トワイライトエクスプレス

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テンプレート:列車名 トワイライトエクスプレス(Twilight Express)は、大阪駅 - 札幌駅間で運行している臨時寝台特別急行列車である。

概要

1989年7月21日に運転を開始。当初はツアー客用のみの団体専用列車で、寝台券は一般販売されなかった。同年12月に臨時列車に変更し、寝台券の一般販売を開始した。

東海道本線JR京都線)・湖西線北陸本線信越本線羽越本線奥羽本線日本海縦貫線)・津軽線海峡線江差線津軽海峡線)・函館本線室蘭本線千歳線の12線区を経由する。

列車名は、出発日と翌日明け方薄明を意味するトワイライトが由来となっている。

本列車は臨時列車の扱いであるため、JRグループ共通の予約状況検索サイトJRサイバーステーションでは検索対象外となっており、空席状況はみどりの窓口などで直接確認する必要がある。ただし、例外的に札幌発のB寝台(Bコンパートメント)のみJR北海道のホームページで空席状況が確認できる。

2014年5月28日、車両老朽化を理由に2015年春で運行を終了することをJR西日本が発表した[1]。他に北海道新幹線開業時に青函トンネル電圧が変更されることや整備新幹線の並行在来線がJRから第三セクター鉄道へ移管されることも廃止理由としてあげられている[2]

運行概況

ファイル:Twilight Express DD51 1137 20120904.jpg
北海道を走行するトワイライトエクスプレス(室蘭本線 白老-社台 2012年9月4日)
ファイル:Twilight Express - Shimonoseki 20120615.JPG
団体専用臨時列車として使用されるトワイライトエクスプレスの車両(山陽本線 下関駅 2012年6月15日)

2014年3月15日現在の運行概況は次の通り[3]

下り大阪発札幌行きは1,495.7kmを約22時間、上り札幌発大阪行きは1,508.5kmを約22時間50分かけて運行し、JR西日本・JR東日本・JR北海道のJR旅客3社にまたがる日本一の長距離旅客列車である[4]

運転日は始発駅基準で、下り列車が月曜日水曜日金曜日土曜日、上り列車は火曜日木曜日・土曜日・日曜日である。運転日が限定されているため、カシオペアと同様に定期列車ではなく臨時列車として運転されている。そのため列車番号は大阪駅を起点として下り列車が 8001、上り列車が 8002 である。なお、ゴールデンウィークや6月中旬 - 8月中旬・年末年始さっぽろ雪まつりなどの繁忙期には毎日運転されており、その期間中は保有する3編成すべてが運用されている。

通常期でもイベントや旅行会社主催のツアー用に団体専用列車として運行される場合もあり、大阪駅以西の山陽本線呉線、他に四国九州にも入線したことがある[5][6]。その際には、EF65形などが牽引機として使用される場合もある。

大阪駅と札幌駅の発着時には、「いい日旅立ち」のインストゥルメンタルバージョンが流されている。かつては大阪発で「いい日旅立ち」(山口百恵)、札幌発で「三都物語」(谷村新司)の、いずれも本人歌唱版が流されていた(始発時に1番、終着時に2番)。

停車駅

大阪駅 - 新大阪駅 - 京都駅 - 敦賀駅 - 福井駅 - 金沢駅 - 高岡駅 - 富山駅 - 直江津駅 - 長岡駅 - 新津駅 - 洞爺駅 - 東室蘭駅 - 登別駅 - 苫小牧駅 - 南千歳駅 - 札幌駅

このほかにも、以下の駅に運転停車する(2014年3月15日以降)。

上下列車とも、新津駅 - 洞爺駅の区間内では客扱いを行わない。この通過区間は距離・時間ともにJRグループの旅客列車では時刻表上の最長で、当該区間は下り列車で11時間37分、上り列車は12時間4分に及ぶ。

函館本線森駅 - 大沼駅間では上下列車で通過区間が異なり、上り列車は勾配の緩い支線(砂原線)を経由する。また、湖西線比良おろしなどの強風で運行できない場合は、琵琶湖線米原駅)経由で運行されるほか、ダイヤに大幅な乱れが生じた場合には函館駅に乗り入れる場合がある。また、冬季を中心に日本海沿岸部を走る一部区間で強風や雪害の被害に遭いやすく、しばしば運休や遅延が発生している。

運行区間に優等列車が多く、走行距離が長いことから、後続列車を待避する回数が多い。下りは近江舞子駅で「サンダーバード」19号、鯖江駅で同21号に、上りは洞爺駅で「スーパー北斗」16号に、青森駅で「スーパー白鳥」98号に、芦原温泉駅で「サンダーバード」14号、敦賀駅で同82号(臨時)、大津京駅で同16号に追い抜かれる。「トワイライトエクスプレス」同士のすれ違いは奥羽本線大久保駅または東海道本線(JR京都線)西大路駅 - 京都駅間のいずれかで見られる[7](基本的に上下列車とも土曜日発は大久保駅で、それ以外は西大路駅 - 京都駅間で見られる。但し毎日運転時は2ヶ所ともに見られる)。

使用車両・編成

機関車

現在の牽引機関車
  • EF81形電気機関車敦賀地域鉄道部敦賀運転センター車両管理室所属)
    • 大阪駅 - 青森駅間で牽引。原則として客車と同じ塗色のトワイライトエクスプレス専用機5両[8]のいずれかを使用するが、例外的に交換機関車の運用の都合や故障等などが発生した場合において、同鉄道部管理の一般色(ローズピンク色)が代走として入ることもある。また逆に、専用機もかつては運用の都合で「日本海」の牽引にも充当されたこともあった。上り列車は敦賀駅で別のEF81形機関車と交替する。乗り心地向上のため、専用機は全て両側の連結器が通常の自動連結器から密着自動連結器に交換されており、それに伴ってスカートの形状も若干変更されている(連結対象車であるカニ24も同様に交換されている)。かつては、機関車のパンタグラフから飛ぶ架線の汚れが1号車の展望室の窓にかからないようにするために札幌側の車体上にカバーがつけられた時期もあったが、数日間で取り外された。
  • ED79形電気機関車函館運輸所青函派出所所属)
    • 青森駅 - 五稜郭駅間で牽引。同形式が牽引する「カシオペア」や「北斗星」とは異なり、ヘッドマークは取り付けられていない。
  • DD51形ディーゼル機関車函館運輸所所属)
    • 五稜郭駅 - 札幌駅間で牽引。道内の他の高速列車へのダイヤの影響を軽減すること、下り列車が七飯駅 - 森駅間で急勾配区間の介在する本線(大沼公園駅)経由での運転となることから、「カシオペア」や「北斗星」と同じく重連運転での牽引となる。
過去の牽引機関車
  • ED76形551号機(旧・青函運輸区所属)
    • ED79形の増備として改造された車両で、ED79形より車体長が長く停止位置目標が異なることから、当列車には重点的に用いられた。2001年に廃車されている。

客車

2014年3月15日現在の編成図
トワイライトエクスプレス
テンプレート:TrainDirection
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9  
喫煙     15px 15px 15px     15px    
座席 SA1 SA2 SA1 SA2 D S B1 B2 B1 B2 B2 L B B EG
車種 スロネフ
25形
スロネ
25形
スシ
24形
オハ
25形
オハネ
25形
オハネ
25形
オハネ
25形
オハネ
25形
オハネフ
25形
カニ
24形
  • 青森駅 - 五稜郭駅間は逆向き。
凡例
15px = 禁煙
SA2 = A寝台2人用個室「スイート」
SA1 = A寝台1人用個室「ロイヤル」
B2 = B寝台2人用個室「ツイン」
B1 = B寝台1人用個室「シングルツイン」
B = B寝台開放式「Bコンパート」
 
 
D = レストランカー「ダイナープレヤデス」
S = サロンカー「サロン・デュ・ノール」
L = ミニサロン
EG = 電源車

JR西日本網干総合車両所に所属し、宮原支所に配置されている24系25形客車のうち、当列車用に内外装の改造を施した専用編成(10両編成3本)が運用されている。従来の「寝台列車=ブルートレイン=青」というイメージとは一線を画し、深緑に金色(黄色)の帯を1本締める独自の塗色とした。なお、当初(一般客が乗車可能となった1989年12月)のA寝台車両は1号車のみだったが、同列車の好評を受け、1990年と1991年にオハネ25形を改造した2号車(スロネ25形)を組み込んで2両とした。スシ24形は485系・489系からの改造であり、既に車齢40年以上が経過している。

2002年秋までに全編成の車両リニューアルが完了。内装は「木のぬくもり」をテーマにした木目調に変更され、A寝台車両やサロンカーにあるテレビモニターの更新や、7号車のミニサロンには本革のソファーを設置した。外装は金色(黄色)の帯の上下に銀色の縁取りが追加され、車体側面にあるエンブレムも意匠を変更している。

カニ24はトワイライトエクスプレス色に塗り替えられたカニ24が4両在籍する。編成は3編成だが故障時などに備えて予備が1両配置されており、車番は10・12・13・14が存在する。また、トワイライトエクスプレス色のカニ24はかつて運行されていた寝台急行「銀河」や寝台特急「日本海」にも連結されたことがあった。EF81形機関車と同様に密着自動連結器に交換されており、乗り心地の向上に役立っている。

客室設備

A寝台

1号車と2号車はA寝台個室になっている。寝台兼用ともなるソファーベッド・テーブル・シャワー室・トイレ・ビデオモニター・オーディオサービスなどが設置された豪華なつくりになっている。

スイート
1号車・2号車に1室ずつ設置されている2人用個室。リビングツインベッドを備えた寝室とが別々となっており、リビングと寝室とはレースカーテンで仕切ることもできる。リビングにあるソファはエキストラベッドにもなり、オプションで3人まで利用可能となる。この他、シャワー室、洗面台・トイレ、冷蔵庫、ビデオモニター用の液晶テレビ、クローゼットなどを備える。発車直後にウェルカムドリンクが、翌朝には新聞朝刊とコーヒーまたは紅茶が、それぞれサービスされる。
1号車の個室は列車の大阪寄り最後部(上り列車では最前部)のため展望を満喫できるが、興味本位で外から覗かれやすいため、リビングの展望窓は外から見えにくいようマジックミラーに取り換えられている。デビュー当初はダブルベッドであったが、現在はツインベッドに交換されている。またシャワー室は脱衣場のない収納式の洗面台・トイレと一体となったユニットタイプである。
2号車の個室は車両中央部に配置されているため、方窓タイプとなっており展望は満喫できない。ただリビングにはサロンカーに設置されているものと同一の、屋根まで回り込んだ曲面ガラスを備えている。ベッドは1号車が枕木に平行して配置されているのに対し、こちらはレールに平行して配置されている。また車両中央部に配置されているためこちらの方が揺れが少なく、快適である。シャワー室はセパレートタイプで、脱衣場にもなる洗面台・トイレとは別々に設けられている。
ロイヤル
1号車・2号車に4室ずつ設置されている1人用個室。ベッドはセミダブル仕様で、2人での利用も可能。この他、シャワー室、洗面台・トイレ、ビデオモニター用液晶テレビ、クローゼットなどを備える。発車直後にウェルカムドリンクが、翌朝には新聞朝刊とコーヒーまたは紅茶が、それぞれサービスされる。同名の個室は「北斗星」にも存在するが、ソファーベッドが電動式になっているという違いがある。

B寝台

5 - 9号車はB寝台で、このうち5 - 7号車は個室、8・9号車は簡易個室になっている。各個室ともマルチチャンネルによるオーディオサービスがあるが、Bコンパートメントのみスピーカーはなくイヤホンが必要。

ツイン
5号車と6号車に7室ずつ、7号車に9室の計23室設置されている2人用個室。部屋の上段には電動で上下する寝台があり、向かい合った2つの椅子はシングルベッドになる。ベッドは全て枕木に平行になるように配置されている。また、乗降口付近の1・2番の部屋は可動式の間仕切りを備えており、これを取り外して4人での利用もできる。
シングルツイン
5号車と6号車に6部屋ずつ設置されている1人用個室。左右両側に設けられているので、ここの通路は中央となる。ベッドはレールに平行な向きに配置されている。窓の上に補助ベッドを装備しており、2人での利用もできる。
Bコンパートメント
8・9号車に設置されている簡易個室。基本的には「北斗星」のものと同様、旧来の2段ベッドを向かい合わせに設置した開放式B寝台にガラス扉を取り付けた構造になっている。1ブースを4人で確保すれば個室にもなる。9号車の通路には灰皿が設置されており、喫煙車の個室以外では編成中唯一の喫煙スペースとなっている。

なお、8・9号車の札幌方出入り口すぐ隣りの寝台ボックスは食堂車従業員用の控室として2段式から3段式に改造されており、一般には販売されておらず定員としてもカウントされていない。

レストランカー「ダイナープレヤデス」

3号車に連結されるレストランカー「ダイナープレヤデス」(Diner Pleiades) は、「北斗星」や「カシオペア」と同様に、食堂車での夕食サービスを時間指定制とした列車でもある。なお、ランチタイムやパブタイムなども含めて、メニューは季節ごとに入れ替わっている。他にも、アルコール類、オリジナルグッズやシャワー室利用券(シャワーカード)、新聞朝刊の販売なども行っている。ちなみに「ダイナープレヤデス」は、おうし座プレアデス星団にちなんだ名称である。

ランチタイム(大阪発) / ティータイム(札幌発)
大阪発は正午前の発車となるため、13時から16時まで「ランチタイム」としてランチメニューを提供している。メニューはオムライスカレーライスなど軽食が中心。なお大阪発は現在、日本の列車の中では「ななつ星in九州」とともに、朝昼夕3食全てを提供する数少ない列車でもある。
札幌発は発車が14時台と遅いため、14時40分から16時まで「ティータイム」としてスイーツとコーヒー紅茶程度のみ提供している。
これらとは別に、2014年5月1日より、大阪発では19時まで淡路屋製造の特製弁当『トワイライト特製2段重』を、札幌発では大阪発のランチメニューにもあるビーフカレーを、それぞれルームサービスにより提供している[9]。これらは夕刻前に食堂車係員が各個室へ直接注文を承りに来るが、特製弁当に限り乗車3日前までなら事前予約も可能である[10]。特製弁当やビーフカレーの販売までは、運転開始から2011年6月30日までは「プレヤデス弁当」を、2011年7月1日より2014年4月30日まではホットディシュとコールドディシュに温製スープ、デザートのマドレーヌなどが添えられた「ルームセット」を、それぞれ提供していた(いずれも食堂車厨房で調製)。
ディナータイム
17時30分から21時まで、夕食時間帯は「ディナータイム」としてフランス料理のコースを提供している。事前の予約定員制で、乗車日5日前の23時までにみどりの窓口[11]と旅行センターおよび主な旅行会社で食事券を購入する必要がある。1回目は17時30分から19時、2回目は19時30分から21時で2回実施され、予約の際にどちらかを指定するが、予約が集中した場合には希望に添えないこともある。この他、フランス料理のコース同様に5日前の23時までの予約申し込み制で『日本海会席御膳』も提供しているが、こちらは食堂車内で食べることはできず、係員によるルームサービスでの提供となる。
パブタイム
ディナータイム終了後の21時から23時(ラストオーダーは22時30分)まで、主に軽食類を提供する「パブタイム」の営業時間帯となっている。ピラフパスタの他に、ビールワインなどのドリンク類、但馬高原鶏のから揚げスモークサーモンミックスナッツといったおつまみを提供している。予約は不要で、すべての乗客が利用できる。
モーニングタイム
大阪発は6時から、札幌発は6時45分から、それぞれ9時までは「モーニングタイム」となっており、朝食を提供している。45分刻みの定員制であり、希望者は乗車後に車内で利用時間を予約をすることになっている。かつては和食・洋食が選択できたが、2013年4月1日以降はブレックファーストメニューとして洋食に統一されている。

サロンカー「サロンデュノール」

ファイル:TwilightExpless - Salon.JPG
「サロンデュノール」

4号車に連結される展望サロンカー。「サロンデュノール」(Salon du Nord)とは、フランス語で「北のサロン」の意味。車両中央部の展望室部分には天地方向に拡大された眺望窓を日本海側に5組備えており、ビデオモニター用液晶テレビが両端に2台、マガジンラック、記念スタンプも設置されている。日本海会席御膳や、パブタイムでは会計を先に済ませればサロンカーまでデリバリーしてくれるので、食事を摂ることも可能である。この他、清涼飲料水およびおつまみ・菓子類の自動販売機、共用シャワー室を2つ備える。シャワー室の利用は30分毎の予約制で、シャワーカード購入時に利用時間を予約することになっている。かつてあった車端部の公衆電話ブースは、現在業務用室になっている。

これとは別に、7号車にはミニサロンが設けられており、本革のソファー、清涼飲料水の自動販売機を備えている。7号車は喫煙車だが、このミニサロンは終日禁煙である。

担当車掌区所

大阪駅 - 青森駅間は、JR西日本の大阪車掌区が担当している。同区の担当車掌はホテルをイメージした「トワイライトエクスプレス」専用の制服を着用しており、ダブルの上着(夏は草色、冬は緑)にスラックス(夏はベージュ、冬はブラック)となっている。

青森駅 - 札幌駅間は、JR北海道の函館運輸所が担当している。過去には青函トンネル走行中に、4号車サロンカーで車掌がトンネルに関するクイズを出題して記念品をプレゼントしたこともあった。

沿革

編成の変遷
トワイライトエクスプレス
テンプレート:TrainDirection
運転開始当初の編成(団体専用)
号車 1 2 3 4 5 6 7 8  
車種 スロネフ
25形
スシ
24形
オハ
25形
オハネフ
25形
500番台
オハネ
25形
560番台
オハネ
25形
560番台
オハ
25形
スロネフ
25形
カニ
24形
オハネ25 510番台、520番台落成時の編成(団体専用)
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9  
車種 スロネフ
25形
スシ
24形
オハ
25形
オハネ
25形
520番台
オハネ
25形
510番台
オハネフ
25形
500番台
オハネ
25形
560番台
オハ
25形
スロネフ
25形
カニ
24形
1989年12月2日からの編成図
号車 1 2 3 4 5 6 7 8  
車種 スロネフ
25形
スシ
24形
オハ
25形
オハネ
25形
520番台
オハネ
25形
520番台
オハネ
25形
510番台
オハネ
25形
560番台
オハネフ
25形
500番台
カニ
24形
  • 青森駅 - 五稜郭駅間は逆向き。
  • 1989年平成元年)
    • 7月21日:第1編成が落成。「トワイライトエクスプレス」が団体専用列車として運転を開始。当初はツアー客用のみで、寝台券は一般販売されなかった。
    • 12月2日:第2編成が落成。臨時列車に変更し、寝台券の一般販売を開始。
  • 1990年(平成2年) - 1991年(平成3年):好評を受け、オハネ25形を改造した2号車(スロネ25形)を組み込んで9両編成となる。
  • 1991年(平成3年)4月:第3編成が落成。繁忙期の毎日運転を開始。
  • 1994年(平成6年):上り列車の森駅 - 大沼駅間の経路を駒ヶ岳回りの本線経由から砂原線経由に変更。
    • 12月3日:9号車(Bコンパートメント)に禁煙車がはじめて設定される。
  • 2000年(平成12年)3月31日有珠山噴火災害による室蘭本線不通に伴い、経路ならびに運転区間変更。 長万部駅 - 札幌駅間を函館本線(小樽駅経由)で迂回運転。または、函館駅 - 札幌駅間を区間運休。
  • 2001年(平成13年):客車の内外装をリニューアル。2002年までに全編成が完了。
  • 2004年(平成16年)10月23日 - 11月28日新潟県中越地震の影響により全面運休。
  • 2005年(平成17年)
  • 2006年(平成18年)
  • 2007年(平成19年)
  • 2008年(平成20年)3月15日:同日実施されたダイヤ改正により、青函トンネルの北海道新幹線建設工事の本格化に伴い、下り列車の所要時間が45分延長される[14]
  • 2010年(平成22年)
    • 3月13日:同日実施されたダイヤ改正により、下り列車の福井駅以南で特急「サンダーバード」の待避による運転停車が1本増えたため、所要時間が13分延長される。また、大阪駅および新大阪駅が午前中出発に変更。車内のカード公衆電話が撤去。
    • 12月4日:同日のダイヤ改正により、以下のとおり変更。
      1. 上り列車の「スーパー北斗」16号の待避が、砂原線通過時から洞爺駅停車時に変更。
      2. 下り列車の吹浦駅、上り列車の村上駅大釈迦駅札苅駅上磯駅での運転停車を取りやめ。このうち村上駅は越後早川駅、大釈迦駅は津軽新城駅に変更。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
    • 3月17日:青森駅構内の夜間集中線路工事完了のため、経路を青森信号場(奥羽貨物線)経由から青森駅経由に変更。2006年までの経路に戻る。
  • 2013年(平成25年)
    • 3月15日:上り列車の所要時間が1分延びて、大阪駅到着が12時52分から12時53分となる。また、この日の大阪発の列車より5号車が禁煙となる。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月15日:下り列車の女鹿駅、上り列車の大久保駅・津軽新城駅での運転停車を取りやめ。下り列車の鶴岡駅、上り列車の新青森駅での運転停車を設定。
  • 2015年(平成27年)
    • 春:車両の老朽化や整備新幹線の並行在来線がJRから切り離されるなどを理由に運転終了・廃止(予定)[1][2]

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:JR北海道の優等列車 テンプレート:日本海縦貫線の列車

テンプレート:現存する夜行列車
  1. 1.0 1.1 寝台特急「トワイライトエクスプレス」運行終了について - JR西日本プレスリリース 2014年5月28日
  2. 2.0 2.1 寝台特急:国内最長列車 廃止のお寒い舞台裏- 毎日新聞 2014年6月12日
  3. 『JR時刻表』2014年3月号、交通新聞社
  4. 当列車は臨時列車であるため、定期列車のみでの最長運行記録は、「北斗星」の1,214.7kmとなる。
  5. トワイライトエクスプレス 四国へ上陸 - 『鉄道ファン交友社 railf.jp鉄道ニュース 2007年10月25日
  6. トワイライトエクスプレス 九州入り - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2007年10月27日
  7. 『豪華寝台列車トワイライトエクスプレスfan』学研パブリッシング、2010年10月、ISBN 978-4-05-606093-5
  8. 番号は43・44・103・113・114号機。かつては104号機も運用されたが、後に離脱し2013年に廃車された。
  9. トワイライトエクスプレス - レストラン
  10. トワイライトエクスプレス - トワイライト特製2段重
  11. 東海旅客鉄道(JR東海)と四国旅客鉄道(JR四国)の管内を除く。
  12. 『トワイライトEXP.レディ』(森由香 メディアファクトリー)
  13. 『JR気動車客車編成表 '06年版』ジェー・アール・アール、2006年。ISBN 4-88283-127-9。
  14. テンプレート:Cite press release