E&Mプランニングセンター

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E&Mプランニングセンター(イー・アンド・エムプランニングセンター)は、かつて存在した映画・アニメの音響効果制作を主な事業内容とする日本の企業である。

概要・沿革

昭和40年代前半期の東映動画(現・東映アニメーション)作品の大半にクレジットされた大平紀義や、TCJ(現:エイケン)・東京ムービー作品を手掛けた片岡陽三、大平から替わって『もーれつア太郎』のシリーズ末期にクレジットされた伊藤道広らによって、1972年にE&Mプランニングセンター(通称「E&M」)が発足する。

担当作品のほとんどはアニメが占めており、特に東映動画・ナック・創映社→日本サンライズぎゃろっぷなどのテレビアニメ、スタジオジブリの劇場用アニメ、押井守・監督によるOVA及び劇場用アニメ等に関わりが深い。

この他、希少ながら特撮作品では東洋エージェンシー・製作の『サンダーマスク』に、“イー・アンド・エム”の社名表記でクレジットされている。尚、片岡陽三はE&M所属前に『チビラくん』、E&M所属時に『スターウルフ』→『宇宙の勇者 スターウルフ』を担当、両者とも円谷プロ・製作の実写作品である。

1988年の劇場用アニメ『火垂るの墓』でのクレジットが最後と思われる大平紀義に替わって実質上E&Mの主力的存在となっていた伊藤道廣や石野貴久が、テレビアニメ『BLUE SEED』担当の後にE&Mを脱退し、1995年にサウンドリングを発足。同じく1995年にテレビアニメ『キテレツ大百科』において、効果担当のクレジットを“イー・アンド・エム・P”と社名表記のみで出していたものが片岡陽三の個人名表記のみに変更されており、これらの事象等から、E&Mプランニングセンターは1995年に活動を終結したものと見られる。

所属していたスタッフの担当作品

大平紀義[1]

伊藤道廣[2][3]

片岡陽三

小川勝男

佐藤一俊[4]

横山正和[5]

小野弘典

石野貴久[3]

E&M名義

脚注

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  1. 東京演劇音響研究所
  2. 当初は名前を“道広”とクレジット表記していたが、その後“道廣”と表記を改めるようになる(1985年のOVA『天使のたまご』頃からか?ただし、表記変更の統一には数年掛かり、各作品によっては“道広”“道廣”のどちらとも用いられる時期があった)。※伊藤道弘と表記される場合もあり。
  3. 3.0 3.1 サウンド・リング所属。
  4. 1986年の劇場用アニメ『プロジェクトA子』にて、“SATO-SOUND”所属のクレジットが存在するが、実質的に現在はフリーランスか?
  5. サウンドエフェクト横山所属