世界の車窓から
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テンプレート:基礎情報 テレビ番組
『世界の車窓から』(せかいのしゃそうから、英称:See The World By Train)は、テレビ朝日系列局・BS朝日ほかで1987年6月1日から放送されている、帯編成のミニ紀行番組である。一部のネット局[1]のみ字幕放送を実施。
ハイビジョン制作[2]。
かつては、朝日ニュースターでも放送された。
概要
2012年7月1日にて通算9000回に達した長寿番組である。
世界各地の鉄道の車窓から見える美しい景色や、その沿線の名所、観光地などを音楽に乗せて紹介する。また、列車内の乗客、乗務員、あるいは駅構内の様子を映し出すこともある。放送時間が短く、ひとつの国を1ヶ月 - 3ヶ月ほどかけて紹介する。放送開始以来、日本国内の駅を紹介した実例は一度も無い。
番組テーマ曲は、溝口肇作曲による「世界の車窓から」。ナレーターは、放送開始から一貫して俳優の石丸謙二郎が務める。
番組開始以来、制作プロダクションは「テレコムジャパン」(現・テレコムスタッフ)である[3]。
スポンサーは、放送開始から一貫して富士通の一社提供[4]。テレビ朝日での「提供読み」は、開始当初から長年小林一枝(アナウンサー、現・放送番組審議会事務局担当部長)が担当した。
過去にゴールデンやプライムタイムに、数回の特別番組が全国ネット放送された。2007年12月16日に『日曜ワイド』(15:30 - 17:25)枠で「世界の車窓から20周年記念特番」を放送した。
番組開始当初より長らく毎日放送されていたが、2013年4月1日以降は土曜日・日曜日の放送が廃止され、週5日に縮小した。
放送局・放送時間
すべてJSTの表記。
テレビ朝日(関東広域圏)
放送開始時刻は前後することがある。CMを除いた正味時間はすべて同じ。
期間 | 月 - 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 | |
---|---|---|---|---|
1987.6.1 | 2000.3.26 | 21:54 - 22:00(6分) | 22:54 - 23:00(6分) | |
2000.3.27 | 2001.9.30 | 21:48 - 21:54(6分)[5] | ||
2001.10.1 | 2011.10.2 | 23:10 - 23:15(5分) | 22:51 - 22:57(6分)[6] | 22:54 - 23:00(6分) |
2011.10.3 | 2012.9.30 | 23:10 - 23:15(5分)[7] | ||
2012.10.1 | 2013.3.31 | 23:06 - 23:12(6分)[8] | ||
2013.4.1 | 現在 | (放送終了) |
- 2010年
- 6月19日・21日:「2010 FIFAワールドカップ」サッカー中継のため番組休止。
- 2011年
- 3月11日 - 14日:2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により、ANN報道特別番組のため休止、15日より放送を再開[9]。
- 2012年[10]
- 5月28日 - 6月2日:定時枠[11]が「2014 FIFAワールドカップ」アジア地区最終予選の番宣PR番組に差し替えられ、深夜2時台[12]に移動[13]。
- 6月3日:サッカー中継の影響と『日曜洋画劇場』の拡大のため、23:45 - 23:50へ時間変更。
- 11月5日 - 13日:定時枠をそのまま同番組に差し替えて番組休止。
- 2013年[14]
- 2月25日 - 3月2日:第3回WBCのPR番組のため休止。
- 3月22日 - 3月26日:「2014年サッカーワールドカップ」アジア地区最終予選の番宣PR番組のため休止。
- 5月27日 - 6月3日:「2014 FIFAワールドカップ」アジア地区最終予選の番宣PR番組のため、概ね深夜2時台に移動。
- 2014年[15]
- 7月28日 - 8月1日:テレビ朝日・六本木ヒルズ合同イベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」のPR番組のため、深夜2:20 - 2:25に移動(1日のみ2:22 - 2:27)。スポンサーの富士通はPR番組を提供。
ネット局
テンプレート:節stub 2014年5月時点[16]。★印…富士通提供として放送[17]。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送開始時間 | 備考(遅れなど) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | ||||
青森県 | 青森朝日放送 | テレビ朝日系列 | 20:54 | × | 20:54 | × | 番組ホームページと異なり、月曜・火曜・木曜日のみの放送。[18] 2014年5月15日現在、約1ヶ月遅れ。 | |||
秋田県 | 秋田朝日放送 | 20:54 | 24:09 | 23:10 | 第1・3・5水曜日及び、第2・4木曜日のみ自社制作のミニ番組を放送するため休止。 [19] | |||||
山形県 | 山形テレビ | 23:10 | × | 23:06 | × | 2014年5月14日現在、約4ヶ月遅れ。 | ||||
新潟県 | 新潟テレビ21 | 23:10 | × | |||||||
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | × | 18:55 | × | 4回分カットして放送。2014年5月15日現在、2週間遅れ。 | ||||
中京広域圏 | メ〜テレ | テレビ朝日系列 | 23:10 | × | ★ 2014年5月14日現在、1週間遅れ。[20] | |||||
近畿広域圏 | 朝日放送 | 23:10 | × | ★ 2014年5月14日現在、1週間遅れ。[21] | ||||||
山口県 | 山口朝日放送 | 18:55 | × | 18:55 | × | 木曜分をカットして放送。2014年5月14日現在、1週間遅れ。 | ||||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | × | 23:10 | |||||||
大分県 | 大分朝日放送 | 23:10 | × | 金曜分をカットして放送。2013年5月14日現在、3週間遅れ。 | ||||||
沖縄県 | 琉球朝日放送 | 23:10 | 24:15 | × | 金曜日を除き、テレビ朝日と同時ネット。 | |||||
日本全国 | BS朝日 | × | 23:54 | × | 23:54 | × | ★ 2013年10月1日から火・木・金曜限定でレギュラー放送開始[22]。 |
- 不定期のネット局
- 過去のネット局
- 北海道テレビ
- 2013年9月26日を以って打ち切り。
- 岩手朝日テレビ
- 2012年3月31日を以って打ち切り。
- 秋田放送[23]
- 秋田朝日放送の開局前まで、15:00からのテレ朝正午ワイドショー枠の時差ネットの後、15:55から放送した。[24]
- 東日本放送
- 福島放送
- テレビ信州[23]
- 長野朝日放送の開局前まで11:30から放送した。
- 長野朝日放送
- 北日本放送[23]
- 2000年代に一時期のみ放送。
- 北陸朝日放送
- 2013年10月現在は放送されていない。
- 山陰放送[25]
- 1990年頃、『スタートピックス』を打ち切って日曜深夜のみ0:20 - 0:25に放送した。3か月ほどで打ち切り。
- 広島ホームテレビ
- 1980年代にネット開始した当初は富士通提供ではなく、地元企業提供または提供なしでの放送だったが、その後富士通提供となっていた。富士通提供対象地区の縮小に伴い、2013年9月をもって打ち切り。
- 瀬戸内海放送
- 九州朝日放送
- 2013年9月30日を以って打ち切り。
- 長崎文化放送
- 2013年9月29日を以って打ち切り。
- 熊本朝日放送
- 鹿児島放送
- 2009年10月より再開。毎週火曜日18:55より放送されていたが、2010年9月を以って打ち切り。
備考
- 2001年以前は、年末年始の時期も含め毎晩放送されていた。2001年以降は、12月29日頃 - 1月3日まで番組自体を休止している[26]。
- 全曜日放送しない局では、その分テレビ朝日の本放送から遅れるため、地域によっては1 - 3年ほどの遅れが生じていることがある[27]。
メ~テレ(2012年10月以降)、朝日放送では、No.表示が連番となるように書き換えられている[28]。朝日放送については、2013年3月までキー局でのシリーズ放送時期から大幅な遅れが生じないよう、およそ7本に2本の割合でカットすることで調整していた。 - 2013年3月20日のみ、23:25 - 23:30に全国ネット(ワールドベースボールクラシックの中継のため)。
DVD・CD-ROM
番組の映像は、DVDとしてバップから発売されている[29]。過去に、ビクターエンタテインメントからビデオとレーザーディスクが、また株式会社オルカビジョンがプロデュースしたCD-ROMも発売された。
2007年7月に、朝日新聞社[30]から『世界の車窓からDVDブック』が発売された。静岡県、広島県のみ、3巻を先行発売した。2007年11月頃より、全国発売されており、第1期30巻に続き、第2期20巻を発売している。
脚注
関連項目
外部リンク
- テレビ朝日|世界の車窓から - 番組公式サイト(テレビ朝日)
- 世界の車窓から - 広告宣伝 : 富士通 - 富士通による公式サイト
- ↑ テレビ朝日・朝日放送・名古屋テレビ(メ〜テレ)・BS朝日ほか。
- ↑ アナログ放送時代は、映像の上下に黒枠が付いたレターボックス状態で放送された。
- ↑ 番組の放送期間中にテレコムジャパンが倒産の危機に陥るが、急遽別資本を立ち上げ新会社「テレコムスタッフ」を設立、スタッフや番組制作を当該会社に移管し、放送を継続している。
- ↑ ただし、2013年10月以降は東名阪及び、BS朝日のみに縮小された。
- ↑ 『ニュースステーション』の開始時間繰り上げに伴う。
- ↑ 同時期に放送開始された『SmaSTATION!!』の直前番組『裏Sma!!』の放送開始に伴う。
- ↑ 『日曜洋画劇場』の放送時間拡大に伴う。
- ↑ 『土曜ワイド劇場』の放送時間拡大に伴う。
- ↑ その影響で宣伝自粛のため、富士通提供地域では提供クレジットは無く、CMはACジャパンのものに差し替えられた。4月16日から提供クレジットおよびCMが再開。
- ↑ 1月5日より放送開始。年末は、12月23日で放送終了。
- ↑ 6月2日の定時枠は、『土曜ワイド劇場』の15分拡大で23:06 - 23:12に時間変更されていた。
- ↑ 5月28日 - 31日は深夜2:26 - 2:31、6月1日は深夜2:25 - 2:30、6月2日は深夜2:15 - 2:20に放送。
- ↑ この期間、通常時『世界の車窓から』のスポンサーである富士通はサッカー番宣PR番組へ移動し、深夜2時台へ放送されている期間はスポットまたはノンスポンサーで放送された。
- ↑ 1月5日より放送開始。年末は12月23日で放送終了。
- ↑ 1月6日より放送開始。
- ↑ 最新の放送時間は公式ホームページ「全国放送時間表」(テレビ朝日|世界の車窓から)を参照のこと。
- ↑ 富士通のホームページにて告知されている局。
- ↑ ABA基本番組表より。平日19:00 - 20:54(または21:48)の時間帯に特別番組が放送される場合は、通常19:54に放送される『ABA天気』を優先するため、当番組を休止する場合があるが、通常編成でも休止になることが多い。
- ↑ AAB番組ホームページより。2014年4月以降、唯一毎日放送されている局である。1~2週間遅れで推移しているが、遅れ日数の調整ため、再放送が挿入される場合がある。
- ↑ メ~テレの放送版は、エンドクレジット時の予告ナレーションが入らない。テロップは、「明日もお楽しみに!」ではなく、「次回もお楽しみに!」に差し替えられる。
- ↑ 2013年3月21日より予告ナレーションが実施されている。
- ↑ 一時期は毎週日曜朝9:30 - 10:00に、1つの路線または列車のルートをまとめて30分番組として放送していた。このときも富士通の1社提供だった。
- ↑ 23.0 23.1 23.2 日本テレビ系列。
- ↑ 1991年に世界陸上東京大会が開催されるまでの期間、日テレ系『世界陸上への道』を放送のため放送を休止していた。
- ↑ TBS系列であるが、朝日新聞が主要株主の放送局である。
- ↑ 『ニュースステーション』 → 『報道ステーション』の年内最終日の放送時は、15分遅れで放送される場合がある。また、土曜・日曜も時間変更された場合がある。年によっては、『ニュースステーション』→『報道ステーション』の年末年始休止期間中の平日23:10からの放送を休止している日もある。このためこの期間の放送は、「明日もお楽しみに!」扱いの日と「次回もお楽しみに!」扱いになる場合とに分かれている。
- ↑ そのような地域では、エンディング最後のテレビ朝日のロゴマークが、旧・全国朝日放送時代のまま登場する。
- ↑ 2013年11月現在でテレビ朝日放送分と2600程度のずれが生じている。
- ↑ 富士通製のパソコンの店頭向けデモ画像にも使われているほか、富士通が取引先等に配布するカレンダーにも使われている。
- ↑ 出版部門は、2008年頃より「朝日新聞出版」として分社。