目白大学
テンプレート:Infobox 目白大学(めじろだいがく、テンプレート:Lang-en)は、東京都新宿区中落合四丁目31番1号に本部を置く日本の私立大学である。1994年に設置された。大学の略称は目大(めだい)。 新宿キャンパスに併設する女子中学・高校は2009年度(平成21年度)に共学化し学校名が目白研心中学校・高等学校に変更されている 。設置者は学校法人目白学園。
目次
概観
大学全体
目白大学は、大正12年に創立され80余年の伝統を有する目白学園に属する大学。
建学の精神
学園創立者、佐藤重遠の示した『主・師・親』。 『主』は社会に対する貢献を、『師』は師とともにひたむきに学ぶ姿勢を、『親』は家族をはじめ自分を支えてくれる人々への感謝の心を表す。
- 教育研究の理念として(1)個性的な自己開発と主体的・自律的な自己確立(2)真理の探究と創造性(3)ヒューマニズムによる平和と福祉の実現、の3点を掲げている。[1]
象徴
シンボルマーク
上下に伸びる楕円と三角形により構成されたシンプルなシンボルマークは、宇宙、連鎖、調和、さらにバランスのとれた健全な生命などを象徴する『 円 』が限りなく上昇する姿を表したもので、目白学園の特性であるグローバル性、また建学の精神等も表している。[2] 1994年 末広峰治デザイン室(現・パワーデザイン)の末広峰治により制作された。[3]
スクールカラー
シンボルマークに使用されているスクールカラーは、MGブルーとMGイエローの2色。(※MGとはMejiro Gakuenの頭文字) MGブルーには、地球・自然・若さ・希望などのイメージが込められ、MGイエローには、光・歓び・自由・創造・発見などの意味が象徴されている。
キャラクター
キャンパス内を飛び回る小鳥「メジロ」とシンボルマークを併せたメジゾー(MEJIZO) というキャラクターが人気。メジゾーは目白大学入試広報部で2005年4月に制作され入学案内等に登場、入学を目指す受験生を応援してきた。現在は Twitter において受験生のための情報を発信している。2009年1月に学内で行ったアンケートを基にアイルデザインの清水智子、宮原昌子が現在のイラストレーションに仕上げた。[4]
校歌
作詞:小林俊三、作曲:加藤義登。 目白学園校歌(外部リンク)
沿革
- 1918年(大正7年) - 雑司が谷に武道場「研心館」設立。
- 1923年(大正12年) - 東京都新宿区(当時は豊多摩郡落合村)の現在地に研心学園創設。
- 1923年(大正12年) - 城北学園へ改称。
- 1923年(大正12年) - 校歌制定。
- 1929年(昭和4年) - 財団法人目白学園へ改称。
- 1951年(昭和26年) - 目白学園が財団法人から学校法人に改組。
- 1963年(昭和38年) - 目白学園女子短期大学を東京都新宿区に開設。
- 1994年(平成6年) - 埼玉県岩槻市(現さいたま市岩槻区)に目白大学を開設、人文学部を設置。
- 1999年(平成11年) - 大学院を開設、国際交流研究科(修士課程)を設置。
- 2000年(平成12年) - 目白学園女子短期大学の校地に新宿キャンパスを開設し人間社会学部を設置、岩槻の校地を岩槻キャンパスとする。目白学園女子短期大学は目白大学短期大学部に改組される。
- 2002年(平成14年) - 経営学部を設置。新宿キャンパスを共学化する
- 2005年(平成17年) - 新宿キャンパスに10号館完成、使用を始める。新宿キャンパスに外国語学部、岩槻キャンパスに保健医療学部を設置。
- 2006年(平成18年) - 10号館に学生のための資格支援センターを設置する。岩槻キャンパスに看護学部を設置。
- 2007年(平成19年) - 人間社会学部を改組し、人間学部と社会学部を設置。短期大学部に製菓学科を設置。
- 2008年(平成20年) - 外国語学部アジア語学科を中国語学科、韓国語学科、日本語学科に改組、大学院の国際交流研究科言語文化交流専攻(修士課程)を言語文化研究科に昇格。 Edy機能付学生証を導入する。
- 2009年(平成21年) - 人間学部に児童教育学科を、大学院に看護学研究科(修士課程)を設置。埼玉県和光市の国立病院機構埼玉病院隣に国立埼玉病院キャンパスを設置。
教育の基本的特色
「育てて送り出す」ことを教育理念とする「教育重視型大学」を基本的特色として掲げる。 授業内容、学園生活、学園祭などの諸行事を通じ、学生と教職員の「心と心の共鳴と共感」の響き合いを重視し、総合的人間力の育成を目指す。「総合的人間力の育成」とは、「問題発見能力」「問題把握能力」「問題解決能力」を育むことである。
大学生活および学内の特色
- 桐和祭 - 新宿キャンパスの学園祭。学生による模擬店やステージで賑わう。中高や地元商店街とも交流。
- 桐栄祭 - 岩槻キャンパスの学園祭。学生による模擬店など。最終日の打ち上げ花火でフィナーレを飾る。
- チアリーディングの強豪校。大学のチーム名はQUAKES。中高のチーム名はPOLARIS.
- 目白学園遺跡 - 新宿キャンパス内に縄文・弥生・奈良時代の集落跡があり、ミニ博物館を併設。
- 進路 - 近年は大学院、シンクタンク、メーカー、金融、福祉、教育、IT、メディア、エンタテイメント等多彩な分野に卒業生を送り出している。
- 施設として巨大地下アリーナ、地下スタジオ2つ、専用テニスコート2面、学内に1000人収容可能な『記念館』など完備しており学内での文化・芸術・体育などの支援をハードウエアの面で大学が全面的に支援、学費が高く豪勢・快活・優雅な学生たちは風貌・学費・施設から異名を『野蛮な貴族』とも評される。
環境への取り組み
キャンパス
新宿キャンパス(東京都新宿区中落合)
- 設置学部 - 人間学部、社会学部、経営学部、外国語学部、短期大学部
- 短期大学部はよく「目白大学・目白大学短期大学部」と併記されることがあるが、これは目白学園女子短期大学としての実績と伝統を大切にしているためである。ただし実際の学生生活はサークル活動などでも区別される事はなく、授業でも規定の範囲内で他学部、他学科を履修できる。
- 概要
- 高台に建つ校舎は緑が多く、新宿新都心などが一望でき、学園モノのドラマ撮影のロケなどにも使用される。茶色のレンガの校舎と白いタイルの校舎が混在する。付近は古い高級住宅地となっており著名人などが在住
- 最寄駅 - 西武新宿線・都営大江戸線中井駅、東京メトロ東西線落合駅、都営大江戸線落合南長崎駅、西武池袋線東長崎駅。中井駅からは徒歩8分で利用者が多い。通学時、駅舎と学校が線路を挟んで反対側となっていることから朝は西武新宿線の輸送障害等で踏切が長時間開かないなどが問題となっている。
岩槻キャンパス(埼玉県さいたま市岩槻区浮谷)
国立埼玉病院キャンパス(埼玉県和光市諏訪)
学部・学科(2010年4月現在)
人間学部
- 心理カウンセリング学科 - 現代人がかかえる「こころ」の問題の理解と解決をめざす。
- 人間福祉学科 - 社会福祉士・精神保健福祉士の育成。
- 子ども学科 - 幼稚園教諭免許、保育士資格、社会福祉士受験資格を取得可能。
- 児童教育学科 - 2009年度新設。
社会学部
- メディア表現学科 - 多様なメディアの可能性を追求。マスコミについて学ぶ。(学科WebSite)
- 社会情報学科 - 情報を切り口に社会現象を科学する。情報科教員免許取得。
- 地域社会学科 - 人間や社会を科学的な視点でとらえる社会学系の学科。
経営学部
外国語学部
- 英米語学科 - 1学期間丸ごと海外で学ぶカリキュラム。
- 中国語学科 - 日中橋渡しの人材育成。
- 韓国語学科 - 日韓橋渡しの人材育成。
- 日本語・日本語教育学科 - 日本語教師の人材育成。
保健医療学部
看護学部
大学院(2009年4月現在)
国際交流研究科
- 国際交流専攻(修士課程)
心理学研究科
経営学研究科
- 経営学専攻(修士課程・博士後期課程)
生涯福祉研究科
- 生涯福祉専攻(修士課程)- 2007年度設置。社会福祉と保育を研究。昼夜開講制で社会人向けの教育も提供。
言語文化研究科
2008年度設置。国際交流研究科言語文化交流専攻(修士課程)が研究科に昇格した。
看護学研究科
- 看護学専攻(修士課程)- 2009年度設置。この研究科のために埼玉県和光市に国立埼玉病院キャンパスが新設された。
研究所等
- 目白大学教育研究所 - 新宿キャンパス。1967年設置。女子教育の課題を研究。地域住民への公開講座開催
- 目白大学地域文化研究所 - 岩槻キャンパス。
- 目白大学経営研究所
- 目白大学心理カウンセリングセンター - 新宿キャンパス。2000年設置。学生だけでなく、一般人向けの有料相談サービスも提供。
- 目白大学心理カウンセリングセンター分室 - 国立埼玉病院キャンパス。一般人向けの有料相談サービスを主に提供。
短期大学部
- 生活科学科 - 園芸・フードウェルネス・ファッション・秘書・ビジネス・介護福祉などを学ぶ。介護福祉士 の養成。2011年度よりフィールド制を導入する。
- 製菓学科 - 2007年設置。和菓子・洋菓子・製パンなどの職人を養成。短大では日本唯一という、特色あふれる学科。
- ビジネス社会学科 - 2010年設置。秘書、店舗マネジメントなどを学ぶ。
- 詳細は目白大学短期大学部を参照。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
附属学校
対外関係
姉妹校
脚注
- ↑ 目白大学学長挨拶(外部リンク)
- ↑ 目白学園のシンボルマークについて(外部リンク)
- ↑ ADC年鑑 1994年 美術出版社
- ↑ イメージキャラクターメジゾーについて(外部リンク)