豊水すすきの駅
豊水すすきの駅(ほうすいすすきのえき)は、札幌市中央区南6条西2丁目にある、札幌市営地下鉄東豊線の駅である。駅番号はH09。
概要
東豊線開業時から1994年の当駅-福住間延伸開業までは南側の終点となっていたため、大通側に両渡り式転轍機が置かれており、折り返し運転が行われていた[1]。なお、300mほど離れている南北線のすすきの駅とは直接接続していないため、当駅から南北線へ乗り換えることはできない。これは豊水地区が歓楽街化するのを避ける目的や、地域住民の反対があったためと言われている。接続するバスは路線数・運行本数ともに少なく、北海道随一の歓楽街・すすきの地区にありながらやや東側に外れているため、南北線すすきの駅に比べ、駅の存在感はあまり目立たない。利用者数の割に駅構内が広く作られていることに加え、南北線すすきの駅のように商業施設とも直結しておらず、時間帯によっては閑散としていることもある。駅構内には東豊線乗務区があり、当駅で乗務員の交代が行われる。当初、車内放送のアナウンスは豊水すすきのの「ほ」にアクセントをつけて発音していたが、地域住民の要望により、2009年より平板なアクセントの発音に変更された[2]。
駅構造
地下1階に改札口とコンコース、地下2階に1面2線の島式ホームがある。
北側には両渡り式転轍機が設置されている。
出入口は7ヶ所あり、エレベーターがあるのは6番出入口。
- のりば
1 | ■東豊線 | 美園・福住方面 |
2 | ■東豊線 | 大通・さっぽろ・栄町方面 |
駅周辺
歓楽街「すすきの」の一角を形成している一方、周辺にはマンションも多く立ち並び、住宅街の要素も併せ持つ。近隣に寺院が多いのも特徴。
- 札幌市営地下鉄南北線すすきの駅
- 国道36号
- 中央警察署薄野交番
- 札幌南三条郵便局
- 北洋銀行すすきの支店
- 北海道銀行薄野支店
- 苫小牧信用金庫札幌支店
- 新善光寺(浄土宗)
- 中央寺(曹洞宗)
- サテライト札幌(Aiba札幌中央併設)
- ホテルホワイトイン6・2
- アオキボウル
- ゲオディノス本社
- 狸小路商店街
- ジャスマックプラザ(温泉ホテル)
バス路線
じょうてつ「豊水すすきの駅前」バス停留所が設置されていたが、2013年(平成25年)4月1日の系統廃止[3]により発着路線がなくなっている[4]。
その他のバス停留所については、すすきの駅#近隣のバス停留所を参照。
歴史
- 1988年(昭和63年)12月2日 - 開業。
- 上記の通り、開業前、すすきの観光協会は「すすきの」(現すすきの駅と接続)を推し、一方豊水地区第11町内会は「豊水」を推した。
- 終点駅時代は、転轍機を用いてホームにて折り返し運転を行っていた。
利用状況
札幌市交通局によると、2012年度の一日平均乗車人員は7,131人であった。なお、南北線すすきの駅は16,900人となっている。
年度 | 一日平均乗車人員 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|
南北線(すすきの) | 東豊線(豊水すすきの) | 2路線計(参考) | ||
2008 | 17,269 | 6,843 | 24,112 | |
2009 | 16,944 | 6,687 | 23,631 | |
2010 | 16,662 | 6,679 | 23,341 | |
2011 | 16,267 | 6,603 | 22,870 | |
2012 | 16,592 | 6,875 | 23,467 | |
2013 | 16,900 | 7,131 | 24,031 |
隣の駅
関連項目
脚注
- ↑ 現在でも東豊線で人身事故等のトラブルが発生した場合に当駅で折り返し運転を行っている。
- ↑ 豊水すすきのアクセント変更 地域住民の要望受け 東豊線アナウンス 北海道新聞
- ↑ テンプレート:Cite web
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