さっぽろ駅
テンプレート:駅情報 さっぽろ駅(さっぽろえき)は、北海道札幌市中央区北4条西4丁目(南北線)・北4条西2丁目(東豊線)にある、札幌市営地下鉄南北線・東豊線の駅である。
北海道旅客鉄道(JR北海道)の札幌駅とは地下街「アピア」を挟んで隣接しているが、1988年にJR駅が高架駅化された際、旧来の地上駅の北側に移動したため、現在では両駅間は改札口同士の距離で約300m離れた位置にある。駅番号は南北線がN06、東豊線がH07である。
目次
利用可能な鉄道路線
- 札幌市営地下鉄
- 南北線
- 東豊線
歴史
- 1971年(昭和46年)12月14日 - 南北線の駅として開業する。
- 1988年(昭和63年)12月2日 - 東豊線の駅が設置される。
- 2006年(平成18年)1月26日 - 駅ナンバリングの使用を開始する。
- 2011年(平成23年)3月12日 - 札幌駅前通地下歩行空間の供用が開始され、南北線コンコースと接続する。
- 2012年(平成24年)9月25日 - 南北線改札口に液晶ディスプレイ式発車標(2台)を設置し供用を開始する。
- 2012年(平成24年)9月27日 - 南北線ホームで可動式ホーム柵(ホームドア)の供用を開始する。
駅名の由来
平仮名表記の「さっぽろ」が正式名称となっている。テンプレート:要出典範囲[注 1]。
駅構造
南北線は北4条西4丁目付近、JR札幌駅西側通路から繋がる地下街「アピア」ウェストアベニューよりやや低い位置の地下1階(周辺にあるビルの地下2階に相当する深さ)に南北2か所の改札口、地下2階にホームがある。東豊線は北4条西2丁目付近、JR札幌駅東口の真南の地下2階に改札口、地下3階にホームがある。南北線南改札口と東豊線改札口は内外ともに緩い傾斜のついた長い連絡通路で繋がっており、柵で区切られた中央が改札内通路、左右が自由通路になっている。
南北線・東豊線ともにプラットホームは島式ホーム1面2線。南北線ホームは利用者数の多さの割に幅が狭く、特に麻生方のホーム端にあるJR札幌駅との乗り換え階段付近は非常に混雑する。南北線ホームと東豊線ホームはそれぞれ独立した番線が振られている。
エレベーターは、南北線はホーム中央付近、東豊線はホーム南側に設置されている。地上へのエレベーターは2番出口(JR札幌駅南口広場)・14番出口(さっぽろ東急百貨店)・東豊線コンコース(北農ビル出口)にある。また、南北線コンコースとアピアとの間の階段部分にもエレベーターがある。
地下街や札幌駅前通地下歩行空間(2011年3月12日供用開始)などの地下道を通じて、周辺のオフィスビルやホテル、百貨店などと地下で往来することができる。なお、札幌駅前通地下歩行空間の供用開始により、JR札幌駅北口から地下街アピア・地下鉄さっぽろ駅・札幌駅前通地下歩行空間・地下鉄大通駅・地下街ポールタウンを経由し地下鉄すすきの駅まで、南北約1.8kmが地下道で接続された。
- のりば
1 | 札幌市営地下鉄南北線</span>南北線 | 大通・中島公園・真駒内方面 |
2 | 札幌市営地下鉄南北線</span>南北線 | 北24条・麻生方面 |
1 | 札幌市営地下鉄東豊線</span>東豊線 | 大通・美園・福住方面 |
2 | 札幌市営地下鉄東豊線</span>東豊線 | 東区役所前・栄町方面 |
- Sapporo nanboku platform.JPG
南北線ホーム。利用者数の多さの割にホーム幅は狭い。
- Sappro-apiaw.jpg
駅側から見たアピア ウェストアベニューに続く階段。西側にはエレベーターが設置されている。
- Sapporo sta south dir.jpg
南北線改札口から札幌駅前通地下歩行空間方向の様子。
利用状況
札幌市によると、2013年度の1日平均乗車人員は84,404人である。これは札幌市営地下鉄の駅で最も多い。
- 南北線 - 55,410人
- 東豊線 - 28,994人
2003年3月の「JRタワー」開業以降、着実に利用者数を伸ばしており、2003年度以来隣の大通駅を抜き、札幌市営地下鉄で最も利用者数が多い駅となっている。ただ、テンプレート:要出典範囲、2011年度の一日平均乗車人員は2010年度より5000人以上減少し8年ぶりに8万人を割り込んだ。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度 | 1日平均乗車人員 | 参考 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|---|
南北線 | 東豊線 | 2路線計 | 大通駅 | ||
1994年(平成テンプレート:06年) | 60,999 | 14,250 | 75,249 | 91,184 | [1] |
1995年(平成テンプレート:07年) | 61,293 | 20,826 | 82,119 | 96,734 | [1] |
1996年(平成テンプレート:08年) | 57,976 | 20,466 | 78,442 | 93,391 | [1] |
1997年(平成テンプレート:09年) | 55,373 | 19,831 | 75,204 | 89,164 | [1] |
1998年(平成10年) | 53,403 | 19,667 | 73,070 | 84,794 | [2] |
1999年(平成11年) | 51,256 | 19,531 | 70,787 | 86,287 | [2] |
2000年(平成12年) | 51,244 | 19,420 | 70,664 | 86,539 | [2] |
2001年(平成13年) | 50,628 | 20,097 | 70,725 | 85,789 | [2] |
2002年(平成14年) | 51,343 | 21,008 | 72,351 | 83,768 | [2] |
2003年(平成15年) | 54,813 | 23,469 | 78,282 | 77,667 | [2] |
2004年(平成16年) | 56,110 | 24,158 | 80,268 | 77,259 | [2] |
2005年(平成17年) | 59,712 | 25,472 | 85,184 | 77,770 | [2] |
2006年(平成18年) | 60,191 | 26,225 | 86,416 | 77,981 | [2] |
2007年(平成19年) | 60,489 | 26,512 | 87,001 | 76,556 | [2] |
2008年(平成20年) | 60,528 | 27,078 | 87,606 | 75,769 | [2] |
2009年(平成21年) | 58,663 | 27,058 | 85,721 | 73,625 | [2] |
2010年(平成22年) | 57,904 | 27,224 | 85,128 | 73,088 | [2] |
2011年(平成23年) | 52,533 | 26,973 | 79,506 | 71,563 | [2] |
2012年(平成24年) | 54,221 | 27,904 | 82,125 | 72,550 | [3] |
2013年(平成25年) | 55,410 | 28,994 | 84,404 | 74,357 | [3] |
駅周辺
名勝
官公庁など
商業
駅ビル・主な商業施設
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)札幌駅
- JRタワー(下記のうち末尾に※印を付した4施設は複合商業施設としての総称「JRタワースクエア」に含まれる施設)
- 札幌ステラプレイス(札幌シネマフロンティアなど) ※
- 大丸札幌店
- JRタワーホテル日航札幌
- JRタワーオフィスさっぽろ
- JRタワー展望室 タワー・スリーエイト
- メディカルプラザ札幌
- 札幌エスタ(札幌駅前バスターミナル・ビックカメラ札幌店・札幌ら〜めん共和国など) ※
- パセオ ※
- アピア ※
- 東急百貨店さっぽろ店
- sapporo55ビル
- サツエキ Bridge
- ヨドバシカメラ マルチメディア札幌
主な宿泊施設
- センチュリーロイヤルホテル(住友生命札幌ビル)
- ホテルグレイスリー札幌(読売北海道ビル)
- 札幌全日空ホテル
- ホテルモントレエーデルホフ札幌(マルイト札幌ビル)
- 札幌グランドホテル
- ニューオータニイン札幌
- 東横イン札幌駅南口
- ホテル札幌ガーデンパレス
- JRイン札幌
- ホテル京阪札幌
- 三井ガーデンホテル札幌
- 京王プラザホテル札幌
- ホテルポールスター札幌
オフィスビル
- アスティ45ビル
- 日本生命札幌ビル
- 札幌三井JPビルディング
- 北海道ビル
- 札幌ノースプラザ
- アーバンネット札幌ビル
- 札幌センタービル
金融機関等
- 日本郵政グループ札幌ビル
- 日本郵便北海道支社
- 北海道庁赤れんが前郵便局(ゆうちょ銀行札幌支店併設)
- 札幌北三条郵便局
- 北洋銀行札幌駅南口支店
- 北海道銀行札幌駅前支店
- みずほ銀行札幌支店
- 三井住友銀行札幌支店
- 三井住友信託銀行札幌支店・札幌中央支店
- あおぞら銀行札幌支店
- 青森銀行札幌支店
- 第四銀行札幌支店
- スルガ銀行札幌支店
- 北星信用金庫札幌支店
- ホクレン農業協同組合連合会本所・道央支店・札幌支所
- 北海道信用農業協同組合連合会(JAバンク北海道)本所
- 札幌市農業協同組合(JAさっぽろ)中央支店
- 北海道漁業協同組合連合会(ぎょれん)本所
その他
主な道路
路線バス
札幌エスタ1階のバスターミナルのほか、駅周辺に分散して多数のバス停が設けられている。
※詳細は札幌駅バスターミナルを参照。
隣の駅
- ■東豊線
- 北13条東駅 (H06) - さっぽろ駅 (H07) - 大通駅 (H08)
その他
- 東豊線の当駅と東西線の西11丁目駅間は、連絡線(2~3号連絡線)で繋がっている。これは東豊線沿線に車両基地がなく、東西線沿線の西車両基地を使用しているためで、回送列車が走行する。西車両基地からの出庫では、東豊線のさっぽろ駅に来た回送電車がそのまま通常営業に入る方式をとっている。
逆に入庫の際は車内点検が必要であり、さっぽろ駅での長い停車を避けるため、客扱いを行わずに東豊線内から回送としている。 - 東豊線の建設工事はJR札幌駅の高架化工事と同時期に行われた。札幌市側は東豊線ホームを現位置より北寄り、JR線高架の真下に設けることを望んでいたが、実現しなかった。
- 1番出口は、当初は旧JR札幌駅の北側にあり、JR札幌駅の地下を通る自由通路(南北線と同時に同深度(地下2階相当)で建設)で結ばれていた。JR札幌駅高架化の際に商業施設「パセオ」建設のため、旧地下コンコース(改札内)および自由通路は短縮され、JR線高架の南側に移設され、旧1番出口のやや南側に改めてパセオ地下出入口が作られた(後のJR駅北口再開発時に、一時埋められていた元々の北口階段部が掘り返された)。JR駅南口再開発(「JRタワー」建設)の際には、出口のナンバリング廃止・市交通局の看板撤去・通常の地下鉄出入口のデザインからの改装がなされ、アピアからの非常口扱いとなった。さっぽろ駅北側改札から旧自由通路および映画館「テアトル・ポー」二代目跡(現在はアピア管理事務所。ちなみに初代映画館場所は現在ローソン札幌アピア店となっている)へ降りる階段だけがコンコースの隅に残っていた。しかし、2007年夏に施工された地下歩道建設の関係で、切符売場移転およびコインロッカー設置場所確保の際、西側半分が埋められている。
- 旧札幌西武と接続していた7番出口は、建物の解体工事により2011年3月13日に閉鎖。また12番出口も同様に3月26日で閉鎖された。
関連項目
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 駅構内図 - 札幌市 ※地下鉄各駅別の構内図リンク。
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