JNNニュースの森

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組JNNニュースの森』(ジェイエヌエヌ ニュースのもり)は、TBSJNN)系列で1990年4月2日から2005年3月27日までの間にかけて放送していた夕方の報道番組である。通称「ニュースの森」、「Nの森[注 1]または「N森」。

概要

テンプレート:独自研究 前番組は、27年半もの間放送されたキャスター総合ニュース『JNNニュースコープ』で、それに首都圏関東地方)向けのローカルニュース『テレポート6』を統合して誕生した。企画当初は先行するフジテレビ系列『FNNスーパータイム』を意識してローカルニュースを全国ニュースに内包させた構成にする予定だったが、MBSMBSナウ』など、元々老舗のローカルワイドニュースが多いJNN各局の反発を受けた。妥協策としてローカル枠と全国枠を反転し、TBS、テレビユー山形チューリップテレビのみ1時間枠の単一番組として構成した。実際ローカル枠のタイトルでも『ニュースの森』を使っていたのは東北放送テレビユー福島等極一部に限られた。

夕方のニュース激戦区において、初期は安定した視聴率を確保し、番組は2005年3月まで15年間続いた。他局が1990年代後半から17時台に進出する中で視聴率で苦戦し、2・3番手争いを演じるが、17時台への本格進出も、芸能ニュースコーナーを設けることはしなかった。

後番組は、大型ニュース情報番組イブニング・ファイブ[注 2]。当時本番組と並んで夕方ニュースの老舗だった日本テレビ系列『NNNニュースプラス1』も1年後に終了している。

本番組のスタートに伴い、VTR中で使用されるテロップのフォーマットが、写研のフォント・ゴナを中心としたものに変わり、番組終了以後も長年使用され続けることになる。

出演者

  • ○印は『JNNニュースコープ』、●印は『テレポートTBS6』から続投。
  • □印は『JNNイブニング・ニュース』、■印は『イブニング・ファイブ』も続投。

メインキャスター

期間 平日 週末
1990.4.2 1993.3.31 荒川強啓 久和ひとみ 吉川美代子1
1993.4.1 1996.3.29 杉尾秀哉
1996.4.1 1997.3.30 門脇利枝
1997.3.31 1997.9.26 吉川美代子2 岩井健浩1・3
1997.9.29 1999.3.26 松原耕二
1999.9.27 2001.3.30 進藤晶子
2001.4.2 2001.9.28 小川知子4
2001.10.1 2004.3.28 杉尾秀哉 伊藤隆太
2004.3.29 2004.9.26 長峰由紀2・5 柴田秀一6
2004.9.27 2005.3.27 池田裕行□■ 小倉弘子□■ 駒田健吾

  • 1 『JNNスポーツ&ニュース』を兼務(いずれも担当時期は不明)。
  • 2 昼の『JNNニュース』を兼務(詳細は同番組のページを参照)。
  • 3 一時期、ディレクターを兼任。
  • 4 2002年10月から2003年3月まで『ジャスト』ニュースコーナーを兼務。
  • 5 『報道特集NEXT』ニュースコーナー、日曜夕方の『THE NEWS』も続投。
  • 6 トップクレジット扱い。

スポーツキャスター

期間 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土・日曜日
1990.4.2 1993.3.31 佐古忠彦 戸崎貴広1
1993.4.1 1996.3.29 安東弘樹 田中宏明1・2
1996.4.1 1997.3.20 福島弓子 初田啓介1・2
1997.3.31 1999.3.26 (メインが兼任)
1999.3.29 1999.9.24 小倉弘子 木村郁美
1999.9.27 2000.4.7 新タ悦男 木村郁美 新タ悦男 木村郁美 新タ悦男
2000.4.10 2000.9.29 新タ悦男 豊田綾乃
2000.10.2 2001.9.30 海保知里 豊田綾乃
2001.10.1 2004.9.24 豊田綾乃 佐藤文康
2004.9.27 2005.3.25 安東弘樹 高野貴裕

お天気キャスター

期間 平日 土曜日 日曜日
1990.4.7 1993.3.28 森田正光○●■1 (放送なし)
1995.4.1 1997.3.30 (放送なし) 杉江勇次
1997.10.4 2005.3.27 森朗2

備考

  • 平日版のメインキャスターにフリーランスのキャスターを起用することは、1996年3月に久和が降板して以降、番組終了までなく、報道局の記者か、女性の場合はアナウンサーからの起用となった。(リポーターなどは除く)
  • 平日は全ての時期において男性がメイン。しかし池田・小倉時代に関しては、小倉の方がヘッドラインの読み上げや挨拶が先で、かつ露出も多かったが、公式サイトや番組表では池田の方が先に名前が載っていたため、やはりこの時期も男性メインだったといえる。事実ゲストや記者との掛け合いや、情報錯綜時の対応は主に池田が行っていた。一方、週末は殆どの時期で女性がメイン、男性がサブ的な位置づけだったが、柴田・長峰時代のみ男性の方がよりメイン扱いだった。ちなみに杉尾と柴田は同期入社で同年齢だが、吉川は、杉尾とコンビを組むときはサブを担当し、柴田の場合は吉川がメインを勤めることが多かった。
  • 平日版のキャスターが夏休みや取材などで不在の場合、特に女性の場合は週末版のキャスターが代理を務めることがある。しかし平日版のキャスターが週末版のキャスターの代理を務めることはない(2002年9月末に小川が一度務めたのを除く)。
  • 週末版は1997年3月まではメインキャスター1人・スポーツキャスター1人体制であった。スポーツキャスターは当初スポーツニュースのみであったが、1995年4月にローカルニュースが内包されたのに伴い、吉川と共にローカルニュースも担当するようになった。1997年4月からメインキャスター2人体制となったため、メインキャスターがスポーツニュースも担当するようになり、以後このスタイルが番組終了まで続いた。
  • 2000年頃から平日版の女性キャスターが不在でも、代理を置くことが無くなった。
  • お天気キャスターの森田は歴代出演者の中で唯一の皆勤出演である(平日のみ)。
  • 森田の不在時には日曜日の担当者が代役を務めた。逆に、日曜日でも、台風上陸時などは森田が担当することもあった。
  • 1998年から森田のお天気コーナーは「森田さんのお天気ですかァ?」という名称に変更された。これは日産・セフィーロCM中で井上陽水が発する「みなさん、お元気ですか〜?」の台詞をもじったものである。そしてこのコーナーは後継番組の『イブニング・ファイブ』にも引き継がれた。
  • 森田は『JNNイブニング・ニュース』では不定期で出演。森田は『イブニング・ファイブ』終了後、半年のブランクを経て『イブニングワイド』→『Nスタ』にも出演している。

放送時間

※全国枠以外はTBSにおける放送時間を記す。すべて日本時間

期間 平日 土曜日 日曜日
全編 全国枠
1990.4.2 1995.4.2 18:00 - 19:00
(60分)
18:00 - 18:30
(30分)
18:30 - 18:50
(20分)
17:30 - 17:50
(20分)
1995.4.3 1997.3.30 18:30 - 18:55
(25分)
17:30 - 17:55
(25分)
1997.3.31 2000.4.2 17:55 - 19:00
(65分)
2000.4.3 2002.3.24 17:54 - 19:00
(66分)
17:54 - 18:21
(27分)
17:00 - 17:25
(25分)
2002.3.25 2005.3.25 17:50 - 18:55
(65分)
17:50 - 18:19
(29分)

平日補足

  • 1997年3月31日に開始時間が早まっても2000年3月まで全国パートは18時丁度からであった。そのため、18時までの5分間は番組内容の一部を紹介する時間に充てていた(事実上『もうすぐ』枠扱い)。
  • 2002年春改編から、平日19時台のレギュラー番組がフライングスタートの実施により放送時間が繰り上がり、テレビ東京を除く平日夕方の全国ニュースでは最も早い開始となった[注 3]

土曜日補足

  • 毎年春・秋に放送される『オールスター感謝祭』など、特別編成時は時間を繰り上げて放送。現在の『報道特集』でも同様の措置を取っている。
  • 1995年3月までTBSでは関東ローカルのニュースを『TBSニュース』で放送。同年4月からTBSでは関東ローカルの『TBSニュース』を統合。全国パートは番組開始から20分間(日曜も同様)。
  • TBSでは土曜日の関東地方の天気予報を、現在も放送中の後番組『ウィークエンドウェザー』で放送していた[注 4]

日曜日補足

  • 1995年3月までTBSでは17:50 - 17:55に別枠で天気予報を放送。関東ローカルのニュースの放送はなかった。同年4月にTBSでは天気予報を統合。
  • 2000年4月、18時台後半の『ニッセイワールドドキュメント未来の瞳』開始に伴い、後枠『JNN報道特集』と共に30分繰り上げたため、日曜夕方のニュース番組で最も早い放送となる。
  • 1995年4月以降、前番組の現在の『Nスタ』まで、週末版の番組構成はほとんど変わっていない。

タイトルデザイン・使用音楽

タイトルロゴ

  • 初代:1990年4月2日 - 1997年9月
    ニュースの森」の左上にJNNがあり、題字の下線は「」の部分を囲むように三角に曲がっている。
  • 2代目:1997年10月 - 2001年9月
    初代ロゴの下線が「THE EVENING NEWS」の英字ロゴに変わり、「」の字が三角形の中に収まる。
  • 3代目:2001年10月 - 2002年9月
    2段組で、上段には緑色の四角形[1]に一字ずつ入った「ニュース」、下段は四角形2個分のスペースに「JNN」「THE EVENING NEWS」、残り部分は上段と同じスタイルで「の森」。
  • 4代目:2002年10月 - 2005年3月27日
    3代目のアレンジ版。「ニュースの森」の字が横一列になり、その下に「JNN THE EVENING NEWS」。

オープニング映像・テーマ曲

初代:1990年4月2日 - 1993年3月(作曲:久保田利伸
夕焼けの町並みを俯瞰した風景の中をUFOのような物体が回転しながら画面手前に飛び去る。物体が消えた所で町並みの部分が持ち上がり(持ち上がった跡は草原になっている)、裏返りながらタイトルロゴに変形する(色は銀色→金色に変化)。
  • 平日…OP映像の後にヘッドライン2本(後に3本となる)を流し、最初のニュースに続く
  • 週末…OP映像からスタジオ風景にフェードして、提供テロップを表示
2・3代目:1993年4月 - 1994年9月(作曲:久保田利伸)
3代目テーマは1994年4月から使用、2代目のアレンジ版(この一年半は一貫して週末のみ独自のテーマ曲)。作曲:久保田利伸。
画面の四方からJNNの正式名称である「JAPAN NEWS NETWORK」の他、「POLITICS GOVERNMENT」「SCOOP」「SOCIETY」「MEDIA」など、ニュースに関連する英字の文字列が縦横に流れ、それらが流れ去った所でタイトルロゴが左側から画面下寄りに入ってくる。
  • 平日…ヘッドライン3本→3本目のVTRをバックにOP映像(途中でスタジオ風景にフェードする)
  • 週末…ニュース映像をバックにOP映像→スタジオ風景をバックに提供テロップ
4代目:1994年10月 - 1997年9月(作曲:神山純一
タイトルロゴが、大写しからバックして中央にワイプアウト。
  • 平日…2秒ほどタイトルロゴを表示→ヘッドライン3本→OP映像
  • 週末①…5・6秒ほどタイトルロゴを表示→ニュース映像(左上にニュースのタイトル)→スタジオ風景をバックに提供テロップ
  • 週末②…5・6秒ほどタイトルロゴを表示→ヘッドライン3本→3本目のVTRをバックに提供テロップ(週末版については、この代からしばらく流れはほぼ同一のものになる)
5代目:1997年10月 - 2000年3月(作曲:神山純一)
色とりどりの球体が螺旋状に回転する中に、タイトルロゴが現れる。
  • 平日…OP映像(約1秒)→ヘッドライン3本→OP映像
  • 週末…OP映像→ヘッドライン3本→3本目のVTRをバックに提供テロップ
  • 平日版はヘッドライン間のワイプ中にOP映像が映るが、週末版は映らない。
6代目:2000年4月 - 2001年9月(『The Evening News Theme』作曲:本間勇輔
球体の上に立つビル群と英字の文字列が螺旋状に回転する背景に、タイトルロゴが現れる。
  • 平日版で冒頭のOP映像が約3秒になった他は、5代目と同じ流れ。なお2000年10月頃から2001年9月初め頃まではヘッドラインをカットして番組がスタートしていた。
7代目:2001年10月 - 2002年9月(『秋のめぐり逢い』作曲:神山純一)
季節ごとにCGアニメを制作。森をかき分けるように進むと、タイトルロゴが現れる。(10月~12月初旬までの秋バージョン)
8代目:2002年10月 - 2004年9月(『ニュースの森2001』作曲:神山純一)
最初のヘッドラインVTRをバックに、タイトルロゴが中央に小さく表示される。
9代目:2004年10月 - 2005年3月27日(『Truth』作曲:服部隆之
最初のヘッドラインVTRをバックに、タイトルロゴが1字ずつ手前から左下に飛んでくる。
またヘッドラインの時は、タイトル左側の囲みにメインキャスターの顔がアップで映されている。

ヘッドラインの項目数は1代目・9代目は2本で、それ以外は3本。7代目、9代目は、ヘッドラインのナレーターをメインキャスターが担当している。週末版は初めからメインキャスターが読んでいる。

1996年4月からは週末版もヘッドラインを放送している。ヘッドラインを放送するようになって以降、5代目からは平日版と全く同じテーマソングを使用していたが、提供クレジットを挿入する関係からか、7代目と8代目は平日版よりもテーマソングが若干長めとなっている[注 5][注 6]

『ニュースの森2001』は2009年11月11日にユニバーサルミュージックから発売された「ブロードキャスト・トラックス TBS編」に収録されている。

エンディングテーマソング(平日)

テンプレート:節stub

使用期間 歌手名・作曲者名 曲名
1990年4月2日 - ? 久保田利伸 「MAMA UDONGO〜まぶたの中に〜」
? - 1993年3月 不詳 不詳
1993年4月 - 1994年9月 須藤あきら 「あなたに伝えたくて」
? - 1994年10月 益子直美 「Victory-戦う勇者たちへ」
1994年10月 - 1994年11月 神山純一 「黄昏に…」
1994年12月 - 1995年1月 「MY CITY LIGHTS」
1995年2月 - 1995年3月 「優しい風に」
1995年4月 - 1995年5月 不詳
1996年2月 - 1996年3月 「晩鐘の風景」
1996年4月 - 1996年6月 「Good Evening」
1997年4月 - 1997年6月? 「Spring Breeze」
1999年10月 - 1999年12月 「落葉の恋人」
2000年4月 - 2001年9月 本間勇輔 「The Evening News Theme」
(オープニングのアレンジ)
2001年10月 - 2001年12月 神山純一 「秋のめぐり逢い 〜落ち葉のPavement〜」
2002年1月 - 2002年3月 「冬のアダージョ」
2002年10月 - 2004年9月 「ニュースの森2001」
(オープニングのアレンジ)
2004年10月 - 2005年3月 服部隆之 「Truth」
(オープニングのアレンジ)
  • 1994年10月以降エンディングは曲のみ(神山純一作曲(2000年4月-2001年9月,2004年10月-2005年3月除く))であり、新社屋移転前までの使用のみであった。
  • 神山が作曲したエンディングテーマは、一部を除きCD化されている。
  • 神山が作曲したエンディングテーマは1996年3月までは2ヶ月に一度、1996年4月から2000年3月、2001年10月から2002年9月までは3ヶ月に一度変わっていた。

スタジオセット

  • 初代:1990年4月2日 - 1991年3月 背景に丸い丘のような模型があり、高速道路やビルなど都市をイメージした模型を森をイメージした木の模型が取り囲んでおり、頂上にJNNロゴが設置されている。オープニングのCGと共通のコンセプトである。上部は空のような青色でまとめられている。
  • 2代目:1991年10月 - 1993年3月
  • 3代目:1993年4月 - 1994年9月 クリーム色の壁に日本列島やパラボラアンテナ、ENGや「JNN」のロゴ、「JAPAN NEWS NETWORK」と書かれた背景が印象的なセット(ここまでは旧社屋Dスタジオ)
  • 4代目:1994年10月 - 1997年9月(ここからは新社屋Nスタジオに、平日版のみ立席)
  • 5代目:1997年10月 - 2000年3月(平日版のみ立席、ただし途中で着席スタイルとなる)
  • 6代目:2000年4月 - 2001年9月
  • 7代目:2001年10月 - 2002年9月(平日版のみ立席)
  • 8代目:2002年10月 - 2004年9月
  • 9代目:2004年10月 - 2005年3月27日
  • 1代目のセットには、左側に大型のモニターが置かれていた。
  • 2代目と3代目は、何故かスタジオに柱があり、セットで隠されていた。
  • 2000年4月にスタジオが改装されて以降、スタジオ全体の改装は番組終了までされず、セットの一部を改めることで対応した。
  • 2代目のセットから大型モニター(1代目よりは小さい)のほかに、中型のモニターが置かれた。2代目はモニターに球形の形をしたセットが付けられていた。3代目以降は大型モニターは元々の形のままスタジオに置かれ、画面下部には「JNN」のロゴが書かれたシールが貼られていた。6代目からはモニターの色が変わり、画面下部のシールも「JNN」から「TBS」に変わった。また中型モニターも3代目から側面に「JNN」ロゴと「JAPAN NEWS NETWORK」と書かれるようになった。6代目からはTBSのマーク「ジーン」と「TOKYO BROADCASTING SYSTEM」に変わった。
  • 新社屋に移転してから番組が終了するまでは、Nスタジオのセットは『筑紫哲也 NEWS23』と統一されていた。番組が終了し『イブニング・ファイブ』がスタートすることになったときは、お互い別のデザインとなった。
  • Nスタジオは、この番組は報道局に近い左側を使用し、『筑紫哲也 NEWS23』は右側を使用して放送されていた。現在放送されている『Nスタ』と『NEWS23クロス』を含め、歴代の番組も同様である。

シリーズ企画

関東地方向けローカル内の特集、または全国ネットの後半で随時紹介。 なお、全国ネットの後半についてはインターネット上のJNN News iに掲載される場合があった。

特集コーナーで放送された主な企画

  • 新・噂のなんじゃもんじゃ(ビッグモーニング終了後に移行)
  • 「ニュースの森」アマチュアビデオ大賞
  • こだわり暮らし塾

備考

二ヶ国語放送

ニュースの森の特徴の一つに、前番組の『ニュースコープ』から続く副音声による英語同時通訳の二ヶ国語放送実施があげられる[2]。かつては他系列でも行われていたが次々と取りやめられ、末期になると民放では唯一JNN系のこの時間帯の番組だけが行っていた。

JNN各局の番組状況

全国ニュースは基本的には『JNNニュースの森』で統一。但し、ローカルの場合、各地域ごとに番組名や内容、放送形態が異なる。それらの番組については、JNN夕方ローカルニュース一覧を参照のこと。尚、テレビユー山形では特集(関東ローカル枠)を引き続きネットしているが、2000年3月以前はスポーツや天気まで関東ローカル枠を完全ネットしていた[注 7]。これは同局が開局当時、経費を抑える為必要最低限の報道取材活動しか行わず、ローカルニュースだけのワイド番組を制作する事ができなかったからである。また、チューリップテレビも1990年10月の開局から1993年9月までローカルニュースを17:30- 18:00の枠で放送していたため関東ローカル枠を完全ネットしていた。

拡大放送

重大なニュースがあった場合は、放送時間を1時間早めて放送していた。この場合は「ニュースの森特集」「ニュースの森総力特集」「ニュースの森緊急特集」として放送される。1999年9月30日に発生した東海村臨界事故の時は「ニュースの森緊急特番」というタイトルであった。また、2004年5月22日の小泉純一郎首相(当時)が北朝鮮に再訪朝した際は「ニュースの森拡大版」というタイトルであった。なお「緊急特集」というタイトルは、後継番組「JNNイブニング・ニュース」でも引き続き使われた。ただ、事象やニュースの発生時間によっては「ニュースの森」ではなく「報道特別番組」として放送される場合もある。この場合は「ニュースの森」のキャスターではなく、アナウンサーが担当する場合もある1995年4月19日横浜駅異臭事件、1995年6月21日の全日空機ハイジャック事件(この2つは杉尾、久和がキャスターを担当)、1995年10月7日上祐史浩オウム緊急対策本部長(当時)の逮捕状請求(TBSアナウンサーの奈良陽吉川美代子が担当)、1999年10月1日の東海村臨界事故の関連ニュース(TBSアナウンサーの柴田秀一長峰由紀が担当)はこのケースにあたる。 1991年の湾岸戦争の開始・終結時や1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件では、夜8時まで番組が延長された。 1995年1月17日阪神・淡路大震災では全編全国ネットとなった。2002年9月17日の小泉首相(当時)の北朝鮮訪朝の際も全編全国ネットとなったが、「ニュースの森」ではなく「JNN報道特別番組」としての放送だった。(番組終了時に「JNN報道特別番組 終」と出された) また、1995年6月21日の全日空機ハイジャック事件の際は、HBCが当時放送していた「テレポート6」を休止して、関東ローカル枠を放送した。

年末年始の放送

  • 年末年始は、1999年始までは他の時間帯と同様『JNNニュース』が放送されたが(他の時間帯は15分間、夕方は30分間)、同年末以降は当番組が30分の短縮版として放送された。なおキャスターはTBSアナウンサーによるシフト制であった。これ以降夕方のニュースで通常の番組を放送しなかった体制は、1999年・2000年の年末、2009年~2010年の年末年始[3]のみである。
  • ただし、大晦日だけは『JNNニュース』として伝えていた。しかし2002年から、放送時間は15分のままで『JNNニュースの森』として放送された。(担当は升田尚宏アナ)、2003年からは大晦日も30分間の放送となった。
  • キャスターは、ベテランの女性アナウンサーがメイン格を務め、当日昼の『JNNニュース』、午後の『TBSニュース』の3番組を兼務。当直勤務の若手男性アナウンサーがサブ格を務め、当日夜の『JNNフラッシュニュース』、深夜と翌朝の『JNNニュース』の4番組を兼務する(深夜、早朝のラジオニュースも兼務)という体制であった。
  • ただし、1999年末、2001年始の放送は、通常どおり松原・進藤がメインキャスターを勤め、元日は和服姿でニュースを伝えた。2002年始と2002年12月30日の放送は、杉尾・小川・豊田・森田が務め、こちらは豊田・森田が和服姿となった。(2002年12月30日の放送は杉尾・小川・森田の3人のみ、森田はTBS前から「ザ・ベストテン」の番宣のため、黒柳徹子と安住紳一郎と一緒に天気を伝えた)

その他

  • 2002年4月1日からは全国枠に限って、リアルタイム字幕放送を実施していた。(週末も実施)
  • 初代オープニングの頃、平日のヘッドラインのナレーションを鈴木史朗が務めた。その後は鈴木順が番組終了まで主にナレーターを務めた。ただし末期の特集コーナーのみは生野文治の担当で固定した。
  • 週末のスポーツニュースは全国ニュース枠で放送していた。平日も一時期、スポーツコーナーを全国ニュース枠で放送した[4]
  • 5代目オープニングCG映像はタイトルの周囲ワンポイントが月ごとに変わるものだった[注 8]
  • 2004年10月から番組終了の2005年3月まで、森田が全国ニュース枠で天気予報を放送。民放の夕方のニュースではテレビ朝日の『スーパーJチャンネル[5]以来、およそ4年ぶり。
  • 土曜日に関しては、土6枠の終了直後に毎日放送からの送出で5秒間のジャンクションが流れた。内容は女性キャスター(アンカー格)が「今日1日のニュースとスポーツ」とアナウンスし、続けて男性キャスター(サブ格)が「この後の『ニュースの森』でお伝えします。」というものだった。
  • 週末版のエンディングについては、JNNイブニング・ニュース#週末版を参照の事。
  • TBSビデオ問題の際、日本テレビの『NNN昼のニュース』でTBSのかかわりが報道された当日にこの番組で「関わっていない」とし、日本テレビに抗議した旨を全国ネット枠で放送した。この「関わっていない」とした放送を他局がこぞってTBSが否定した証拠映像としてのちに何度も使っている。なお、先の抗議に対しては日本テレビに正式に取り消しと謝罪した旨も後に報じている。
  • それまでニュースを短く伝えるコーナーを「ニュースフラッシュ」や「ニュースを続けてお伝えします。」などと言っていたが、1997年10月から「ニュースメドレー」という名称になり、2004年9月末まで使われた。週末版も2001年10月くらいから「ニュースメドレー」という名称を使用していた。2004年10月からは平日版は「ニュースな言葉」という名になった。
  • 2002年春、東京在住の女性が関西ローカルで放送されていた、深夜の通販番組北野誠のええモンおまっせ』(よみうりテレビ)で購入した商品が「正規の銘柄と思えない」とTBSに一報。梱包を解いてない件の宅配物を任意団体に持ち込んだところ「正規の商品とは疑わしい」と鑑定され放送された。この件で通販番組出演者でタレントの北野誠がTBSに赴き、放送されたVTR内の何点かの疑問を指摘するも後追い取材も無いままとなっている。
  • 他局のように、アニメーションを多用したテロップは全く使用はしていなかったが、2002年10月のリニューアル以降、ヘッドラインとキャスター名を表示するテロップにアニメーションテロップを使用するようになった。その後2004年4月には、ニュースの項目テロップ以外のほとんどのテロップがアニメーションを使用したテロップとなった。
  • スタジオには大型モニタが置かれ、番組のタイトルCGを表示していた、しかし、2002年10月以降、カメラに映る場所には置かれなくなった。
  • スタジオに置かれたモニターに表示するCGは、オープニングCGと異なるものであったが、1997年10月以降はオープニングCGとほぼ同じデザインのものとなった。ただし、2002年10月以降は、オープニングCGはニュース映像をバックにしたものとなったため、この限りではない。1994年10月から1997年9月まで使用されたCGは、1993年4月から1994年3月まで使用されていたCGと同じものである。また、1994年10月以降、スタジオと中継先を表示する際のバックのCGは、モニターに映されているものを流用しているが、2002年10月から2004年9月の場合のみ、異なるデザインのものが使用された。
  • 平日版前半にはナショナルスポンサーが2社ついていた、1996年3月末に1社となり、2000年4月にはナショナルスポンサーがなくなり、全編ローカルスポンサーとなった。
  • BGMやCG・テロップが洗練されており、特に90年台前半は、使用している機材の性能や仕様の違いもあろうが、ラインの上に文字を配置するといった簡素なテロップが多かったニュース番組の中で、番組のロゴを模った座布団を使用したりするなど、当時としてはかなり時代の先を行っていたデザインだった。また画面の右側から滑り込むようにテロップが出てくる特殊効果も同様である。
  • 2002年10月に番組がリニューアルされたが、リニューアル後の最初の週末は、何故かCM前ジングルとニュースメドレーを除いて、全てリニューアル前のものを使用していた。
  • 1993年4月~1994年9月は、平日と週末でオープニングとCM前ジングルが異なっていた。

脚注

注釈

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出典

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関連項目

外部リンク

テンプレート:前後番組 テンプレート:前後番組 テンプレート:TBSテレビ系列の報道番組


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  1. 四角形内の文字は、それぞれテンプレート:Color緑の四角形・テンプレート:Color黄緑の四角形に交互に入っていた。
  2. 平日全国パートのみ。
  3. 総力報道!THE NEWS』の代わりに『THE NEWS』を放送した
  4. 大体、1995年頃から2000年中期まで。
  5. 1998年10月 - 2000年頃。