犬飼小次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:特筆性 テンプレート:Infobox baseball player 犬飼 小次郎(いぬかい こじろう)は、漫画『ドカベン』に登場する架空の人物。アニメ版の声優伊武雅之

犬飼三兄弟の長兄で、弟は武蔵知三郎

人物

  • 投手。左投左打。山田世代より2つ上。犬の遠吠えの如く唸り声を上げる剛速球を投げる。
  • 高知県・土佐丸高校のエースで、通称「鳴門の牙」(土佐丸は高知県の高校だが、なぜか異名は「鳴門の牙」だった)。
  • 実家土佐闘犬ブリーダーで、嵐を始め沢山の闘犬を育て、自身の気迫を磨いてきた。

経歴

高校時代

  • 3年夏に甲子園大会出場を果たす。この大会では打たせて取るキャッチボール投法で勝ち進んできたため、投手としてではなく4番としての打撃力が注目されていた。準決勝で明訓高校と対戦すると、試合途中から一転して本気を出し、豪速球で山田から高校初三振を奪うが、その山田に逆転サヨナラ2ランを浴び、敗退。
  • 甲子園大会終了後、プロ野球ドラフト会議では全体の指名順位としては土井垣将(日本ハム1位)の次の順番で南海ホークスにドラフト1位で指名される。土井垣が「明訓が負けるまでプロ入りしない」と宣言したことを受けて「明訓を破ってからプロ入りする」と決意し、土佐丸の監督に就任。
  • 監督としては2回甲子園大会に出場。山田の2年春の大会では決勝で明訓に惜敗。山田の2年夏の大会では、一回戦で弁慶高校に敗れた。
  • その夏の甲子園で明訓が弁慶に敗れ、目標を失ったため、南海に入団した。

プロ時代

  • 『プロ野球編』では、1993年にダイエーに入団したという設定。入団時はまだ弱小だったチーム事情から黒星が重なり、10勝10敗の成績を残すも新人王は逃す(新人王は土井垣が獲得)。その後、プロ入りしてくる山田へ向けた過度なトレーニングが祟り、約2年間故障していた。
  • 1996年4月6日、2年目の山田と初対戦を果たす。この試合では、6回に山田の強烈なピッチャーライナーを胸に受け、肋骨にヒビが入ってしまうが、9回途中まで投げ抜いた。しかし、相手の渡辺久信に完全試合を達成され、山田に許した被安打1で敗れる(山田の三塁打の後、清原和博のピッチャーゴロを肋骨の痛みによって悪送球して失点し降板)。しかし同年の最終戦において、山田を始めとした西武打線を11回2/3完封し、見事最優秀防御率のタイトルを獲得、岩鬼本塁打王の単独タイトルを獲らせた。
  • 高校時代はライバルである土井垣や山田を徹底的に注目し、岩鬼には目もくれていなかったが、プロ入りして岩鬼とチームメイトになってからは彼を認めるようになり、プロ野球編11巻では彼を「日本一のサード」と称えた。
  • 2004年選手兼任監督として四国アイアンドッグスに移籍。同じく選手兼任監督である東京スーパースターズの土井垣は試合に出る機会が多いが、アイアンドックスの投手陣はエース級の選手が揃っており、投手として出場する機会はあまりなかった。
  • 4年目の2007年、東京戦で初めて先発として登板したが、大垣のリードを信じた結果、3回途中5失点という結果に終わってしまった。
  • 2008年は選手としても活躍し、チームの初優勝に貢献。東京とのクライマックスシリーズ第一戦で先発し、初回に無死満塁から山田を敬遠して1点を失うも、その後打線が逆転して勝利した。

主なタイトル

背番号

球種

ストレート
描写されている中では、最速156キロ。
高速シュート
最速140キロ。プロ入り後から投げ始めた。2000年の西武戦ではシュート対策として全員左打者を並べ踏み込むという作戦を取られた(スイッチヒッターの松井稼頭央も左打席に入った)。
カーブ
フォーク
スライダー
シンカー

テンプレート:ドカベンテンプレート:Asbox