情報技術
情報技術(じょうほうぎじゅつ、テンプレート:Lang-en-short、テンプレート:ルビ)は、情報処理特にコンピュータなどの基礎あるいは応用技術の総称。通信 (communication) を含める場合はICTと言う。
米国のITAAの定義では「コンピュータをベースとした情報システム、特にアプリケーションソフトウェアやコンピュータのハードウェアなどの研究、デザイン、開発、インプリメンテーション、サポートテンプレート:Enlinkあるいはマネジメント」である[1]。
日本では戦前以来の縄張りに由来して、通信事業は総務省の所管であるため、総務省はICTの語を、経済産業省はITの語を用いることが多い。
概要
Information Technology、特に「IT」という略語は、21世紀に入ってから多用されるようになった用語であり(たとえば、IEEEで「IT Society」と略されるのは、Information Theory(情報理論)の専門部会である[2])、インターネット、携帯電話、携帯情報端末などや、それらをインフラとした各種のサービスなどといった、情報、特にコンピュータ関連の技術をなんとなく漠然とそれっぽく指す用語として使われている。通信を含める場合はICTと言う。漠然とした用語であるが、今日では、各種情報の収集・加工・通信や、その保管・共有などに不可欠な存在であるなどとされる。
ITと呼ばれる技術応用は、大きく二つに分類できる。従来手動で行われていた作業をコンピュータで効率化・発展させたものと、従来なかったサービスがコンピュータの応用によってはじめて可能になったものとである。特に、ビジネス上の要請・課題をコンピュータの利用で達成することはITソリューション(あるいはICTソリューション)とも呼ばれる。
情報技術の構成要素
- 計算機科学
- 情報学
- 情報工学
- コンピュータ、情報システム、情報システム監査
- コンピュータネットワーク、インターネット、World Wide Web、Web 2.0
- コンピュータセキュリティ、暗号理論、情報セキュリティ
IT活用の具体例
- 国税の電子申告(e-Tax)
- Eコマース(電子商取引)
- 各種電子決済
- インターネットバンキング
関連項目
- IT戦略
- 情報処理
- Information Technology Infrastructure Library
- ICT4D
- ITガバナンス
- グリーンIT
- 情報革命
- 情報化社会
- ユビキタス
- エンタープライズアーキテクチャ
- サービス指向アーキテクチャ
- システムインテグレーター
- 情報処理技術者試験
- SaaS
- 情報技術学院
- IT断食
- 電気通信主任技術者
- 電気主任技術者
脚注
外部リンク
- 総務省 u-Japan政策(ユビキタスネット社会の実現に向けて)
- 経済産業省 情報セキュリティに関する政策
- 経済産業省 情報セキュリティに関する政策 システム管理基準
- 経済産業省 情報セキュリティに関する政策 システム監査基準
- IT用語辞典 e-Words
- ↑ ITAA.org, p30, Accessed March 3, 2008(2009年3月4日時点のアーカイブ)
- ↑ IEEE Information Theory (IT) Society Fellows