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2014年8月22日 (金) 17:23時点における最新版
テンプレート:出典の明記 テンプレート:大言壮語 テンプレート:Infobox road 神戸淡路鳴門自動車道(こうべあわじなるとじどうしゃどう、テンプレート:Lang-en)は、本州四国連絡道路神戸・鳴門ルートであり、兵庫県神戸市の山陽自動車道神戸西ICを起点とし、徳島県鳴門市の高松自動車道鳴門ICに至る、延長89.0kmの高規格幹線道路(国道28号の自動車専用道路)である。
本州の神戸市から、明石海峡を渡り淡路島を縦断、さらに鳴門海峡を渡り四国の鳴門市に至る、本四道路3ルートのうちのひとつ。
目次
概要
神戸西IC-垂水JCTの間は建設省(現国土交通省)阪神国道工事事務所直轄事業として開通した。正式には西神自動車道である。
神戸淡路鳴門自動車道の道路名は1998年の明石海峡大橋開通以降である。沿道自治体間での意見の対立から命名作業が難航したため、現在の長い道路名に至った。それまでは特に道路名はなく、道路標識では本四道路(テンプレート:Lang-en)、地図では本州四国連絡道路、淡路縦貫道、本州四国連絡橋公団(現在の本州四国連絡高速道路会社)の案内パンフレットでは大鳴門橋関連道路(後に神戸・鳴門ルート)と表記されていた。また、川之江東JCTの案内標識(川之江JCT→徳島自動車道方面)には、2007年まで「神淡鳴道」(テンプレート:Lang-en)という表示があった。この略称を使用していたのは当地のみであった。現在は「神戸」に書き改められ、加えて案内標識右側に「神戸淡路鳴門道」と縦書きの補助標識が新設されている。
当該道路は、太平洋新国土軸構想と関西4環状ネットワークの要となっている。大阪湾環状道路として、大阪湾岸道路、紀淡連絡道路とともに、一周約200kmの環状道路を形成する。関西中央環状道路として、近畿自動車道、中国自動車道、山陽自動車道、紀淡連絡道路とともに、物流拠点を連携する、一周約240kmの環状道路を形成する。関西大環状道路として、京奈和自動車道、新名神高速道路、山陽自動車道、紀淡連絡道路とともに、連携・交流を強化する、一周約300kmの環状道路を形成する。
200px 神戸-淡路に架かる明石海峡大橋 |
200px 淡路-鳴門に架かる大鳴門橋 |
200px 鳴門公園付近 |
建設費は約1兆3500億円で、明石海峡大橋が大工事になったこと、淡路島に高速道路を通す必要があったことから非常に高額である。瀬戸中央自動車道10橋と西瀬戸自動車道(しまなみ海道)11橋、その島内道路、さらにしまなみ海道の弟分の安芸灘諸島連絡架橋(とびしま海道)7橋を加えた合計建設費が約1兆3800億円であるから、非常に大規模な事業となったことがわかる。
通過市町村
インターチェンジなど
- 施設名欄の背景色がテンプレート:Colorの部分は供用されていない施設にあたる。
- BSのうち、○/●は運用中の施設、◆は休止中の施設、×は廃止・施設撤去。無印はBSなし。
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 神戸西から (km) |
BS | 備考 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
山陽自動車道 三木方面 | |||||||
1 | 神戸西TB 神戸西IC |
県道22号神戸三木線 県道52号小部明石線 |
0.0 | TBは山陽道方面 | 兵庫県 | 神戸市 | |
2 | 布施畑JCT・IC | 県道65号神戸加古川姫路線 阪神高速7号北神戸線 |
5.0 | ||||
3 | 垂水JCT 垂水IC |
県道488号長坂垂水線 第二神明北線 (神戸西バイパス/阪神高速湾岸(垂水)線) |
8.8 | ICは淡路島・徳島方面出入口 | |||
- | 舞子BS | - | 13.2 | ○ | |||
4 | 淡路IC/SA | 県道157号佐野仁井岩屋線 県道31号福良江井岩屋線 国道28号 |
20.1 | ○ | 淡路市 | ||
- | 高速淡路花博BS | 22.2 | × | ジャパンフローラ2000開催中、下り線のみ | |||
5 | 東浦IC | 県道460号野島浦線 | 25.5 | ○ | |||
- | 仁井BS | - | 28.8 | ○ | |||
6 | 北淡IC | 県道123号生穂育波線 | 34.3 | ○ | |||
- | 室津PA | - | 35.5 | ||||
- | 遠田BS | - | 42.0 | ○ | |||
7 | 津名一宮IC | 県道66号大谷鮎原神代線 | 44.4 | ○ | |||
- | 安乎BS | - | 48.3 | ○ | 洲本市 | ||
- | 中川原BS/SIC | 県道46号洲本五色線 (市道経由) |
52.4 | ○ | 2017年度末にスマートIC設置予定[1]。 | ||
8 | 洲本IC | 国道28号(洲本バイパス) 県道472号鳥飼浦洲本線 |
56.3 | ○ | |||
- | 緑PA | - | 59.4 | ○ | 南あわじ市 | ||
- | 榎列BS | - | 64.1 | ○ | |||
9 | 西淡三原IC | 県道126号松帆八木線 県道31号福良江井岩屋線 |
65.8 | ||||
- | 志知BS | - | 67.4 | ○ | 陸の港西淡に併設 | ||
- | 西淡仮出入口 | 県道477号阿那賀市線(うずしおライン) | 71.8 | 廃止 | |||
10 | 淡路島南IC/PA | 県道25号阿万福良湊線(うずしおライン) | 74.6 | ○ | |||
- | 鳴門公園口BS | - | 79.8 | ○ | 下り線 | 徳島県 | 鳴門市 |
11 | 鳴門北IC | 県道11号鳴門公園線 | 81.7 | ||||
- | 大毛島BS | - | 82.9 | ○(下り) ◆(上り) |
|||
- | 高速鳴門BS | - | 85.9 | ○ | |||
12 | 鳴門TB 鳴門IC |
国道11号(吉野川バイパス) | 89.0 | TBは高松道方面 | |||
高松自動車道 板野・高松方面 |
淡路SAは本四道路3ルートの中で唯一、給油所がある(2008年8月31日に瀬戸中央自動車道鴻ノ池SA下り線の給油所が閉鎖された)。
主なトンネル
主な橋
以上の橋は吊り橋
- 撫養橋(全長942m)
海峡部の橋梁として明石海峡大橋、大鳴門橋、撫養橋の3つの橋を有する。大鳴門橋は鉄道道路併用橋として建設されており、下部に新幹線用の空間が存在し、紀淡海峡を渡る四国新幹線のルートとして位置づけられている。しかし、着工の目処が立たないため、現在のところ鳴門側の新幹線用空間を遊歩道徳島県立渦の道として利用し、成功をおさめている。
歴史
- 1970年(昭和45年)7月 : 本州四国連絡橋公団設立。
- 1976年(昭和51年)7月2日 : 大鳴門橋の起工式が行われる。
- 1978年(昭和53年)9月 : 淡路縦貫自動車道の起工式が行われる。
- 1985年(昭和60年)6月8日 : 津名一宮IC-洲本ICと、大鳴門橋を含む西淡仮出入口-鳴門北ICが開通。
- 1986年(昭和61年)4月 : 明石海峡大橋の起工式が行われる。
- 1987年(昭和62年)5月23日 : 鳴門北IC-鳴門ICが開通。
- 1987年(昭和62年)10月8日 : 洲本IC-西淡仮出入口が開通。西淡仮出入口閉鎖。
- 1995年(平成7年)1月17日 : 阪神・淡路大震災が発生、地震の影響で明石海峡大橋の全長が1.1m延びる。
- 1997年(平成9年)10月 : 津名一宮IC-洲本ICの4車線化が完了。
- 1998年(平成10年)4月5日 : 明石海峡大橋を含む垂水JCT-津名一宮ICが開通。また神戸淡路鳴門自動車道と山陽自動車道を繋ぐ三木JCT-垂水JCTも開通し、全線開通。同時に全線の4車線化(垂水JCT-淡路ICは6車線)も完了。また、開通前に東浦ICより少し北側の中央分離帯に子午線のモニュメントを設置。「E135°子午線 東浦町」と表記した三角形の標識が設置されている(ただし東浦町の表記は現在消されている)。[注 1]モニュメントはリング状の形状をしており、内側が朱色に塗装されている。
- 2002年(平成14年)7月21日 : 高松自動車道の鳴門IC-板野ICが開通したことにより四国の高速道路とも接続された。これに伴い鳴門IC・TB改築。
- 2008年(平成20年)4月 : 神戸淡路鳴門自動車道の開通10周年を記念して、徳島県と徳島市がとくしまマラソンを開催。
- 2015年(平成27年)3月 : 本高速道路鳴門IC~徳島自動車道徳島IC間が開通し、四国縦貫自動車道・四国横断自動車道を経由して四国4県の県庁所在地(徳島市・高松市・松山市・高知市)に所在するICと接続予定。
車線・最高速度
区間 | 車線 | 最高速度 | 最低速度 |
---|---|---|---|
神戸西IC - 垂水JCT・IC | 4車線 | 100km/h | 50km/h |
垂水JCT・IC - 淡路IC/SA | 6車線 | 80km/h | |
淡路IC/SA - 津名一宮IC | 完成6車線(暫定4車線(両側)) | 100km/h | |
津名一宮IC - 西淡三原IC | 完成6車線(暫定4車線(中央)) | ||
西淡三原IC - 淡路島南IC/PA | 80km/h | 規制無し | |
淡路島南IC/PA - 鳴門北IC | 完成6車線(暫定4車線(中央)) (門崎高架橋及び亀浦高架橋は暫定4車線(片側)) |
70km/h | |
鳴門北IC - 鳴門IC | 4車線 | 80km/h |
最高速度の100km/hは高速自動車国道での法定最高速度に準ずる(車種により最高速度が80km/hとなる)。異常気象時(大雨・強風など)・道路工事等の場合には最高速度が規制される(淡路島南IC/PA-鳴門北ICで最高速度40km/h、それ以外の区間では状況により最高速度80-50km/h)。
神戸淡路鳴門自動車道は自動車専用道路である(高速自動車国道ではない)が、高速自動車国道に準じて最低速度を規制している区間がある。最低速度規制のある区間では小型特殊自動車や故障車を牽引している自動車など、50km/h以上の速度を出せない自動車は通行できない。
また極端に風速が高い場合や積雪の場合は、バイクのみを通行止め(自動車は速度・チェーン着装などの規制の上で通行可能)となる場合もある。その場合、ウェブでは「バイク通行止め」のお知らせが掲載できない。
1990年頃(本四道路時代)の車線数・最高速度
区間 | 車線 | 最高速度 |
---|---|---|
津名一宮IC - 洲本IC | 暫定2車線 | 60km/h |
洲本IC - 淡路島南IC/PA | 4車線 | 80km/h |
淡路島南IC/PA - 鳴門北IC | 60km/h | |
鳴門北IC - 鳴門IC | 暫定2車線 |
交通量
海峡部の交通量は明石海峡大橋が一日当たり2万2313台、大鳴門橋が1万7250台。本四道路3ルートの中で当路線は最も交通量が多く、四国よりも特に本州から淡路島への流入が多い。昼間12時間における平均旅行速度は全線を通して速く、最高速度を超えている区間が多い。
2010年
区間 | 交通量 | 昼間 混雑度 |
昼間平均旅行速度 | ||
---|---|---|---|---|---|
2010年 | 前回比 | 上り | 下り | ||
神戸西IC-布施畑JCT | 1万0104台 | +1442台 | 0.18 | 93.4km/h | 95.9km/h |
布施畑JCT-垂水JCT | 1万2063台 | +2933台 | 0.25 | 102.1km/h | 101.2km/h |
垂水JCT-淡路IC | 2万2313台 | +2366台 | 0.26 | 90.0km/h | 89.7km/h |
淡路IC-東浦IC | 1万9065台 | +3446台 | 0.44 | 97.3km/h | 104.8km/h |
東浦IC-北淡IC | 1万8687台 | +3528台 | 0.30 | 103.6km/h | 95.5km/h |
北淡IC-津名一宮IC | 1万8586台 | +3593台 | 0.29 | 89.5km/h | 100.2km/h |
津名一宮IC-洲本IC | 1万7887台 | +3106台 | 0.28 | 97.3km/h | 100.3km/h |
洲本IC-西淡三原IC | 1万5917台 | +2416台 | 0.26 | 101.9km/h | 94.3km/h |
西淡三原IC-淡路島南IC | 1万5894台 | +1542台 | 0.36 | 80.4km/h | 82.2km/h |
淡路島南IC-鳴門北IC | 1万7250台 | +878台 | 0.27 | 94.3km/h | 91.4km/h |
鳴門北IC-鳴門IC | 1万4524台 | +2192台 | 0.26 | 93.6km/h | 94.6km/h |
平均 | 1万6572台 | +2495台 | 0.29 | 94.9km/h | 95.5km/h |
2005年
24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
兵庫県
|
徳島県
|
関連項目
脚注
出典
外部リンク
- 神戸淡路鳴門自動車道 - 本州四国連絡高速道路
テンプレート:神戸淡路鳴門自動車道 テンプレート:本州四国連絡高速道路
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