たけしの誰でもピカソ
テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『たけしの誰でもピカソ』(たけしのだれでもピカソ)とは、1997年4月18日から2009年3月20日まで、テレビ東京系列で、毎週金曜日の夜に放送されていた芸術をテーマにしたバラエティ番組。ビートたけしの冠番組で、「北野武」名義で出演していた。通称「誰でもピカソ」、略称「誰ピカ」。
目次
番組概要
様々な世界で活躍するアーティスト・芸術家・歌手・お笑いタレントなどを紹介する、アートをテーマにした番組。年間の3割近くが音楽関係、2割近くがお笑い関連の特集で占められていた。製作プロダクションは、同局でかつて放送されていた『タモリの音楽は世界だ』と同じイースト。
当初は金曜夜9時からの放送で、2003年4月より『最高!ブギウギナイト』の放送開始に伴い夜10時からに繰り下がった。
番組の最高視聴率は、2001年8月24日の19.3%で、この日の放送内容はMr.マリックのマジック披露だった。テレビ東京で、15%以上の数字が出るのは珍しく、テレビ東京の2001年の年間視聴率で1位となった。
視聴率は安定していたが、不況による番組制作費削減などの影響から2009年3月20日の2時間特番で終了した[1]。「今後は3ヶ月に1度の特番を放送する予定」としている。しかし、番組終了以来2011年9月現在に至るまで、特番は行われていない。 後番組の「たけしのニッポンのミカタ!」でもたけしは引き続き出演。
出演者
レギュラー
- ビートたけし(北野武)
- 篠原勝之
- 今田耕司(第1回にゲストとして出演、数ヵ月後正式なレギュラーとなった)
- 渡辺満里奈(産休により一時降板→復帰)
準レギュラー
ナレーター
お笑い居酒屋
人気急上昇中の若手お笑い芸人が数組登場しネタを披露した後、居酒屋のセットでトークをする企画で2003年7月18日に放送された「たけしの漫才居酒屋」が元になっている。しかしこの時は若手芸人が登場する企画ではなく、馴染みのお笑い芸人とのトーク色が強かった。
それが2004年2月13日の放送から北野武と若手お笑い芸人を結び付かせる企画として「お笑い居酒屋」にリニューアルされヒット企画になる。最初に若手芸人によるノーカットのお笑い舞台があり、舞台終了したそのまま居酒屋で久本雅美扮する女将と今田扮する居酒屋の板前がその若手芸人を中心にトークを進め常連客のたけしが批評するという流れに変わる。出演する若手芸人がたけしに直接観られることによって緊張しないようにするため、あえてステージと居酒屋セットを離して設置している。この第2回以降が好評となり、定番企画となった。
また、第3回まで居酒屋の女将として出演していた久本は多忙のため第4回は悪い魔法使いに茄子にされるという設定で欠席。以降、第5回は茄子のまま小人化、第6回は失恋の傷心旅行、第7回で傷心旅行のまま失踪となり久本は降板した。板前役の今田が司会進行役となる。その後、第8回から柴田理恵が隣の店のおばさんと称して出演。第9回で柴田は北野武の話に号泣している。この第9回(2004年1月7日放送)を最後に「お笑い居酒屋・第1期」が終了。
2005年5月13日の第10回の放送から「お笑い居酒屋・第2期」へと新装開店される。たけしが毎回変装して登場するのが恒例となるが途中で企画変更となる。この第2期への路線変更から幾度も企画のマイナーチェンジを繰り返し、若手中心の企画から大きく変更となった。2006年7月7日の放送までで17回を迎えている。
第1期の出演者
2004年
- 2月13日 - いつもここから・フットボールアワー・劇団ひとり・コロンブス・ジョーダンズ
- 4月23日 - ドランクドラゴン・パペットマペット・きぐるみピエロ・前田健・猫ひろし
- 5月28日 - アンタッチャブル・友近・笑い飯・森三中・安田大サーカス
- 6月18日 - インパルス・ポカスカジャン・りあるキッズ・長井秀和・東京ダイナマイト
- 9月24日 - おぎやはぎ・ヒロシ・チョップリン・キングコング・ダチョウ倶楽部
- 10月29日 - 劇団ひとり・カリカ・ホーム・チーム・B&B
- 11月26日 - カンニング・アンガールズ・マギー審司・キングコング
2005年
芸人大辞典
2008年
アートバトル
番組のコーナー「アートバトル」では審査員5人が各10点満点で採点し、その週で最高得点を獲得した人がチャンピオンとなった。5週連続でチャンピオンになるとグランドチャンピオンとなり、ニューヨークで個展を開くことができた。その後、7回勝ち抜き制に変更され一時休止したものの復活の要望が寄せられ2003年に再開。年に1回の開催になった。挑戦者と審査員の数が変更され、優勝者の賞品がニューヨークアートの旅になった。
審査員
- 篠原勝之(審査委員長)
- 審査員の中では最も辛口。10点満点を出したことはなく、「10点満点は俺自身」と公言している。点数発表後、大きな色紙に点数を筆で大書し挑戦者に進呈する。
- 今田耕司
- 審査員の中では最も甘口。8点以上を連発することが多く、7点以下はほとんど出さない。
他に3人が週代わりで審査員になった。
主なゲスト審査員
タイトルロゴ
- 初代 - 1997.04 - 2002.09
- この番組のタイトル通り、ピカソをモチーフとしたもの。
- 2代目 - 2002.10 - 2009.03
- 村上隆デザイン。オープニング画像も村上が手がける。
番組タイトル命名
スタッフ
- ナレーター:井上和彦、小山茉美(初期) → 大海吾郎、奥田民義、島津冴子(中期)
- 構成:渡邊健一、はたせいじゅん、都築浩、右近亨、わぐりたかし、藤原琢也、酒井健作、興津豪乃、コバヤシマナブ、蓮勺朝子、中本麻里、ひめはじめ
- 技術プロデューサー:森野憲俊
- SW(スイッチャー):島本健司 → 藤本伸一(以前はカメラマン担当)
- カメラ:花島和弘 → 河西純 → 小池悟志
- VE(ビデオエンジニア):高橋正直
- 音声:石井俊二
- 照明:藤井梅雄
- 音効:有馬克己(スカイウォーカー)→ 田村智之
- VTR編集:石丸健一 → 吉野雅久
- MA:松元祐二、林光伸 → 村上敏之、高山元
- 美術装飾:栗田寛 → 和田修吾
- 小道具:中山大吉
- メイク:石坂智子
- 電飾:柴崎武人 → 小池浩史
- リサーチ:ノマド
- タイムキーパー:伊藤裕子
- 番組宣伝:伊藤淳也 → 鈴木紀子(テレビ東京)
- アシスタントプロデューサー:武藤大司(電通)、斉藤嘉久、正垣吉朗(イースト)
- 演出ディレクター:菊池計理、手塚公一 → 今井康之、井村秀樹、小林俊博、山本雅泰、河合希絵、末永みはる、坂田政度(イースト)、阪本香子
- プロデューサー:伊藤成人→齊藤紀子→牛原隆一(テレビ東京)/井口高志、町田修一、遠藤道子(電通)、瀬崎一世(イースト)
- 協力:ニユーテレス、FLT、ル・オブジェ・アール・スタジオ、砧スタジオ、まるビデオ(以前はRVC・六本木ビデオセンター)、ヌーベルポスプロセンター、クジラノイズ
- 企画協力:オフィス北野
- 製作:テレビ東京、電通、イースト
歴代エンディングテーマ曲
- プリズム/亜波根綾乃
- スーパースター☆ハムスター/YURIMARI
- Jewel/奈央
- ビーナス/加藤妙子
- KEEP ON DRIVIN/白石朋也
- いーじゃん!!/PRECOCI
- 太陽へのぼる虹/canna
- ONE MORE GHOST/SPANKY FLAG
- 愛/中村俊介
- 空の見える公園/長谷川都
- プラネタリウム/Plastic Tree
- The Answer/森久保祥太郎
- Super Goddess/貴水博之
- ヒマワリ/相川七瀬
- embryo/Dir en grey
- 月光浴/柴田淳
- スペシャルナンバー/Sound Schedule
- 愛の嵐-風速2004メートル/怒髪天
- 失恋どらいぶ/びりけん
- 飛天/呉汝俊
- Green/上條ひとみ
- Eternal Ring/PHONES
- 月に叢雲花に風/関口由紀
- かなさん/呉汝俊
- 月下美人/関口由紀
- 奇跡を望むなら.../JUJU
- キミと・・・/yu-u
- I HAVE LOVE 2008/IHL
- catwalk/櫻倉レオン
ネット局と放送時間
TXN系列6局と岐阜放送で同時ネットされていた。2008年11月末時点での番販ネットは以下の通り。
- 青森県 青森テレビ(不定期放送)
- 秋田県 秋田放送 土曜17:00- 15日遅れ
- 山形県 テレビユー山形 月曜24:29- 17日遅れ
- 宮城県 宮城テレビ放送 月曜25:00- 17日遅れ
- 福島県 テレビユー福島 日曜14:00- 23日遅れ
- 新潟県 新潟放送 火曜24:59- 36日遅れ
- 長野県 長野放送 火曜14:05- 約2か月遅れ
- 石川県 北陸放送 日曜24:30- 23日遅れ
- 静岡県 静岡朝日テレビ 月曜25:15- 17日遅れ
- 三重県 三重テレビ放送 水曜20:00- 26日遅れ
- 滋賀県 びわ湖放送 木曜21:00- 34日遅れ(2003年3月までは同時ネットで放送)
- 奈良県 奈良テレビ放送 水曜21:00- 12日遅れ
- 和歌山県 テレビ和歌山 金曜21:00- 1週遅れ
- 熊本県 テレビ熊本 水曜24:45- 12日遅れ
- 鹿児島県 鹿児島テレビ放送 木曜24:40- 13日遅れ
- 富山県 富山テレビ放送(不定期放送)
- 徳島県 四国放送(不定期放送)
- 愛媛県 南海放送 木曜24:44- 97日遅れ 2009年2月12日放送開始
- 過去のネット局
- 岩手県 IBC岩手放送(1997年打ち切り、県人関係の内容の場合などにより不定期で放送)
- 広島県 広島テレビ放送(1998年4月-1999年3月、土曜日深夜)→広島ホームテレビ(2001年頃、水曜日深夜)→中国放送(2003年秋頃、土曜日昼前)→広島テレビ放送(2005年10月-2006年3月、日曜日正午前後)
- 山口県 山口放送(月曜16時台に52日遅れで放送されていた。2008年11月17日の放送で打ち切り)
- 長崎県 長崎放送(木曜 24:30 - 25:25)
- 沖縄県 沖縄テレビ放送