ドカベン
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『ドカベン』は、水島新司による日本の野球漫画作品。及び、これを原作とするアニメ・映画・ゲーム作品。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて1972年から1981年まで連載された。
目次
概要
「ドカベン」こと山田太郎と、岩鬼正美、殿馬一人、里中智、微笑三太郎などの仲間達を中心とした野球漫画。主な舞台は高校野球である。
連載初期は、山田、岩鬼、山田の妹サチ子の三人を主軸とし、鷹丘中学を舞台とした柔道漫画だった。単行本7巻目に至り、野球漫画へ方向転換する。元々野球漫画として描く計画だったようで、野球をやることへの伏線は最初から張られている。作者は「当時ライバル誌に『男どアホウ甲子園』で同じく野球作品を連載していたため控えていた」と雑誌のインタビューで答えているテンプレート:要出典。
当時魔球などの超人的・非現実的要素の多かった野球漫画にあって、配球の読みなどのリアルな野球の描写を盛り込んだことは斬新で、躍動感のある水島独特の画風も手伝って野球漫画の新境地を開拓した。
『週刊少年チャンピオン』1991年41号に、読み切りの番外編『新潟明訓対神奈川明訓』が掲載された。短編集『I Love Baseball』に収録されている。
続編に『大甲子園』、『ドカベン プロ野球編』、『ドカベン スーパースターズ編』、『ドカベン ドリームトーナメント編』がある。
時代設定
山田が明訓に入学した年の夏の甲子園大会は、1974年の「第56回全国高等学校野球選手権大会」だった。ただし、以降の大会では第何回かは明記されておらず、必ずしも1974年~1976年の高校野球・プロ野球界を反映したものではない。岩鬼家が倒産の危機に瀕した際、大阪ガメッツが岩鬼をスカウトに来るなど、架空の設定も多く含まれている。以下、作中の時代設定に関する描写を挙げる。
- 山田世代が高校1年夏にいわき東高校と対戦したとき、いわき市の廃坑が背景にあったが、これは1976年頃になる。
- 山田世代の高校2年夏に犬飼小次郎が南海に入団するが、その時の監督は1978年から1980年まで務めていた広瀬叔功。作中の日本ハム対南海戦の日本ハムの出場メンバーに、1979年のみ在籍したサム・ユーイングがおり、1979年と推測される。
- 高1秋の関東大会は千葉(銚子)で、高2秋の関東大会は埼玉(大宮)で行われている。実際には1972、1973年に開催されていた。ということは山田世代の高校時代は1972~1974年ということになる。
- 山田世代は高校3年夏に、1978年春開場の横浜スタジアムで試合を行っている。
『ドカベン プロ野球編』(1995年~)以降は現実の時間と並行して展開しているため、小次郎のホークス入団など、作中の話が全て1990年代初めに設定し直されている。
主な登場人物
テレビアニメ
アニメ版は1976年10月6日から1979年12月26日にフジテレビ系列で放送された。のちにCS放送フジテレビ739で再放送された。全163話。
原作は元々、学園漫画として始まったが、アニメ化された時点では高校野球漫画の代表作として人気があったため、アニメ版では序盤の柔道編が短縮された。野球編に移行してからも原作連載の約2倍のペースで進行し、ついに追い着いてしまったため、いったん中断したが、結局再開されることはなかった。そのため、アニメ版では中学編から高2夏の弁慶高校戦までしか描かれていない。
各話リスト
話数 | 初回放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1976年 10月6日 |
ドカベン太郎です! よろしく | 田村多津夫 | 光延博愛 | 光延博愛 岡部英二 |
金沢比呂司 |
2 | 10月13日 | 男岩鬼の葉っぱがゆれる! | 馬嶋満 | 山崎修二 | 近藤英輔 | |
3 | 10月20日 | ワンツーストライクアウト! | 田村多津夫 | 光延博愛 | 小華和ためお | |
4 | 10月27日 | 逃げろ逃げろ逃げまくれ! | 馬嶋満 | 山崎修二 | 金沢比呂司 | |
5 | 11月3日 | サンマの味が目にしみるデ! | 田村多津夫 | 樋口雅一 | 木村圭市郎 | |
6 | 11月10日 | 帰る家がなくなったぁ! | 高たつま | 川島彰 | ||
7 | 11月17日 | これぞ! 花の一本背負いや | 馬嶋満 | 水沢わたる | 内山正幸 | |
8 | 11月24日 | サチ子! 兄ちゃんは勝つ | 田村多津夫 | 三家本泰美 | 小華和ためお | |
9 | 12月1日 | 山田! 柔道部をやめろ | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
10 | 12月8日 | 男の涙は熱いのです! | 馬嶋満 | 石黒昇 | 木村圭市郎 | |
11 | 12月15日 | よみがえれ! ライバル | 田村多津夫 | 樋口雅一 | 川島彰 | |
12 | 12月22日 | 山田! おまえは補欠や | 馬嶋満 | 水沢わたる | 内山正幸 | |
13 | 12月29日 | そろいもそろった鷹丘ナイン! | 田村多津夫 | 山田茂雄 | 岡迫亘弘 | |
14 | 1977年 1月5日 |
岩鬼キャプテン猛ダッシュ! | 馬嶋満 | 高たつま | ||
15 | 1月12日 | おーよ! ピッチャーで四番ズラか? | 田村多津夫 | 山崎修二 | 金沢比呂司 | |
16 | 1月19日 | 勇次君立て! ラストボールだ | 木村圭市郎 | |||
17 | 1月26日 | サインプレイのサインはV? | 田村多津夫 馬嶋満 |
樋口雅一 | 川島彰 | |
18 | 2月2日 | プレーボール! さあゆけ鷹丘中学 | 水沢わたる | 林和男 | ||
19 | 2月9日 | 出ました! 秘打白鳥の湖 | 三家本泰美 | 金沢比呂司 | ||
20 | 2月16日 | ファウルファウル! 23球 | 光延博愛 | 岡迫亘弘 | ||
21 | 2月23日 | 殿馬! 花のワルツでかっとばせ | 小華和ためお | 木村圭市郎 | ||
22 | 3月2日 | 同点か! ゲームセットか?! | 渋市節 | 林和男 | ||
23 | 3月9日 | ああ花の野球部大ピンチ! | 樋口雅一 | 川島彰 | ||
24 | 3月16日 | 鷹丘野球部よ! いつまでも | 水沢わたる | 近藤英輔 | ||
25 | 3月23日 | 小さな巨人! 里中くん | 金沢比呂司 | |||
26 | 3月30日 | 山田! 高校野球へ来い | 近藤英輔 | 木村圭市郎 | ||
27 | 4月6日 | ああ! 明訓野球新入部員 | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
28 | 4月13日 | 男が泣いた! 酔いどれノック | 渋市節 | 川島彰 | ||
29 | 4月20日 | 葉っぱも泣いたゴボーヌキ! | 樋口雅一 | 岡迫亘弘 | ||
30 | 4月27日 | 初登板! 小さな巨人里中くん | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
31 | 5月4日 | 二死満塁・バッター山田! | 水沢わたる | 木村圭市郎 | ||
32 | 5月11日 | 見たか! 男岩鬼の悪球打ち | 三家本泰美 | 川島彰 | ||
33 | 5月18日 | 恐打雲竜! ドラゴンキルたい | 山谷光和 | 白土武 | ||
34 | 5月25日 | 秘密投手? 緒方くん | 近藤英輔 | 岡迫亘弘 | ||
35 | 6月1日 | 甲子園かけたプレイボール! | 渋市節 | 金沢比呂司 | ||
36 | 6月8日 | 小さな巨人対大きな巨人 | 樋口雅一 | 白土武 | ||
37 | 6月15日 | なるか! 里中パーフェクト | 水沢わたる | 川島彰 | ||
38 | 6月22日 | 思いはあこがれの甲子園へ | 近藤英輔 | 木村圭市郎 | ||
39 | 6月29日 | 大阪通天閣の阪田三吉や | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
40 | 7月6日 | ああ友情に涙あり | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
41 | 7月13日 | 明訓ナイン甲子園へレッツゴー | 樋口雅一 | 白土武 | ||
42 | 7月20日 | 夏の甲子園! 堂々の入場行進 | 山崎修二 | 川島彰 | ||
43 | 7月27日 | 打った! 始球式ホームラン | ||||
44 | 8月3日 | 見たか驚異の通天閣打法 | 小華和ためお | 岡迫亘弘 | ||
45 | 8月10日 | 殿馬走った! 秘走「運命」 | 近藤英輔 | 金沢比呂司 | ||
46 | 8月17日 | 準決勝! 里中対土佐丸作戦 | 山谷光和 | 藤原万秀 | ||
47 | 8月24日 | 危ない里中! 足からすべれ | 三家本泰美 | 川島彰 | ||
48 | 8月31日 | 里中! 里中がんばれ大コール | 山崎修二 | 白土武 | ||
49 | 9月7日 | 延長10回! なるか明訓逆転劇 | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
50 | 9月14日 | 雨! 里中復調決勝のマウンドへ | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
51 | 9月21日 | 決勝戦! 幻のホームラン | 近藤英輔 | 藤原万秀 | ||
52 | 9月28日 | つかめ真紅の大優勝旗 | 三家本泰美 | 川島彰 | ||
53 | 10月5日 | ああ栄光に涙あり | 白土武 | 白土武 | ||
54 | 10月12日 | 大優勝花のパレードを追っかけろ | 光延博愛 | 岡迫亘弘 | ||
55 | 10月19日 | 男岩鬼の大放送 | 石崎すすむ | 福田皖 | ||
56 | 10月26日 | 明訓狂騒曲背番号5 | 山崎修二 | 金沢比呂司 | ||
57 | 11月2日 | 殿馬作曲秘打「白鳥の湖」 | 近藤英輔 | 川島彰 | ||
58 | 11月9日 | 微笑野球! 三太郎登場 | 山谷光和 | 白土武 | ||
59 | 11月16日 | 剛球豪打! 二人のドカベン | 山崎修二 | 藤原万秀 | ||
60 | 11月23日 | ピンチ明訓! ピッチャー殿馬 | 三家本泰美 | 金沢比呂司 | ||
61 | 11月30日 | 出た! DHアベックホーマー | 石崎すすむ | 福田皖 | ||
62 | 12月7日 | 奇蹟! 不知火驚異のカムバック | 三家本泰美 | 岡迫亘弘 | ||
63 | 12月14日 | リリーフ山田! 一球入魂 | 近藤英輔 | 金沢比呂司 | ||
64 | 12月21日 | 激投不知火! ひるむな明訓 | 山谷光和 | 白土武 | ||
65 | 12月28日 | 山田準決勝への大アーチ | 石崎すすむ | 川島彰 | ||
66 | 1978年 1月4日 |
遂に出た! 土門投手剛速球 | 三家本泰美 | 百瀬義行 | ||
67 | 1月11日 | 秘投ハゲ山の一夜!ずら | 石崎すすむ | 藤原万秀 | ||
68 | 1月18日 | 代打里中! 山田をかえせ! | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
69 | 1月25日 | 前略!? 土門の捕手はボクです | 白土武 | 白土武 | ||
70 | 2月1日 | 決勝! 鉄人土門対小さな巨人 | 三家本泰美 | 百瀬義行 | ||
71 | 2月8日 | 遠いこの一点! 本塁死守だ! | 山崎修二 | 岡迫亘弘 | ||
72 | 2月15日 | 再演! 秘打「白鳥の湖」ずら | 光延博愛 | 近藤英輔 | ||
73 | 2月22日 | 痛烈! ピッチャーがえしの片手打ち | 石崎すすむ | 福田皖 | ||
74 | 3月1日 | 走れ山田! ホームはそこだ! | 山谷光和 | 飯村一夫 | ||
75 | 3月8日 | 最終回! ああ痛恨の大エラー | 康村正一 | 笠原茂 | ||
76 | 3月15日 | 二死満塁! たのむぞ三太郎 | 三家本泰美 | 金沢比呂司 | ||
77 | 3月22日 | 消えた? 深紅の大優勝旗 | 石崎すすむ | 岡迫亘弘 | ||
78 | 3月29日 | 挑戦? 影丸背負い投げ投法 | 山崎修二 | 川島彰 | ||
79 | 4月5日 | 出場辞退!? 嵐の中の土井垣 | 山谷光和 | 飯村一夫 | ||
80 | 4月12日 | 私には見える! 消えた優勝旗 | 三家本泰美 | 岡迫亘弘 | ||
81 | 4月19日 | きのうの友はきょうの敵 | 金沢比呂司 | 金沢比呂司 | ||
82 | 4月26日 | 生涯のライバルだ! 山田太郎 | 鈴木行 | 岡迫亘弘 | ||
83 | 5月3日 | 賀門さんが犯人!? 脅迫電話 | 石崎すすむ | 川島彰 | ||
84 | 5月10日 | センバツへ! 関東大会開幕 | 三家本泰美 | |||
85 | 5月17日 | 敵はスタンドにあり!? | 石崎すすむ | 百瀬義行 | ||
86 | 5月24日 | 砲丸投法! 重いその差一点 | 山谷光和 | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
87 | 5月31日 | ゆらぐマウンド! くずれる里中 | 近藤英輔 | 岡迫亘弘 | ||
88 | 6月14日 | 暴投岩鬼のストライク!? | 鈴木行 | 川島彰 | ||
89 | 6月21日 | これぞ殿馬の秘打“黒田節” | 山崎修二 | 岡迫亘弘 | ||
90 | 6月28日 | 「僕はだれだ」 さまよう太郎 | 原田益次 | 岡迫亘弘 野館誠一 | ||
91 | 7月5日 | 危うし明訓! 山田はいない | 石崎すすむ | 川島彰 | ||
92 | 7月12日 | 返った優勝旗! かえらぬ記憶 | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
93 | 7月19日 | 太郎! 空白の同点スリーラン | 石崎すすむ | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
94 | 7月26日 | 衝突のフェンス! | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
95 | 8月2日 | 殿馬! G線上のアリアずら | 山崎修二 | 岡迫亘弘 | ||
96 | 8月9日 | 逆転! フォアマン黒い閃光 | 光延博愛 | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
97 | 8月16日 | 岩鬼代走! 再演バックドロップ | 石崎すすむ | |||
98 | 8月23日 | ほえろっ! 栄光ってなんだ | 原田益次 | 川島彰 | ||
99 | 8月30日 | 野球に甦る! 燃える青春 | 白土武 | 山谷光和 | ||
100 | 9月6日 | スイッチ投手! わび助登場 | 山谷光和 | |||
101 | 9月13日 | 山田封じ! マウンドの仕掛人 | 石崎すすむ | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
102 | 9月20日 | 主砲三振! 沈む明訓 | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
103 | 9月27日 | 再び会おう! 春の甲子園 | 石崎すすむ | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
104 | 10月11日 | センバツへ! それぞれの青春 | 井内秀治 | 岡迫亘弘 | ||
105 | 10月18日 | ドラフト蹴って! 甲子園へGO | 鈴木行 | 川島彰 | ||
106 | 10月25日 | 土佐丸兄弟! かくされた爪 | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
107 | 11月1日 | 高く響け! 春夏二連覇のマーチ | 石崎すすむ | |||
108 | 11月08日 | アイパッチ! 底知れぬ土佐丸 | 蔭山康生 | 原田益次 | ||
109 | 11月15日 | 明訓苦戦! 荒れ狂う甲子園 | 奥田誠治 | 石崎すすむ | ||
110 | 11月22日 | 出た! サウスモンスター「中」 | 和泉洋 | 原田益次 | ||
111 | 11月29日 | 山田対「中」! 二本足のカカシ | 奥田誠治 | 石崎すすむ | ||
112 | 12月6日 | 土井垣作戦! 満塁に敬遠はない! | 原田益次 | |||
113 | 12月13日 | 起死回生! 秘打回転木馬ズラ | 石崎すすむ | |||
114 | 12月20日 | 準決勝! 策士徳川明訓をのむ | 原田益次 | |||
115 | 12月27日 | 敬遠策! 太郎怒りの一撃 | 石崎すすむ | |||
116 | 1979年 1月3日 |
里中負傷! 明訓ピンチ無死満塁 | 原田益次 | |||
117 | 1月10日 | 頑張れ里中! 小さな巨人 | 岡崎邦彦 | |||
118 | 1月17日 | 明訓・土佐丸! 再度の決戦 | 奥田誠治 | 原田益次 | ||
119 | 1月24日 | 里中襲う! 土佐丸野球 | 石崎すすむ | |||
120 | 1月31日 | 腕が伸びる?! 怪奇投手犬神 | 原田益次 | |||
121 | 2月7日 | 山田! さとるボールを投げさせろ | 岡崎邦彦 | |||
122 | 2月14日 | 殺人野球! 里中再起不能か? | 奥田誠治 | 石崎すすむ | 岡迫亘弘 川島彰 | |
123 | 2月21日 | 特別代走! 時間よ止まれ | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
124 | 2月28日 | 不死鳥里中! 再びマウンドへ | 福富博 | 石崎すすむ | ||
125 | 3月7日 | スーパースター男岩鬼! 一球入魂 | 岡崎邦彦 | 岡迫亘弘 川島彰 | ||
126 | 3月14日 | 死神ボール! 山田を襲う激痛 | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
127 | 3月21日 | 見せるぞ! 小さな巨人の心意気 | 石崎すすむ | |||
128 | 3月28日 | 秘執念! 殿馬ファイトの謎 | 奥田誠治 | 原田益次 | ||
129 | 4月4日 | 春夏連覇の円舞曲! 秘打「別れ」 | 原田益次 | |||
130 | 4月11日 | 守れるか! 明訓二本の優勝旗 | 岡崎邦彦 | |||
131 | 4月18日 | 男岩鬼! 我が青春に悔いなし | 石崎すすむ | |||
132 | 4月25日 | 任侠野球道! 南海権左なんよ | 福富博 | 原田益次 | ||
133 | 5月2日 | 見たか渚! ミットの謎 | 奥田誠治 | 石崎すすむ | ||
134 | 5月9日 | 明訓! 傷だらけの春季大会 | 原田益次 | 岡迫亘弘 川島彰 福島淳隆 松田あつ子 | ||
135 | 5月16日 | 予選開幕! 打倒明訓の合言葉 | 岡崎邦彦 | 岡迫亘弘 | ||
136 | 5月23日 | 走れ里中! 栄光のマウンドへ | 石崎すすむ | |||
137 | 5月30日 | 渚メッタ打ち! 勝負あった! | 原田益次 | 岡迫亘弘 川島彰 尾鷲英俊 内田守 | ||
138 | 6月13日 | 痛い! ドカベン山田大ピンチ | 奥田誠治 | 石崎すすむ | 岡迫亘弘 | |
139 | 6月20日 | 男岩鬼! ろれろれ大ホームラン[1] | 岡崎邦彦 | |||
140 | 7月4日 | ネット裏! 立ち上った小さな巨人[2] | 奥田誠治 | 原田益次 | ||
141 | 7月11日 | 不滅! 明訓黄金バッテリー | 原田益次 | |||
142 | 7月18日 | 殿馬帰る! ハイジャックずら! | 石崎すすむ | |||
143 | 7月25日 | 不知火登板! 殿馬復帰ずら | 岡崎邦彦 | |||
144 | 8月1日 | 山田封じ? ハエ・ボール! | 石崎すすむ | |||
145 | 8月15日 | 判定は?! 灼熱のアクシデント | 原田益次 | |||
146 | 8月22日 | 翔んでる! 秘打ハイジャック | ||||
147 | 8月29日 | 不知火散る! 痛恨のルールブック | 岡崎邦彦 | |||
148 | 9月5日 | 負けて勝つんよ! 念力野球? | 石崎すすむ | |||
149 | 9月12日 | 悪霊! 吹き荒れる権左旋風 | 原田益次 | |||
150 | 9月19日 | 金縛り!? 不動のスラッガー! | 石崎すすむ | |||
151 | 9月26日 | 谷津決勝ホーマー! ピンチ里中 | 原田益次 | |||
152 | 10月10日 | 常勝明訓ついに破る! | 石崎すすむ | |||
153 | 10月17日 | 鈍足ドカベン! 決死の本盗 | 原田益次 | |||
154 | 10月24日 | 甲子園キップ! 岩鬼火山大爆発 | 近藤英輔 | 石崎すすむ | ||
155 | 10月31日 | 冥土の使者! 武蔵坊 | 原田益次 | |||
156 | 11月7日 | 消えた! 明訓高校ナイン | 石崎すすむ | |||
157 | 11月14日 | 夏の祭典! 甲子園大会開幕 | 原田益次 | |||
158 | 11月21日 | 怪足B・T学園! 謎の鈍行プレイ | 石崎すすむ | |||
159 | 11月28日 | 爆走ブルートレイン! 逆転特急 | 原田益次 | |||
160 | 12月5日 | 弁慶起つ! 予告投球の謎 | 石崎すすむ | |||
161 | 12月12日 | 明訓! 甲子園三連覇へ赤ランプ | 原田益次 | |||
162 | 12月19日 | 明訓敗れるか! どたん場の激突 | 石崎すすむ | |||
163 | 12月26日 | 最終回! ドカベン今日敗れる | 原田益次 |
放送休止理由
1978年
6月7日:プロ野球中継 ヤクルト-巨人~神宮球場(1900-2054)
10月4日:プロ野球中継 ヤクルト-中日~神宮球場(ヤクルト初優勝決定試合のため緊急中継、テレビ欄には「ヤクルト-中日の場合あり」と記載)
1979年
6月6日:プロ野球中継 ヤクルト-巨人~神宮球場(1900-2054)
6月27日:プロ野球中継 ヤクルト-巨人~神宮球場は雨天中止、雨傘番組はクイズ決定版!ウルトラドボン(1900-1930)
8月8日:プロ野球中継 ヤクルト-巨人~神宮球場(1900-2054)
10月3日:チャレンジ・ザ・ギネス'79-驚異の世界新続出!!(1900-2054)
スタッフ
- 原作:水島新司
- 企画:別所孝治(フジテレビ)、佐藤昭司
- 製作:本橋浩一
- 構成:岡部英二
- キャラクター設計:近藤英輔、小華和ためお
- 原画:谷口守泰ほか
- 美術監督:河野次郎、半藤克美、千葉秀雄
- 撮影監督:黒木敬七→諫川弘→佐藤均→熊瀬哲郎→萩原享
- 音楽:菊池俊輔
- 音響効果:森賢一:(イシダサウンド)
- 録音監督:斯波重治
- 録音制作:オムニバスプロモーション
- 録音調整:桑原邦男
- スタジオ:シネビーム
- 編集:岡安肇
- 現像所:東京現像所
- プロデューサー:渡辺忠美
- 制作協力:土田プロダクション
- 制作担当:柴山達雄
- 制作デスク:野崎絹代、岡迫和之
- 制作進行:別府幸司、小平正夫
- 制作事務:大島君江
- 制作:日本アニメーション、フジテレビ、電通大阪支社
主題歌・挿入歌
オープニング
- 「がんばれドカベン」(第1話 - 第106話)
- 作詞:水島新司、保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73
- オープニング映像では間奏で岩鬼がバットを捕ってから挿入される場面(石毛が打球を処理するなど)の有無で少なくとも2種類あり、それによって間奏の長さが異なる。
- ロイヤルナイツによるカヴァー版がアポロン音楽工業から1982年に発売されたカセット絵本に収録された。
- 「スポ根TVヒッツ!」(TECH-25111、テイチクエンタテインメント)に収録されているのはテレビサウンズ合唱団によるカヴァー版である。
- 「九人のマーチ」(第107話 - 第128話)
- 作詞:薩摩忠 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:杉並児童合唱団
- 「青春フィーバー(コンバット・マーチ)」
- 作詞:保富康午 / 作曲:菊池俊輔、三木祐二郎、牛島芳 / 編曲:菊池俊輔 / 歌:コロムビア・オールスターズ(水木一郎、ささきいさお、堀江美都子、大杉久美子、かおりくみこ、こおろぎ'73)
- 近年の再放送では「がんばれドカベン」のみ使用されることも多い。
エンディング
- 「ああ青春よいつまでも」(第1話 - 第106話)
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73
- 「きみこそみんなのアイドルだ!」(第107話 - 第128話)
- 作詞:薩摩忠 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73、杉並児童合唱団
- 「太陽の子」(第129話 - 第163話)
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:コロムビア・オールスターズ
挿入歌
- 「ホームランソング」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73
- 「男は岩鬼」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73 / セリフ:玄田哲章
- 「仲間たち」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73
- 「光る青春 今ここに」
- 作詞:水島新司 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73
- 「ああ甲子園」
- 作詞:保富康午 / 作曲:古関裕而 / 編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73
- 「小さな巨人 里中くん」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:ザ・チャープス
- 「野球小唄」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73
- 「殿馬ずら」
- 作詞:保富康午 / 作曲・編曲:菊池俊輔 / 歌:こおろぎ'73 / セリフ:肝付兼太
挿入歌のメロオケもBGMとして使われた。
挿入歌の初出は番組放送中に発売された主題歌・挿入歌LPで、「ああ甲子園」と「小さな巨人 里中くん」はシングルカットもされた。
声優
補足
当番組終了後、関東地区では1980年7月4日から同年9月26日まで、『翔んだカップル』開始までのつなぎ番組として、毎週金曜の19:00 - 19:30に1話から13話までを再放送したことがあった。
映画作品
- ドカベン(1977年、東映) - 春休み東映まんがまつりにて公開。
- ドカベン甲子園への道(1977年、東映) - 夏休み東映まんがまつりにて公開。
- ドカベン(1977年、東映) - 実写。鈴木則文監督。橋本三智弘(山田太郎)、高品正弘(岩鬼正美)、永島敏行(長島徹)、川谷拓三(殿馬一人)、マッハ文朱(夏川夏子)、山本由香利(朝日奈麗子) 、渡辺麻由美(サチ子)、吉田義夫(じっちゃん) 、中村俊男(わびすけ) 、藤本勇次(丹下豪) 、堤昭夫(佐々木) 、飯塚仁樹(大丸) 、大蔵晶(メガネ) 、小松陽太郎(大河内) 、高木哲也(柴野) 、水島新太郎(井之頭軍司)、川口裕子 (好美)、 遠藤薫(道江)、蓮見里美(町子)、立木えみ子(みどり)、舟久保信之(平手)、勝光徳(城山)、八木徳之(田所)、宮地謙吾(大崎)、城春樹(沼田)、小松方正(岩鬼虎之助)、森祐介(清彦)、田辺節子(影丸亜希子)、南利明(亀田)、佐藤蛾次郎(野川)、無双大介(賀間)、小貫十枝子(幸子)、清水昭博(影丸)、福岡康裕(大道寺)、貝ノ瀬一夫(白目)、渡辺義文(弁造)、溜健二(麻島)、佐藤昇(釜石)、高橋利通(池田)、吉沢孝明(島本) 、千葉智彦(山口)、中田博久(河村)、水島新司(徳川家康)。
ゲーム作品
※以下はドカベン以外の水島漫画のキャラも登場している作品。
- 水島新司の大甲子園(カプコン、ファミリーコンピュータ)
- 激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球(SEGA、アーケードゲーム・PlayStation 2・ニンテンドーゲームキューブ)
- ドカベン×大甲子園!水島オールスターズ(エンターブレインとクルーズ、Mobage)
エピソード
テンプレート:出典の明記 テンプレート:雑多な内容の箇条書き
全般
- 「明訓高校」は、水島新司が入学を果たせなかった新潟明訓高校が由来。同校が甲子園初出場を果たした1991年夏、『週刊少年チャンピオン』誌上に読み切りで「新潟明訓対神奈川明訓」と題した練習試合が描かれた(1992年の短編集『I Love Baseball』に収録)。
- 山田太郎の最大のライバル・不知火守のいる白新高校の名前は、水島新司が通っていた新潟市立白新中学校からとられた。
- 元プロ野球選手の香川伸行は、風貌が主人公の山田太郎に似ていたこと、山田太郎と同じ捕手のポジションが主だったことから「ドカベン」の愛称で呼ばれ、プロ野球マスターズリーグにドカベンの登録名で参加している。
- テレビ番組「爆笑問題のバク天!」(TBS系)の中で、太田光が原作のシーンを使って4コマ漫画にしていた。2005年2月19日の放送まで続けられ、後継作品は「ゴルゴ13」。
- 山田達の1年先輩である石毛幸一は、作品内で一度もヒットを打った描写がない(ただ、計算上は吉良高校戦で出塁しているはずである)。7割打者の山田をはじめ、後にプロ入りする打者がズラリと並ぶ明訓打線においては、誰かがアウトにならなければ試合が進まなかったり、追い上げられたりする展開とならないが、完成された打者をアウトにさせることも出来ないため彼のようなアウト要員が存在した。
他のスポーツマンガでこのような役回り(アウト要員やシュート外し役)のキャラクターが登場すると、「ドカベンの石毛的キャラ」などといわれることがある(あるいは「明訓下位打線」=凡退要員、という表現もある)。 - テレビアニメ版が放映される前に、ナイル野球用品のテレビCMでアニメ化されている。この時はキャラクターにはセリフがなく、帽子やユニフォームのラインが原作に近い黒色だった。
- 神奈川県大和市にある大和引地台野球場は、かながわ・ゆめ国体開催を前に実施した改築工事の際、水島をアドバイザーに迎えて設備内容の検討を行った。これが縁で、市は竣工後の1997年、施設に愛称「ドカベンスタジアム」を付与。その後メインスタンド正面には打者・山田と投手・里中が対峙する一対の銅像が建立された。引地台野球場は高校野球神奈川大会の試合会場として使用されている他、不定期ながら湘南シーレックス主催のイースタン・リーグ公式戦も開催される。
- なお、この「ドカベン」の名称を2009年夏竣工の新潟県立野球場の愛称にするよう求める動きが新潟県内の政財界・野球関係者の間で起こり、水島もこれに全面的に協力していた。しかし上述の通り、既に神奈川県に「ドカベン」を冠した野球場が存在し、且つ新潟明訓高等学校を容易に想起させるため不公平感が生じる可能性もあるなど、問題点が指摘されていた。結局、新潟県が施設命名権の導入を優先させたことから、この計画は頓挫した(詳細は同野球場の施設名称に関する問題を参照)。
- 明訓が弁慶高校に敗れた事は衝撃が走り、スポーツ新聞夕刊の芸能面には、「明訓敗れる」と言う記事が載り、水島新司も驚いた。
ルール面
- 山田達の2年夏の県予選、対白新高校戦で描かれた、「ルールブックの盲点の1点」のエピソード(一死満塁、スクイズプレイ失敗ダブルプレイでチェンジのはずが明訓に1点が入ってしまう)は、当時現役のプロ野球選手でも理解できず、「いい加減なことを書くな」と抗議が来たほどだった。しかし、後にルールとして正しいことが判明、野球漫画家としての水島の名を上げることになった。現在でもしばしば野球のアピールプレイの説明のために引用される。なお、「ルールブックの盲点」とは言うが、公認野球規則の不備ではなく、「意外に知られていないルール」という意味合いである。
- 山田達の2年夏の甲子園大会、対BT学園戦では、安全進塁権に関するエピソードが描かれている。BT学園の1点リードで迎えた8回裏、BT学園の打者桜の打球は左中間の深い位置に飛ぶ大飛球だったが、センター山岡はこの打球に自分のグラブを投げつけて止めてしまう。同時にこの打球を追っていたレフト微笑をはじめ、明訓守備陣はこれをエンタイトル三塁打と勘違いしていた。既に三塁を回っていた桜も三塁打だと思い、腹いせに本塁を踏みつけて三塁に戻ろうとするが、球審はホームインを認める。即ち、グラブを当てて打球を止めた場合、安全進塁権として走者に3つの進塁が与えられ、且つボールインプレイなので、桜の本塁踏み付けは正規に本塁に触れたものと見做される。
- 以上のように野球に関してはルールを熟知した描写が見られるが、初期の柔道編では山田と賀間との決勝戦で押さえ込み25秒の技ありを取らず(その時点で山田は合わせ技一本で勝利しているはず)、技ありによる優勢勝ちも取らず(賀間も押さえ込みで技ありを取っている可能性があるが、山田が押さえを解いている可能性があり、審判もポイントを宣告していない)に引き分け再試合にしているなど、競技への取材が不足している部分が多々見られる。
- 山田達の2年春の甲子園大会で土佐丸高校の犬神了が殿馬の打球を捕った時、さらに夏の予選で東海高校の雪村が山田の打球を捕った時など、捕球した野手がスタンドまたはラッキーゾーンに落ちた場合、これを「ホームラン」としているのは誤りである。ルール上は当時も現在もキャッチの時点で打者はアウトで、その後のスタンド・ラッキーゾーン転落はボールデッドとなり、無死もしくは一死であれば走者は投球当時の占有塁から1つ進塁できる。続編の「スーパースターズ」編では同様のプレイに正確な判定をしている。
関連項目
- ダントツ
- 大甲子園
- ドカベン プロ野球編
- ドカベン スーパースターズ編
- ドカベン ドリームトーナメント編
- ドカベンの登場人物
- 爆笑問題(太田光が「バク天」のコーナーでドカベンの4コマを披露した)
- 石橋貴明
- 新潟交通(「ドカベン号」を走らせている)