鳥羽市
目次
地理
位置
本土は志摩半島に属し、西を伊勢市、南を志摩市に接する外は海岸線である。市域全体が伊勢志摩国立公園に指定されている[1][2][3]。海岸はリアス式海岸で、温暖な気候に恵まれる。 また、渥美半島に位置する愛知県田原市が伊良湖水道を挟んだ対岸にあり、伊勢湾フェリーによって連絡する。4つの有人島のうち、神島は田原市の伊良湖岬からの方が距離が近く、鳥羽・田原双方と船便で結ばれている。
地形
歴史
鳥羽港#歴史も参照。 近世以降、志摩国の政治・経済・文化の中心地、鳥羽藩の城下町として発展してきた。明治以降も志摩地方の行政・経済の中心として栄えた。
沿革
- 1954年(昭和29年)11月1日 - 志摩郡鳥羽町・加茂村・長岡村・鏡浦村・桃取村・答志村・菅島村・神島村が合併して発足。
- 1965年(昭和40年)9月1日 - 市街地で住居表示を導入。鳥羽1〜4丁目が設定される。
- 1966年(昭和41年)3月24日 - アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタバーバラ市と国際姉妹都市提携。
- 1977年(昭和52年)11月15日 - 国際観光文化都市に指定される。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 過疎地域自立促進特別措置法の適用を受け、過疎地域となる[4]。
人口
行政
市長:木田久主一 任期:(平成25年)2013年4月21日から(平成29年)2017年4月20日
- 歴代市長
- 初代 - 中村幸吉(1954年12月 - )
- 2代 - 谷本荘司(1966年12月 - )
- 3代 - 浜口光彦(1985年4月 - )
- 4代 - 水谷皓一(1989年4月 - )
- 5代 - 井村均(1997年4月 - )
- 6代 - 木田久主一(2005年4月 -3期目 )
- 長期政策
真珠議会
鳥羽市議会議員定数 条例定数14人 現員数14人 任期:平成23年5月1日から平成27年4月30日
- 議長:野村保夫 就任:平成25年5月14日
- 副議長:坂倉広子 就任:平成25年5月14日
2011年(平成23年)より、鳥羽市議会では6月定例会を「真珠議会」と位置付けた[5]。鳥羽出身の真珠王・御木本幸吉像や御木本の語録のパネルを議場内外に設置したり、各議員が真珠製品を身に付けて議会に出席するなどして真珠養殖発祥の地をアピールしている[5]。
※なお、衆議院議員選挙の選挙区は「三重県第5区」[6]、三重県議会議員選挙の選挙区は「鳥羽市選挙区」(定数:1)[7]、となっている。
国の機関
姉妹都市・提携都市
経済
産業
- カキ(浦村かき)の養殖業が有名。そのほか伊勢えびやあわび、海苔なども産する。畜産では加茂牛の飼育が行われている。
- 観光業が盛んで、大規模なホテルから小規模の民宿まで、市内の至る所に宿泊施設が立地する。
本社を置く企業
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 名古屋支店 鳥羽ショッピングプラザハロー内出張所(大明西町=おあきにしまち)(ATMのみ/ホリデーサービスも実施)
- 名古屋支店 鳥羽一番街内出張所(鳥羽)(ATMのみ/ホリデーサービスも実施)
- その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、鳥羽郵便局ではホリデーサービスを実施。なお、離島の各郵便局は平日(月~金)のみの稼働となっている。
※鳥羽市内全域(離島を含む)の郵便番号は「517-00xx」(鳥羽郵便局の集配担当/伊勢市(朝熊町の一部)もこれに該当)となっている。
教育
高等専門学校
高等学校
中学校
- 公立
- 廃校
小学校
- 公立
- 休校中
- 坂手小学校(2009年休校)
- 廃校
- 小浜小学校(2007年休校、2009年廃校)
交通
鉄道
路線バス
高速バス
- 東京高速バス: 大宮駅・池袋駅・新宿駅・立川駅・横浜駅 - 伊勢市駅・鳥羽BC (三重交通、三交伊勢志摩交通、西武観光バス) ※夜行
- お伊勢さんEXPRESS福岡号: 福岡(天神BC・博多BT)・小倉駅 - 伊勢市駅・鳥羽BC (三重交通、西鉄高速バス) ※夜行 (通常期は木曜から日曜に出発、繁忙期は毎日出発)
船舶
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光産業は観光都市を標榜する鳥羽市の基幹産業であるが、近年は観光客数が伸び悩んでいる。2007年度の観光客入込客数は約461万人[11]であり、三重県内では伊勢市、桑名市に次いで第3位[11]である。
名所・旧跡
観光スポット
- ミキモト真珠島
- 鳥羽水族館 - 文部科学省指定の私営水族館。鳥羽市最大の観光スポット。
- 鳥羽展望台
- 海の博物館
- イルカ島海洋遊園地
- 志摩マリンレジャー(鳥羽湾遊覧船)
- 神島
- 答志島
- 菅島
- 坂手島
- 鳥羽中央公園
海水浴場
祭り
- ゲーター祭:1月1日(神島)
- 青峰山御船祭(旧1月18日)
- 赤崎祭:6月22日(鳥羽4丁目赤崎神社)
- 熨斗あわびまつり・御潜神事:7月上旬(国崎)
- しろんご祭:7月11日(菅島)
- 相差天王くじら祭:7月14日(相差)
- 鳥羽みなとまつり:7月第4金曜日(鳥羽湾)
- 志摩加茂五郷の盆祭行事(大念仏、火柱祭り):8月15日(河内、松尾ほか)
- 二船祭:11月23日(国崎)
その他
- 日本の音風景100選:伊勢志摩の海女の磯笛
ゆかりの著名人
- 九鬼嘉隆 - 水軍武将(生まれは現志摩市域)
- 小浜景隆 - 戦国武将
- 門野幾之進 - 千代田生命保険創業者。
- 御木本幸吉 - 真珠養殖の先駆者
- 梶井基次郎 - 小説家。少年時代に居住していた。
- 鳥羽一郎(兄) 山川豊(弟) - 兄弟歌手
- 渡瀬マキ - 歌手。元リンドバーグのボーカル
- 五木ひろし - 歌手。幼少期に3年間居住、生まれは京都府[12]。
- 石原恒和 - 株式会社ポケモン社長(ポケットモンスターの作者)
- 近藤真琴 - 鳥羽商船学校創設者
- はっとりみつる - 漫画家。
- 須藤五郎 - 宝塚歌劇団にて音楽監督、後日本共産党参議院議員を4期務める。
- 志州山真国 - 元大相撲力士、出羽海部屋[13]
鳥羽市を舞台とした作品
- 江戸川乱歩『パノラマ島奇談』(1926年、『新青年』連載) - 作中ではM県S郡と書かれているが、舞台は鳥羽であるとされる[14]。
- 梶井基次郎『海』
- 三島由紀夫『潮騒』
- 山本周五郎『扇野』
- ドラマ『ヤアになる日〜鳥羽・答志島パラダイス〜』(NHK BSプレミアム、2012年9月30日放送[15]、NHK津放送局制作[16])
その他
- 市内の沿岸部では浜松中継局の電波を通じて静岡県のテレビが越境受信できる地域がある。
- 2007年(平成19年)より町おこしの一環として、行政と地元飲食店が協力してとばーがーなるご当地グルメを誕生させた。
- マスコミの影響で一般に「とば」のように「と」を高くして発音されることが多いが、地元では「とば」のように平板に発音するのが正しいとされる。(ただし、鳥羽駅でのアナウンスは「と」が高い「とば」と発音されている。)
- 日本一海女の多いまち
「日本には、2,174人の海女が現存しています。そのうち三重県鳥羽市・志摩市には、全国の約半数(973人)の海女が操業しています。(鳥羽市565名 志摩市408名) 日本で一番多い海女さんがいる鳥羽市では、今もアワビ・サザエなどを素潜り漁で生業としています。」【2010年海の博物館調べ】
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 「都市マスタープラン」第一章(鳥羽市ウェブサイトより)
- ↑ 鳥羽市観光情報サイト
- ↑ 伊勢志摩国立公園環境省ウェブサイトより。詳細な区域図もある。
- ↑ 中日新聞社"尾鷲市・鳥羽市が来月過疎指定 市財政にメリット、観光には悪影響 (三重県尾鷲市・鳥羽市)"2010年3月20日(2011年1月17日閲覧。)
- ↑ 5.0 5.1 片山健生"「真珠議会」が開催 発祥地・鳥羽を議場でPR"2011年6月7日付、中日新聞朝刊、三重版16ページ
- ↑ テンプレート:PDFlink 三重県選挙管理委員会
- ↑ 県議会議員の選挙区と定数 三重県選挙管理委員会
- ↑ 鳥羽市企画財政課企画調整係"鳥羽市/兵庫県三田市との友好都市宣言"2011年7月5日(2011年8月6日閲覧。)
- ↑ 三田市まちづくり部生涯学習支援室生涯学習課"三田市/三重県鳥羽市との友好都市宣言"2011年7月1日(2011年8月6日閲覧。)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 11.0 11.1 『なるほど知図帳 日本 2009』(昭文社、20ページ)
- ↑ 林一茂"五木ひろしさん:母校に 鳥羽時代を公表、加茂小の新校舎完成式 児童「偉大な先輩誇りです」/三重"<ウェブ魚拓>毎日新聞2013年3月22日付三重版(2013年3月28日閲覧。)
- ↑ "志州山 真国 力士情報"(2014年6月4日閲覧。)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web