刑事貴族

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組 テンプレート:Sidebar with collapsible lists刑事貴族』(でかきぞく)は、1990年4月13日から1992年12月25日まで、日本テレビ系列で毎週金曜20:00 - 20:54(JST)に放送された刑事ドラマのシリーズである。『刑事貴族』(37話)、『刑事貴族2』(40話)、『刑事貴族3』(26話)の計103話が製作された。

本項では『刑事貴族』『刑事貴族2』『刑事貴族3』各シリーズについて詳述。

概要

東京都新宿区にある架空の警察署「警視庁代官警察署(通称=代官署)」刑事課の刑事たちの活躍を描くアクション刑事ドラマ。

当初はアメリカ作品「クライム・ストーリー(原題:Crime Story)」[1]をコンセプトに[2]舘ひろしを主演に据えてシビアなハードボイルドを主体とし、主人公の車や使用楽曲などアメリカ意識を前面に押し出す内容でスタートするが、舘は石原プロ制作の刑事ドラマ『代表取締役刑事』に主演するため半年で降板。新たに郷ひろみを主演に迎えアメリカというイメージを残しつつ、舘が持つキャラクターをメインに据えた構成からメンバー個々にもキャラクター性を与え各主演話を設けたりする従来の集団刑事ドラマ的な構成へと組み替えられた[3]。続く『刑事貴族2』以降の主演は水谷豊に定着し、出演陣も大幅に入れ替え、脚本も後味の悪い結末(好景気の影で犠牲もしくは経営戦争に負けた人々の追い詰められたが故の犯罪、解決したために人間関係が崩壊し被害者からも恨まれるという展開が多かった。)が多かった『刑事貴族』から一転、コメディを交えたスピーディかつ単純明快かつ軽薄路線にするなど再度のリニューアルが図られた。

作品初期では主演の舘が愛車に傷だらけのフォード・マスタングを使用したり、番宣ではタキシード姿に赤いバラを持つような写真が用いられたりと1980年代後半以降のバブリーな流れに乗るものであった。

水谷は愛車に英国製のバンデン・プラ プリンセス1300Mk-II を使用し、エンディングにて、タキシード姿に花束を持ってステップを踏むシーンや、常にベストを着用しているなどファッショナブルな設定が随所に登場した。

また音楽も英詞の楽曲やフュージョンを多用した楽曲が多く、エンディングテーマも舘、郷はもちろん、矢沢永吉織田哲郎鈴木雅之など、アーバンかつワイルドな雰囲気の持つアーティストの楽曲を起用し、そのような細かいところでのこだわりが作品のスタイリッシュなディテールを際立たせた。

ところが、水谷の個性を活かした軽快な作風に対して、当時の刑事ドラマは人情系が主流になり始めた点や、製作費の削減などの追い討ちもあり、1992年12月をもってシリーズは終了し、次作『はだかの刑事』では人情路線に移行した。

パート1では神戸(牧編)や白馬(風間編)、パート2では鹿児島、愛知、パート3では香川、山梨などで地方ロケが行われた。

キャスト

  • 各キャストの階級については作中(警察手帳の身分証)や文献(雑誌記事やノベライズ)の記述などによって異なる記述が多く、一定していない。ヒラ刑事は敬称略。

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シリーズ共通

宮本 謙(警視もしくは警部) - 松方弘樹
代官署刑事課長。曲者揃いの部下達の行動は全てお見通しだが、それを優しく見守る『太陽にほえろ!』のボス的なキャラクター。管理職という立場であるため、自ら外に出るシーンはシリーズ通じて数えるほどしかない。
釣りが趣味で、いつも釣りマガジンを愛読している(演じている松方も釣りが趣味)。
表面は飄々としつつも、荒っぽい取調べで容疑者を自供させている[4]。また、牧とは連れで用を足したり、煙草をふかしたりするほど兄弟のような間柄だった。
本城の登場で、性格が次第に軟化してくる。
独身。妻が、かつて逮捕した犯人の逆恨みにより殺害されたことが「2」後期、藤村との会話で武田の口から語られている。
武田 秀彦 (警部補) - 地井武男
係長的立場の刑事。通称「タケさん」。本城からは「タケ先輩」と呼ばれる。
パート1では現場に出ることが多かったが、パート2以降は宮本課長と一緒に刑事課内にいることが多くなる。
パート1では「刑事は靴の底を履き潰してナンボ」が信条だったが、パート2以降は「捜査はチームワーク」が信条となる。
宮本課長同様、本城の登場で性格が軟化し次第に小言も増える。一方、パート2最終回で、本城が過去の事件で検挙寸前まで至りながら海外逃亡を許し、後に密輸拳銃と共に帰国した容疑者の逆恨みで瀕死の重傷を負って入院した際には、前作で牧、岩田ら、部下を殉職させた経緯もあり、本城の身を案じていた。
課内で唯一の妻帯者であり、高校生の娘とのコミュニケーションがうまくとれず悩んでいたが、娘が関わった事件を境に、親子関係が多少改善する。
使用拳銃:S&W M103インチ FBIスペシャル
青木 順子 - 高樹沙耶(1・第17話 - 2・第19話、3・第18話 - 最終話)[5]
志村の後任として城南署の少年課から転属してきた。面倒見もよいお姉さん的存在。高校時代は陸上部だったため、足が速い[6]
パート2では単独で犯人(相手が複数の場合もある)に立ち向かうなど女コマンドー色が強くなる。似顔絵が得意。2第19話で繁尾と共に警視庁捜査一課に転属となる。第19話時点での階級は巡査部長。
本庁捜査一課の第一線で働いているうちに、「人間らしい捜査」ができなくなり、それを取り戻すために3第18話で代官署に再赴任(18話サブタイトルの「氷の女」とは順子のことを指す)。しかし、その設定がクロースアップされることはなく人間らしさを取り戻していく。
代官署へ再加入した際、藤村とは対立していた。
使用拳銃:1では使用拳銃:S&W M36チーフ、2ではS&W M36チーフスペシャル2インチ(女性刑事では珍しくショルダーホルスター使用)ワルサーPPK、3ではS&W M60 2インチ(番宣写真ではワルサーPPK)
村木 拓 - 宍戸開(1・第17話 - 3・第17話)
浅草南署の交番勤務から刑事に昇格する。子供には優しい。新人刑事ゆえの失敗も多いが持ち前の明るい性格でカバー。友人の制服警官を目の前で殺されたショックで記憶喪失に陥ったことがあるが、泉の荒療治で回復する。
演じる宍戸はパート1途中で虫垂炎を患い、療養のため複数のエピソードで未出演となっている。
パート2からは設定が一転。より猪突猛進型で子供の証言を信用しないなどファジーな性格に変貌。刑事歴2年(2第19話の時点)。本城と行動する時は必ずトラブルに巻き込まれる。警察学校同期の原田とは性格は違えどコンビの相性はバッチリ。しかしそれらも後半、藤村の登場によって沈静化していく…
3では、藤村に加え吉本という曲者の後輩によってさらに存在が沈みがちに。刑事課内ではたびたび喫煙している。シリーズを通して基本的に「任せといてください」が口癖、シャツの襟を立てている場面もある。親友が関わる悲惨な事件にも遭遇するが、解決後は新人時代に世話になった上司の誘いを受けて古巣の浅草南署へ異動する。2年間のレギュラー出演は、本城よりも長い。
設定当初の役名は”村木拓”ではなく、キムラタクヤ (漢字不詳)だった[7]
使用拳銃:1ではコルト・ローマンMK3ニュータイプ 2インチ。2以降はコルト・ガバメントMK4シリーズ(牧ガバを泉より引き継ぐ)

刑事貴族(パート1)

牧 俊介(警部補もしくは巡査部長) - 舘ひろし(第1話 - 第16話)
シングルのスーツとサングラスに身を包む刑事課のエース。
キザで喫煙家。シングルの方がより早く拳銃が抜きやすいとの理由から、決してダブルのスーツは着ない。
クールだが凶悪犯に対しては完膚なきまでに叩きのめし、射殺も辞さない。小銃、ライフル、ショットガン、格闘技などに秀でて荒々しい捜査を得意とし、チームワークとは裏腹に時には単独で事件を解決させてしまうパターンが多い。
コーヒーを飲み終えた空の紙コップを刑事課エントランス脇のポールに置いて捜査に出かけるクセがあり、内勤の早苗に後始末をさせることもしばしば。
デスクで仕事をする場面はほとんどなく、リフレッシュスペース或いは課長室内に設置されたレトロソファに座って、宮本課長の話の相手をすることが多い。
出演期間が短かったためプライベートが描かれることはほとんどなかったが、城南署の須藤(寺尾聰)とは高校時代からのライバルで、ラグビーの全国大会準決勝で初めて顔を合わせる。
第16話で志村と夕食を約束するが、事件解決後に約束の場所へ向かう途中、ナイフを握って逃走中の通り魔と出会い頭に接触。そのナイフが腹部に突き刺さり路上に転倒。意識が朦朧とする中で、志村を思い浮かべながら持っていた一輪のバラにキスをして息絶える。
使用拳銃:コルト・ガバメントMKⅣシリーズ70パックマイヤーカスタム(通称:牧ガバ)(牧ガバは、同時期に同じ東宝で製作された『ザ・刑事』にて、片岡鶴太郎が演じる田中刑事も使用している)
使用車両:フォード マスタング・マッハ1。
風間 明(警部補もしくは巡査部長) - 郷ひろみ(第17話 - 最終話)
第16話で死亡した牧の後任で、刑事課のエース。アメリカNY帰りの刑事。
本庁からの出向でFBIに3年間研修に出ていた。持ち前の鋭い勘と推理力で事件を解決に導く。
また礼儀正しい一面を持つも、こうと決めたら絶対揺るがない頑固さを併せ持つ。肉親は妹ひとり。
「犯人の心臓を狙って撃つ時は刑事を辞めるとき」を信条としており、FBI研修期間中には、それが災いして潜入捜査中の同僚を目の前で射殺されたことで、囮捜査、潜入捜査には否定的な立場をとっている。配属当初は、村木の独断捜査を黙認した宮本課長の監督責任を非難したり、日米の考え方などで泉と対立することが多かった。
また、物語中盤で泉に言われたセリフそのものを終盤で言い返すといったケースもある。
終盤では宮本や他のメンバーに内緒で、麻薬横流しの単独内偵捜査をしていたことも重なり活躍場面が減少。さらに捜査の手が伸びかけた麻薬組織の差し金によって命を狙われ、その末に岩田が身代わりとなって殉職してしまう。最後は覚悟を決める形で自らの信条に反して犯人の心臓を狙って射殺し、刑事を続ける意志が揺らいで辞職した。
使用拳銃:ベレッタM92SB。(『ゴリラ・警視庁捜査第8班』で風間刑事が使用した銃と同じ物)
使用車両:ソアラ2.0GTツインターボL、カリーナED2.0Gリミテッド ST183型前期モデル
志村 由美子 - 黒木瞳(第1話 - 第16話)
前期のヒロイン。普段はヒールを履いているが、捜査に熱が入るとスニーカーに履き替える。
取り逃がした通り魔によって牧が殺害され、その知らせを聞いて号泣する場面が最後のシーンとなった。
使用拳銃:S&W M36チーフ
使用車両:フィアット・ウーノセレクタ
泉 裕史 - 布施博
体育会系で面倒見のよい猛突進型の刑事。喫煙家。他人から上司である宮本課長を非難されるとキレやすい。牧に何度も窮地を救ってもらっていることから尊敬の念を抱いていたが、風間とは日米の考え方などで対立することもあった。
牧、恋人、岩田らの死を乗り越えて最終話では、南青山署へ転属する。
使用拳銃:前期スタームルガーM117セキュリティシックス 2 3/4インチ、後期コルト・ガバメントMKⅣシリーズ70(牧ガバを引き継ぐ)
岩田 伸夫 - 布川敏和
泉とは付き合いが長いが、体育会系のノリに振り回されることが多々ある。また、つい余計な一言を言ってしまい、同僚から睨まれることがある。荻原巡査部長の推薦を受けて刑事に昇進した。家族には結婚した姉がいる模様。
前期は泉、後期は加えて青木、松野と組むことが多い。
最終話で、風間と共に誘き寄せられた工事現場で覆面車のエンジンをかけようとした瞬間、車体と共に爆発炎上、風間の身代わりとなって殉職する。遺品の腕時計は風間によって修理を施され形見として泉に手渡された。
使用拳銃:前期コルト・ローマンMK3クラシック 2インチ、後期スタームルガーM117セキュリティシックス 2 3/4インチ(前期で泉が使用していた物)


松野 - 松井益弘→松井弘
代官署刑事課のサブ刑事。
前期は武田、北見らと行動を共にし、主に聞き込みや張り込み、組事務所内にてガサ入れなどを担当する。牧が運転するムスタングに同乗させてもらうこともあった。
後期は南、岩田らと行動を共にし、ミーティングでは僅かながら発言の機会も増える。村木演じる宍戸の未出演期間中は単独での尾行も担当。風間のソアラを運転することもあった。
北見 - 谷嶋俊(第1話 - 第16話)
代官署刑事課のサブ刑事。
やや恥ずかしがり屋で、武田、松野らと行動を共にし、主に聞き込みや張り込み、組事務所内にてガサ入れなどを担当する。
南 - 山田善伸(第17話 - 最終話)
第16話で降板した北見の後任で、代官署刑事課のサブ刑事。
松野と行動を共にすることが多い。スキーは苦手であるが画家のシャガールに詳しい。第17話の冒頭から既に刑事課に配属されていることになっており、村木よりも若干先輩といった感じ。村木以外には全員敬語を使う。村木演じる宍戸の病気療養中は、その代役を引き受けてスキー場ロケに参加する。
工藤 - 田中靖浩(第1話 - 第16話)
内勤の制服警察官。
内藤 - 矢島昌樹(第17話 - 最終話)
工藤巡査の後任。内勤の制服警察官。
渡辺 早苗 - 星野すみれ
内勤の女性警察官。彼女の母親は捜査課の面々が足を運ぶ喫茶店に勤めていることが第5話で判明する。
後期ではわずかながらセリフが増える。
相沢 より子 - 安永亜衣(第23.29.31.35話)
飲食店に勤めるフリーター。ある捜査で泉と知り合いデートを重ねて婚約するが、泉の自宅で帰りを待っている時に、本人たちとは全く無関係の事件に巻き込まれ殺害されてしまう。

刑事貴族2~刑事貴族3

本城 慎太郎(警部補もしくは巡査部長) - 水谷豊(2・第1話 - 3・最終話)[5]
パート1最終話で辞職した風間の後任で、刑事課のエース。墨田東署からやってきた刑事。
独特の軽い口癖が特徴的。
3になると同じ言葉を連発したり、幾つかの口癖が増える。
自分主義で、激昂すると相手が誰彼かまわず暴走してしまう。一人で犯人を追い詰めると返り討ちに遭い、感情的になると手帳をデスクに置いて行くなど数え切れないほどの問題や失敗を繰り返す(実際始末書も相当数提出している模様)。洞察力や推理力、拳銃の腕前は抜群だが、自分より大柄な相手に対する格闘はやや苦手としている。コスプレや小道具を用いた"本城流"捜査で事件を解決していく。離婚した妻は弁護士であるが、現在は友人として関係は修復されている(ストーリーでは1話のみの出演であるが「パート3」では電話で話したり仕事で留守であることが語られている)。
新人刑事への面倒見はいいが、2の後半からは若手が不手際を起こした際、その責任を負う形で武田の怒りを買うという、つらい立場に立たされることもある。そういう意味でベテランが減り、若手が増えてきたためか怒りっぽくなっている。村木を快く送り出し、芝に刑事の資質を説くなど、よりリーダーシップを発揮する場面が増える(なお、芝に対するアドバイス内容は宮本課長と同じ)。
3の最終回では代官署赴任した最初の事件で逮捕した麻生ナオミが復讐のために脱獄、米軍横流しのライフルで狙われる。しかもその日は当直で代官署内で襲撃を受ける。銃の他にナイフの多さには悲鳴を上げた。この時誘拐の脅迫に踊らされて新宿、大久保、代々木を走り回った。
使用拳銃:デトニクス.45オート(2の初回のみ二丁所持、3では脚本の都合上、拳銃の使用頻度が減っている)
使用車両:バンデン・プラ・プリンセス1300
原田 実 - 田中実(2・第1話 - 3・最終話)
泉・岩田の後任。
城南署からの転属。階級は巡査部長もしくは巡査長。くせ者揃いの刑事課にあって一際几帳面な性格で、刑事としては模範的人物であり「融通の利かない堅物かつ刑事課の良心」的存在。本城は「3」で原田を「こいつの長所は真面目な所、短所は真面目過ぎる所」と事件の聞き込みで知り合った女性に話している。
少し遊び心が足りないくらいの真面目さだが、酒が入ると羽目を外す場面も見られる。
初期では「正攻法」なやり方にこだわるあまり、本城の捜査手法(特に囮捜査そのもの)に嫌悪を示す部分があったが、後半になると率先しておとり捜査をするようにもなった。恋愛小説が好き。村木とは同い年かつ同期である。藤村が入ってきてからは彼とライバル関係になる。
3では中盤、出演が激減し姿を現さず、第18話にて、「秋だから…」と言う理由でスポーツ刈り姿になる(実際は戦争映画月光の夏』に出演するためであった)。パート2最終話で南が抜けたため、刑事課一の長身となる。その他、病弱な姉がいることが判明する。
警察手帳には正規の吊紐ではなく銀色のチェーンをつけて首から下げている。
使用拳銃:2-3前期コルト・ローマンMK3 4インチ、3後期:コルト・ローマンMK3ニュータイプ 2インチ
繁尾 雅人 - 団優太(2・第1話 - 第19話)
登場当初は代官署の留置管理(看守)係で、同郷の出身である本城にかわいがられていた。半年の勤務期間を終えたので刑事に昇進、刑事課に転属する。お調子者で新人刑事ゆえの失敗も多いが、その言動とは裏腹に目の前の物事に正面からぶつかっていく熱い面も持つ。家族は妹がいる。第19話で青木と共に警視庁捜査一課に異動する。
使用拳銃:S&W M586 4インチ(あぶない刑事タカモデルと同仕様)
芝 夏美 - 鳥越マリ(2・第20話 - 3・第17話)
本庁へ転属した青木の後任。
色々と口うるさく、仕事に対して腰掛け的な姿勢を見せるが、女性や子供が被害に遭っている事件に対しては俄然やる気を見せる。
3でも、前作と変わらず口うるさい部分もあるが、原田と同じくらい常識人に成長する。3の第17話で一度は結婚退職に傾きかけるが、管内で発生した婦人警察官(現在の名称は女性警察官)襲撃事件をきっかけに警察官を続ける決意を固め、海外研修へ参加するため、代官署を去る。
使用拳銃:S&W M36チーフ
藤村 亮 - 寺脇康文(2・第20話 - 3・最終話)[5]
本庁へ転属した繁尾の後任。
高校時代はツッパリで、本屋・製版所・不動産屋を経て警察官へ転職してきた異例の経歴を持つ。このため、原田と村木より少し年上ながら警察学校では同期だった。民間企業の経験者のためか良くも悪くも「警察の常識」が備わっていないため、彼の加入によって番組のコメディー色がより助長される形で強まり、本城と共に番組をおおいに盛り上げた。自身に都合のよい占いしか信じない、好意を持っていた女性に利用され落ち込むが、次の日には復活するなど調子がよい。だがその無鉄砲な性格が恋人を失った女性の逆恨みを引き起こしたこともあった。
「3」でも占いを信じ込むなど相変わらず思い込みが激しいところがあるが、逆恨み事件の経験からか、職務に責任感を増した言動が多くなる。3の第18話で代官署へカムバックしてきた青木とは、当初は考え方ややり方の違いなどで対立していた。シリーズを通して喫煙家で外出時はサングラスを着用。女性絡みで事件に巻き込まれるケースが多い。
基本はショルダーホルスター(ホリゾンタルタイプ)を使用しているが、登場回によってヒップホルスター(クロスドロウタイプ)の場合もある。
使用拳銃:コルト・ガバメントMkⅣシリーズ70フレームカスタム ステンレスモデル
吉本 和彦 - 彦摩呂(3・全話)
パート2最終話で降板した南の後任。
ロス市警で研修を受けて来たというアメリカLA帰りの刑事[7]
当初は新人刑事で2晩連続で宿直させられるなど色々とこき使われていたが、緒方が加入すると態度が大きくなる。村木、原田とは同い年ではあるが、警察学校では後輩に当たる。
普段は標準語で話しているが、大阪府大東市出身(彦摩呂の出身地と同じ)であるため、話言葉に時々大阪弁が交じる。OPと第1シーズン前半ではPOLICEロゴのキャップをかぶっていたりアメリカ警察のレイドジャケットを羽織っていることが多く、第1話で犯人の追跡中、特殊警棒を取り出すシーンがある。
使用拳銃:ニューナンブM60 3インチ
田辺 しのぶ - 中山忍 (3・全話)
パート2最終話で降板した渡辺婦警の後任。宮本課長の姪であるが、かつて逆恨みで殺された宮本の妻の妹の娘とのことで、宮本と直接的な血の繋がりはない。
内勤の警察官にもかかわらず、なぜか制服を着ることがない。あまり現場に出ることはなかったが、課室でのミーティングによく関わっていた。後に現場での過酷な場面に遭遇することにより、警察官として成長を遂げていく。
緒方 大輔 - 前田耕陽(3・第18話 - 最終話)
第17話で異動した村木の後任。
本城のことを目標・理想とする人物として尊敬している。出身地は瀬戸内の小さな港町で高校までは野球部のピッチャーだった。家族は千葉に姉夫婦がおり、高校卒業後は千葉県警の警察官でもある義兄の薦めで警察官になる(第19話より)。ネクタイの締めが甘く武田の手で直されることもあった。登場直後に番組の打ち切りが決定されたため、出演期間は約2カ月、9本と短いが、主役エピソードは2本描かれている。
また若手刑事の中では本編中に発砲シーンがなかった(タイトルバックでは発砲している)。
使用拳銃:S&W ハイウェイパトロールマン41
南 - 山田善伸(2・全話)
代官署刑事課のサブ刑事。
初登場の前作から第19話までは出演しない回もあり、渡辺早苗、千春共々、エンドロールにクレジット表記されていたが、第20話からは内勤の早苗と共にタイトルバックにクレジットされてレギュラー入りを果たし出番も増える(ただし、タイトルバックラストの集合カットには入っていない)。本城たちが捜査で地方へ出向くとなぜか武田と共に留守番をさせられてしまう。原田や藤村をフォローする一面も見られる。最終話でガードレールを飛び越える際、片足を引っ掛けると言うNGシーンが、そのままOAされていた。
渡辺 早苗 - 星野すみれ→星野光代 ※第20話から芸名変更(2・全話)
内勤の女性警察官。
宮本課長と武田を除けば、全シリーズ通して村木の次に出演期間が長い(村木78回・渡辺77回)。パート2になってからは、本城刑事発案の囮捜査に参加するようにもなった。
第20話から、南と共にタイトルバックにクレジットされてレギュラー入り。
千春 - 比嘉ひとみ(2・第1話 - 第19話)
パート1最終話で降板した内藤巡査の後任で内勤の女性警察官。
多少ガサツなところがあり、何事もそつなくこなす渡辺をライバル視することもある。

スタッフ

主題歌・テーマ音楽

  • パート1前期
オープニング:Scarlett Taylor, Mark Kalfa&Kim Nazarian「Call for action」(作詞:リンダ・ヘンリック / 作曲:山崎稔 / 編曲:Tony Coluccio)
エンディング:舘ひろし「抱きしめて」(作詞・作曲:舘ひろし / 編曲:神林早人)
  • パート1後期
オープニング:ライナセロス「JUMP BACK,JACK」(作詞:リンダ・ヘンリック / 作曲・編曲:ライナセロス)
前半エンディング:郷ひろみ「もう誰も愛さない」(作詞:秋元康 / 作曲:松本俊明 / 編曲:難波庄司
後半エンディング:宇都美慶子「空に虹が浮かんでも」(作詞:宇都美慶子 / 作曲:内藤慎也 / 編曲:新川博
  • パート2前期
オープニング:「Opening Theme'91(Lonely Warrior)」(作曲:矢沢永吉 / 編曲:山崎稔)
エンディング:矢沢永吉「ラスト・シーン」(作詞:大津あきら / 作曲・編曲:矢沢永吉)
  • パート2後期
オープニング:オズニー・メロ「HEART BEAT OF LIFE」(作詞:Tim Jensen / 作曲・編曲:オズニー・メロ)
エンディング:陣内大蔵「空よ」(作詞・作曲:陣内太蔵 / 編曲:国吉良一
  • パート3前期
オープニング:コルベッツ「Danger City」(作詞:トミー・スナイダー / 作曲・編曲:山崎一稔)
エンディング:鈴木雅之もう涙はいらない」(作詞:西尾佐栄子、作曲・編曲:中崎英也
  • パート3後期
オープニング:MAGIC東京バーニング・タウン(English Version)」(作詞:船橋孝樹 / 作曲:久米浩司山口憲一魚海洋司 / 編曲:魚海洋司・MAGIC)
エンディング:織田哲郎君の瞳にRainbow」(作詞・作曲・編曲:織田哲郎)

ストーリーリスト

刑事貴族

各話 放送日 サブタイトル ゲスト 脚本 監督 視聴率
第1話 1990年4月13日 その時、狼はめざめた 佐藤仁哉田口計竹井みどり日向明子加藤大樹影山英俊 金子裕 長谷部安春 19.8%
第2話 1990年4月27日 その時、銃弾がワナを射抜いた 片岡弘貴にしきのあきら遠藤憲一秋間登加地健太郎斉藤暁 柏原寛司 木下亮 17.5%
第3話 1990年5月11日 その時、標的は笑った
(地方ロケ先・兵庫県神戸市)
川津花大村波彦荒井乃梨子 古内一成 17.0%
第4話 1990年5月18日 その時、野獣に牙を剥いた 風祭ゆき阿部祐二 大川俊道 長谷部安春 13.9%
第5話 1990年5月25日 その時、天使がささやいた 長谷部香苗灰地順石山雄大高岡良平時本和也 金子裕 12.7%
第6話 1990年6月8日 その時、父の闘いを見た 峰岸徹浜田晃磯村憲二森聖二 宮下隼一 村田忍 11.9%
第7話 1990年6月22日 その時、女神が微笑んだ 麻丘めぐみ西沢利明清水昭博小池雄介伊藤絋坂田祥一朗 峯尾基三 8.9%
第8話 1990年7月13日 その時、あいつが消えた 片桐竜次小沢一義浦野真彦渡辺航 大川俊道 長谷部安春 10.0%
第9話 1990年7月20日 その時、哀しみの時が過ぎた 藤堂新二椎谷建治大林丈史 岡芳郎 11.6%
第10話 1990年7月27日 その時、汚名を撃ちぬいた 石倭裕子井上高志 金子裕 木下亮 14.6%
第11話 1990年8月3日 その時、ゲームは終わった 平泉成小林宏史吉満涼太 柏原寛司
棚谷俊文
11.7%
第12話 1990年8月24日 その時、殺しを請け負った 吉沢健仙波和之粟津號辰馬伸、高岡良平 古内一成 村田忍 14.9%
第13話 1990年8月31日 その時、白衣の天使になった 中島陽典平野恒雄山口嘉三長谷川恒之バリィ横須賀 峯尾基三 11.5%
第14話 1990年9月14日 その時、正義が死んだ 安藤一夫三谷昇斎藤文太森一馬 金子裕 木下亮 12.5%
第15話 1990年9月21日 その時、哀しく女を逮捕した 香坂美幸清水章吾 岡芳郎 16.2%
第16話 1990年9月28日 その時、愛を抱いて逝った 南條玲子内田勝正中田譲治谷村好一、森聖二 柏原寛司 村田忍 14.9%
第17話 1990年10月12日 熱い街から来た刑事 渡辺美奈代渥美国泰西田健中田博久、粟津號、遠藤憲一 古内一成 木下亮 14.1%
第18話 1990年10月19日 殺人者は予告する 佐藤裕福家美峰中丸新将 岡芳郎 村田忍 10.6%
第19話 1990年10月26日 女、男、そして刑事 山本みどり、片岡弘貴、畠山久 尾西兼一 11.0%
第20話 1990年11月9日 少年は見た 黒田勇樹内田稔山本紀彦小川美那子一柳みる 金子裕 木下亮 10.7%
第21話 1990年11月16日 間違えられた女 岡本舞頭師孝雄坂西良太衣笠健二丸岡奨詞 古内一成 13.7%
第22話 1990年11月23日 恐怖を撃て 岸端浩也岩井節夫加地健太郎 村田忍 13.2%
第23話 1990年11月30日 同級生 安永亜衣尚舞 小林政広 12.6%
第24話 1990年12月7日 天使と拳銃 黒田福美沢村透宮本佳香 田部俊行 原隆仁 16.3%
第25話 1990年12月14日 撃たれたのは誰か 保積ぺぺ佐藤文裕、長谷部香苗、三田登喜子長沢大 峯尾基三 長谷部安春 11.9%
第26話 1990年12月21日 宮本課長の災難 大林丈史林美里中根徹 鎌田敏夫 10.0%
第27話 1991年1月11日 危険な愛情 篠塚勝阿川藤太 尾西兼一 原隆仁 11.7%
第28話 1991年1月18日 白馬で大滑降
(地方ロケ先・長野県白馬村、hakuba47)
信実一徳小村哲生木村栄立原ちえみ 田部俊行 村田忍 8.7%
第29話 1991年1月25日 泉刑事が消えた 伊藤美由紀辻輝猛 峯尾基三 10.4%
第30話 1991年2月1日 357の男 妹尾洸 大川俊道 鎌田浩 12.6%
第31話 1991年2月8日 刑事たちの忙しい夜 鷲生功深水三章天本英世森下哲夫水原ゆう紀三田村賢二 市川森一
山田正弘
村田忍 9.9%
第32話 1991年2月15日 警官嫌い 保坂尚輝大村波彦 古内一成 長谷部安春 11.0%
第33話 1991年2月22日 血を吸う薔薇の犯罪 佐久田修吉田美江 峯尾基三 11.6%
第34話 1991年3月1日 あの日に帰りたい 桂木文、清水昭博 尾西兼一 村田忍 10.3%
第35話 1991年3月8日 ある日、死がおまえを 重田尚彦米山善吉井田州彦志賀圭二郎 金子裕 14.6%
第36話 1991年3月15日 殺人ビデオへの招待 川津花、遠藤憲一、森聖二、松山鷹志日埜洋人 古内一成 木下亮 11.8%
最終話 1991年3月22日 今日、刑事が死んだ 西沢利明、頭師孝雄、井上高志 14.1%

※第1・16・17話は本放送時2時間枠で放送、以後、地上波での再放送は前後編に分割され放送されている。

※第26話 原作『太陽にほえろ!』「ボスを殺しに来た女」(脚本:鎌田敏夫

※第31話 原作『太陽にほえろ!』「危険な約束」(脚本:市川森一+山田正弘)

※第36話 原作『太陽にほえろ!』「島刑事よ、安らかに」(脚本:小川英+古内一成

  • 最高視聴率:19.8%[第1話](シリーズ最高視聴率)

刑事貴族2

各話 放送日 サブタイトル ゲスト 脚本 監督 視聴率
第1話 1991年4月12日 ファジーでハードでホットな奴ら 団時朗石倉三郎来栖明子中野みゆき御木裕伊藤洋三郎中島陽典 峯尾基三 原隆仁 13.2%
第2話 1991年4月19日 傷痕 銃弾のリターンマッチ 南条弘二吉田友紀盛本真理子直江喜一 尾西兼一 村田忍 7.1%
第3話 1991年4月26日 誘拐された首領 塚田きよみ 遠藤憲一 11.9%
第4話 1991年5月3日 女弁護士 原日出子大河内浩小沢一義黒田真澄草見潤平 金子裕 鈴木一平 13.0%
第5話 1991年5月10日 顔のない目撃者 中根徹志賀実長岡尚彦 大川俊道 16.8%
第6話 1991年5月17日 ドッグファイト 潮哲也藤東勤深見亮介高島礼子 古内一成 村田忍 13.5%
第7話 1991年5月24日 ダイヤモンドは永遠に 菅原有吾内田直哉加治良介 遠藤憲一 14.2%
第8話 1991年5月31日 メロドラマ 麻生真宮子藤原亮今井雅之 尾西兼一 鎌田浩 16.8%
第9話 1991年6月14日 スイートメモリー 五島悦子 土屋斗紀雄 鈴木一平 14.9%
第10話 1991年6月28日 盲目の目撃者 前田悠衣 古内一成 14.2%
第11話 1991年7月5日 父と娘の絆
(地方ロケ先・鹿児島県霧島市)
堀内正美保積ぺぺ舟倉由祐子吉田愛歩 尾西兼一 村田忍 15.4%
第12話 1991年7月19日 危険な二人旅
(地方ロケ先・鹿児島県鹿児島市、指宿市)
犬塚弘新井康弘市川好郎高品剛 小林政広 14.1%
第13話 1991年7月26日 かわいい麻薬捜査官 藤田芳子井上高志天田益男神保悟志斉藤暁 金子裕 鈴木一平 14.8%
第14話 1991年8月2日 疑惑の白衣 片岡弘貴 遠藤憲一 14.6%
第15話 1991年8月16日 愛と復讐の挽歌 平光琢也小島三児 古内一成 関良平 12.8%
第16話 1991年8月30日 無邪気な罪 佐倉しおり湯江健幸藤岡大樹藤木悠 大川俊道 成田裕介 9.5%
第17話 1991年9月6日 グッバイガール 網浜直子大場明之及川ヒロオ 尾西兼一 13.6%
第18話 1991年9月13日 愛に賭ける 重田尚彦清水めぐみ上村裕樹小林勝彦 金子裕 原隆仁 16.7%
第19話 1991年9月20日 ラストシーン 横光克彦細山田隆人直江喜一 峯尾基三 14.4%
第20話 1991年10月18日 悪い奴ら 伊藤敏八橘ゆかり 尾西兼一 成田裕介 15.2%
第21話 1991年10月25日 間違えられた犬 小沢仁志石橋雅史露原千草 古内一成 12.9%
第22話 1991年11月1日 俺の拳銃 森下哲夫、横谷雄二 金子裕 鈴木一平 13.2%
第23話 1991年11月8日 アキラという名の男 岩間さおり 大川俊道 15.7%
第24話 1991年11月15日 真面目な脅迫者 市川翔子清水章吾 尾西兼一 村田忍 15.2%
第25話 1991年11月22日 正夢 小池雄介、小林昭二 古内一成 18.5%
第26話 1991年11月29日 広域重要123号 高岡健二岩本多代 田部俊行 鈴木一平 15.4%
第27話 1991年12月6日 逃げて行く女 望月知子好永康子 酒井あきよし 13.6%
第28話 1991年12月13日 愛する人のために 森川正太吉宮君子山田真利 前田悠衣 村田忍 12.0%
第29話 1991年12月20日 甘い誘惑 栗原けいこ高野浩幸江角英明 奥村俊雄 13.3%
第30話 1992年1月10日 長良川大追跡
(地方ロケ先・愛知県名古屋市、三重県長島温泉)
武田雅子山本伸吾 古内一成 鎌田浩 10.2%
第31話 1992年1月17日 見えない糸
(地方ロケ先・愛知県名古屋市、常滑市)
大出俊松本友里 尾西兼一 15.4%
第32話 1992年1月24日 五万分の一 久富惟晴清水昭博 金子裕 鈴木一平 17.1%
第33話 1992年1月31日 少女の季節 鈴木奈央(子役)、秋間登 岡芳郎 16.3%
第34話 1992年2月7日 懐中時計 谷村昌彦小林克則二階堂千寿 尾西兼一 村田忍 15.7%
第35話 1992年2月14日 病院へようこそ 中島陽典御木本伸介下塚誠 桃井章 15.3%
第36話 1992年2月21日 真実の瞬間 北見敏之村松克巳角田英介小出由華 古内一成 藤得悦 15.8%
第37話 1992年2月28日 バス、トイレ、死体付き 大河内浩飛田ゆき乃伊藤高 金子裕 鈴木一平 15.7%
第38話 1992年3月6日 愛ゆえに 白島靖代下元勉深江卓次筒井巧根岸一正 古内一成 14.7%
第39話 1992年3月13日 幸福の向こう側 頭師孝雄塚田きよみ長谷川恒之斉藤林子 遠藤憲一 村田忍 17.1%
最終話 1992年3月20日 本城の休息 佐藤仁哉山本昌平秋山武史藤東勤 尾西兼一 13.0%

※第1話は本放送時2時間枠で放送、以後、地上波での再放送は前後編に分割され放送されている。
※第16話は19時00分~20時54分に「世界陸上東京大会」の中継があったため21時00分~21時54分に放送された(同日の金曜ロードショーは休止)。

  • 最高視聴率:18.5%

刑事貴族3

各話 放送日 サブタイトル ゲスト 視聴率
第1話 1992年4月17日 9人の優しい日本人 中尾彬河西健司 11.0%
第2話 1992年5月8日 ラブソングをあなたに 佐藤亜里香、日埜洋人 17.2%
第3話 1992年5月15日 ビッグ・ママ 野川由美子 松下一矢 13.0%
第4話 1992年5月22日 刑事の娘 奥山佳恵 木村栄 津波古充二 15.3%
第5話 1992年5月29日 疑心暗鬼 永光基乃 10.3%
第6話 1992年6月5日 汚れた顔の天使 山田辰夫 阿部祐二 山西道広 清水宏 宮坂ひろし 15.4%
第7話 1992年6月12日 遠いあの日に 塩谷庄吾 野田善子 郷田ほづみ 飯島大介 14.4%
第8話 1992年6月19日 ツイてない奴 松田洋治 福家美峰 10.7%
第9話 1992年6月26日 ガセネタ 栗原隆章(子役) 草川祐馬 及川ヒロオ 14.7%
第10話 1992年7月3日 若者たち 山口祥行 小沢和義 日野弘基 関口めぐみ 11.7%
第11話 1992年7月10日 天国と地獄 伊藤智恵理 15.4%
第12話 1992年7月17日 約束 鈴木雅之 中根徹 吉宮君子 16.1%
第13話 1992年8月7日 別れた理由 一色彩子 堀光昭 北村弘一 久保忠郎 千葉裕子 岩崎ひろし 12.9%
第14話 1992年8月14日 誰かが見ている
(地方ロケ先・香川県高松市、琴平町、丸亀市)
高瀬将嗣 安藤麗二 江藤漢 15.1%
第15話 1992年8月28日 愛のためらい 清水健太郎 桂木文 鶴岡修 荒谷公之 12.7%
第16話 1992年9月4日 挑戦 中西良太 北見敏之 小林沙世子 13.8%
第17話 1992年9月11日 それぞれの旅立ち 森聖二 13.8%
第18話 1992年10月23日 氷の女 三上真一郎 11.4%
第19話 1992年11月6日 青春のかけら 賀川黒之助 前田悠衣 小林勝彦 12.2%
第20話 1992年11月13日 神様なんて信じない 池田貴尉(子役) 山口嘉三 8.8%
第21話 1992年11月20日 悪魔がくれた拳銃 市川翔子 吉田友紀 二瓶鮫一 秋間登 10.8%
第22話 1992年11月27日 乙女座の彼女 麻里万里 篠塚勝 10.9%
第23話 1992年12月4日 偶然の略奪者 小池雄介 藤岡大樹 11.7%
第24話 1992年12月11日 姉、おとうと 未來貴子 西守正樹 9.5%
第25話 1992年12月18日 湖の記憶 山口祥行 螢雪次朗 江藤漢 衣笠健二 13.5%
第26話 1992年12月25日 ファイナル・バトル 天祭揚子 久保田篤 岩岡真裕 10.9%
  • 最高視聴率:17.2%

放映ネット局(遅れネット局も含む)


ソフト化

  • 『刑事貴族2 DVD-BOXI』 発売日:2013年3月20日
  • 『刑事貴族2 DVD-BOXII』 発売日:2013年7月24日[8]
  • 『刑事貴族3 DVD-BOX』 発売日:2008年11月21日

スポンサー・その他

  • 牧編では「竜神会」「銀竜会」「戸川組」「響組」といった『太陽にほえろ!』でも登場した暴力団名が使われていた。
  • 1の牧編ではOPのみ全編フィルム撮影のビデオ編集でそれ以外でのテロップはフィルム打ち込み式だった。
  • 風間編では次回予告のみテロップフィルム打ち込み式だった。
  • 出演女優が使っていた化粧品は、番組の複数社スポンサーの1社でもある資生堂のものとなっている。張り込み中などに飲まれていた缶コーヒーなどの清涼飲料も当時同社が発売していた商品が使用された(他のスポンサーにアサヒビールなど飲料系メーカーが付いていた時期を除く)。
  • 劇中に登場する警察無線の車載機や電話機、主演俳優の一部が使っていたマイコンは、同じく番組の複数社スポンサーの1社でもある三菱電機のものとなっている。無線機は同社業務無線機の前面パネルを貼り付けて表現。刑事課の無線端末は秋葉原のパーツ店で購入した部品でスタッフが製作したもの。
  • パート2後半からは音響効果が変更されている。
  • テレビ長崎でのNNN空白地域時代は三菱電機と資生堂のみのスポンサーネットだった。
  • シリーズ中、5話の脚本を担当した遠藤憲一は悪役としてパート1にゲスト出演していた。その際に脚本の勉強をしていることを知った番組プロデューサーに後日書いた脚本を見せたことから、パート2からの参加をオファーされた。元の脚本は原稿用紙に手書きで、表記は役名ではなく水谷、田中といった役者名である。すべての脚本は事前の会議で多少の手直しを指示されたが、特に5本目の脚本で全面的な手直しを指示され、会議翌日の昼までに脚本を仕上げた。しかし、役者に専念するために脚本を断念したと自ら語っている[9]
  • 第1作、第2作、第3作ともファミリー劇場日テレプラスなどCSとケーブルテレビで再放送されている。

脚注

テンプレート:Reflist

テンプレート:日本テレビ金曜8時枠の連続ドラマ テンプレート:郷ひろみ

テンプレート:Asbox

  1. デニス・ファリーナ主演
  2. 高瀬将嗣「技斗番長・活劇映画行進曲」127-128頁、洋泉社、2011年ISBN-13: 978-4862487834
  3. その一例が、同枠で放送されていた同じ東宝の『NEWジャングル』でも用いられた『太陽にほえろ!』の主に初期作品からのシナリオ・リメイクという試みに見られる。
  4. パート1・第2話「その時、銃弾がワナを射抜いた」より。
  5. 5.0 5.1 5.2 後に『相棒』シリーズで共演を果たしている。
  6. パート1・第17話「熱い街から来た刑事」より。
  7. 7.0 7.1 DVD BOXのオーディオコメンタリーより
  8. 「太陽にほえろ! 1984」&「刑事貴族2」、名作刑事ドラマ2作がDVD-BOXで登場! - CDJournal.com ニュース http://www.cdjournal.com/main/news/mizutani-yutaka/49437
  9. 2010年10月15日 NHK『あさイチ』プレミアムトーク 遠藤憲一