メタルスラッグ
テンプレート:出典の明記 テンプレート:コンピュータゲームシリーズ 『メタルスラッグ』(METAL SLUG)は、SNK(現SNKプレイモア)制作の2Dアクションシューティングゲームである。略称は『メタスラ』。タイトルは作中で登場する、主人公が乗る高性能一人乗り用小型戦車に由来している。
目次
概要
1996年にリリースされた2Dアクションゲームである。特殊工作隊員であるプレイヤーが、反乱軍やテロリストの軍事基地に潜入し、味方捕虜の解放や敵軍の殲滅、秘密兵器(ボス)の破壊などを行う。
職人芸的なドット絵アニメーションや、映画のパロディなども含めた上質の演出や音楽、高いゲーム性などが魅力的。一部の作品を除き、ストーリーの説明に文字や言葉が一切使われず、ゲーム中の演出やデモでストーリーが進行する。特に1、2、X、3の初期シリーズはネオジオのゲームらしく日本国内のみならず海外での人気も非常に高く、発売から20年以上経過した今なお根強いファンが多く高い評価を得ている作品である。また、SNKを代表するアクションゲームでもあり、知名度の高さも有名であるテンプレート:要出典。
当初はSNKの業務用ゲーム基板Multi Video System(MVS、業務用ネオジオ)でシリーズが開発されていたが、『6』はMVSの後継として採用した、サミーの業務用ゲーム汎用基板ATOMISWAVEで開発された。独特な外見を持つMVS筐体は駄菓子屋によく設置されているゲーム機筐体として知られている。
シリーズ一覧
- アーケード版
- メタルスラッグ
- メタルスラッグ2
- メタルスラッグX
- メタルスラッグ3
- メタルスラッグ4
- メタルスラッグ5
- メタルスラッグ6
- ネオジオ版
- ハードウェア構造はMVSと同等なので、アーケード版と同じ内容。
- メタルスラッグ(1996年5月24日)
- メタルスラッグ2(1998年4月2日)
- メタルスラッグX(1999年5月27日)
- メタルスラッグ3(2000年6月1日)
- メタルスラッグ4(2002年6月13日)
- メタルスラッグ5(2004年2月19日)
- ネオジオCD版
- 基本的にハードウェア構造は同じだが、CDへのアクセス等の問題からアニメパターン等が削除されている。しかし移植度はROM版に次ぐ忠実度であると言える。
- メタルスラッグ(1996年7月05日)
- メタルスラッグ2(1998年6月25日)
- セガサターン版
- 一般的にセガサターン版の移植度は良いとされているが、ネオジオCD版に比べると移植度は落ちている。
- メタルスラッグ(1997年4月4日)
- PlayStation版
- ステージ途中でロードが入る等スムーズにプレイができないが、代わりにミニゲームが他のハードより充実している。なお、『X』ではロードが改善されている。
- メタルスラッグ(1997年8月7日)
- エンディングテーマ「Hold you Still!〜夢見るタンクバスター〜」歌:冨永みーな
- メタルスラッグX(2001年1月25日)
- PlayStation 2版
- 移植度は良好。3D版は家庭用オリジナル。
- メタルスラッグ3(2003年6月19日)
- メタルスラッグ4(2004年9月22日)
- メタルスラッグ5(2005年4月28日)
- メタルスラッグ(2006年6月29日) ※3D版
- シリーズ唯一(2012年現在)のサードパーソンシューティング形式。他のシリーズと比べ、ストーリー面が強く描かれている。
- メタルスラッグ6(2006年9月14日)
- メタルスラッグコンプリート(2007年5月31日)
- 1本で『メタルスラッグ1』 - 『6』『X』のアーケード版7作が入り、ボリュームがとても大きい作品である。
- が、移植度は「ほぼ完全な」程度でマップ移動等ではPS2単体移植版でも無かったロードが入り、BGMやSEにも劣化とおぼしき音色の変化がある。
- ハイスコアは記憶され、サウンド、ギャラリーなどのおまけもあるが特定のステージを選んでのプレイや難易度選択の幅が狭いなどシステム的にもやや難がある。
- PlayStation Portable版
- メタルスラッグコンプリート(2007年2月22日、ダウンロード版:2009年8月17日)
- 1本で『メタルスラッグ1』 - 『6』『X』のアーケード版7作が入り、ボリュームがとても大きい作品である。ロードが長い。ダウンロード版ではメディアの違いにより、ロードが改善されている。
- 基本的な内容、仕様はPS2版とほぼ同じだが、中断セーブ機能がある、ギャラリーの内容が異なるという違いがある。
- SNK ARCADE CLASSICS Vol.1(2009年5月21日、ダウンロード版:2009年8月17日(現在は配信終了))
- 収録タイトルの1つに『メタルスラッグ』を収録。
- メタルスラッグXX(2009年12月23日、ダウンロード版:2010年6月9日)
- ゲームアーカイブス版
- PlayStation版を配信。
- メタルスラッグ(2007年6月28日)
- メタルスラッグX(2007年4月26日)
- PlayStation Portable・PlayStation 3・PlayStation Vita NEOGEO Station版
- 家庭用ネオジオROM版の移植。非常に移植度が高い。開発元はM2。
- リプレイ機能やサウンドプレイヤー機能などが追加されている。また、PlayStation 3版はオンラインによる協力プレイに対応している。
- メタルスラッグ(2010年12月22日)
- メタルスラッグ2(2011年9月29日)
- PS3版は上記の特徴に加え、処理落ちを軽減する「NEOGEO CPU CLOCK-UP」機能を搭載している。
- Xbox版
- 移植度は良好。『3』はPS2版と異なりコンティニュー回数に制限がある。またコンティニュー時の復活が各ステージ最初からの戻り復活である。
- メタルスラッグ3(2004年6月24日)
- メタルスラッグ4(2005年2月24日)
- メタルスラッグ5(2005年7月28日)
- Xbox 360版
- メタルスラッグ3(2008年1月02日)
- XboxLiveアーケードにてダウンロード配信。シリーズ初のオンラインによる協力プレイに対応し、その他やり込み度が分かる実績システムやオンラインランキングシステムにも対応している。移植度は良好であるが、本来のくっきりしたドットにアンチエイリアス処理がかかっており外せない。
- メタルスラッグXX(2010年5月19日)
- XboxLiveアーケードにてダウンロード配信。『3』と同じくオンラインによる協力プレイやランキング、実績システムに対応している。追加キャラクターのレオナはダウンロードコンテンツ(DLC)として別販売されている。
- Wii版
- メタルスラッグコンプリート(2007年12月27日)
- 1本で『メタルスラッグ1』 - 『6』『X』のアーケード版7作が入り、ボリュームがとても大きい作品である。
- PS2版、PSP版よりはロード時間が短い。
- 基本的な内容、仕様はPSP版とほぼ同じ。
- Wiiバーチャルコンソール版
- 家庭用ネオジオROM版の移植。非常に移植度が高い。ネオジオ起動時のアニメーション、アドバタイズデモ、ゲーム開始時の操作説明画面も収録されている。
- 以下全作品バーチャルコンソールにて900Wiiポイントで配信。開発元はD4エンタープライズ。
- ネオジオポケット版
- 残機がライフ制になっている。
- ステージで条件を満たすと異なるステージへ移行する「ルート分岐」があり、セカンドミッションではプレイ時のキャラクターも条件に含まれる事がある。
- メタルスラッグ ファーストミッション(1999年5月27日)
- メタルスラッグ セカンドミッション(2000年3月09日)
- ゲームボーイアドバンス版
- メタルスラッグアドバンス(2004年11月18日)
- SNKプレイモア唯一のゲームボーイアドバンス用ソフト。今回の作品では残機がライフ制になっている。
- GBAオリジナル作品として武器が強くなったりするカード集めなどの要素を取り入れた異色作品。
- ニンテンドーDS版
- メタルスラッグ7(2008年7月17日)
- シリーズ初の家庭用且つ携帯機発のナンバリングタイトル。後継として『メタルスラッグXX』として据置機に移植される。
- 携帯電話アプリ版
- i=iアプリ Y!=S!アプリ EZ=EZアプリ
- メタルスラッグ(2005年7月4日)(i)
- 初代の構成に近い。グラフィックは軽容量の物に描き直されている。
- メタルスラッグ外伝 -Allen's Battle Chronicles-(前編2005年12月19日、後編2006年2月20日)(i)
- アレンが主役になった作品。残機がライフ制になっている。
- メタルスラッグSTG(2006年1月16日)(i)
- シューティングゲーム。システムは『3』のファイナル等に似ている。
- METAL SLUG SURVIVORS 〜メタルスラッグ サバイバーズ〜(2006年7月14日)(i/Y!/EZ)
- METAL SLUG SOLDIERS 〜メタルスラッグ ソルジャーズ〜(2006年9月1日)(i/Y!/EZ)
- METAL SLUG FIGHTERS 〜メタルスラッグ ファイターズ〜(2007年5月2日)(i/Y!/EZ)
- METAL SLUG WARRIORS 〜メタルスラッグ ウォリアーズ〜(2007年7月2日)(i/Y!/EZ)
- METAL SLUG M1 〜メタルスラッグ M1〜(2009年7月1日)(i/Y!)
- METAL SLUG TEAM MISSION 〜メタルスラッグ チームミッション〜(2009年12月1日)(i/EZ)
- METAL SLUG M1 〜メタルスラッグ M2〜(2010年2月1日)(i/Y!)
- いずれもシステムは似ている。『怒』シリーズからのゲストがいたり、ウォリアーズではパラシュートが開けたり、ファイターズではプレイヤーの性能差が存在する等、ナンバリング作品に影響を与えたものが多い。チームミッションはオンラインでの4人同時プレイが可能。
- METAL SLUG MARSPANIC! 〜メタルスラッグ マーズパニック〜(2008年1月17日)(i/Y!/EZ)
- マーズピープルが主役になった作品。残機がライフ制になっている。
- METAL SLUG TACTICS 〜メタルスラッグ タクティクス〜(2009年3月2日)(i/Y!)
- モーデン軍が主役になった作品。戦略ゲームで、従来のシステムの面影はない。
- iOS版
- 開発元はDotEmu。リプレイ機能やミッションモードが追加されている。また、オンラインランキングシステムにも対応している。
- メタルスラッグ
- メタルスラッグ2
- メタルスラッグX
- メタルスラッグ3
- メタルスラッグ ディフェンス
- Android版
- 開発元はDotEmu。リプレイ機能やミッションモードが追加されている。また、オンラインランキングシステムにも対応している。
- メタルスラッグ
- メタルスラッグ2
- メタルスラッグX
- メタルスラッグ3
- メタルスラッグ ディフェンス
- 2014年5月1日サービス開始。説明は同上。
- パチスロ版
- METAL SLUG Type-A
- METAL SLUG SV-001
- いずれも本作の世界観やキャラクターをモデルにしたパチスロである。
- Type-Aはコミカルに、SV-001は初代のストーリーを軸にして若干シリアスに描かれている。
- NEOGEO X版
- 家庭用ネオジオROM版の移植。血の色が白いなどの違いがある海外版であるが非常に移植度が高い。開発元はTommo。
- ネオジオ起動時のアニメーション、アドバタイズデモ、ゲーム開始時の操作説明画面も収録されている。
- Metal Slug(本体に内蔵)
- Metal Slug 2(NEOGEO X Classics Volume 1 又は Mega Pack Volume 1 に収録)
- プロジェクトEGG版(PC)
- 家庭用ネオジオROM版の移植。非常に移植度が高い。
- ネオジオ起動時のアニメーション、アドバタイズデモ、ゲーム開始時の操作説明画面も収録されている。
- 開発元はD4エンタープライズ。内容的にはWiiのバーチャルコンソールと同じである。日本版と海外版の両方が配信されており、演出の多少の違いがある。
- メタルスラッグ / レトロゲーム総合配信サイト、プロジェクトEGG(2011年6月28日)(525円)
- METAL SLUG / レトロゲーム総合配信サイト、プロジェクトEGG(2013年4月23日)(525円)
- Steam版(PC)
- iOS/Android版をベースにPCに移植(リプレイ機能無し)。開発元はDotEmu。フレンドとのオンライン協力プレイが可能となっている。Steam実績システム、4:3/16:9、内部解像度変更、自動連写設定、オンラインランキング、任意のステージから開始できるミッションモード、イラストを閲覧できるギャラリーモードに対応している。国内版同様に血の色は赤であり、日本語に対応しているがステージクリア時の捕虜名表示は英語である。NEOGEO版の完全移植と説明文にあるが差異は多い。
- Steam:METAL SLUG 3(2014年2月15日)($7.99 USD)
シリーズの内容
メタルスラッグ
テンプレート:節スタブ テンプレート:Infobox 1996年、開発はナスカ、販売はSNK。
細部まで書き込まれたドット絵や、プレイヤーを魅了する演出などが高い評価を受けた、シリーズの原点。人間臭い動きをするメタルスラッグや、威圧感たっぷりの巨大兵器、哀愁を誘うエンディングなど見所が多い。 なお、1人プレイと2人プレイでエンディングが異なる。1Pはマルコ、2Pはターマと、使用キャラクターが予め固定されており、ナンバリングシリーズで唯一キャラクター選択画面がなかった作品でもある。当初は戦車を自機にした作品として開発が進められており、実際にロケテストも行われている。その際、操作方法はレバー上でジャンプ、ABCDボタンとその同時押しでショットの方向を撃ち分けるといった内容だった。その開発中のバージョンの資料は家庭用のデータベースにも収録されている。
初期装備は、弾数無限のハンドガンと手投げ弾10発のみだが、道中で味方捕虜を助けたり物を壊したりすると出現するアイテムを取得すれば、強化銃が使用可能(ただし弾数制限あり)になったり手投げ弾の追加・強化銃の変更や弾数補充ができる。ステージ中には特殊戦車「メタルスラッグ」が置いてあり、これに乗り込む事もできる。
生身の場合は体力の概念がなく、一発でも攻撃を受けると戦死して残機が一つ減り、残機がなくなるとゲームオーバー。ただし、メタルスラッグに搭乗中は耐久力の分だけダメージを防ぐ事ができる。メタルスラッグの耐久力はアイテムのジェリ缶(メタスラエネルギー)で回復させることもできる。なお、メタルスラッグや固定砲台(他のシリーズでは別の乗り物も登場する)に乗り込んだときと降りたときに少々の無敵時間がある。これは一般に「鬼避け」と呼ばれ、『メタルスラッグ』シリーズ通して攻略に重要なウエイトを占めている。
なお、世界的に有名なシリーズであるが、制作当時での日本はアーケードでの2D横スクロールアクション主体のゲームが少なくなっており、それを危惧したのと少数化したのを逆に狙って制作。1は日本国外の市場受けを目指して作られ、2では日本国内の市場受けに帰化して作られたことがゲーメストのインタビューで語られている。
ストーリー
反逆軍を率いるモーデン総帥が世界的な軍事クーデターに成功する。正規軍は後退を余儀なくされ、さらに反撃の足がかりとして開発し完成直前だった高性能小型戦車「メタルスラッグ」が奪われてしまう。特殊工作部隊ペルグリン・ファルコン隊(通称PF隊)のマルコとターマは、メタルスラッグの奪回と敵の殲滅、ひいてはモーデンの撃破を命じられた。
メタルスラッグ2
テンプレート:Infobox 1998年、SNKより発売。
この作品より、ナスカを吸収合併したSNKによる開発・販売となる。本作からキャラクターデザインも森気楼が担当するようになった。
モーデンを撃破しクーデターが収まった前作から数年後、散逸的だった反逆軍の残党の動きが組織化してきていた。正規軍は倒したはずのモーデンが生きており、再びクーデターを起こそうとしていることを察知する。マルコとターマは、正規軍情報部の特殊部隊スパローズの女性兵士である笠原英里(エリ)とフィオと共に、反逆軍への急襲を命じられたのだった。
一部武器の性能が大きく変化したり、スラグノイドやスラグフライヤーといった新型の乗り物の登場、キャラクターのデブ化など、前作に対して多くの新要素が加えられた。前作が軍事的要素一色であったのに対し、本作以降からSF要素やパロディなどバラエティ要素をより強めた。
『ゲーメスト』の製作者インタビューによれば当時、新キャラは隠しキャラにする、若しくはキャラクターの性能に差をつけるという案があったらしいが、前者は「ここまで苦労して作ったキャラを出るかどうかわからなくするのか」後者は「そうするとキャラ選択に偏りが出て折角作ったキャラを選んでもらえない」との理由で見送りになったというエピソードがある。
なお、3ハードで発売された『メタルスラッグコンプリート』に収録されるまでは、家庭用ネオジオ2機種のみでしか遊べなかった、ある意味で貴重な作品でもある。
メタルスラッグX
テンプレート:Infobox 1999年、SNKより発売。
『メタルスラッグ2』のリメイクバージョン。ストーリーやステージ進行は『2』と同じだが、背景、武器アイテムや敵の種類が増加、敵配置変更による難易度調整、システムボイスの変更、BGMの一部再編集などがされており、ゲーム的には別物となっている。
また『2』では敵戦車が無限に出してくるミサイルなど一部のオブジェクトに撃ち込み点が入ったが、この『X』では点が入らなくなっている。
PlayStation版はSNK最後のPlayStation用ソフトであった。また、PS移植版では『1』に続いてコンバットスクールモードが搭載されている。
メタルスラッグ3
テンプレート:Infobox 2000年、SNKより発売。本作がSNK最後のメタルスラッグとなった。
モーデンのクーデターを未然に防いだマルコとターマだったが、反逆軍の残党狩りの中で、モーデンの2度目の復活を予感していた。一方正規軍情報部は、世界各地で起きていた謎の事件や異常現象と、反逆軍、そして『2(X)』で目撃されていた宇宙人の三者の関連の可能性をつきとめる。情報部は強引にマルコ達の残党狩りにエリとフィオの参加を決定したのだった。
新要素としてステージ分岐が導入され、ボスに辿り着くまでの道が何種類にも分かれている。エレファントスラッグやスラグマリナー、ドリルスラッグ等の新兵器が多く登場するが、敵側も謎の宇宙人や火星大王似の巨大ロボ、動き出した遺跡の石像など一筋縄ではいかないものばかりとなっている。最終面ではプレイヤーキャラクター自身が宇宙人に誘拐されてしまい、別のキャラクターがそれを追いかけるという形で操作するキャラクターが変わる。宇宙人にさらわれた正規軍兵士を助けるために舞台はなんと宇宙に移り、小型ロケットで縦スクロール式のシューティングゲームのような戦いを繰り広げ、宇宙人の母艦内部に突入する。それらも含め、今作の演出は前作に比べ非常に凝っており、シリーズ一(2011年現在)のボリュームを誇る。ファンの間ではシリーズ最高傑作の呼び声も高いテンプレート:要出典。
なお、発売後カプコンに移籍したためこの作品が森気楼デザインの最後の作品となった。
メタルスラッグ4
テンプレート:Infobox 2002年、プレイモア許諾、メガ・エンタープライズ/ノイズファクトリー開発、サン・アミューズメントより発売。
SNK倒産後第一作。実開発はノイズファクトリーである。なお、ゲーム中に表示されるメーカーロゴは、プレイモアとメガ・エンタープライズのみである。スタッフがほぼ全員入れ替わっての製作であるためステージの使い回しがある等、旧4作とは(様々な意味で)違ったゲームとなっている。本作からメタスラアタックを4ボタン目に割り当てたため、攻撃中に間違ってメタスラアタックを暴発する可能性がなくなった。また、音楽製作も今作より田中敬一となっている。
ストーリーはテロ組織「アマデウス」が軍のコンピューターすら侵すウイルス、「ホワイト・ベイビー」を誕生させるという声明がインターネット上で告知され、PF隊のターマとスパローズのエリはホワイト・ベイビーのワクチンプログラムの作成チームの護衛を、マルコとフィオ、そして新人のトレバーとナディアの4人は、アマデウスの殲滅を命じられる。だが、出撃前に送られてきたアマデウスのメンバーの写った衛星画像に、全員驚愕する。そこにはモーデンの姿があった…。
今作のみの特徴として特定のアイテムを取った後、一定時間以内に稼いだ点数に応じてステージクリア時にボーナスがもらえる「メタリッシュシステム」がある。その他、演出面で若干他のナンバリング作品と異なる点が多い。また、強化銃「トゥー・マシンガン」が初登場。
メタルスラッグ5
テンプレート:Infobox 2003年、SNKプレイモア(旧:プレイモア)より発売。実開発はSNKネオジオ(旧:サン・アミューズメント)。ネオジオで開発された最後のシリーズ作品。
メタルスラッグの開発を行っていた研究所が何者かに襲撃され、メタルスラッグの機密事項の入ったディスクが奪われてしまう。マルコとターマは奪還指令を受けその行方を追っていた。一方、遺跡発掘を行う武装集団「プトレマイック・アーミー」を追い、古代遺跡に侵入していたエリとフィオは、謎のメタルスラッグの攻撃を受け撤退を余儀なくされる。機密事項を奪った犯人がプトレマイック・アーミーと判明し、正規軍は4人にその組織の壊滅を命じた。
本作の特徴として、姿勢が低くなる「スライディング」や、最新鋭の二足歩行機能付き戦車「スラグガンナー」などが追加され、歩兵や戦車などの雑魚敵のグラフィックが一新されている。スライディングは、上方向からの敵の弾をかわしやすくなっているが、『1』〜『3』までのメタスラアタック同様暴発しやすく、必要性が疑われたために『6』以降廃止となった。
音楽は引き続き田中敬一が担当、メタル・ロック色が前面に出されたものとなっている。
メタルスラッグ6
テンプレート:Infobox 2006年2月、SNKプレイモアより発売。
メタスラ唯一のATOMISWAVE作品。ATOMISWAVE基板で開発された最後のソフトでもある。
物語の時間軸は『5』からではなく、『3』からの続きとなっており、新キャラクターに『怒』シリーズからのゲストとしてラルフ・ジョーンズとクラーク・スティルの2人が加入している。また、『4』と同じくルートによってエンディングが変化する。
新システムとして
- 各キャラクターの性能差
- 操作の5ボタン化
- 強化銃を複数所持して通常弾及び別の強化銃との切り替えを行う「ウェポンストックシステム」
- 敵へのダメージにより得点を増加させる「ラッシュブラスターシステム」
- 初心者用の「イージーモード」
- 視点のズームアウトとキャラクターや弾の影による演出
を搭載し、新武装にザンテツソードが登場、大幅な変革が施された。
BGMは過去に数多くのゲーム音楽を手がけた、「さんたるる」こと並木学が主な作曲担当、一部金田充弘が作曲担当。PS2版はアレンジ版が収録されている。
家庭用移植版では、『X』から数作品ぶりにコンバットスクールモードが再度実装された。
メタルスラッグ(3D版)
テンプレート:Infobox 2006年6月29日にSNKプレイモアより発売。機種はPlayStation 2。
ジャンルはサードパーソンシューティング(TPS)となっており(前述のとおり、メタルスラッグシリーズ唯一のTPS作品でもある)、タイトルには書かれていないが2Dではなく3Dで作られている。本作ではキャラクターに音声が付いているほか、メタルスラッグを改造することも可能。例えばメルティハニーの持つトゲ付き盾を装備したり、副砲のバルカン砲を曲射砲に変えたり、スラグガンナーのような人型戦車に変えたりすることができる。
ストーリーは反逆軍と協力関係を結んだ「ケワルド=オグマ社」の2つを相手に、反逆軍の主力基地へ乗り込んでいくという物。ステージ間では会話が導入されている。
メタルスラッグ7
テンプレート:Infobox 2008年7月17日、SNKプレイモアより発売。機種はニンテンドーDS。
携帯ゲーム機では4作品目にあたる。システムのベースは前作『6』とし、操作キャラクターも前作と同じく6人となっている。全7ステージのメインミッションに加え、「コンバットスクール」が搭載されている。本作品のコンバットスクールでは新しく入った教官シンシアが初登場。また、キャラクター性能に新たなものが追加されている。本作のBGMは田中敬一(でんちゅう名義)が担当。
本作では、産業廃棄物処理島「スクラップ島」を舞台に現実世界のモーデン兵と未来から来たモーデン兵たちを相手にする。
メタルスラッグXX
テンプレート:Infobox 2009年12月23日、SNKプレイモアより発売。機種はPSP。後にXbox 360の配信サービス、『Xboxライブアーケード』でも配信された(1200マイクロソフトポイント)。
『メタルスラッグ7』のマイナーチェンジバージョンで、『X』以来のコードネームタイトル。ステージ分岐やキャラクターの追加、ボイス面での変更、通信機能による2人同時プレイ(CO-OP)が可能になった。別途DLCを購入することで追加キャラクターとしてレオナを使用することができる。
登場キャラクター
プレイヤーキャラクター
- マルコ=ロッシ (Marco Rossi)
- 本名、マルクリウス=デニス=ロッシ。PF隊第1中隊隊長で正規軍少佐(『初代』では少尉)。アイダホ州出身。26歳(『初代』では23歳)。叩き上げの軍人だが、趣味はプログラミング(コンピューターウイルス作成がメイン)というインテリでこっそり作っていたウィルスが誤って軍のネットワークに侵入し核ミサイルが発射されそうになったという秘密がある。『3』では敵異星人母艦のシャッターを開くための機械を難なく操作するという適応力がある(他のキャラクターでは苦労したり機械を蹴ったりして開いた)。『4』におけるコンピューターウィルスは、彼が考えたものをもとにしているという噂もある。『6』では他メンバーより初期銃(ハンドガン、難易度によってはヘヴィマシンガン)の威力が2倍、『7(XX)』ではそれに加えバーストショット(移動を停止してオート連射。ほとんどの強化銃に対してヘヴィーマシンガンのような高速連射が可能になる。近接攻撃停止やモビルサテライトなどの攻撃アイテムは発射停止する。)が使えるようになった。口癖は「ヒマがあったらソースを読め!」。名前の元ネタは『母をたずねて三千里』の主人公。
- 外部出演として『ネオジオバトルコロシアム』(以下『NBC』)に登場した。この作品では、まるで別人のように性格が一転している。『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下『SVC CHAOS』)のマーズピープルのエンディングにも登場。
- ターマ=ロビング (Tarma Roving)
- 本名、ターマイクル=ロビング3世。PF隊第1中隊副長で正規軍大尉(『初代』では少尉)。北海道出身。26歳(『初代』では23歳)。マルコの親友。趣味はバイクのカスタムメイキングで、その腕はプロ顔負けであり、除隊後はバイク屋を営むことを夢見ているが、上層部の必死の説得によっていまだに流され続けている。『6』では乗り物の性能が向上し攻撃力・耐久力が強化、副砲の射撃方向固定(バルカンフィックス)も可能。『7』ではそれに加えバルカンフィックス時の連射力上昇、スラッグの砲弾補給数が上昇し、「蹴り」によって乗り物の耐久力をランダムで回復、あるいは減少させる能力が追加された。『4』では使用できないが、一部シーンでプレイヤーキャラクターを援護する。口癖は「次の手、考えるか…」。納豆が好物。
- 『SVC CHAOS』のマーズピープルのエンディングにも登場。『NBC』でもマルコの勝利デモやストーリーに登場する。
- エリ=カサモト (Eri Kasamoto)
- 日本人。『2』から参入したメンバー。本名、笠本英里。スパローズ所属の二等軍曹(『2』では軍曹)。広島県出身。21歳。「メンフィスの爆弾娘」の異名をとる爆発物のスペシャリストで、『6』『7』では手榴弾の所有数および補給量が倍になり、上下方向への投擲やより遠くへの高速遠投が可能。『4』では使用できないが一部シーンで登場。口癖は「人間はみんなひとりぼっち」。
- 他人に対してきつめでさっぱりな性格であるが、いわゆるツンデレ的な素振りも見せるところも。同じスパローズに所属していたフィオとは仲がいい模様で、出身地の広島弁が飛び出すことも。
- スリーサイズは上から80・57・86。
- 『SVC CHAOS』のマーズピープルのエンディングにも登場。『NBC』でもマルコの勝利デモに登場しているが、ストーリー上では登場していない。
- 外伝・外部作品を含めると4人中最も出演回数が少ない。
- フィオ=ジェルミ (Fiolina Germi)
- イタリア人。『2』から参入したメンバー。本名、フィオリーナ=ジェルミ。スパローズ所属の上級曹長(『2』では一等軍曹)。ジェノヴァ出身(『4』ではフィレンツェ出身となっている)。23歳。富豪の軍人の家系の一人娘なため、親の工作で無理矢理スパローズに所属されており、本来はそこまでの兵士ではない(ゲーム内ではハンデ無し)。しかし、『2』以降における活躍から隊における主要なメンバーになった。また、ゲーム中に何もせずに立っていると、敷物を引いてサンドイッチを食べ始めるという、天然っぷりを見せる。『6』『7(XX)』では強化銃の弾数を1.5倍保有でき、スタート時からヘビーマシンガン(イージーモードなら通常弾としてBIGヘビーマシンガン)を使える。口癖は「平気です、大丈夫です」。名前の元ネタはマルコと同じく『母をたずねて三千里』に登場するフィオリーナ・ペッピーノから(フィオはペッピーノという名の熊のぬいぐるみを自身の宝物としている)。
- スリーサイズは上から88・58・89。貧乳なエリとは対照的に巨乳である。丸いメガネを着用しているが、スタッフによるとメガネっ娘という点にもこだわりをかけているという。
- 外部出演として『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズの『'99EVOLUTION』及び『2000』にストライカー専用キャラクターとして登場した。さらに『KOF MAXIMUM IMPACT』シリーズでは、操作可能キャラクターとして登場する。また、ターマ同様『SVC CHAOS』のマーズピープルのエンディングや『NBC』のマルコの勝利デモ及びストーリーにも登場する。その他外伝・外部作品を含めると4人中最も出演回数が多い。
- エリとフィオは各種モーションでキャラクターの特徴を差別化されている点も多く、幼虫やカタツムリの吐く強酸を浴びると、服だけ溶けるというサービスシーンがあった。また、アジラビア兵の投げたシャムシールに当たると、独自の動きで倒れる。
- トレバー=スペイシー (Trevor Spacey)
- 『4』のみ参入したメンバー。PF隊所属の軍曹。韓国出身のアメリカ系韓国人。20歳。夏休みの課題に対ウイルスのワクチンプログラミングを提出するほどのコンピューターの知識を持つ(余りにも高性能なため、提出された学校側は未だにそのワクチンプログラミングでウイルス対策をしている)。テコンドーの使い手で、近距離格闘では足技も披露するが、ゲーム中では近接攻撃の隙が大きくなる上シールド兵に対しては盾だけしか攻撃できないというデメリットになっている。『4』におけるコンピューターウィルスの正体に気づいているらしい。口癖は「やっぱ、パーツはジャンク物ッスよ!」で、ハード面にはこだわりがある模様。
- ナディア=カッセル (Nadia Cassel)
- 『4』のみ参入したメンバー。スパローズ所属。フランス出身。18歳。本業はモデルの卵だが、口癖にもある通りかなりの大食家。仕事と趣味を両立させるため、ダイエット目的の激しい運動量が目当てで正規軍に入っている。スパローズに所属しているのは実戦経験をつけるため。近接攻撃がスタンガンになっており、機械系の敵にもダメージを与えられる(ただし近接攻撃の出る条件は他のキャラクターと一緒なのであまり意味がない)。口癖は「これって美味しい?」。2011年現在、シリーズ最年少プレイヤーキャラクターでもある。
- ラルフ=ジョーンズ
- 『6』から参入するメンバー。『怒』『ザ・キング・オブ・ファイターズ』にも登場した傭兵部隊の大佐。アメリカ出身。39歳。近接攻撃やザンテツソードのスピードが他メンバーより早く、壁や戦車などの無機物も攻撃できる。また、一回だけ敵に攻撃を受けても残数を失わないが、それ以降は地上での移動速度が若干低下する。ただし、攻撃によっては一撃で倒れる場合もある。特殊格闘攻撃として戦車も高速で破壊可能なバルカンパンチ[4]を使う事が出来る。他のキャラクターと比べて強化銃と手榴弾の補充数が少ない。口癖は「よーし、とどめいくか!」(『KOF』では挑発時のセリフ)。
- クラーク=スティル
- 『6』から参入するメンバー。ラルフと同じく『怒』『ザ・キング・オブ・ファイターズ』にも登場した傭兵部隊の少佐(なお、『KOF』では中尉)。アメリカ出身。34歳。ラルフの頼れる相棒。特殊な性能はないが、ヒット時に無敵が発生して連続して決めることにより得点も上がるスーパーアルゼンチンバックブリーカー[5]を特殊格闘攻撃として使える。モーデン兵を始めとする小型の生物敵にしか使えない。口癖は「ヘイ、カモン!」(これも『KOF』での挑発時のセリフ)。
- レオナ=ハイデルン
- 『サバイバーズ』から参入するメンバー。『ザ・キング・オブ・ファイターズ』にも登場した傭兵部隊のメンバー。
- 『XX』ではDLCを使用すれば追加できるキャラクターで、特殊な性能はハンドガンの威力が1.5倍、手榴弾保有数が1.2倍、周囲に攻撃判定があり戦車にも攻撃可能で、敵弾をかき消す必殺技のムーンスラッシャー、ミス時にストックした武器を失わない特徴がある。但し、エンディングには登場しない。
- ウォルター=ライアン (Walter Ryan)
- 『アドバンス』のみ参入したメンバー。PF隊入隊候補生。オーストラリア出身。21歳。自分の肉体と精神の鍛錬を目当てで正規軍採用最終入隊試験に参加した。スタミナに自信あり。口癖は「筋トレしたいな〜」。
- タイラ=エルソン (Tyra Elson)
- 『アドバンス』のみ参入したメンバー。PF隊入隊候補生。アメリカ出身。20歳。正義心から精鋭と名高い正規軍採用最終入隊試験に参加した。ペーパー試験では最高得点を取った。口癖は「私がやるしかないじゃない」。
- ロベルト=ニコラ (Roberto Nicola)
- 『サバイバーズ』から参入するメンバー。PF隊の若きニューフェイス。
- ナタリー=ネオ (Natalie Neo)
- 『ファイターズ』から参入するメンバー。PF隊の若きニューフェイス。
- アリサ=スチュワート (Alisa Stewart)
- 『ウォリアーズ』から参入するメンバー。元特殊部隊出身の女性メカニック。
敵キャラクター
- デビルリバース=モーデン (Donald Morden)
- 本名:ドナルド=モーデン。元正規軍元帥。カナダ出身。55歳。『1』『2』『3』『6』『7』の反乱軍の長であり、『1』の最終ボス。『4』『5』の事件には一切関与していない。ボスとなるヘリや戦車から乗り出してバズーカを武器にして戦う。軍部と政治の腐敗を断罪するためクーデターを起こした。『1』では敵のボスらしく終始シリアスな役柄だったが、その後何度も懲りずに反逆を起こしているため『2』以降は三枚目キャラクター扱いされている。それでも部下にはかなりの信頼を受けていたり、正義的な世論で一部世間の賛同を得たりと、指導者としては非常に高いカリスマ性を持つ。「ハッハッハッハ」という高めの笑い声が特徴。『2』『3』『6』に登場するスペースタンクはマーズピープルから高度な技術を提供して貰った物で、『2』から愛用するようになる(しかし、『7』『XX』ではジイ・コッカに乗って登場)。ゲームの演出上とはいえ物凄い生命力を持っており、銃で撃たれようが、銃で撃たれて二次放出攻撃ヘリ「ハイ・ドゥ」から落下して地面に叩き付けられようが、未確認飛行物体「ダイマンジ」の主砲で乗っているスペースタンクごと撃たれようが、実験用のベッドの下敷きになろうが、ダイマンジの外壁に括り付けられたままパンツ一丁で宇宙空間を飛行されようが、マーズピープルに拷問を受けようが、『6』で新たに登場したエイリアンに頭突きされて海に落ちようが、タイムゲートが完全に破壊される直前に最後に力を振り絞って出現させた蛸型メカに吸い込まれようが、蛸型メカが破壊されようが、その残骸から自力で生還したりするなど、不死身の肉体を持つ男。下着はブリーフ派。『3』からはトランクスを着用し、ごつい外見に似合わずお茶目な模様が特徴である。家庭においても良き父だったが、爆破テロで妻と娘を失った過去がある。
- 初代のファイナルミッションでは「ハイ・ドゥ」から落下後、ナイフで追い討ちをかけることができる。
- アレン=オニール (Allen O'Neil)
- 反逆軍軍曹(『2』『X』では曹長)。『1』 - 『4』を通して中ボスとして登場。筋骨隆々としたスキンヘッドの大男で、常に上半身は裸なのが特徴。『初代』においてはモーデンのクーデターで活躍し、身一つで二等兵から下士官へと異例の昇進を遂げた。敵味方問わず恐れられている男で通称「オニ軍曹」。生身の肉体でありながら普通の戦車を凌ぐ耐久力を誇り、威力の高い多彩な攻撃を操る難敵。大型のマシンガンを主武器にして戦えるほどの膂力の持ち主でもあり、このマシンガンは『2』以降はアレン撃破後に強化銃のヘビーマシンガンとして入手できる。俊敏で移動速度が速く、手榴弾を勢いよく投げてきたり、接近戦ではナイフや弾帯で斬りかかってきたりもする。ダメージを受ける度に体が赤くなっていき、体が完全に真っ赤になった時に攻撃を受けると力尽き、「See you in hell.(地獄で会おうぜ。)」と言い残して倒れる。笑い声は「ガッハッハッハッハッハ」。彼もまたモーデン並みにしぶとい生命力の持ち主で、銃で撃たれた程度では死ぬはずもなく、『2』ではシャチに飲み込まれて骨まで毟り取られたのかと思いきや逆にシャチの胃袋を食い破って何故か無傷で生還。『3』のファイナルミッションでは『開発途上大型機「ヘアバスター・リバーツ」』を破壊され、地面に叩き付けられたにもかかわらず生存どころか無傷でピンピンしており、その後のラグネーム内の戦闘では通路確保のために共闘してくれるなどもはや伝説である。『4』では、テロ組織「アマデウス」が作った彼のサイボーグ(つまり偽者)が登場する。i-mode用アプリ『メタルスラッグ外伝』では主人公として抜擢される。『7』では2タイトルぶりに再登場。さらに中ボスではなく、ミッションのボスに昇格し、スラグギガント型巨大ロボットを操縦してプレイヤーに襲い掛かる。妻ヘンリエッタと娘のナンシー、そして彼と同じように屈強な兵士である息子のアレンJrがいる。
- 製作者いわく「彼には愛すべき家族がいる。だから絶対に生きて帰るんです。」とのこと。
- アレンJr
- アドバンスの黒幕で中ボス。アレン=オニールの息子。ウォルターとタイラの上官に化け、PF隊の新兵のための模擬戦闘訓練で、彼らを抹殺し精鋭の若い芽を摘み取る目的でモーデン兵を送り込み、PF隊の最初の「訓練」をPF隊としての最初の「実戦」にさせた張本人。父親譲りの異常なタフネスと怪力の持ち主で、やはり彼と同じ「ガッハッハッハッハッハ」という高笑いが特徴。最初はマシンガンで銃撃し手榴弾を勢いよく投げてくるが、一度倒れた後は再び起き上がり、今度はマシンガンと手榴弾を使わずナイフのみを武器とする。ナイフを振り回しながら近づいて襲いかかってくるなど、接近戦の技量にも長けている。
- 反逆軍兵士
- 反逆軍などに所属する兵士。盾持ち、バズーカ、ライフル、ナイフ、戦車・戦闘機乗りなど様々な兵種が存在する。単独での戦闘能力はプレイヤーに遠く及ばないが、数で圧倒したり、戦車などと組むことで厄介さは増す。場合によってはメタルスラッグに取りついてダメージを与える。プレイヤーに気づいていないときは炊事をしたり、談笑したり、もしくは新聞を読んだりゲームをやっていたりと等身大の人間らしい動きを見せてくれる。その際に近づくとこちらに気づいて驚き、全力で逃げるというさらにコミカルな行動を見せる(そのまま攻撃を仕掛ける勇敢なものもいる)。
- 数ある敵の中で唯一「オーバーキル」を起こす。地上にいる状態でハンドガンやヘビーマシンガンなどの弾丸系の武器で倒した時、地面に倒れるまでの間こちらの弾丸を余計に受け止めてしまうため、後ろにいる敵への攻撃がわずかに遅れる事がある。得点が余計に入ることはないが、『6』『7』でいうラッシュブラスターのゲージは上がる。
- 反逆軍というだけあり、一部で登場する正規兵も顔が似ていることもある。
- モーデン兵
- モーデン率いる反逆軍。シリーズ恒例の敵キャラクターでヘルメットに緑(オリーブドラブ)の戦闘服と、典型的な第二次世界大戦~ヴェトナム戦争期の古風な軍隊の格好をしている。彼らの使う兵器には白い地に黒い×マークが描かれ、それを赤○で囲んだシンボルマークが施されている。このマークは同盟を結んだマーズピープルのダイマンジとラグネームにも施されている。
- 一時、世界征服の計画を実現寸前にまで進めた強力な軍隊だったが、『1』において正規軍の最新鋭戦車メタルスラッグの登場で反攻を許し敗北する。『2』では地球外知的生命体の異星人マーズピープルとの接触・同盟に成功、以降の作品は彼らとの協力で再起を図ってもいる。しかし『2』でモーデンがマーズピープルのテクノロジーを独占しようとしていたことで『2』の終盤で裏切られ、『3』では完全に敵対していたが、『6』でルーツマーズの遺体を引き上げた事で和解し、再び同盟を結んだ。
- 勝利のためには恐ろしい人体実験を行うこともあり、経緯だけを辿れば世界を混乱に陥れた悪の組織だが、リーダーであるモーデンの危機に立ち向かう事態になると敵であるマルコたちと共闘してでも救おうとする忠誠心の篤さや軍人らしい職業意識も見せており、『6』でのエイリアン侵略から地球を守るため自発的に立ち上がるなど道徳的な行動も起こす。そういった姿勢から一部の作品(『2』『X』『3』『6』)ではプレイヤーと協力して戦ってくれるシーンもある。
- 『3』では、ミニゲームとして3兵種のモーデン軍の兵士でプレイすることができる。さらに、i-mode用アプリ『メタルスラッグタクティクス』では、モーデン兵を操作し、敵のクローン兵を倒すストーリーでモーデン兵を操ることができる。
- アマデウス兵
- 世界各国にサイバーテロを仕掛けたテロリスト。モーデン軍と同一装備の部隊と、防護服で身を包んだ者達がいる。
- 幹部にモーデンらしき人物が目撃されたことから関与が疑われたが、サイボーグが化けた偽者と発覚する。
- プトレマイック・アーミー兵
- 遺跡盗掘を繰り返す武装集団。突如、正規軍の施設を襲撃してメタルスラッグの設計図を奪う。覆面で顔を隠した者達と、ガスマスクと黒い戦闘服に身を包んだ部隊がいる。
- 悪霊の権化の使いに従い、メタルスラッグの複製兵器で破壊活動を行うが、彼らとの繋がりや最終目的はともに不明。
- 未来兵
- 『7』『XX』で登場する未来からやって来たモーデン軍。『7』『XX』ミッション1クリア後にマルコ達に敗北したモーデンの前にタイムゲートで現れ、助けに来た。2本の突起があるヘルメットの青い軍服を着用している。ボスを除いて兵器も全て青。エンディングでは一瞬だけ登場した。
- ノーマル兵
- 現代のモーデン兵とは違い、手榴弾ではなくエネルギー弾をプレイヤーに飛ばしてくる。
- バズーカ兵
- ビーム砲でプレイヤーに向かって砲撃する。飛行装置を使って空中から攻撃する兵士もいる。
- シールド兵
- バリアをはりながらプレイヤーに攻撃する。現代と同じで一定のダメージを与えると逃走する。
- アジラビア兵
- 『2』『X』で登場する、アラビア風の装束や武器で身を固めた兵士。普通に剣を振ったり投げたりして攻撃してくるタイプ、剣を振り回しながら複数で突撃してくるタイプ、ラクダに乗って銃撃してくるタイプの3つがある。『4』で登場する海賊もアジラビア兵とほぼ同じ。
- アブル・アッバース
- 『2』『X』で登場するモーデン軍と同盟を組んだアジラビア革命派のリーダー。頭に巻いたターバンと小太りの体型が特徴で、手に持った指揮刀を振りながら指示を出す。部下がやられそうになると撤退して再起を図る不屈の闘志の持ち主だが、ステージボスにあたる巨大兵器が破壊されるとあっけなく白旗を揚げて降伏する。アジラビア兵は彼の部下である。名前の由来はアブー=アル=アッバースから。
- マミー
- 『2』 - 『4』に登場。遺跡を守るミイラで、紫色の霧(マミーポイズン)を吐く。ポイズンを食らうとミイラになってしまう。ポイズンを地面を這うコロコロ弾にして吐き出したり、チャリオッツと呼ばれる甲虫を吐き出すタイプや犬の姿をしたタイプもいる。『2』『X』では遺跡の作業員をミイラにする事があり、ショットガン以外の武器で倒すと作業員に戻り、逃げて行く事がある。
- ミュータント兵
- 『2』『X』で登場。反乱軍が一般市民を誘拐して作った改造人間。四つん這いで壁や天井に張り付きながらこちらに接近し、赤くなってから自爆する。『3』のラグネーム内部には同じくオレンジ色になってから自爆する一つ目の赤い生物がいる。
- マーズピープル
- 『2』『X』『3』『6』『7』『XX』で登場する地球外生命体。地球人をはるかに上回る科学力を持つ上、人間よりは高い身体能力を持っている(耐久力がモーデン兵以上だったり、高いジャンプ力を持っていたり等)。
- タコのような外見であるが、それを指摘すると激怒する一面がある。ゲーム画面では体色は白・灰色・黒で目は黒であるが、イラストでの体色は黄緑色で目は青・黒色。『6』では捕虜としても登場、名前は主に半濁音(パピプペポ)で構成されている者が多く、話し方も半濁音で話す。
- 地球で墜落事故を起こしてしまい、その修理のために反逆軍であるモーデンたちと手を組み、見返りとして自分たちの高度な技術を提供し、クーデターに参加した。ところが、最初はモーデンと手を組んでいたが、モーデンがマーズピープルのテクノロジーを独占しようとしていたことに腹を立て、逆に元帥を利用して、地球侵略を企んだ。夜には極地基地で兵士たちを実験のために誘拐していたらしく、モーデンも実験材料として狙っていた。しかし、正規たちとモーデン軍が一致団結したために地球侵略に失敗。『3』で再び地球侵略を図り、地球で様々な怪事件を起こしたが、再度失敗する。しかし、『6』でモーデン軍がマーズピープルと再び地球でクーデターを起こすためにルーツマーズの遺体を引き上げたことで和解。だが、同作で地球侵略に現れたエイリアンは天敵にあり、仲間を拉致・捕食されていたため正規軍・モーデン軍の両軍と地球防衛の連合軍を結成。『7』『XX』においてはエンディングでマルコたちに捕まったモーデンたちを救出するなど優しい一面もある。
- 『2』 のアートギャラリーでは煙草を吸いながら女性兵と愛し合うように寄り添うようなイラストが存在するが、添えられた文章で恋愛感情が芽生えた事実もあったとされている。
- モーデンに変装したり、通信機でUFOを呼んだりと芸当が細かい。
- 外部出演として、『SVC CHAOS』と『ネオジオバトルコロシアム』に、それぞれ隠しキャラクターとして登場した。i-mode用アプリ『メタルスラッグマーズパニック』では、主人公として抜擢される。『メタルスラッグタクティクス』では前作で拉致したモーデン兵からクローン軍を作った。
- ルーツマーズ
- 『3』の最終ボスで、『3』『6』に登場するマーズピープルのボス。「ウフフ、アハッ」と子供が無邪気に笑うような声を出す。
- 当初はラグネームの中心にて固定されている。脱出後、宇宙船を飛び出しプレイヤーに襲い掛かる。あからさまに脳味噌がむき出しになっており、そこが弱点。『3』でマルコ達の活躍で命を落としたが、『6』でモーデン軍とマーズピープルに助け出され、その後はマーズピープルの科学力でサイボーグとして蘇る。『6』ではルーツマーズスラッグで登場し、プレイヤーを手に乗せて戦う。その時は脳味噌にカバーを付けられている。
- 途中のステージで彼が登場するルートを選んだ場合、エンディングにてモーデンの代わりに落ちそうになったマルコ達を助けてくれる。
- 生物系の敵
- 正式名称ではない。ただし、ヒュージイナゴや、マンイーター(この場合は人食い花)などのように名前が発表されている種類もある。基本的に巨大化し凶暴化したカニ、イナゴ、カタツムリなどの総称。これに対し戦車などは機械系の敵と呼ばれることがある。大抵はナイフで攻撃できる。同じ外見でも場所によって戦闘力・耐久力が異なるタイプがある。主に『3』で登場。
- ゾンビ
- 『3』『4』に登場。死亡した一般人の男女やモーデン兵の死体が腐敗して命を持ったもの。体液を飛ばし、これに当たったプレイヤー及び背景の一般市民はゾンビになってしまう。外見によって飛ばし方が異なり、特に体液を広範囲に放つタールマンという強化種もいる。出てくる場所によって体力が異なる。
- アイスメン
- 『3』『4』に登場する雪男。冷たい息を吐き、この冷気に当たると雪ダルマになってしまう。この状態で接近されると骨で殴りかかってくる。開発時にはこの冷気のキラキラした尾が長く、その見た目から「メルヘン弾」と呼ばれていたが、基板の処理能力の都合で短く削られてしまったという。
- ジャポネス兵
- 『3』『アドバンス』で登場する兵士。旧正規軍とも呼ばれる。帽垂布の付いた戦闘帽を着用していることから日本兵と呼ばれることもあるが、これは誤りらしい(ただし『3』のサウンドトラック中のジャポネス兵登場面の曲名は「日本兵」である)。腰に提げた刀で攻撃してくるが、振りが異常に早い。倒した後に爆弾を取り出し自爆する者もいる。彼らの使う戦車や戦闘機はすべて人力で動いている。
- ブラックプレイヤー
- 『3』で登場する、マーズピープルがさらった正規軍兵士で作ったクローン兵。ハンドガン、強化銃、ナイフ、手榴弾などで攻撃してくる。4人のうち誰のコピーであっても戦闘力は同じだが、出てくる場所によって挙動、持っている強化銃の種類、耐久力が異なる。ゾンビ化したタイプの名称は「フェイルプレイヤー」という名で、強力な吐血攻撃を仕掛けてくる。
- 研究兵
- 『3』『4』で登場。この名前は正式名称ではない。
- 『3』では背景の一般市民と同じ扱いだが、『4』ではプレイヤーをサル化させる銃で攻撃する。注射器による近接攻撃もしてくる。
- またゾンビの登場する面では、ゾンビ化した状態で攻撃を仕掛ける。ほとんどは倒すとゾンビ化を解除できる得点アイテム「ゾンビワクチン」を落とす。
- 本来『3』の時点では「飛行機墜落現場に駆け付けた医師」という設定。
- 原住民
- 『5』『アドバンス』で登場。異様な格好と仮面をした名前通りの敵。斧を振り回したり、たいまつや槍を投げてくる。中には老人もいる。『5』では、悪霊の権化の白い仮面を装着してしまう。
- 司令官
- 『5』で登場する水色の軍服を着たプトレマイック・アーミー軍の司令官。部下へ指示をした後に逃げるタイプと、跳ね回りながら拳銃で撃つタイプの2種類の攻撃方法を使う。逃げる時に倒すことも可能。
- 悪霊の権化
- 『5』の最終ボス。多くの人間を白い仮面で操り、様々な事件を引き起こしていた。細かい背景や目的などがゲーム中で全く説明されていない。
- エイリアン(仮称)
- 『6』で登場。ミッション2クリア後のデモでマーズピープルを捕食している。爆発する芋虫を吐いたり、前方に伸びながらの頭突き、回転して跳ねながらの体当たりで攻撃してくる。虫の様な羽根のある個体もおり、そちらは空中から炎の弾を吐いてくる。また小型の飛行体もおり、取り付き攻撃を仕掛けてくる(取り付かれるとラルフでも即死)。人間に取り付き、彼らを操って攻撃する。
- 侵略者の王
- 『6』の最終ボスで、エイリアンのボス。地球を侵略しに隕石に乗って部下のエイリアンと共に地球にやって来た。隕石の墜落地点の近くに巣を作り、最深部の卵の中で待ち構えている。また、その巣の中には食料として捕まえたマーズピープルが試験管の中に入れられている。
- 中華兵
- 『6』で登場するアジア系の顔をした兵士。普段は何もしてこないが、飛行型のエイリアンに寄生されることにより、手榴弾や触手伸ばしで攻撃してくる。
- ケワルド=オグマ (Kewald Ogma)
- 3D版『メタルスラッグ』に出てくる「ケワルド=オグマ社」の社長。モーデン軍に資金出資やケワルド=オグマ社の技術提供をしている。実は過去から来た歴史学者で文明の無限の進化を研究していた。そのため、モーデンに近づいて3億年の情報が詰まった『情報集積装置「アラトル」』を探し出し、過去に戻った後、マルコ達を歴史ごと抹消しようとした。
味方キャラクター
戦場の最前線で捕まったり、身動きが取れなくなっている正規軍メンバー。助け出すとステージクリア時に救出数に応じて点数ボーナスを得ることができる。ただしミスをすると救出数はリセットされる。
10人以上助けると更にボーナスが入る。また、相川姉妹、百太郎、ウータン、ダイトウリョウの得点は通常捕虜の三人分。
- 捕虜
- 敵に捕まっている正規軍兵士や研究所所員。外見は老人のようだが、単に捕虜生活で毛が伸び放題になっているだけである。縛られていたり、吊るされていたり、歩いていたり、磔にされていたり、焚き火の上で尻を炙られていたりと様々。また、特定の場所を攻撃することで出現する隠し捕虜もいる。助けると「Thank you!!」と言ってパンツの中に隠し持っている武器やアイテムを出して「ではっ!!」と敬礼して立ち去る。『1』ではアイテムを出さず敬礼して去る捕虜も居る。そのまま水や穴に落ちたりする者もいるがちゃんとカウントされる。中にはマルコ達を援護するべく、わざと捕まっている特殊部隊員・一文字百太郎も居る。モーデン軍は彼らを人の壁作戦に利用する為、わざと前線に放置しているのだが、その捕虜達がアイテムを隠し持っており、助けてくれた御礼にマルコ達にアイテムを出して手助けしている為、むしろ逆効果である。モーデン軍以外の敵勢力もモーデン軍同様、わざと捕虜を前線に放置している。『3』ミッション2のゾンビステージでモーデン兵が氷漬けにされており、助けると「Thank you!!」と言って敬礼するが、アイテムは出してくれず、そのまま立ち去る。『5』ではサラリーマンが新しく捕虜として登場し、助けるとアタッシュケースに隠し持っていたアイテムを出して御辞儀をした後、去って行く。『6』ではマーズピープルも捕虜になっており、助けると「ぴぃ!!」と敬礼し、通信機で呼び出したUFOでアイテムも一緒に持ち出し、それをマルコ達に渡してUFOに乗り去って行く。中には、UFOに乗り共に戦ってくれるマーズピープルも居る。『セカンドミッション』では、外見はどう見ても男なのに女性が混じっている。尚、彼等の名前には様々な元ネタがある。
- 一文字百太郎 (Hyakutaro Ichimonji)
- 正規軍少尉(『セカンドミッション』では大魔王)。捕虜に見えるが実際はわざと捕まった潜入工作員であり、特殊部隊の凄腕。アイテムを出さない代わりに、かめはめ波のような気弾を放つ能力と、接近戦では華麗なる旋風脚でマルコ達を援護する。『ネオジオバトルコロシアム』にも登場。
- 相川留美 (Rumi Aikawa)
- 正規軍名誉伍長(『1』のアナザーストーリーでは二等兵)。京都出身。もと一般人だが、姉を正規軍の病院に入れるべく軍に志願した。後方の補給部隊の所属だが、毎度、軍の手違いで最前線に送られてしまう。撃つとリュックに穴が開きアイテムを点々と落とす。接触すると、捕虜と同様にアイテムをくれる。方向音痴である。
- 『3D』では補給部隊所属というだけあり、輸送ヘリに乗りスラッグを投下するなど主要キャラクターとして活躍する。
- 相川まどか (Madoka Aikawa)
- 正規軍二等兵。京都出身。留美の姉であり体が弱かったが、妹の努力のかいあって快方。『3』以降では留美同様に補給部隊に所属している。リュックの色が留美と異なるが、撃つとアイテムを落とす点は同じ。そして妹と同じく方向音痴である。
- ウータン (Utan)
- 『3』で導入された援護目的の猿。バナナが好物で、時折パンツの中にしまってあるバナナを取り出して食べるが、たまにバナナに似た別のものを誤って取り出して赤面する。
- 手にしているウージーで敵を攻撃するが、気まぐれでしか撃たない。百太郎の攻撃と違い得点が入らない為、下手すれば編隊ボーナスをふいにされる事も。
- ダイトウリョウ (President)
- 敵に捕まっているVIP。助け出すと電話でボディーガードを呼び出し、アイテムを支給(通常の捕虜と異なり、2つ出す)したあと去っていく。たまにボディーガードたちに置いていかれる事も。
コンバットスクール教官
- ソフィア
- 声 - 富永みーな
- 『1』のコンバットスクールの教官。ミネソタ出身の28歳。階級は少佐。身長168cm、体重50kg。スリーサイズは82・57・90。愛称はソフィー。SF系の読書を好み、カント哲学を相等研究していた。たくましくて誰かを守り抜くような人が好み。運動好きでバス釣りが得意。また、他者の言動から、その人の星座を当てようとする趣味がある。
- 入校したての新兵(プレイヤー)にも比較的フランクな口調で話す。教官らしく階級の低い新兵にはちょっと辛辣な態度で接するが、階級が上がるごとにプライベートなことも少しずつ話していき、恋していく。入校者をしごきぬいて立派に巣立たせることを誇りに思う。
- 後に元帥以上の、人間を超越した大魔王という階級に至ったプレイヤーへ僕として崇拝するに至り、求められたことに対しては故郷を捨てるほど躊躇なく従う。マーガレットによると、その後上位階級のプレイヤーと結婚して除隊している(または、大魔王となったプレイヤーと何処へと旅立っている)。
- マーガレット
- 声 - 半場友恵
- 『X』のコンバットスクール教官。フロリダ出身の29歳。ソフィアと同じく階級は少佐。身長158cm、体重49kg。スリーサイズは89・57・82とトランジスタグラマー。愛称はメグ。元既婚者であり、トーマスという5歳になる息子がいる。好きな性格は優しい人であること。バス釣りと園芸が趣味で、洋ランを栽培している。カトレアも好み。乙女ティックな恋愛を求めている。
- 入りたてのプレイヤーには丁寧な口調で案内をするが、低階級のプレイヤーには意地悪な態度で接する。ソフィア以上に厳しく激励叱咤を飛ばすが、これもまた、戦場へ向かう兵を守るためのことであり、兵たちの無事を祈っている。
- 前の婚約者とは突然別れを切り出される形で離れていったため、上位階級になったプレイヤーが除隊するのを願っておらず、該当プレイヤーが除隊してしまうと欠勤を挟んで髪を短く切り気分転換を図る。プレイヤーが大魔王となった時は同棲する形で、息子共々僕となる。
- マーズピープルについて機密事項ながら何かを知っている節があり、聞こうとしたプレイヤーに対して命の心配をする。しかし、プレイヤーが大魔王になると逆に彼らを脅威とせず、駆逐すら進言する。
初期装備
- ハンドガン
- デフォルトでのプレーヤーの通常武器。弾道はまっすぐ飛んでゆく。立ち時は左・右・上、しゃがみ時は左・右、ジャンプ時は上・下・左・右に撃てる。『初代』のみ全方位に同じ連射速度で撃てるが、『2』以降はしゃがみ撃ち・立ち、ジャンプ時の左右撃ち・上、下撃ちの順に連射速度が落ちる。威力は1。
- ナイフ
- 近接攻撃。敵兵士や縛られている捕虜に近接している際に攻撃可能(『アドバンス』では「斬鉄剣」というカードを取れば戦車にも攻撃可能)。ハンドガン(100点)よりも攻撃力と得点(500点)が高い。キャラクターによってはトンファー、手斧(エリ、フィオ)、スタンガン(ナディア)、ボクシンググローブ付きマジックハンド(マルコ、ターマ、『ネオジオバトルコロシアム』では「シークレットブロウ」という名で登場)、フォーク(デブ時)等、キャラクターによって見た目が変わることがあるが性能は変わらない。『6』では任意に出す事ができ、この場合も専用の動作になる。威力は3。
- 手榴弾
- 初期状態で使用可能な手投げ爆弾。最初に10発持っている。放物線を描いて飛び、弾体と爆風で敵に大ダメージを与える。レバーを入れながらで若干の遠投が可能。通常は画面内に2発までしか発射できないが、メタルスラッグに乗っているときにレバー↓を入れながら使用すると8発まで投げられる。威力は10。
- バルカンパンチ
- ラルフ専用の特殊近接攻撃。やや発生が遅いが断続的に攻撃でき、技中に前後移動が可能。戦車などに対しても有効で、攻撃力は高い。
- スーパーアルゼンチンバックブリーカー(SAB)
- クラーク専用の特殊近接攻撃。戦車などには無効だが、決まる相手なら一発で倒せ、さらに連続して決める事で独自の得点ボーナスが入り、高得点を狙える。また、成功すれば決めた後の少しの間まで無敵になる。
強化銃・強化グレネード
味方捕虜などから支給される、ハンドガン以上の攻撃力を持つ銃。装備すると、ほとんどの銃で見た目がアサルトライフル状のものに変化する。弾数に制限があり、ミスをすると無くなってしまう。『X』以降は一部の銃に弾の大きいBIG版が存在。デブ時には各アイテム弾が違うタイプのバージョンに変わる。弾数は『6』ではイージーモードでのもの(ハードモードではその半分)。なお、家庭用シリーズのメタルスラッグ2のアートギャラリーの画像では、文字入りのアイテムマークは銃と弾薬が入ったトランクとして表現されている。
- ヘビーマシンガン(ヘヴィマシンガン)
- 両手持ちのマシンガン。1発当たりの攻撃力はハンドガンと同じだが、ショットボタン1回で4発の弾が出るため連射性能が高い。また連射中に射角を変えることでハンドガンでは死角となる斜め方向への攻撃が可能となっている。一点集中や弾幕張りなど幅広い運用が可能なため、強化武器の中では比較的扱いやすい部類に入る。全作品で登場。ゲーム中では「H」。弾数は200発、威力は1。BIG版は米のような大きい楕円形の形に弾が太くなる。さらにデブ時は通常版は水玉模様のような大小の形、BIG版はさらに巨大な楕円形の形で「2」と「X」では斜めに撃つことができず扱いづらかったが「3」からは斜めも可能になった。『6』のイージーモード、『7』のメインミッション(難易度ビギナー)では通常弾として弾数無制限で使える。
- ロケットランチャー
- 軽いホーミング(誘導)機能を持つ小型ロケット弾を放つ。着弾時の爆風にも攻撃判定があるため、土嚢の裏にいる敵や複数の兵士をまとめて撃破することもできる。単発の攻撃力は低くもなく、高くもないが弾速と連射力が低いのが難(至近距離並びにマルコ(7以降)のバーストショットで連射可能)。全作品に登場。ゲーム中では「R」。弾数は30発、威力は3。BIG版も存在。デブ時はホーミング機能が強化されるが、スピードがダウンし使い勝手は良くない。
- ショットガン
- 射程距離の短い散弾を放つ。低い連射力を補い、なおかつ余りあるほどの攻撃力を誇る。戦車の懐に潜り込めば数発で撃破できるが、混戦時はリーチの短さと大振りすぎるのが仇になりやすい。接触時間がダメージソースになるフレイムショットに比べ、こちらは瞬間的な攻撃に強く、当たり判定内なら一律に同じダメージを与えられる。デブ時には散弾範囲が広くなる。ゲーム中では「S」、弾数は30発、威力は20。BIG版も存在するが、弾数は15発になっている。攻撃力は強化銃の中では最大。
- フレイムショット
- 火炎放射器。生物系の敵(取り分けミイラやゾンビ等)に高い効果を持つ炎を撃ち出す。『初代』では火炎弾となっておりリーチはあるが威力が低かった。『2』以降は炎をその場に吹き散らすタイプとなりリーチが短くなった反面、炎との接触時間で攻撃判定が発生する為、脅威的な攻撃力を誇るようになった(巨大戦車に近づいて発射すればショットガン以上となる)。5以外で登場。ゲーム中では「F」。弾数は30発、威力は毎フレーム3。BIG版も存在。デブ時には広範囲を焼き払うことが出来、使い勝手がよくなる。
- レーザーガン
- 直線状にレーザーを放つ。ショットボタンを押している間は弾が途切れることなく攻撃判定が発生するため、連射力はヘビーマシンガンをも上回る。『2』以降登場。ゲーム中では「L」。弾数は200発だが、全強化銃最強の連射力ゆえに弾切れが早い。威力は0.8。BIG版も存在。耐久力のある敵にも継続してダメージを与えられるが貫通力は弱いため、敵の接近を許してしまうと脆い面もある(モーデン兵の様な弱い敵なら貫通して一撃で倒すことが出来る)。『6』では斜めにも撃てるようになり、より使いやすい武器となった。デブ時はレーザーが波状になり照射範囲が広くなる。
- エネミーチェイサー
- 高いホーミング機能を持つ小型ロケット弾を放つ。ショットボタンを押していれば自動的に弾が敵に当たりに行ってくれるが、狙撃対象が複数あったり、近すぎたりすると、弾があさっての方向に飛んで行ったりもしてしまう。着弾時爆風が発生するが、ロケットランチャーよりは小さい。『X』以降登場。ゲーム中では「C」。連射力は低い。デブ時はミサイルが少し太くなるが性能は変わらず。弾数は40発、威力は3。
- アイアンリザード
- ロケット噴射により地面を疾走する車輪台座付き自走弾を放つ。接地しないとほとんど前進しないため空中向けには扱いづらい。接地時の前進速度は非常に速く、地面に接している相手には攻撃力も低くなく、爆風も発生するため使いやすい。『X』以降登場。ゲーム中では「I」。デブ時は卵のような人形になり疾走するが、コケたり立ち止まったりと気まぐれな行動をする場合もある。弾数は30発。
- ドロップショット
- 地面を跳ねる性質を持つ爆弾を放つ。弾速が遅く、連射力も射程距離も低いため、扱いにくい部類に入り、雑誌『月刊アルカディア』では「武器の形をした罠」とまで言われている。『X』以降登場。ゲーム中では「D」。弾数は30発。デブ状態では弾が異常なほど巨大になり、多少扱いやすくなる。下方向の敵やでこぼこした地形には強く、『X』ではミッション3で、『7』ではボスに対して効果を発揮する。
- スーパーグレネード
- 巨大な榴弾を放つ。ハンドガンと同じ程度の弾速があり、着弾時に上方向に攻撃判定を持つ爆風が伸びる。『X』以降登場。ゲーム中では「G」。弾数は20発、威力は10。デブ時は連射力がアップする。
- ツーマシンガン(ダブルマシンガン)
- 2丁のマシンガンで同時に射撃する。ヘビーマシンガン以上、レーザーショット以下の連射力を持つ。斜め方向へ射撃出来ないのが弱点。『4』以降登場。ゲーム中では「2H」。所持した状態でクリアすると、専用のポーズを取る。弾数は200発。デブ状態では銃自体も大型化する。
- サンダークラウド
- ハンドガンと併用して使う武器。人工の雷雲を発生させ、雷で攻撃する。『3』『4』で登場。ゲーム中ではCLOUD(雲マーク)。弾数は30発。命中率は悪い。ゾンビ状態でも取得すれば使用可能。
- モビルサテライト
- ハンドガンと併用して使う武器。小型の人工衛星のような物を飛ばし、そこからビームのようなものを敵に飛ばして攻撃する。『3』で登場。弾数は200発。
- ザンテツソード
- 名前通り、剣状の武器で、ナイフの様に振るい衝撃波を放つ。衝撃波は敵弾をかき消す事ができ、攻撃して入る得点はナイフと同じだが射程は短く、左右にしか放てない。また近接時にナイフに切り替わらないので無駄使いしやすい。『6』『7』で登場。ゲーム中では「Z」。弾数は10発。
- スナイパーライフル
- スコープで遠距離から狙撃出来る。『3D』で登場。ゲーム中では「SR」。弾数は最高50発。
- サンダーショット
- 銃口からスパークを流し、電流で攻撃する。『7』で登場。ゲーム内では「T」。弾数は30発。電流にはうねるような追尾性があり敵を貫通するが、威力は低め。相手がモーデン兵なら適当に撃っているだけで一掃してくれる。この武器だけ説明書に詳細が記載されていない。
- フレイムボトル
- 名前通りの火炎瓶。他の強化銃と違い、手榴弾がこれに変化。手榴弾と同じく放物線軌道で飛び、着地時に炎が地面に広がってダメージを与える。『2』以降で登場。攻撃力は低いが攻撃範囲が広い。また地面に炎が広がる特性上、空中敵に対して威力が激減する。
- ストーン
- 手榴弾が石に変化する。爆風が出ないためやや使いづらい。『X』以降で登場。地面に落ちた後も攻撃判定が残るため、高速スクロールステージでは、スクロールする地面に投げるだけで地上を走るバイク兵に当てることができる。宇宙人の乗るUFOを一撃で破壊する事が出来る。
- スモークボム
- 白い煙を出して敵の目をくらまし、主人公が発見されないようになる。『3D』で登場。直接の攻撃能力はない。
- モノリス
- 『3D』で登場。アイテムを投擲した地点に、火星から『3』で登場したモノリスを呼び寄せて、石版を降らせる。威力は非常に強力で、バランスブレイカーでもある。全ステージクリアすると使える。
- ハンドキャノン
- 家庭用移植版のコンバットスクールモードで大魔王になると初期装備となる。メタルスラッグのキャノン砲を弾数無制限で連射可能。
状態異常
『2』以降はプレイヤーキャラクターに状態異常が発生する可能性のあるステージがある。
- ミイラ化
- ミイラの吐き出す紫色のガスや、蝙蝠が運んできて落とす紫色の薬に触れてしまうと変化。持っている強化銃が無くなる、近接攻撃不可、歩行、ジャンプ、手榴弾の動きが遅くなるといったペナルティがつく。ミイラ状態で再び何らかの攻撃を受けるとミスとなる。専用の回復アイテムである聖水(光る薬の入った小瓶)を取得すると通常の人間に戻る。『2』、『X』の2面、『3』の4面、『4』の4面などで発生。背景にいる遺跡掘りや探検家がガスを受けてもミイラ化し、敵として襲い掛かってくる。また、手榴弾を投げると一定の確率で自分の頭を投げ、その場合は火炎瓶を持っていても手榴弾となる。
- デブ化
- 食物の得点アイテムを大量に取ると変化、というように説明されているが、実際は特定ステージで一定個数の食べ物得点アイテムを取る事で発生する。プレイヤーの動きが緩慢になり、武器の連射力がダウンする。武器の性能がUPしたと勘違いされがちだが、当たり判定こそ大きくなっているものの威力は全く変わらない。弾速や軌道の関係上、武器によってはメリットよりもデメリットの方が目立ってしまう場合も。時間経過か、専用のアイテム(痩身剤の壺)を取ると回復。『2』、『X』の3面と4面、『3』の1面と4面とファイナル、『5』の1面等で発生。
- ゾンビ化
- ゾンビの飛ばしてくる黄色い体液に触れてしまうと変化。持っている強化銃が無くなり、しゃがみ撃ちや近接攻撃不可、歩行・ジャンプが遅くなるといったペナルティがつくかわりに、通常兵器による攻撃に対して耐性がついたり、手榴弾攻撃がとても強力な吐血攻撃に変化したりなどといった強化もされる風変わりな状態異常である。専用のアイテム(救急箱)を取ると回復。再びゾンビの体液や、雪男の吐息、宇宙人の攻撃などを受けたり、通常兵器による攻撃を受け続けると耐え切れずミスとなる。『3』の2面、『4』の4面などに登場。背景として存在する一般人にゾンビの体液が命中した場合、その者もゾンビ化して一緒に襲い掛かってくる。また、ゾンビ化してもなお体当たりで襲い掛かってくる反逆軍兵士も存在する。
- 雪だるま化
- 雪男が口から吐き出す白色のガスに触れてしまうと変化。『7』ではコンバットスクールの特別訓練の一環としてのみ登場する。雪だるまに閉じ込められ動けなくなる。レバー入力とボタン入力を繰り返す(レバガチャ)ことで脱出できるが、その間に何らかの攻撃を受けるとミスになる。脱出直後はコンマ数秒だが無敵時間がつく。『3』の2面、『4』の3面、『7』のコンバットスクールで登場。
- オランウータン化
- 研究員兵の攻撃を受けてしまうと変化。オランウータンになってしまう。銃が専用の弱い小型マシンガンになり、歩行が遅くなるといったペナルティがつく。しかしジャンプ高度が劇的に上がり、高いところにある棒を掴み、そこを移動できるようになる。専用のアイテム(ワクチン)を取ると回復。再び何らかの攻撃を受けるとミスとなる。『4』の1面とファイナルで登場。
乗り物
正規軍から支給されたり、敵から奪うことでプレイヤーが乗り込める兵器がある。基本としていくらでも撃て連射が利くバルカン砲を搭載しているので攻撃面が強化される上、乗り降り時に無敵になるので、乱戦時やボス戦で重宝する。また一部の乗り物は生身の敵兵なら移動中に接触しただけで轢いて倒すことができる。最終手段として、乗り物を放棄し敵にぶつける「メタスラアタック」が可能(一部の乗り物はできない)。また、ステージクリア時(ボス撃破時)に乗り物に乗っていると高ボーナス点が、『6』からはメタスラアタックでボスを撃破するとさらに高いボーナス点が入る。生き物系(キャラクターがそのまま跨って乗っているタイプ)は、敵弾に当たるとミスとなる。ただし、生き物そのものにはダメージは入らない。
- SV-001/I/II メタルスラッグ
- 本作品の名前にもなっている、一人乗りの高性能小型戦車。タイトルにもなっている通りこの作品を象徴する乗り物で、シリーズほぼ全ての作品で登場。登場しない作品もある。
- 機体設定に関してはPS版の初代資料では、全長:2575mm、全幅:2266mm、全高:2163mm、重量:2850kg。装甲には、劣化ウラン、セラミック、強化プラスチックを複合したスナップロック構造で構成。開発年は2026年となっている。
- 連射速度に長け全方位360度に攻撃可能なバルカン砲を機体後部のキャタピラ上部に装備(厳密には左右2門だが、横スクロールであるため1門に見える)。また主砲からは、放物線を描いて飛ぶキャノン砲か、高速で直進するアーマーピアサーを発射できるが、こちらは弾数制限がある。高性能と言われるだけあって「ジャンプ」や「砲塔部分の下降(しゃがみの動作)」も可能。険しい地形に対しての踏破性も高く、崖の縁であっても登ることができる。しゃがむと砲塔部のハッチが開き、乗員が中から手榴弾を投擲することもできる。開発番号は『1』では「SUPER VEHICLE 001/I」、『2』以降は「SUPER VEHICLE 001/II」である。キャノンの威力は10。副砲の威力はハンドガンと同様1。
- 『3D』ではアイテムを使用してカスタマイズが可能であり、その汎用性の高さが見て取れる。
- メタルスラッグ TYPE-R
- メタルスラッグとあまり変わらないが、機動力(ジャンプ力と移動スピード)が上がっており、本体が赤みがかっている。『X』『3』『6』『アドバンス』で登場。
- 『X』や『6』では純粋なメタルスラッグの強化型として登場、『3』でも強化型として登場するが後進すると前にバルカン砲の砲身が動く。これは後進しながら前方のボスと戦う、という『3』の1面ボス戦の仕様に合わせているためである。そのプログラムを継いでかアドバンスでも前進すると後に砲身が動くため非常に使いづらい。なお『アドバンス』ではカードを取らなくては使うことはできない。
- 機関銃座
- 180度攻撃可能の固定式機関銃座。厳密に言うと乗り物ではないため、メタスラアタックが使用できない。左右操作で射撃角度を細かく調節することができる。他の乗り物と同じく銃の連射力は高め。敵弾に対する防御能力はないが、鬼避けの無敵時間は利用可能。『1』と『3』のラストステージで登場。
- SV-CAMEL キャメルスラッグ
- ラクダにバルカン砲を取り付けた乗り物。移動速度は普通だがジャンプが高い。ラクダの座高が高いため、高いところからの攻撃に対して慎重を要する。『2』『X』『3』で登場。
- 『2』で1面をクリア後に乗り続けると、2面入り口の水場で水を飲むため強制的に降りることになる。
- SVX-12B スラグノイド
- ハッチ搭乗型の二足歩行式戦車(下記のスラグガンナーのような腕部はない)。操縦席が露出しているように見えるが、耐久力制を採用している。『2』『X』『3』『4』『7』で登場。
- 下方向に撃ち出す主砲と360度に動く2門のバルカン砲を装備している。バルカン砲はダメージを受けるごとに取れてしまい、2回の被弾で全く撃てなくなる。ジャンプは背部のブースターを使用してジャンプすることが可能(ゲーム開発当初はホバリングも検討されていた)。カニ歩きで移動するため、移動速度については歩行よりもジャンプが速い。『3』『4』ではメタルスラッグ-R同様にレッドタイプが存在し、進行方向の逆にバルカンが向く仕様になっている。キャノンは『2』『X』ではファイアーボムと同様の効果だが、『3』以降はアイアンリザードのデブ仕様(歩く爆弾)となっている。しかし、『7』では『2』『X』の仕様に戻った。また、『7』にはジャンプの高さ、ジャンプ中の左右の移動速度が飛躍的に上がった強化版(塗装が青色のもの)が登場する。
- SV-F07V スラグフライヤー
- 一人乗りの小型VTOL機(垂直離着陸式戦闘機)。『2』『X』『3』『5』『6』『7』『アドバンス』『3D』で登場。
- 空を飛ぶため、メタスラアタック以外の乗り降り時は、地面に接地する必要がある。主砲のミサイルと前方90度まで稼動する副砲のバルカン砲を装備(吸入口の左右に1門ずつ)。また接地時はグレネード(『3』『5』では追尾ミサイル)が使用可能。2人同時プレイのときは、機体の上にもう一方のプレイヤーが(スラッグごと)乗ることも出来る。
- 非常に利便性の高い乗り物であるが、シリーズを通じてクリアボーナスが10万点と低い。『2』ではキャノピーを開けた状態で被弾すると2ダメージ受けるという弱点があった。
- スラグマリナー
- 一人乗りの潜水艦。『3』『5』『3D』で登場。スラグフライヤーと同等の運動性能を誇り、敵の潜水艦にも単体で立ち向かえるほどである。
- メタスラアタック以外の乗り降り時では接地する必要がある。主砲の魚雷と、副砲の防水加工仕様バルカン(防水加工のみなので弾道は放物線を描く)を装備。
- エレファントスラッグ
- 象にバルカン砲を取り付けた乗り物。専用アイテム「唐辛子」を取れば大火球を、「バッテリー」を取れば電撃を鼻から発射できるようになる。ゾウゆえに機動力は全乗り物のうち最悪となっている。『3』で登場。
- オストリッチスラッグ
- ダチョウにバルカン砲を取り付けた乗り物。『3』『XX』で登場。
- 移動速度やジャンプ高度が高く攻略に絶対必要となる場面があり、シリーズを通じて唯一無限に出現するスラッグである(一定の地点まではメタスラアタックで画面外に出すとすぐに新しいスラッグが空から降ってくる)。また方向転換が可能だが時間がかかる。
- レベルアーマー
- 反逆軍が開発した一人乗りの二足歩行兵器。『3』で登場。ステージ3では、反逆軍兵士が搭乗している物を強奪する(強奪防止用に認証セーフティはあるものの、初期生産品は異常によりそれが無く敵に盗られてしまう仕様)。ただし、奪い取った物を放置していると他の兵士が乗り込んでしまい、再び倒すと破壊される。
- 2つの腕が機銃及び砲の役割を果たす。左のアームは主砲で、キャノン砲が発射される(弾道はアーマーピアサーのように直進)。右のアームは副砲で、生身の時のように武器アイテムを取る事で発射する弾を換える事ができる。デフォルトではヘビーマシンガンが装備されている。ただし、生身の時と同様に弾数制限がある。近接攻撃を行う事ができ、これも右のアームで行う。背中にブースターを背負っており、2段ジャンプが可能で、高い場所まで到達できる。降車中はハッチが展開し、敵が接近している場合はレベルアーマーではなくプレイヤー自身が近接攻撃を行える。
- ドリルスラッグ
- 一人乗りの戦車型地底探査機。機首に巨大ドリルを装備しており、敵がドリル部に接触するとダメージを与える事ができる(なお、この攻撃でカタツムリを倒すと専用のモーションが見られる)。主砲としても使用可能。また副砲のバルカン砲も所持し、手榴弾を投げることも可。ジャンプはできないが、代わりにキャタピラ部から、本体を持ち上げることが可能。『3』で登場。
- スラグチョッパー(スラグコプター)
- 一人乗りの対地攻撃ヘリコプター。空を飛ぶため、メタスラアタック以外の乗り降り時は、接地の必要がある。主砲の落下式の炸裂弾と副砲の360度可動バルカン砲が使用可能であり、スラグフライヤーが前方に最も強いなら、こちらはそれに比べて全方位に対応し下方向に特に強い。『3』で登場。ローターに敵を巻き込めば格闘で倒したと見なされて、500点得ることができる。
- アストロスラッグ
- 一人乗りのロケット。敵母艦内突入時、メタスラアタック、破壊時緊急脱出時以外は降り不可。主砲の2連ミサイルと副砲の貧弱な機銃が装備されている。副砲はアイテムを取ることでプレイヤーの強化銃とバルカン砲を装備できる。ただし被弾するごとにオプション兵装を搭載する側面砲塔が壊れ、2回の被弾で強化銃を撃てなくなる。なお、ジャンプボタンを押し続けると加速することが出来る。また、母船内部突入時、ギリギリのタイミングで機体放棄するとプレイヤーキャラクター時突入時のミサイルが来ず、頭突きで突入することになる。『3』で登場。
- ブラッドレー(ミサイル戦車 M15-A型)
- アマデウス所有のミサイル戦車を奪い取った乗り物。主砲の大型ミサイル弾のほか、バルカン砲を使用可能にする。またジャンプも可能。『4』で登場。通常のM15-A型よりも塗装が明るく、ランチャー部の赤い帯が黄色い帯に塗装されている。
- メタルクロウ(II号戦車b型 メルティ・ハニー)
- アマデウス所有の装甲付き戦車を奪い取った乗り物。主砲の追尾ミサイル弾のほか、バルカン砲を使用可能にする。またジャンプも可能。前面部の装甲が盾代わりになり、前方からの攻撃を防いでくれる。『4』で登場。塗装は青色。2人プレイではミッション2でブラッドレーと同時に出現する。
- ウォークマシン
- バルカン砲を取り付けた地を這う人間型の乗り物。『2』『X』のミュータント兵に酷似した形状である。『4』で登場。
- フォークリフト
- 作業用フォークリフト。故に装甲も砲弾も持たないが、リフトで攻撃が可能で、ドリルスラッグ同様ジャンプ代わりに本体を持ち上げられる。『4』で登場。
- スラグガンナー
- 二足歩行人型形態に変形できる一人乗り用高性能戦車。
- 主砲のキャノン砲を頭部に当たる部分に装備し、副砲のバルカン砲と近接攻撃用の強力なパイルバンカーを腕に当たる部分にそれぞれ装備。しゃがみながら移動する事で戦車として走行が可能。二足歩行形態時は向きを変えることができ、ロケットによる二段ジャンプ等が可能。『5』『アドバンス』で登場。ただし『アドバンス』ではカードを取得しないと使用できず、二段ジャンプもできない。「3D」でも、改造によって再現することも可能。キャタピラを使用するスラッグは曲がる際に旋回しなければならないが、ガンナーのような2足歩行タイプは全方向に自由に移動することができる点が強みである。
- ワーゲンスラッグ(スラグモービル)
- 装甲自動車。主砲のミサイルと副砲のバルカン砲を所持。メタルスラッグと同じくジャンプが可能で、上り坂を利用すれば大ジャンプが可能。ただし、メタスラアタックは不可。『5』で登場。
- アオゲンシュテルン
- 上下2対の4足式の地下道移動機。主砲のアンカーと副砲の2丁バルカン砲を所持。ジャンプボタンを押すとコクピットの位置を変えられる。『5』で登場。
- ブラックハウンド(ゲームボーイアドバンス版)
- 正式名称はSV-001 III BLACK HOUND。『5』の隠し部屋の中ボスとして初登場。武装集団「プトレマイック・アーミー」が造った黒いメタルスラッグ。アドバンス版で一定条件を満たす事で使用可能となる。『5』との相違点としては耐久性・運動性は普通のメタルスラッグと同じであり、レーザー砲とバルカン砲は外された代わりに後部榴弾砲には弾数無制限の漆黒の「エネミーチェイサー」を装備している為、広範囲の敵を攻撃する事が出来る。
- ロバスラッグ(ドナドナスラッグ)
- ロバにバルカン砲を取り付けた乗り物。移動スピードは遅いが、主砲つきの馬車を取り付けることができる。『6』で登場。
- 馬車をボスの前の入り口まで持っていくと、大量のコインが獲得できる。
- プロトガンナー
- スラグガンナーのプロトタイプとなる、二足歩行可能な自走砲。スラグノイドとは異なり、生物型のように搭乗者へ弾が当たるとミスになる。プロトガンナー自体に耐久力及び喰らい判定は設定されておらず敵弾では破壊されない。(メタスラアタックでの自爆は可能)
- スラグガンナーと比べ変形機構、腕部、外部装甲が無いが、歩行速度が結構速くジャンプ力も少し高い。ターマ以外のメンバーでもバルカンフィックスが可能。『6』で登場。
- ルーツマーズスラッグ
- 『6』で登場。『3』の最終ボス「ルーツマーズ」である。『3』で撃退され海に沈んでいたが、『6』にてモーデン軍とマーズピープルが共同で引き上げた。同作にて共通の敵が現れた為、正規軍とモーデン軍に協力。弱点だった脳味噌にはカバーがつけられ、メイン武装にバルカンを装備された。主砲で画面全体を攻撃する衝撃波を放つ。大きさとインパクトではシリーズ中で一番。手の平にプレイヤーを乗せて戦うスタイルを取り、手のひらを動かしてプレイヤーの回避行動を取る。
- ミスタースラッグ
- 上部のプロペラにより縦にも横にも進むことができる、ドリルのついた飛行型掘削機。土に接近すると内蔵しているドリルで掘削を行う。
- ドリルスラッグと違いドリルで敵を攻撃することができない。操作法が若干特殊であり、レバー入力と逆の方向にバルカン砲と地雷が発射されるようになっている。地雷は敵に当たるか、バルカンで破壊すれば、広範囲に攻撃できる。『6』で登場。シチュエーション上、脱出することができず、耐久力がゼロになるとプレイヤーもろとも破壊される。その際は新たなミスタースラッグに乗って復活する。
- スラグトロッコ
- トロッコ型の乗り物。弾数無制限の主砲つきトロッコを最高4台まで連結できる。ただし、連結しないとバルカン砲しか使えない上、主砲つきトロッコは一度でも攻撃を受けると壊れてしまう(プレイヤーがスラッグから降りていても主砲つきトロッコは攻撃を受けてしまう)。さらに連結したトロッコの数が多いほど移動速度が遅くなるため、4台連結した状態でステージクリアするのは困難である。なお、主砲は画面奥のボス本体への直接攻撃が可能であるため、主砲トロッコが多ければ多いほど早くボスを倒すことができる。メタスラアタックの際は、この接続したトロッコ全てで攻撃を仕掛ける。主砲つきトロッコを連結した状態でステージクリアするとボーナス点(1台につき10万点)がもらえる。『7』で登場。
- ヘビーアーマー
- 『3』に登場したレベルアーマーに似た外見の二足歩行兵器。性能は、二段ジャンプできないこと以外はスラグガンナーとほぼ同じである。主砲はレベルアーマーとは異なり、コクピット上部の砲塔から発射される。しゃがむとスラスターを展開し、素早く移動できる。降りるときに無敵になるまで若干隙があり、鬼避けを利用して攻撃を回避するときは少し早めに降りないとダメージを受けてしまう。『7』で登場。
- スラグギガント
- 大型の二足歩行兵器。『7』『XX』で登場。『7』では1人乗りで、『XX』では2人乗りに変更されている。コクピットが着脱式で、耐久力が無くなったら破壊され、プレイヤーごと次のコクピットが装着される。
- 乗っている途中で乗り降りやメタスラアタックはできない。耐久力は他の乗り物の2倍ある。主砲はパンチと衝撃波を同時に出すが、パンチは弾数とは関係なく出せる。腕は十字キーの上を押していれば兵士のバズーカ弾を防ぐことができる。
- 副砲はバルカン砲を股間部に(『XX』では肩部にも)装備。股間部の副砲については、『7』では直進弾になるが『XX』では放物線を描くものになる。
- ストラトスラッグ・アバルトスラッグ・ちゃりスラ・かめスラ
- 『3』の設定原画に記載されているが、いずれも没となりゲーム上では登場しない。しかし、自動車型のストラトスラッグとアバルトスラッグは『5』のワーゲンスラッグへと受け継がれている。
敵軍の兵器
敵軍の使用する兵器(乗り物)は総じて耐久度が高い。戦車は轢かれただけでもミスになる。
- 4号主力戦車:ギリダ・O(オー)
- モーデン軍の主力戦車。曲線を描いて飛ぶ戦車砲を撃ってくる。汎用性が高く、様々な場所で登場する。歩兵との連携攻撃が厄介である。
- 2号戦車:ジイ・コッカ
- ギリダ・Oより大きめの戦車。真っすぐ飛んでいく戦車砲を発射する。これ単体なら問題はないが、他の攻撃が加わると厄介な存在になる。撃破後、乗員のロケット砲攻撃もある。モデルはアメリカ戦車のM4中戦車。
- 爆弾ヘリ:P・R・ショーブ
- 上空から地上にM31爆弾を落として攻撃する。横からTOWミサイルを撃ってくるタイプもある。機首にバルカン砲を積んでいるが、こちらでは攻撃してこない。
- なお赤色のものは「R・R・ショーブ」(設定画にはP・R・ショーブとある)。
- 2号戦車b型:メルティ・ハニー
- 前方にトゲのついた盾があり、これはかなり耐久力が高いが、本体は弱い。追尾機能のあるミサイルを撃つ。
- 局地爆撃機:フライング・タラ
- 機体に取り付けた爆弾を宙返りしながら投下する。陸上部専用。塗装は緑色。『2』以降に出てくる機体はフライング・タラII。
- 局地爆撃機:イーカ・B
- 機体に取り付けたミサイルで攻撃する。形状はフライング・タラと同じだが、こちらは海洋部専用。塗装は青色。『2』以降に出てくる機体はイーカ・BII。
- ストライク・タラ
- 機体に取り付けたミサイルで攻撃する。形状はフライング・タラと同じだが、こちらは戦闘機である。塗装は緑色。
- 3号戦車:ブル・チャン
- 崖の上から戦車砲を撃つ。落下しての押し潰し攻撃もしてくる。潰されると、メタルスラッグでも一撃で破壊されてしまう凶悪ぶり。モデルはドイツ戦車のティーガーII。『X』ではボスとの連携攻撃が実に厄介な存在でもある。
- 5号戦車:アイアン・イソ
- 長射程のキャノン砲を撃ってくる。移動は一切しない。
- 工作車両:ダラリン・ダラ・ダラ
- 4号主力戦車:ギリダ・O(オー)をベースに改造されている工作作業用兵器。積んでいる鉄板らしきものを落としてくる。
- ハイネックNop03型戦車:サルビア
- バリケードのような縦長の作りになっており、地面を転がる弾を撃ち出す。足回りは2号戦車:ジイ・コッカのものを流用している。もともとは榴弾を発射する予定だったが、背が高すぎるあまりに発射時の反動をすべて吸収してしまい、むなしく転がるだけになってしまった。(設定より)
- マクスネルMH-6s軽攻撃ヘリコプター
- 戦闘ヘリで上空から銃撃してくる。5機集まったマクスネル5機編成(編隊)もある。モデルはOH-6。尚、5機編成の物は先頭の赤い塗装の機体を倒す事により後続の機体を連鎖的に破壊でき、ボーナス点も加算される。
- ミサイル戦車:M-15A型
- 曲線を描いて飛ぶミサイル(超短距離対戦車ミサイル)を撃ってくる。
- ブラックハウンド
- 『5』で敵として登場する、黒いボディに眼が描かれたメタルスラッグ。シルエットは普通のメタスラとあまり変わらないが、耐久力が高い。武装はキャノン、バルカン、榴弾、レーザーと豊富である。
- プトレマイック・アーミーが正規軍から奪取した設計図から造られたがプレイヤーの前に現れた機体は、その場にいた味方の兵士や原住民を皆殺しにするという不可解な行動を行っていた。
- スペースタンク
- モーデンの戦車。『2』以降、モーデンは愛用するようになる。上半分がダイマンジのような姿をしている。宇宙空間の飛行に使用される前に破壊されるため脱出以外に使われた例がない。車体は2号戦車:ジイ・コッカのものを流用している。
- 小型UFO
- 『2』『3』『6』『7』で登場するマーズピープルのUFO。マルコ達を狙い、ビームを撃ってくる。また、人間も乗ることができ『3』『6』では援護射撃や脱出用として使われた。
- ダイマンジ
- 『2』『3』『7』で登場するマーズピープルの大型UFO。モーデン軍のシンボルマークが描かれている。下から小型UFOを出撃させたり、巨大ビームを放つことが可能。また『2』『3』では「ラグネーム」と合体して攻撃してくる。『7』『XX』ではエンディングでマルコたちに捕まったモーデンたちを救出する際に使用された。
- ラグネーム
- マーズピープルとルーツマーズの母船で『2』『3』に登場。地球侵略の拠点としていたが、『2』『3』共にマルコ達とモーデン軍の共同戦線で滅茶苦茶に破壊されてしまったため、侵略は事実上頓挫してしまった。
ボス
各ステージの最後には必ずボスとなる敵がいて、ボスを倒すことでミッションクリアとなる。ステージごとのボスの名称は以下の通り。2行目以降は中ボス。
- メタルスラッグ
- ミッション1
- 『高津770式爆撃機残骸要塞「てつゆき」』
- ミッション2
- ミッション3
- ミッション4
- 『共同作戦用戦車「シュー&カーン」』(『X』ではミッション5の中ボスとして「シュー」が登場)
- ミッション5
- 『万能射程戦闘車「アイアン・ノカーナ」』(『X』ではミッション1のボスとして登場)
- 『共同作戦用戦車「カーン」』
- ミッション6
- 『二次放出攻撃ヘリ「ハイ・ドゥ」』
- メタルスラッグ2
- ミッション1
- 『垂直離着陸大型爆撃機「ザ・キーシII」』(『X』ではミッション3の中ボスとして登場)
- ミッション2
- 『超弩級岩盤掘削機械「アッシ・NERO」』
- ミッション3
- 『広域焦土化脚立戦車「ドラゴン・ノスケ」』
- ミッション4
- 『水陸両用殺戮蹂躙車両「ビッグ・シェイ」』
- ミッション5
- 『隠密行動潜水艦「穂積」』
- ミッション6
- ミッション1
- 『ヒュージ・ハーミット』
- ミッション2
- 『モノアイズUFO』
- 『モノアイズ』
- ミッション3
- 『ジュピター・キング』
- ミッション4
- 『ソル・デ・ロカ』
- ミッション5
- 『ルーツマーズ』
- 『クローン培養槽』
- 『フェイク・ラスボス』
- 『未確認飛行物体「ラグネーム」』
- 『未確認飛行物体「ダイマンジ」』×3
- 『二次放出攻撃ヘリ「ハイ・ドゥ」』
- 『反逆軍軍曹「アレン・オニール」』
- 『開発途上大型機「ヘアバスター・リバーツ」』
- メタルスラッグ4
- ミッション1
- 『巨大飛行船「ブラーヴ・ゲリエ」』
- ミッション2
- 『縦式トーチカ「ダルマーニュ」』
- ミッション3
- 『万能射程戦車改良型「アイアン」』
- ミッション4
- 『巨大機械人形「ビッグ・ジョン」』
- ミッション5
- 『潜水艦「シー・デビル」』
- ミッション6
- 『マザーコンピューター「アマデウス」』
- 『反逆軍軍曹「アレン・オニール」』
- メタルスラッグ5
- ミッション1
- 『巨大メタルスラッグ』
- ミッション2
- 『巨大戦闘機』
- ミッション3
- 『ビル強襲用多脚型兵器』
- ミッション4
- 『砂地対応型潜地艦』
- ミッション5
- 『悪霊の権化』
- メタルスラッグ6
- ミッション1
- ミッション2
- ミッション3
- ミッション4
- 『海の未確認生物(MUMA)』
- ミッション5
- 『侵略者の王』
- 『ドッペルゲンガー』
- メタルスラッグ7・XX
- ミッション1
- 『ゲソ型メカ』
- ミッション2
- 『四脚式大型ロボット』
- ミッション3
- 『四脚式大型ロボット(上半身・下半身)』
- ミッション4
- 『滝壷の魔物・スクワーター』
- ミッション5
- 『分離式戦車』
- ミッション6
- 『スラグギガント型巨大ロボット(仮称)』
- 『反逆軍軍曹「アレン・オニール」』
- ミッション7
- 『蛸型メカ』
- 『タイムゲート』
- メタルスラッグアドバンス
- ミッション1
- 『フォウォール』
- ミッション2
- 『エヴィン・ヴッハ(ツインズ)』
- ミッション3
- 『カラドボルグ』
- ミッション4
- 『ザ・キーシIII』
- ミッション5
- 『カブラカン』
- 『アレンJr』
クリアボーナス
- ボス撃破後、撃破した時点でのボーナスが加算される。なお途中ミスすると救出した捕虜やメタリッシュが消失する。
- 捕虜ボーナス
- 一般捕虜 『1』のみ1000点 『2』以降10000点
- 特殊捕虜 『2』以降 一文字百太郎、相川留美、相川まどか、ウータン 30000点 ダイトウリョウVIP 50000点
- 乗り物ボーナス 『1』のみ乗っていなくても加算される。
- メタルスラッグ 『1』 10000点 『2』 100000点 『X』以降 300000点
- キャメルスラッグ 『2』 100000点 『X』 400000点
- スラグノイド 『2』 100000点 『X』 200000点
- スラグフライヤー 100000点
- レベルアーマー 300000点
- プロトガンナー 300000点
- メタリッシュシステム 『4』のみ
- GREAT 50000点
- TERAFFIC 100000点
- METALISH 500000点
- GREATボーナス
- 1人プレイ時 1面で捕虜を10人以上救出すると100000点が加算される。
- 2人プレイ時 多かったほうに対し100000点が加算される。
- 『X』以降では、「YOU'RE GREAT!」とアナウンスが出る。
脚注
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 『KOF』で使っている技。
- ↑ 『KOF』で使っている技ではあるが、ゲーム内ではただ敵を放り投げているだけのように見える。