大通駅
テンプレート:駅情報 大通駅(おおどおりえき)は、北海道札幌市中央区大通西2丁目- 4丁目にある、札幌市営地下鉄の駅。
札幌市営地下鉄の中で唯一、3路線全てが乗り入れる駅である。駅番号は南北線がN07、東西線がT09、東豊線がH08である。
目次
利用可能な鉄道路線
歴史
- 1971年(昭和46年)12月16日 - 南北線の開通に伴い開業する。なお、この時点で既に東西線の施設についても準備工事がなされていた。
- 1976年(昭和51年)6月10日 - 東西線の駅が設置される。
- 1988年(昭和63年)12月2日 - 東豊線の駅が設置される。
- 開業前の仮称は「大通東駅」だったが、既存の大通駅と同一駅として設置するよう変更された。
- 1996年(平成8年)11月 2丁目改札(丸井今井前)を新設する。
- 2006年(平成18年)1月26日 - 駅ナンバリングの使用を開始する。
- 2008年(平成20年)12月9日 - 東西線ホームで可動式ホーム柵(ホームドア)の供用を開始する。
- 2011年(平成23年)3月12日 - 札幌駅前通地下歩行空間の供用が開始され、さっぽろ駅と地下通路で接続される。
- 2012年(平成24年)9月25日 - 改札口に列車運行情報板を設置し供用を開始する[1]。
- 2012年(平成24年)10月14日 - 南北線ホームで可動式ホーム柵(ホームドア)の供用を開始する。
駅構造
大通西4丁目付近の地下1階(周辺にあるビルの地下2階に相当する深さ)に改札口があり、プラットホームは地下2階に南北線ホーム(相対式2面2線)、地下3階に東西線ホーム(島式1面2線)がある。また、大通西2丁目付近の地下2階に改札口、地下4階に東豊線ホーム(相対式2面2線)があり、連絡通路で南北線の東側ホームと結ばれている。
各路線間の乗り換えに際しては、改札内の連絡通路が設けられている。
エレベーターは以下の場所に設置されている。
- (地上 - コンコース)大通公園内 西3丁目、西1丁目、37番出口
- (東西線西改札口)西改札口 - 南北線麻生方面ホーム連絡用コンコース - 東西線ホーム
- (15番出口付近)エレベーター改札口 - 南北線真駒内方面ホーム・東豊線用コンコース - 東西線ホーム
- (東豊線南改札口)南北線真駒内方面ホーム・東豊線用コンコース - 東豊線北改札口(東豊線栄町方面行きホーム連絡エレベーターはここで乗り換える) - 東豊線福住方面ホーム
- (東豊線北改札口)東豊線北改札口 - 東豊線栄町方面ホーム
- のりば
1 | 札幌市営地下鉄南北線 南北線 | 中島公園・平岸・真駒内方面 |
2 | 札幌市営地下鉄南北線 南北線 | さっぽろ・北24条・麻生方面 |
3 | 札幌市営地下鉄東西線 東西線 | 白石・新さっぽろ方面 |
4 | 札幌市営地下鉄東西線 東西線 | 琴似・宮の沢方面 |
1 | 札幌市営地下鉄東豊線 東豊線 | 美園・福住方面 |
2 | 札幌市営地下鉄東豊線 東豊線 | さっぽろ・栄町方面 |
南北線ホーム(1・2番線)と東西線ホーム(3・4番線)は連続したホーム番号が振られているが、東豊線ホームはそれらとは別個に1・2番線の番号が振られている。南北線・東西線ホーム両側、東豊線ホーム北側に分岐器がある。
東豊線は沿線に車両基地用地を確保できなかったため、東豊線の車両の留置・検査等は東西線西28丁目駅に隣接する西車両基地を使用している。そのため、両線間は東豊線さっぽろ駅南側と東西線西11丁目駅東側との連絡線(2〜3号連絡線)で繋がっており、信号上は大通駅構内の扱いとなっている。この連絡線は札幌市営地下鉄では初めてシールド工法で施工された区間で、延長は511m、最急勾配は35パーミルである。
配線図
- Odori-Subway-Station.Nishi-4-Chome-Station.jpg
各路線の駅名標
- Sapporo Nanboku Odori 2.jpg
南北線2番ホーム
- Sapporo Tozai Odori platform.jpg
東西線3・4番ホーム
利用状況
札幌市によると、2013年度の一日平均乗車人員は74,357人である。これは札幌市営地下鉄ではさっぽろ駅に次いで多い。
- 南北線 - 35,924人
- 東西線 - 23,240人
- 東豊線 - 15,193人
路線別に見ると、東西線では最多、南北線と東豊線はさっぽろ駅に次いで多い。なおこの数値は「南北線改札口」「東西線改札口」「東豊線改札口」の数値であり、かつ各路線内の端数を大通駅で調整しているため、必ずしも各線の利用客数を示すものではない。
長年、札幌市営地下鉄で最も利用者が多い駅であったが、2003年3月にJR札幌駅の駅ビル「JRタワー」が開業して以降は、テンプレート:要出典範囲、利用者数は減少傾向が続いている。
近年の一日平均乗車人員の推移は以下のとおり。
年度 | 一日平均乗車人員 | 参考 | 出典 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
南北線 | 東西線 | 東豊線 | 3路線計 | さっぽろ駅 | ||
1995年(平成テンプレート:07年) | 47,734 | 32,995 | 16,005 | 96,734 | 82,119 | [2] |
1998年(平成10年) | 42,203 | 25,486 | 17,105 | 84,794 | 73,070 | [3] |
1999年(平成11年) | 41,377 | 27,741 | 17,169 | 86,287 | 70,787 | [3] |
2000年(平成12年) | 41,569 | 27,679 | 17,291 | 86,539 | 70,644 | [3] |
2001年(平成13年) | 40,889 | 27,443 | 17,457 | 85,789 | 70,725 | [3] |
2002年(平成14年) | 40,333 | 26,521 | 16,914 | 83,768 | 72,351 | [3] |
2003年(平成15年) | 37,192 | 24,815 | 15,660 | 77,667 | 78,282 | [3] |
2004年(平成16年) | 37,060 | 24,542 | 15,657 | 77,259 | 80,268 | [3] |
2005年(平成17年) | 37,695 | 24,307 | 15,768 | 77,770 | 85,184 | [3] |
2006年(平成18年) | 37,507 | 24,465 | 16,009 | 77,981 | 86,416 | [3] |
2007年(平成19年) | 36,556 | 24,139 | 15,861 | 76,556 | 87,001 | [3] |
2008年(平成20年) | 35,762 | 24,089 | 15,918 | 75,769 | 87,606 | [3] |
2009年(平成21年) | 34,146 | 23,866 | 15,613 | 73,625 | 85,721 | [3] |
2010年(平成22年) | 33,982 | 23,543 | 15,563 | 73,088 | 85,128 | [3] |
2011年(平成23年) | 34,008 | 22,697 | 14,778 | 71,563 | 79,506 | [3] |
2012年(平成24年) | 34,805 | 22,880 | 14,865 | 72,550 | 82,125 | [4] |
2013年(平成25年) | 35,924 | 23,240 | 15,193 | 74,357 | 84,404 | [4] |
駅周辺
札幌市の都市設計の基線ともいえる大通公園を中央とし、駅は公園下に位置する。東西線の隣駅であるバスセンター前駅へは地下街「オーロラタウン」と地下道で、南北線の隣駅であるすすきの駅へは地下街「ポールタウン」で結ばれているほか、2011年3月12日には地下道「札幌駅前通地下歩行空間」が開通し、さっぽろ駅とも地下で結ばれた。またJR札幌駅にも、さっぽろ駅から地下街「アピア」を介して繋がっている。
駅周辺は札幌市と北海道の行政や商業の機能が集中するほか、市を象徴する時計台やさっぽろテレビ塔などの観光名所が点在する。駅に設置されているスタンプは、南北線が「大通公園と時計台」、東西線が「さっぽろ雪まつり」、東豊線が「さっぽろテレビ塔と泉の像」となっている。
札幌市電・路線バス
駅周辺には札幌市電の西4丁目停留場(最寄り出入口は10番出口)のほか、路線バスのバス停が点在している。
なお、一部の路線は地下鉄との乗継割引が適用される。
- 札幌市電
- 路線バス(括弧内は運行会社を表す。)
- 大通西1丁目バス停(じょうてつ)
- 大通西3丁目バス停(じょうてつ)
- 大通西4丁目バス停(ジェイ・アール北海道バス、じょうてつ)
- 大通公園バス停(北海道中央バス)
- 札幌大通西3丁目バス停(夕張鉄道)
- 時計台前バス停(ジェイ・アール北海道バス、北海道中央バス、夕張鉄道)
- 北1条西4丁目バス停(ジェイ・アール北海道バス、北海道中央バス、じょうてつ)
- 北1条バス停(北海道中央バス)
- 南1条西1丁目バス停(じょうてつ)
- 南1条西3丁目バス停(じょうてつ)
- 南1条バス停(北海道中央バス)
- 北海道中央バス札幌ターミナル
- 大通バスセンタービル
名勝
公共施設・官公庁
主な商業施設・企業など
商業施設
宿泊
オフィスビル
店舗などが入居する複合ビルを含む。
金融機関等
- 日本銀行札幌支店
- 札幌証券取引所
- 札幌大通郵便局
- 札幌大通公園前郵便局
- 三菱東京UFJ銀行札幌支店・札幌中央支店
- 三井住友銀行札幌支店
- りそな銀行札幌支店
- 新生銀行札幌支店
- 北洋銀行本店・札幌営業部・大通支店(札幌営業部は旧札幌銀行本店、大通支店は旧北海道拓殖銀行本店(改築済)である。)
- 北海道銀行本店
- 青森銀行札幌支店
- みちのく銀行札幌支店
- 秋田銀行札幌支店
- 七十七銀行札幌支店
- 北陸銀行札幌支店
- 札幌信用金庫本店
- 空知信用金庫札幌支店
- 北海信用金庫札幌支店
- 室蘭信用金庫札幌支店
- 旭川信用金庫札幌支店
- 稚内信用金庫札幌支店
- 遠軽信用金庫中央支店
その他
主な道路
エピソード
2005年1月11日、東豊線のコンコースにおいて、映画『交渉人 真下正義』の撮影が行われた。なお、作中では有楽町駅とされた。また映像では茶色の柱、南北線と東西線の乗り換え案内サインが確認できる。
隣の駅
- 札幌市営地下鉄
- ■南北線
- ■東西線
- ■東豊線
関連項目
脚注
- ↑ 改札に運行情報板設置…札幌地下鉄 - YOMIURI ONLINE(読売新聞社、2012年9月25日付、同年10月16日閲覧)
- ↑ 地下鉄駅別乗車人員経年変化(1日平均)
- ↑ 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 地下鉄駅別1日平均乗車人員「年度別駅別人員の推移(1日平均)」
- ↑ 4.0 4.1 地下鉄駅別1日平均乗車人員「年度別駅別人員の推移(一日平均)」 引用エラー: 無効な
<ref>
タグ; name "2009-"が異なる内容で複数回定義されています