札幌エスタ
札幌エスタ(さっぽろエスタ/ESTA、以下「エスタ」と記述)は、北海道札幌市のJR函館本線札幌駅の南口にある地上10階地下2階の商業ビル。北海道旅客鉄道(JR北海道)関連会社の札幌駅総合開発が賃貸している。
概要
2012年12月現在JRタワースクエアの一画という扱いになっており、ステラプレイスイーストの2階からエスタ2階、6階からエスタ7階に連絡通路が設けられている。
1階は札幌駅バスターミナルで、北海道内主要都市を結ぶ都市間高速バスをはじめ、札幌市内の主要地区を結ぶ路線バスが発着している[1]。
JRタワースクエアの一画のため駐車場の料金システムも共通である。
CM
かつてはテンプレート:いつ「E・S・T・Aエスタ〜♪」とCMで宣伝されていた。
沿革
当ビルの場所にはかつて札幌駅前国鉄バスターミナルがあった。旧国鉄バス札幌営業所ビルの跡地に1977年着工、翌1978年に完成した。
そごう時代
かつての札幌エスタのフロアは大手百貨店のそごうが「札幌そごう」として1978年に開店した。オープン時のキャッチフレーズは「でっかい、そごう」。2000年の経営破綻に伴い同年12月に閉店。
そごう撤退後
それから半年間は、そごうが運営に関わっていなかった10階の「エスタグルメタウン」と1階の「札幌駅前バスターミナル」、地下の食料品売場「エスタフードタウン」のみで営業を続けていた。
ビックカメラ入店後
2001年7月に大手家電量販店のビックカメラが、北海道内1号店をエスタの1–6階に開店、さらに7階にユニクロやABCマート等のカジュアル店が進出、8階にはアカチャンホンポ(2010年7月にアリオ札幌内に移転)が札幌駅近辺にあった店舗を移転、9階はアミューズメント施設のナムコワンダーランドがオープン、エスタはそごう撤退から1年2か月で全フロアに新テナントが入居した。
その後2002年11月に、地下1階と2階に分散していた「エスタフードタウン」を地下1階に集約し「エスタ大食品街」としてリニューアルオープン。地下2階には100円ショップ『キャンドゥ』が入居。
2003年3月にJRタワーがオープンしたのに合わせて連絡通路が完成。また同年には1–6階まであったビックカメラのフロアを5階までに規模を縮小し、6階は7階同様、ファッションフロアに改装。
2004年10月には10階の「エスタグルメタウン」がリニューアルしナムコが運営する道内初のフードテーマパーク「札幌ら〜めん共和国」がオープンした。
2005年10月1日、札幌ターミナルビル(株)が札幌駅地下街開発(株)・札幌ステーション開発(株)とともに札幌駅南口開発(株)に吸収合併され、札幌駅総合開発(株)となった。
また、合併を機に札幌エスタ・アピア・パセオ・札幌ステラプレイスの共通ブランドとして「JRタワースクエア」が設けられた。エスタのイメージカラーは■ピンク。
2006年3月からは、JRタワースクエア内の統一クレジットカード「JR TOWER SQUARE CARD」の発行が開始された。
2007年7月に外装を改修。各店で色や大きさがバラバラだった看板を廃し、札幌駅前の他の商業施設に合わせた白を基調とした看板に統一された。
2007年10月8日をもって、9階ナムコワンダーパーク内に入居していたゲーマーズ札幌店が退店した。後継テナントは2009年3月6日に常設店舗として開店したポケモンセンターサッポロ。
2008年夏から秋にかけて、隣の札幌ステラプレイスと同様に中層階のファッションフロアの改装を行っている。
2011年5月20日、5階にヴィレッジヴァンガードオープン。
ESTAの特色
エスタはアジアからの観光客を意識したテナントを誘致し、ビックカメラ・ユニクロ・ABCマート・ら~めん共和国などのアジアからの観光客に人気なテナントが多数入っている。 ATMや決済手段もアジア地域で活用されている銀聯カード・Smartpay・台湾ICキャッシングカード専用ATMなどの決済手段を導入している。
所在地
札幌市中央区北5条西2丁目