スルガ銀行
テンプレート:Infobox テンプレート:基礎情報 銀行 スルガ銀行株式会社(スルガぎんこう、英称:Suruga Bank Ltd.)は、静岡県沼津市に本店を置き静岡県・神奈川県を主たる営業エリアとする日本の地方銀行である。実店舗は五大都市圏でも展開しており、ネットバンキングでは全国展開している。
目次
概要
1887年(明治20年)に岡野喜太郎が結成した共同社を前身として、1895年(明治28年)に設立された。「スルガ銀行」の表記は、同行の商号が株式会社駿河銀行であった1990年(平成2年)から使用し、2004年(平成16年)に正式に商号とした。
ネットバンキングへの着目や他業態との提携など、耳目を引く個性的な営業戦略を次々と打ち出し、ネット支店を開設した2000年(平成12年)前後には、株価が一時2,590円とバブル期をはるかに超える高値で取引された。
沿革
- 1895年(明治28年)10月19日 - 株式会社根方銀行設立。
- 1896年(明治29年)12月28日 - 商号を株式会社駿東実業銀行に変更。
- 1912年(明治45年)7月19日 - 商号を株式会社駿河銀行に変更。
- 1923年(大正12年)7月31日 - 株式会社静岡実業銀行を合併。
- 1927年(昭和2年)3月1日 - 株式会社松田銀行を合併。
- 1928年(昭和3年)4月1日 - 株式会社富士銀行を合併。
- 1943年(昭和18年)12月1日 - 株式会社駿河貯蓄銀行を合併。
- 1963年(昭和38年)11月15日 - 東京証券取引所第二部に株式を上場。
- 1965年(昭和40年)2月1日 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
- 1973年(昭和48年)6月18日 - オンラインシステム全店稼動。
- 1991年(平成3年)10月1日 - 熱海信用組合と合併。
- 2004年(平成16年)10月1日 - 商号をスルガ銀行株式会社に変更。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)4月21日 - 京都府京都市下京区に京都支店・ドリームプラザ京都を新設。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)9月26日 - 勘定系システムの開発失敗の損害賠償を求める控訴審で東京高裁、日本IBMの賠償を41億に減額する判決を下し[3][4]、その後両者とも上告する[5][6]。
- 2014年(平成26年)
歴代頭取・社長
代 | 氏名 | 期間 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 岡野喜太郎 | 1895年 - 1957年 | 1864年生 1965年没 韮山師範中退 |
2 | 岡野豪夫 | 1957年 - 1964年 | 1890年生 1964年没 慶大理財科卒 |
3 | 岡野喜一郎 | 1964年 - 1981年 | 1917年生 1995年没 慶大法卒 |
4 | 岡野喜久麿 | 1981年 - 1985年 | |
5 | 岡野光喜 | 1985年 - |
実店舗展開
- SURUGA-BANK Headquarters.JPG
本店(沼津市通横町)
- Tokyo Midtown Project overview2.JPG
支店のある東京ミッドタウン
静岡県は本店・県庁内を含めて66店、神奈川県は県庁内を含めて36店ある。本店所在県ではない神奈川県の営業基盤は、第二次世界大戦前からのものである。
一方愛知県は名古屋市の1店のみ有し、静岡県と隣接する豊橋市からは撤退。地盤の静岡・神奈川以外の店舗は法人営業中心であったが、ネット支店を展開し始めた1999年(平成11年)前後より個人用住宅ローン(主に不動産販売会社と提携したもの)の相談・手続窓口「ドリームプラザ」を併設するようになり、埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区)に東京支店大宮出張所を新設する形で関東地方北部へ進出。
その後、2008年(平成20年)5月に北海道札幌市、同年8月に福岡県福岡市、同年10月1日に宮城県仙台市へ、2009年(平成21年)4月21日に京都府京都市へ、2012年(平成24年)5月22日に広島県広島市へ出店。地方銀行ながら日本五大都市圏全てに進出し、四国を除く日本の全ての地方に店舗を構えた。なお、これらドリームプラザ併設店舗は、住宅ローン業務を中心としたもので、ほとんどが空中店舗であるものの、併設の支店・出張所では通常の銀行業務を扱い、ATMも設置している。
静岡・神奈川以外の実店舗所在地
- 東京都23区(4店舗 - 東京・渋谷・新宿・ミッドタウン)
- 埼玉県さいたま市(1店舗 - 大宮)
- 千葉県千葉市(1店舗 - 千葉)
- 愛知県名古屋市(1店舗 - 名古屋)
- 北海道札幌市(1店舗 - 札幌)
- 宮城県仙台市(1店舗 - 仙台)
- 京都府京都市(1店舗 - 京都)
- 福岡県福岡市(1店舗 - 福岡)
- 大阪府大阪市(1店舗 - 大阪)
- 広島県広島市(1店舗 - 広島)
インターネットバンキング
特にインターネットバンキングに力を入れており、多くの企業と提携しネット支店を開設している。
- スルガ銀行ゆうちょ専用支店(株式会社ゆうちょ銀行)ゆうちょ銀行提携ローン利用者専用支店
- スルガ銀行エスイーバンク支店(スルガ銀行株式会社)
- スルガ銀行イービジネスダイレクト支店(スルガ銀行株式会社) 法人向け
- イービジネスダイレクト支店CLUBUSEN(株式会社USEN) 法人向け
- スルガ銀行ダイレクトバンク支店[10] SBIホールディングスとの提携解消の為、2007年(平成19年)12月17日よりソフトバンク支店より改称。従来からの利用者については、サービス変更なし。2008年(平成20年)1月に、SURUGA VISAデビットカードを発行開始。
- スルガ銀行ダイレクトワン支店(スルガ銀行株式会社)
- ダイレクトワン支店ガリバークラブ(株式会社ガリバーインターナショナル)
- スルガ銀行ダイレクトワン支店リザーブドローン(スルガ銀行株式会社)
- スルガ銀行ドリームダイレクト支店(スルガ銀行株式会社)
- ドリームダイレクト支店マイホームクラブ(スルガ銀行株式会社)
- スルガ銀行ANA支店(全日本空輸株式会社) キャッシュカードは「ANA financial Pass」(電子マネーEdy機能付)
- スルガ銀行マイ支店(スルガ銀行株式会社)マイ支店はSURUGA VISAデビットカード利用者専用支店として開設。
- マイ支店ワールドキャビット(株式会社エイチ・アイ・エス)
- マイ支店KNTトラベルキャッシュ(近畿日本ツーリスト株式会社)
- マイ支店Debit@(株式会社ウェブマネー)
- スルガ銀行ソネット支店(So-net、ソネットエンタテインメント株式会社)
- スルガ銀行ネットバンク支店(スルガ銀行株式会社)
- ネットバンク支店アクサダイレクトプラザ(アクサ損害保険株式会社)
- ネットバンク支店ソフマップ・バンククラブ(株式会社ソフマップ)
- スルガ銀行ネットバンク支店ALSOK CLUB(綜合警備保障株式会社) ALSOKのホームセキュリティを現在契約中か契約予定である事が条件。
- ネットバンク支店 ドコモプレミアクラブ応援バンク(株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ) NTTドコモの携帯電話を利用中で、なおかつドコモプレミアクラブに加入している事が条件。
- ネットバンク支店Gポイントクラブ(ジー・プラン株式会社) Gポイント会員である事が条件。
- スルガ銀行OCN支店(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社) OCNのプロバイダ契約をしている事が条件。
独自のサービス
SURUGA VISAデビットカード
VISAデビットと日本版のJ-Debitの2種類の即時決済が可能なカード(デビットカード)であり、また2007年(平成19年)2月15日以降に発行されたカードは、ICキャッシュカードとしても利用可能。 その後、生体認証(指静脈)キャッシュカードも発行された。 テンプレート:Main
みまもりサービス
家に置いているキャッシュカードの盗難対策、不正利用対策機能で、ALSOK(綜合警備保障株式会社)のホームセキュリティに連動し、キャッシュカードを使用不能にする[11]。
バイオセキュリティシステム
掌の静脈による生体認証で本人確認を行う。次のような商品に利用されている[12]。
- バイオセキュリティ預金(バイオセキュリティ普通預金及びバイオセキュリティ定期預金)
- バイオセキュリティ投資信託
- バイオセキュリティ個人年金保険
- バイオセキュリティ個人向け国債
移動銀行窓口車
写真は、海老名支店の駐車場内に停車している車両。
- 移動銀行窓口車(愛称:アクセスビークル。ATMも搭載)を所有しており、神奈川県内の決まった場所(3か所)を週2~3回訪れ、営業している。このアクセスビーグルには同行社員も同乗し、ローンなどの相談も受け付けている[13]。
特定目的ローン
鉄道模型やロードバイク、一眼レフカメラなど、各種の高額商品の購入資金として使える特化型のローンを取り扱っている。