駅・梅田駅などと並ぶ大阪の主要駅の一つである。
以下の駅・路線とは地下道などを通って乗り換えが可能である。
南海電気鉄道
駅構造
櫛形ホーム9面8線が3階に設置されている高架駅。案内表示・駅名標などは「なんば駅」と平仮名表示に統一されているが、正式表記は漢字の難波駅であり、乗車券類などに表記されている。なお、当駅には南海本線の起点を示す0キロポストが設置されている。
駅正面に百貨店の高島屋大阪店(南海ビルディング)があり、駅上にスイスホテル南海大阪がそびえ立っている。高島屋は大阪店が本店である。
1階北出口方面から3階北改札口までの間は大階段で直通しており、その左右に4台のエスカレーター(上り2台、下り2台)が配置されている。他に、2階に中央改札口と南改札口がある。中央改札口と南改札口のラッチ内コンコースは、ホームを通ることなく連絡通路で行き来することも可能である。
1990年代半ばには、3階北改札口ラッチ外西側(エレベーターと立喰いそば店の間)上部に、3色LED式の大型案内板「NANA」が設置され、沿線情報や新聞ニュース・占いなどが表示されていたことがあったが、「ドット抜け」などの故障が目立つようになり、数年で撤去された。
ホームは9番のりばまであり、1 - 4番のりばに高野線の列車が、5 - 9番のりばに南海本線の列車が発着する。基本的に9番のりばには南海本線・空港線の空港特急「ラピート」が発着する。8番のりばと9番のりばは同じ線路を共有しており、列車種別によって使用ホームを使い分けている。なお、9番のりばは8番のりばの降車ホームでもあり、関西国際空港の開港以来現在の形となった。そのため、「ラピート」以外にも9番のりばに到着する列車が設定されている。行先案内表示機はフラップ・LED併用式となっているが、この9番のりばが整備されるまではブラウン管モニタ式(「先発」などの発順表示部分は行灯式)が用いられていた。
また、9番のりばへの通路の途中には中間改札ブースがあり、「ラピート」への乗車には必ずここを通ることになる。2階中央改札口中の3階9番ホームへのエスカレーターの乗降口付近にも中間改札ブースがある。ただし2000年代以降は車掌が常に特急券の発券状況をリアルタイムで把握しているため乗車前の改札を行っていない。発券されていない座席に着席している者がいれば車内で車掌が改札する。
南海の特急は全車座席指定の「ラピート」、「こうや」、「りんかん」、座席指定車と自由席車を連結した「サザン」があり、指定席への乗車には特急券(座席指定券)が必要になる。改札外には特急券発行窓口がある。しかし、改札内には窓口がないため特急券自動券売機が設置されているが、そこでは直近の列車かつ、列車発車20分前にならないと発売されない(その時点で満席のときは発売されない)。
トイレは改札内に4か所(北改札口東西2か所・中央改札口コンコース内1か所・南改札口コンコース内1か所)ある。かつては北口改札外・中央口改札外・中央口改札内東側にもあったが、後述のリニューアル工事に伴って2008年(平成20年)2月・2009年(平成21年)1月・2009年(平成21年)9月にそれぞれ閉鎖され、跡地は改札外2か所については店舗スペースに、改札内は業務用スペースに転用された。
なお、コリント様式の駅ビルである南海ビルディングは、鉄道省初代建築課長でもあった建築家の久野節が設立した久野建築事務所の設計によるもので、1933年(昭和8年)に竣工。久野建築事務所が設計した昭和初期を代表する大型近代建築の一つに数えられる。
第2回近畿の駅百選選定駅である。
- Nankai Namba Station North gate 02.jpg
3階北改札口
- Nankai Namba Station Central gate 01.jpg
2階中央改札口
- Nankai Namba Station South gate 01.jpg
2階南改札口
- Nankai Namba Station North gate 03.jpg
北改札口にある発車標
- Nankai namba station02s3072.jpg
3階プラットホーム
- Nankai namba station01s2560.jpg
5・6番のりば
- Nankai50000Series Rapit03ss3104.jpg
9番のりば 空港特急ラピート
リニューアル計画
2007年(平成19年)5月14日に南海電気鉄道は、総投資額は約150億円に上る南海難波駅周辺の再生計画を発表し、同年10月より約21億3,000万円を投入し、窓口・切符売り場の集約、トイレなどの施設の充実化を進めてきた。
また、隣接地への高島屋のTE館新設、南海ビルディングの外装タイルの補修、高島屋・なんばCITY・なんばパークスに接続する通路の新設・移設、耐震補強などの工事が行われ、2009年(平成21年)9月17日には、南海ビルディング(高島屋)の外装リニューアルが完成した。
同時に、なんばCITY北側のロケット広場の高さ33mのロケットのレプリカを撤去し、高さ30m、広さ1,200平方メートルの室内吹き抜け空間を設け、関西国際空港と直結する大阪の玄関口にふさわしい「なんばガレリア」として整備し、2009年(平成21年)10月16日に完成した。またホーム階においても細部の改良が行われ、耐震補強、案内サイン(ユニバーサルデザインのピクトグラム・中国語・韓国語対応)の更新、LED照明の導入なども行われた。
南海ビルディング上部のなんばガレリア側には、英文で駅の開設(1885年)、南海ビルディングの竣工(1932年)、リニューアル工事(2009年)の各年が刻まれている。
なお、高島屋が増床部分を含め「新本館」として一体的な運営をするための全館改装を行い、2011年(平成23年)3月3日に同店がグランドオープンしたのに続き、なんばCITYを含めた南海難波駅のリニューアルが、同年4月26日に完成した。
南海電気鉄道は2011年(平成23年)2月に今宮戎駅北側の近接地に南海電鉄の新本社・コンサートホール・大阪府立大学のキャンパスを併せ持つ再開発ビルを建設し、南海電鉄本社が入居した「南海会館ビル」を超高層ビルに改築する計画(2018年度完成予定)であることを発表し[1]、2013年2月に南海電鉄本社は再開発ビルの「南海なんば第1ビル」へ移転した。
のりば・配線図
ホーム | 備考 | ||
---|---|---|---|
テンプレート:Color高野線 極楽橋(鋼索線連絡高野山)・(テンプレート:Color泉北高速線)和泉中央方面 ホーム | |||
1 | 主に 各駅停車 | ||
2 | 主に 泉北高速線直通準急行 朝ラッシュ時 一部の急行、快速急行、区間急行 | ||
3 | 主に 特急・急行・区間急行・快速急行 | ||
4 | 主に 特急・急行・区間急行・快速急行 | ||
テンプレート:Color南海本線 和歌山市・(テンプレート:Color空港線)関西空港方面 ホーム | |||
5 | 主に 特急・急行・区間急行・空港急行 | ||
6 | 主に 特急・急行・区間急行・空港急行 | ||
7 | 主に 普通車 | ||
8 | 一部の普通車が発着するが大半は「ラピート」用(ただし「ラピート」の乗車口は開かない) | ||
9 | テンプレート:Color空港特急「ラピート」/8番のりばに到着する列車の降車用 |
- 1番のりばは他のホームよりも車止めの位置が約80m南(極楽橋寄り)にずれているため、3F北改札口から乗降するにはやや遠い。
- 5番のりばの線路は、渡り線で高野線と繋がっており、南海本線や各支線(汐見橋線を含む)の列車が千代田工場へ検査のため入出場する場合や、南海線所属の列車を利用して高野線方面へ臨時列車を運行する場合などに用いられることがある。
- 今宮戎駅・萩ノ茶屋駅は高野線の各駅停車のみ停車する。
改札口・出口
- 北改札口
- 3階にある南海難波駅のメインなる改札口。3階で高島屋大阪店とスイスホテル南海大阪に直結していて、1階には北出口がある。地下鉄や近鉄、阪神との乗り換えや、道頓堀・千日前・心斎橋方面への最寄りの改札口となるため、終日賑わっている。東側と西側にそれぞれ十数台ずつ改札機が設置されていて、真ん中に券売機と特急券うりば窓口を設置されている。
- 中央改札口
- なんばCITY本館や高島屋大阪店に直結する2階にある改札口。1階には日本橋方面への東出口と、なんばパークスや大阪府立体育会館の最寄りとなる西出口がある。北改札口と同様に東側と西側にそれぞれ数台ずつ改札機が設置されていて、真ん中に券売機と駅サービスセンターを設置されている。定期券の発売は当改札口の窓口と券売機のみである。
- 南改札口
- なんばCITY南館やなんばパークスのキャニオンストリートに直結する2階にある改札口。他の改札口とは対照的に閑散としており、営業時間も7:00から23:30までとなっている。また、駅東側にあるでんでんタウンや、駅西側にあるヤマダ電機LABI1なんば・難波ロケッツへの最寄りの改札口にもなっている。
歴史
- 1885年(明治18年)12月29日 - 阪堺鉄道の駅として開業(日本初の私鉄駅舎[2])。
- 1888年(明治21年)
- 1898年(明治31年)10月1日 - 会社合併により南海鉄道の駅となる。
- 1911年(明治44年)10月 - 三代目駅舎完成[4]。
- 1925年(大正14年)3月15日 - 岸ノ里駅(現・岸里玉出駅)の連絡線開通により、高野線への直通列車運転開始。
- 1932年(昭和7年)7月9日 - 四代目駅舎にあたる南海ビルが完成。15日に高島屋大阪店が開業。
- 1937年(昭和12年)11月1日 - 天下茶屋駅まで高架化。難波駅高架ホーム使用開始[4]。
- 1938年(昭和13年)9月10日 - 天下茶屋駅までの高架複々線完成[4]。
- 高架複々線化完成後は、櫛形ホーム9面8線の高架駅となった。改札口は1階に、ホームは2階にあり、エスカレーターを設け、出口は2階にあった。1、2番のりばは高野線の列車が、3、4番のりばは住吉公園ゆき各駅停車が、5、6番のりばは住ノ江以南ゆき普通列車(「普通車」とも天下茶屋と住吉公園以南各駅に停車)が、7、8番のりばは和歌山市方面ゆきの急行列車が発着した。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 - 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1974年(昭和49年)10月27日 - 第1期改良工事完成。南海本線新ホーム使用開始[5]。
- 1976年(昭和51年)11月21日 - 第2期改良工事完成。高野線新ホーム使用開始[5]。
- 1980年(昭和55年)
- 1994年(平成6年)9月4日 - 関西国際空港開港に合わせ、8番線の降車ホームを9番線(「ラピート」専用ホーム)に改称する。同時に中央口コンコースに航空機搭乗のチェックカウンター(なんばCAT:主にJAL系がメイン)を設置する。(2001年に閉鎖)
- 2003年(平成15年)11月7日 - なんばパークス(第一期分)開業により中央口を一部改装。
- 2012年(平成24年)4月1日 - NK01の駅ナンバリングを導入。
鉄道唱歌
大和田建樹作詩の「鉄道唱歌」第5集(関西・参宮・南海篇)(1900年(明治33年)作詞)64番の歌詞にて当駅が歌われており、鉄道唱歌で最後に登場する駅である。
第1集の最初の駅である新橋駅が始発駅とすれば当駅は終着駅ということになる。
隣の駅
- テンプレート:Color南海本線
- テンプレート:Color特急「ラピート」始発駅
- テンプレート:Color特急「サザン」・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color空港急行・テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color準急(到着列車のみ)・テンプレート:Color普通
- 難波駅 (NK01) - 新今宮駅 (NK03)
- テンプレート:Color高野線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color準急
- 難波駅 (NK01) - 新今宮駅 (NK03)
- テンプレート:Color各駅停車
- 難波駅 (NK01) - 今宮戎駅 (NK02)
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color準急
- ()内は駅番号を示す。
大阪市営地下鉄
駅構造
御堂筋線は、単式ホーム2面2線の地下駅である。2番線ホームは1987年(昭和62年)に新設されたものであり、千日前線・近鉄線・阪神線とは地下1階を経由せずに、最小限の上下移動で乗り換えられる(下図)。1番線ホームの幅は7.6m、2番線ホームの幅は10mである。
開業当初は島式ホーム1面2線の形態であったが、乗降客の増加でラッシュ時には改札制限を行うようになった。そこで、混雑緩和のために現在の形態に改め、1番線ホームには梅田方面の列車に乗降できないように柵を設けている。
四つ橋線と千日前線は、両方とも島式ホーム1面2線の地下駅となっている。
2012年現在御堂筋線のホームを中心に大規模な改良工事が行われており、南行きの1番線ホームでは南寄りの階段の増設、千日前線ホームと御堂筋線ホームを直結するエレベーターの設置工事、駅ナカ施設の導入工事などが行われている。
南海と同様、案内表示・駅名標などは「なんば駅」と平仮名表示に統一されているが、正式表記は漢字の難波駅であり、乗車券類などに表記されている。
当駅は難波管区駅に所属しており、同管区駅長により自駅のみの単駅管理となっている。
PiTaPa、スルッとKANSAI対応各種カードの利用が可能である(相互利用が可能なIC乗車券はPiTaPaの項を参照)。
- Subway Namba Station Northern South gate 01.jpg
北南改札
- Subway Namba Station West gate 01.jpg
西改札
- Subway Namba Station North gate 01.jpg
北改札
- Subway Namba Station South gate 01.jpg
南改札
- Subway Namba Station Concourse 01.jpg
御堂筋線コンコース
- Subway Namba Station Platform 03.jpg
四つ橋線ホーム
- Subway Namba Station Platform 01.jpg
千日前線ホーム
のりば
ホーム | 路線 | 行先 | |
---|---|---|---|
御堂筋線ホーム | |||
1 | テンプレート:Color御堂筋線 | 天王寺・あびこ・なかもず方面 | |
2 | テンプレート:Color御堂筋線 | 梅田・新大阪・千里中央方面 | |
四つ橋線ホーム | |||
1 | テンプレート:Color四つ橋線 | 花園町・住之江公園方面 | |
2 | テンプレート:Color四つ橋線 | 西梅田方面 | |
千日前線ホーム | |||
1 | テンプレート:Color千日前線 | 鶴橋・南巽方面 | |
2 | テンプレート:Color千日前線 | 阿波座・野田阪神方面 |
改札
○○線の改札と記述してあるが、全て改札はコンコースやプラットホームを通じて3路線とも結ばれている。[6][7]
- 北東改札・北西改札・北南改札
- 近鉄・阪神の大阪難波駅やなんばウォーク、道頓堀方面などの最寄りとなる御堂筋線の改札で、地下1階にある。北西改札は出場専用となっている。尚、大阪難波駅と御堂筋線2番線ホームとの乗り換えは東改札の方が便利である。
- 中改札
- 北南改札と南北改札の中間に位置する御堂筋線の改札で地下1階にある。北南改札とは改札内のコンコースで直結している。また改札内にはエレベーターも設置されている。尚、券売機は設置されていないため、切符で入場する場合などは、北南改札や北東改札、南北改札などの券売機であらかじめ購入しておく必要がある。
- 南北改札・南南改札
- 南海難波駅や高島屋大阪店、なんばマルイ、なんば高速バスターミナルなどの最寄りとなる御堂筋線の改札で、地下1階にある。利用者が多いため、南北改札が入場専用で南南改札が出場専用となっている。
- 東改札
- 大阪難波駅の東改札口に隣接する千日前線の改札で、地下2階にある。大阪難波駅と御堂筋線2番線ホームとの乗り換えや、千日前線となんばウォークなどとの最寄りの改札にもなっている。
- 西改札
- 大阪難波駅の西改札口に隣接する千日前線の改札で、地下2階にある。東改札と同じような作りとなっているが、難波の中心部から外れた位置にある改札なので、東改札とは対照的に閑散としている。大阪難波駅と四つ橋線との乗り換えや、千日前線との最寄りの改札になっている。
- 北改札
- 湊町・南堀江方面などの最寄りとなる四つ橋線の改札で、地下1階にある。大阪シティエアターミナル、JR難波駅などとの最寄りの改札ともなっている。
- 南改札
- 大阪府立体育会館などの最寄りとなる四つ橋線の改札で、地下1階にある。四つ橋線と南海難波駅や高島屋大阪店などの最寄りの改札でもあるが、地下通路はなく、地上を経由する必要がある。
歴史
- 1935年(昭和10年)10月30日 - 1号線(現・御堂筋線)の心斎橋駅 - 難波駅間延伸時に開業。
- 1965年(昭和40年)10月1日 - 3号線(現・四つ橋線)の西梅田駅 - 大国町駅間延伸時に、難波元町駅(駅などの案内表示では「なんば元町」と表記していた)が開業。
- 1970年(昭和45年)3月11日 - 千日前線の桜川駅 - 谷町九丁目駅間開通に伴い、四つ橋線の難波元町駅を難波駅に統合。
- 1982年(昭和57年)10月 - 駅改良工事に着手。
- 1987年(昭和62年)3月15日 - 御堂筋線難波駅に新2番線ホームが完成。これにより、1番線ホーム・2番線ホームが分離。
- 2013年(平成25年)10月31日 - 御堂筋線地下1階コンコースに駅ナカ施設『ekimoなんば』が開業[8]。
隣の駅
- テンプレート:Color御堂筋線
- テンプレート:Color四つ橋線
- 四ツ橋駅 (Y14) - 難波駅 (Y15) - 大国町駅 (Y16)
- テンプレート:Color千日前線
- ()内は駅番号を示す。
利用状況
テンプレート:See also 大阪ミナミの中心駅であるが、バブル崩壊期を中心に乗降人員が南海電鉄と地下鉄ともに大きく減少した。近年の減少率は緩やかになりつつある。
- 南海電気鉄道 - 2012年度の1日平均乗降人員は246,475人[9]である。
- 大阪市営地下鉄 - 2013年11月19日の1日乗降人員は331,982人(乗車人員:163,726人、降車人員:168,256人)である[10]。
各年度の1日乗車・乗降人員数は下表のとおり。
- 南海のデータは1日平均乗降・乗車人員である。
- 大阪市営地下鉄のデータは交通調査に基づく特定の1日の乗降・乗車人員である。
年度 | 南海電気鉄道 | 大阪市営地下鉄 | 出典 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | 調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||
1985年(昭和60年) | 414,396 | 206,985 | 11月12日 | 466,228 | 235,996 | [11] |
1986年(昭和61年) | 424,085 | 211,558 | - | [12] | ||
1987年(昭和62年) | 390,023 | 198,337 | 11月10日 | 461,344 | 233,719 | [13] |
1988年(昭和63年) | 391,762 | 196,852 | - | [14] | ||
1989年(平成元年) | 391,272 | 197,182 | - | [15] | ||
1990年(平成テンプレート:02年) | 399,714 | 201,461 | 11月テンプレート:06日 | 470,330 | 233,150 | [16] |
1991年(平成テンプレート:03年) | 405,899 | 204,825 | - | [17] | ||
1992年(平成テンプレート:04年) | 399,329 | 201,274 | - | [18] | ||
1993年(平成テンプレート:05年) | 393,671 | 198,449 | - | [19] | ||
1994年(平成テンプレート:06年) | 395,855 | 200,736 | - | [20] | ||
1995年(平成テンプレート:07年) | 392,183 | 197,853 | [21] テンプレート:02月15日 | 430,731 | 199,148 | [22] |
1996年(平成テンプレート:08年) | 378,182 | 190,668 | - | [23] | ||
1997年(平成テンプレート:09年) | 355,687 | 179,686 | - | [24] | ||
1998年(平成10年) | 339,506 | 170,931 | 11月10日 | 396,829 | 214,191 | [25] |
1999年(平成11年) | 326,478 | 163,540 | - | [26] | ||
2000年(平成12年) | 314,860 | 157,560 | - | [27] | ||
2001年(平成13年) | 303,974 | 152,189 | - | [28] | ||
2002年(平成14年) | 289,323 | 144,986 | - | [29] | ||
2003年(平成15年) | 279,072 | 140,525 | - | [30] | ||
2004年(平成16年) | 272,146 | 136,835 | - | [31] | ||
2005年(平成17年) | 268,803 | 135,210 | - | [32] | ||
2006年(平成18年) | 265,383 | 133,918 | - | [33] | ||
2007年(平成19年) | 266,179 | 134,585 | 11月13日 | 371,053 | 183,031 | [34] |
2008年(平成20年) | 260,984 | 132,024 | 11月11日 | 362,025 | 179,192 | [35] |
2009年(平成21年) | 253,625 | 128,502 | 11月10日 | 343,035 | 167,736 | [36] |
2010年(平成22年) | 250,980 | 127,552 | 11月テンプレート:09日 | 334,623 | 165,065 | [37] |
2011年(平成23年) | 245,751 | 124,939 | 11月テンプレート:08日 | 331,190 | 163,480 | [38] |
2012年(平成24年) | 246,475 | 125,422 | 11月13日 | 330,526 | 162,166 | [39] |
2013年(平成25年) | 11月19日 | 331,982 | 163,726 | [10] |
駅周辺
駅周辺はミナミの中核をなし、梅田と並ぶ大阪有数の繁華街を形成している。
- 高島屋大阪店
- なんばCITY
- 南海会館ビル
- 大阪難波郵便局
- スイスホテル南海大阪
- なんば高速バスターミナル
- なんばウォーク
- 大阪シティエアターミナル (OCAT)
- 大阪OCAT内郵便局
- なんばパークス(大阪球場跡地の商業施設)
- 新歌舞伎座(2009年6月閉館、2010年9月近鉄大阪上本町駅直結の上本町YUFURA内に移転)
- 大阪松竹座
- でんでんタウン
- NAMBAなんなん(旧「ナンバなんなんタウン」)
- 東宝南街ビル
- エスカールなんば
- ビックカメラなんば店(地下鉄案内放送あり)
- なんばグランド花月
- AKB48 CAFE&SHOP NAMBA
- DAIHATSU MOVE 道頓堀角座
- YES-NAMBAビル
- 大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)
- 5upよしもと
- NMB48劇場
- 法善寺
- 湊町リバープレイス
- 大阪府立体育会館(ボディメーカーコロシアム)
- 四谷学院なんば校
- ヤマダ電機LABI1 なんば(地下鉄利用の場合は難波駅より大国町駅の方が近い)
- 道具屋筋商店街
- 四海楼本店
- 三井住友銀行難波支店・難波外貨両替コーナー(南海難波駅内)
- 三井住友信託銀行難波支店(南海難波駅内)
- 三菱東京UFJ銀行難波支店・難波中央支店・日本一支店
- 池田泉州銀行難波支店(テンプレート:Color旧泉州銀行店舗)
- りそな銀行難波支店
- みずほ銀行難波支店
- りくろーおじさんの店なんば本店
- Namba Parks1.jpg
なんばパークス
- Namba Grand Kagetsu.jpg
なんばグランド花月
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新歌舞伎座(2009年6月閉館、2010年9月上本町に移転)
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大阪松竹座
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なんばマルイ
バス
路線バス
大阪市営バスのなんば停留所がある。バスのりばは新歌舞伎座西側の阪神高速1号環状線高架下にある1 - 4番のりばと御堂筋南端の高島屋前にある5・6番のりばの二か所にあり、両方を合わせてなんばバスターミナルとしている。
- 1番のりば
- 29号系統 - 地下鉄住之江公園行き
- 2番のりば
- 52号系統 - 長橋二丁目経由 あべの橋行き
- 73号系統 - 上本町六丁目・杭全・地下鉄平野 経由 出戸バスターミナル行き
- 3番のりば
- 71号系統 - 大正区役所前経由 鶴町四丁目行き
- 4番のりば
- 75号系統 - なにわ筋経由 大阪駅前行き
- 87号系統 - 千歳橋経由 鶴町四丁目行き
- 5番のりば
- 8号系統 - 四つ橋筋経由 大阪駅前行き
- 84号系統 - 弁天町バスターミナル行き
- 85号系統 - 玉造経由 杭全行き
- 6番のりば
- 60号系統 - 天保山行き
高速バス
- なんば高速バスターミナル
- 大阪シティエアターミナル(OCAT)
- なんばVIPラウンジ
平成エンタープライズ及び平成コミュニティバスが使用。イチエイ総合ビルの5階に待合室を設置、出発時刻とは別に定められた集合時間にバス停まで誘導する形を取っている。
- VIPライナー ‐ 東京・千葉・埼玉行き
深夜急行バス
高島屋前のりばから発車する。停留所名は大阪市営バスと同様、なんばである。なお、休日・大型連休・盆期間中・年末年始は運休となる。
脚注
関連項目
外部リンク
- なんば駅(南海電気鉄道)
- なんばのミカタ(南海電気鉄道)
- 駅ガイド:難波駅(御堂筋線) - 大阪市交通局
- 駅ガイド:難波駅(四つ橋線) - 大阪市交通局
- 駅ガイド:難波駅(千日前線) - 大阪市交通局
テンプレート:南海高野線りんかんサンライン テンプレート:Navbox
テンプレート:近畿の駅百選- ↑ テンプレート:PDFlink - 南海電気鉄道ニュースリリース(2011年2月24日)
- ↑ ごきげんライフスタイル よ〜いドン!2012年7月3日放送分
- ↑ 朝日新聞(大阪) 1888年2月5日朝刊2面「難波停車場焼失す」より。『鉄道ファン』2009年10月号p.107で2月24日となっているのは誤り。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 『鉄道ファン』2009年10月号、交友社、p.107 - 108
- ↑ 5.0 5.1 5.2 南海電気鉄道車両部・諸河久・岩堀春夫『日本の私鉄 南海』1991年 保育社〈カラーブックス 811〉pp.149 - 150
- ↑ 例えば、南北改札から御堂筋線のホームを経由して千日前線のホームまで行くことができる。
- ↑ 四つ橋線と南北改札・南南改札、御堂筋線と南改札を行き来する場合に限っては前者は南改札、後者は南北改札・南南改札を利用して地上を経由する方が近い。
- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ 9.0 9.1 南海線・乗降人員 - 南海線・乗降人員 - 南海アド
- ↑ 10.0 10.1 10.2 テンプレート:PDFlink - 大阪市交通局
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- ↑ 1996年に行われた調査であるが、会計年度上は1995年度となる。
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