THEわれめDEポン
『THEわれめDEポン』(ザ・われめでポン)は、フジテレビの麻雀バラエティ番組である。現在の正式名称は『芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン 生スペシャル』(通称:われポン)である。
1995年12月30日から2008年1月2日までは地上波フジテレビで放送されていた。中断時期をはさみ、2011年8月以降はCS放送フジテレビONEで放送されている。
目次
概要
内容は芸能人が麻雀をプレイして優勝を目指すものである。出演者およびゲストは麻雀が得意な芸能人で構成されていた。
地上波での放送開始当初は事前収録により隔週放送されていたが、やがて不定期に深夜の生放送へと移行した。基本的に深夜番組のためローカル放送扱いだが、一部の系列局でも同時放送されていた(北海道文化放送など)。ゴールデンウィークや年末年始、祝日、日本テレビの『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の裏で放送することが多かった。
2008年1月3日に放送された第65弾を最後に地上波では放送されておらず、公式ホームページ上ではしばらくの間「放送終了」のアナウンスがされていた。しかし、2011年8月26日にCS放送フジテレビONEで復活放送(生放送・第66弾)が行なわれ、9月18日にも再放送された。これを皮切りに、フジテレビONEでの生放送が不定期に行われている。また、2011年9月以降は地上波放送回のうち、肖像権等の権利処理がクリアされた回の再放送が順次行われている。
番組メインBGMは、高橋幸宏作曲の「ファンキーMAHJANG」を編集したものである。使用されている「ファンキーMAHJANG」はオリジナルバージョンではなくライブバージョンであり、サディスティック・ミカ・バンドのアルバム「晴天」に収録されている(マージャンの正確なスペルはMAHJONGである)。なお、地上波レギュラー放送時代(森脇健児司会時)には、エンディングにVane For Road「Love Letter」(作詞・作曲:大江千里)が使用されていた。
出演者
司会はたけし軍団のガダルカナル・タカ(放送開始当初は森脇健児)。実況は野島卓が担当していたが、2004年9月からニューヨークへ転勤となったことから、2004年10月17日放送の第59弾から桜井堅一朗が務め、2007年1月1日の放送ではフジテレビよりフリーとなった山中秀樹が務めた。なお、2008年1月3日に放送された第65弾はニューヨークから帰国した野島アナが3年ぶりに復帰し、2011年の番組再開後も担当している。地上波時代には解説者として麻将連合代表のプロ雀士・井出洋介が出演していた。
出演者
- 司会
- ガダルカナル・タカ(第2弾 - )
- アシスタント
- 解説
- 梶本琢程(第66弾 - )
- スタジオ解説
- 馬場裕一※休憩中のミニコーナー「バビィに聞け!」も担当(第66弾 - )
- 実況
歴代の出演者
- 井出洋介(プロ雀士・麻将連合代表/第65弾まで解説)
- 森脇健児(レギュラー放送司会、生スペシャルでは第1弾のみ)
- 桜井堅一朗(元フジテレビアナウンサー/第59弾 - 第63弾実況)
- 山中秀樹(元フジテレビアナウンサー/2007年第64弾実況)
- 内田恭子(元フジテレビアナウンサー/元アシスタント)
- 富永美樹(元フジテレビアナウンサー/元アシスタント)
- 宇田麻衣子(元フジテレビアナウンサー/元アシスタント)
- 三田友梨佳(フジテレビアナウンサー/第66弾アシスタント)
- 松尾翠(元フジテレビアナウンサー/第67弾 - 第73弾アシスタント)
番組内で採用されている麻雀のルール
- 東風戦、クイタン・後付けアリのアリアリルール
- 25,000点持ちの30,000点返し。東4局終了時点で確定トップがいない場合は帰り東
- オカはトップ取りで順位ウマは無し
- ドラは常時2枚捲りの王牌16枚残し
- トビ有りでトビ罰符は10,000点(トビ罰符を加算した後に順位を出す)
- 得点は100点単位まで計算(番組内での合計点数は0.1P=100点である)
- 開門場所となったプレイヤーの和了に関する点棒授与は常に倍(ノーテン罰符および積み棒は倍にならない。いわゆる割れ目ルール)
- 一本場300点、オープンリーチ有り、途中流局全部有り、テンパイ連荘(全員ノーテンは親連荘)
- ノーテン親流れ(ただしオーラスは親がノーテンでも終局しないが、和了止めの権利有り)。ダブロンは頭跳ね
- 五本場から二翻縛り有り(ドラを除く確定二翻必要。七対子では上がれるが、リーチ一発や飜牌嶺上開花、ツモドラ1はダメ)
- 流し満貫有り
他メディア展開
ゲームソフト
- 芸能人対局THEわれめDEポン (メーカー:ビデオシステム、発売日:1996/10/25、定価 7,140円、PS・SS向)
のちに、インターネット対局麻雀『東風荘』の流行に便乗して、携帯アプリ&PCソフトとして発売され、最上位者が最強決定戦に参加する放送回も存在した。
PCゲーム
- われポンオンライン(提供開始日:2011/8/9)
「われポン」の緊張感とルールをオンラインゲームとして再現(ルールは一部番組と異なる)。「Maru-Jan」にて提供。
DVD
井出洋介が厳選した名場面を収録したDVDがポニーキャニオンより発売された。井上順が出したわれポン初の役満、山本陽子の二人飛ばし、ブラザー・コーンの0点からの大逆転、萩原聖人の初優勝、風間杜夫の4連覇達成などの模様が収録され、新たに井出の解説や、点数計算講座も収録された。
過去に出場した芸能人
優勝回数(複数回)
※第85弾終了現在
- 7回 - 風間杜夫、萩原聖人、坂上忍
- 5回 - 堺正章
- 4回 - 秋元康、川合俊一、加賀まりこ
- 3回 - 蛭子能収、清水アキラ、田中裕二、小沢一敬
- 2回 - 落合博満、小柳ルミ子、山本圭一、見栄晴、児嶋一哉
スタッフ
- ディレクター : 荷見基成、児玉芳郎、中村由紀 (4-Legs)
- 演出 : 栗原真 (4-Legs)
- プロデューサー : 清水宏泰 / 安藤厚司 (4-Legs)
- 技術協力 : ニユーテレス
- 制作協力 : 4-Legs
- 制作 : フジテレビバラエティ制作センター