トランプ

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ファイル:Deck of cards used in the game piquet.jpg
フランスのカード。(portrait français を遊ぶ時のセット。)「1」から始まる(「A」ではない)。Roi de cœur ロワ・ド・クール(=ハートのキング)が1枚見せてある。フランスのカードは、王などに具体的な人物像があてはめられていて、絵が1枚1枚異なっている。
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英米式カードの52枚セット。これにジョーカーが加わる。英語圏で普及。明治以降の日本でも普及した。

トランプは、元は「切り札」を意味する言葉であったが、日本ではカードを使用した室内用の玩具を指すために用いられている用語である[1]。「プレイング・カード」「西洋かるた」とも。

概説

多種多様なゲームに用いられるほか、占いの道具としても手品(マジック)の小道具としてもよく用いられる。

名称

日本語の「トランプ」は「切り札」を意味する英語の「trump」に由来する。英語圏で「playing cards(プレイングカード)」と呼ばれているものを、日本語で「トランプ」と呼ぶ習慣になっている。[2]

16世紀にポルトガルから伝来したのでポルトガル語 carta(=英語のcard)を音写して「かるた」とも言う。

世界の各地域によって呼び方は異なる。南欧各地では、スペイン語の「baraja・naipes」のようにトランプを意味する専用の語がある。 フランス語「carte à jouer キャルト・ア・ジュエ」、英語「playing cards」はともに「遊戯用カード」。

特定のゲームの名前がトランプを指すようになった言語もあり、例えばギリシャ語の「τράπουλα(トラプラ)」は、ベネチアの古いゲームの名であるトラッポラに由来し、中国語の「撲克(プーコー)牌」やタイ語の「ไพ่ป๊อก(パイ・ポーク)」はポーカーに由来し、またベトナム北部で「tú lơ khơ(トゥー・ロー・ホー)」と呼ぶのは、ロシアで人気のあるドゥラークというゲームの名前が中国語経由で伝わったものである。インドネシア語の「kartu remi」は、ラミーに由来する。

マレーシアの「daun[3] terup」の「terup」や日本語の「トランプ」は英語の「trump」に由来する。

歴史

歴史について言うと、起源についてははっきりしておらず諸説あるが、中国など東方で発生したものがイスラーム圏に、そしてヨーロッパに伝えられた、とするのが、ひとつの有力な説である。→(#歴史

日本のカード(トランプ)

日本では16世紀にポルトガルからラテン・スートのタイプが伝来し普及したが、明治以降の日本では英米式のカードが普及している。→#日本への伝来#日本で一般的なカード

歴史

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トルファン市で発見された1400年頃の中国の遊戯カード (9.5×3.5cm)

起源

起源は諸説あり、はっきりとはわかっていない。古くは古代エジプトに由来するとする説などが存在していたが、現在中国説が最も有力であり、また、全て東方に発生したものが欧州に移入されたとする点では一致している。これら東方に発生したものを西アジア方面から復員した十字軍サラセン人などの手によって欧州に伝えられた可能性が高い。

古代エジプト起源説
1816年イギリスのサミュエル・ウェラー・シンガーが自著「プレイングカードの歴史」にて紹介した古代エジプトの神秘哲学がタロットというトランプに表象されていることから非常に古くからエジプトにトランプがあったとする説。しかし近年の研究で、現存する最古のタロットカードよりも古いトランプの現物や記録が存在することなどから、タロットの方がプレイングカードから派生したと考えられ、この説に関しては現在は否定的な意見が多く、最近ではタロット古代エジプトの関係も否定されている。
インド起源説
チェスとともに6世紀ごろのインドで発祥したとする説。ジプシー7世紀ごろにインドから欧州に伝来したとされるが、信憑性は薄いとされている。
中国起源説
12世紀以前の中国に「葉子」というトランプの一種があったことから、これが欧州に伝わったとする説。ただし古い時代の葉子がどのようなゲームであったかはわかっておらず、代以降の紙牌と連続性があるかどうかもわかっていない。

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アラブのカード

貨幣の7 ポロスティックの4 カップのキング
貨幣の6・ポロの4・カップのキング

トプカピ博物館所蔵の15世紀ごろのマムルーク朝のカードは、偶像崇拝に抵触しないように、絵札には人物は書かれておらず、かわりに文字で説明がされている。このためスート名と絵札の名前が判明している。完全な形で残っているわけではないが、ダラーヒム(=貨幣)、トゥーマーン(=カップ)、スユーフ(=刀剣)、ジャウカーン(=ポロ競技用のスティック)の4つのスートがあり、各スートには1から10までの数札とマリク(=王)、ナーイブ(=総督)、ナーイブ・サーニー(=第二総督)の3種類の絵札があったと考えられている。カップのスート名「トゥーマーン」はトルコ語で「万」を意味する語であり、中国の紙牌のスートである「万子」との関連性が考えられる。ウィルキンソンは、漢字の「万」を上下逆さまにした形がカップになったと推測した[4]

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欧州への伝来

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1500年頃の3枚の遊戯カード(スペイン)

起源が定まっていないことから欧州への伝来についても諸説あるが、少なくとも14世紀には欧州各地に記録が見られることから相当数広まっていたと考えられる。欧州に最初にトランプが出現したのは14世紀前半のイタリアとされているが、スペイン説も有力。カードの構成は当時のアラブのカードのデザインを襲用している。ただし、スートのうち「ポロ用スティック」は、欧州においてはポロ競技に馴染みがなかったものだから、イタリアでは儀式用の、スペインでは棍棒に変化した。

15世紀も後半になると、フランスではスートがダイヤスペードハートクラブに変わり、絵札の騎士女王と差し替えられた。valet, dame, roiとなった。

このフランススタイルがイギリスに渡り、valetがjackに、dameがqueenに、roiがkingになり、英語圏に広がってゆくことになった。

日本への伝来

日本では16世紀に、ポルトガルからラテンスートのトランプが伝来した。48枚の札からなっており、ポルトガル語のcarta(カルタ) がそのまま日本語になり、ひらがなで「かるた」と書かれたり、漢字では「賀留多」「歌留多」「紙牌」などと書かれた。1597年長宗我部元親が「博奕かるた諸勝負」を禁止していることから、この頃には既にカルタが相当流行したものと考えられる。また1634年の角倉船の絵馬にはトランプをしている男女の絵がある。

ポルトガルから伝わったカルタをもとに日本で作られたカルタは天正かるたと呼ばれる。天正かるたはその最初の札に「天正金入極上仕上」と記してあったことから、後世そのように呼ばれた。天正かるたの枚数を増やしたうんすんカルタの名前は17世紀後半の『雍州府志』や太田南畝の『半日閑話』などに見ることができる。これら西洋カルタ系統のものは早くから賭け事に使われ、江戸幕府でもかるたの賭け事をしばしば禁じた。株札花札などは、いずれもこの系統のカルタから変化したものである。

また、日本古来より存在した歌貝(貝あわせ)などを発展させ、札を西洋かるたの様式にして作られた百人一首などのカルタは系統が異なるものである。

江戸時代にはフランス式(英米式)のスートも一部の学者には知られていた[5][6]

トランプが再び盛んに行われるようになるのは明治時代になってからである。トランプの名は1885年に出た桜城酔士の「西洋遊戯かるた使用法[7]」に見られ、カードのゲームと奇術(マジック)が紹介されている。明治では最初、米国やイギリスから輸入されていたが、やがて(英米式で)国産品もつくられるようになった。


1953年任天堂がプラスチック素材を取り入れたトランプを開発・販売。

現在ではプラスチック素材が取り入れられたトランプが大きく普及している。現在日本国内にて普通に見られるのは、国産品、欧州、アメリカ、中国、台湾からの輸入品が多い。プラスチックのトランプは従来ポリ塩化ビニルが多く使われていたが、環境問題への対応のため、最近はPETなどへの置き換えが進みつつある。

各地のカード

世界各地のカードは様々である。日本人が"常識"だと思っているのは実は常識ではない。

枚数

1デッキの枚数も20枚から108枚まであり、ヨーロッパでは32枚や36枚というものが多い。ほとんどの日本人がトランプと言えば「52枚」が常識と思ってしまうのと同様に、イタリアでは40枚であることが常識であり、ロシアでは36枚であることが常識である。

英語圏のアメリカ合衆国でもピノクル専用の48枚のカードも市販されている。特殊な例ではあるが、フィリピンで112枚というものも存在する(四色牌に似た「クワホ」というゲーム用)。

32枚または36枚のカードはもともとピケという2人で行う古典的なトリックテイキングゲーム用のものでピケ・デックと呼ばれる。

スート

スートも地域によって異なる。

ラテンタイプ

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イタリア・ベルガモの40枚のセット。

イタリアスペイン及びラテンアメリカ諸国で使われているスートで、カップ貨幣(もしくは棍棒)よりなる。剣がスペード、カップがハート、貨幣がダイヤ、杖がクラブに対応する。ヨーロッパにカードが現れた当初の形式を保っており、16世紀の日本に伝えられたカードもこの形式であった。

各スートはそれぞれ、騎士(剣)、僧職(聖杯)、農民(棍棒)、商人(貨幣)を表すとも言われる。ただしこれに特別な根拠はなく、俗説のひとつと見た方がよい。プレイングカードをベースに、『トランプ』と呼ばれる絵札を加えてタロットへと発展する際、小アルカナに付加された、いわゆるこじ付けの一つと思われる。このため、「占いに使われるタロットカードの小アルカナに愚者(フール)の札を加えてトランプが発生した」という説も間違いとされている。タロットはもともとは遊戯用のカードで、占いに転用されるようになったのは18世紀になってからである。近年ではタロットの方が、ゲームをより複雑で面白くするためにトランプに絵札を加えていったのではないか、とされており、逆にトランプからタロットが派生したと考えられている。

カードは全体的に細長い。

スペインのカードには10がなく、多くのゲームでは8や9も使用しないことが多い。絵札は sota(ナイトの従者、10)・caballo(ナイト、文字通りには「馬」、11)・rey(王、12)からなる。

イタリアのカードは8・9・10がなく、絵札は fante(歩兵、ジャック相当)・cavallo(ナイト、「馬」)・re(王)からなる。ただし、イタリア北西部(ミラノ・ジェノヴァ・ピエモンテ州)およびフィレンツェのトランプはフランスタイプのスートを持つ。とくにジェノヴァ・ピエモンテ州のものは枚数も36枚(数札が6から10まで)で、他のイタリアのトランプと異なる。

下はスペイン式カードの絵札である。王のインデックスが13でなく12になっていることに注意。

棍棒スートの絵札
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rey caballo sota

ポルトガルでも、かつてはラテンタイプのカードを使用していた。現在はフランスタイプを使用しているが、スートの名前はラテンタイプのものをそのまま流用している。また、ブリスコラというゲームはポルトガルではジャックがクイーンより強いが、これはジャックの絵柄がかつての騎士に、クイーンが従者に似ているためである。

ドイツタイプ

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ドイツ式の4種類のオーバー

ドイツのスートは心臓・木の葉・ドングリよりなる。木の葉とドングリは、絵札以外では中央に生えた木の枝からはえているように描かれる。9と10のカードは鈴と心臓では縦3列にマークを配置するが、木の葉とドングリは中央に木があるために2列にならざるを得ず、配置の仕方が異なる。ドイツのゲームでは、低位のカードを使用しないことが多い。たとえばスカートでは2から6までを使用しない。Aに相当するカードは「ダウス」と呼ばれるが、これは実は2のことである。絵札は「ウンター(低ジャック)・オーバー(高ジャック)・ケーニヒ(王)」よりなる。

スイスのスートは鈴・野バラ・ドングリよりなる。やはり2から5までを使用しないのが普通である。10には旗の絵が描かれており、バナーと呼ばれる。 テンプレート:Clear


フランスタイプと英米タイプ

フランスタイプ

15世紀の後半にフランスで現在日本で見る形のスートが生まれた。当時は多色刷りの技術がなく、色はステンシルを使って手で塗っていたため、製造を容易にするためにドイツタイプのスートを単色に変更し、スートのシンボルの形を極端に単純化したものである。

フランス語 のカードは「1」から始まる。あくまで「1」であって「A」ではない。 「1」~「10」の次は valetヴァレ(=侍者)、dame ダーム(=女王)、roiロワ(=王) であり、インデックスにも通常「V・D・R」の文字が記されている。

フランスでは、一般に、トランプの絵札に実在もしくは伝説の人物を当てはめられていて、人物の絵が1枚1枚異なっている。16世紀にフランスのパリで作られたものは、以下の通りの人物に当てはめられていた。これが、現在のフランスのカードのデザインに継承されている。

従者 Valets 女王 Dames 王 Rois
ラ・イル
ジャンヌ・ダルクの戦友。
英語読みなら「ラハイア」。
ユディト
旧約聖書外典の一つ「ユディト記」に登場するユダヤの女戦士。[8]英語読みなら「ジューディス」。
カール大帝
シャルルマーニュ、中世のフランク国王。
エクトール
ギリシア神話に登場するトロイの王子。
トロイア戦争の英雄。
ラケル
旧約聖書のヤコブの妻。
カエサル
ジュリアス・シーザー。古代ローマの政治家、軍人。
オジェ・ル・ダノワ
カール大帝の騎士。
デンマークでは ホルガー・ダンスクの名。
英語読みでは「オジーア・ザ・ダン」。
パラス
ギリシャ神話トリトンの娘。もしくは友人であるパラス・アテナ。こちらはギリシア神話の戦いの女神[9]
ダビデ王
旧約聖書』の「列王記」に登場するソロモン王の父
古代イスラエル国王。
ランスロ
中世騎士物語』に登場するアーサー王に仕えた円卓の騎士の一人。
アルジーヌ
ラテン語の女王を意味する単語・レーギーナアナグラム(Regina→Argine)で、英語読みなら「アージン」。[10]
アレキサンダー大王
ギリシア時代のマケドニア国王。
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ダビデを象徴する竪琴を手にしたスペードのキングの拡大図

これに対して、ルーアンではスペード、ハート、ダイヤ、クラブの順に、Roi(王)をダビデ、アレキサンダー、カエサル、カール、Dame(婦人)をパラス、ユディト、ラケル、アルジーヌ、Valet(侍者)はヘクトル、ラ・イル、オジェ、ランスロ、とされている。

パリの組み合わせがフランスで広まって現在に至っている。現在でも一般的に使われている。

上記のフランスタイプ(特にパリのデザイン)は現在でも、フランスで一般的、ごく当たり前であり、フランスおよびフランスの(旧)植民地や海外県などで用いられている。このフランス式デザインは日本でも輸入玩具のショップなどで買うことができる[11]。 (フランスではあくまでフランス語を使い、基本的に英語の使用を嫌うので、一般に「A」「J」「Q」「K」などと書かれた英米式はカードは基本的に使わない。)

英米タイプ

フランスタイプのカードが16世紀の英国に伝わった。

なお英語圏では、スートのデザインはフランスと同じであるが、名称の「spade」はイタリア語の spadaスパーダ (=剣)に由来し、クラブは「棍棒」の意味であるなど、ラテンタイプに由来する名前がついている。

フランスのカードでは、スートごとに特定の英雄などが割り当てられていて人物のデザインもひとりひとり異なっていたが、イギリスのカードでは、特定のモデルはいなくなった。

この英国式のカードがイギリスの植民地(米国を含む)や明治以降の日本で普及した。

日本で一般的なカード

上述のようにトランプ一組の構成は実は国によって異なっている。

ただし英語圏では、英米式が最も一般的に用いられていて、日本で明治以降に一般的に使われているトランプは(「フランスタイプ」を変化させた)「英米(アングロアメリカン)タイプ」と呼ばれるものである。また共通であり、日本独自というわけではなく、難しく考えずに英・米でのゲームや用語をそのまま導入できる。

52枚のカードから構成されるが、通常はジョーカー1〜2枚を含んだ53〜54枚の形で市販されている。ジョーカーが2枚含まれる場合は1枚はエキストラ・ジョーカー(準札)としてもう1枚よりも色を抑えて印刷されることが多い。また、英字の説明書が1枚つく場合もあり、これをジョーカーと同じ扱いとする場合もある。

ジョーカー以外の52枚の札は、スペードハートクラブダイヤの4種のスート(絵柄マーク)に分かれており、各スートには13の「ランク」(番号)の札がある。

13のランクは、A(エース)、2、3、4、5、6、7、8、9、10、J(ジャック[12])、Q(クイーン)、K(キング)となっている。J・Q・Kの3つのランクには通常人物の画像が描かれており、まとめて「絵札」と呼ばれる。上下逆に持ったときにひっくり返す手間を省くため、絵札には上下に2つの半身像が描かれていることが多い。この形式を「ダブルヘッド」と呼ぶ。多くのゲームではエースは単なる1ではなく、Kよりも強いカードとして扱われることが多い。2をデュースと呼ぶ事もある。エースおよびデュースは元々それぞれダイスの1および2を表す言葉である。以前は3〜6はそれに倣って順にトレイ、ケイト、シンク、サイスと呼んでいた事もある。A・K・Q・J・10の5枚を「オナー・カード(またはアナー・カード、テンプレート:Lang-en-short」と呼ぶことがある。

カードの左上と右下の端には通常「テンプレート:Cards」「テンプレート:Cards」のようにインデックスが記されている。

以上の1揃えで、デッキ(deck、デックとも)またはパックと呼ぶ。

一般的な52枚セットのトランプ図柄
スート A 2 3 4 5 6 7 8 9 10 J Q K
呼び名 エース デュース トレイ ケイト シンク サイス セブン エイト ナイン テン ジャック クイーン キング
クラブ テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card
ダイヤ テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card
ハート テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card
スペード テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card テンプレート:Card

サイズ

標準的なトランプのカードの大きさには、ブリッジサイズポーカーサイズの二種類がある。

ブリッジサイズ
約57mm×約89mm (テンプレート:分数 × テンプレート:分数 in)。横幅が狭いので、手に持つ枚数が多いゲームに適している。
ポーカーサイズ
約63mm×約89mm (テンプレート:分数 × テンプレート:分数 in)。横幅が広いので、手に持つ枚数が少ないゲームに適している。ISO 216のB8とほぼ同じである。

ただし、「ブリッジ」「ポーカー」という名称は便宜的なものであり、ブリッジサイズのトランプでポーカーをプレイしても、なんの問題もないどころか、アメリカのカジノの大部分はポーカーをするのにブリッジサイズのカードを使用している[13]

トランプ以外のカードゲームトレーディングカードでも、これらのサイズを踏襲しているものが多い。


トランプゲームの分類

トランプを使ったゲームの数は、あるゲームを別のゲームの変種とするかどうかで大きく違ってくるが、数百種類があることは確かである。ここではそのすべてを羅列することはしない。より詳しい一覧は、カードゲームおよびCategory:トランプを見られたい。また日本独自のトランプゲームの一覧はCategory:日本のトランプゲームにまとめられている。

トランプゲームの分類方法にはさまざまのものがあるが、ここではデビッド・パーレットの新しい分類[14]による。

トリックテイキングゲーム
各競技者が手札を1枚ずつ出し、もっとも強いカードを出したものがそのトリックを取るもの。
プレイントリックゲーム
トリック数を競うもの。
ポイントトリックゲーム
特定の種類のカードの枚数や点数を競うもの。
ペナルティトリックゲーム
トリックを取らないことを目指すもの。
カードキャッチゲーム
多くのカードを取ったものが勝ちとするもの。戦争など。トリックテイキングゲームもカードキャッチゲームの一種である。
フィッシングゲーム
手札と場札を合わせて取るもの。
アディングアップゲーム
カードのランクを足していくもの。クリベッジが代表[15]
コレクティングゲーム
カードの組み合わせを作るもの。51うすのろ
ゴーイングアウトゲーム
早く手札をなくした者を勝ちとするもの。
クライミングゲーム
相手より強いカードを出すか、さもなくばパスするもの。
ストップス
カードをランク順になるように出していくもの。
メモリーゲーム
ペイシェンスゲーム
カードをある規則によって並べかえるもの。ひとり遊びの多くがここに属する。
ギャンブリングゲーム
ゲームの結果がほぼ運にたよるもの。
ヴァイイングゲーム
賭け金をつりあげあうもの。ポーカーが代表的。
バンキングゲーム
ひとりの親と複数の子が戦うもの。

なお、パーレットの古い分類ではクライミングゲーム・ゴーイングアウトゲームは「シェディングゲーム」、ラミーは「コレクティングゲーム」にまとめていた。ペイシェンスゲームはオーダリングゲームと呼んでいた。

トランプに関する作品


課税の歴史、スペードのエースのデザイン

英国のカードとそれに倣っているカードでは、スペードのエースのカードに製作者が書かれ、その中央のスペードマークのみダイヤ・クラブ・ハートのそれと比べて大きく、また凝った模様が施されているものも多い。この由来は、イングランド王ジェームズ1世の時代まで遡る。トランプのカードに、1パッケージあたり幾らという形で税金が掛けられたため、その支払いの証拠として、出荷時にパックの一番表側に置かれる慣習であるスペードのエースに、偽造防止の目的で複雑な模様の納税証明印が押された。これがデザインとしてカードの側に転移したものである。英国ではその後、1960年8月4日までStamp Act 1765(en:Stamp Act 1765)によりトランプは課税されていた。(なお、日本では明治の頃から、このスペードのエースを指して「スペキュレーション」(英: speculation)と呼んでいるが、これは日本以外には見られない呼び方で、由来は不明である)

税に関しては、日本では、1902年に施行された骨牌税(こっぱいぜい。骨牌とは源義は骨で作られた(マージャン用のような)牌のことだが、ここではトランプや花札などギャンブルに用いられるカードのこと。特にトランプのカードを指すこともある[16])法、1957年にはこれが改正されたトランプ類税法で課税されていた。この規定により、パッケージに証紙を貼る事が義務化されていた[17]。1989年の消費税導入時に、消費税法に統合廃止されている。

トランプに関する俗説

トランプに限らず、ゲームに関する歴史は一般的に記録されにくい。また、トランプは手品や占いの小道具として用いられることが多く、それらは神秘性を求めるため多くの俗説が生まれた。

以下は、歴史的に関連していないため間違いとされている。

  • トランプはタロットから生まれた。ジョーカーはタロットのフール。
  • 1人遊び(ソリティア)は占いがゲームとして発展したものである。
  • カードの4つのスートは四季を示し、カードが52枚あるのは1年が52週であることから来ている。

また、エースを1、ジャックを11、クイーンを12、キングを13として52枚の数を合計すると364になり、これにジョーカーを1として足すと365(一年の日数)になる。この計算は正しいものの、意図的なものでなく偶然であるとされる。なお、この場合エキストラジョーカーは閏年(一年が366日)のためと解釈できる。

Unicode

Unicode の U+1F0A0 - 1F0FF はトランプ (Playing Cards) の絵柄である。

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称

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主なトランプ製造会社

  • かつてのトランプ製造会社
    • イギリス
    • 日本
      • エーストランプ(東洋トランプ)
      • 平凡トランプ
      • ユニバーサルトランプ

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

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外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:トランプ
  1. 元の位置に戻る 大辞林
  2. 元の位置に戻る ただし、playing cardsは広義ではカードゲーム用のカード全般も指しうることから、日本のトランプに相当するものは「standard 52-card deck」や「poker size standard index playing cards」などと呼ばれて区別されることもある。
  3. 元の位置に戻る 「daun」=葉
  4. 元の位置に戻る テンプレート:Cite journal
  5. 元の位置に戻る 津山洋学資料館
  6. 元の位置に戻る トランプ(オランダカルタ)(仙台市博物館)
  7. 元の位置に戻る 桜城酔士(1885)『西洋遊戯 骨牌使用法(かるたのとりかた)』団々社(国会図書館近代デジタルライブラリー)
  8. 元の位置に戻る もしくはカール大帝の子ルートヴィヒ1世の妻。
  9. 元の位置に戻る ローマ神話ではミネルウァ
  10. 元の位置に戻る モデルはシャルル7世の妻であるマリー・ダンジュー(Marie d'Anjou、アラゴンのマリーとも)、もしくは愛人のアニェス・ソレル (Agnès Sorel)、またはこの二人を混合したものとされている。
  11. 元の位置に戻る 東急ハンズなどでも購入可能。
  12. 元の位置に戻る 古い英語では knave テンプレート:IPA2 と呼ぶのが正式だった。「少年、召し使い」の意。
  13. 元の位置に戻る たとえば KEMのサイトの説明を参照
  14. 元の位置に戻る テンプレート:Cite book
  15. 元の位置に戻る 実際のパーレットの本ではクリベッジは「Matching games」に分類されているが、ここに属するものはクリベッジしかない。パーレットの他の本ではクリベッジを「Adding-up games」に入れているので、こちらに移動した
  16. 元の位置に戻る 北原白秋の詩『骨牌の女王の手に持てる花』は「骨牌」をトランプと解さなければ「女王」(Qのカード)に意味が繋がらない(「カルタのクインの~」と詠む)。このためたとえば森歐外『舞姫』より引用「今宵は夜毎にこゝに集ひ來る 骨牌(カルタ)仲間も「ホテル」に宿りて、」の「カルタ」は「カード」で(国際航路の客船といった背景などから)これはトランプを指していると解される
  17. 元の位置に戻る なお、いわゆる「児童用トランプ」は非課税