Unicode
テンプレート:Redirect テンプレート:JIS2004
テンプレート:Table Unicode Unicode(ユニコード)とは、符号化文字集合や文字符号化方式などを定めた、文字コードの業界規格である。文字集合(文字セット)が単一の大規模文字セットであること(「Uni」という名はそれに由来する)などが特徴である。
1980年代に、Starワークステーションの日本語化 (J-Star) などを行ったゼロックス社が提唱し、マイクロソフト、アップル、IBM、サン・マイクロシステムズ、ヒューレット・パッカード、ジャストシステムなどが参加するユニコードコンソーシアムにより作られた。1993年に、国際標準との一致が図られ、DIS 10646の当初案から大幅に変更されて、Unicodeと概ね[1]互換のISO/IEC 10646が制定された。
目次
概要
Unicode は世界で使われる全ての文字を共通の文字集合にて利用できるようにしようという考えで作られ、Unix、Windows、Mac OS X、Plan 9[2]、Javaなどで利用されている。
Unicodeでは、文字集合中の文字をあらわす符号位置(コードポイント、符号点を参照)に、「Unicodeスカラ値」という非負整数値が割り振られている。Unicodeスカラ値は "U+" の後に十六進法でその値を続けることで表す。BMP内の符号位置は U+0000 〜 U+FFFF の4桁で表すことができ、SMP以降は5桁または6桁を必要とする。
収録されている文字は、各国で標準として規定されている文字集合や実際に使用されている文字を持ち寄り、委員会により取捨選択されている。日本の文字については当初より JIS X 0201、JIS X 0208 と補助漢字を、Unicode 3.1 では JIS X 0213 の内容も収録している。
また収録において、元の各文字集合内で分離されている文字は尊重するが、異なる文字集合に同一の文字が収録されているとみなされるものは、同じ符号位置に割り当てる方針を取っている。この際に集合が膨大であるという理由で、漢字について、中国、日本、韓国の各規格のテンプレート:仮リンクしCJK統合漢字としたことは大きな議論となった。
Unicodeでは文字符号化方式も標準化したため、従来見られたShift JISとEUC-JPとの間の混乱のようなものは回避されている。
Unicode以前の文字コードとの相互運用性もある程度考慮されており、歴史上・実用上の識別が求められる場合には互換領域がとられ、元のコード→Unicode→元のコードというような変換(ラウンドトリップ変換)において、元通りに戻るよう配慮されている文字もある。しかし、正規のJIS X 0208の範囲内であればトラブルは少ないが、複数の文字集合が混在したり、Shift JISの実態であるCP932やEUC-JPの亜種であるCP51932とeucJP-MSなど、対応が違うために文字化けを起こすことがある。
文字集合
Unicodeに収録されている文字については、下に記載した#一覧の「コード順分類一覧」を参照。
文字符号化スキーム
テンプレート:Seealso Unicodeでは文字符号化方式を「文字符号化スキーム」(Character Encoding Scheme) と言う。
- UTF-7
- UTF-16(後述)で表したUnicodeをBase64で変換して表す符号化方式。ただし、ASCIIのアルファベット範囲等についてはBase64に変換しない等、特殊な符号化スキームを行う。RFC 2152で定められており、Unicode標準及びUnicodeの関連仕様には含まれない。かつてのSMTP等のように、7ビット単位でしかデータを扱えない通信方式を利用する場合を想定して作られている。ステートフルエンコーディングであり、運用上問題が多いため、現在ではこの方式は推奨されていない。Unicode文字を7ビット単位伝送通信にどうしても通さなければならない場合は、替わりにUTF-8をQuoted-printableあるいはBase64で変換するなどの方式が好ましい。
- UTF-8
- 可変長(1-4バイト)の8ビット符号単位で表現する文字符号化形式及び文字符号化スキーム。ASCIIに対して上位互換となっており、文字の境界が明確である、UTF-16符号化スキームやUTF-32符号化スキームとの変換・逆変換に際して乗除算などの負荷の高い処理が必要ないなどの特長を持ち、インターネットではもっとも一般的に利用されている。
- UTF-8符号化スキームについて、日本国内でのみバイト順マーク (BOM) がついているものをUTF-8、ついていないものをUTF-8Nとして区別することがあるが、国際的には認知されていない。もともと8ビットを符号単位とするUTF-8ではBOMを付与する必要はないが、UTF-8であることが識別できるようにデータストリームの先頭に EF BB BF(U+FEFFのUTF-8での表現)の3バイトが付与されることがある。Windowsのメモ帳で作成した「Unicodeテキスト」にはBOMが付与される。Internet Explorerでは、BOMのついていないUTF-8の文書を読み込むと(日本語版の場合)Shift_JISだと誤認する一方で、BOMがついていると有効なデータとして受け付けないアプリケーションも存在する。UTF-8のBOMはバイト順を表すものではなく、UTF-16符号化スキーム等における「真の意味でのBOM」と類似する存在であるがゆえに慣用的にこう呼ばれているに過ぎない。
- UTF-16
- BMP文字を16ビット符号単位一つで、その他の文字をサロゲートペア(代用対)という仕組みを使い16ビット符号単位二つで表現する文字符号化形式及び文字符号化スキーム。Windows XPなどの近年のOSの内部では、UTF-16符号化形式が使われている。UCS-2ともBMPの範囲で互換性がある。
- UTF-16符号化スキームでは、通常はファイルの先頭にバイト順マーク (BOM) が付与される。BOMとは、通信やファイルの読み書き等、8ビット単位の処理でバイト順を識別するための印であり、データストリームの先頭に付与される。値はU+FEFF。システムが読み込んだ先頭2バイトが0xFF, 0xFEならリトルエンディアン、0xFE, 0xFFならビッグエンディアンとして後に続く文書を処理する。
- RFC 2781 ではBOMが付いていないUTF-16文書はビッグエンディアンとして解釈することになっている。Windowsのメモ帳で作成した「Unicodeテキスト」はBOMが付与されるようになっている。ビッグエンディアンの符号化スキームをUTF-16BE、リトルエンディアンの符号化スキームをUTF-16LEとして区別することもある。プロトコル若しくはアプリケーションの設定などの手段で符号化スキームにUTF-16BEやUTF-16LEを指定している場合にはBOMを付与することは許容されない(ZERO WIDTH NON-BREAKING SPACEとして扱う)。Windows上の文書における「Unicodeテキスト」は特に明記のない場合、リトルエンディアンのUTF-16符号化スキームのことを指す。TCP/IPネットワークではプロトコルヘッダやMIME等の手段で符号化スキームが指定されずBOMも付与されない場合、ビッグエンディアンに決められている(→ エンディアン)。
- UTF-32
- Unicodeのすべての符号位置を単一長の符号単位として32ビットで表現する文字符号化形式及び文字符号化スキーム。実際に使われるのは21ビット(Unicodeの符号空間がU+10FFFFまでであるため)。この21ビットの範囲内ではUCS-4と互換性がある。UTF-32符号化スキームでもUTF-16符号化スキームと同じく、ビッグエンディアンとリトルエンディアンが存在し、それぞれUTF-32BE、UTF-32LEと呼ばれる。プロトコル若しくはアプリケーションの設定などの手段で符号化スキームにUTF-32BEやUTF-32LEを指定している場合にはBOMを付与することは許容されない(ZERO WIDTH NON-BREAKING SPACEとして扱う)。単純な符号化スキームであるが、テキストファイルなどではファイルのサイズが大きくなるため(全てBMPの文字からなる文章の場合はUTF-16符号スキームの2倍のサイズとなる)使用されることは稀である。そのためかMicrosoft Officeでの「エンコードされたテキストファイル」の読み書きはこの符号化スキームには未だ対応していない。フリーウェアおよびシェアウェアの多数の符号化スキームに対応しているテキストエディタでもこの符号化スキームには対応していないものが存在する。ただしすべてのUnicodeを扱う処理を行う場合には、すべての文字を単一の符号単位で表現したほうが処理に適するため、内部の処理ではUTF-32符号化形式(あるいはUCS-4)で扱うこともある。
- UTF-16符号化スキームなどと同様にUTF-32符号化スキームにもBOMがあり、データストリームの先頭に付される。先頭の4バイトが0xFF, 0xFE, 0x00, 0x00ならリトルエンディアン、0x00, 0x00, 0xFE, 0xFFならビッグエンディアンになる。UTF-16のリトルエンディアンとUTF-32のリトルエンディアンは最初の2バイトが等しいため、4バイトまで読んで判断する必要がある。
以下はエイプリルフールに公開されたジョークRFCである (RFC 4042)。UTF-9に関しては同名の規格が実際に検討されていたが、ドラフト段階で破棄されているため重複にはならない。
- UTF-9
- 可変長の9ビット符号単位で表現する符号化方式。1バイトが8ビット(オクテット)ではなく9ビット(ノネット)であるような環境での利用を想定している。UTF-8と比較した場合、Latin-1領域が1バイト、CJK統合漢字領域が2バイトで表現できる特長があり、データ量が少なくなる。ワード長が9の倍数のコンピュータ(PDP-10やACOS-6など)であれば計算コストも低い。
- UTF-18
- Unicode符号位置を単一の18ビット符号単位で表現する符号化方式。UTF-8に対するUTF-16のようなものだが、RFC公開時点のUnicodeで文字が定義されていた4つの面を余った2ビットで識別するため、代用符号位置は使わない。
以下はドラフト段階で破棄された規格案。
- UTF-9
- 可変長コード(1-5バイト)の8ビット符号単位で表現する文字符号化形式または文字符号化スキーム。ISO-8859-1に対して一部互換である。しかし、UTF-8が普及しつつあり、それと比べて欠点がいくつかあったため、破棄された。
拡張領域
サロゲートペア
1980年代の当初の構想では、Unicodeは16ビット固定長で、216 = 65,536 個の符号位置に必要な全ての文字を収録する、というもくろみであった。しかし、Unicode 1.0公表後、拡張可能な空き領域2万字分を巡り、各国から文字追加要求が起こった。その内容は中国、日本、台湾、ベトナム、シンガポールの追加漢字約1万5千字、古ハングル約5千字、未登録言語の文字等々である。このようにしてUnicodeの、16ビットの枠内に全世界の文字を収録するという計画は早々に破綻し、1996年のUnicode 2.0の時点で既に、文字集合の空間を16ビットから広げることが決まった。この時、それまでの16ビットを前提としたシステム(たとえばJavaのchar型)をなるべくそのままに、広げられた空間にある符号位置を表現する方法として、サロゲートペアが定義された。
サロゲートペアは16ビットUnicodeの領域1024文字分を2つ使い(前半 U+D800 〜 U+DBFF、後半 U+DC00 〜 U+DFFF)、各々1個ずつからなるペアで1024 × 1024 = 1,048,576文字を表す。これは丁度16面ぶんであり、第1面〜第16面(U+10000 〜 U+10FFFF)の文字をこれで表すこととした。加えて第0面(基本多言語面)も使用可能なので、Unicodeには合計で 1,048,576 + 65,536 - 2,048 = 111万2,064文字ぶんの空間が確保されたことになる。
サロゲートはUnicodeの符号位置の U+10000..U+10FFFF の範囲を16ビットユニットのペア(2つ)で表現する集合で、最初の16ビットユニットは high surrogate で、二番目は low surrogate となる。high surrogates は U+D800..U+DBFF の範囲、low surrogates は U+DC00..U+DFFF の範囲である。
サロゲートのエンコーディングは、
$hi = ($uni - 0x10000) / 0x400 + 0xD800; $lo = ($uni - 0x10000) % 0x400 + 0xDC00;
デコードは、
$uni = 0x10000 + ($hi - 0xD800) * 0x400 + ($lo - 0xDC00);
厳密には正確ではないが、UTF-16はUCS-2をサロゲートペアで拡張したようなものであると言える。またUnicodeは(現在のところ)UCS-4のうち、サロゲートペアで表現可能な空間のみを使うものとし(異体字セレクタなどは空間を別の軸の向きに広げるものとされている)ISO/IEC 10646もUnicodeに追随するような形で改訂されている。
サロゲートペアによって拡張された符号位置は、UTF-32ではそのまま表現できる。UTF-8では、通常4オクテット使って表現される。UTF-16ではサロゲートペアを使って表現する。UTF-8を使っているが4オクテット以上のオクテット列を扱えない、といった場合に、サロゲートペアをそのままUTF-8で表現したような表現が使われることがあり、CESU-8と言う(詳しくはUTF-8#サロゲートペアの扱いを参照)。
サロゲートペア (Surrogate Pair) の日本語訳は代用対とされている。
拡張領域に含まれる文字
現在第1面はSupplementary Multilingual Plane(SMPと略される。追加多言語面。主に古代文字が収録されている)、第2面はSupplementary Ideographic Plane(SIP、追加漢字面。漢字専用領域)、第14面はSupplementary Special-purpose Plane(SSP、追加特殊用途面。制御コード専用領域)、第15面および第16面は私用面(BMPのU+E000-U+F8FFの領域の拡張)と決められている。また、第3面はTertiary Ideographic Plane(直訳すると第三の漢字面)で、2009年3月現在では1字も収録されていないが、古代漢字や甲骨文字が収録される予定である。
第4面-第13面は未使用で将来どのような目的で使用するのかすら決まっていない。
日本では2000年にJIS X 0208を拡張する目的でJIS X 0213(いわゆるJIS第3第4水準)が制定されたが、この際、新たに採用された文字でUnicodeに無かったものの一部は、BMPに収録できず、第2面への収録となった(最終対応は2002年)。このため、JIS X 0213収録文字をUnicodeで完全にサポートするには追加漢字面をサポートしたOS、フォント、アプリケーションが必要となる。Shift_JIS等、Unicodeにて規定されるもの以外のエンコーディングを利用する場合であっても、JIS X 0213に対応するフォントやアプリケーションが必要である。
常用漢字の2010年改定で追加された字のうち「テンプレート:JIS2004フォント」はU+20B9Fで追加漢字面に含まれる。そのため、改定後の常用漢字完全サポートを謳う場合、Unicodeに対応していて更にこの拡張領域にも対応している必要があると言える。ただ、現状ではこの字はJIS X 0208にも含まれていて、基本多言語面に含まれる異体字の「叱」(U+53F1) で代用されることが多い。
歴史
1984年、ISOの文字コード規格委員会 (ISO/TC 97/SC2) は文字セットの切り替えを行わずに世界中の文字を単一の文字集合として扱える文字コード規格 (ISO 10646) を作成することを決定し、専門の作業グループ (ISO/TC 97/SC 2/WG 2) を設置し、作業を始めていた。1980年代後半にはこの作業グループにおいてさまざまな提案が検討されている。1990年になって出来あがったISO/TC 97/SC 2/WG 2作成のISO 10646の初版ドラフト(DIS 10646#DIS 10646第1版)では、漢字コードは32bitで表現され、各国の漢字コードはそのまま入れることになった。しかし中国は漢字を各国でばらばらに符号化するのではなく、あくまで統一して扱うことを求めてこのドラフトには当初から反対しており、今後の漢字コードの方針を決めるため、WG 2は CJK-JRG (Joint Research Group) と呼ばれるグループを別途設置し、そこで引き続き検討することにした。
このような公的機関の動きとは別に、1987年頃からXeroxのJoe BeckerとLee Collinsは、後にユニコードと呼ばれるようになる世界中の文字を統一して扱える文字コードを開発していた。1989年9月には「Unicode Draft 1」が発表された。ここではその基本方針として、2オクテット(16ビット)固定長で全ての文字を扱えることを目指しており、そのために日本・中国・韓国の漢字を統一することで2万弱の漢字コードを入れ、さらに将来の拡張用に、3万程度の漢字の空き領域が別に用意されていた。このドラフトは少しずつ改良を加えられながら1990年4月にUnicode Draft 2、同年12月Unicode Final Draftとなった。さらに1991年1月にはこのUnicode Final Draftに賛同する企業によって、ユニコードコンソーシアムが設立された。
1991年6月、ISO/IEC 10646による4オクテット固定長コードを主体としたドラフト「DIS 10646第1版」は、2オクテット固定長コードであるUnicodeとの一本化を求める各国により否決され、ISO 10646とUnicodeの一本化が図られることになった。また中国およびUnicodeコンソーシアムの要請により、CJK-JRGにおいて、ISO 10646とUnicodeの一本化が図られることになった。CJK-JRGは各国の漢字コードに基づき独自の統合規準を定め、ISO 10646 / Unicode用の統合漢字コード表を作成することになった。CJK-JRGの会合は第1回が7月22日から24日にかけて東京で、第2回の会合が9月17日から19日にかけて北京で、第3回が11月25日から29日にかけて香港で開催された。これらの討議の結果1991年末になって「ISO 10646=Unicode」用の統合漢字コード表が Unified Repertoire and Ordering (URO) の第1版として完成した。
Unicodeの最初の印刷されたドキュメントであるUnicode 1.0は、統合漢字表の完成に先行して漢字部分を除いたUnicode 1.0, Vol.1が1991年10月に出版され、後に1992年になって漢字部分だけのUnicode 1.0, Vol.2が出版された。
1992年CJK統合漢字Unified Repertoire and Ordering (URO) 第二版が完成し、これを取り込んだ(ただしUROには若干の間違いが発見されており、それらの修正が行われている。)DIS 10646第2版が5月30日国際投票の結果可決された。
1993年5月1日 「ISO/IEC 10646-1: 1993 Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and basic Multilingual Plane」が制定される。同年翌6月にUnicode 1.0は ISO/IEC 10646-1:1993にあわせた変更を行いUnicode 1.1となり、以後ユニコードとISO/IEC 10646とは歩調を合わせて改訂されていくことになる。
各バージョンとその特徴
ユニコードのバージョンは、メジャーバージョン (the major version)、マイナーバージョン (the minor version)、アップデートバージョン (the update version) の3つの部分から構成され、ピリオドでつなげて表示される。但しマイナーバージョン及びアップデートバージョンについては0の場合には省略して表示されることもある。メジャーバージョンはレパートリーの追加のような重要な変更が行われたときに改定される。ユニコードのドキュメントは書籍形態と電子版ドキュメント形態の両方で公表され、どちらもユニコードについての正式なドキュメントであるとされている。新たなバージョンがリリースされたときは新たなドキュメントが公表されるが、書籍として刊行されるのはメジャーバージョンが改定された場合および重要なマイナーバージョンの改定があった場合のみである。書籍版のバージョン1.0は、2巻に分けて刊行され、統合漢字部分を除いた第1巻は1991年10月に、統合漢字部分の第2巻は1992年6月に刊行された。そのため第1巻のみのものをUnicode 1.0.0、第2巻を含めたものをUnicode 1.0.1と呼ぶことがある。
年月日 | バージョン | 収録文字数 | 概要 | 日本語における主要な追加文字 |
---|---|---|---|---|
1991年10月 | Unicode 1.0.0 | 7,161 | 初期バージョン、16ビットの文字コード | JIS X 0201 |
1992年6月 | Unicode 1.0.1 | 28,359 | CJK統合漢字を導入 | JIS X 0208、JIS X 0212 |
1993年6月 | Unicode 1.1.0 | 34,233 | ISO/IEC 10646-1:1993にあわせ変更 | |
1993年7月 | Unicode 1.1.5 | |||
1996年7月 | Unicode 2.0.0 | 38,950 | ISO/IEC 10646-1:1993の追補Amd.1からAmd.7に対応。ハングルの大移動を行いUnicode1.xとの互換性を失う (Amd.5)、サロゲートペア(代用対)を導入し追加面を可能にして収容可能な文字を大幅に増やす、21ビット領域に拡張 (Amd.1) | |
1998年5月 | Unicode 2.1.0 | 38,952 | ユーロ記号と正誤表を追加 | |
1998年5月 | Unicode 2.1.2 | |||
1998年8月 | Unicode 2.1.5 | |||
1998年10月 | Unicode 2.1.8 | |||
1999年4月 | Unicode 2.1.9 | |||
1999年9月 | Unicode 3.0.0 | 49,259 | ISO/IEC 10646-1:2000が発行されるまでの追補Amd.8からAmd.31の文字すべてに対応。CJK統合漢字の拡張Aで漢字6582字を追加 (Amd.17) | JIS X 0213の一部(地名や人名などに用いられる漢字) |
2000年8月 | Unicode 3.0.1 | |||
2001年3月 | Unicode 3.1.0 | 94,205 | ISO/IEC 10646-2:2001に対応。BMP以外の拡張。CJK統合漢字の拡張Bで漢字42711字を追加 | JIS X 0213の一部(地名や人名などに用いられる漢字) |
2001年8月 | Unicode 3.1.1 | |||
2002年3月 | Unicode 3.2.0 | 95,221 | ISO/IEC 10646-1:2000の追補Amd.1に対応 | JIS X 0213(正式対応) |
2003年4月 | Unicode 4.0.0 | 96,447 | ISO/IEC 10646:2003に対応 | |
2004年5月 | Unicode 4.0.1 | |||
2005年3月31日 | Unicode 4.1.0 | 97,720 | ISO/IEC 10646:2003の追補Amd.1に対応 | |
2006年7月14日 | Unicode 5.0.0 | 99,089 | ISO/IEC 10646:2003の追補Amd.2とシンド語(Amd.3に含まれる)に対応 | |
2008年4月4日 | Unicode 5.1.0 | 100,713 | ISO/IEC 10646:2003の追補Amd.3とAmd.4に対応。異体字セレクタを漢字に対して使い始める | 麻雀牌、割り算の記号、電話機の星印、Adobe-Japan1-6の漢字字形 |
2009年10月1日 | Unicode 5.2.0 | 107,361 | ISO/IEC 10646:2003の追補Amd.6までに対応 | ARIB外字 |
2010年10月11日 | Unicode 6.0.0 | 109,449 | ISO/IEC 10646:2010 | 携帯電話の絵文字 |
2012年1月31日 | Unicode 6.1.0 | 110,181 | ISO/IEC 10646:2012 | |
2012年9月26日 | Unicode 6.2.0 | 110,182 | 新トルコリラの通貨記号の追加など | |
2013年9月30日 | Unicode 6.3.0 | 110,187 | ||
2014年6月16日 | Unicode 7.0.0 | 113,021 | ISO/IEC 10646:2012の追補Amd.1とAmd.2に対応。ルーブル、アゼルバイジャン・マナトの通貨記号、北米・中国・インド・アフリカの言語のための歴史的なスクリプトの追加。 | 約250字の絵文字の追加。 |
構成要素のバージョン
ユニコードのバージョンには、上記のような「ユニコードの規格全体に付けられたバージョン」の他に「ユニコードを構成する個々の要素の規格に付けられたバージョン」が存在する。これに該当するものとしては、ユニコードを構成する各面ごとに付けられたバージョンやユニコードに収録されないこととされたスクリプトのリスト (NOR = Not The Roadmap) に付けられたバージョンなどが存在する。
日付 | 全体[31] | BMP[32] | SMP[33] | SIP[34] | TIP[35] | SSP[36] | NOR[37] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1991年10月 | 1.0.0[38] | ||||||
1992年6月 | 1.0.1[39] | ||||||
1993年6月 | 1.1.0[40] | ||||||
1993年7月 | 1.1.5[41] | ||||||
1996年7月 | 2.0.0[42] | ||||||
1998年5月 | 2.1.0[43] | ||||||
1998年5月 | 2.1.2[44] | ||||||
1998年8月 | 2.1.5[45] | ||||||
1998年10月 | 2.1.8[46] | ||||||
1999年4月 | 2.1.9[47] | ||||||
1999年9月 | 3.0.0[48] | ||||||
2000年8月 | 3.0.1[49] | ||||||
2001年3月 | 3.1.0[50] | ||||||
2001年8月 | 3.1.1[51] | ||||||
2001年10月10日 | 3.0[52] | 3.0[53] | 3.0[54] | 1.0[55] | |||
2001年10月12日 | 3.1[56] | ||||||
2001年10月27日 | 3.1[57] | ||||||
2001年11月27日 | 3.0[58] | ||||||
2002年1月22日 | 3.2[59] | 3.1[60] | |||||
2002年1月29日 | 3.3[61] | ||||||
2002年2月5日 | 3.4[62] | ||||||
2002年3月 | 3.2.0[63] | ||||||
2002年4月3日 | 3.2[64] | ||||||
2002年4月4日 | 3.5[65] | ||||||
2002年6月7日 | 3.6[66] | 3.3[67] | |||||
2002年6月23日 | 3.7[68] | ||||||
2002年10月2日 | 3.8[69] | ||||||
2002年10月28日 | 3.9[70] | ||||||
2002年11月11日 | 3.1[71] | ||||||
2002年12月3日 | 3.10[72] | 3.4[73]
</br> 3.5[74] |
|||||
2002年12月11日 | 3.11[75] | ||||||
2003年3月12日 | 3.12[76] | 3.6[77] | |||||
2003年3月15日 | 3.7[78] | ||||||
2003年4月 | 4.0.0[79] | ||||||
2003年4月16日 | 4.0[80] | 4.0[81] | 4.0[82] | 4.0[83] | 4.0[84] | ||
2003年5月4日 | 4.1[85] | ||||||
2003年5月16日 | 4.1[86] | ||||||
2003年6月18日 | 4.2[87] | 4.1[88] | |||||
2003年7月15日 | 4.1[89] | ||||||
2003年8月19日 | 4.3[90] | ||||||
2003年9月11日 | 4.4[91] | 4.2[92] | |||||
2003年9月20日 | 4.5[93] | ||||||
2003年10月22日 | 4.6[94] | ||||||
2003年10月31日 | 4.3[95] | ||||||
2003年12月23日 | 4.7[96] | 4.4[97] | |||||
2004年5月 | 4.0.1[98] | ||||||
2004年5月27日 | 4.5[99] | ||||||
2004年6月24日 | 4.8[100] | 4.6[101] | |||||
2004年7月3日 | 4.7[102] | ||||||
2004年12月1日 | 4.1[103] | ||||||
2005年1月27日 | 4.2[104] | ||||||
2005年1月28日 | 4.9[105] | 4.8[106] | |||||
2005年3月31日 | 4.1.0[107] | 4.10[108] | 4.9[109] | ||||
2005年5月27日 | 4.10[110] | 4.2[111] | |||||
2005年6月10日 | 4.11[112] | 4.11[113] | |||||
2005年6月27日 | 4.12[114] | 4.12[115] | 4.3[116] | 4.2[117] | 4.3[118] | ||
2005年8月1日 | 4.13[119] | 4.13[120] | |||||
2005年9月6日 | 4.14[121] | ||||||
2005年9月14日 | 4.15[122] | ||||||
2005年9月17日 | 4.14[123] | ||||||
2005年9月19日 | 4.16[124] | ||||||
2005年12月8日 | 4.15[125] | ||||||
2006年1月11日 | 4.17[126] | 4.16[127] | |||||
2006年4月17日 | 4.18[128] | 4.17[129] | 4.4[130] | ||||
2006年4月28日 | 4.4[131] | ||||||
2006年7月14日 | 5.0.0[132] | ||||||
2006年9月21日 | 5.0[133] | 5.0[134] | 5.0[135] | 5.0[136] | 5.0[137] | ||
2006年9月29日 | 5.0.1[138] | 5.0.1[139] | |||||
2007年3月14日 | 5.0.1[140] | ||||||
2007年4月11日 | 5.0.2[141] | 5.0.2[142] | |||||
2007年5月5日 | 5.0.3[143] | 5.0.3[144] | |||||
2007年7月24日 | 5.0.4[145] | 5.0.4[146] | 5.0.1[147] | ||||
2007年8月22日 | 5.0.5[148] | ||||||
2007年8月29日 | 5.0.5[149] | ||||||
2008年1月15日 | 5.0.6[150] | ||||||
2008年1月31日 | 5.0.6[151] | ||||||
2008年2月14日 | 5.0.7[152] | 5.0.7[153] | |||||
2008年4月4日 | 5.1.0[154] | 5.1.0[155] | 5.1.0[156] | 5.1.0[157] | 5.1.0[158] | 5.1.0[159] | |
2008年4月25日 | 5.1.1[160] | 5.1.1[161] | 5.1.0[162] | 5.1.1[163] | |||
2008年8月12日 | 5.1.2[164] | 5.1.2[165] | |||||
2008年8月19日 | 5.1.3[166] | ||||||
2008年10月17日 | 5.1.4[167] | 5.1.3[168] | 5.1.1[169] | ||||
2009年2月4日 | 5.1.5[170] | 5.1.4[171] | |||||
2009年2月26日 | 5.1.1[172] | ||||||
2009年4月22日 | 5.1.2[173] | ||||||
2009年4月24日 | 5.1.5[174] | ||||||
2009年10月1日 | 5.2.0[175] | 5.2.0[176] | 5.2.0[177] | 5.2.0[178] | 5.2.0[179] | 5.2.0[180] | 5.2.0[181] |
2009年11月18日 | 5.2.1[182] | ||||||
2010年2月5日 | 5.2.1[183] | ||||||
2010年2月10日 | 5.2.2[184] | ||||||
2010年2月23日 | 5.2.3[185] | ||||||
2010年4月23日 | 5.2.2[186] | 5.2.4[187] | |||||
2010年5月12日 | 5.2.5[188] | ||||||
2010年6月24日 | 5.2.6[189] | ||||||
2010年7月27日 | 5.2.7[190] | ||||||
2010年10月11日 | 6.0.0[191] | 6.0.0[192] | 6.0.0[193] | 6.0.0[194] | 6.0.0[195] | 6.0.0[196] | 6.0.0[197] |
2010年12月6日 | 6.0.1[198] | ||||||
2011年1月9日 | 6.0.2[199] | ||||||
2011年1月14日 | 6.0.1[200] | ||||||
2011年1月27日 | 6.0.2[201] | 6.0.3[202] | 6.0.1[203] | 6.0.1[204] | 6.0.1[205] | 6.0.1[206] | |
2011年3月18日 | 6.0.4[207] | ||||||
2011年5月24日 | 6.0.5[208] | ||||||
2011年6月23日 | 6.0.3[209] | 6.0.6[210] | |||||
2011年8月1日 | 6.0.7[211] | ||||||
2011年8月15日 | 6.0.8[212] | ||||||
2011年8月24日 | 6.0.9[213] | ||||||
2011年11月15日 | 6.0.10[214] | ||||||
2011年11月29日 | 6.0.11[215] | ||||||
2011年12月19日 | 6.0.2[216] | ||||||
2012年1月6日 | 6.0.12[217] | ||||||
2012年1月31日 | 6.1.0[218] | ||||||
2012年2月1日 | 6.1.0[219] | 6.1.0[220] | 6.1.0[221] | 6.1.0[222] | 6.1.0[223] | 6.1.0[224] | |
2012年2月15日 | 6.1.1[225] | ||||||
2012年5月4日 | 6.1.2[226] | ||||||
2012年7月30日 | 6.1.3[227] | ||||||
2012年8月27日 | 6.1.4[228] | ||||||
2012年9月13日 | 6.1.1[229] | 6.1.5[230] | |||||
2012年9月26日 | 6.2.0[231] | ||||||
2012年9月27日 | 6.2.0[232] | 6.2.0[233] | 6.2.0[234] | 6.2.0[235] | 6.2.0[236] | 6.2.0[237] | |
2012年10月16日 | 6.2.1[238] | 6.2.1[239] | |||||
2012年12月2日 | 6.2.2[240] | 6.2.2[241] | |||||
2013年3月19日 | 6.2.3[242] | ||||||
2013年5月4日 | 6.2.4[243] | ||||||
2013年5月23日 | 6.2.5[244] | ||||||
2013年7月24日 | 6.2.6[245] | ||||||
2013年9月30日 | 6.3.0[246] | ||||||
2013年10月28日 | 6.3.0[247] | 6.3.0[248] | 6.3.0[249] | 6.3.0[250] | 6.3.0[251] | 6.3.0[252] | |
2014年2月19日 | 6.3.1[253] | 6.3.1[254] | |||||
2014年6月16日 | 7.0.0[255] | ||||||
2014年8月7日 | 7.0.0[256] | 7.0.0[257] | 7.0.0[258] | 7.0.0[259] | 7.0.0[260] | 7.0.0[261] |
Unicodeの諸問題
バージョンごとの非互換性
Unicodeは同一のコードでもバージョンが変わったとき完全に異なった文字を定義し直したことがある。
そのうち最大のものがUnicode 2.0での「ハングルの大移動」である。これはUnicode 1.1までで定義されていたハングルの領域を破棄し、新しいハングルの領域を別の位置に設定し、破棄された領域には別の文字の領域を割り当てることとなった。その後、Unicode 3.0でCJK統合漢字拡張A、Unicode 4.0で六十四卦が割り当てられた。このように、Unicode 1.1以前でハングルを記述した文書とUnicode 2.0以降でCJK統合漢字拡張Aを記述した文書には互換性がない[262]。JCS委員長の芝野耕司はUnicodeに日本語の漢字を収録させる議論の中で、ハングル大移動について「韓国のとった滅茶苦茶な行動」と述べている[263]。
日本語環境でのUnicodeの諸問題
YEN SIGN 問題
Shift_JIS では JIS X 0201 における円記号 "¥" が 0x5C に置かれている。これを Unicode のマッピングに合わせると YEN SIGN (U+00A5) にマップされる。しかし、0x5C は ASCII ではバックスラッシュ "テンプレート:Backslash" に相当し、C言語などのエスケープシーケンスに使われる事から、この文字のコードを変更すると問題が起きる。そのため Unicode を利用するアプリケーションは U+007F 以下のコードに関しては移動させないという暗黙のルールができている。
そうなると、Unicode 環境では円記号がバックスラッシュの表示に変わってしまうように思われるが、これは日本語用のフォントデータの 0x5C の位置には円記号の字形を当ててしまうことで対処している。これによって、日本語環境での表示上は 0x5C の位置で円記号を用いることができる。
この問題は日本語環境に限った事ではない。もともと、ISO646 上で 0x5C を含む数種の文字は自由領域(バリアント)として各国での定義を認めていた。そのため、日本語以外でも ASCII でバックスラッシュに相当するコードに異なる記号を当てているケースが多い。例えば、韓国ではウォン記号 (WON SIGN, U+20A9, "₩")、デンマークやノルウェーではストローク付きO (LATIN CAPITAL LETTER O WITH STROKE, U+00D8, "Ø") 等である。
波ダッシュ・全角チルダ問題
JIS X 0221 規定の JIS X 0208 と JIS X 0221 の対応表では、波ダッシュは WAVE DASH (U+301C, "テンプレート:〜") に対応させているが、マイクロソフトは Windows の Shift_JIS と Unicode の変換テーブルを作成する際に、JIS X 0208 において 1 区 33 点に割り当てられている波ダッシュ "テンプレート:〜" を、Unicode における全角チルダ (FULLWIDTH TILDE, U+FF5E, "~") に割り当てたため不整合が生じる。この結果、OS X 等の JIS X 0221 準拠の Shift_JIS ⇔ Unicode 変換テーブルをもつ処理系と、Windows との間で Unicode データをやり取りする場合、文字化けを起こすことになる。そこで Windows 以外の OS 上で動くアプリケーションの中には、CP932 という名前でマイクロソフト仕様の Shift_JIS コード体系を別途用意して対応しているケースが多い。この原因とされている Unicode 仕様書の例示字形の問題に関しては、波ダッシュ#Unicodeに関連する問題を参照すること。
また、マイクロソフトは同様に CENT SIGN (U+00A2, "¢") を FULLWIDTH CENT SIGN (U+FFE0, "¢") に、POUND SIGN (U+00A3, "£") を FULLWIDTH POUND SIGN (U+FFE1, "£") に、NOT SIGN (U+00AC, "¬") を FULLWIDTH NOT SIGN (U+FFE2, "¬") に、EM DASH (U+2014, "—") を HORIZONTAL BAR (U+2015, "―") に、DOUBLE VERTICAL LINE (U+2016, "‖") を PARALLEL TO (U+2225, "テンプレート:JIS2004フォント") に、MINUS SIGN (U+2212, "−") を FULLWIDTH HYPHEN-MINUS (U+FF0D, "-") に割り当てており、これらの変換時にも問題が起こる。Windows Vista や Microsoft Office 2007 に付属する IME パッドの文字一覧における JIS X 0213 の面区点の表示は、上記の文字についても JIS で規定されているものと同じマッピングを使用している[264]。
一覧
範囲 | 名称 | 日本語名称 |
---|---|---|
U+0000-007F[265] | Basic Latin | 基本ラテン文字(ASCII互換) |
U+0080-00FF[266] | Latin-1 Supplement | ラテン1補助 |
U+0100-017F[267] | Latin Extended-A | ラテン文字拡張A |
U+0180-024F[268] | Latin Extended-B | ラテン文字拡張B |
U+0250-02AF[269] | IPA Extensions | IPA拡張(国際音声記号) |
U+02B0-02FF[270] | Spacing Modifier Letters | 前進を伴う修飾文字 |
U+0300-036F[271] | Combining Diacritical Marks | ダイアクリティカルマーク(合成可能) |
U+0370-03FF[272] | Greek and Coptic | ギリシア文字及びコプト文字 |
U+0400-04FF[273] | Cyrillic | キリール文字(キリル文字) |
U+0500-052F[274] | Cyrillic Supplement | キリール文字補助 |
U+0530-058F[275] | Armenian | アルメニア文字 |
U+0590-05FF[276] | Hebrew | ヘブライ文字 |
U+0600-06FF[277] | Arabic | アラビア文字 |
U+0700-074F[278] | Syriac | シリア文字 |
U+0750-077F[279] | Arabic Supplement | アラビア文字補助 |
U+0780-07BF[280] | Thaana | ターナ文字 |
U+07C0-07FF[281] | NKo | ンコ文字 |
U+0800-083F[282] | Samaritan | サマリア文字 * |
U+0840-085F[283] | Mandaic | マンダ文字 * |
U+08A0-08FF[284] | Arabic Extended-A | アラビア文字拡張A * |
U+0900-097F[285] | Devanagari | デーヴァナーガリー文字 |
U+0980-09FF[286] | Bengali | ベンガル文字 |
U+0A00-0A7F[287] | Gurmukhi | グルムキー文字 |
U+0A80-0AFF[288] | Gujarati | グジャラート文字(グジャラーティー文字) |
U+0B00-0B7F[289] | Oriya | オリヤー文字 |
U+0B80-0BFF[290] | Tamil | タミル文字 |
U+0C00-0C7F[291] | Telugu | テルグ文字 |
U+0C80-0CFF[292] | Kannada | カンナダ文字 |
U+0D00-0D7F[293] | Malayalam | マラヤーラム文字 |
U+0D80-0DFF[294] | Sinhala | シンハラ文字 |
U+0E00-0E7F[295] | Thai | タイ文字 |
U+0E80-0EFF[296] | Lao | ラオス文字(ラーオ文字) |
U+0F00-0FFF[297] | Tibetan | チベット文字 |
U+1000-109F[298] | Myanmar | ミャンマー文字(ビルマ文字) |
U+10A0-10FF[299] | Georgian | グルジア文字 |
U+1100-11FF[300] | Hangul Jamo | ハングル字母 |
U+1200-137F[301] | Ethiopic | エチオピア文字(ゲエズ文字) |
U+1380-139F[302] | Ethiopic Supplement | エチオピア文字補助 |
U+13A0-13FF[303] | Cherokee | チェロキー文字 |
U+1400-167F[304] | Unified Canadian Aboriginal Syllabics | 統合カナダ先住民音節(カナダ先住民文字) |
U+1680-169F[305] | Ogham | オガム文字 |
U+16A0-16FF[306] | Runic | ルーン文字 |
U+1700-171F[307] | Tagalog | タガログ文字(バイバイン) |
U+1720-173F[308] | Hanunoo | ハヌノオ文字 |
U+1740-175F[309] | Buhid | ブヒッド文字 |
U+1760-177F[310] | Tagbanwa | タグバヌア文字(タグバヌワ文字) |
U+1780-17FF[311] | Khmer | クメール文字 |
U+1800-18AF[312] | Mongolian | モンゴル文字 |
U+18B0-18FF[313] | Unified Canadian Aboriginal Syllabics Extended | 統合カナダ先住民音節拡張 * |
U+1900-194F[314] | Limbu | リンブ文字 |
U+1950-197F[315] | Tai Le | タイ・ロ文字 |
U+1980-19DF[316] | New Tai Lue | 新タイ・ロ文字(西双版納タイ文字) |
U+19E0-19FF[317] | Khmer Symbols | クメール文字用記号 |
U+1A00-1A1F[318] | Buginese | ブギス文字(ロンタラ文字) |
U+1A20-1AAF[319] | Tai Tham | ラーンナー文字 * |
U+1AB0-1AFF[320] | Combining Diacritical Marks Extended | ダイアクリティカルマーク(合成可能)拡張 |
U+1B00-1B7F[321] | Balinese | バリ文字 |
U+1B80-1BBF[322] | Sundanese | スンダ文字 * |
U+1BC0-1BFF[323] | Batak | バタク文字 * |
U+1C00-1C4F[324] | Lepcha | レプチャ文字 * |
U+1C50-1C7F[325] | Ol Chiki | オル・チキ文字 * |
U+1CC0-1CCF[326] | Sundanese Supplement | スンダ文字補助 * |
U+1CD0-1CFF[327] | Vedic Extensions | ヴェーダ文字拡張 * |
U+1D00-1D7F[328] | Phonetic Extensions | 音声記号拡張 |
U+1D80-1DBF[329] | Phonetic Extensions Supplement | 音声記号拡張補助 |
U+1DC0-1DFF[330] | Combining Diacritical Marks Supplement | ダイアクリティカルマーク(合成可能)補助 |
U+1E00-1EFF[331] | Latin Extended Additional | ラテン文字拡張追加 |
U+1F00-1FFF[332] | Greek Extended | ギリシア文字拡張 |
U+2000-206F[333] | General Punctuation | 一般句読点 |
U+2070-209F[334] | Superscripts and Subscripts | 上付き・下付き |
U+20A0-20CF[335] | Currency Symbols | 通貨記号 |
U+20D0-20FF[336] | Combining Diacritical Marks for Symbols | 記号用ダイアクリティカルマーク(合成可能) |
U+2100-214F[337] | Letterlike Symbols | 文字様記号 |
U+2150-218F[338] | Number Forms | 数字に準じるもの |
U+2190-21FF[339] | Arrows | 矢印 |
U+2200-22FF[340] | Mathematical Operators | 数学記号 |
U+2300-23FF[341] | Miscellaneous Technical | その他の技術用記号 |
U+2400-243F[342] | Control Pictures | 制御機能用記号 |
U+2440-245F[343] | Optical Character Recognition | 光学的文字認識、OCR |
U+2460-24FF[344] | Enclosed Alphanumerics | 囲み英数字 |
U+2500-257F[345] | Box Drawing | 罫線素片 |
U+2580-259F[346] | Block Elements | ブロック要素 |
U+25A0-25FF[347] | Geometric Shapes | 幾何学模様 |
U+2600-26FF[348] | Miscellaneous Symbols | その他の記号 |
U+2700-27BF[349] | Dingbats | 装飾記号 |
U+27C0-27EF[350] | Miscellaneous Mathematical Symbols-A | その他の数学記号A |
U+27F0-27FF[351] | Supplemental Arrows-A | 補助矢印A |
U+2800-28FF[352] | Braille Patterns | 点字図形 |
U+2900-297F[353] | Supplemental Arrows-B | 補助矢印B |
U+2980-29FF[354] | Miscellaneous Mathematical Symbols-B | その他の数学記号B |
U+2A00-2AFF[355] | Supplemental Mathematical Operators | 補助数学記号 |
U+2B00-2BFF[356] | Miscellaneous Symbols and Arrows | その他の記号及び矢印 |
U+2C00-2C5F[357] | Glagolitic | グラゴル文字 |
U+2C60-2C7F[358] | Latin Extended-C | ラテン文字拡張C |
U+2C80-2CFF[359] | Coptic | コプト文字 |
U+2D00-2D2F[360] | Georgian Supplement | グルジア文字補助 |
U+2D30-2D7F[361] | Tifinagh | ティフナグ文字 |
U+2D80-2DDF[362] | Ethiopic Extended | エチオピア文字拡張 |
U+2DE0-2DFF[363] | Cyrillic Extended-A | キリール文字拡張A * |
U+2E00-2E7F[364] | Supplemental Punctuation | 補助句読点 |
U+2E80-2EFF[365] | CJK Radicals Supplement | CJK部首補助 |
U+2F00-2FDF[366] | Kangxi Radicals | 康熙部首 |
U+2FF0-2FFF[367] | Ideographic Description Characters | 漢字構成記述文字、IDC |
U+3000-303F[368] | CJK Symbols and Punctuation | CJKの記号及び句読点 |
U+3040-309F[369] | Hiragana | 平仮名 |
U+30A0-30FF[370] | Katakana | 片仮名 |
U+3100-312F[371] | Bopomofo | 注音字母(注音符号) |
U+3130-318F[372] | Hangul Compatibility Jamo | ハングル互換字母 |
U+3190-319F[373] | Kanbun | 漢文用記号(返り点) |
U+31A0-31BF[374] | Bopomofo Extended | 注音字母拡張 |
U+31C0-31EF[375] | CJK Strokes | CJKの筆画 |
U+31F0-31FF[376] | Katakana Phonetic Extensions | 片仮名拡張 |
U+3200-32FF[377] | Enclosed CJK Letters and Months | 囲みCJK文字・月 |
U+3300-33FF[378] | CJK Compatibility | CJK互換用文字 |
U+3400-4DBF[379] | CJK Unified Ideographs Extension A | CJK統合漢字拡張A |
U+4DC0-4DFF[380] | Yijing Hexagram Symbols | 易経記号(六十四卦) |
U+4E00-9FFF[381] | CJK Unified Ideographs | CJK統合漢字 |
U+A000-A48F[382] | Yi Syllables | イ文字(ロロ文字) |
U+A490-A4CF[383] | Yi Radicals | イ文字部首 |
U+A4D0-A4FF[384] | Lisu | リス文字 * |
U+A500-A63F[385] | Vai | ヴァイ文字 * |
U+A640-A69F[386] | Cyrillic Extended-B | キリール文字拡張B * |
U+A6A0-A6FF[387] | Bamum | バムン文字 * |
U+A700-A71F[388] | Modifier Tone Letters | 声調修飾文字 |
U+A720-A7FF[389] | Latin Extended-D | ラテン文字拡張D |
U+A800-A82F[390] | Syloti Nagri | シロティ・ナグリ文字 |
U+A830-A83F[391] | Common Indic Number Forms | 共通インド数字に準じるもの * |
U+A840-A87F[392] | Phags-pa | パスパ文字 |
U+A880-A8DF[393] | Saurashtra | サウラーシュトラ文字 * |
U+A8E0-A8FF[394] | Devanagari Extended | デーヴァナーガリー文字拡張 * |
U+A900-A92F[395] | Kayah Li | カヤー文字 * |
U+A930-A95F[396] | Rejang | レジャン文字 * |
U+A960-A97F[397] | Hangul Jamo Extended-A | ハングル字母拡張A * |
U+A980-A9DF[398] | Javanese | ジャワ文字 * |
U+A9E0-A9FF[399] | Myanmar Extended-B | ミャンマー文字拡張B * |
U+AA00-AA5F[400] | Cham | チャム文字 * |
U+AA60-AA7F[401] | Myanmar Extended-A | ミャンマー文字拡張A * |
U+AA80-AADF[402] | Tai Viet | タイ・ヴェト文字 * |
U+AAE0-AAFF[403] | Meetei Mayek Extensions | マニプリ文字拡張 * |
U+AB00-AB2F[404] | Ethiopic Extended-A | エチオピア文字拡張A * |
U+AB30-AB6F[405] | Latin Extended-E | ラテン文字拡張E * |
U+ABC0-ABFF[406] | Meetei Mayek | マニプリ文字 * |
U+AC00-D7AF[407] | Hangul Syllables | ハングル音節文字 |
U+D7B0-D7FF[408] | Hangul Jamo Extended-B | ハングル字母拡張B * |
U+D800-DB7F | High Surrogates | 上位代用符号位置 |
U+DB80-DBFF | High Private Use Surrogates | 上位私用代用符号位置 |
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U+11200-1124F[465] | Khojki | ホジャ文字 * |
U+112B0-112FF[466] | Khudawadi | フダーワーディー文字 * |
U+11300-1137F[467] | Grantha | グランタ文字 * |
U+11480-114DF[468] | Tirhuta | ティルフータ文字 * |
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U+118A0-118FF[472] | Warang Citi | ワラング・クシティ文字 * |
U+11AC0-11AFF[473] | Pau Cin Hau | パウ・チン・ハウ文字 * |
U+12000-123FF[474] | Cuneiform | 楔形文字 |
U+12400-1247F[475] | Cuneiform Numbers and Punctuation | 楔形文字の数字及び句読点 |
U+13000-1342F[476] | Egyptian Hieroglyphs | エジプト・ヒエログリフ * |
U+16800-16A3F[477] | Bamum Supplement | バムン文字補助 * |
U+16A40-16A6F[478] | Mro | ムロ文字 * |
U+16AD0-16AFF[479] | Bassa Vah | バサ文字 * |
U+16B00-16B8F[480] | Pahawh Hmong | パハウ・フモン文字 * |
U+16F00-16F9F[481] | Miao | ポラード文字 * |
U+1B000-1B0FF[482] | Kana Supplement | 仮名文字補助 * |
U+1BC00-1BC9F[483] | Duployan | デュプロワイエ式速記 * |
U+1BCA0-1BCAF[484] | Shorthand Format Controls | 速記書式制御記号 * |
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U+1F100-1F1FF[496] | Enclosed Alphanumeric Supplement | 囲み英数字補助 * |
U+1F200-1F2FF[497] | Enclosed Ideographic Supplement | 囲み表意文字補助 * |
U+1F300-1F5FF[498] | Miscellaneous Symbols And Pictographs | その他の記号及び絵文字 * |
U+1F600-1F64F[499] | Emoticons | 顔文字 * |
U+1F650-1F67F[500] | Ornamental Dingbats | オーナメント * |
U+1F680-1F6FF[501] | Transport And Map Symbols | 交通及び地図の記号 * |
U+1F700-1F77F[502] | Alchemical Symbols | 錬金術記号 * |
U+1F780-1F7FF[503] | Geometric Shapes Extended | 幾何学模様拡張 * |
U+1F800-1F8FF[504] | Supplemental Arrows-C | 補助矢印C * |
U+20000-2A6DF[505] | CJK Unified Ideographs Extension B | CJK統合漢字拡張B |
U+2A700-2B73F[506] | CJK Unified Ideographs Extension C | CJK統合漢字拡張C * |
U+2B740-2B81F[507] | CJK Unified Ideographs Extension D | CJK統合漢字拡張D * |
U+2F800-2FA1F[508] | CJK Compatibility Ideographs Supplement | CJK互換漢字補助 |
U+E0000-E007F[509] | Tags | タグ |
U+E0100-E01EF[510] | Variation Selectors Supplement | 字形選択子補助 |
U+F0000-FFFFF | Supplementary Private Use Area-A | 補助私用領域A * |
U+100000-10FFFF | Supplementary Private Use Area-B | 補助私用領域B * |
「日本語での通用名称」がJIS X 0221:2007に例示されているブロックについてはそれに準拠し、Wikipedia内の記事で用いられている名称がそれと異なる場合はその名称も併記した。*印はJIS X 0221:2007制定以降に追加されたブロック。
脚注
参考文献
- 用語の日本語表記は原則として次にならった。テンプレート:Cite web
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関連項目
外部リンク
- ↑ 相違点のいくつかはDIS 10646に由来する
- ↑ UTF-8はPlan 9が由来
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