猫ひろし
テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:Infobox お笑い芸人 猫 ひろし(ねこ ひろし、1977年8月8日 - )は、日本で活動している日本出身のお笑いタレント。マラソン選手。2011年(平成23年)よりカンボジア国籍。本名:瀧崎 邦明(たきざき くにあき)[1]。
千葉県市原市出身。WAHAHA本舗所属。千葉県立市原八幡高等学校、目白大学人文学部卒業。身長147cm。[2]。 体重45kg。血液型A型[3]。
目次
人物
小さい頃より背が低かった。また、顔も小学3年の頃から老けて見えた。このため、低身長の人にありがちな「子供料金でバスに乗った」といった類の話とほぼ無縁であった。逆に学生なのに学割を利用できないといった苦労を味わったという[4]。このような自身の低身長の事をネタにブログにしばしば書いている。
高校生時代からお笑い芸人を志し、上京するために目白大学に入学。大学時代は、友人を強引に誘って路上で漫才を披露したりもしていた。大学卒業後は、フリーのピン芸人として漫談を行っていたが、それを見た先輩から「只の落ち着きの無い人だ」と指摘されたことで独自のスタイルを模索し、ギャグを言い続ける現在のスタイルに行き着く。
師匠に当たるハチミツ二郎が社長を務めていたインディーズお笑い事務所「トンパチプロ」で活動。2003年(平成13年)3月15日にデビュー。現在の芸名である「猫ひろし」を名乗る以前は、師匠のハチミツ二郎から「タランチュラ」とつけられたのを始めとして一年間に30回以上改名したとブログで語っている[5]。
「猫ひろし」の芸名の由来は、舘ひろしの「たち」を同性愛用語の攻め役「タチ」と捉え、それに対しての受け役を意味する「ネコ」≒「猫」に変えたものである。命名時、ハチミツ二郎により「東京都港区六本木出身」「ピエロの父とダンス教室の生徒である母の間に生まれる」「米ミネソタ州立大学機構 (MnSCU) 秋田校に駅前留学後、目白大学文鳥部卒」等の架空の経歴が付けられる。これらは公式サイトでも経歴として紹介されているが、『キャプテン☆ドみの』出演時は経歴詐称を認め学歴不明となっていた。WAHAHA本舗の演出家兼社長の喰始の目に止まる。
赤地に白のゴシック体で「猫魂」(そのすぐ下に「NEKO DAMASHI」)と表記されたTシャツ、ビキニパンツ一丁に裸足といういでたちで登場してネタを披露する。その特徴は、ハイテンションにひたすら一発ギャグのようにフレーズを連発するというもの。代表的な芸は猫の真似であり「ニャー」と挨拶をする。また口を開け、両手を前に出したポーズをする。2005年(平成17年)頃から徐々に知名度が上がりさまざまな番組にゲスト出演するようになる。2006年(平成18年)には女子高生ファッションモデル4人と企画ユニット「ソーランはっぴぃずと猫ひろし」でCDをリリース。
2000年代後半以降は当初バラエティ番組で“挑戦”的に始めたマラソンを本格的に取り組んでおり、アマチュア陸上選手としての顔も持つ(詳細は#マラソン選手としての節を参照)。
2006年(平成17年)12月10日、一般人女性と婚約。2007年(平成19年)4月28日に婚姻届を提出し、6月25日に結婚式を挙げた、「猫の飼い主が、見付かりました」とコメントしている。2011年(平成23年)2月11日、第1子となる女児誕生。2011年(平成23年)11月9日、翌年8月に開催予定のロンドンオリンピック・男子マラソンカンボジア代表を狙う為、カンボジア国籍となる[6]。
マラソン選手として
足が速く、毎朝ジョギングを行っているという。初めて『オールスター感謝祭』に出演した際にはその健脚を披露し、何かギャグを見せるのかと思いきや、真面目に走ったことも含めて多くの驚きの声があった。ただし、1周目は圧倒的に速かったものの、2周目以降に次々と後続ランナーに抜かれている。その後、2008年(平成20年)春・2011年(平成23年)春・秋・2013年(平成25年)秋と4回優勝し、その結果プロのランナーの次に重いハンデが課されるまでになっている。
谷川真理を育てたコーチ・中島進の指導を受けており、谷川真理が主宰するプーマランニングクラブ所属。日々メニューをこなしている。マラソンが速い理由は「練習の賜物」とのこと。
国際試合で好成績を残し始めた頃、2010年(平成22年)12月にアンコールワット国際ハーフマラソンで3位に入賞したのをきっかけにカンボジア側からのオリンピック代表への打診があり[7]、2011年(平成23年)2月にカンボジアへの国籍変換の手続きを申請、受理されることがほぼ確実になったことで、同年6月21日にはカンボジアオリンピック委員会のバス・チョモラン理事長とともにマスコミ向けの記者会見に臨んだ。この会見で2012年(平成24年)のロンドンオリンピック男子マラソンにカンボジア代表として出場することを目指していること、国籍変更ができた場合は2011年(平成23年)11月にインドネシアで開催される東南アジア競技大会にカンボジア人として出場することを公表[8]。2011年(平成23年)11月9日にカンボジア国籍を取得し、同月16日の代表選考レースに臨んだ。練習拠点は、国籍変更後も日本である。
猫ひろし本人のブログでは、2009年(平成21年)8月29日に出演した放送番組でカンボジアへ帰化する計画が堀江貴文らから出された事が語られている。[9]
2012年(平成24年)3月25日、ロンドンオリンピックのカンボジア代表に決定したことが明らかになった。国籍を変更してオリンピック出場を目指すことに、日本では倫理的な問題が指摘された[10]。有森裕子は「これが本当にいいことなのかと考えると、複雑な気持ちだ」と発言している[11]。しかし、カンボジアではほとんど論争となっていない[12]。カンボジアではマラソンは人気のあるスポーツではないため、世論の反発は少ないと考えられていた[11]。北京オリンピックでカンボジア代表だったヘム・ブンティンを差し置いて代表に選ばれた理由には、ブンティンがカンボジアオリンピック委員会と対立していることと、日本向けにカンボジアのマラソンをPRしたいカンボジア政府の意向があったという説が挙げられている[11]。
一方で、代表としての資格に疑問を抱いた国際陸上競技連盟がカンボジア陸連に説明を求めていることが、2012年(平成24年)4月12日に明らかになり[13]、同年5月8日には国際陸連は「過去に国際競技会での代表経験がない」「(ロンドン五輪の時点で)国籍取得から1年未満かつ連続1年以上の居住実績がない」ことから参加資格を満たしていない[14]と正式に判断、特例も認めないことをカンボジア陸連に通達した。その後、カンボジア側は決定を受け入れると報じられたため、ロンドンオリンピックに出場することは不可能となった[14]。
2013年(平成25年)9月12日、同年12月にミャンマーの首都ネピドーで開催される東南アジア競技大会のカンボジア代表選考会で2時間36分39秒で優勝し、カンボジア代表に選ばれた[15] 。
マラソン成績
日本国内レース
- 2008年(平成20年)に東京マラソン2008で初めてフルマラソンに挑戦し、以降毎年出場し続けている。
- 東京マラソン2008 - 3時間48分57秒で完走。
- 東京マラソン2009 - 3時間18分52秒で完走。
- 東京マラソン2010 - 2時間55分45秒で完走(全完走者中326位)。 開催前に3時間以内での完走を目標とし、この目標を達成しなかった場合に芸名を本名の“ 瀧﨑邦明 ”に戻すと宣言していた[16]。
- 東京マラソン2011 - 2時間37分43秒で完走(自己ベストを更新)[17]。
- 2012年(平成24年)2月5日に開催された第61回別府大分毎日マラソンにおいて、2時間30分26秒で完走(自己ベストを更新、全完走者中50位)。
- 2012年(平成24年)10月21日に開催されたちばアクアラインマラソンにおいて、2時間35分52秒で総合8位(男子7位)に入る。
日本国外レース
- アンコールワット国際トライアスロン大会(2010年(平成22年)3月21日、カンボジア王国オリンピック委員会主催) - 総合6位入賞、日本人1位[18]。
- 第1回ウランバートル国際マラソン(2010年(平成22年)6月5日、モンゴルで開催) - 3時間8分で総合8位、日本人1位[19]。
- 第13回ナイアガラフォールズ国際マラソン(2010年(平成21年)10月24日、カナダで開催) - 2時間49分28秒5で総合10位、日本人1位[20][21]。
- 第15回アンコールワット国際ハーフマラソン(2010年(平成22年)12月5日、カンボジアで開催) - 1時間15分59秒で総合3位、日本人1位[22][23]。
- 第1回プノンペン国際ハーフマラソン(2011年(平成23年)6月18日) - 1時間16分54秒で総合2位、日本人1位。
- 第26回東南アジア競技大会(2011年(平成23年)11月16日) - カンボジア代表で出場し、2時間37分39秒で総合5位[24]。
- 東南アジア競技大会カンボジア代表選考会(2013年(平成25年)9月12日) - 2時間36分39秒で優勝。
- 第27回東南アジア競技大会(2013年(平成25年)12月16日)- 2時間32分54秒で4位[25]。
出演作品
バラエティ
- 『笑いの金メダル』(ABC、不定期)
- 『土屋礼央のオールナイトニッポン』(ニッポン放送、2005年(平成17年)5月10日)
- 『爆笑問題のバク天!』(TBS、不定期)
- 『ザ・イロモネア』(TBS、2006年(平成18年)3月1日) ※3rdステージ敗退。
- 『エンタの神様』(日本テレビ、ゲスト出演)
- 『登龍門F』(フジテレビ、不定期)
- 『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ、不定期)キャッチコピーは「祝!飼い主決定」→「お笑いカンボジア代表」。
- 『新春ゴールデンピンクカーペット』(フジテレビ)キャッチコピーは「ギャグでねずみを捕まえろ」。
- 『ぶちぬき』木曜日(テレビ東京、不定期)
- 『WANTED!』木曜日 (JFN・TOKYO FM、2005年(平成17年)4月7日 - 2007年(平成19年)3月29日)
- 『Goro's Bar』(TBS、2005年(平成17年)9月1日)
- 『アイドルの巣 ジャンバリ荘』(テレビ愛知、2008年(平成20年)4月9日 - )
- 『志村屋です。』(フジテレビ、ゲスト出演)
- 『猫ひろしの目指せ!人気一番星★』(JCNコアラ葛飾、2010年(平成22年)4月1日 - )
- 『run for money 逃走中』(フジテレビ、2012年(平成24年)8月28日)
ドラマ
- 『吾輩は主婦である』(TBS)
- 『鉄板少女アカネ!!』(TBS)
- 『ギャルサー』(日本テレビ)
- 『美少女戦麗舞パンシャーヌ 奥様はスーパーヒロイン!』(テレビ東京) - 神様役
- 『裸の大将 ?放浪の虫が動き出したので?』(フジテレビ)
- 『絶対彼氏 ?完全無欠の恋人ロボット?』(フジテレビ)
- 『あんみつ姫2』(フジテレビ)
- 『サギ師 リリ子』(テレビ東京) - コンビニ店員役
- 『華和家の四姉妹』(TBS) - 舘ひさし役
- 『好好!キョンシーガール?東京電視台戦記?』(テレビ東京)
映画
アニメ
- おでんくん ブラッキー役、ガンノスケ役
ラジオ
- きんちゃんぎんちゃん(動画付ラジオ、BBstation、2008年(平成20年)11月5日 - 2011年(平成23年)7月6日)
オリジナルビデオ
- 喰いしん坊!4 大喰い激闘篇(2008年(平成20年)12月25日、GPミュージアムソフト)
CM
- プレナス ほっともっと夜割「猫編」
- サントリーフーズ BOSS贅沢微糖 いいとこドリップ
- 石原水産 チーズかつお、まぐろチーズ他 「ニャー編」「静岡土産編」
- 山の手形成クリニック テレビ朝日が制作した深夜番組・『テキトーTV』の第4回放送において真性包茎の手術を行なった縁で、イメージキャラクターを務めている
- トヨタレンタカー「低燃費芸人 エコヒロシ篇」
PV
- Hi-Timez 『Sunshine』
アプリ
- catひろしピアノ1.0(2010年(平成22年)10月12日、iPhone/iPod touch向け)
- 猫ひろしの便利なライブ壁紙(2011年(平成23年)8月26日、Android向け)
音楽作品
シングル
他のアーティストと共演した楽曲
関連商品
2010年(平成22年)11月、共同開発したマラソン用GPS腕時計「ARES GPS」が発売される[26]
著書・関連書籍
- 『猫まっしぐラン!! おもしろマラソンガイドブック』(エフエム東京、2010/1、ISBN 978-4887452251)
- 『猫ひろしのマラソン最速メソッド 市民ランナ-のサブスリ-達成術』(ソフトバンククリエイティブ、2011/11、ISBN 9784797365849)
- 『爆笑! あるあるマラソン』(猫ひろし(監修)、スコラマガジン、2013/3、ISBN 978-4902307481)
脚注
関連項目
- 池乃めだか - 猫同様、小柄で猫ギャグのあるお笑い芸人。日曜笑劇場『なにわ人情コメディ 横丁へよ?こちょ!』で共演したことがある。
- ユーコ・ゴードン - 香港国籍を取得し、1984年(昭和59年)のロサンゼルスオリンピックに香港代表として女子マラソン競技に出場した元・日本人ランナー。
- ティファニー・ポーター - アメリカ生まれであるが、陸上競技イギリス代表としてロンドンオリンピックや世界室内陸上競技選手権に出場したため、「英国の猫ひろし」と報道された。
- 帰化選手
- 山崎静代 - 同じように五輪を目指したお笑い芸人。
外部リンク
- 猫ひろしドットコム-猫ひろしオフィシャルブログ テンプレート:Ja icon
- 猫ひろし 公式ブログ - GREE テンプレート:Ja icon
- テンプレート:Twitter テンプレート:Ja icon
- フリーマガジン紬 猫ひろしインタビュー テンプレート:Ja icon
- ブレストTV土曜更新!310ネタランキング!! テンプレート:Ja icon