浜松中継局
テンプレート:Pathnav 浜松中継局 は、静岡県浜松市等、静岡県遠州地方向けに送信されるテレビ、ラジオ放送の送信所である。
放送局によって送信所の所在地が異なり、現在、牛山・入野・富塚・鼠野の4箇所から放送されている。
牛山送信所
静岡県浜松市中区下池川町35-28にあるNHK浜松支局(浜松放送会館)の敷地内に存在するテレビ、ラジオ放送の中継局で、静岡県内全放送局の地上デジタルテレビジョン放送、NHK静岡放送局のFMラジオ放送の送信を行っている。
また、2010年9月30日までは外国語放送局の中継局も設置され、2011年7月24日まではNHK静岡放送局の地上アナログテレビジョン放送の中継局も設置されていたが、アナログ放送終了とともに廃止された。
地上デジタルテレビジョン放送送信設備
リモコンキー ID |
放送局名 | 物理 チャンネル |
空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | NHK静岡 総合 |
20ch | 1kW | 8.9kW | 静岡県 | 約39万8,000世帯 |
2 | NHK静岡 Eテレ |
13ch | 9.8kW | 全国放送 | ||
4 | SDT 静岡第一テレビ |
25ch | 7kW | 静岡県 | ||
5 | SATV 静岡朝日テレビ |
23ch | 7.2kW | |||
6 | SBS 静岡放送 |
21ch | ||||
8 | SUT テレビ静岡 |
22ch | 7.5kW |
歴史
- 2005年3月23日 予備免許交付
- 2005年5月30日 免許交付(NHK静岡(総合・Eテレ)・静岡放送)
- 2005年6月1日 放送開始(NHK静岡(総合・Eテレ)・静岡放送)
- 2005年10月31日 免許交付(テレビ静岡・静岡朝日テレビ・静岡第一テレビ)
- 2005年11月1日 放送開始(テレビ静岡・静岡朝日テレビ・静岡第一テレビ)
補足
- 地上アナログテレビ放送と異なり、全放送局とも中継局の扱いであるためコールサインの割り当てはない。
- 減力放送の場合は、放送区域内世帯数が、約33万5,000世帯となる。
FMラジオ放送送信設備
放送局名 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
NHK静岡 FM |
82.1MHz | 音声250W | 音声1.9kW | 静岡県 | 約-世帯 |
補足
- NHKは開局時から中継局である。
廃止された局の概要
NHK地上アナログテレビジョン放送送信設備
放送局名 | コールサイン | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
NHK静岡 総合 |
JODG-TV NHK浜松総合 |
4ch | 映像1kW/ 音声250W |
映像9.3kW/ 音声2.3kW |
静岡県 | 約-世帯 |
NHK静岡 Eテレ |
JODC-TV NHK浜松教育 |
8ch | 映像8.5kW/ 音声2.1kW |
全国放送 |
歴史
補足
- 親局並みの扱いをしていたのは昔の名残である。大正天皇が崩御した日に高柳健次郎により日本で最初にテレビジョン放送の実験に成功したのが浜松市だったことも関係している。
- 在静民放テレビ局のアナログテレビは別の場所から送信していた。
FMラジオ放送送信設備
2000年9月1日に開局した外国語放送局「愛知国際放送(RADIO-i)」は、2010年9月30日24時(10月1日午前0時)に廃止(閉局)となった。
送信を行っていた当時の浜松中継局の設備概要は次のとおりである。
放送局名 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
愛知国際放送 (RADIO-i) |
79.9MHz | 音声100W | 音声125W | 外国語放送 実施地域 |
不明 |
入野送信所
浜松市西区大平台2丁目36-10(佐鳴湖湖畔)に、浜松市内に本社を置く民放FMである静岡エフエム放送(K-mix)の送信所である。 かつては地上アナログテレビ中継局も設置されていたが、2011年7月24日のアナログ放送終了とともに廃止された。
また、2012年12月14日に開局したマルチメディア放送「ジャパン・モバイルキャスティング」についても併せて記述する。
FMラジオ放送送信設備
放送局名 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
K-mix 静岡エフエム放送 |
78.4MHz | 音声250W | 音声1.7kW | 静岡県 | 約-世帯 |
補足
- 本社は浜松市だが、コールサインは静岡親局に付与されているため、ここは中継局扱いとなる。
マルチメディア放送送信設備
放送局名 | 周波数 | 空中線電力 | ERP | 放送区域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
モバキャス NOTTV |
214.714286MHz (VHF11chに相当する周波数) |
2.5kW | 18.5kW | 静岡県西部および 愛知県南東部の各一部地域[1] |
約60万世帯 |
歴史
廃止された局の概要
地上アナログテレビジョン放送送信設備
放送局名 | コールサイン | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
SATV 静岡朝日テレビ |
なし | 28ch | 映像10kW/ 音声2.5kW |
映像80kW/ 音声20kW |
静岡県 | 約-世帯 |
SDT 静岡第一テレビ |
30ch | 映像82kW/ 音声20kW | ||||
SUT テレビ静岡 |
JORH-TV | 34ch | 映像81kW/ 音声20kW |
歴史
- 2011年7月24日 24時の停波をもって全局廃局となった。
補足
- テレビ静岡浜松支局のコールサインがあったが、アナログテレビ放送終了とともに廃止された。
富塚送信所
浜松市中区富塚町1220(富塚公園付近)に存在するSBS静岡放送の中波ラジオ放送の中継局である。
かつては地上アナログテレビの中継局も設置されていたが、2011年7月24日のアナログ放送終了とともに廃止された。
AMラジオ放送送信設備
放送局名 | コールサイン | 周波数 | 空中線電力 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
SBS 静岡放送 |
なし[4] | 1404KHz | 音声D1kW | 静岡県 | 約-世帯 |
廃止された局の概要
地上アナログテレビジョン放送送信設備
放送局名 | コールサイン | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|---|
SBS 静岡放送 |
なし[5] | 6ch | 映像1kW/ 音声250W |
映像9.3kW/ 音声2.3kW |
静岡県 | 約-世帯 |
歴史
- 2011年7月24日 24時の停波で廃局となった。
NHK鼠野ラジオ放送所
浜松市南区鼡野町(芳川沿い)に存在するNHK静岡放送局の中波ラジオ放送の中継局である。
AMラジオ放送送信設備
放送局名 | コールサイン | 周波数 | 空中線電力 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
---|---|---|---|---|---|
NHK静岡 第1 |
(JODG) NHK浜松第1 |
576KHz[6] | 音声1kW[7] | 静岡県 | 約-世帯 |
NHK第2 | (JODC) NHK浜松第2 |
1521KHz | 音声1kW | 全国放送 |
脚注
- ↑ 具体的な地域は、浜松市中区、東区、西区、南区、北区、浜北区、磐田市、袋井市、湖西市、菊川市の全域と、浜松市天竜区、島田市、掛川市、御前崎市、牧之原市、周智郡森町及び愛知県豊橋市、新城市、田原市の各一部地域。
- ↑ 浜松市で携帯端末向けマルチメディア放送局を予備免許 - 総務省東海総合通信局(2012年10月3日プレスリリース)
- ↑ 札幌、旭川、仙台、浜松、福山送信所の試験電波発射 - ジャパンモバイルキャスティング・2012年10月15日リリース
- ↑ かつてはJOVOが割当てられていた
- ↑ かつてはJOVO-TVが割当てられていた
- ↑ 2000年3月16日水曜日午前5時より、999kHzから現在の周波数に変更された。
- ↑ NHKラジオ第1放送は、当送信所が、万が一送信できなくなった際の予備送信所が、浜松市中区のNHK浜松放送会館内に設置され、空中線電力100Wで送信される。