ジャングル黒べえ
テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『ジャングル黒べえ』(ジャングルくろべえ)は、藤子・F・不二雄による日本の漫画作品、および同作を原作としたテレビアニメ。
目次
概要
内容
アフリカの密林に住むピリミー族(ピグミー族のパロディ)の王さま[1]の息子である黒べえが、ジェット機を大きな鳥と勘違いし、捕らえようと車輪にしがみついたものの日本上空で力尽きて落下し、落ちた先=佐良利家で看病されたことを機に、佐良利家に恩返ししようと得意の魔法や呪術で騒動を巻き起こす、というギャグタッチの物語。
作品ができるまで
本作は藤子作品としては珍しくテレビアニメ化企画が先行した作品で、過去『オバケのQ太郎』など一連の藤子作品を手掛けてきた東京ムービーが制作を担当。藤子はストーリーと漫画連載を担当した。
キャラクターの原案は宮崎駿が手掛けている。ただし、宮崎が出したアイデアは「アイヌ神話のコロポックル(ホビット)と人間の交流を描く」という、完成作品とは全く異なるものであり(佐藤さとるの『コロボックル物語』シリーズに酷似)、それを楠部三吉郎が「アフリカの原住民」という形に翻案した。
テレビの企画先行という事情もあり、藤子は「なかなかキャラクターに感情移入できなかった」と後に語っている。
放送時期など
本作のテレビアニメ版は1973年3月2日から同年9月28日まで毎日放送制作、NETテレビ(現・テレビ朝日)系列(中部地区は放映途中に中京テレビ→名古屋テレビへ移行)で毎週金曜日の19時00分 - 19時30分に放送された。30分の1回に2話形式で全31回で合計61話(第25回のみA・Bパート連続)。
当初は4月6日放送開始予定だったが前番組の『変身忍者 嵐』が一カ月早く終了したため3月2日からの放送開始となった。
本番組の終了後、この放送枠での藤子アニメは1981年に日曜日の放送枠から移転してきた「ドラえもん」が始まるまで8年間は存在しなかった。
藤子アニメの中で在阪放送局が製作に関わっている唯一の作品である。
再放送
本放送終了後も、以下のように定期的に再放送された。ネットチェンジ後にはTBS系列局で実施された例もある。
- 関東地区では1980年代には既に毎日放送・テレビ朝日(旧NETテレビ・本放送当時のキー局)・TBS(ネットチェンジ後のキー局)の優先放送権が失効していたため、自社制作アニメでの東京ムービーとの関係から日本テレビで再放送されていた。
- 広島県では1970年代後半 - 1980年代初頭に在広4局(広島ホームテレビ=本放送当時の系列局・中国放送=現在の系列局・広島テレビ・テレビ新広島)の空き枠で再放送が早朝または夕方に時折行われていた。
- 岡山県・香川県ではネットチェンジ後に山陽放送でも実施された(本放送は相互乗り入れ前のため岡山放送・瀬戸内海放送で実施)。
- 福岡県では1980年代中前半頃にKBCテレビ(本放送当時の系列局)にて再放送された。
- 長崎県では1980年代中頃にテレビ長崎にて再放送された。
- 後述の藤子不二雄ランドでの刊行後には、北日本放送にて夕方に15分枠帯番組として再放送された。
連載
漫画連載はアニメ版に合わせて1973年3月から同年12月まで、小学館の学習雑誌(『よいこ』、『幼稚園』、『小学一年生』 - 『小学五年生』)[2]と毎日新聞(大阪版夕刊)に連載されたが、長らく単行本は発売されず、同じ藤子・F・不二雄原作のギャグ漫画『バケルくん』第2巻の巻末に一部が同時収録されたに過ぎなかった。1988年に中央公論社より発刊された藤子不二雄の作品集藤子不二雄ランド第175巻として1冊に収録されて出版。
封印
1989年7月に黒人差別をなくす会が、同じく藤子作品である『オバケのQ太郎』の「国際オバケ連合」の回の描写が黒人差別であると指摘。これを受けて、藤子プロ、単行本を出版していた小学館、中央公論社は、『オバケのQ太郎』の当該エピソードが収録された単行本を増版中止・回収措置をとったが、この際に余波や後難を避けるため、抗議や指摘がなかった本作を同時に自主回収したと見られている。その後、本作を「封印」扱いにし、単行本は絶版、『バケルくん』第2巻に収録された一部エピソードや藤子不二雄の漫画百科なども別作品に差し替え、アニメ版は放送を自粛し、事実上闇に葬られてしまった作品となった。また、この後1999年に発売された「東京ムービー アニメ大全史」(辰巳出版)でも、冒頭の「東京ムービー テレビアニメ作品年表」や巻末の「サブタイトル・リスト」では、放送期間や全サブタイトルが紹介されているものの、作品自体は紹介されていない。
なお、自主回収について出版社による公式な説明はなされておらず、公には単なる「販売元品切れで重版は未定」として扱われている。本作の出版がなされなくなった経過についてライターの安藤健二が取材を行い、『国際オバケ連合の抗議を受けた出版元が「黒人差別をなくす会」の背景に部落解放同盟などの同和団体があると思い込んで萎縮し、自主回収の形で葬ったようである』との結論に至ったが、関係者の証言を得て事情を明らかにするまでには至らず、依然詳細は不明のままである。
復刊
以上のように、長らく絶版の状況が続いていた作品であったが、藤子・F・不二雄大全集(第一期)の一冊として、2010年5月25日に全1巻で発売された。単行本未収録であった作品[3]も含めて一冊に纏められており、上記のクレームに対しては他の単行本と一律の扱い(巻末に「読者のみなさまへ」という断り書きを掲載)である。巻末解説はアニメ版で黒べえの声を担当した肝付兼太。告知チラシでは著作権上の問題などで絶版状態だった『オバケのQ太郎』と共に黒べえが目立つ位置に描かれ、復刻をアピールしていた。
アニメ本編に関しても、権利元(東京ムービー)は、「差別的だ」というクレームに対応できるメーカーが名乗り出ればメディア化は可能とはしているが、現時点で再放送及びソフト化の予定はない。アニメの黒べえの出演は藤子不二雄ランドのCM以降しばらくの登場はなかったが[4]、2011年には川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム内で上映された短編アニメ『Fキャラオールスターズ大集合 ドラえもん&パーマン 危機一髪!?』、ドラえもんED『F組あいうえお』で他の藤子キャラクターと共に新作映像で登場している。なお、主題歌は現在もアニメ主題歌オムニバスなどで入手可能であり、稀にテレビでも流れることがある。各社のカラオケや着信メロディにも収録されている。
登場人物
- 黒べえ
- 声 - 肝付兼太
- 本作の主人公。黒べえは通称で、本名は漫画では「クロンベンボコメッチャラクッチャラホイサッサ」、アニメ版では「クロベンボコ・ベロチョンタ・ベンボコリンコン・ブラブラボロリン・ボロボロボロリン・バエボコロンタラ・タラリロレンベエ」。
- アフリカ大陸出身で、世間では幻の民族と言われるピリミー族の王子。空を飛ぶ魔法を練習している時、巨大な鳥と勘違いしてジェット機にしがみつき、振り落とされて佐良利家の巣箱(犬小屋を改造したもの)で凍えていたところしし男に看病してもらい、恩を返し終わる(しし男を助けるたび、気持ちに応じた大きさの石を庭に掘った穴に入れ、その穴がいっぱいになる時)まで居候することになる。「ウラウラベッカンコー!」などの呪文による魔法を得意としており、しし男を助けることがある一方で、未熟なため失敗し騒ぎの種になることも多い。
- ことあるごとに「これジャングルの常識」と主張する。「物をもらったらお礼を言う」「自分のことは自分でする」「嘘は悪い」など、日本社会でも共通するものも多い。特に嘘は大嫌いで、ピリミー族の教えにより嘘をついた相手には容赦ない仕打ちを返すという。一方で「拾ったものは自分の物」と言った、日本社会の常識や法規と外れたもの(拾得物横領罪となる)もあるが、作中において否定される結果となり、黒べえも「これジャングルの常識はずれ」と訂正を余儀なくされた。このような経緯から、ピリミー族の掟というより、黒べえ個人の掟、常識と考えられる。
- アニメ版の設定では好きなものはタコ焼きとコロッケ、ホットケーキなど。嫌いなものはネズミ。
- 佐良利 しし男
- 声 - 杉山佳寿子
- 黒べえと仲良くなった弱虫の少年。しかし、心優しく義理堅いところがあり、性格もさっぱりしている。一方、アニメ版では強情で、ワガママなところも見られ、宿題を忘れる、朝寝坊を繰り返すなど怠け者なところがある。たかねのことが好き。タイガーにはいつも苛められている。
- 名前は「わんぱくでもいいから、獅子のようにたくましくなってほしい」という両親の願いがこもったものである。
- パオパオ
- 声 - 水鳥鉄夫
- 2本足の羽が生えた象で黒べえのペット。体は丈夫で、みんなの足となって動き回る。鼻から水を出すことができるほか、空気を吹き出して加速することもできる。また、巨体の割には身体が軽く、自在に跳びはねるほか、羽を使って空を滑空することもできる。ピリミーからは泳いでやってきた。好物はバナナ、パイナップルなどでかなりの食いしん坊。黒べえと同じくネズミが大嫌い。
- キャラクターは後に『大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史』にカメオ出演した。また、ダックスキリン、デンデンワニなどピリミー族の動物たちの一部も同作に登場している。
- 赤べえ
- 声 - 桂玲子
- 黒べえの弟で赤いひげがトレードマーク。幼いため魔法は使えず、「ピキ」としかしゃべれない(言葉は黒べえには理解できる)。ピリミーからは小包に入ってやってきた。槍の達人で、腕は確か。見かけに似合わず食欲は旺盛である。漫画版ではあまり出番はない。
- ガック
- 声 - 堀絢子→山本嘉子
- ピリミーからやってきた黒べえのライバル。金持ちで、空き地に自宅を建てて暮らしている。また、催眠術の使い手で、ピリミーから色々な珍獣を召喚する。いたずら好きで騒ぎの火種になることが多い。口癖は「~的ねーぇ」「シャラバーイ」など特徴的。自分のことをぼくちゃんと呼ぶ。
- 漫画では、毎日新聞(大阪版夕刊)に掲載された4コマの一作にのみ登場。
- タイガー
- 声 - 山下啓介
- 近所のガキ大将で、『ドラえもん』のジャイアン系統のキャラクターで着ているオレンジ色の服もジャイアンと同様。いつもしし男をいじめているが、高所恐怖症だったりおねしょの癖があったりと気弱な一面も。本名はトラ夫。前半はオカラと共に黒べえと争うことが多かったが、ガックが登場してからはライバルとしての存在感が薄れ、オカラと共に、しし男たちと仲良く行動することが多くなっている。
- オカラ
- 声 - 堀絢子
- 嫌味で、狡賢い性格。タイガーと一緒に行動することが多く、いつも彼に入れ知恵をしている。口癖は「~でヤンス」。本名はカラ夫で、出っ歯でネズミのような顔立ちをしている。帽子集めが趣味。
- 富士野 たかね
- 声 - 恵比寿まさ子
- しし男のクラスメートで、しし男を始め、周りの男たち憧れのマドンナであり、手の届かぬ高みの存在というイメージが増す様、名前もことわざ「高嶺の花」および百人一首一句「田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ」(歌人山部赤人作)より引用・創作されている。藤子作品では源静香の系譜を持つキャラクターだが、漫画ではあまり出番がない。一方で、アニメ版では登場機会が多く、キャラクターが掘り下げられている。童話やおとぎ話などメルヘンの世界を愛しており、心優しく大人しいところもあるが、基本的に活動的かつ好奇心の強い性格で、時にヒステリックになって暴れ出すことも。焼き芋が大好物だが、周りには秘密にしている。愛犬家でスリーピーという大型犬(セントバーナード)を飼っている。
- 佐良利 鳥子
- 声 - 増山江威子
- しし男の母親。叱るときは叱り、褒めるときは褒める良妻賢母で家事一切をこなす。黒べえの居候には猛反発していたが、思いがけぬ情に絆される。
- 佐良利 満
- 声 - 矢田耕司
- しし男の父親。おっとりした性格で、腰が低い。愛煙家。
- 先生
- 声 - 大竹宏
- 2年2組の担任教師で、しし男たちの先生。
- 偏屈じいさん
- 声 - 八奈見乗児
- 近所に住む頑固者のお爺さん。名字はその名の通り、変久津。穏和な性格のお婆さんと仲良く二人暮らしをしている。日頃から剣幕ぶりを露呈しており、子供たちは揃って苦手にしていたが、本当は寂しがり屋であった。黒べえとは仲良くなり、彼とよく槍の稽古をしている。
スタッフ
- 原作:藤子・F・不二雄(キャラクター原案:宮崎駿)
- 演出:出崎統
- 作画監督:椛島義夫、北原健雄、杉野昭夫
- 美術監督:龍池昇
- 撮影監督:三沢勝治
- 録音監督:千葉耕市
- 音楽:三沢郷
- 編集:井上和夫
- 録音技術:星野敏昭
- 効果:片岡陽三
- 演出助手:高屋敷英夫、竹内啓雄
- 原画:富永貞義、平城好孝、佐々門信芳、川尻善昭、新田敏夫、玉沢武、野館誠一、他
- 動画:酒井昭夫、矢田部辰雄、高畑順三郎、堀越新太郎、吉田十四気、杉野左秩子、堀口文夫、秋山恵美子、市野文子、西戸スミ江、他
- 制作進行:永山邦明、山田栄三、高根沢清、池田陽一、波多野恒正
- 仕上検査:山名公枝、穴田栄子
- 企画・プロデューサー:楠部三吉郎、引野芳照、石井照子
- 美術:福田尚朗、龍池昇、小林七郎
- 制作協力:Aプロダクション、映音、東京アニメーションフィルム、東洋現像所
- 制作:毎日放送、東京ムービー[5]
主題歌
- OPフィルムで、蒸気機関車が街中を疾走するシーンは、当初は、黒べえによって自動車が玉突き衝突するシーンだった。
- エンディングテーマ - 「ウラウラ タムタム ベッカンコ」
- 歌手 - 大杉久美子 / 間奏呪文科白 - 肝付兼太[6]、作詞 - 藤子不二雄 / 作曲 - 三沢郷
- EDフィルムは当初、「制作 毎日放送 東京ムービー」のシーンの直後に、「ベッカンコの神」を背景に「ジャングル黒べえ また見てね!」(因みに最終回は「おわり」)と書かれたエンドカードが出されたが、後にこの間に、ダックスキリン・デンデンワニ・フラフラミンゴが登場するアニメシーンが挿入された。
各話リスト
話数 | サブタイトル | シナリオ | コンテ |
---|---|---|---|
1 | 黒べえ大登場の巻! | 金子裕 | さきまくら |
ベッカンコで恩返しの巻 | 鈴木よしたけ | 近藤英輔 | |
2 | くっちゃめっちゃドライブの巻 | まつしまとしあき | 出崎哲 |
神さまさかだちベッカンコの巻 | 吉田喜昭 | 小華和ためお | |
3 | パオパオがやってきたの巻 | 山崎晴哉 | みぶおさむ |
るす番はまかせろ!の巻 | 金子裕 | 波多正美 | |
4 | 槍は黒べえの魂の巻 | 松元力 | 出崎哲 |
わが敵ブタゴリラの巻 | 田原伸二 | 小華和ためお | |
5 | パパのやせがまんの巻 | 波多正美 | |
空から赤べえふってきたの巻 | 山崎晴哉 | さきまくら | |
6 | パンを守って恩がえしの巻 | 吉田喜昭 | 出崎哲 |
なにがなんでも背をのばせ!の巻 | 近藤英輔 | ||
7 | やきいものヒミツの巻 | 金子裕 | |
算数なんてじょうしきだの巻 | 松元力 | みぶおさむ | |
8 | それいけ!パオパオ自動車の巻 | 石黒昇 | |
黒べえがママでーすの巻 | 吉田喜昭 | 近藤英輔 | |
9 | デパートてんやわんやの巻 | 大西洋三 | 波多正美 |
ねむくても起きろ!の巻 | 金子裕 | 小華和ためお | |
10 | すばらしいコイノボリの巻 | 松元力 | 出崎哲 |
逃げだしたチンパンの巻 | 大西洋三 | みぶおさむ | |
11 | あのリンゴをおとせ!の巻 | 小田健也 | さきまくら |
はんにんはだれだ?の巻 | まつしまとしあき | 小華和ためお | |
12 | 教室をのぞくなの巻 | 田原伸二 | 石黒昇 |
いやでも買うのだの巻 | 小田健也 | 近藤英輔 | |
13 | ノックアウトで花が咲くの巻 | 田原伸二 | 出崎哲 |
魔法の大せんせい!の巻 | 大西洋三 | 小華和ためお | |
14 | 黒べえがテレビに出た!の巻 | 小田健也 | |
タイガーのおねしょの巻 | 金子裕 | 近藤英輔 | |
15 | 赤ちゃんをひろった!の巻 | 田原伸二 | 出崎哲 |
とべ!パオパオヒコーキの巻 | 近藤英輔 | ||
16 | パンツをはいたブルドッグの巻 | 吉田喜昭 | 吉川惣司 |
のびたりちぢんだり魔法の巻 | 金子裕 | さきまくら | |
17 | たかねちゃんとアイアイがさの巻 | 大西洋三 | 出崎哲 |
さかさま魚つりの巻 | 松元力 | さきまくら | |
18 | わぁー!空中しょうとつだの巻 | 金子裕 | 石黒昇 |
パオパオをつかまえろ!の巻 | 山本優 | 吉川惣司 | |
19 | 大酋長がやってきたの巻 | 小田健也 | |
魔法で星がおちてきたの巻 | 金子裕 | さきまくら | |
20 | 強敵ガックあらわる!の巻 | 吉田喜昭 | |
黒べえ対ガック、夕陽の決闘の巻 | 吉川惣司 | ||
21 | 海ぞくサメマリンがやってきたの巻 | 大西洋三 | 近藤英輔 |
魚になった新幹線の巻 | 松元力 | ||
22 | 生きかえった恐竜タルポの巻 | 大西洋三 | 石黒昇 |
びっくり!タキビドリの巻 | 城山昇 | ||
23 | 出た!ジャングルドラキュラの巻 | 金子裕 | 出崎哲 |
笑って笑ってゲラゲラポッポの巻 | 九十英夫 | 秦泉寺博 | |
24 | 泣き虫珍獣オーイオイの巻 | 川石光 | 開田進 |
エレモンキーのキャンプ騒動の巻 | 小田健也 | さきまくら | |
25 | 黒べえピリミーへ行くの巻(前篇) | 金子裕 | 吉川惣司 |
黒べえピリミーへ行くの巻(後篇) | |||
26 | 食っちゃうぞ!パクパクペリカンの巻 | 吉田喜昭 | 秦泉寺博 |
黒べえは音楽0点の巻 | 金子裕 | 石黒昇 | |
27 | 黒べえ涙の男泣きの巻 | 吉田喜昭 | |
バクバクは夢どろぼうの巻 | 金子裕 | 吉川惣司 | |
28 | ジャングルの大どろぼうをやっつけろ!の巻 | 九十英夫 | さきまくら |
おとぼけ坊やにみんなお手あげの巻 | 山本優 | 石黒昇 | |
29 | あっ、人魚姫が食べられたの巻 | 吉田喜昭 | 秦泉寺博 |
ジャングルのとうめい忍者の巻 | 金子裕 | 吉川惣司 | |
30 | 母さんどこだ!?涙のポコポンの巻 | 川石光 | 石黒昇 |
ガックの恋よシャラバーイ!の巻 | |||
31 | 珍獣わんさか全員集合の巻 | 松元力 | |
大魔法で仲なおりの巻 | 小田健也 | さきまくら |
劇場版
- ジャングル黒べえ(1973年3月17日、『東宝チャンピオンまつり』内で上映)
- TVブローアップ版で、テンプレート:要出典範囲
- 併映は『ゴジラ対メガロ』『飛び出せ!青春』『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』の3本。だが、初期に作られたポスターやチケットには、『黒べえ』の写真が写されておらず、「3本立て」と紹介されたのもあった。
参考文献
- 『藤子・F・不二雄大全集 ジャングル黒べえ』(2010年、小学館)
- 『藤子・F・不二雄大全集 別巻 Fの森の歩き方』(2010年、小学館)
関連書籍
- 『動画王 Vol7』(1998年、キネマ旬報社) ISBN 4873765072 - 当時Aプロ社長だった楠部大吉郎のインタビューを掲載。
- 大塚康生『リトル・ニモの野望』(2004年、徳間書店) ISBN 4198618909 - Aプロに在籍した大塚康生が企画経緯について記述。
- 安藤健二『封印作品の謎2』(2006年、太田出版) ISBN 4778310063 - 絶版の真相について関係者の取材を行っている。
脚注
外部リンク
- 出崎統監督インタビュー(藤子不二雄ファンサークル・ネオユートピア)
- ジャングル黒べえ小事典(アーカイブ)
- ↑ 『藤子・F・不二雄大全集』より。酋長という語は侮蔑的な意味があるとして使用が控えられた。
- ↑ 『小学六年生』にも連載されたが、作者は藤子不二雄ではなくしのだひでお。
- ↑ 『小学六年生』にて連載されたしのだひでおの漫画は未収録。
- ↑ ただし、2009年劇場公開作品『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』には1981年のオリジナル版同様に、パオパオが大挙してゲスト出演している。
- ↑ 社名ロゴは「毎日放送」の当時のロゴと同型。当時の東京ムービーは社名ロゴが一定されておらず、キー局社名と同型のロゴを使うことがあった(朝日放送の『ど根性ガエル』など)。
- ↑ 6.0 6.1 なお、徳間書店で刊行された『アニメソング大全集』にて、EDの本編歌手が『肝付兼太』となっているが、肝付は間奏中の呪文の雄叫びのみを担当している。